JPH10264550A - 製本装置及びオンラインシート処理装置 - Google Patents

製本装置及びオンラインシート処理装置

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JPH10264550A
JPH10264550A JP7415197A JP7415197A JPH10264550A JP H10264550 A JPH10264550 A JP H10264550A JP 7415197 A JP7415197 A JP 7415197A JP 7415197 A JP7415197 A JP 7415197A JP H10264550 A JPH10264550 A JP H10264550A
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JP
Japan
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sheet
bookbinding
control condition
bonding mode
sheet bundle
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Application number
JP7415197A
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English (en)
Inventor
Daisuke Ishizuka
大介 石塚
Takeshi Moriyama
剛 森山
Masatoshi Yaginuma
雅利 柳沼
Kiyoshi Okamoto
清志 岡本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要とするシートを破ることなく簡単に取り
外せる製本物が製本できる製本装置を得る。 【解決手段】 糊でシート束を完全に接着する完全接着
モードと、糊でシート束を仮に接着する仮接着モードの
いずれかの接着モードが選択できるようする。制御部
(不図示)は、完全接着モードが選択された場合には、
背面ヒータ56aの温調温度と、背面ヒータ56aの接
着時間を、バインドテープ77の糊が所定状態に溶ける
温度と時間に制御する。また、仮接着モードが選択され
た場合には、背面ヒータ56aの温調温度と、背面ヒー
タ56aの接着時間を、バインドテープ77の糊が所定
状態まで溶けない温度と時間に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート束を自動的
に糊付け製本する製本装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートへの画像形成から画像形成済みシ
ートの製本作業までを一連の流れで連続的に行うオンラ
インシート処理装置が知られている。
【0003】このオンラインシート処理装置で使用され
ている製本装置の場合、糊付きのテープを用いてシート
束を糊付け製本する方法を採っている。
【0004】同製本装置では、次のように製本を行って
いる。
【0005】製本装置に送り込まれた製本枚数分の画像
形成済みシートは、まず、整合部において整合される。
続いて、整合済みのシート束は糊付きのテープがセット
されている製本部へ送られる。この場合、製本部へ送ら
れたシート束の背面は糊付きテープの糊付き面に当接す
る。続いて、加熱手段が糊付きテープを加熱し、糊を溶
かす。
【0006】従来、上記製本装置においては、加熱手段
の温度を糊付きテープの糊が所定の状態に溶けるように
調温して、完全に糊付けされた製本物が得られる構成に
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の製本装
置で製本された製本物の場合、製本物から必要とするシ
ートを取り外すことは困難であり、無理に取り外そうと
すると、破れてしまう問題があった。
【0008】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、完全に糊付けされた製本物(シートの
取り外しが不可能な製本物)と仮糊付けされた製本物
(シートの取り外しが可能な製本物)とを区別して製本
することができる製本装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、製本対象のシ
ート束の背面を熱可溶性の糊付きのテープの糊付き面に
当接させ、前記テープを加熱手段で加熱して前記糊を溶
かし、溶けた前記糊で前記シート束を接着し製本する、
製本装置に係る。
【0010】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記糊で前記シート束を完全に接着する完全接着モ
ードによる製本と、前記糊で前記シート束を仮に接着す
る仮接着モードによる製本とを選択的に実行可能な制御
手段と、前記完全接着モード又は前記仮接着モードのい
ずれかを選択する接着モード選択手段と、を有すること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〈概要説明〉図1は、本発明が適用されたオンラインシ
ート処理装置の全体構成を示す。
【0012】本オンラインシート処理装置1は、読み取
り/給紙装置201、画像形成装置202、製本装置2
03及び仕分け収納装置204を連続して接続した構成
になっている。画像形成装置202上には、種々の情報
を入力するためのGUI(Graphic User Interface )1
031が設置されている。
【0013】読み取り/給紙装置201は、図示しない
原稿が設定される原稿設定部2とこれを読み取り走査す
る光学系3を上部に有し、下部には異なるサイズのシー
トSを積載した複数の給紙デッキ6,7とシートSを給
紙する給紙部9,10が配置されている。
【0014】給紙されたシートSは、シート搬送部11
を介して下流の画像形成装置202のシート搬送路12
へ搬送される。符号13は上記光学系3により読み取ら
れた画像情報に基づいてレーザー光を走査するレーザー
スキャナ、15はレーザースキャナ13により走査され
てトナー像が形成される画像形成部を示す。画像形成部
15によって画像形成されたシートSは搬送ベルト1
6、搬送ローラ対17により、下流の製本装置203の
シート搬送路19へ搬送される。
【0015】製本装置203は、図2に示すように、シ
ート搬送路19から分岐して搬送されるシートSを収納
して整合するシート整合トレイ41、シート先端が突き
当てられる突き当て部材59、整合されたシート束及び
バインドテープを加熱するテープ加熱装置56、製本完
成品をハンドリングするハンドリング部材605及びこ
