JP3808581B2 - 注射剤払出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、病院などにおいて注射処方箋に基づいてアンプル・バイアルなどの注射薬剤を払い出す注射剤払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、病院や調剤薬局などの医療機関では、調剤業務の効率化、正確さの向上を図るため調剤支援システムの導入が行われている。
【0003】
例えば、そのような調剤支援システムの一つとして図15に示す注射剤払出装置がある。
【0004】
注射剤払出し装置は、図15に示すように、移送路1とその移送路1の上流側に設けられたバケット供給ストッカー2と前記ストッカー2の下流側に設けたバケット排出リフター3間に、注射剤(以下、薬剤)を払い出す払出機4,5と注射処方箋用プリンタ装置6(以下、プリンタ)を設けた構成となっている。
【0005】
バケット供給ストッカー2は、図15で示すように、積み重ねられたバケット7を1個ずつ移送路1に供給する。
【0006】
移送路1は、搬送コンベア(例えば、ローラコンベア)1からなり、バケット供給ストッカー2から供給される前記バケット7を、払出機4,5、プリンタ6、バケット排出リフター3の順に搬送する。
【0007】
払出機4,5は、薬剤aを整列させて収納しなければならない整列収納型払出機4と整列を要しないランダム収納型払出機5との2種類あり、どちらの型も薬剤aをその種類ごとに収容する複数の収納カセット8が装着される。そして、指定された薬剤aを収容する収納カセット8から指定された数の薬剤aを搬送コンベア1のバケット7に払い出す。
【0008】
この整列収納型払出機4は、例えば図16に示すように、薬剤aを収容する収納カセット8を直列に複数個備えた引き出し式の収納ユニット9を有しており、図16のものでは、4台の収納ユニット9が装着されている。
【0009】
また、各収納ユニット9の収納カセット8の下端には排出孔10が設けられている。この排出孔10には、凹部の形成された払出ローラ11が設けられ、その下方に収納カセット8と並行に搬送用の縦ベルトコンベア12が設けられており、払出ローラ11が一回転する度に収納カセット8から薬剤aが一つずつ縦ベルトコンベア12に排出される。
【0010】
この縦ベルトコンベア12の下流端には中間収容器13が備えられており、排出された薬剤aを収集する。また、中間収容器13は、底蓋14が開閉自在に形成され、その下方には、図には表示されていないが、後述するように各収納ユニット9の中間収容器13に沿って横ベルトコンベアが設けられている。
【0011】
さらに、この横ベルトコンベアの下流端は、搬送コンベア上方に位置するようになっており、この位置にバケット7が移動してきた際に、前記中間収容器13の底蓋14を開放して収集した薬剤aを横ベルトコンベアでバケット7に投入する。
【0012】
整列収納型及びランダム収納型払出機4,5は、システム内にいずれか一方、あるいは両方を配置してもよい。また、どちらの型も搬送コンベア1を延長すれば、調剤する薬剤数に応じて何台でも配置することができる。
【0013】
プリンタ6は、払出機4,5で払い出された処方を印字して搬送コンベア1のバケット7に投入する。
【0014】
バケット排出リフター3は、バケット7の収納ラック16を有し、前記ラック16にリフター17によって搬送コンベア1のバケット7を搬出し、前記ラック16に収集する。
【0015】
この注射剤払出装置は、制御ユニット18を介して払出指示コンピュータ19と接続され、各装置1〜6の作動が制御されるようになっている。
【0016】
また、払出指示コンピュータ19は、例えば、病院内などのホストコンピュータと接続され、ホストコンピュータから払出データを受信すると、データごとに1個のバケット7をバケット供給ストッカー2から搬送コンベア1に供給する。
【0017】
そして、搬送コンベア1によって搬送されるバケット7に対して払出機4,5から薬剤aを投入し、プリンタ6で注射処方箋などがプリントアウトされた用紙を投入して、搬送コンベア1の下流に運んだのち、バケット排出リフター3により搬出されて収納ラック16に積み込まれる。
【0018】
この後、オペレータが、収納ラック16のバケット7の一つ一つについて薬剤aに欠品や損傷がないか、バケット7内の注射処方箋に基づき監査して払出が終了する。
【0019】
ところで、このような病院などにおける薬剤aの払出し業務は、病棟ごとに入院患者の翌日分の注射剤を前日に準備する。そのため、例えば、休日前の金曜日には土〜月曜日までの3日分の注射剤を払い出さねばならず、従来から払出し速度の向上が望まれていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のシステムでは、払出し速度の向上を計る上で、下記のような問題があった。
【0021】
(1)払出機の払出し速度が遅い。
【0022】
