JPH1136856A - 二重排気管 - Google Patents
二重排気管Info
- Publication number
- JPH1136856A JPH1136856A JP23165897A JP23165897A JPH1136856A JP H1136856 A JPH1136856 A JP H1136856A JP 23165897 A JP23165897 A JP 23165897A JP 23165897 A JP23165897 A JP 23165897A JP H1136856 A JPH1136856 A JP H1136856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- inner pipe
- tube
- bellows
- pipe part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】内管と外管との間が真空であり、かつ、耐久性
に優れた二重排気管を得る。 【解決手段】内管１の外周には外管４が溶接され、内管
１と外管４との間に真空層が形成されている。内管１
は、第１内管部５と、第２内管部６と、第１内管部５と
第２内管部６とに外嵌する蛇腹管部７とから形成されて
いる。第２内管部６の排気上流側の管端部８には拡径部
９が形成され、第１内管部５の排気下流側の管端部１０
が遊嵌状態で拡径部９に内挿されている。蛇腹管部７
は、第１内管部５の管端部１０近傍に周設されると共に
第１内管部５に気密に溶接された第１環体１１と、第２
内管部６の管端部８近傍に周設されると共に第２内管部
６に気密に溶接された第２環体１２と、第１環体１１と
第２環体１２との間に介設されると共に第１環体１１と
第２環体１２とに気密に溶接された蛇腹管本体１３とか
ら形成されている。
に優れた二重排気管を得る。 【解決手段】内管１の外周には外管４が溶接され、内管
１と外管４との間に真空層が形成されている。内管１
は、第１内管部５と、第２内管部６と、第１内管部５と
第２内管部６とに外嵌する蛇腹管部７とから形成されて
いる。第２内管部６の排気上流側の管端部８には拡径部
９が形成され、第１内管部５の排気下流側の管端部１０
が遊嵌状態で拡径部９に内挿されている。蛇腹管部７
は、第１内管部５の管端部１０近傍に周設されると共に
第１内管部５に気密に溶接された第１環体１１と、第２
内管部６の管端部８近傍に周設されると共に第２内管部
６に気密に溶接された第２環体１２と、第１環体１１と
第２環体１２との間に介設されると共に第１環体１１と
第２環体１２とに気密に溶接された蛇腹管本体１３とか
ら形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の排気系に用
いられる二重排気管に関するものであり、特に内管と外
管との間が真空層となっているものに関する。
いられる二重排気管に関するものであり、特に内管と外
管との間が真空層となっているものに関する。
【０００２】
【従来の技術】内管と外管との間が真空層となっている
二重排気管として、特開昭４９−１１２０２２号公報に
記載のものがある。該二重排気管は、ステンレス等の金
属部材の内管と、該内管の外周に該内管よりも所定間隔
離間されて位置された外管とを備え、該外管の両端部と
該内管の両端部寄りの位置とが溶接により密封されてい
る。
二重排気管として、特開昭４９−１１２０２２号公報に
記載のものがある。該二重排気管は、ステンレス等の金
属部材の内管と、該内管の外周に該内管よりも所定間隔
離間されて位置された外管とを備え、該外管の両端部と
該内管の両端部寄りの位置とが溶接により密封されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の二
重排気管は、内管と外管との間が真空層となっているか
ら、内管内を高温の排気ガスが流れても排気熱がそれほ
ど外部に伝わることがないため、内管が加熱されやす
く、例えば、排気温度が高くなるエンジンの高負荷運転
時には、内管が高温になり、このため歪みが生じて内管
が破損しかねないという問題点がある。そこで、本発明
はかかる問題点を解消するためになされたものであり、
内管に歪みを生じさせない二重排気管を提供することを
課題とする。
重排気管は、内管と外管との間が真空層となっているか
ら、内管内を高温の排気ガスが流れても排気熱がそれほ
ど外部に伝わることがないため、内管が加熱されやす
く、例えば、排気温度が高くなるエンジンの高負荷運転
時には、内管が高温になり、このため歪みが生じて内管
が破損しかねないという問題点がある。そこで、本発明
はかかる問題点を解消するためになされたものであり、
内管に歪みを生じさせない二重排気管を提供することを
課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、内管と外管と
を備え、該両管の間が真空層となっている二重排気管に
おいて、該内管を第１内管部と第２内管部と蛇腹管部と
から形成し、該第１内管部と該第２内管部との係合する
管端部を遊嵌すると共に、該蛇腹管部を該第１〜２内管
部に外嵌したことを特徴とする。
を備え、該両管の間が真空層となっている二重排気管に
おいて、該内管を第１内管部と第２内管部と蛇腹管部と
から形成し、該第１内管部と該第２内管部との係合する
