JPH10265176A - クローラクレーン - Google Patents

クローラクレーン

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JPH10265176A
JPH10265176A JP6667797A JP6667797A JPH10265176A JP H10265176 A JPH10265176 A JP H10265176A JP 6667797 A JP6667797 A JP 6667797A JP 6667797 A JP6667797 A JP 6667797A JP H10265176 A JPH10265176 A JP H10265176A
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crawler
hydraulic
pressure
crawler crane
ground
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Koji Sawai
浩次 沢井
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラクレーンのクローラに作用する接地
反力に基づく接地圧を軽減することにより、クローラク
レーンの地面への沈込みを防止する。 【解決手段】 クレーン作業をするときに、クローラク
レーンのカーボデイ2の進退方向の側面2a,2aに、
伸縮ロッド11aの下端にフロート12が装着され、可
変リリーフ弁によりヘッド側油圧室11b内の圧力が設
定される油圧シリンダ11が先端に取付けられてなる着
脱自在な支持ビーム10を取付ければ、フロート12に
接地反力が集中することがなくなり、接地反力を左右一
対のクローラ1およびこれらフロート12,12,1
2,12,によって受持たせることができるので、クロ
ーラの接地圧を軽減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラクレーン
の改善に係り、より詳しくはクレーン作業に際してクロ
ーラに作用する接地圧の軽減を可能ならしめるようにし
たクローラクレーンの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クローラクレーンにはアウトリ
ガが設けられていない。このような典型的な構成になる
クローラクレーンは、その側面構成説明図の図5に示す
ように構成されている。即ち、同図に示す符号1は、左
右一対のクローラ(図は側面図であるため、片側だけが
示されている。)で、この左右一対のクローラ1は、そ
れぞれクローラフレーム1cの一端側に設けられた駆動
スプロケットと、他端に設けられた従動スプロケットと
に掛装されると共に、駆動スプロケットと従動スプロケ
ットとの間の部分は、クローラフレーム1cの上下に配
設されてなる複数の図示しないアイドルローラによって
支えられている。
【0003】この左右一対のクローラフレーム1cの間
には、カーボデイ2が配設されており、このカーボデイ
2の上に図示しない旋回ベアリングを介して旋回体3が
旋回自在に搭載されると共に、この旋回体3によってラ
チスブーム4が支持されている。このラチスブーム4
は、図示しないブーム起伏ウインチにより巻取り・巻戻
されるブーム起伏ケーブル6により起伏されるようにな
っている。また、このラチスブーム4の先端には図示し
ないメインシーブが設けられており、そしてこのメイン
シーブに、下端部に吊荷を吊持するためのフック5aを
昇降させるロープ5が巻上げ・巻下げ自在に掛けられて
いる。なお、符号8はラチスブーム4の最大起立角度を
規制するバックストップである。
【0004】このようなクローラクレーンでクレーン作
業を行うと、吊荷とブームの位置によってクローラ1に
作用する接地圧が変化する。例えば、前側で吊荷を吊る
とクローラ1の両方の先端部に接地反力が集中し、その
先端部の下面で受持つ接地圧が高くなる。また、斜め方
向で吊荷を吊ると、クローラ1の片方の先端部の端部に
接地反力が集中して接地圧が高くなる。そのため、クロ
ーラクレーンの作業現場の地面の耐力程度によっては、
例えば過負荷防止装置が作動しない程度の重量の吊荷で
あってもクローラクレーンが地中に沈込むことがある。
そのために、クローラクレーンが転倒する恐れが生じ、
クレーン作業の安全性が損なわれるという問題がある。
【0005】ところで、クレーン作業に際してのクロー
ラクレーンの転倒事故を防止するために、例えば油圧式
トラッククレーンやラフテレーンクレーンのように、ア
ウトリガが設けられてなるクローラクレーンが知られて
いる。このようなクローラクレーンは、例えば実開昭6
