JPH10265052A - 注射剤払出装置 - Google Patents
注射剤払出装置Info
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- JPH10265052A JPH10265052A JP9072172A JP7217297A JPH10265052A JP H10265052 A JPH10265052 A JP H10265052A JP 9072172 A JP9072172 A JP 9072172A JP 7217297 A JP7217297 A JP 7217297A JP H10265052 A JPH10265052 A JP H10265052A
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Abstract
装置を提供する。 【解決手段】 注射剤払出装置の注射剤払出機が多数の
注射剤aを収容する複数の収納カセット8を備えた複数
の収納ユニット9からなり、前記各収納ユニット9が中
間収容器13を備えて各カセット8から排出される注射
剤aを収集するようにした整列収納型払出機4におい
て、払出データ用のテーブルを作成し、そのテーブルに
払出データに付与された番号ごとにデータを登録する。
そして、その番号ごとに、中間収容器13の払出し順を
決定するレジスタに待ち行列を作成することにより、中
間収容器13の注射剤aの払出しを並列に行えるように
して注射剤aの払出し速度を向上させる
Description
て注射処方箋に基づいてアンプル・バイアルなどの注射
薬剤を払い出す注射剤払出装置に関するものである。
は、調剤業務の効率化、正確さの向上を図るため調剤支
援システムの導入が行われている。
つとして図15に示す注射剤払出装置がある。
に、移送路1とその移送路1の上流側に設けられたバケ
ット供給ストッカー2と前記ストッカー2の下流側に設
けたバケット排出リフター3間に、注射剤(以下、薬
剤)を払い出す払出機4,5と注射処方箋用プリンタ装
置6(以下、プリンタ)を設けた構成となっている。
すように、積み重ねられたバケット7を1個ずつ移送路
1に供給する。
ラコンベア)1からなり、バケット供給ストッカー2か
ら供給される前記バケット7を、払出機4,5、プリン
タ6、バケット排出リフター3の順に搬送する。
しなければならない整列収納型払出機4と整列を要しな
いランダム収納型払出機5との2種類あり、どちらの型
も薬剤aをその種類ごとに収容する複数の収納カセット
8が装着される。そして、指定された薬剤aを収容する
収納カセット8から指定された数の薬剤aを搬送コンベ
ア1のバケット7に払い出す。
に示すように、薬剤aを収容する収納カセット8を直列
に複数個備えた引き出し式の収納ユニット9を有してお
り、図16のものでは、4台の収納ユニット9が装着さ
れている。
の下端には排出孔10が設けられている。この排出孔1
0には、凹部の形成された払出ローラ11が設けられ、
その下方に収納カセット8と並行に搬送用の縦ベルトコ
ンベア12が設けられており、払出ローラ11が一回転
する度に収納カセット8から薬剤aが一つずつ縦ベルト
コンベア12に排出される。
間収容器13が備えられており、排出された薬剤aを収
集する。また、中間収容器13は、底蓋14が開閉自在
に形成され、その下方には、図には表示されていない
が、後述するように各収納ユニット9の中間収容器13
に沿って横ベルトコンベアが設けられている。
は、搬送コンベア上方に位置するようになっており、こ
の位置にバケット7が移動してきた際に、前記中間収容
器13の底蓋14を開放して収集した薬剤aを横ベルト
コンベアでバケット7に投入する。
5は、システム内にいずれか一方、あるいは両方を配置
してもよい。また、どちらの型も搬送コンベア1を延長
すれば、調剤する薬剤数に応じて何台でも配置すること
ができる。
た処方を印字して搬送コンベア1のバケット7に投入す
る。
収納ラック16を有し、前記ラック16にリフター17
によって搬送コンベア1のバケット7を搬出し、前記ラ
ック16に収集する。
を介して払出指示コンピュータ19と接続され、各装置
1〜6の作動が制御されるようになっている。
ば、病院内などのホストコンピュータと接続され、ホス