れを備えていて上下動自在のキャリッジ60と、製本完
成品を収納するスタッカ71,72などを備えている。
【0016】仕分け収納装置204において、符号25
はシート搬送路19を搬送されるシートSを搬送パス2
6に伝達するエレベータ、27は搬送パス26の複数の
分岐部にそれぞれ配置された搬送ローラ対、29は各分
岐部で分岐されたシートSを対応する排出トレイ30に
排出する排出ローラ対を示している。また、製本装置2
03の排出口139から排出される製本完成品は、エレ
ベータ25及び搬送ローラ対31を介して排出口32か
ら機外に排出することができる。
【0017】なお、製本装置203は、仕分け収納装置
204が接続されていない場合には、第1の排出口19
bに排出されたシートを積載する積載トレイ(不図示)
と、第2の排出口139に排出された製本完成品を積載
する積載トレイ(不図示)をそれぞれ備える。
【0018】図2において、搬入ローラ対20の下流側
近傍には、分岐手段としてのフラッパ36が配置されて
いて、シート搬送路19がガイド部33,34に分岐し
ている。フラッパ36が図示の位置に作動すると、シー
トSはガイド部33,34に導かれるようになり、フラ
ッパ36が図示の位置から切り替わると、シートSはそ
のまま搬送路19を下流に搬送される。
【0019】ガイド部33,34の下流側には、上ガイ
ド板43を有するシート整合トレイ41が下流側が低く
なるように傾斜して配置されていて、その先端部側には
シートSが突き当たる突き当て部材59が配置されてい
る。この突き当て部材59の突き当て面には、シート整
合トレイ41上に整合されたシート束S1の先端を予備
加熱するシート束予備加熱ヒータ300が配置されてい
る。
【0020】搬送ローラ対39によりシート整合トレイ
41上に搬入されるシートSは、一端部が図中左上端部
を揺動中心として回動自在のベルトからなる掃き寄せ部
材49により59側へ寄せられて突き当て整合される。
また、シート幅方向の整合は、サイド規制部材50によ
って、不図示の基準側に寄せられて行われる。
【0021】上ガイド板43の上部に配置した送風ファ
ン46は、整合トレイ41上に搬入されるシートSをエ
アーで押え付けて折り込まれたシートSの膨らみを防止
するものである。
【0022】符号53は指定枚数のシートを挟持するク
ランプ部材を示している。また、42はシート束の補助
ガイドプレート、55はストップフィンガ(1冊分のシ
ート束が収納されると作動して、次のシート束の先頭の
数枚を一時的に貯留する)を示している。
【0023】製本完成したシート束S1を移送するキャ
リッジ60は次のような構成部材を有している。
【0024】すなわち、キャリッジ60は、回転自在の
チェーン等により上下動自在に支持されているハウジン
グ601と、このハウジング601に正逆回転自在に設
けられた搬送ベルト603と、この搬送ベルト603に
付随して移動する後押し部材602と、シート束後端支
持板604と、シート束支持棒605等を有している。
【0025】シート束支持棒605は、支軸606を中
心に回動することにより、シート束端部の位置から退避
可能な位置へ、シート束S1を受け取る位置とベルト6
03に渡す位置にこのシート束支持棒605はリンク6
07によって屈伸可能になっている。
【0026】シート束後端支持板604は、クランプ部
材53がシート束S1をテープ加熱装置56から離間さ
せた後に、シート束端部を支持する位置に移動し、クラ
ンプ部材53がシート束S1から離間した時点で、シー
ト端部に突き当てられてシート束S1を支持する。この
シート束後端支持板604は支持軸606を中心に回動
する。
【0027】符号R1は第1のテープリールを、R2は
第2のテープリールをそれぞれ示しており(図4参
照)、テープリールから繰り出されるバインドテープ
(シート束の厚さプラスαの幅11 )77はカッタ79
により所定の長さ(図5(b) に示すようにシート束S1
の幅方向長さ分12 )に切断される。
【0028】符号65は製本完成品を冷却するファンを
示していて、矢印66方向にエアーを流す。71,72
はキャリッジ60により搬送される製本完成品が収納さ
れるスタッカ、70はスタッカ71,72を引き出し自
在にガイドするガイドレールである。
【0029】第1のテープリールR1からバインドテー
プ77を供給する場合の動作について図3ないし図5を
用いて説明する。
【0030】バインドテープ77を移送するキャリッジ
Cは、テープリールR1からバインドテープ77を受け
取るテープ受け取り位置C1と、背面当接位置Hに位置
しているテープ加熱装置56にバインドテープ77を供
給するテープ供給位置C2との間を矢印502(図2参
照)方向に移動可能になっている。
【0031】図3(a) に示すように、リールR1に巻か
れているバインドテープ77の先端部は、搬送ローラ対
81によって繰り出されてカッタ79下流の検知センサ
79bに検知された位置にある。そして、使用時には搬
送ローラ対81によって更に繰り出され、カッタ79に
より所定の長さに切断される。切断されたバインドテー
プ77は、搬送ローラ対82によりC1位置にあるキャ
リッジCに供給され、図3(b) に示すように、キャリッ
ジC内のローラ対83a,83b,83cにより搬送保
持される。
【0032】バインドテープ77を保持したキャリッジ
Cは、図4に示すように、C1位置からC2位置へ移動
後、図5(a) に示すように、ローラ対83a,83b,
83cの回転によりバインドテープ77を矢印方向に繰
り出す。繰り出されたバインドテープ77は搬送ローラ
対85により搬送され、かつ、ベルト85bに装着され
たセット部材85cにより背面当接位置Hにあるテープ
加熱装置56にセットされる。図5(b) は、キャリッジ
Cから繰り出されたバインドテープ77がテープ加熱装
置56上の所定位置にセットされた状態を示している。
なお、テープ加熱装置56は図2に示すようにシート整
合トレイ41の傾斜面の延長線上に配置されている。こ
のテープ加熱装置56は、図2においては、紙面に垂直
な方向に延びている。図5はこの状態を示す。
【0033】図6ないし図9は、シート整合トレイ41
へのシートSの搬入、及び整合されたシート束S1の背
面当接位置Hへの移送状態を示している。
【0034】図6において、シート整合トレイ41上に
一冊分の製本用シート束S1が搬入され整合されると、
クランプ部材53が矢印G方向に作動して、シート束S
1がクランプされる。複数部の製本を行う際には、この
ときに同時にストップフィンガ55が作動して、整合が
完了してクランプ部材53でクランプされたシート束S
1が整合トレイ41から搬出されるまで、次のシートの
先頭から数枚分のシートS2を一時的に貯留し始める。
【0035】図7は突き当て部材59が待機位置に退避