特に、整列収納型払出機においては、払出しデータを一つ読み込んでは中間収容器に排出するように制御していたので、例えば、一人の患者に対して払出す薬剤が複数の収納ユニットに渡っていると、一つの中間収容器の排出が終了したのち次の中間収容器の排出を行うというようになり、処理速度が遅くなるという問題がある。
【0023】
(2)薬剤に欠品が出た場合に払出し速度が遅くなる。
【0024】
すなわち、監査の際に払い出された薬剤に欠品がないか、オペレータがバケット内の注射処方箋に印刷されている払い出し数と実際に払い出された数とを比べて暗算で欠品数を求めなければならず、手間がかかり払出し速度が遅くなる。
【0025】
(3)一旦装置を止めると起動までに時間がかかる。
【0026】
例えば、欠品が起こった場合などに装置を止めると、払出機、プリンタ、搬送コンベアの内部に払出し途中の薬剤、処方箋などが残り、それらをオペレータが装置の筐体を開けて排除しないと復旧できず、払出すまでに時間がかかる。その結果、払出速度が遅くなる。また、これは異常時ばかりではなく起動する起動時にも言えることであった。
【0027】
(4)薬剤の詰まりや割れなどが発生しやすい。
【0028】
特に、整列収納型払出機においては、一度に同じ薬剤を多数払い出すと、払出機の内部の各所(ベルトコンベア、中間収納容器など)で薬剤が詰まったり割れたりするため、それらを除くのに装置を度々ストップさせなければならず、払出し速度が遅くなるという問題があった。
【0029】
そこで、この発明の課題は、整列収納型払出機の払出し速度を向上させ、薬剤の欠品エラー、薬剤の詰まりや割れの発生頻度を少なくするとともに、システム自体の異常発生後の復旧も速やかに行える注射剤払出装置を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1では、移送路の上流側に設けられた、前記移送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送路上のバケットに注射剤を払出す払出機を設けた注射剤払出装置において、上記注射剤払出機が多数の注射剤を収容する複数の収納カセットを備えた複数の収納ユニットに、各カセットから排出される注射剤を収集する中間収容器を備えるとともに、その複数の中間収容器の払出しを制御する制御ユニットを備え、前記制御ユニットが、中間収容器ごとに注射剤を払出すデータを順に並べた待ち行列を作成し、その作成した待ち行列に基づいて各中間収容器が並行してバケットへの払出しを行うようにした構成を採用することにより、例えば、一人の患者に対して払出す薬剤が複数の収納ユニットに渡っていても、同時に複数の中間収容器を介して払出しが可能なので、中間収容器を効率良く使用して払出し速度を向上させることができる。
【0031】
また、このとき、上記注射剤の払出し数が予め設定された上限値より大きな場合、上記制御ユニットが、払出し数を複数回に分けた待ち行列を作成して中間収容器からの注射剤の払出しを複数回に分けて行う構成を採用すれば(請求項2)、整列収納型の払出機における薬剤の破損原因の多くは、一度に多数の薬剤をまとめて排出した際に、多数の薬剤がまとまり体積大きくなって詰まったり、薬剤同士が衝突して割れるのが大きな原因である。そのため、中間収容器に払い出される薬剤を分ければ、一度に排出される薬剤を少なくすることができるので、薬剤の破損を防止することができる。
【0032】
なお、上記上限値とは、装置の形状に応じて経験や実験などにより適宜決められるものである。
【0033】
また、上記移送路の上流側に設けられた前記移送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送路上のバケットに注射剤を払出す払出機を設けた注射剤払出装置において、上記払出機が複数台からなるものとして、前記複数台の払出機に同じ薬剤を収容し、一方、その各払出機からの注射剤の払出しを制御する制御ユニットを備えて、前記制御ユニットが、払出中の払出機で注射剤の欠品が発生すると、その欠品の発生した払出機に代えて他の払出機から前記薬剤の払出しを行うという構成を採用すれば(請求項3)、欠品が出た場合、その欠品が出た以外の同じ薬剤が収容された払出機から払い出すようにすると、収容割り付けの柔軟性を増すと同時に、装置の停止を回避できる。
【0034】
また、上記注射剤の欠品が発生すると、上記制御ユニットが、注射剤の欠品の発生した払出機を登録する欠品データテーブルを備え、前記テーブルに基づいて欠品の無い払出機から注射剤を払出すという構成を採用すれば(請求項4)、欠品エラーの未発生の払出機から例えば、1号機が欠品を起こし2号機から払い出すようになった場合、その後は、直接2号機から優先的に払い出すことで払出しの際に、1号機か欠品したかをいちいちチェックしなくても良くなるため、払出し速度を向上させることができる。
【0035】
