JPS6143836Y2 - - Google Patents
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- JPS6143836Y2 JPS6143836Y2 JP1880582U JP1880582U JPS6143836Y2 JP S6143836 Y2 JPS6143836 Y2 JP S6143836Y2 JP 1880582 U JP1880582 U JP 1880582U JP 1880582 U JP1880582 U JP 1880582U JP S6143836 Y2 JPS6143836 Y2 JP S6143836Y2
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jib Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、トラツクあるいはクローラ等の移動
基台上に、ブームと該ブームを旋回且つ起伏自在
に支持するクレーン駆動部とを有するクレーン装
置を該移動基台に対して分割あるいは結合自在に
取付けるとともに、前記クレーン駆動部の適所に
前記クレーン装置を上方に持ち上げて該クレーン
装置を前記移動基台から分離せしめる如く作用す
る自己分割用のジヤツキシリンダを適数本取付け
てなる分割式移動クレーンに関するものである。
基台上に、ブームと該ブームを旋回且つ起伏自在
に支持するクレーン駆動部とを有するクレーン装
置を該移動基台に対して分割あるいは結合自在に
取付けるとともに、前記クレーン駆動部の適所に
前記クレーン装置を上方に持ち上げて該クレーン
装置を前記移動基台から分離せしめる如く作用す
る自己分割用のジヤツキシリンダを適数本取付け
てなる分割式移動クレーンに関するものである。
さらに、本考案は、このような分割式移動クレ
ーンにおいて自己分割用のジヤツキシリンダを補
助カウンタウエイトの吊上げ装置として利用する
ことにより、補助カウンタウエイト脱着装置に要
する製造コストを高騰させることなくクレーンの
安定性を容易に向上せしめ得るようにした分割移
動式クレーンを提供することを目的としてなされ
たものであり、頭書の如き構成を有する分割移動
式クレーンにおいて、各ジヤツキシリンダの内の
しかもクレーン駆動部の旋回軸線に対してブーム
の張り出し方向の反対側に位置する適宜のジヤツ
キシリンダの伸縮部に対して補助カウンタウエイ
トを吊り下げ状態で着脱自在に取付け、もつてク
レーンの安定性の向上を図るようにしたことを特
徴とするものである。
ーンにおいて自己分割用のジヤツキシリンダを補
助カウンタウエイトの吊上げ装置として利用する
ことにより、補助カウンタウエイト脱着装置に要
する製造コストを高騰させることなくクレーンの
安定性を容易に向上せしめ得るようにした分割移
動式クレーンを提供することを目的としてなされ
たものであり、頭書の如き構成を有する分割移動
式クレーンにおいて、各ジヤツキシリンダの内の
しかもクレーン駆動部の旋回軸線に対してブーム
の張り出し方向の反対側に位置する適宜のジヤツ
キシリンダの伸縮部に対して補助カウンタウエイ
トを吊り下げ状態で着脱自在に取付け、もつてク
レーンの安定性の向上を図るようにしたことを特
徴とするものである。
以下、本考案の分割移動式クレーンを第1図な
いし第7図に示す実施例に基づいて説明すると、
第1図ないし第4図には本考案実施例に係る分割
移動式トラツククレーンZが示されている。この
トラツククレーンZは、荷台7の前、後部にそれ
ぞれアウトリガー1,1を取付けた移動基台とな
るトラツクXの該荷台7上に、伸縮式のブームA
と該ブームAを旋回及び起伏自在に支持するクレ
ーン駆動部Bを有するクレーン装置Yを、旋回座
3を介して旋回動自在に且つトラツクXに対して
分割あるいは結合自在に取付けている。このクレ
ーン装置YのブームAは、クレーン駆動部Bの一
部をなす後述するブームホルダー5内に分割ある
いは結合自在に嵌挿せしめられている。又、クレ
ーン駆動部Bは、旋回駆動装置(図示省略)、ウ