トコンピュータから払出データを受信すると、データご
とに1個のバケット7をバケット供給ストッカー2から
搬送コンベア1に供給する。
るバケット7に対して払出機4,5から薬剤aを投入
し、プリンタ6で注射処方箋などがプリントアウトされ
た用紙を投入して、搬送コンベア1の下流に運んだの
ち、バケット排出リフター3により搬出されて収納ラッ
ク16に積み込まれる。
バケット7の一つ一つについて薬剤aに欠品や損傷がな
いか、バケット7内の注射処方箋に基づき監査して払出
が終了する。
剤aの払出し業務は、病棟ごとに入院患者の翌日分の注
射剤を前日に準備する。そのため、例えば、休日前の金
曜日には土〜月曜日までの3日分の注射剤を払い出さね
ばならず、従来から払出し速度の向上が望まれていた。
システムでは、払出し速度の向上を計る上で、下記のよ
うな問題があった。
しデータを一つ読み込んでは中間収容器に排出するよう
に制御していたので、例えば、一人の患者に対して払出
す薬剤が複数の収納ユニットに渡っていると、一つの中
間収容器の排出が終了したのち次の中間収容器の排出を
行うというようになり、処理速度が遅くなるという問題
がある。
が遅くなる。
欠品がないか、オペレータがバケット内の注射処方箋に
印刷されている払い出し数と実際に払い出された数とを
比べて暗算で欠品数を求めなければならず、手間がかか
り払出し速度が遅くなる。
がかかる。
止めると、払出機、プリンタ、搬送コンベアの内部に払
出し途中の薬剤、処方箋などが残り、それらをオペレー
タが装置の筐体を開けて排除しないと復旧できず、払出
すまでに時間がかかる。その結果、払出速度が遅くな
る。また、これは異常時ばかりではなく起動する起動時
にも言えることであった。
すい。
に同じ薬剤を多数払い出すと、払出機の内部の各所(ベ
ルトコンベア、中間収納容器など)で薬剤が詰まったり
割れたりするため、それらを除くのに装置を度々ストッ
プさせなければならず、払出し速度が遅くなるという問
題があった。
出機の払出し速度を向上させ、薬剤の欠品エラー、薬剤
の詰まりや割れの発生頻度を少なくするとともに、シス
テム自体の異常発生後の復旧も速やかに行える注射剤払
出装置を提供することである。
め、請求項1では、移送路の上流側に設けられた前記移
送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給
ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケット
を移送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記
移送路上のバケットに薬剤を払出す払出機と払出した処
方をプリントアウトして前記バケットに排出する注射処
方箋用プリンタ装置を設けた注射剤払出装置において、
上記注射剤払出機が多数の注射剤を収容する複数の収納
カセットを備えた複数の収納ユニットからなり、前記各
収納ユニットが中間収容器を備えて各カセットから排出
される薬剤を収集し、上記移送路のバケットに排出する
整列収納型払出機であって、前記整列収納型払出機が複
数の払出データを処理して各中間収容器を介してバケッ
トへの薬剤の払出しを並行して行うようにした構成を採
用することにより、例えば、一人の患者に対して払出す
薬剤が複数の収納ユニットに渡っていても、同時に複数
の中間収容器を介して払出しが可能なので、中間収容器
を効率良く使用して払出し速度を向上させることができ
る。
く払出機の薬剤払出し数が予め設定された上限値よりも
大きな場合、中間収容器への払出しを複数回に分けて行
う構成を採用すれば(請求項2)、整列収納型の払出機
における薬剤の破損原因の多くは、一度に多数の薬剤を
まとめて排出した際に、多数の薬剤がまとまり体積が大
きくなって詰まったり、薬剤同士が衝突して割れるのが
大きな原因である。そのため、中間収容器に払い出され
る薬剤を分ければ、一度に排出される薬剤を少なくする
ことができるので、薬剤の破損を防止することができ
る。
て経験や実験などにより適宜決められるものである。
記移送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット
供給ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケ
