JPH10265227A - 溶融ガラス攪拌体 - Google Patents

溶融ガラス攪拌体

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Publication number
JPH10265227A
JPH10265227A JP9087607A JP8760797A JPH10265227A JP H10265227 A JPH10265227 A JP H10265227A JP 9087607 A JP9087607 A JP 9087607A JP 8760797 A JP8760797 A JP 8760797A JP H10265227 A JPH10265227 A JP H10265227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten glass
fused glass
vanes
revolving shaft
glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP9087607A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ichikawa
正広 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP9087607A priority Critical patent/JPH10265227A/ja
Publication of JPH10265227A publication Critical patent/JPH10265227A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/18Stirring devices; Homogenisation
    • C03B5/187Stirring devices; Homogenisation with moving elements

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異質ガラスを溶融ガラスの表面層に確実に分
離し、溶融ガラス全体を高度に均質化することができる
溶融ガラス攪拌体を提供する。 【解決手段】 垂直方向の回転軸に、該回転軸を回転さ
せたときに周囲の溶融ガラスに下向きの流れを生じせし
めるスパイラル翼を取り付けた溶融ガラス攪拌体におい
て、溶融ガラスに上向きの流れを生じせしめるプロペラ
翼を、前記スパイラル翼の上方に間隔をおいて回転軸に
付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融ガラス攪拌体
に関する。詳しくは溶融ガラスの表面層にある異質ガラ
スを分離保持し、かつ、溶融ガラスを攪拌して均質化す
るための溶融ガラス攪拌体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラスの工業的製造において
は、耐熱性を有する材料からなる攪拌体を溶融ガラス中
に浸漬し、溶融ガラスを強制的に攪拌し、均質化するこ
とが行われている。
【0003】このような溶融ガラス攪拌体の代表的な例
として、従来、図3に示す回転軸30にスパイラル翼3
1を巻着したものがあり、この溶融ガラス攪拌体はスパ
イラル翼31と溶融ガラスの接触面積が大きいために強
い攪拌力を有している。
【0004】上記の溶融ガラス攪拌体は、例えば、回転
軸30を軸を中心に右回りに回転させた場合、スパイラ
ル翼31が周囲の溶融ガラスに下向きの強い流れを生じ
せしめる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ガラスを製造する上で
の課題の一つは、欠点がなく、均質度の高いガラス生地
をいかに効率よく得るかということである。例えば、硼
珪酸ガラスの場合、溶融ガラスの表面から一部成分が揮
発して溶融ガラスの表面層にスカムと呼ばれる異質ガラ
スが生じるところから、いかにして溶融ガラスの中から
スカムを分離し、均質なガラス生地を得るかが重要な課
題となる。
【0006】しかしながら、スパイラル翼を備えた前記
溶融ガラス攪拌体を周囲の溶融ガラスに下向きの流れを
与える方向に回転させた場合、スパイラル翼は溶融ガラ
スを押し下げるだけでなく、その強力な攪拌力によって
表面層にあるスカムまでも下方に引き込み、その結果、
溶融ガラス全体を不均質なものにするという問題があ
る。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、スカムを溶融ガラスの表面層に確
実に分離し、溶融ガラス全体を高度に均質化することが
できる溶融ガラス攪拌体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の溶融ガラス攪拌
体は、垂直方向の回転軸に、該回転軸を回転させたとき
に周囲の溶融ガラスに下向きの流れを生じせしめるスパ
イラル翼を取り付けた溶融ガラス攪拌体において、溶融
ガラスに上向きの流れを生じせしめるプロペラ翼を、前
記スパイラル翼の上方に間隔をおいて回転軸に付設した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の溶融ガラス攪拌体によると、溶融ガラ
スの下方では、スパイラル翼が周囲の溶融ガラスに下向
きの強い流れを与えるために、溶融ガラスは激しく攪拌
されて高度に均質化し、上方では、プロペラ翼が溶融ガ
ラスに上向きの弱い流れを与えるために、スカムが表面
層に押し上げられるとともに、スパイラル翼によるスカ
ムの下方への引き込みが遮られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る溶融ガラス攪拌体の
実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0011】図1において、1は回転軸、2はスパイラ
ル翼、3はプロペラ翼であり、これらは高温の溶融ガラ
スによって浸食されることがない白金あるいは白金合金
からなっている。
【0012】回転軸1は丸棒状であり、その一端は回転
駆動装置(図示せず)に連結されている。スパイラル翼
2は、回転軸1が軸を中心に回転したときに周囲の溶融
ガラスに下向きの流れを生じせしめるように回転軸1に
巻着されている。プロペラ翼3は複数の平板からなり、
溶融ガラスに上向きの流れを生じせしめるように該平板
が回転軸1の円周方向に対して傾斜し、スパイラル翼2
の上方に間隔をおいて回転軸1に取り付けられている。
【0013】図2において、6はガラス溶融炉の攪拌
槽、7はスカム、8は溶融ガラスであり、本発明の溶融
ガラス攪拌体は、回転軸1の上部にプロペラ翼3、下部
にスパイラル翼2が位置するように、かつ、それぞれの
翼が溶融ガラス8中に浸漬するように攪拌槽6内に垂直
に配置されている。
【0014】本発明の溶融ガラス攪拌体が、回転駆動装
置の作動により回転軸1を中心に右回りに回転すると、
スパイラル翼2は周囲の溶融ガラス8に矢印Xで示す下
向きの強い流れを与え、押し下げられた溶融ガラス8は
攪拌槽6の内側壁に沿って上昇するため還流を形成し、
スパイラル翼2の周囲の溶融ガラス8が攪拌される。一
方、プロペラ翼3は周囲の溶融ガラス8に矢印Yで示す
上向きの弱い流れを与え、スカム7を溶融ガラス8の表
面層に押し上げるとともに、スパイラル翼2により生じ
るスカム7の下方への引き込みを遮り、スカム7を表面
層に分離保持する。
【0015】本発明の溶融ガラス攪拌体を備えたガラス
溶融炉の攪拌槽から取り出したガラス生地にはスカムの
混入は観察されなかった。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る溶融ガラス攪拌体による
と、回転軸の回転により、回転軸の上部に取り付けられ
たプロペラ翼が周囲の溶融ガラスに上向きの弱い流れを
与え、同時に、回転軸の下部に取り付けられたスパイラ
ル翼が溶融ガラスに下向きの強い流れを与えるために、
スカムが溶融ガラスの表面層に分離保持された状態で、
溶融ガラス全体が均一に攪拌される結果、良質のガラス
生地を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す溶融ガラス攪拌体の側面
図である。
【図2】本発明の実施例の溶融ガラス攪拌体をガラス溶
融炉の攪拌槽に設置したときの説明図である。
【図3】従来の溶融ガラス攪拌体の側面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 スパイラル翼 3 プロペラ翼

