JPH10265009A - 材料格納ピット - Google Patents

材料格納ピット

Info

Publication number
JPH10265009A
JPH10265009A JP7559997A JP7559997A JPH10265009A JP H10265009 A JPH10265009 A JP H10265009A JP 7559997 A JP7559997 A JP 7559997A JP 7559997 A JP7559997 A JP 7559997A JP H10265009 A JPH10265009 A JP H10265009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
pit
cover
moving means
slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7559997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihito Furuya
嘉仁 古屋
Shinji Nakatsuka
伸治 中塚
Nobuhiro Takashima
暢宏 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP7559997A priority Critical patent/JPH10265009A/ja
Publication of JPH10265009A publication Critical patent/JPH10265009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない操作で短時間のうちに蓋の開閉を行う
ことのできる材料格納ピットを実現する。 【解決手段】 ピット本体Pの内部を複数の材料置場に
分割し、その上部に各材料置場毎に分割された蓋1a・・
・1fを設けてなる材料格納ピットにおいて、分割された
蓋1a・・・1fの相互間に連結手段2を有するとともに、
水平方向に移動自在かつ任意の蓋と係合離脱可能な蓋移
動手段3を備えてなり、蓋1a・・・1fの端部に係合部12
を設けるとともに、蓋移動手段3は走行レール4上を自
走できる走行機構と、この係合部12に係合する昇降可能
な昇降アーム31を備えるのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連鋳工場において
製造される温片スラブを熱間圧延工場において工程待ち
のため一時貯蔵するスラブヤード内のスラブ格納ピット
(以下、温片ピットという)等の材料格納ピットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種の材料を一時貯蔵するため、長方形
の空間の上部に水平方向に移動する蓋を設けた材料格納
ピットが使用される。例えば、連鋳工場において製造さ
れる温片スラブは、従来、一旦冷却させて疵手入れ等を
行った後、再加熱して熱間圧延を行っていたが、品質の
向上ならびに熱間疵手入れ技術の開発により省エネルギ
ーの観点から温片のまま加熱炉に装入するホットチャー
ジが広く行われるようになっている。その際、加熱炉は
装入した順に抽出されるので、圧延順を考慮して装入し
なければならないが、到着した連鋳スラブは必ずしも圧
延順ではないから、スラブを一旦保温機能を有するピッ
ト内に貯蔵し、必要に応じてスラブの順序変えを行う必
要がある。このような目的に対して、スラブの温度損失
を抑制しながらスラブを一時貯蔵することのできる温片
ピットが使用される。
【0003】従来の一般的な温片ピットの例を図4、5
により説明する。図4は温片ピット全体を示す平面図、
図5はそのBB矢視による断面図で、長方形の空間を有
する温片ピットは、底部ならびに周囲の壁面は断熱材で
構成され、内部は長手方向に複数のスラブ置場に分割さ
れている。Pはピット本体、1(1a、1b・・・1f)はピ
ット本体Pの上部を覆う蓋で、前記のスラブ置場に対応
して長手方向に分割されている。2は分割された蓋相互
間に設けられる着脱自在の連結手段、3は蓋全体あるい
は一部を水平方向に移動させる蓋移動手段で、一方端側
の蓋1(図示例では右側端部)に連結されている。
【0004】連結手段2の詳細ならびにその機能を図6
により説明する。この図は相隣る2つの分割された蓋、
例えば1aと1bを見た正面図で、分割された蓋それぞれに
は車輪11、フック21、ピン22、フック21の軸23が設けら
れているが、この図では一部図示を省略している。フッ
ク21は軸23のまわりを自由に回転できる。分割された蓋
1a、1bが接した状態のとき、(a)のようにフック21を
水平位置に下げると、隣接する相手のピン22を係止す
る。(b)のようにフック21を持ち上げれば係止が解除
されるので、(c)のように右側の蓋1bを右方向へ移動
させることができる。逆に(d)のように右側の蓋1bを
接近させればフック21が自動的にピン22にかかって係止
状態となる。
【0005】したがって、連結手段2がすべて係止状態
にあるとき、蓋移動手段3を走行させると蓋1全体が水
平方向に移動するが、連結手段2が一部で開放されてい
ると、その開放された位置から右側にある蓋の部分だけ
が水平方向に移動し、左側の部分は対応するスラブ置場
の上にとり残される。そこで、図5に示す温片ピットに
おいて、例えば向かって左端から2番目のスラブ置場に
あるスラブを、左端のスラブ置場のスラブの上に重ねる
作業を行う場合の作業手順を図7により説明する。
【0006】(a)は最初の状態で、左端とそのすぐ右
のスラブ置場にスラブがあり、温片ピット全体に蓋1が