このとき、上記バケット供給ストッカーとバケット排出リフター間に、排出した処方をプリントアウトして移送路上のバケットに排出する注射処方箋用プリンタを設け、注射剤の欠品で払出せない際に、前記欠品に基づくデータを前記プリンタ装置によりプリントアウトする構成を採用すれば(請求項5)、そのプリントアウトの結果からオペレータが監査を行うことができるので、作業負担を減らし、払出速度を向上させることができる。
【0036】
また、移送路の上流側に設けられた、前記移送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送路上のバケットに注射剤を払出す払出機を設けた注射剤払出装置において、上記注射剤払出装置の各装置に回収スイッチを設け、そのスイッチの操作によってバケット供給ストッカーからバケットを移送路に供給し、移送路を移動させて注射剤を回収する構成を採用すれは(請求項6)、例えば、上記払出し中に非常停止などで急に払出しがストップした際、復旧時にバケット供給ストッカーからバケットを移送路に供給して、払出し途中の薬剤を排出させて回収することにより、払出し途中の薬剤が残る不具合を解消し、回復操作をしなければならないオペレータの作業負担を減らすことができる。
【0037】
また、上記移送路にバケット検出用のセンサを設け、前記センサが移送路上にバケットを検出すると、移送路上の全バケットを排出リフターへ移送して排出したのち、バケット供給ストッカーからバケットを移送路に供給し、移送路を移動させて注射剤を回収する構成を採用することができる(請求項7)。
このとき、上記バケット供給ストッカーとバケット排出リフター間に、払出した処方をプリントアウトして前記バケットに排出する注射処方箋用プリンタ装置を設け、上記回収スイッチの操作によって排出された注射剤と同時にプリントアウトされた用紙を回収するという構成を採用すれば(請求項8)、例えば、上記払出し中に非常停止などで急に払出しがストップした際やオペレータが薬剤の詰まりや割れなどの異常に気付いた際に、スイッチ操作でもって注射剤と、印刷途中の注射処方箋を排出させて回収できるので、オペレータの作業負担を減らすことができる。
【0038】
また、上記注射剤を払出す払出機に注射剤を検出するセンサを備え、上記プリンタ装置にセンサを備えるとともに、上記移送路に設けたバケット検出用のセンサとで、上記注射剤払出装置に電源が投入された際に、払出機や移送路に残された不要な薬剤、あるいはプリンタ装置に未排出の処方箋があるかを検出し、それらを検出すると、バケット供給ストッカーからバケットを移送路に供給し、移送路を移動させてそれらを回収するという構成(請求項9)や上記移送路に設けたバケット検出用のセンサで、上記注射剤払出装置に電源が投入された際に、移送路上のバケットを検出して、バケットを検出すると、移送路を移動させて回収するという構成(請求項10)を採用すれば、始動時に自動的に回収動作を始められるので、オペレータの作業負担を減らし、かつ、払出し速度を向上させることができる。
【0039】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、その際、従来例で述べた部材については、同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0040】
すなわち、注射剤払出装置は、図15に示す従来例のものと同様、搬送コンベア1の上流側に設けられたバケット供給ストッカー2と前記ストッカー2の下流側に設けられたバケット排出リフター3間に、整列収納型払出機4、ランダム収納型払出機5及びプリンタ6を直列に設けたものとなっている。また、各装置1〜6は、制御ユニット18を介して払出指示コンピュータ19と接続されている。
【0041】
制御ユニット18は、図1に示すように、CPU、ROM、RAM、インターフェース回路で構成されており、表示モニタ、キースイッチなどが設けられている。
【0042】
CPUは、ROM、RAMと接続され、外部インターフェース回路を介して上記各装置1〜6と各装置1〜6に設けられたセンサと接続されており、センサからの検出信号に基づいて、予めROMに書き込まれた制御プログラムにしたがって各装置1〜6を制御する。その際、RAMは作業用のメモリとして払出しに必要なデータを一時記憶させることができるようになっている。
【0043】
また、CPUは、内部インターフェースを介して表示モニタ、キースイッチと接続されており、制御データの変更や制御状況の表示などができるようになっている。さらに、制御ユニット18には、シリアルインターフェース(例えば、RS−232C)が設けられており、払出指示コンピュータ19と接続できるようになっている。
【0044】
払出指示コンピュータ19は、病院内のホストコンピュータとLAN接続されており、そこから注射処方箋データを受信し、それを払出データに変換して制御ユニット18に送信する。制御ユニット18では、そのデータに基づいて薬剤aの払出しを行う。
【0045】