インチ装置(図示省略)、固定式カウンタウエイ
ト(図示省略)等を有する旋回台2のほかに、こ
の実施例では該旋回台2の上端部に上下方向に回
動自在に枢着された前記ブームホルダー5と該ブ
ームホルダー5と一体的にブームAを起伏させる
ための起伏シリンダ6を有しており、本考案では
このクレーン駆動部Bを構成する部材の適所にク
レーン装置Yを上方に持ち上げて該クレーン装置
YとトラツクX側のクレーン装置取付台11とを
分離させるための自己分割用ジヤツキシリンダ
4,4,4′,4′を装着している。尚、この実施
例ではこの自己分割用ジヤツキシリンダ4,4,
4′,4′は、旋回台2の前後左右の各隅部に各1
本、合計4本取付けられているが、他の実施例で
は前方のジヤツキシリンダ4′,4′はブームホル
ダー5に装着してもよい。
いし第7図に示す実施例に基づいて説明すると、
第1図ないし第4図には本考案実施例に係る分割
移動式トラツククレーンZが示されている。この
トラツククレーンZは、荷台7の前、後部にそれ
ぞれアウトリガー1,1を取付けた移動基台とな
るトラツクXの該荷台7上に、伸縮式のブームA
と該ブームAを旋回及び起伏自在に支持するクレ
ーン駆動部Bを有するクレーン装置Yを、旋回座
3を介して旋回動自在に且つトラツクXに対して
分割あるいは結合自在に取付けている。このクレ
ーン装置YのブームAは、クレーン駆動部Bの一
部をなす後述するブームホルダー5内に分割ある
いは結合自在に嵌挿せしめられている。又、クレ
ーン駆動部Bは、旋回駆動装置(図示省略)、ウ
インチ装置(図示省略)、固定式カウンタウエイ
ト(図示省略)等を有する旋回台2のほかに、こ
の実施例では該旋回台2の上端部に上下方向に回
動自在に枢着された前記ブームホルダー5と該ブ
ームホルダー5と一体的にブームAを起伏させる
ための起伏シリンダ6を有しており、本考案では
このクレーン駆動部Bを構成する部材の適所にク
レーン装置Yを上方に持ち上げて該クレーン装置
YとトラツクX側のクレーン装置取付台11とを
分離させるための自己分割用ジヤツキシリンダ
4,4,4′,4′を装着している。尚、この実施
例ではこの自己分割用ジヤツキシリンダ4,4,
4′,4′は、旋回台2の前後左右の各隅部に各1
本、合計4本取付けられているが、他の実施例で
は前方のジヤツキシリンダ4′,4′はブームホル
ダー5に装着してもよい。
このトラツククレーンZは、クレーン作業を行
なう場合には、第3図に示す如くトラツクXのア
ウトリガー1,1を伸長接地させて該トラツクX
の各車輪8,8……を浮上させ、トラツククレー
ンZの全自重をアウトリガー1,1で支持した状
態でブームAを適宜に伸長させて行なう。一方、
トラツククレーンZを他の場所に移動させる場合
(公道上を走行して移動させる場合)には、第1
図に示す如くトラツクXのアウトリガー1,1を
縮小せしめた状態で先ず、クレーン装置Yのブー
ムAをブームホルダー5から引き出して別のトラ
ツク(図示省略)に積み込む。次に、第2図に示
す如く自己分割用ジヤツキシリンダ4,4,
4′,4′を伸長させてクレーン駆動部Bを該自己
分割用ジヤツキシリンダ4,4,4′,4′で支持
するとともに、旋回台2の旋回座3とトラツクX
側のクレーン装置取付台11とを分離させる。こ
の状態で先ず、トラツクXを旋回台2の下から引
き出す。次に、この旋回台2の下側にトレーラト
ラツク等の重量物運搬車(図示省略)を進入させ
て該重量物運搬車にクレーン駆動部Bを積込む。
このようにして分割されたトラツクXとブームA
とクレーン駆動部Bをそれぞれ別々に所定の作業
場所まで運び、さらに、現地では上記した分割時
の逆手順によつて各部を組立てトラツククレーン
Zとする。
なう場合には、第3図に示す如くトラツクXのア
ウトリガー1,1を伸長接地させて該トラツクX
の各車輪8,8……を浮上させ、トラツククレー
ンZの全自重をアウトリガー1,1で支持した状
態でブームAを適宜に伸長させて行なう。一方、
トラツククレーンZを他の場所に移動させる場合
(公道上を走行して移動させる場合)には、第1