して、クランプ部材53がシート束S1を整合トレイ4
1上から背面当接位置Hへ搬送を開始した状態を示して
いる。この時、クランプ部材53の移動に連動して整合
トレイ41の下部から補助ガイドプレート42がシート
束S1と平行に等速に背面当接位置H近傍まで移動し
て、シート束S1の下面をガイドする。
【0036】図8はクランプ部材53によってシート束
S1が整合トレイ41上から搬出された状態を示してい
る。クランプ部材53によってシート束S1が整合トレ
イ41から搬出されると、突き当て部材59が突き当て
位置に復帰し、ストップフィンガ55が貯留位置から退
避位置に退避して、貯留していた枚数分のシートS2を
整合トレイ41上に位置させると共に、整合トレイ41
上に搬入されてくるシートS3を整合する。
【0037】図9はクランプ部材53によってクランプ
されているシート束S1の先端が、背面当接位置Hに位
置決めされているテープ加熱装置56のヒータ面に突き
当てられてセットされた状態を示している。この場合、
シート束S1は上記のようにクランプ部材53にクラン
プされ、下面を補助ガイドプレート42によってガイド
されつつ直線的に移動する。なお、突き当て部材59と
背面当接位置Hとの距離は、製本するシート束S1の長
さ寸法より長くなっている。
【0038】図10はテープ加熱装置56の詳細な構成
を示している。
【0039】テープ加熱装置56は、バインドテープ7
7の幅方向中央部を加熱する背面ヒータ56aと、バイ
ンドテープ77の幅方向の両側部を加熱するサイドヒー
タ51,52を有している。サイドヒータ51,52は
ヒータ51a,52aと、コロ51b,52bを有して
いる。ヒータ56a,51a,52aはセラミックスヒ
ータである。
【0040】サイドヒータ51,52の近傍には、内端
にガイド部86a,87aを有するテープガイド86,
87がそれぞれ配置されている。このテープガイド8
6,87は、支軸88,89を中心に回動可能になって
いる。
【0041】図11ないし図20に、テープ加熱装置5
6の動作を示す。
【0042】図11は搬送ローラ対85等によって搬送
されたバインドテープ77がテープガイド86,87に
案内されて、背面当接位置Hにセットされた状態を示し
ている。
【0043】図12に示すように、バインドテープ77
が背面当接位置Hにセットされると、背面ヒータ56a
がバインドテープ77側に移動してバインドテープ77
の加熱を開始する。
【0044】図13は、クランプ部材53によって、整
合トレイ41上から整合されたシート束S1が背面当接
位置Hに移送され、シート束S1の先端面(背面)がバ
インドテープ77の接着面に当接されている状態を示し
ている。この時、シート束S1の側端部を上下の規制ガ
イド90a,90bがガイドしている。これは、シート
Sのカールや自重、テープ加熱装置56から受ける熱で
シートSが広がることを防止するためである。
【0045】シート束S1の背面バインドが完了する
と、図14に示すように、サイドヒータ51,52がシ
ート束方向に移動し、コロ51b,52bによりテープ
ガイド86,87を退避させながら、バインドテープ7
7の幅方向の両端部を持ち上げつつシート束S1側面の
バインド位置まで移動する。この後、図15に示すよう
に、サイドヒータ51,52は、シート束S1の先端両
側部を押圧してシート束S1のサイドのバインドを行
う。
【0046】シート束S1のサイドのバインドが完了す
ると、バインドテープ77の折り曲げ部の仕上げを行う
ために、サイドヒータ51,52は、図16に示すよう
に、シート束S1のサイドの加圧を行いつつ、矢印方向
に扱きを加える。
【0047】次に、サイドヒータ51,52が図17に
示すように矢印方向に移動して、サイドヒータ51,5
2による加圧が解除される。サイドヒータ51,52に
よる加圧が解除されると、図18に示すように、クラン
プ部材53が、バインドを終えた製本完成品S1を背面
当接位置Hより待機させ、製本完成品S1をキャリッジ
60への受け渡し位置(図21参照)へと移送する。
【0048】サイドヒータ51,52及び背面ヒータ5
6aは、製本完成品S1が背面当接位置Hから退避する
ときに、次のバインドテープ77の供給を受けるため
に、図19及び図20に示すように、退避位置に戻る。
【0049】図21はクランプ部材53によって搬送さ
れた製本完成品S1が下面を補助ガイドプレート42に
ガイドされつつキャリッジ60への受け渡し位置まで移
動した状態を示している。
【0050】キャリッジ60のシート束支持棒605
は、背面当接位置Hでシート束S1が製本されている間
に、図2に示すD方向に動いてシート束S1の下面を補
助ガイドプレート42と共に支持する位置にセットされ
る。また、製本されたシート束S1が、クランプ部材5
3に搬送されて背面ヒータ56aより離間すると、引き
上げられたシート束S1の先端部と背面ヒータ56aと
の間に、シート束後端支持板604が回動して移動す
る。なお、補助ガイドプレート42及びシート束支持棒
605はそれぞれくし歯状をなしていて、互いに進入で
きるようになっている。
【0051】図22はクランプ部材53と補助ガイドプ
レート42が整合トレイ41の所定位置に復帰し、シー
ト束S1の先端部がシート束後端支持板604に突き当
たり、シート束支持棒605で支えられている状態、す
なわち、シート束S1がシート束支持棒605に受け渡
された状態を示している。
【0052】この場合、シート束S1はシート束支持棒
605によって補助ガイドプレート42が移動する軌道
上よりも上方に持ち上げられているため、クランプ部材
53及び補助ガイドプレート42はシート束S1の下面
に擦れることなく、整合トレイ41まで戻ることが可能
となっている。
【0053】クランプ部材53及び補助ガイドプレート
42が整合トレイ41まで戻った後、シート束支持棒6
05とシート束後端支持板604が図2に示すE方向に
回動し、図23に示すようにシートS1を水平な状態に
する。この水平な状態において、シート束S1は搬送ベ
ルト603のベルト面に接地する。
【0054】図24及び図25はそれぞれスタッカ7
1,72へ製本完成品S1を収納している状態を示して
いる。キャリッジ60上の製本完成品S1は搬送ベルト
603と後押し部材602によってスタッカ71又は7
2内に収納される。
【0055】キャリッジ60上の製本完成品S1をスタ
ッカ71内又は72内に収納しない場合には、図26に
示すように、製本完成品S1は第2の排出口139から
機外に排出される。このようにして製本装置203の排
出口139から排出された製本完成品S1は、図27に
示すように、仕分け収納装置204内の下部においてエ
レベータ25に渡され、このエレベータ25の昇降動作