前記払出指示コンピュータ19は、キーボードとディスプレイを備えた汎用のパーソナルコンピュータなどを使用することが可能で、通常、このように病院のホストコンピュータとLAN接続された使用形態を取るが、払出指示コンピュータ19から直接注射処方箋データを入力して払出を行えるようなスタンドアローンなシステム構成とすることもできる。
【0046】
この形態の整列収納型払出機4は、図2に示すように、各収納カセット8の払出ローラ11の下方には、反射型の光センサ20が設けられ、収納カセット8からの薬剤aの排出を検知できるようになっている。
【0047】
また、薬剤払出し位置、つまり、横ベルトコンベア15の下流端の搬送コンベア1には、ストッパー21が設けられている。このストッパー21は、制御ユニット18によって制御される例えば、ソレノイドなどにより突片を搬送コンベア1のローラの間から突出できるようにしたもので、バケット7の移動を規制できるようになっている。
【0048】
さらに、このストッパー21の設けられた位置には、反射型の光センサ22(この形態では、光センサ22を用いたがこれに限定されるものではない。例えば、近接センサやマイクロスイッチなど、どのようなものでもよい)が設けられており、バケット7の有無を検出できるようになっている。
【0049】
すなわち、収納カセット8には、薬剤aが整列させて収納されており、払出ローラ11が1回転すると1個の薬剤aが縦ベルトコンベア12上に落下する。実際に落下したか否かは反射型の光センサ20で検知しており、落ちなければ再び払出ローラ11を1回転する。これを規定回数繰り返しても落下が検知できない場合は薬剤aの欠品と判断できる。
【0050】
また、落下した薬剤aは、一定時間作動する縦ベルトコンベア12により、従来例でも述べた如く底蓋14が閉じられた中間収容器13に移送される。
【0051】
搬送コンベア1では、ストッパー21を立ててバケット7を待ち、反射型の光センサ22がバケット7の到着を検知すると、中間収容器13の底蓋14を開けて薬剤aを横ベルトコンベア15上に落下させる。そして、薬剤aは、一定時間作動する横ベルトコンベア15によりバケット7に投入される。
【0052】
この払出機4で払出すべき全ての薬剤aの投入が終わると、ストッパー21は引っ込められ、バケット7は次のランダム型払出機5に搬送される。
【0053】
また、このようにしてバケット7の搬送されるランダム収納型払出機5の排出口にも、同様に、ストッパー21とセンサ22とが設けられており、薬剤aの払出しができるようになっている。
【0054】
さらに、プリンタ6の排出位置にもストッパー21が設けられている。すなわち、プリンタ6は、この形態の場合、図3に示すように、プリンタヘッドを備えた印刷部とカッター部とからなり、印刷部で用紙送りローラによって送られる連続紙に印字を施し、カッター部がカットして下方に位置するバケット7に排出する。このため、搬送コンベア1の排出位置にストッパー21として上記と同様の搬送コンベア1からソレノイドなどにより出没自在に突出する突片を設け、バケット7の移動を規制できるようにして、カットした用紙を投入できるようになっている。また、前記投入位置に反射型の光センサ22を設け、搬送コンベア1のバケット7の有無を検出できるようになっている。
【0055】
さらに、光センサ23をカッター下方に設けることにより、排出中のプリント用紙の有無も検出できるようになっている。
【0056】
一方、バケット供給ストッカー2には、例えば、バケット排出口にセンサが設けられ、バケット7の排出を検出してバケット切れなどが検出できるようになっている。
【0057】
また、バケット排出リフター3には、例えば、リフター部の入口にセンサが設けられ、バケット7がリフター17によって搬出できる位置にきたことを検出できるようになっている。また、収納ラック16にもセンサが設けられ、前記ラック16にバケット7が収納されたことを検出できるようになっている。
【0058】
さらに、各装置1〜6には、回収用のキー・スイッチ24が設けられており、各装置1〜6に設けられたこれらのスイッチ24と各センサ20,22,23とは、制御ユニット18と接続されており、相互に協調して払出しがスムースに行われるよう制御される。
【0059】
この注射剤払出装置は、以上のように構成されており、次に、第1実施形態として整列収納型払出機4の払出速度の向上を図れるようにした一形態を示す。
【0060】
すなわち、制御ユニット18によって、図4に示すような処理を行うことにより、整列収納型払出機4の払出し速度を向上させ、かつ、薬剤aの欠品エラー、薬剤aの詰まりや割れの発生頻度を少なくする。
【0061】
この処理は、待ち行列の作成処理(処理200、以下「処理」省略)、中間収容器へ薬剤移動処理(300)、バケットへの薬剤移動処理(400)の3つの処理で構成されている。処理をスタート(100)して、待ち行列の作成処理(200)を実行すると、まず、図5に示すように、払出指示コンピュータ19から送られる払出データを受信して(210)、制御ユニット18は、例えば、図6に示すような、払出データ用のテーブルをRAMの作業エリアに作成し、払出データを登録する(220)。そして、例えば、同一の払出データ番号の注射薬剤aの指示が終了したかを見ることにより、終了するまで受信を続ける(230)。