0−108595号公報、特公昭56−44876号公
報に開示されている。
【0006】先ず、実開昭60−108595号公報に
開示されてなるクローラ式建設機械、つまりクローラク
レーンは、左右一対のクローラのうち一方のクローラが
クローラ拡縮装置により縮小されても、縮小されたクロ
ーラ側を支えてこのクローラクレーンの安定性を確保す
るために、クローラを支持するクローラフレームの外側
面に、ジャッキが取付けられた補助アウトリガビームを
着脱自在に取付けるようにしたものである。なお、ジャ
ッキの下端には、地面等に接地するフロートが装着され
ている。
【0007】次に、特公昭56−44876号公報に開
示されてなるクローラクレーンは、吊荷の反力を受ける
アウトリガビームと走行体のクローラとの機能を分ける
ように配設することにより、クローラクレーンの重量軽
減を狙いとしたものである。従って、アウトリガのフロ
ートは旋回体の旋回中心を中心とする円周上に等配設さ
れており、吊荷作業に際してはこのクローラクレーンは
アウトリガによって持上げられ、このクローラクレーン
と吊荷の重量がアウトリガのフロートによって受持たれ
るように構成されている。
【0008】また、クローラの間に油圧シリンダを配置
したクローラクレーンも公知であるが、この油圧シリン
ダは、専らクローラクレーン本体の組立・分解作業に使
用されるものであって、その接地位置は、カーボデイに
接近した位置であり、圧力調整手段を持っていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アウトリガを備えたクローラクレーンは、吊荷が側向に
きた場合の吊荷の荷重による側方転倒を防止するもので
あって、何れもカーボデイの幅方向にアウトリガを張出
すものである。これは、一般的にいって、クローラの長
さ方向よりも幅方向の方が狭く、幅方向の方の安定性が
劣るためである。ところが、軟弱地盤の場合は、本来な
ら安定性の高い前側で吊荷を吊る際に転倒する危険が増
すのである。これは、クローラの先端部という極めて面
積の狭い部分に接地反力が集中し、この部分が地盤に沈
み込むためである。
【0010】従って、本発明の目的とするところは、ク
ローラの先端部の接地圧を軽減することにより、従来の
クローラクレーンであれば場合によっては沈込むような
耐力の地面であっても、地中への沈込みを防止すること
を可能ならしめるクローラクレーンを提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】従って、上記課題を解決
するために、本発明の請求項1に係るクローラクレーン
が採用した手段は、左右一対のクローラの間において、
これらクローラにより支えられたカーボデイと、このカ
ーボデイの上に旋回可能に搭載された旋回体と、この旋
回体に起伏自在に取付けられたブームとからなり、この
ブームによって吊荷を吊持するクローラクレーンにおい
て、前記左右一対のクローラの端部を結ぶ連結線の近傍
に、前記クローラの先端部に掛かる接地圧を軽減する油
圧シリンダを設けたことを特徴とする。
【0012】また、上記課題を解決するために、本発明
の請求項2に係るクローラクレーンが採用した手段は、
請求項1に記載のクローラクレーンにおいて、前記油圧
シリンダの油圧室のうち、この油圧シリンダに掛かる接
地圧を担持する油圧室側に、接地圧に基づいて発生する
圧力が設定圧力を超えると、この油圧室から作動油を逃
がして設定圧力を維持する圧力調整手段を接続したこと
を特徴とする。
【0013】また、上記課題を解決するために、本発明
の請求項3に係るクローラクレーンが採用した手段は、
請求項1に記載のクローラクレーンにおいて、前記油圧
シリンダが、前記左右一対のクローラの端部を結ぶ前後
の連結線に沿ってそれぞれ複数個設けられてなることを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
るクローラクレーンを、旋回体およびブームを省略した
その模式的平面構成説明図の図1(a)と、図1(a)
のA−A線断面図の図1(b)と、圧力調整手段である
油圧回路を示す図の図2とを参照しながら説明する。但
し、本実施の形態1に係るクローラクレーンの本体は、
〔従来の技術〕の項の段落番号〔0002〕において説
明した典型的なクローラクレーンと全く同構成であるか
ら、クローラクレーンの本体の構成に係る説明は最小限
に止め、主としてその相違する点について説明する。
【0015】図1(a)に示す符号1は、クローラクレ
ーンの左右一対のクローラで、この左右一対のクローラ
1の間には、上に、図示しないラチスブームを起伏自在
に支持する旋回体が垂直軸心回りに旋回自在に搭載され