によって、所定の排出トレイ30上へ排出収納される。
また、排出トレイ30への製本完成品S1の収納が不必
要な場合は、最下層に位置するエレベータ25を経てそ
のまま仕分け収納装置204の機外に排出される。
【0056】また、画像形成装置202からの未製本用
シート束あるいはシートを製本装置203を経て仕分け
収納装置204に排出する場合、図2の位置にあるキャ
リッジ60が製本装置203の下方に移動する。そし
て、未製本用シート束あるいはシートは、スタッカ72
の下方にある第2の搬入口91から入り、左側下部搬送
路92、キャリッジ60、右側下部搬送路93を通じ
て、第2の排出口139から排出される。このように構
成することによって製本装置204外に排出する場合、
仕分け収納装置204の搬送パス26を経由しないで済
むので、シート束の機外への排出を容易に行うことが可
能となる。
【0057】図28は、スタッカ71,72の構成を示
している。
【0058】スタッカ72は取っ手141を有していて
製本装置203内のロック装置143に係合可能となっ
ている。符号146は、インジケータを示している。他
のスタッカ71にも取っ手142、ロック装置145及
びインジケータ147などが設けられている。
【0059】このように、スタッカを2基設けて、一方
に製本完成品S1が搬送されているときに、他方のスタ
ッカを手動で引き出せるようにしたので、サンプルの点
検や、満杯になったスタッカ内の製本完成品S1の取り
出しを、製本装置203の製本作業動作を停止すること
なく行うことができ、連続動作が可能となる。 〈発明に関連する部分の説明〉以上説明したように、本
オンラインシート処理装置1の製本装置203では、熱
可溶性の糊付きのテープ(バインドテープ)77を用い
てシート束S1を糊付け接着しているが、本製本装置2
03の場合には、糊でシート束S1を完全に接着する完
全接着モードと、糊でシート束S1を仮に接着する仮接
着モードのいずれかを選択することができるようになっ
ている。完全接着とはシートの取り外しが不可能な状態
に製本することであり、仮接着とはシートの取り外しが
可能な状態に製本することである。次に、これに関連す
る説明を行う。
【0060】まず、本製本装置203で使用している短
冊状のバインドテープ77の構成について説明する。
【0061】図29(a) に示すように、バインドテープ
77は、基層77a、A層77b、B層77cとから構
成されている。基層77aは紙クロスであり、A層77
bおよびB層77cはEVA系のホットメルト接着剤
(糊)である。A層77bはシート束S1を接着するた
めのものであり、B層77cはバインドテープ77をシ
ート束S1に接着させるためのものである。各層の厚さ
はA層77bが約0.4mm、B層77cが約0.05
mm、基層77aが約0.15mmになっている。A層
77bおよびB層77cは、製本時には短時間で溶ける
ことと、テープ保管環境においては溶けないことが必要
とされるために、それぞれの軟化点は70〜80℃位に
設定されている。
【0062】図29(b)に示すように、テープ長手方
向の両端部にはA層77bのホットメルト接着剤は塗布
されていない。これは、製本時に端部からの接着剤のは
み出しを防いで製本物の外観品位を高めるとともに、仮
接着製本の製本物からシートの取外しをしやすくするた
めである。
【0063】このバインドテープ77のホットメルト接
着剤77b、77cの軟化点により、完全接着時の背面
ヒータ56aの温調温度は生産性を考慮して所定時間内
で完全に融解しうる180℃としている。また、サイド
ヒータ51a、52aの温調温度は表表紙、裏表紙への
ホットメルト接着剤の染みだしを考慮して120℃と低
くしている。この温調温度を基に、シートが普通シート
であって、枚数15〜30枚のシート束S1の製本時に
おける接着時間は背面ヒータ56aによるテープ加熱時
間(図12参照)を1秒、シート束背面の加熱接着時間
(図13参照)を10秒としている。
【0064】これに対し、シートの取り外しが可能な仮
接着時ではホットメルト接着剤77b、77cを完全に
溶かしてしまうとシート間に接着剤の浸透量が深くな
り、これはシートの取り外しを困難にし、さらに取り外
し後のシートの品位の低下につながるので、テープ加熱
時にはホットメルト接着剤77b、77cを半溶解状態
にし、背面接着時には糊の染み込みを抑えるために背面
ヒータ56aの温調温度を120℃、テープ加熱時間を
0.5秒、シート束背面の加熱時間を8秒としている。
【0065】以上を完全接着モード及び仮接着モードに
おける製本基本パラメータとする。
【0066】表1に、製本されるシート束S1のシート
枚数、シートの種類に応じて製本パラメータを調整する
ための微調整値を示す。この微調整値はROMに記憶さ
れている。なお、背面ヒータの接着圧力を製本パラメー
タとして用いることもある。
【0067】
【表1】 表1中の微調整値は完全接着モードと仮接着モードの両
方に共通に用いられ、上記製本基本パラメータに対する
増減を行う。なお、ここで示した各微調整値はあくまで
本製本装置203に適した値であり、本製本装置203
以外の製本装置の場合にはこの値は異なることが予測さ
れる。
【0068】図30に製本に関係する制御系の構成を示
す。
【0069】同図において、1005は背面ヒータ(5
6a)、1006は上サイドヒータ(52a)、100
7は下サイドヒータ(51a)である。各々のヒータは
AC100Vの電圧に対して700Wの電力を消費す
る。
【0070】1001、1002、1003は背面ヒー
タ1005、上サイドヒータ1006、下サイドヒータ
1007の温度を検出する温度検出器であり、これらの
温度検出器からの温度検出信号はそれぞれA/D変換器
1011によりアナログ信号からデジタル信号に変換さ
れ、CPU回路部1025に出力される。
【0071】1031はGUIであり、この画面はCP
U回路部1025からの出力信号により制御され、表示
される。また、GUI1031からの入力信号もまたC
PU回路部1025に出力される。
【0072】後述する接着モード(完全接着モード、仮
接着モード)等の製本情報の入力はGUI1031から
行われ、入力されたデータはI/O制御部1030を介
してCPU(制御手段)1026に出力され、メモリ
(第1の制御条件記憶手段、第2の制御条件記憶手段、
微調整値記憶手段)1027に記憶される。
【0073】CPU回路部1025は、所定のプログラ
ムにより演算したり処理部全体をコントロールする中央
演算処理部(CPU)1026、プログラムや所定のデ
ータを格納するROMや信号処理に応じて一時的にデー
タを格納するRAM、またはICカードやフロッピーデ
ィスク等を含み、プログラムやデータを書き込み読み出
すメモリ1027、入出力信号を伝送、制御するI/O