【0062】
ところで、前記テーブルは、払出データ番号、薬剤コード、薬剤名、収納ユニット番号、収納カセット番号及び払出し数からなり、払出す番号順にデータを並べたものである(図6参照)
【0063】
すなわち、一処方箋(同一の払出番号)について一薬剤を払出す場合は、払出データ番号1のように登録する。一方、複数の薬剤コード収納ユニット番号収納カセット番号がある場合、すなわち、一処方箋において複数の異なる注射剤aを払い出す場合は、そのデータを受信して払出データ番号2のように、同じ、払出データ番号に登録する。
【0064】
このとき、各収納ユニット9と各収納カセット8及び中間収容器13に番号を付し、その番号が、どの中間収容器13に属するかを示す対応表をROMに記憶させて、その対応表を参照してそれらを識別できるようにしてある。
【0065】
なお、この形態では、制御ユニット18に対応表を準備するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、対応表を払出指示コンピュータ19側に準備してデータを作成し、送信するようにしてもよい。
【0066】
このようにして払出データテーブルを作成すると、例えば、図6の払出しデータ番号1のデータが入力されると、薬剤A(「A」薬剤名:以下B、Cも同様)を収納ユニット9の番号001の収納カセット8から番号1の中間収容器13を使って払い出す。
【0067】
次に、払出しデータ番号2のデータが入力されると、薬剤Bを番号1の収納ユニット9の番号021の収納カセット8から番号2の中間収容器13を使って1個払い出す。同時に、薬剤Cを番号1の収納ユニット9の番号041の収納カセット8から番号3の中間収容器13を使って1個払い出す。
【0068】
このように、収納ユニット9、収納カセット8及び中間収容器13に番号を付し、互いに関連させてデータを払出し順に並べたことにより、図7に示すように、例えば、各中間収容器13の払出順を決めるレジスタに待ち行列を作成し、その待ち行列によって同時に払い出すデータを作成することができる。そのため、複数の中間収容器13を同時に使用して複数の薬剤aを払い出すことができる。
【0069】
このとき、上記データにおける薬剤aの払出数を予め設定した上限値と比較し(240)、上限値を超過した場合は、複数回に別けて払い出す(250)。
【0070】
すなわち、この形態のように、上限値を5個とすれば、図6の払出データ番号3のように払出数が8個の場合、払出数を5個と3個に分けたデータを作成することにより、図7に示すように、払出順を決定する待ち行列が作成される。
【0071】
こうして一回の払出数を上限値を超えないように規制して複数回に分けて払い出すことにより、多数の薬剤aがまとまり体積が大きくなって詰まったり、薬剤a同士が衝突したりするのを防止することができ、薬剤aの破損を防止することができる。
【0072】
一方、上限値を超えない場合は、払出順を決定する待ち行列に前記データを追加する(260)。
【0073】
そして、新たな薬剤指示のデータの有無を見て(270)、データの有る場合は処理を繰り返す(270)。無い場合は(270)、主ルーチンに戻り(280)、次の中間収容器へ薬剤移送処理を実行する(300)。
【0074】
中間収容器へ薬剤移送処理(300)では、まず、図8に示すように、前述の待ち行列(図7参照)のステージ1に払出データが有るか無いかを見る(310)。そして、払出データが有る場合は、済フラグがオンかどうかを見る(320)。この済フラグは、各中間収容器13ごとに設けられ、薬剤aが中間収容器13に移送された際にオンとし、薬剤aを中間収容器13から排出された際にオフとすることにより、中間収容器13内の薬剤aの有無を検出できるようにしてある。
【0075】
このとき、前記フラグがオフの場合は、中間収容器13に薬剤aがないので、縦ベルトコンベア12をタイマなどで一定時間作動させ(330)、待ち行列に基づいて払出ローラ11を作動させて、縦ベルトコンベア12上にデータの指示通りの薬剤aを決められた数だけ排出する(340)。排出が終了すると、済みフラグをオンにして(350)、次の待ち行列のデータの有無を見て、有る場合は処理(310)〜(350)を繰り返す。無い場合は主ルーチンへ戻り(370)、バケット7への薬剤移送処理を実行する(400)。
【0076】
一方、処理(310)で待ち行列のステージ1にデータが無い場合や処理(320)で済みフラグがオフの場合は、待ち行列のデータの有無を見て、無い場合は主ルーチン(370)へ戻り、有る場合は処理(310)〜(350)を繰り返す。
【0077】
