JPH1026438A - 吸収式冷凍機における蒸発器 - Google Patents

吸収式冷凍機における蒸発器

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Publication number
JPH1026438A
JPH1026438A JP18290796A JP18290796A JPH1026438A JP H1026438 A JPH1026438 A JP H1026438A JP 18290796 A JP18290796 A JP 18290796A JP 18290796 A JP18290796 A JP 18290796A JP H1026438 A JPH1026438 A JP H1026438A
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JP
Japan
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ammonia
evaporator
vaporizer
ammonia liquid
liquid
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Pending
Application number
JP18290796A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Onishi
尚 大西
Yukio Hiranaka
幸男 平中
Nobuo Hatanaka
宣夫 幡中
Tetsuji Horie
哲次 堀江
Katsuo Iwata
克男 岩田
Masaharu Kodera
雅晴 古寺
Kazuhisa Kira
和久 吉良
Tatsuhiko Umeda
辰彦 梅田
Akio Iwamoto
皓夫 岩本
Takeshi Yano
猛 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Hitachi Zosen Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP18290796A priority Critical patent/JPH1026438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱効率の向上および蒸発器内での水の濃縮の
防止を図る際に、構造が簡単となる吸収式冷凍機におけ
る蒸発器を提供する。 【解決手段】 アンモニア液からアンモニアを蒸発させ
てアンモニア蒸気を得る蒸発器本体部2と、この蒸発器
本体部2で蒸発されたアンモニア蒸気を導くとともに凝
縮器からのアンモニア液を導き、この凝縮器からのアン
モニア液を上記アンモニア蒸気により冷却する過冷却部
4とを具備し、かつ蒸発器本体部2の上部に過冷却部4
を、一体化して設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷凍機にお
ける蒸発器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アンモニアを冷媒とした吸収式冷
凍機の蒸発器においては、アンモニア液が蒸発して、ア
ンモニア蒸気になるときの潜熱により、ブラインを冷却
しているが、熱効率すなわち冷却効率を向上させるため
に、図3に示すように、蒸発器51からのアンモニア蒸
気を吸収器52へ移送するアンモニア蒸気移送管53の
途中に過冷却器54が配置され、そしてアンモニア液移
送管55を介して凝縮器(図示せず)から移送されるア
ンモニア液がこの過冷却器54で冷却されて蒸発器51
に送られていた。
【0003】そして、さらに蒸発器51内での水の濃縮
すなわち水の蓄積を防止するため(蒸発器内に水が蓄積
されると、ブラインの冷却効率が低下してしまう)に、
蒸発器51内のアンモニア液(実際には、アンモニア水
溶液)の一部が、アンモニア液戻し管56を介して吸収
器52に戻されていた。
【0004】なお、上記蒸発器51内のアンモニア蒸気
移送管53の接続部近傍には、ミストセパレータ57が
配置されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、熱効率の向上および蒸発器51内での水の濃縮防止
を図るために、過冷却器54およびアンモニア液戻し管
56が設けられているが、別個に熱交換器およびアンモ
ニア液戻し管を必要とし、構造が複雑となってコスト高
になるという欠点がある。
【0006】そこで、本発明は、熱効率の向上および蒸
発器内での水の濃縮の防止を図る際に、構造が簡単とな
る吸収式冷凍機における蒸発器を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の吸収式冷凍機における蒸発器は、冷媒とし
てアンモニアを使用する吸収式冷凍機の蒸発器であっ
て、アンモニア液からアンモニアを蒸発させてアンモニ
ア蒸気を得る蒸発器本体部と、この蒸発器本体部で蒸発
されたアンモニア蒸気を導くとともに凝縮器からのアン
モニア液を導き、この凝縮器からのアンモニア液を上記
アンモニア蒸気により冷却する過冷却部とを具備し、か
つ上記蒸発器本体部の上部に上記過冷却部を、一体化し
て設けたものである。