制御部1030を含んで構成される。
【0074】CPU1026には時間をカウントするタ
イマが具備され、CPU1026あるいはI/O制御部
1030には複数のレジスタが備えられ、データ信号を
一時的に記憶読みだし処理のために用いられる。
【0075】1008、1009、1010は背面ヒー
タ1005、上サイドヒータ1006、下サイドヒータ
1007各々への通電切り換えを行うSSR1で、これ
らは各々CPU回路部1025からの制御信号により制
御される。
【0076】1031はモータ群であり、製本動作を行
う際、CPU1026からの制御信号により動作する。
【0077】次に、GUI1031からの製本情報の入
力方法について説明する。
【0078】図31に、ジョブ指定の入力画面を示す。
【0079】図中の1031−1は通常コピー受付けウ
インドウ、1031−2はコピー部数ボタン、1031
−3は用紙選択ボタンである。ボタン1031−2によ
って製本シートの枚数が入力され、ボタン1031−3
によって製本シートの種類が入力される。
【0080】1031−4は製本オプション(シート枚
数入力手段)ボタンであり、このボタン1031−4を
押すと、後述する接着モード入力ウインドウやヒータ温
度微調整ウインドウの画面が現れる。
【0081】1031−5はソータビンをソートするビ
ンとして用いる機能を選択するボタンであり、1031
−6はコピーを1つのビンに入れるために使うグループ
ソートボタンである。
【0082】1031−7は製本機能を原稿束とおなじ
内容の製本物作成を指定するボタンである。1031−
8はコピーによる製本物作成を指定するためのボタンで
ある。
【0083】1031−5、1031−6はソータ20
4のモードを選択するボタンであり、1031−7、1
031−8は製本装置203のモードを選択するボタン
である。従って、本システムの構成上、製本装置203
とソータ204との同時使用は不可能であり、1031
−5〜8のいずれも排他的な選択となる。
【0084】1031−9はウインドウ1031−1を
キャンセルするキャンセルボタンであり、1031−1
0は選択されたモードを確定するためのOKボタンであ
る。
【0085】図32に、図31のウインドウ1031−
1からの入力処理手順を示す。
【0086】まず、図31の入力画面が表示されると、
画面上のボタン待ちの状態になる(S100)。そし
て、いずれかのボタンが押されると、押されたボタンが
製本オプションボタン1031−4であるか否かの判断
を行う(S101)。
【0087】製本オプションボタン1031−4である
ならばS109において後述する処理A(接着モードの
選択)を行い、同処理が終了したならば、画面上のボタ
ン待ちの状態(S100)に戻る。
【0088】ボタン1031−4とは異なるならば、押
されたボタンがソータ機能のソートボタン1031−5
であるか否かの判断を行う(S102)。そして、この
ソートボタン1031ー5であるならば同ボタン枠を太
く、他のボタン(1031−6、7、8)枠を細くして
ソートモードが選択されたことを表示し(S110)、
画面上のボタン待ちの状態(S100)に戻る。
【0089】ボタン1031−5とは異なるならば、押
されたボタンがソータ機能のグループボタン1031−
6であるか否かの判断を行う(S103)。そして、こ
のグループボタン1031−6であるならば同ボタン枠
を太く、他のボタン(1031−5、7、8)枠を細く
してグループモードが選択されたことを表示し(S11
0)、画面上のボタン待ちの状態(S100)に戻る。
【0090】ボタン1031−6とは異なるならば、押
されたボタンが製本機能のソートボタン1031−7で
あるか否かの判断を行う(S104)。そして、このソ
ートボタン1031−7であるならば同ボタン枠を太
く、他のボタン(1031−5、6、8)枠を細くして
製本ソートモードが選択されたことを表示し(S11
0)、画面上のボタン待ちの状態(S100)に戻る。
【0091】ボタン1031−7とは異なるならば、押
されたボタンが製本機能のグループボタン1031−8
であるか否かの判断を行う(S105)。そして、この
グループボタン1031−8であるならば同ボタン枠を
太く、他のボタン(1031−5、6、7)枠を細くし
て製本グループモードが選択されたことを表示し(S1
11)、続いてS112において後述する処理A(接着
モードの選択)を行い、同処理が終了したならば、画面
上のボタン待ちの状態(S100)に戻る。
【0092】ボタン1031−8とは異なるならば、O
Kボタン1031−10であるか否かの判断を行う(S
106)。そして、このOKボタン1031−10であ
るならば、現在選択されているシート(用紙)種類、シ
ート枚数(コピー部数)などの情報から上記表1の微調
整値に基づいて製本パラメータを算出し、RAMに記憶
する(S107)。続いて、コピー動作を開始する(S
108)。
【0093】ボタン1031−10とは異なるならば画
面上のボタン待ちの状態(S100)に戻る。
【0094】次に、S109、S112における処理A
について説明する。
【0095】処理Aのステップに入ると、図33の画面
が表示される。
【0096】1031−11は接着モード入力ウインド
ウ画面である。これは図31の製本オプションボタン1
031−4をクリックすることで表示される画面であ
る。
【0097】1031−12は通常接着(完全接着)モ
ード選択ボタン(接着モード選択手段)であり、デフォ
ルトでは同ボタンが選択され、枠が太く表示されてい
る。1031−13は仮接着モード選択ボタン(接着モ
ード選択手段)である。
【0098】1031−14は入力ウインドウ画面10
31−11をキャンセルするキャンセルボタンであり、
1031−15は選択されたモードを確定するためのO
Kボタンである。
【0099】図34に、図33のウインドウ1031−
11からの入力処理手順を示す。
【0100】まず、図33の入力画面が表示されると、
画面上のボタン待ちの状態になる(S200)。そし
て、いずれかのボタンが押されると、押されたボタンが
仮接着ボタン1031−13であるか否かの判断を行う
(S201)。
【0101】仮接着ボタン1031−13であるなら
ば、仮接着ボタン1031−13が選択されたことをオ
ペレータに知らせるため、同ボタン枠を太く、通常接着
ボタン1031−12の枠を細くし(S202)、ボタ
ン待ち(S200)に戻る。
【0102】ボタン1031−13とは異なるならば、
通常ボタン1031−12であるか否かの判断を行う
(S203)。そして、通常接着ボタン1031−12
であるならば、同ボタン枠を太く、仮接着ボタン103
1−13の枠を細くし(S204)、ボタン待ち(S2
00)に戻る。