ットを移送路から搬出するバケット排出リフター間に、
前記移送路上のバケットに注射剤を払出す払出機と払出
した処方をプリントアウトして前記バケットに排出する
注射処方箋注用プリンタ装置を設けた注射剤払出装置に
おいて、注射剤払出装置の払出機が複数台からなるもの
とし、その複数台の払出機に同じ注射剤を収容し、前記
払出中の払出機で注射剤の欠品が発生すると、欠品の発
生した払出機に代えて他の払出機から前記薬剤の払出し
を行うという構成を採用すれば(請求項3)、欠品が出
た場合、その欠品が出た以外の同じ薬剤が収容された払
出機から払い出すようにすれば、収容割り付けの柔軟性
を増すと同時に、装置の停止を回避できる。
の欠品の発生した払出機を記憶し、欠品が未発生の払出
機から優先的に払い出すという構成を採用すれば(請求
項4)、欠品エラーの未発生の払出機から例えば、1号
機が欠品を起こし2号機から払い出すようになった場
合、その後は、直接2号機から優先的に払い出すことで
払出しの際に、1号機が欠品したかをいちいちチェック
しなくても良くなるため、払出し速度を向上させること
ができる。
に、前記欠品に基づくデータをプリンタ装置によりプリ
ントアウトするという構成を採用すれば(請求項5)、
そのプリントアウトの結果からオペレータが監査を行う
ことができるので、作業負担を減らし、払出速度を向上
させることができる。
バケット供給ストッカーからバケットを移送路に供給
し、移送路を移動させて注射剤とプリントアウトされた
用紙とを回収するという構成を採用すれば(請求項
6)、例えば、上記払出し中に非常停止などで急に払出
しがストップした際、復旧時にバケット供給ストッカー
からバケットを移送路に供給して、払出し途中の薬剤や
印刷途中の注射処方箋を排出させて回収することによ
り、払出し途中の薬剤や注射処方箋が残る不具合を解消
し、回復操作をしなければならないオペレータの作業負
担を減らすことができる。
スイッチを設け、そのスイッチの操作によってバケット
供給ストッカーからバケットを移送路に供給し、移送路
を移動させて注射剤とプリントアウトされた用紙を回収
するという構成を採用すれば(請求項7)、回収スイッ
チを設けたことにより、オペレータは薬剤の詰まりや割
れなどの異常に気付いた際に、スイッチ操作でもって注
射剤や処方箋の回収動作を始められる。
れると、払出機内の不要な薬剤、あるいは、上記プリン
タ装置に未排出の処方箋があるかを検出して、それらの
一方または両方がある場合に、バケット供給ストッカか
らバケットを移送路に供給し、移送路を移動させてそれ
らを回収するという構成(請求項8)や上記移送路に不
要なバケットがあるかどうかを検出して、ある場合には
移送路を移動させて回収するという構成(請求項9)を
採用すれば、始動時に自動的に回収動作を始められるの
で、オペレータの作業負担を減らし、かつ、払出し速度
を向上させることができる。
づいて説明する。なお、その際、従来例で述べた部材に
ついては、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
す従来例のものと同様、搬送コンベア1の上流側に設け
られたバケット供給ストッカー2と前記ストッカー2の
下流側に設けられたバケット排出リフター3間に、整列
収納型払出機4、ランダム収納型払出機5及びプリンタ
6を直列に設けたものとなっている。また、各装置1〜
6は、制御ユニット18を介して払出指示コンピュータ
19と接続されている。
CPU、ROM、RAM、インターフェース回路で構成
されており、表示モニタ、キースイッチなどが設けられ
ている。
部インターフェース回路を介して上記各装置1〜6と各
装置1〜6に設けられたセンサと接続されており、セン
サからの検出信号に基づいて、予めROMに書き込まれ
た制御プログラムにしたがって各装置1〜6を制御す
る。その際、RAMは作業用のメモリとして払出しに必
要なデータを一時記憶させることができるようになって
いる。
介して表示モニタ、キースイッチと接続されており、制
御データの変更や制御状況の表示などができるようにな
っている。さらに、制御ユニット18には、シリアルイ
ンターフェース(例えば、RS−232C)が設けられ
ており、払出指示コンピュータ19と接続できるように
なっている。