図に示す如くトラツクXのアウトリガー1,1を
縮小せしめた状態で先ず、クレーン装置Yのブー
ムAをブームホルダー5から引き出して別のトラ
ツク(図示省略)に積み込む。次に、第2図に示
す如く自己分割用ジヤツキシリンダ4,4,
4′,4′を伸長させてクレーン駆動部Bを該自己
分割用ジヤツキシリンダ4,4,4′,4′で支持
するとともに、旋回台2の旋回座3とトラツクX
側のクレーン装置取付台11とを分離させる。こ
の状態で先ず、トラツクXを旋回台2の下から引
き出す。次に、この旋回台2の下側にトレーラト
ラツク等の重量物運搬車(図示省略)を進入させ
て該重量物運搬車にクレーン駆動部Bを積込む。
このようにして分割されたトラツクXとブームA
とクレーン駆動部Bをそれぞれ別々に所定の作業
場所まで運び、さらに、現地では上記した分割時
の逆手順によつて各部を組立てトラツククレーン
Zとする。
本考案は、この自己分割用ジヤツキシリンダの
伸縮作用及びその長大ストロークに着目し、この
ジヤツキシリンダを補助カウンタウエイトWの吊
上げ装置として利用し、それによつて専用の吊上
げ装置を設けることなく補助カウンタウエイトを
クレーン駆動部B側に着脱し得るようにし、もつ
て補助カウンタウエイト脱着装置に要する製造コ
ストを高騰させることなく容易にトラツククレー
ンZの安定性を向上せしめようとするものであ
る。以下、分割用ジヤツキシリンダによる補助カ
ウンタウエイトWの吊上げ構造を第5図以下を併
用して詳述すると、図示実施例においては4本の
分割用ジヤツキシリンダ4,4,4′,4′の内、
旋回台2の旋回軸線lより後方側(換言すればブ
ームAの伸長方向と反対方向)にある2つの後部
側ジヤツキシリンダ4,4のみを補助カウエタウ
エイトWの吊り上げ装置として利用するようにし
ている。この各自己分割用ジヤツキシリンダ4,
4は、第5図A,Bに示す如くその伸縮ロツド9
の先端部に接地板10を取付けており、この接地
板10に対して補助カウンタウエイトWを着脱す
るようになつている。この接地板10に対する補
助カウンタウエイトWの結合方法の一例として
は、第5図Aに示すように補助カウンタウエイト
Wに直接接地板10をボルト15,15によつて
締結したり、第5図Bに示すように接地板10を
補助カウンタウエイトWの上面に形成した凹溝状
の掛止穴16に掛止したりする方法がある。
伸縮作用及びその長大ストロークに着目し、この
ジヤツキシリンダを補助カウンタウエイトWの吊
上げ装置として利用し、それによつて専用の吊上
げ装置を設けることなく補助カウンタウエイトを
クレーン駆動部B側に着脱し得るようにし、もつ
て補助カウンタウエイト脱着装置に要する製造コ
ストを高騰させることなく容易にトラツククレー
ンZの安定性を向上せしめようとするものであ
る。以下、分割用ジヤツキシリンダによる補助カ
ウンタウエイトWの吊上げ構造を第5図以下を併
用して詳述すると、図示実施例においては4本の
分割用ジヤツキシリンダ4,4,4′,4′の内、
旋回台2の旋回軸線lより後方側(換言すればブ
ームAの伸長方向と反対方向)にある2つの後部
側ジヤツキシリンダ4,4のみを補助カウエタウ
エイトWの吊り上げ装置として利用するようにし
ている。この各自己分割用ジヤツキシリンダ4,
4は、第5図A,Bに示す如くその伸縮ロツド9
の先端部に接地板10を取付けており、この接地
板10に対して補助カウンタウエイトWを着脱す
るようになつている。この接地板10に対する補
助カウンタウエイトWの結合方法の一例として
は、第5図Aに示すように補助カウンタウエイト
Wに直接接地板10をボルト15,15によつて
締結したり、第5図Bに示すように接地板10を
補助カウンタウエイトWの上面に形成した凹溝状
の掛止穴16に掛止したりする方法がある。
又、第6図には補助カウンタウエイトWの吊上
げ装置として兼用される後部側ジヤツキシリンダ
4,4の油圧制御回路Qが、また第7図にはジヤ
ツキシリンダとしてのみ使用される前部側ジヤツ
キシリンダ4′,4′の油圧制御回路Pがそれぞれ
示されている。
げ装置として兼用される後部側ジヤツキシリンダ