【0103】通常接着ボタン1031−12とは異なる
ならば、キャンセルボタン1034−14であるか否か
の判断を行う(S205)。そして、キャンセルボタン
1034−14であるならば、この接着モード入力ウイ
ンドウ1031−11をキャンセルし、前の画面に戻る
(S208)。
【0104】キャンセルボタン1034−14と異なる
ならば、OKボタン1031−15であるか否かの判断
を行う(S206)。そして、OKボタン1031−1
5であるならば、枠が太く表示されているボタンのモー
ドを選択されたモードとして決定し、RAMに記憶し
(S207)、前の画面に戻る(S208)。
【0105】このように、製本オプションボタン103
1−4が押されたとき、もしくは製本時のグループモー
ドが選択されたときには自動的に上述の手順でオペレー
タに対して接着モードの要求を行う。
【0106】本実施の形態の場合、製本基本パラメータ
は固定されているが、GUI1031の画面を用いて製
本基本パラメータを変更することも可能である。ここで
は、ヒータ温調温度を変更する場合について説明する。
【0107】図35に、ヒータ温度微調整の入力画面を
示す。この画面は図31の製本オプションボタン103
1−4をクリックすることで表示される画面である。
【0108】図中の1031−16はヒータ温度微調整
ウインドウ画面である。
【0109】1031−17はヒータ温度微調整値であ
り、デフォルトは0℃である。1031−18は微調整
値を高く設定するボタン(基本数値変更手段)、103
1−19は微調整値を低く設定するボタン(基本数値変
更手段)である。
【0110】1031−20はこの入力ウインドウ10
31−16をキャンセルするキャンセルボタンであり、
1031−21は微調整値を確定するためのOKボタン
である。
【0111】図36に、図35の入力ウインドウ103
1−16からの入力処理手順を示す。
【0112】まず、図35の入力画面が表示されると、
画面上のボタン待ちの状態になる(S300)。そし
て、いずれかのボタンが押されると、押されたボタンが
微調整値を高くするボタン1031−18であるか否か
の判断を行う(S301)。
【0113】微調整値を高くするボタン1031−18
であるならば、微調整値を1℃高くし、表示を行い(S
302)、ボタン待ち(S300)に戻る。微調整値を
高くするボタン1031−18ではないならば、微調整
値を低くするボタン1031−19であるか否かの判断
を行い(S303)、微調整値を低くするボタン103
1−19であるならば、微調整値を1℃低くし、表示を
行い(S304)、ボタン待ち(S300)に戻る。
【0114】微調整値を低くするボタン1031−19
ではないならば、キャンセルボタン1031−20であ
るか否かの判断を行い(S305)、キャンセルボタン
1031−20であるならば、この入力ウインドウ10
31−16をキャンセルし、図31の画面(ジョブ指定
画面)に戻る(S308)。
【0115】キャンセルボタン1031−20ではない
ならば、OKボタン1031−21であるか否かの判断
を行い(S306)、OKボタン1031−21である
ならば、同ボタン枠を太くして、RAMに微調整値を記
憶し(S307)、図31の画面に戻る(S308)。
OKボタン1031−21ではないならば、ボタン待ち
(S300)に戻る。
【0116】次に、上記制御系におけるヒータ通電方
法、制御方法について説明する。
【0117】上述のように、各々のヒータの消費する電
力は700Wである。しかしながら製本装置全体で消費
するトータル消費電力を1500W以下に抑える目的か
ら、図37に示すように、背面ヒータ1005に関して
はオン/オフ制御を行い、上下のサイドヒータ100
6、1007に関しては200mSecおきに排他的に
通電されるよう時間が配分されオン/オフ制御される。
【0118】これにより、消費電力を1500W以下に
抑えることが可能になる。そして上記の動作手順で入力
された接着モードおよび、計算された製本パラメータに
より、背面ヒータ1005の温調温度に基づき、各ヒー
タ温度が各温調温度よりも高いと検出されたならば、断
電し、低いと検出されたならば通電するように制御され
る。
【0119】同様に、入力された接着モードおよび増減
計算された製本パラメータの束接着時間に基づき製本制
御が行われる。
【0120】本実施の形態では、GUI1031から入
力されたシートの枚数、シートの種類に応じて製本パラ
メータを算出するようにしているが、シートの枚数を検
出するシート枚数検出手段及びシートの種類を検出する
シート種類検出手段を設けて、これらが検出した情報に
応じて製本パラメータを算出するようにしてもよい。
【0121】なお、完全接着モード時と仮接着モード時
とで、別のバインドテープを使用することでも、完全接
着の製本と仮接着の製本は可能になる。例えば、完全接
着モードの製本では、融点(又は粘度)が低い糊を塗布
したバインドテープを用い、仮接着モードの製本では融
点(又は粘度)が高い糊を塗布したバインドテープを用
いる。ただし、完全接着モード時も仮接着モード時もヒ
ータの制御条件(温調温度、接着時間等)は同じとす
る。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製本装置
においては、糊でシート束を仮に接着する仮接着モード
による製本が行えるので、同接着モードで製本すれば、
必要とするシートを破ることなく簡単に取り外すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたオンラインシート処理装置
の全体的な構成を示す概略縦断面図。
【図2】同オンラインシート処理装置を構成している製
本装置の詳細な構成を示す縦断面図。
【図3】リールに巻かれているバインドテープを所定長
に切断してキャリッジに供給する方法を説明する平面
図。
【図4】バインドテープを搬送するキャリッジのテープ
受け取り位置とテープ供給位置とを示す縦断面図。
【図5】テープ供給位置に移動したキャリッジからテー
プ加熱装置にバインドテープが供給される方法を説明す
る横断面図。
【図6】シート整合トレイ上にシートを積載する動作を
説明する縦断面図。
【図7】シート整合トレイ上で整合されたシート束をテ
ープ加熱装置へ搬送する動作を説明する縦断面図。
【図8】シート整合トレイ上で整合されたシート束をテ
ープ加熱装置へ搬送する動作を説明する縦断面図。
【図9】シート整合トレイ上で整合されたシート束をテ
ープ加熱装置へ搬送する動作を説明する縦断面図。
【図10】テープ加熱装置の詳細な構成を示す縦断面
図。
【図11】テープガイドにバインドテープがセットされ
た状態を示す縦断面図。
【図12】テープガイドにセットされたバインドテープ
の背面に背面ヒータがセットされた状態を示す縦断面