かかっている。次に、(b)のように分割された蓋1aと
1bの間の連結手段を開放して、蓋移動手段(図7におい
ては図示せず)を使用して右方向に蓋を移動させる。蓋
1aはとり残されて左端から2番目のスラブ置場の上だけ
が開口するので、(c)のように天井クレーン等により
温片ピット内のスラブを取り出す。
【0007】そして、(d)のように蓋を左方向に移動
させ、蓋1aと1bを接近させると連結手段が作動して蓋1a
と1bが再び係止状態となる。再度蓋移動手段を使用し、
(e)のように右方向に蓋を移動させると蓋全体が移動
し、左端のスラブ置場の上を開口状態とする。そこで
(f)のようにこの開口から前記のスラブを装入し、左
端のスラブ置場に置かれていたスラブの上に重ねる。最
後に蓋を左方向に移動させてピット本体P全体に蓋をす
る。
【0008】このように、蓋移動装置が蓋1の右端の部
分にしか連結されていないため、スラブの入れ換えを行
うにも、開こうとする1箇所について1往復ずつ、蓋の
水平移動を繰り返し行わなければならないから、作業が
煩雑であるばかりでなく開口時間が長くなって熱損失が
大きいなどの問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消し、少ない操作で短時間のうちに蓋の開閉
を行うようにした材料格納ピットを実現することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピット本体の
内部を複数の材料置場に分割し、その上部に各材料置場
毎に分割された蓋を設けてなる材料格納ピットにおい
て、この分割された蓋の相互間には着脱自在の連結手段
を有するとともに、水平方向に移動自在かつ任意の蓋と
係合離脱可能な蓋移動手段を備えたことを特徴とする材
料格納ピットであり、望ましくは連結手段が、蓋の側面
に取り付けられたフックと、同じく蓋の側面に設けられ
たピンであり、また、蓋の端部に係合部を設けるととも
に、蓋移動手段は走行レール上を自走できる走行機構
と、前記係合部に係合する昇降可能な昇降アームを備え
ることを特徴とする材料格納ピットである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例である高温スラ
ブの格納ピット(温片ピット)を図面により説明する。
図1はこの実施例の温片ピット全体を示す平面図、図2
は同じく正面図で、符号はこれまでの説明において使用
したもののほか、12は蓋1の分割された各部分に設けら
れた係合部、31は蓋移動手段3の昇降アーム、32は同じ
く走行車輪(後述の図3参照)、4は蓋移動手段3用の
走行レールである。
【0012】すなわち、蓋1およびその分割された部分
についての連結手段2はさきに説明した従来のものと同
様であり、蓋移動手段3が走行機構を有する点について
も従来と変わりないが、蓋移動手段3は一方端側の蓋1
に連結されておらず、蓋1に関係なく単独で走行レール
4上を自由に走行可能である点に最も大きな相違があ
る。なお、走行機構は公知のいかなるものを採用しても
よいので、特に説明しない。
【0013】図3は図2のA部を拡大した部分正面図で
ある。分割された蓋1の各部分に、車輪11、フック21、
ピン22、フック21の軸23が設けられているのは従来と同
様であるが、本発明ではさらに蓋1の端部にそれぞれ1
か所の係合部12が設けられている。一方、蓋移動手段3
は走行レール4上を蓋1と関係なく自由に走行できる自
走式である。走行レール4はピット本体Pの上を避けて
片側あるいは両側のピット縁部に設けなければならない
から、蓋移動手段3は蓋1の端部のほぼ真上を走行する
ことになる。蓋移動手段3には昇降可能な昇降アーム31
が設けられており、この昇降アーム31を下降させると前
記の係合部12に係合し、引き上げればフリーに走行でき
る。図3の例では蓋1fの側面に水平方向に突出して設け
られた係合部12f の左側に昇降アーム31を下降させたの
で、この状態のまま蓋移動手段3を右方向に走行させる
と連結手段2によって連結された蓋1全体を右方向に水
平移動させることができる。また、図6で説明したよう
に任意の位置で連結手段2を開放すれば、その位置から
右側の蓋のみが右方向に移動する。
【0014】同様に蓋1を左方向に移動させる場合は昇
降アーム31を係合部12の右側に下降させればよい。昇降
アーム31は先端が昇降すればよいので、昇降機構として
はラックとピニオンによりアーム全体を昇降させるもの
でもよいし、シリンダ等によりアームを伸縮させるもの
でもよい。係合部12はピン状のものを突出させた場合を
図示したが、蓋1の端部に垂直方向に孔を設けて昇降ア
ーム31の先端が嵌合するようにしてもよい。
【0015】そこで、本発明の温片ピットにおいて、さ
きの図7において説明したのと同じ作業を行う場合を説
明すると、(a)から(c)までの操作は同じである
が、(d)に示される操作、すなわち左端の蓋を移動さ
せるため一旦残りの蓋全体を左に移動させて連結手段に
よりこれを連結するということは不要であり、残りの蓋
を(c)の状態で残したまま、蓋移動手段のみが自走し
て左端へ行き、この蓋を右方向に移動させれば(e)の
状態になる。これは(c)において天井クレーンがスラ
ブを掴んで巻き上げ動作している間に完了するので、直
ちに(f)の装入操作に移り、(g)で移動が完了す
る。つまり、従来は取り出し位置、装入位置それぞれに
ついて開口と蓋閉めを行うため蓋全体、あるいは複数の
分割部分を2往復水平移動させなければならなかった
が、本発明では取り出し位置と装入位置の距離だけ分割
された蓋を小移動させることができるので、この例でい