4,4の油圧制御回路Qが、また第7図にはジヤ
ツキシリンダとしてのみ使用される前部側ジヤツ
キシリンダ4′,4′の油圧制御回路Pがそれぞれ
示されている。
後部側ジヤツキシリンダ4,4の油圧制御回路
Qは、ジヤツキシリンダ4と油圧ポンプ21を、
その中間位置に主制御用の4ポート3位置式電磁
切換弁20を介設した第1油管18と第2油管1
9で接続するとともに、ジヤツキシリンダ4のテ
ール部4aに接続された第1油管18中に油管破
損時の安全機構として作用するパイロツトチエツ
クバルブ23を、またジヤツキシリンダ4のヘツ
ド部4bに接続された第2油管19中にはチエツ
クバルブ付絞り弁26と補助制御用の3ポート2
位置式電磁切換弁25よりなるシリンダ自走防止
用弁機構27を設けている。このシリンダ自走防
止用弁機構27の補助制御用電磁切換弁25は、
ジヤツキシリンダの使用条件によつて第2油管1
9の戻り側の絞り抵抗を変化させる如く作用する
ものであり、該ジヤツキシリンダ4を通常のジヤ
ツキ装置として使用する場合には第1位置25a
側に切換わつてジヤツキシリンダ4のヘツド部4
bと主制御用電磁切換弁20とを第2油管19を
介して直接接続せしめるが、ジヤツキシリンダ4
を補助カウンタウエイトWの吊上げ装置として使
用する場合には第2位置25b側に切換わつてジ
ヤツキシリンダ4のヘツド部4bと主制御用電磁
切換弁20とをチエツクバルブ付絞り弁26を介
して接続せしめる。従つて、後に詳述するように
主制御用電磁切換弁20を第1位置20aに設定
し且つ補助制御用電磁切換弁25を第2位置25
bに設定した時には、ジヤツキシリンダ4のヘツ
ド側4bからの戻り油が絞り弁26によつて適度
に絞られるため、ジヤツキシリンダ4が補助カウ
ンタウエイト10の自重によつて急激に伸長する
いわゆるシリンダの自走現象が未然に防止され
る。尚、このシリンダ自走防止用弁機構27とし
ては、第6図に示す如きチエツクバルブ付絞り弁
26と3ポート2位置式電磁切換弁25の組合せ
にかえて、第8図に示す如くチエツクバルブ付絞
り弁26と2ポート2位置式電磁切換弁28との
組合せとすることもできる。
Qは、ジヤツキシリンダ4と油圧ポンプ21を、
その中間位置に主制御用の4ポート3位置式電磁
切換弁20を介設した第1油管18と第2油管1
9で接続するとともに、ジヤツキシリンダ4のテ
ール部4aに接続された第1油管18中に油管破
損時の安全機構として作用するパイロツトチエツ
クバルブ23を、またジヤツキシリンダ4のヘツ
ド部4bに接続された第2油管19中にはチエツ
クバルブ付絞り弁26と補助制御用の3ポート2
位置式電磁切換弁25よりなるシリンダ自走防止
用弁機構27を設けている。このシリンダ自走防
止用弁機構27の補助制御用電磁切換弁25は、
ジヤツキシリンダの使用条件によつて第2油管1
9の戻り側の絞り抵抗を変化させる如く作用する
ものであり、該ジヤツキシリンダ4を通常のジヤ
ツキ装置として使用する場合には第1位置25a
側に切換わつてジヤツキシリンダ4のヘツド部4
bと主制御用電磁切換弁20とを第2油管19を
介して直接接続せしめるが、ジヤツキシリンダ4
を補助カウンタウエイトWの吊上げ装置として使
用する場合には第2位置25b側に切換わつてジ
ヤツキシリンダ4のヘツド部4bと主制御用電磁
切換弁20とをチエツクバルブ付絞り弁26を介
して接続せしめる。従つて、後に詳述するように
主制御用電磁切換弁20を第1位置20aに設定
し且つ補助制御用電磁切換弁25を第2位置25
bに設定した時には、ジヤツキシリンダ4のヘツ
ド側4bからの戻り油が絞り弁26によつて適度
に絞られるため、ジヤツキシリンダ4が補助カウ
ンタウエイト10の自重によつて急激に伸長する
いわゆるシリンダの自走現象が未然に防止され
る。尚、このシリンダ自走防止用弁機構27とし
ては、第6図に示す如きチエツクバルブ付絞り弁
26と3ポート2位置式電磁切換弁25の組合せ
にかえて、第8図に示す如くチエツクバルブ付絞
り弁26と2ポート2位置式電磁切換弁28との
組合せとすることもできる。