図。
【図13】テープガイドにセットされたバインドテープ
にシート束の先端(背面)が当接した状態を示す縦断面
図。
【図14】サイドヒータがバインドテープを折り曲げな
がら加熱加圧位置まで移動した状態を示す縦断面図。
【図15】背面ヒータとサイドヒータの加熱によりシー
ト束のバインディングが行われている状態を示す縦断面
図。
【図16】サイドヒータがバインドテープの折り曲げ部
を仕上げるための扱きを行っている状態を示す縦断面
図。
【図17】バインドテープの加熱加圧を終えたサイドヒ
ータがシート束から離れた状態を示す縦断面図。
【図18】製本を終えたシート束が同シート束をスタッ
カに搬送するキャリッジへの受け渡し位置まで移動した
状態を示す縦断面図。
【図19】サイドヒータが待機位置へ移動した状態を示
す縦断面図。
【図20】背面ヒータが待機位置へ移動した状態を示す
縦断面図。
【図21】製本完成品がキャリッジに受け渡される状態
を示す縦断面図。
【図22】製本完成品がキャリッジに受け渡される状態
を示す縦断面図。
【図23】製本完成品がキャリッジの搬送ベルト上に載
置された状態を示す縦断面図。
【図24】キャリッジによって搬送された製本完成品が
上段のスタッカに収納されている状態を示す縦断面図。
【図25】キャリッジによって搬送された製本完成品が
下段のスタッカに収納されている状態を示す縦断面図。
【図26】キャリッジによって搬送された製本完成品が
製本装置本体の下部の排出口から機外に排出される状態
を示す縦断面図。
【図27】製本装置本体の排出口から排出された製本完
成品を仕分け収納装置内のエレベータが受け取っている
状態を示す縦断面図。
【図28】製本装置内に設置されているスタッカの構成
を示す縦断面図。
【図29】製本装置で使用されているバインドテープの
構成を示す縦断面図(図29(a))及び平面図(図2
9(b))。
【図30】製本に関する制御系の構成を示すブロック
図。
【図31】GUIの通常コピー受付けウインドウ画面を
示す図。
【図32】同ウインドウ画面からの入力処理手順を示す
フローチャート。
【図33】GUIのモード入力ウインドウ画面を示す
図。
【図34】同ウインドウ画面からの入力処理手順を示す
フローチャート。
【図35】GUIのヒータ温度微調整ウインドウ画面を
示す図。
【図36】同ウインドウ画面からの入力処理手順を示す
フローチャート。
【図37】背面ヒータ及びサイドヒータへの通電状態を
示すタイミングチャート。
【符号の説明】
77 バインドテープ(可溶性の糊付きのテー
プ) 202 画像形成装置 203 製本装置 1005 背面ヒータ(加熱手段) 1026 CPU(制御手段) 1027 メモリ(第1の制御条件記憶手段、第2の
制御条件記憶手段、微調整値記憶手段) 1031 GUI(情報入力手段) 1031−2 コピー部数ボタン(シート枚数入力手
段) 1031−3 用紙選択ボタン(シート種類入力手
段) 1031−12 通常接着モード選択ボタン(接着モー
ド選択手段) 1031−13 仮接着モード選択ボタン(接着モード
選択手段) 1031−18 微調整ボタン(基本数値変更手段) 1031−19 微調整ボタン(基本数値変更手段) S1 シート束
フロントページの続き (72)発明者 岡本 清志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製本対象のシート束の背面を熱可溶性の
    糊付きのテープの糊付き面に当接させ、前記テープを加
    熱手段で加熱して前記糊を溶かし、溶けた前記糊で前記
    シート束を接着し製本する製本装置において、 前記糊で前記シート束を完全に接着する完全接着モード
    による製本と、前記糊で前記シート束を仮に接着する仮
    接着モードによる製本とを選択的に実行可能な制御手段
    と、 前記完全接着モード又は前記仮接着モードのいずれかを
    選択する接着モード選択手段と、 を有することを特徴とする製本装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記完全接着モードの時と前記仮接着モードの時とで
    は、 前記加熱手段の制御条件を変更する、 ことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段の前記完全接着モード時の
    制御条件を記憶する第1の制御条件記憶手段と、 前記加熱手段の前記仮接着モード時の制御条件を記憶す
    る第2の制御条件記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項2に記載の製本装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記接着モード選択手段によって完全接着モードが選択
    された場合には前記第1の制御条件記憶手段が記憶して
    いる制御条件にて制御を行い、 前記接着モード選択手段によって仮接着モードが選択さ
    れた場合には前記第2の制御条件記憶手段が記憶してい
    る制御条件にて制御を行う、 ことを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御条件記憶手段と前記第2
    の制御条件記憶手段が記憶している制御条件には、 少なくとも前記加熱手段の温調温度が含まれている、 ことを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御条件記憶手段が記憶して
    いる温調温度よりも前記第2の制御条件記憶手段が記憶
    している温調温度は低い、 ことを特徴とする請求項5に記載の製本装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の制御条件記憶手段と前記第2
    の制御条件記憶手段が記憶している制御条件には、 少なくとも前記加熱手段が前記テープを前記シート束の
    背面に押し付けて加熱接着している接着時間が含まれて
    いる、 ことを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の制御条件記憶手段が記憶して
    いる接着時間よりも前記第2の制御条件記憶手段が記憶
    している接着時間は短い、 ことを特徴とする請求項7に記載の製本装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の制御条件記憶手段と前記第2
    の制御条件記憶手段が記憶している制御条件には、 少なくとも前記加熱手段が前記テープを前記シート束に
    押し付ける接着圧力が含まれている、 ことを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御条件記憶手段が記憶し