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向の回転軸に、該回転軸を回転さ
    せたときに周囲の溶融ガラスに下向きの流れを生じせし
    めるスパイラル翼を取り付けた溶融ガラス攪拌体におい
    て、溶融ガラスに上向きの流れを生じせしめるプロペラ
    翼を、前記スパイラル翼の上方に間隔をおいて前記回転
    軸に付設したことを特徴とする溶融ガラス攪拌体。
JP9087607A 1997-03-21 1997-03-21 溶融ガラス攪拌体 Pending JPH10265227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9087607A JPH10265227A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 溶融ガラス攪拌体

Applications Claiming Priority (1)

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JP9087607A JPH10265227A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 溶融ガラス攪拌体

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JPH10265227A true JPH10265227A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13919662

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9087607A Pending JPH10265227A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 溶融ガラス攪拌体

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JP (1) JPH10265227A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100543810B1 (ko) * 1998-10-17 2006-04-14 삼성코닝 주식회사 음극선관 제조용 유리물 교반장치
JP2008156223A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Schott Ag ガラス溶融液均質化方法及び装置
JP2016006006A (ja) * 2014-06-13 2016-01-14 ショット アクチエンゲゼルシャフトSchott AG 溶融ガラスからガラス製品を製造する方法および装置

Cited By (3)

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