ストコンピュータとLAN接続されており、そこから注
射処方箋データを受信し、それを払出データに変換して
制御ユニット18に送信する。制御ユニット18では、
そのデータに基づいて薬剤aの払出しを行う。
ードとディスプレイを備えた汎用のパーソナルコンピュ
ータなどを使用することが可能で、通常、このように病
院のホストコンピュータとLAN接続された使用形態を
取るが、払出指示コンピュータ19から直接注射処方箋
データを入力して払出を行えるようなスタンドアローン
なシステム構成とすることもできる。
示すように、各収納カセット8の払出ローラ11の下方
には、反射型の光センサ20が設けられ、収納カセット
8からの薬剤aの排出を検知できるようになっている。
コンベア15の下流端の搬送コンベア1には、ストッパ
ー21が設けられている。このストッパー21は、制御
ユニット18によって制御される例えば、ソレノイドな
どにより突片を搬送コンベア1のローラの間から突出で
きるようにしたもので、バケット7の移動を規制できる
ようになっている。
位置には、反射型の光センサ22(この形態では、光セ
ンサ22を用いたがこれに限定されるものではない。例
えば、近接センサやマイクロスイッチなど、どのような
ものでもよい)が設けられており、バケット7の有無を
検出できるようになっている。
整列させて収納されており、払出ローラ11が1回転す
ると1個の薬剤aが縦ベルトコンベア12上に落下す
る。実際に落下したか否かは反射型の光センサ20で検
知しており、落ちなければ再び払出ローラ11を1回転
する。これを規定回数繰り返しても落下が検知できない
場合は薬剤aの欠品と判断できる。
る縦ベルトコンベア12により、従来例でも述べた如く
底蓋14が閉じられた中間収容器13に移送される。
ててバケット7を待ち、反射型の光センサ22がバケッ
ト7の到着を検知すると、中間収容器13の底蓋14を
開けて薬剤aを横ベルトコンベア15上に落下させる。
そして、薬剤aは、一定時間作動する横ベルトコンベア
15によりバケット7に投入される。
投入が終わると、ストッパー21は引っ込められ、バケ
ット7は次のランダム型払出機5に搬送される。
れるランダム収納型払出機5の排出口にも、同様に、ス
トッパー21とセンサ22とが設けられており、薬剤a
の払出しができるようになっている。
パー21が設けられている。すなわち、プリンタ6は、
この形態の場合、図3に示すように、プリンタヘッドを
備えた印刷部とカッター部とからなり、印刷部で用紙送
りローラによって送られる連続紙に印字を施し、カッタ
ー部がカットして下方に位置するバケット7に排出す
る。このため、搬送コンベア1の排出位置にストッパー
21として上記と同様の搬送コンベア1からソレノイド
などにより出没自在に突出する突片を設け、バケット7
の移動を規制できるようにして、カットした用紙を投入
できるようになっている。また、前記投入位置に反射型
の光センサ22を設け、搬送コンベア1のバケット7の
有無を検出できるようになっている。
けることにより、排出中のプリント用紙の有無も検出で
きるようになっている。
えば、バケット排出口にセンサが設けられ、バケット7
の排出を検出してバケット切れなどが検出できるように
なっている。
ば、リフター部の入口にセンサが設けられ、バケット7
がリフター17によって搬出できる位置にきたことを検
出できるようになっている。また、収納ラック16にも
センサが設けられ、前記ラック16にバケット7が収納
されたことを検出できるようになっている。
・スイッチ24が設けられており、各装置1〜6に設け
られたこれらのスイッチ24と各センサ20,22,2
3とは、制御ユニット18と接続されており、相互に協
調して払出しがスムースに行われるよう制御される。
されており、次に、第1実施形態として整列収納型払出
機4の払出速度の向上を図れるようにした一形態を示
す。
4に示すような処理を行うことにより、整列収納型払出
機4の払出し速度を向上させ、かつ、薬剤aの欠品エラ
ー、薬剤aの詰まりや割れの発生頻度を少なくする。
00、以下「処理」省略)、中間収容器へ薬剤移動処理
(300)、バケットへの薬剤移動処理(400)の3
つの処理で構成されている。処理をスタート(100)
して、待ち行列の作成処理(200)を実行すると、待