尚、前部側ジヤツキシリンダ4′の油圧制御回
路Pは、後部側ジヤツキシリンダ4の油圧制御回
路Qからシリンダ自走防止用弁機構27を取除い
た油圧回路とされている。
路Pは、後部側ジヤツキシリンダ4の油圧制御回
路Qからシリンダ自走防止用弁機構27を取除い
た油圧回路とされている。
続いて、この後部側ジヤツキシリンダ4,4に
よる補助カウンタウエイトWの着脱方法及びその
作用を説明すると、先ず、補助カウンタウエイト
Wを旋回台2の後端部に装着してクレーン作業時
の安定性を向上せしめようとする場合には、第3
図に示す如く旋回台2の後端部に取付けた後部側
ジヤツキシリンダ4,4の直下方位置に補助カウ
ンタウエイトWを設置する(或いは、後部側ジヤ
ツキシリンダ4,4が補助カウンタウエイトWの
直上方位置にくるまでトラツククレーンZを移動
させる)。次に、油圧制御回路Q中の補助制御用
電磁切換弁25を第1位置25a側から第2位置
25b側に切換え、しかるのちに主制御用電磁切
換弁20を中立位置20c側から第1位置20a
側に切換えて各後部側ジヤツキシリンダ4,4の
伸縮ロツド9,9を伸長させ、該伸縮ロツド9,
9の先端部に取付けた各接地板10,10に補助
カウンタウエイトWを第5図Aあるいは第5図B
に示す如き方法で結合する。
よる補助カウンタウエイトWの着脱方法及びその
作用を説明すると、先ず、補助カウンタウエイト
Wを旋回台2の後端部に装着してクレーン作業時
の安定性を向上せしめようとする場合には、第3
図に示す如く旋回台2の後端部に取付けた後部側
ジヤツキシリンダ4,4の直下方位置に補助カウ
ンタウエイトWを設置する(或いは、後部側ジヤ
ツキシリンダ4,4が補助カウンタウエイトWの
直上方位置にくるまでトラツククレーンZを移動
させる)。次に、油圧制御回路Q中の補助制御用
電磁切換弁25を第1位置25a側から第2位置
25b側に切換え、しかるのちに主制御用電磁切
換弁20を中立位置20c側から第1位置20a
側に切換えて各後部側ジヤツキシリンダ4,4の
伸縮ロツド9,9を伸長させ、該伸縮ロツド9,
9の先端部に取付けた各接地板10,10に補助
カウンタウエイトWを第5図Aあるいは第5図B
に示す如き方法で結合する。
次に、主制御用電磁切換弁20を第1位置20
a側から第2位置20b側に切換えて伸縮ロツド
9,9を縮小させて第4図に示す如く補助カウン
タウエイトWを該伸縮ロツド9,9によつて旋回
台2側に吊り上げる。この時、補助カウンタウエ
イトWは、左右方向に適宜離間した2本のジヤツ
キシリンダ4,4で同時に吊り上げられるため、
吊り上げ途中において該補助カウンタウエイトW
が水平面内で回転するということがなく安全であ
る。また、各伸縮ロツド9,9と各接地板10,
10とが揺動自在に結合されているため、吊り上
げ途中において両者の縮小スピードあるいは操作
タイミングにズレがあつても最終的には補助カウ
ンタウエイトWを旋回台2の下面に対して平行に
装着することができる。このように、旋回台2の
後端部に補助カウンタウエイトWを装着すること
により、該補助カウンタウエイトWによるモーメ
ント分だけクレーン作業時におけるトラツククレ
ーンZの安定性を向上せしめることができる。
a側から第2位置20b側に切換えて伸縮ロツド
9,9を縮小させて第4図に示す如く補助カウン
タウエイトWを該伸縮ロツド9,9によつて旋回
台2側に吊り上げる。この時、補助カウンタウエ
イトWは、左右方向に適宜離間した2本のジヤツ
キシリンダ4,4で同時に吊り上げられるため、
吊り上げ途中において該補助カウンタウエイトW
が水平面内で回転するということがなく安全であ
る。また、各伸縮ロツド9,9と各接地板10,
10とが揺動自在に結合されているため、吊り上
げ途中において両者の縮小スピードあるいは操作
タイミングにズレがあつても最終的には補助カウ
ンタウエイトWを旋回台2の下面に対して平行に
装着することができる。このように、旋回台2の
後端部に補助カウンタウエイトWを装着すること
により、該補助カウンタウエイトWによるモーメ
ント分だけクレーン作業時におけるトラツククレ