【0008】また、上記蒸発器本体部および過冷却部に
配置される熱交換部として、プレートフィン式のものを
使用したものである。上記の構成によると、蒸発器本体
部で蒸発されたアンモニア蒸気により、凝縮器から移送
されるアンモニア液から熱を奪い冷却を行うための過冷
却部を、蒸発器本体部と一体的に設けたので、例えば過
冷却器を、蒸発器と別個に設ける場合に比べて、その構
造が簡単となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸収式冷凍機にお
ける蒸発器の実施の形態を、図1および図2に基づき説
明する。
【0010】図1および図2において、1は冷媒として
アンモニアを使用するとともに吸収剤として水を使用し
た吸収式冷凍機の蒸発器で、アンモニア液を加熱してア
ンモニア蒸気を得るための蒸発器本体部2と、この蒸発
器本体部2の上部に一体的に設けられて、凝縮器(図示
せず)からのアンモニア液を第1アンモニア液移送管3
を介して導くとともに蒸発器本体部2で蒸発されたアン
モニア蒸気を導き、このアンモニア蒸気によりアンモニ
ア液を冷却する過冷却部4と、この過冷却部4で冷却さ
れたアンモニア液を蒸発器本体部2の底部に導く第2ア
ンモニア液移送管5とから構成されている。なお、6は
蒸発器1からのアンモニア蒸気をアンモニア蒸気移送管
7を介して導き吸収剤である水に吸収するための吸収器
である。
【0011】そして、図2に示すように、上記蒸発器本
体部2および過冷却部4には、それぞれプレートフィン
式の第1および第2熱交換部8,9が配置されている。
これら第1および第2熱交換部8,9は、複数のプレー
ト11,21と、これらプレート11,21間に形成さ
れる第1および第2通路12,22にそれぞれ配置され
た波板状の伝熱板すなわちコルゲート状のフィン13,
23とから構成されており、また上記各通路12,22
に設けられるフィン13,23は、流体が通過する方向
が水平方向と鉛直方向とが交互になるように配置され
る。
【0012】すなわち、第1熱交換部8における水平方
向の第1水平通路12Aには鉛直方向で屈曲するフィン
13Aが配置され、また鉛直方向の第1鉛直通路12B
には水平方向で屈曲するフィン13Bが配置され、これ
らが交互に設けられている。
【0013】また、同様に、第2熱交換部9における水
平方向の第2水平通路22Aには鉛直方向で屈曲するフ
ィン23Aが配置され、また鉛直方向の第2鉛直通路2
2Bには水平方向で屈曲するフィン23Bが配置され、
これらが交互に設けられている。
【0014】そして、蒸発器本体部2内は、第1熱交換
部8における第1水平通路12Aに被冷却流体であるブ
ラインが流れるように、また第1鉛直通路12Bにアン
モニア液が下方から上方に流れるように区切られてい
る。
【0015】また、過冷却部4内は、第2熱交換部9に
おける第2水平通路22Aに凝縮器からのアンモニア液
が流れるように、第2鉛直通路22Bに下方の蒸発器本
体部2からアンモニア蒸気が上方に流れるように区切ら
れている。
【0016】上記構成において、蒸発器本体部2内に
は、所定濃度のアンモニア液、例えばNH3 (97%)
−水(3%)のアンモニア液が充填されるとともに、−
25℃のブラインがブライン供給配管31を介して供給
され、ここでアンモニア液を加熱して、ブライン自身は
−30℃程度に冷却される。なお、蒸発器本体部2内の
圧力は1ata で、また温度は−36.2℃である。
【0017】そして、この蒸発器本体部2内で蒸発され
たアンモニア蒸気[NH3 (ほぼ、100%)]は、そ
の上部に設けられた過冷却部4内に移動して、ここで凝
縮器から移送されるアンモニア液(40.6℃程度)と
の間で熱交換が行われる。すなわち、高温のアンモニア
液がアンモニア蒸気により−6.9℃程度に冷却され
て、熱効率(冷却効率)の向上が図られる。
【0018】また、蒸発器本体部2からのアンモニア蒸
気中には、5〜10%程度でアンモニア液すなわちミス
トが同伴され、そのままアンモニア蒸気移送管7を介し
て吸収器6に移送される。すなわち、従来例のように、
蒸発器内での水の濃縮を防止するためのアンモニア液戻
し管を不要にすることができる。勿論、蒸発器内に、ミ
ストセパレータを設ける必要がない。
【0019】ここで、上記構成におけるサイクル効率と
従来例におけるサイクル効率とを比較すると、従来例の
ものが、0.379であったのに対して、上記構成のも
のが0.416となり、10%の向上が見られた。
【0020】なお、サイクル効率ηは、下記式にて表
される。 η=出力/入力 =(蒸発器での冷却能力)/(再生器での加熱量)・・・ また、熱交換部における合計伝熱面積においても、従来
例のものに比べて、5%削減することができた。
【0021】このように、蒸発器本体部で蒸発されたア
ンモニア蒸気により、凝縮器から移送されるアンモニア
液から熱を奪い冷却を行うための過冷却部を、蒸発器本
体部と一体的に設けたので、従来のように、過冷却器
を、蒸発器と別個に設ける場合に比べて、アンモニア液
の移送配管類、ミストセパレータなどを不要にすること
ができ、ひいては、圧損および熱放散を少なくすること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、蒸
発器本体部で蒸発されたアンモニア蒸気により、凝縮器
から移送されるアンモニア液から熱を奪い冷却を行うた