ち行列の作成処理(200)では、まず、図5に示すよ
うに、払出指示コンピュータ19から送られる払出デー
タを受信すると(210)、制御ユニット18は、例え
ば、図6に示すような、払出データ用のテーブルをRA
Mの作業用エリアに作成する。
ード、薬剤名、収納ユニット番号、収納カセット番号及
び払出し数からなり、払出す番号順にデータを並べたも
のである。
aの指示が終了したかを見ることにより(230)、同
一の払出データ番号に、複数の薬剤コードや薬剤名や収
納ユニット番号、収納カセット番号の有無を見て、つま
り、一処方箋について一薬剤を払い出す場合は、払出デ
ータ番号1のように登録する。一方、複数の薬剤コード
や薬剤名や収納ユニット番号、収納カセット番号がある
場合、すなわち、一処方箋において複数の異なる薬剤a
を払い出す場合は、そのデータを受信して払出データ番
号2のように、同じ、払出データ番号に登録する。
ット8及び中間収容器13に番号を付し、その番号が、
どの中間収容器13に属するかを示す対応表をROMに
記憶させて、その対応表を参照してそれらを識別できる
ようにしてある。
対応表を準備するようにしたが、これに限定されるもの
ではない。例えば、対応表を払出指示コンピュータ19
側に準備してデータを作成し、送信するようにしてもよ
い。
すると、例えば、図6の払出しデータ番号1のデータが
入力されると、薬剤Aを番号1に収納ユニット9の番号
001の収納カセット8から番号1の中間収容器13を
使って1個払い出す。
されると、薬剤Bを番号1の収納ユニット9の番号02
1の収納カセット8から番号2の中間収容器13を使っ
て1個払い出す。同時に、薬剤Cを番号1の収納ユニッ
ト9の番号041の収納カセット8から番号3の中間収
容器13を使って1個払い出す。
ト8及び中間収容器13に番号を付し、互いに関連させ
てデータを払出し順に並べたことにより、図7に示すよ
うに、例えば、各中間収容器13の払出順を決めるレジ
スタに待ち行列を作成し、その待ち行列によって同時に
払い出すデータを作成することができる。そのため、複
数の中間収容器13を同時に使用して複数の薬剤aを払
い出すことができる。
出数を予め設定した上限値と比較し(240)、上限値
を超過した場合は、複数回に別けて払い出す(25
0)。
個とすれば、図6の払出データ番号3のように払出数が
8個の場合、払出数を5個と3個に分けたデータを作成
することにより、図7に示すように、払出順を決定する
待ち行列が作成される。
ように規制して複数回に分けて払い出すことにより、多
数の薬剤aがまとまり体積が大きくなって詰まったり、
薬剤a同士が衝突したりするのを防止することができ、
薬剤aの破損を防止することができる。
決定する待ち行列に前記データを追加する(260)。
見て(270)、データの有る場合は処理を繰り返す
(270)。無い場合は(270)、主ルーチンに戻り
(280)、次の中間収容器へ薬剤移送処理を実行する
(300)。
は、まず、図8に示すように、前述の待ち行列(図7参
照)のステージ1に払出データが有るか無いかを見る
(310)。そして、払出データが有る場合は、済フラ
グがオンかどうかを見る(320)。この済フラグは、
各中間収容器13ごとに設けられ、薬剤aが中間収容器
13に移送された際にオンとし、薬剤aを中間収容器1
3から排出された際にオフとすることにより、中間収容
器13内の薬剤aの有無を検出できるようにしてある。
間収容器13に薬剤aがないので、縦ベルトコンベア1
2をタイマなどで一定時間作動させ(330)、待ち行
列に基づいて払出ローラ11を作動させて、縦ベルトコ
ンベア12上にデータの指示通りの薬剤aを決められた
数だけ排出する(340)。排出が終了すると、済みフ
ラグをオンにして(350)、次の待ち行列のデータの
有無を見て、有る場合は処理(310)〜(350)を
繰り返す。無い場合は主ルーチンへ戻り(370)、バ
ケット7への薬剤移送処理を実行する(400)。
ジ1にデータが無い場合や処理(320)で済みフラグ
がオフの場合は、待ち行列のデータの有無を見て、無い
場合は主ルーチン(370)へ戻り、有る場合は処理
(310)〜(350)を繰り返す。
図9に示すように、センサ22によって払出位置にバケ
ット7が到着したかを見る(410)。次に、全ての待