管端部を遊嵌すると共に、該蛇腹管部を該第１〜２内管
部に外嵌したことを特徴とする。
【０００５】上記構成とすることにより、排気マニホル
ドから内管中に高温の排気ガスが流入すると、該内管の
温度が上昇し、第１〜２内管部が熱膨張するが、第１〜
２内管部の膨張量に応じて蛇腹管部が収縮し、該内管の
歪みの発生を抑制する。次に、排気マニホルドから内管
中への排気ガスの流入が減少または停止し、該内管の温
度が低下すると、第１〜２内管部が冷却収縮するが、第
１〜２内管部の収縮量に応じて蛇腹管部が伸長し、該内
管の歪みの発生を抑制する。
ドから内管中に高温の排気ガスが流入すると、該内管の
温度が上昇し、第１〜２内管部が熱膨張するが、第１〜
２内管部の膨張量に応じて蛇腹管部が収縮し、該内管の
歪みの発生を抑制する。次に、排気マニホルドから内管
中への排気ガスの流入が減少または停止し、該内管の温
度が低下すると、第１〜２内管部が冷却収縮するが、第
１〜２内管部の収縮量に応じて蛇腹管部が伸長し、該内
管の歪みの発生を抑制する。
【０００６】
【発明の実施の形態】第１〜２内管部の遊嵌する各管端
部における隙間は、該両内管部が熱膨張した際に該両内
管部の各管端部が互いに相対移動可能に形成されていれ
ばよい。第１〜２内管部内を流れる排気ガスが、第１〜
２内管部の遊嵌する各管端部の隙間から蛇腹管部内に漏
洩しないために、第１内管部の下流側管端部が第２内管
部の上流側管端部に内挿するように形成することが望ま
しい。
部における隙間は、該両内管部が熱膨張した際に該両内
管部の各管端部が互いに相対移動可能に形成されていれ
ばよい。第１〜２内管部内を流れる排気ガスが、第１〜
２内管部の遊嵌する各管端部の隙間から蛇腹管部内に漏
洩しないために、第１内管部の下流側管端部が第２内管
部の上流側管端部に内挿するように形成することが望ま
しい。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例の二重排気管について
図１に基づいて説明する。内管１の一端にはエンジンの
排気マニホルド（図示せず）に接続するフランジ２が溶
接され、他端には触媒コンバータ（図示せず）に接続す
るフランジ３が溶接され、内管１の外周には外管４が溶
接され、内管１と外管４との間の空間が真空層となって
いる。内管１は、フランジ２に溶接された第１内管部５
と、フランジ３に溶接された第２内管部６と、第１内管
部５と第２内管部６とに外嵌する蛇腹管部７とから形成
されている。第２内管部６の排気上流側の管端部８には
拡径部９か形成され、第１内管部５の排気下流側の管端
部１０が遊嵌状態で拡径部９に内挿されている。蛇腹管
部７は、第１内管部５の管端部１０近傍に周設されると
共に第１内管部５に気密に溶接された断面逆Ｌ字状の第
１環体１１と、第２内管部６の管端部８近傍に周設され
ると共に第２内管部６に気密に溶接された断面Ｌ字状の
第２環体１２と、第１環体１１と第２環体１２との間に
介設されると共に第１環体１１と第２環体１２とに気密
に溶接された蛇腹管本体１３とから形成されている。
図１に基づいて説明する。内管１の一端にはエンジンの
排気マニホルド（図示せず）に接続するフランジ２が溶
接され、他端には触媒コンバータ（図示せず）に接続す
るフランジ３が溶接され、内管１の外周には外管４が溶
接され、内管１と外管４との間の空間が真空層となって
いる。内管１は、フランジ２に溶接された第１内管部５
と、フランジ３に溶接された第２内管部６と、第１内管
部５と第２内管部６とに外嵌する蛇腹管部７とから形成
されている。第２内管部６の排気上流側の管端部８には
拡径部９か形成され、第１内管部５の排気下流側の管端
部１０が遊嵌状態で拡径部９に内挿されている。蛇腹管
部７は、第１内管部５の管端部１０近傍に周設されると
共に第１内管部５に気密に溶接された断面逆Ｌ字状の第
１環体１１と、第２内管部６の管端部８近傍に周設され
ると共に第２内管部６に気密に溶接された断面Ｌ字状の
第２環体１２と、第１環体１１と第２環体１２との間に
介設されると共に第１環体１１と第２環体１２とに気密
に溶接された蛇腹管本体１３とから形成されている。
【０００８】排気マニホルド（図示せず）から内管１中
に高温の排気ガスが流入すると、内管１の温度が上昇
し、第１〜２内管部５、６が熱膨張するが、第１〜２内
管部５、６の膨張量に応じて蛇腹管本体１３が収縮し、
内管１の歪みの発生を抑制する。この際、第１内管部５
の管端部１０が第２内管部６の管端部８に内挿されてい
るため、第１〜２内管部５、６内を流れる排気ガスが第
１〜２内管部５、６内の管端部１０、８の隙間から蛇腹
管部７内に漏洩しにくく、蛇腹管本体１３が劣化せず、
内管１と外管４との間に形成された真空層を良好に維持
することができる。次に、排気マニホルド（図示せず）
から内管１中への排気ガスの流入が減少または停止し、
内管１の温度が低下すると、第１〜２内管部５、６が冷
却収縮するが、第１〜２内管部５、６の収縮量に応じて
蛇腹管本体１３が伸長し、内管１の歪みの発生を抑制す
る。
に高温の排気ガスが流入すると、内管１の温度が上昇
し、第１〜２内管部５、６が熱膨張するが、第１〜２内
管部５、６の膨張量に応じて蛇腹管本体１３が収縮し、
内管１の歪みの発生を抑制する。この際、第１内管部５
の管端部１０が第２内管部６の管端部８に内挿されてい
るため、第１〜２内管部５、６内を流れる排気ガスが第