るカーボデイ2が支えられている。このカーボデイ2の
進退方向の側面2a,2aのそれぞれには、一対ずつの
後述する構成になる前記クローラ1に掛かる接地圧を軽
減するための油圧シリンダ11が取付けられている。
【0016】この油圧シリンダ11は、カーボデイ2の
進退方向の側面2a,2aに着脱自在に突設されてなる
支持ビーム10の先端に取付けられている。この油圧シ
リンダ11の伸縮ロッド11aは下方に伸縮するように
なっており、この伸縮ロッド11aの下端には地面に当
接して接地反力を受けるフロート12が取付けられてい
る。そして、フロート12の前後方向の端部は、同図に
示すように、左右一対のクローラ1の前端同志と後端同
志とを結ぶ連結線LF ,LR に接するように設定されて
いる。
【0017】なお、支持ビーム10を折り畳み式とし、
そしてカーボデイ2の進退方向の側面2a,2aに格納
し得る構成にしても良く、またフロート12の位置は、
例えばクローラ1の接地面圧と同等の接地面圧を受持ち
得る位置であれば良いので、連結線LF ,LR の近傍で
あれば良いものである。さらに、このような油圧シリン
ダ11はカーボデイ2の幅方向の中心位置にそれぞれ1
個ずつ取付けられていても、3個以上取付けられていて
も良いので、油圧シリンダ11の数には限定されるもの
ではない。
【0018】これら4個の油圧シリンダ11に掛かる接
地圧を担持する側の油圧室、つまりヘッド側油圧室11
bには、圧力調整手段である図2に示すような油圧回路
20が連通しており、これら4個の油圧シリンダ11は
この油圧回路20により操作されるように構成されてい
る。この油圧回路20は、油圧ポンプ22から吐出され
る作動油を切換える後述する構成になる作動油切換弁2
3a,23a,23a,23aが介装され、作動油を油
圧シリンダ11のヘッド側油圧室11bに供給し、かつ
排出する第1作動油給排管23,23,23,23、お
よび作動油をロッド側油圧室11cに供給し、かつ排出
する第2作動油排出管24,24,24,24を備えて
いる。
【0019】前記作動油切換弁23aは、切換えレバー
23bの操作で切換えられるマニュアル操作式の3位置
2ポートの構成であって、中立位置においては、油圧シ
リンダ11のヘッド側油圧室11bに供給された作動油
が作動油タンク21に戻らないように遮断する一方、ロ
ッド側油圧室11cが作動油タンク21に連通するよう
になっており、このロッド側油圧室11c内の圧力が上
昇しないように構成されている。勿論、同図から良く理
解されるように、この切換えレバー23bの切換操作に
より、この油圧シリンダ11の伸縮ロッド11aを自由
自在に伸縮させることができる。
【0020】さらに、前記第1作動油給排管23,2
3,23,23からは、リリーフ圧調整自在な可変リリ
ーフ弁25a,25a,25a,25aが介装されてな
る作動油逃がし管25,25,25,25が分岐してい
る。そして、これら作動油逃がし管25,25,25,
25は途中で合流して作動油タンク21に連通してい
て、油圧シリンダ11のヘッド側油圧室11b内の作動
油を作動油タンク21に戻し得るように構成されてい。
【0021】以下、上記構成になるクローラクレーンの
作用態様を説明すると、先ずクレーン作業を行う前に、
4個の可変リリーフ弁25aのそれぞれの設定圧力を調
整して、4個の油圧シリンダ11のヘッド側油圧室11
bにそれぞれ作動油を供給する。これにより、それら油
圧シリンダ11の伸縮ロッド11aが下方に伸長してフ
ロート12が地面に接地する。次いで、クレーン作業を
開始すると、図示しないブームの旋回位置によってクロ
ーラ1とフロート12とに掛かる接地反力が変化する
が、このように変化する接地反力は、クローラ2とフロ
ート12とに分散して受持たれるので、クローラクレー
ンのクローラ1の接地圧が軽減される。従って、本実施
の形態1に係るクローラクレーンによれば、従来のよう
なクローラクレーンであれば接地圧の増大により地中に
沈込むような耐力を有する地面であったとしても、沈込
むようなことがなくなるので、転倒を恐れることなく安
全にクレーン作業を行うことができる。
【0022】そして、フロート12に掛かる接地反力が
所定以上になると、ヘッド側油圧室11b内の作動油が
可変リリーフ弁25a、作動油逃がし管25を介して作
動油タンク21に戻るので、接地反力が所定以上になっ
てもフロート12に荷重が集中するようなことがなく、
荷重が集中すフロートを有するアウトリガを備えた従来
例に係るクローラクレーンのように、フロートが地中に
沈込むようなことがない。勿論、可変リリーフ弁25a
から作動油が逃げた場合には、次のクレーン作業の前
に、ヘッド側油圧室11bに作動油が供給されて、油圧