ち行列にバケット7に対応する番号の払出データが無い
かを見る(420)。すなわち、前述したようにバケッ
ト7には、供給時に払出データ番号と対応する番号が1
対1に割り付けられている。そのため、バケツト7に投
入すべき薬剤aが待ち行列に残っていないかを見て、薬
剤aの未払出が発生しないようにしている。
払出データで払い出す薬剤aが無いので、バケット7を
下流へ移送する(430)。一方、データが有る場合
は、再度ステージ1の払出データ番号がバケット7の番
号と一致するかを見て(440)、そのバケット7に投
入すべき薬剤aかどうかを見る。このとき、投入すべき
薬剤aの場合は、前記済みフラグがオンかどうかを見て
(450)、その薬剤aが中間収容器13に移送されて
いるかを見る。そして、薬剤aの中間収容器13への移
送が確認されると、横ベルトコンベア15をタイマなど
で一定時間作動させた後(460)、中間収容器13の
底蓋14を開放して薬剤aを横ベルトコンベア15でも
ってバケツト7に投入する(470)。この後、払出デ
ータを削除し(480)、次の待ち行列の有無を見て
(490)、待ち行列が有る場合は、処理(420)〜
(480)を繰り返す。無い場合は薬剤aの投入された
バケット7を下流へ搬送する(430)。
理(450)で済みフラグがオフの場合は、次の待ち行
列の有無を見て(490)、待ち行列が有る場合は、払
出データが無くなるまで、処理(420)〜(480)
を繰り返すことにより、同一バケツトに対する薬剤の払
出を行う。そして、払出が終了し、この同一バケツトに
対する払出データが無くなると、薬剤aの投入されたバ
ケット7を下流へ搬送する(430)。これらの処理を
処方箋ごとに繰り返すことにより、薬剤aの払出を行う
ことができる。
並列動作を行うようにしたので、払出速度の向上を図る
ことができる。また、その際、中間収容器13を薬剤a
の払出数の上限を定めて分割して払い出すようにしたの
で、薬剤aの詰まりや破損を防止できる。そのため、そ
れらの異常状態の発生による停止時間を減らして稼働率
を向上させることができるので、払出速度の向上を図る
ことができる。
複数の払出機4,5あるいは複数の収納ユニット9に収
容することにより、薬剤aの欠品が生じた際に、それら
を切り換えて払出しをさせるようにして、払出速度の向
上が図れるようにしたものを示す。
を整列収納型払出機4とランダム収納型払出機5に収容
した場合について述べることにする。
うに、欠品データテーブルを準備する。そして、例え
ば、整列収納型払出機4で払出中であるとする。図10
に示すように、払出処理(500)をスタートすると、
払出データ番号の収納ユニット番号が欠品データテーブ
ルに登録済かどうかを見て、払出データ番号の薬剤指示
を分析し、その収納ユニット9が以前の払出で既に欠品
が発生しているかを見る(505)。次に、薬剤指示の
収納ユニット9が薬剤aの払出しを終了したかを見て、
代替機5が必要かどうかを見る(510)。必要な場合
は(520)、欠品の発生した払出機4を欠品データテ
ーブルに登録し(510)、代替の払出機5による払出
を実行する(530)。また、同様な処理によって(5
35〜550)、代替払出機5においても欠品の発生を
見ることにより、欠品により払出が停止しないように制
御して払出速度の向上を図ることができる。
より、欠品の無い払出機5からダイレクトに払出させる
ことができるので、払出速度を向上させることができ
る。
すように、プリンタ6により、例えば、収納ユニット番
号、収納カセット番号、薬剤名、欠品数などを印刷させ
ることにより(525)、オペレータに報知することが
できる。このようにすると、オペレータによる監査が迅
速に行え、払出速度の向上が図れる。
バケットへ薬剤移動処理の後に実行できるように、払出
をこのルーチンで行うようにすれば、第1実施形態の払
出機4の払出速度を、さらに、向上させることができ
る。
払出機5に収容した場合について述べたが、これに限定
されるものではない。例えば、図10のフローチャート
図の払出機5を収納ユニット9あるいは収納カセット8
とすれば、同じ薬剤品目を整列収納型払出機4の複数の
収納ユニット8や同じユニット9の異なる収納カセット
8に収容した場合にも適用できる。
る回収処理を示す。
生した際、キー・スイッチ24を作動させて、図13に