バケットへ薬剤移送処理(400)では、図9に示すように、センサ22によって払出位置にバケット7が到着したかを見る(410)。次に、全ての待ち行列にバケット7に対応する番号の払出データが無いかを見る(420)。すなわち、前述したようにバケット7には、供給時に払出データ番号と対応する番号が1対1に割り付けられている。そのため、バケツト7に投入すべき薬剤aが待ち行列に残っていないかを見て、薬剤aの未払出が発生しないようにしている。
【0078】
このとき、払出データが無い場合は、この払出データで払い出す薬剤aが無いので、バケット7を下流へ移送する(430)。一方、データが有る場合は、再度ステージ1の払出データ番号がバケット7の番号と一致するかを見て(440)、そのバケット7に投入すべき薬剤aかどうかを見る。このとき、投入すべき薬剤aの場合は、前記済みフラグがオンかどうかを見て(450)、その薬剤aが中間収容器13に移送されているかを見る。そして、薬剤aの中間収容器13への移送が確認されると、横ベルトコンベア15をタイマなどで一定時間作動させた後(460)、中間収容器13の底蓋14を開放して薬剤aを横ベルトコンベア15でもってバケツト7に投入する(470)。この後、払出データを削除し(480)、次の待ち行列の有無を見て(490)、待ち行列が有る場合は、処理(420)〜(480)を繰り返す。無い場合は薬剤aの投入されたバケット7を下流へ搬送する(430)。
【0079】
一方、処理(440)で払出データが一致しない場合や処理(450)で済フラグがオフの場合は、次の待ち行列の有無を見て(490)、待ち行列が有る場合は、払出データが無くなるまで、処理(420)〜(480)を繰り返すことにより、同一バケットに対する薬剤の払出を行う。そして、払出が終了し、この同一バケットに対する払出データが無くなると、薬剤の投入されたバケット7を下流へ搬送する(430)。これらの処理を処方箋ごとに繰り返すことにより、薬剤の払出しを行うことができる。
【0080】
このように、複数の払出データに基づいて並列動作を行うようにしたので、払出速度の向上を図ることができる。また、その際、中間収容器13を薬剤aの払出数の上限を定めて分割して払い出すようにしたので、薬剤aの詰まりや破損を防止できる。そのため、それらの異常状態の発生による停止時間を減らして稼働率を向上させることができるので、払出速度の向上を図ることができる。
【0081】
次に、第2実施形態として、同じ薬剤aを複数の払出機4,5あるいは複数の収納ユニット9に収容することにより、薬剤aの欠品が生じた際に、それらを切り換えて払出しをさせるようにして、払出速度の向上が図れるようにしたものを示す。
【0082】
このとき、この形態のでは、同じ薬剤品目を整列収納型払出機4とランダム収納型払出機5に収容した場合について述べることにする。
【0083】
すなわち、このものでは、図11に示すように、欠品データテーブルを準備する。そして、例えば、整列収納型払出機4で払出中であるとする。図10に示すように、払出処理(500)をスタートすると、払出データ番号の収納ユニット番号が欠品データテーブルに登録済かどうかを見て、払出データ番号の薬剤指示を分析し、その収納ユニット9が以前の払出で既に欠品が発生しているかを見る(505)。次に、薬剤指示の収納ユニット9が薬剤aの払出しを終了したかを見て、代替機5が必要かどうかを見る(510)。必要な場合は(520)、欠品の発生した払出機4を欠品データテーブルに登録し(510)、代替の払出機5による払出を実行する(530)。また、同様な処理によって(535〜550)、代替払出機5においても欠品の発生を見ることにより、欠品により払出が停止しないように制御して払出速度の向上を図ることができる。
【0084】
さらに、このように欠品を登録することにより、欠品の無い払出機5からダイレクトに払出させることができるので、払出速度を向上させることができる。
【0085】
また、欠品が発生した場合は、図12に示すように、プリンタ6により、例えば、収納ユニット番号、収納カセット番号、薬剤名、欠品数などを印刷させることにより(525)、オペレータに報知することができる。このようにすると、オペレータによる監査が迅速に行え、払出速度の向上が図れる。
【0086】
この処理は、例えば、図4に示すように、バケットへ薬剤移動処理の後に実行できるように、払出をこのルーチンで行うようにすれば、第1実施形態の払出機4の払出速度を、さらに、向上させることができる。
【0087】
なお、この形態では、同じ薬剤品目を別の払出機5に収容した場合について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、図10のフローチャート図の払出機5を収納ユニット9あるいは収納カセット8とすれば、同じ薬剤品目を整列収納型払出機4の複数の収納ユニット8や同じユニット9の異なる収納カセット8に収容した場合にも適用できる。
【0088】
第3実施形態として回収スイッチ24による回収処理を示す。
【0089】