シリンダ11の伸縮ロッド11aが伸長される。
【0023】以上のような繰返しによってクレーン作業
が継続され、そしてクレーン作業が終了すると、油圧シ
リンダ11のロッド側圧力室11cに作動油を供給して
伸縮ロッド11aを縮小させた後に、第1・第2作動油
給排管23,24が油圧シリンダ11から取外される共
に、油圧シリンダ11が支持ビーム10と共に取外され
るか、もしくはカーボデイ2の進退方向の側面2aに格
納される。なお、第1・第2作動油給排管23,24
は、周知の構成になるクイックカプラと呼ばれるコネク
タにより連結・取外し自在に油圧シリンダ11に接続さ
れる。
【0024】なお、本実施の形態1に係るクローラクレ
ーンでは、可変リリーフ弁25aを高圧力に設定するこ
とにより、油圧シリンダ11でクローラクレーンの本体
を持上げることができるので、クローラクレーン本体の
組立・分解作業にも活用することができるという効果も
ある。
【0025】本発明の実施の形態2に係るクローラクレ
ーンを、旋回体およびブームを省略したその模式的平面
構成説明図の図3を参照しながら、上記実施の形態1と
相違する点について、上記実施の形態1と同一のもの並
びに同一機能を有するものに同一符号を付して説明する
と、この実施の形態2が上記実施の形態1と相違すると
ころは、左右一対のクローラ1の相対する側の側面に支
持ビーム10を突設し、その先端にて、フロート12を
有する油圧シリンダ11を取付けてなる構成としたもの
である。勿論、フロート12の前後方向の端部は、同図
に示すように、左右一対のクローラ1の前端同志と後端
同志とを結ぶ連結線LF ,LR に接するように設定され
ている。
【0026】なお、カーボデイ2の進退方向の側面2a
の幅方向の中央位置に、前後方向に突出するように支持
ビームを取付け、それら先端に、前記フロート12,1
2の間にフロートが位置するように、さらに油圧シリン
ダを取付けた構成、つまり、クローラ1の相対する側の
他に、カーボデイ2の前後にも油圧シリンダを設けて3
個ずつの油圧シリンダからなる構成にすることもでき
る。
【0027】本実施の形態2に係るクローラクレーンに
よれば、上記のとおり、油圧シリンダ11が左右一対の
クローラ1の相対する側に取付けられているだけだか
ら、本実施の形態2は上記実施の形態1と同効である。
【0028】本発明の実施の形態3に係るクローラクレ
ーンを、圧力調整手段である油圧回路を示す図の図4を
参照しながら、上記実施の形態1と相違する点につい
て、上記実施の形態1と同一のもの並びに同一機能を有
するものに同一符号を付して説明する。なお、この実施
の形態3に係るローラクレーンが、上記実施の形態1に
係るローラクレーンと相違するところは、圧力調整手段
である油圧回路が相違するところにあり、上記実施の形
態1に係る油圧回路の可変リリーフ弁を圧力スイッチに
代えたところにある。
【0029】より詳しくは、4個の油圧シリンダ11の
接地圧を担持する側の油圧室、つまりヘッド側油圧室1
1bおよびロッド側油圧室11cには、圧力調整手段で
ある図2に示すような油圧回路20が連通しており、こ
れら4個の油圧シリンダ11はこの油圧回路20で操作
されるようになっている。この油圧回路20は、油圧ポ
ンプ22から吐出される作動油を切り換える後述する構
成になる作動油切換弁23aが介装され、作動油を油圧
シリンダ11のヘッド側油圧室11bに供給し、かつ排
出する第1作動油給排管23,23,23,23、およ
び作動油をロッド側油圧室11cに供給し、かつ排出す
る第2作動油排出管24,24,24,24を備えてい
る。
【0030】即ち、前記作動油切換弁23aは、自動切
換えのためのソレノイド23cおよびマニュアル切換え
のための切換えレバー23bとを備えてなる電磁・マニ
ユアル切換方式であって、マニュアル操作によっても切
換操作できるように構成されている。そして、上記実施
の形態1と同様に、中立位置においては油圧シリンダ1
1のヘッド側油圧室11bに供給された作動油が作動油
タンク21に戻らないように遮断する一方、ロッド側油
圧室11cは作動油タンク21に連通するようになって
おり、このロッド側油圧室11c内の圧力が上昇しない
ように構成されている。勿論、同図から良く理解される
ように、切換操作によりこの油圧シリンダ11の伸縮ロ
ッド11aを伸縮させることができる。
【0031】さらに、前記第1作動油給排管23,2
3,23,23のそれぞれには、圧力スイッチ25aが
設けられており、これら圧力スイッチ25aのそれぞれ
と、前記作動油切換弁23aのソレノイド23bとは、
図示しない電気配線で連結されている。つまり、油圧シ
リンダ11のヘッド側油圧室11bの圧力が設定圧力を