えば大移動は半分の1往復ですむことになり、作業が能
率的になってサイクルタイムも大幅に短縮され、搬送待
ちによる後工程のダウンタイム発生が削減される。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、同一温片ピット内の異
なるスラブ置場間のスラブの移動におけるサイクルタイ
ムが短縮され、搬送待ちや熱損失が減少するとともにク
レーンの稼働率が向上するなどのすぐれた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の温片ピットを示す平面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の温片ピットを示す正面図であ
る。
【図3】図2のA部を拡大して示す部分正面図である。
【図4】従来の技術である温片ピットを示す平面図であ
る。
【図5】図4のBB矢視による断面図である。
【図6】従来の技術における連結手段を説明する正面図
である。
【図7】従来の技術における作業手順を説明する説明図
である。
【符号の説明】
1、1a・・・1f 蓋 2 連結手段 3 蓋移動手段 4 走行レール 11 車輪 12 係合部 21 フック 22 ピン 23 軸 31 昇降アーム 32 走行車輪 P ピット本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピット本体(P)の内部を複数の材料置
    場に分割し、その上部に各材料置場毎に分割された蓋
    (1)を設けてなる材料格納ピットにおいて、この分割
    された蓋(1a・・・1f)の相互間には着脱自在の連結手
    段(2)を有するとともに、水平方向に移動自在かつ任
    意の蓋と係合離脱可能な蓋移動手段(3)を備えたこと
    を特徴とする材料格納ピット。
  2. 【請求項2】 連結手段(2)が、蓋(1a・・・1f)の
    側面に取り付けられたフック(21)と、同じく蓋(1a・
    ・・1f)の側面に設けられたピン(22)である請求項1
    に記載の材料格納ピット。
  3. 【請求項3】 蓋(1a・・・1f)の端部に係合部(12)
    を設けるとともに、蓋移動手段(3)は走行レール
    (4)上を自走できる走行機構と、前記係合部(12)に
    係合する昇降可能な昇降アーム(31)を備えることを特
    徴とする請求項1に記載の材料格納ピット。
JP7559997A 1997-03-27 1997-03-27 材料格納ピット Pending JPH10265009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7559997A JPH10265009A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 材料格納ピット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7559997A JPH10265009A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 材料格納ピット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10265009A true JPH10265009A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13580841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7559997A Pending JPH10265009A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 材料格納ピット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10265009A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4224979A (en) Automatic foundry system
JPH10265009A (ja) 材料格納ピット
CN210822237U (zh) 钢锭保温车
CN212634299U (zh) 悬臂式移动钢包加揭盖装置
CN208116750U (zh) 一种铁水罐的加盖保温装置
JP2573519Y2 (ja) バッチ式加熱炉又は保温炉の保温カバ−装置
US4103879A (en) Apparatus for controlling emissions from oxygen steelmaking furnaces
JPH05213437A (ja) 移載システム及び移載機
JPH033569Y2 (ja)
JP3212391B2 (ja) 熱処理炉
JPS644864B2 (ja)
US2873862A (en) Soaking pit cover handling apparatus
JPH0210105Y2 (ja)
JP3258404B2 (ja) 熱処理炉
JPS6032100Y2 (ja) 敷材載置装置
CN215481083U (zh) 集成的热处理房
JPH0119035Y2 (ja)
JPH018960Y2 (ja)
JPS5919563Y2 (ja) 有蓋取鍋の蓋開閉装置
JPS59202159A (ja) 溶鋼取鍋の鍋蓋脱着装置
JPS6113542Y2 (ja)
JPS6127957Y2 (ja)
JPH0213478Y2 (ja)
JPS6241954Y2 (ja)
JPH0137815Y2 (ja)