ーンZの安定性を向上せしめることができる。
一方、補助カウンタウエイトWを旋回台2側か
ら取り外す場合には、油圧制御回路Qの主制御用
電磁切換弁20を第1位置20a側から第2位置
20b側に切換えて各ジヤツキシリンダ4,4の
伸縮ロツド9,9を補助カウンタウエイトWが地
上に接地するまで伸長させる。この場合、伸縮ロ
ツド9は、補助カウンタウエイトWの自重によつ
て常時伸長方向に引張せしめられているため、シ
リンダの自走現象によつて急激かつ高速で伸長せ
しめられることになるが、図示実施例においては
油圧制御回路Qの第2油管19中にシリンダ自走
防止用弁機構27を設け、該弁機構27中のチエ
ツクバルブ付絞り弁26によつてジヤツキシリン
ダ4のヘツド4b側からの戻り油を適度に絞るよ
うにしているため、シリンダの自走現象が未然に
防止され、補助カウンタウエイトWはゆつくりと
降下せしめられる。これによつて補助カウンタウ
エイト降下時における作業上の安全性が向上せし
められる。
ら取り外す場合には、油圧制御回路Qの主制御用
電磁切換弁20を第1位置20a側から第2位置
20b側に切換えて各ジヤツキシリンダ4,4の
伸縮ロツド9,9を補助カウンタウエイトWが地
上に接地するまで伸長させる。この場合、伸縮ロ
ツド9は、補助カウンタウエイトWの自重によつ
て常時伸長方向に引張せしめられているため、シ
リンダの自走現象によつて急激かつ高速で伸長せ
しめられることになるが、図示実施例においては
油圧制御回路Qの第2油管19中にシリンダ自走
防止用弁機構27を設け、該弁機構27中のチエ
ツクバルブ付絞り弁26によつてジヤツキシリン
ダ4のヘツド4b側からの戻り油を適度に絞るよ
うにしているため、シリンダの自走現象が未然に
防止され、補助カウンタウエイトWはゆつくりと
降下せしめられる。これによつて補助カウンタウ
エイト降下時における作業上の安全性が向上せし
められる。
尚、旋回台2の後端側に補助カウンタウエイト
Wを装着してクレーン作業時の安定性を向上せし
める方法としては、上記の如く補助カウンタウエ
イトWを後部側ジヤツキシリンダ4,4によつて
吊り上げて旋回台2側に固定する外に、例えば、
地上に載置又は固定した補助カウンタウエイトW
又はその他の構造物と各後部側ジヤツキシリンダ
4,4の接地板10,10とを結合し、伸縮ロツ
ド9,9を一種のアンカー索として作用せしめる
ようにしてもよい。
Wを装着してクレーン作業時の安定性を向上せし
める方法としては、上記の如く補助カウンタウエ
イトWを後部側ジヤツキシリンダ4,4によつて
吊り上げて旋回台2側に固定する外に、例えば、
地上に載置又は固定した補助カウンタウエイトW
又はその他の構造物と各後部側ジヤツキシリンダ
4,4の接地板10,10とを結合し、伸縮ロツ
ド9,9を一種のアンカー索として作用せしめる
ようにしてもよい。
次に、本考案の効果を説明すると、本考案の分
割移動式クレーンは、移動基台上に取付けられた
クレーン駆動部に対して補助カウンタウエイトを
装着する場合に、専用の補助カウンタウエイトの
吊り上げ装置を設けることなく、クレーン駆動部
に取付けた自己分割用のジヤツキシリンダを補助
カウンタウエイトの吊り上げ装置として兼用する
ようにしているため、補助カウンタウエイト着脱
装置に要する製造コストが高くなるということが
なく、しかもクレーン作業時における安定性を向
上せしめることができるという実用的効果があ
る。
割移動式クレーンは、移動基台上に取付けられた
クレーン駆動部に対して補助カウンタウエイトを
装着する場合に、専用の補助カウンタウエイトの
吊り上げ装置を設けることなく、クレーン駆動部
に取付けた自己分割用のジヤツキシリンダを補助
カウンタウエイトの吊り上げ装置として兼用する
ようにしているため、補助カウンタウエイト着脱
装置に要する製造コストが高くなるということが
なく、しかもクレーン作業時における安定性を向
上せしめることができるという実用的効果があ
る。
第1図ないし第4図は本考案実施例に係る分割
移動式クレーンの使用状態説明図、第5図A及び