めの過冷却部を、蒸発器本体部と一体的に設けたので、
従来のように、過冷却器を、蒸発器と別個に設ける場合
に比べて、構造を簡単にすることができ、ひいては製造
コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸発器の実施の形態における縦断面図
である。
【図2】同実施の形態における蒸発器本体部の要部斜視
図である。
【図3】従来例における蒸発器および過冷却器の概略構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 蒸発器 2 蒸発器本体部 3 第1アンモニア液移送管 4 過冷却部 5 第2アンモニア液移送管 7 アンモニア蒸気移送管 8 第1熱交換部 9 第2熱交換部 11 プレート 12 第1通路 13 フィン 21 プレート 22 第2通路 23 フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平中 幸男 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1−2 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 幡中 宣夫 大阪府大阪市中央区平野町4丁目1−2 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 堀江 哲次 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 岩田 克男 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 古寺 雅晴 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 吉良 和久 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 梅田 辰彦 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 岩本 皓夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 矢野 猛 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒としてアンモニアを使用する吸収式冷
    凍機の蒸発器であって、アンモニア液からアンモニアを
    蒸発させてアンモニア蒸気を得る蒸発器本体部と、この
    蒸発器本体部で蒸発されたアンモニア蒸気を導くととも
    に凝縮器からのアンモニア液を導き、この凝縮器からの
    アンモニア液を上記アンモニア蒸気により冷却する過冷
    却部とを具備し、かつ上記蒸発器本体部の上部に上記過
    冷却部を、一体化して設けたことを特徴とする吸収式冷
    凍機における蒸発器。
  2. 【請求項2】蒸発器本体部および過冷却部に配置される
    熱交換部として、プレートフィン式のものを使用したこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸収式冷凍機における蒸
    発器。
JP18290796A 1996-07-12 1996-07-12 吸収式冷凍機における蒸発器 Pending JPH1026438A (ja)

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JP18290796A JPH1026438A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 吸収式冷凍機における蒸発器

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JP (1) JPH1026438A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5349169A (en) * 1991-12-27 1994-09-20 Sharp Kabushiki Kaisha Microwave oven using a precoated sheet steel as walls of an internal chamber thereof
CN102459696A (zh) * 2009-06-17 2012-05-16 新日本制铁株式会社 具有绝缘覆盖膜的电磁钢板及其制造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5349169A (en) * 1991-12-27 1994-09-20 Sharp Kabushiki Kaisha Microwave oven using a precoated sheet steel as walls of an internal chamber thereof
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Effective date: 20060124

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Effective date: 20060530