この処理は、例えば、払出し中に異常が発生した際、キー・スイッチ24を作動させて、図13に示すような制御を行うことにより、異常発生に伴って生じた不要な薬剤aや不要な注射処方箋を回収する。
【0090】
すなわち、この処理(700)では、例えば、搬送コンベア1にバケット7が有るかどうかをセンサ22によって見る(705)。そして、バケット7が有る場合は、全バケット7をバケット排出リフター3に移送して搬出した後(710)、バケット供給ストッカー2から回収用のバケット7を搬送コンベア1に供給する(715)。供給された回収用のバケット7が払出機4,5に到着したことをセンサ22によって検出すると(720)、ストッパー21を作動してバケット7を停止し、例えば、整列収納型払出機4では、縦ベルトコンベア12や中間収容器13及び横ベルトコンベア15を作動させて薬剤aをバケット7に投入する(725)。また、同様にランダム収納型払出機5も異常時の薬剤aを排出する。全ての払出機4,5の薬剤aを排出すると(730)、ストッパー21を解除してバケット7をプリンタ6に移動する。そして、プリンタ6に到着したことをセンサ22により検出すると(735)、ストッパー21によってバケット7を停止させて、センサ23によって印刷途中の注射処方箋をバケットに排出させる(740)。排出が済むとストッパー21を解除してバケット7をバケット排出リフター3に移送して搬出し(745)、処理を終了する(750)。
【0091】
このように、各装置1〜6に回収スイッチ24を設け、そのスイッチ24の操作によってバケット供給ストッカー2からバケット7を搬送コンベア1に供給し、薬剤aと印刷途中の注射処方箋を回収できるようにしたので、オペレータは薬剤aの詰まりや割れなどの異常に気付いたらキー・スイッチ24の操作でもって回収動作を始められる。このため、払出し途中の薬剤や注射処方箋が残る不具合を解消し、これらの回収による払出速度の低下を防止できる。
【0092】
次に、第4実施形態として電源投入時の回収処理を示す。
【0093】
この処理は、図14に示すような処理を行うことにより、始動時に自動的に搬送コンベア1に不要なバケット7があるかどうか、あるいは、上記プリンタ6に未排出の注射処方箋があるかどうかを検出して、未回収のものがあれば、バケット供給ストッカー2からバケット7を搬送コンベア1に供給して回収するというものである。
【0094】
すなわち、この電源投入時の回収処理(800)では、第3実施形態と同様に、搬送コンベア1に設けたセンサ22によってバケット7が有るかどうかを見る(810)。次に、払出機4,5、例えば整列収納型払出機4であれぱ、収納ユニット9の縦ベルトコンベヤ12上、中間収容機13内、あるいは横ベルトコンベア15上に薬剤aがあるかどうかを検出する。この検出は、縦、横のコンベア12,15であれば、これらを一定時間作動させてセンサ20で薬剤aの有無を検出すれぱよい。また、中間収容器13であれば、底蓋14を開放して前述したように、横ベルトコンベア15を作動させれば、薬剤aの有無をセンサ20で検出できる。あるいは、中間収容器13などの薬剤aの溜まる箇所に別のセンサを設けるようにしても良い。このようにして、全払出機4,5の不要薬剤を検出する(830)。同じく、プリンタ6内部に不要な注射処方箋がないかをセンサにより検出する(840)。そして、上記のいずれか一つでも不要なものを検出すると、第3実施形態で述べた回収処理(700)を行うことにより、回収を行う(850)。
【0095】
このように、始動時にオペレータに代わって不要薬剤と不要な注射処方箋のチェックと回収処理とを行えるので、オペレータの作業負担を減らし、かつ、払出し速度を向上させることができる。
【0096】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成し、複数の払出データに基づいて整列収納型払出機の複数の中間収容器を並列動作させるので、払出速度を向上させることができる。
【0097】
このとき、薬剤を上限値に基づいて複数回に分割して払い出すようにしたものでは、薬剤の詰まりや破損を防止できる。
【0098】
また、同じ薬剤を複数の払出機や複数の収納ユニットに配置するようにしたものでは、欠品エラーの発生を回避できるので、装置の稼働率を向上させて払出速度の向上が図れる。
【0099】
このとき、欠品エラーによる未払出の薬剤をプリントアウトするようにすれば、このデータに基づいてオペレータが薬剤の補給を行えば、オペレータの作業負担を減らし、かつ、払出速度の向上も図れる。
【0100】
また、非常停止や不意の電源断や始動時に、払出途中の薬剤や注射処方箋を回収できるようにしたことにより、オペレータの作業負担を軽減し、回収作業に伴う時間のロスを軽減し、払出速度の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のブロック図
【図2】実施形態の作用図
【図3】実施形態の作用図
【図4】第1実施形態のフローチャート図
【図5】第1実施形態のフローチャート図
【図6】第1実施形態の作用説明図