第5図Bは第1図ないし第4図に示す分割移動式
クレーンの自己分割用ジヤツキシリンダと補助カ
ウンタウエイトとの結合構造図、第6図ないし第
8図は自己分割用ジヤツキシリンダの油圧制御回
路図である。 4……自己分割用ジヤツキシリンダ、9……自
己分割用ジヤツキシリンダの伸縮部、A……ブー
ム、B……クレーン駆動部、l……旋回軸線、W
……補助カウンタウエイト、Y……クレーン装
置、X……移動基台。
移動式クレーンの使用状態説明図、第5図A及び
第5図Bは第1図ないし第4図に示す分割移動式
クレーンの自己分割用ジヤツキシリンダと補助カ
ウンタウエイトとの結合構造図、第6図ないし第
8図は自己分割用ジヤツキシリンダの油圧制御回
路図である。 4……自己分割用ジヤツキシリンダ、9……自
己分割用ジヤツキシリンダの伸縮部、A……ブー
ム、B……クレーン駆動部、l……旋回軸線、W
……補助カウンタウエイト、Y……クレーン装
置、X……移動基台。
Claims (1)
- トラツクあるいはクローラ等の移動基台X上
に、ブームAと該ブームAを旋回且つ起伏自在に
支持するクレーン駆動部Bとを有するクレーン装
置Yを該移動基台Xに対して分割あるいは結合自
在に取付けるとともに、前記クレーン駆動部Bの
適所に、前記クレーン装置Yを上方に持ち上げて
該クレーン装置Yを前記移動基台Xから分離せし
める如く作用する自己分割用のジヤツキシリンダ
4,4′……を適数本取付けてなる分割移動式ク
レーンであつて、前記各自己分割用ジヤツキシリ
ンダ4,4′……の内のしかも前記クレーン駆動
部Bの旋回軸線lに対して前記ブームAの張り出
し方向の反対側に位置する適宜の自己分割用ジヤ
ツキシリンダ4,4の伸縮部9,9に対して補助
カウンタウエイトWを吊り下げ状態で着脱自在に
取付けたことを特徴とする分割移動式クレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1880582U JPS58120183U (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | 分割移動式クレ−ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1880582U JPS58120183U (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | 分割移動式クレ−ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58120183U JPS58120183U (ja) | 1983-08-16 |
JPS6143836Y2 true JPS6143836Y2 (ja) | 1986-12-10 |
Family
ID=30031050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1880582U Granted JPS58120183U (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | 分割移動式クレ−ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58120183U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2218836B1 (de) * | 2009-02-16 | 2017-04-05 | BAUER Maschinen GmbH | Fahrzeug, insbesondere Baufahrzeug |
-
1982
- 1982-02-12 JP JP1880582U patent/JPS58120183U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58120183U (ja) | 1983-08-16 |
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