１〜２内管部５、６内の管端部１０、８の隙間から蛇腹
管部７内に漏洩しにくく、蛇腹管本体１３が劣化せず、
内管１と外管４との間に形成された真空層を良好に維持
することができる。次に、排気マニホルド（図示せず）
から内管１中への排気ガスの流入が減少または停止し、
内管１の温度が低下すると、第１〜２内管部５、６が冷
却収縮するが、第１〜２内管部５、６の収縮量に応じて
蛇腹管本体１３が伸長し、内管１の歪みの発生を抑制す
る。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、内管と外管とを備え、
該両管の間が真空層となっている二重排気管において、
該内管を、第１内管部と第２内管部と蛇腹管部とから形
成し、該第１内管部と該第２内管部との係合する管端部
を遊嵌すると共に、該蛇腹管部を第１〜２内管部に外嵌
したので、該内管の加熱冷却に際して第１〜２内管部が
膨張収縮しても蛇腹管部の収縮伸長により内管の歪みの
発生を抑制するため、耐久性に優れ、かつ高い断熱性と
遮音性とを備えた二重排気管を得ることができる。
該両管の間が真空層となっている二重排気管において、
該内管を、第１内管部と第２内管部と蛇腹管部とから形
成し、該第１内管部と該第２内管部との係合する管端部
を遊嵌すると共に、該蛇腹管部を第１〜２内管部に外嵌
したので、該内管の加熱冷却に際して第１〜２内管部が
膨張収縮しても蛇腹管部の収縮伸長により内管の歪みの
発生を抑制するため、耐久性に優れ、かつ高い断熱性と
遮音性とを備えた二重排気管を得ることができる。
【図１】本発明の実施例を示す断面図である。
１ 内管 ４ 外管 ５ 第１内管部 ６ 第２内管部 ７ 蛇腹管部 ８ 管端部 １０ 管端部
Claims (1)
- 【請求項１】内管と外管とを備え、該両管の間が真空層
となっている二重排気管において、 該内管を第１内管部と第２内管部と蛇腹管部とから形成
し、該第１内管部と該第２内管部との係合する管端部を
遊嵌すると共に、該蛇腹管部を該第１〜２内管部に外嵌
したことを特徴とする二重排気管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23165897A JPH1136856A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 二重排気管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23165897A JPH1136856A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 二重排気管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136856A true JPH1136856A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16926954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23165897A Pending JPH1136856A (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 二重排気管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1136856A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007036770A3 (en) * | 2005-03-25 | 2007-10-04 | David J Johnson | Vacuum insulated exhaust system |
| JP2015068147A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-13 | 日工株式会社 | アスファルトプラントのドライヤ |
| US10865930B2 (en) | 2016-11-04 | 2020-12-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular exhaust pipe structure |
-
1997
- 1997-07-23 JP JP23165897A patent/JPH1136856A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007036770A3 (en) * | 2005-03-25 | 2007-10-04 | David J Johnson | Vacuum insulated exhaust system |
| JP2015068147A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-13 | 日工株式会社 | アスファルトプラントのドライヤ |
| US10865930B2 (en) | 2016-11-04 | 2020-12-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular exhaust pipe structure |
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