超えると、圧力スイッチ25aが作動し、これにより、
作動油切換弁23aが切換えられて、第1作動油給排管
23を介してヘッド側油圧室11b内の作動油を作動油
タンク21に戻すことにより、ヘッド側油圧室11bの
圧力が設定圧力を超えさせないように構成されている。
【0032】従って、本実施の形態3に係るクローラク
レーンによれば、上記のとおり、油圧シリンダ11のヘ
ッド側油圧室11bの圧力が設定圧力を超えると、圧力
スイッチ25aの作動により、作動油切換弁23aが切
換えられて、第1作動油給排管23を介してヘッド側油
圧室11b内の作動油を作動油タンク21に戻されて、
ヘッド側油圧室11bの圧力が設定圧力を超えることが
ないので、本実施の形態3は上記実施の形態1と同効で
ある。なお、本実施の形態3に係る構成の油圧回路20
を、左右一対のクローラの相対する側に突設した支持ビ
ームの先端に油圧シリンダが取付けられてなる上記実施
の形態2に係るクローラクレーンに対しても適用するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1,
2または3に係るクローラクレーンによれば、左右一対
のクローラの端部を結ぶ連結線の近傍に、前記クローラ
に掛かる接地圧を軽減する油圧シリンダが設けられてい
て、クレーン作業における吊荷に際して、ブームの旋回
位置によって変化する接地反力が、クローラと油圧シリ
ンダとにより受持たれるので接地反力に基づくクローラ
の接地圧が軽減される。従って、従来のようなクローラ
クレーンであれば接地圧の増大により地中に沈込むよう
な地面であっても沈込むようなことがなくなるので、ク
レーン作業における安全性が向上するという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、図1(a)は旋
回体およびブームを省略したクローラクレーンの模式的
平面構成説明であり、図1(b)は図1(a)のA−A
線断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係り、圧力調整手段で
ある油圧回路を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係り、旋回体およびブ
ームを省略したクローラクレーンの模式的平面構成説明
図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係り、圧力調整手段で
ある油圧回路を示す図である。
【図5】従来の典型的なクローラクレーンの側面構成説
明図である。
【符号の説明】
1…クローラ,2…カーボデイ,2a…カーボデイの進
退方向の側面 10…支持ビーム,11…油圧シリンダ,11a…伸縮
ロッド,11b…ヘッド側油圧室,11c…ロッド側油
圧室,12…フロート 20…油圧回路,21…作動油タンク,22…油圧ポン
プ,23…第1作動油給排管,23a…作動油切換弁,
23b…切換えレバー,23c…ソレノイド,24…第
2作動油給排管,25…作動油逃がし管,25a…可変
リリーフ弁または圧力スイッチ LF …左右一対のクローラ1の前端同志を結ぶ連結線 LR …左右一対のクローラ1の後端同志を結ぶ連結線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のクローラの間において、これ
    らクローラにより支えられたカーボデイと、このカーボ
    デイの上に旋回可能に搭載された旋回体と、この旋回体
    に起伏自在に取付けられたブームとからなり、このブー
    ムによって吊荷を吊持するクローラクレーンにおいて、
    前記左右一対のクローラの端部を結ぶ連結線の近傍に、
    前記クローラの先端部に掛かる接地圧を軽減する油圧シ
    リンダを設けたことを特徴とするクローラクレーン。
  2. 【請求項2】 前記油圧シリンダの油圧室のうち、この
    油圧シリンダに掛かる接地圧を担持する油圧室側に、接
    地圧に基づいて発生する圧力が設定圧力を超えると、こ
    の油圧室から作動油を逃がして設定圧力を維持する圧力
    調整手段を接続したことを特徴とする請求項1に記載の
    クローラクレーン。
  3. 【請求項3】 前記油圧シリンダが、前記左右一対のク
    ローラの端部を結ぶ前後の連結線に沿ってそれぞれ複数
    個設けられてなることを特徴とする請求項1に記載のク
    ローラクレーン。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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