    ている接着圧力よりも前記第2の制御条件記憶手段が記
    憶している接着圧力は低い、 ことを特徴とする請求項9に記載の製本装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の制御条件記憶手段と前記第
    2の制御条件記憶手段が記憶している制御条件の数値
    は、 前記シート束の構成条件に応じて変更される基本数値で
    ある、 ことを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  12. 【請求項12】 前記シート束の構成条件には少なくと
    もシートの枚数が含まれている、 ことを特徴とする請求項11に記載の製本装置。
  13. 【請求項13】 前記シート束の構成条件には少なくと
    もシートの種類が含まれている、 ことを特徴とする請求項11に記載の製本装置。
  14. 【請求項14】 前記シート束の構成条件には少なくと
    もシートの枚数とシートの種類が含まれている、 ことを特徴とする請求項11に記載の製本装置。
  15. 【請求項15】 前記シート束のシートの枚数を入力す
    るシート枚数入力手段又は前記シート束のシートの枚数
    を検出するシート枚数検出手段と、 シートの枚数に対応する微調整値を記憶している微調整
    値記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項12に記載の製本装
    置。
  16. 【請求項16】 前記シート束のシートの種類を入力す
    るシート種類入力手段又は前記シート束のシートの種類
    を検出するシート種類検出手段と、 シートの種類に対応する微調整数値を記憶している微調
    整値記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項13に記載の製本装
    置。
  17. 【請求項17】 前記シート束のシート枚数を入力する
    シート枚数入力手段又は前記シート束のシートの枚数を
    検出するシート枚数検出手段と、 前記シート束のシートの種類を入力するシート種類入力
    手段又は前記シート束のシートの種類を検出するシート
    種類検出手段と、 シートの枚数と種類に対応する微調整値を記憶している
    微調整値記憶手段と、 を有することを特徴とする請求項14に記載の製本装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第1の制御条件記憶手段と前記第
    2の制御条件記憶手段が記憶している制御条件の基本数
    値を変更する基本数値変更手段を有する、 ことを特徴とする請求項11に記載の製本装置。
  19. 【請求項19】 前記加熱手段は、 前記テープ上の幅方向中央部に塗布されている糊を溶か
    して前記シート束の各シート間に浸透させるための第1
    の加熱手段と、 前記テープ上の幅方向側部に塗布されている糊を溶かし
    て前記テープの幅方向側部を前記シート束の表表紙と裏
    表紙とに接着するための第2の加熱手段と、からなり、 前記第1の制御条件記憶手段には前記第1の加熱手段の
    前記完全接着モード時の制御条件が記憶されており、 前記第2の制御条件記憶手段には前記第1の加熱手段の
    前記仮接着モード時の制御条件が記憶されている、 ことを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、 前記完全接着モードの時と前記仮接着モードの時とで
    は、 前記加熱手段の制御条件が同じ場合において前記糊の接
    着条件が異なる別のテープを選択する、 ことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  21. 【請求項21】 前記完全接着モードで使用するテープ
    と前記仮接着モードで使用するテープとでは前記糊の融
    点が異なり、 前記仮接着モードで使用するテープの方が前記完全接着
    モードで使用するテープよりも前記糊の融点が高い、 ことを特徴とする請求項20に記載の製本装置。
  22. 【請求項22】 前記完全接着モードで使用するテープ
    と前記仮接着モードで使用するテープとでは前記糊の粘
    度が異なり、 前記仮接着モードで使用するテープの方が前記完全接着
    モードで使用するテープよりも前記糊の粘度が高い、 ことを特徴とする請求項20に記載の製本装置。
  23. 【請求項23】 仮接着モードで使用するテープの場
    合、糊の塗布量はテープ長手方向の端部では少なくなっ
    ている、 ことを特徴とする請求項20に記載の製本装置。
  24. 【請求項24】 1枚ずつ給送されたシートに画像形成
    する画像形成装置と、 前記画像形成装置で画像形成済みの複数枚のシートを製
    本する請求項1ないし23に記載のいずれかの製本装置
    と、 を備えたことを特徴とするオンラインシート処理装置。
  25. 【請求項25】 情報を画面上で入力する情報入力手段
    を有する、 ことを特徴とする請求項24に記載のオンラインシート
    処理装置。
  26. 【請求項26】 ジョブ指定の画面上で画像形成から製
    本までを連続的に行うジョブ情報を入力すると、前記ジ
    ョブ指定の入力画面からオペレータに対して製本時の接
    着モードの選択を要求する接着モード入力画面に変わ
    る、 ことを特徴とする請求項25に記載のオンラインシート
    処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051006A (ja) * 2005-07-20 2007-03-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP2008055673A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 製本装置及び画像形成装置
JP2008149497A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Nisca Corp 製本装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2013216062A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Gradco Japan Ltd 製本装置

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