示すような制御を行うことにより、異常発生に伴って生
じた不要な薬剤aや不要な注射処方箋を回収する。
ば、搬送コンベア1にバケット7が有るかどうかをセン
サ22によって見る(705)。そして、バケット7が
有る場合は、全バケット7をバケット排出リフター3に
移送して搬出した後(710)、バケット供給ストッカ
ー2から回収用のバケット7を搬送コンベア1に供給す
る(715)。供給された回収用のバケット7が払出機
4,5に到着したことをセンサ22によって検出すると
(720)、ストッパー21を作動してバケット7を停
止し、例えば、整列収納型払出機4では、縦ベルトコン
ベア12や中間収容器13及び横ベルトコンベア15を
作動させて薬剤aをバケット7に投入する(725)。
また、同様にランダム収納型払出機5も異常時の薬剤a
を排出する。全ての払出機4,5の薬剤aを排出すると
(730)、ストッパー21を解除してバケット7をプ
リンタ6に移動する。そして、プリンタ6に到着したこ
とをセンサ22により検出すると(735)、ストッパ
ー21によってバケット7を停止させて、センサ23に
よって印刷途中の注射処方箋をバケットに排出させる
(740)。排出が済むとストッパー21を解除してバ
ケット7をバケット排出リフター3に移送して搬出し
(745)、処理を終了する(750)。
24を設け、そのスイッチ24の操作によってバケット
供給ストッカー2からバケット7を搬送コンベア1に供
給し、薬剤aと印刷途中の注射処方箋を回収できるよう
にしたので、オペレータは薬剤aの詰まりや割れなどの
異常に気付いたらキー・スイッチ24の操作でもって回
収動作を始められる。このため、払出し途中の薬剤や注
射処方箋が残る不具合を解消し、これらの回収による払
出速度の低下を防止できる。
収処理を示す。
うことにより、始動時に自動的に搬送コンベア1に不要
なバケット7があるかどうか、あるいは、上記プリンタ
6に未排出の注射処方箋があるかどうかを検出して、未
回収のものがあれば、バケット供給ストッカー2からバ
ケット7を搬送コンベア1に供給して回収するというも
のである。
00)では、第3実施形態と同様に、搬送コンベア1に
設けたセンサ22によってバケット7が有るかどうかを
見る(810)。次に、払出機4,5、例えば整列収納
型払出機4であれぱ、収納ユニット9の縦ベルトコンベ
ヤ12上、中間収容機13内、あるいは横ベルトコンベ
ア15上に薬剤aがあるかどうかを検出する。この検出
は、縦、横のコンベア12,15であれば、これらを一
定時間作動させてセンサ20で薬剤aの有無を検出すれ
ぱよい。また、中間収容器13であれば、底蓋14を開
放して前述したように、横ベルトコンベア15を作動さ
せれば、薬剤aの有無をセンサ20で検出できる。ある
いは、中間収容器13などの薬剤aの溜まる箇所に別の
センサを設けるようにしても良い。このようにして、全
払出機4,5の不要薬剤を検出する(830)。同じ
く、プリンタ6内部に不要な注射処方箋がないかをセン
サにより検出する(840)。そして、上記のいずれか
一つでも不要なものを検出すると、第3実施形態で述べ
た回収処理(700)を行うことにより、回収を行う
(850)。
て不要薬剤と不要な注射処方箋のチェックと回収処理と
を行えるので、オペレータの作業負担を減らし、かつ、
払出し速度を向上させることができる。
の払出データに基づいて整列収納型払出機の複数の中間
収容器を並列動作させるので、払出速度を向上させるこ
とができる。
に分割して払い出すようにしたものでは、薬剤の詰まり
や破損を防止できる。
納ユニットに配置するようにしたものでは、欠品エラー
の発生を回避できるので、装置の稼働率を向上させて払
出速度の向上が図れる。
をプリントアウトするようにすれば、このデータに基づ
いてオペレータが薬剤の補給を行えば、オペレータの作
業負担を減らし、かつ、払出速度の向上も図れる。
に、払出途中の薬剤や注射処方箋を回収できるようにし
たことにより、オペレータの作業負担を軽減し、回収作
業に伴う時間のロスを軽減し、払出速度の向上を図れ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 移送路の上流側に設けられた前記移送路
に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給スト
ッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移
送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送
路上のバケットに注射剤を払出す払出機と払出した処方
をプリントアウトして前記バケットに排出する注射処方
箋用プリンタ装置を設けた注射剤払出装置において、 上記注射剤払出機が多数の注射剤を収容する複数の収納
カセットを備えた複数の収納ユニットからなり、前記各
収納ユニットが中間収容器を備えて各カセットから排出
される注射剤を収集し、上記移送路のバケットに投入す
る整列収納型払出機であって、前記整列収納型払出機が
複数の払出データを処理して各中間収容器を介してバケ
ットへの注射剤の払出しを並行して行うようにした注射
剤払出装置。 - 【請求項2】 上記払出しデータに基づく払出機の薬剤
払出し数が予め設定された上限値より大きな場合、中間
収容器への払出しを複数回に分けて行うことを特徴とす
る請求項1に記載の注射剤払出装置。 - 【請求項3】 移送路の上流側に設けられた前記移送路
に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給スト
ッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移
送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送
路上のバケットに注射剤を払出す払出機と払出した処方
をプリントアウトして前記バケットに排出する注射処方
箋用プリンタ装置を設けた注射剤払出装置において、 上記払出機が複数台からなるものとし、その複数台の払
出機に同じ注射剤を収容し、前記払出中の払出機で注射
剤の欠品が発生すると、欠品の発生した払出機に代えて
他の払出機から前記薬剤の払出しを行う注射剤払出装
置。 - 【請求項4】 上記注射剤の欠品が発生すると、その欠
品の発生した払出機を記憶し、欠品が未発生の払出機か
ら優先的に払い出すことを特徴とする請求項3に記載の
注射剤払出装置。 - 【請求項5】 上記注射剤の欠品で払出せない際に、前
記欠品に基づくデータを上記プリンタ装置によりプリン
トアウトすることを特徴とする請求項3または4に記載
の注射剤払出装置。 - 【請求項6】 移送路の上流側に設けられた前記移送路
に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給スト
ッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移
送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送
路上のバケットに注射剤を払出す払出機と払出した処方
をプリントアウトして前記バケットに排出する注射処方
箋用プリンタ装置を設けた注射剤払出装置において、 上記払出し中に異常が発生すると、バケット供給ストッ
カーからバケットを移送路に供給し、移送路を移動させ
て注射剤とプリントアウトされた用紙とを回収すること
を特徴とする注射剤払出装置。 - 【請求項7】 上記注射剤払出装置の各装置に回収スイ
ッチを設け、そのスイッチの操作によってバケット供給
ストッカーからバケットを移送路に供給し、移送路を移
動させて注射剤とプリントアウトされた用紙を回収する
ことを特徴とする請求項6に記載の注射剤払出し装置。 - 【請求項8】 上記注射剤払出装置に電源が投入される
と、払出機内の不要な薬剤、あるいは、上記プリンタ装
置に未排出の処方箋があるかを検出して、それらの一方
または両方がある場合に、バケット供給ストッカからバ
ケットを移送路に供給し、移送路を移動させてそれらを
回収することを特徴とする請求項6または7に記載の注
射剤払出し装置。 - 【請求項9】 上記注射剤払出装置に電源が投入される
と、移送路に不要なバケットがあるかどうかを検出し
て、ある場合には移送路を移動させて回収することを特
徴とする請求項6乃至8のいずれか一つに記載の注射剤
払出し装置。
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