【図7】第1実施形態の作用説明図
【図8】第1実施形態のフローチャート図
【図9】第1実施形態のフローチャート図
【図10】第2実施形態のフローチャート図
【図11】第2実施形態の作用説明図
【図12】第2実施形態の作用説明図
【図13】第3実施形態のフローチャート図
【図14】第4実施形態のフローチャート図
【図15】注射剤払出装置の斜視図
【図16】整列収納型払出機の断面図
【符号の説明】
1 搬送コンベア
2 バケット供給ストッカー
3 バケット排出リフター
4 整列収納型払出機
5 ランダム収納型払出機
6 プリンタ装置
7 バケット
8 収納カセット
9 収納ユニット
13 中間収容器
24 キー・スイッチ
a 注射剤

Claims (10)

  1. 移送路の上流側に設けられた、前記移送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送路上のバケットに注射剤を払出す払出機を設けた注射剤払出装置において、
    上記注射剤払出機が多数の注射剤を収容する複数の収納カセットを備えた複数の収納ユニットに、各カセットから排出される注射剤を収集する中間収容器を備えるとともに、その複数の中間収容器の払出しを制御する制御ユニットを備え、前記制御ユニットが、中間収容器ごとに注射剤を払出すデータを順に並べた待ち行列を作成し、その作成した待ち行列に基づいて各中間収容器が並行してバケットへの払出しを行なうようにした注射剤払出装置。
  2. 上記注射剤の払出し数が予め設定された上限値より大きな場合、上記制御ユニットが、払出し数を複数回に分けた待ち行列を作成して中間収容器からの注射剤の払出しを複数回に分けて行うことを特徴とする請求項1に記載の注射剤払出装置。
  3. 移送路の上流側に設けられた、前記移送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送路上のバケットに注射剤を払出す払出機を設けた注射剤払出装置において、
    上記払出機が複数台からなるものとして、前記複数台の払出機に同じ注射剤を収容し、一方、その各払出機からの注射剤の払出しを制御する制御ユニットを備えて、前記制御ユニットが、払出中の払出機で注射剤の欠品が発生すると、その欠品の発生した払出機に代えて他の払出機から前記薬剤の払出しを行なう注射剤払出装置。
  4. 上記制御ユニットが、注射剤の欠品の発生した払出機を登録する欠品データテーブルを備え、前記テーブルに基づいて欠品の無い払出機から注射剤を払出す請求項3に記載の注射剤払出装置。
  5. 上記バケット供給ストッカーとバケット排出リフター間に、排出した処方をプリントアウトして移送路上のバケットに排出する注射処方箋用プリンタを設け、注射剤の欠品で払出せない際に、前記欠品に基づくデータを前記プリンタ装置によりプリントアウトすることを特徴とする請求項3または4に記載の注射剤払出装置。
  6. 移送路の上流側に設けられた、前記移送路に薬剤払出し用のバケットを供給するバケット供給ストッカーと前記移送路の下流側に設けられたバケットを移送路から搬出するバケット排出リフター間に、前記移送路上のバケットに注射剤を払出す払出機を設けた注射剤払出装置において、
    上記注射剤払出装置の各装置に回収スイッチを設け、そのスイッチの操作によってバケット供給ストッカーからバケットを移送路に供給し、移送路を移動させて注射剤を回収することを特徴とする注射剤払出装置。
  7. 上記移送路にバケット検出用のセンサを設け、前記センサが移送路上にバケットを検出すると、移送路上の全バケットを排出リフターへ移送して払出したのち、バケット供給ストッカーからバケットを移送路へ供給し、移送路を移動させて注射剤を回収することを特徴とする請求項6に記載の注射剤払出装置。
  8. 上記バケット供給ストッカーとバケット排出リフター間に、払出した処方をプリントアウトして前記バケットに排出する注射処方箋用プリンタ装置を設け、上記回収スイッチの操作によって排出された注射剤と同時にプリントアウトされた用紙を回収することを特徴とする請求項6または7に記載の注射剤払出装置。
  9. 上記注射剤を払出す払出機に注射剤を検出するセンサを備え、上記プリンタ装置にセンサを備えるとともに、上記移送路に設けたバケット検出用のセンサとで、上記注射剤払出装置に電源が投入された際に、払出機や移送路に残された不要な薬剤、あるいはプリンタ装置に未排出の処方箋があるかを検出し、それらを検出すると、バケット供給ストッカーからバケットを移送路供給して移送路を移動させてそれらを回収することを特徴とする請求項8に記載の注射剤払出装置。
  10. 上記移送路に設けたバケット検出用のセンサで、上記注射剤払出装置に電源が投入された際に、移送路上のバケットを検出して、バケットを検出すると、移送路を移動させて回収することを特徴とする請求項9に記載の注射剤払出装置。
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