JPS6119403Y2 - - Google Patents

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JPS6119403Y2
JPS6119403Y2 JP4835982U JP4835982U JPS6119403Y2 JP S6119403 Y2 JPS6119403 Y2 JP S6119403Y2 JP 4835982 U JP4835982 U JP 4835982U JP 4835982 U JP4835982 U JP 4835982U JP S6119403 Y2 JPS6119403 Y2 JP S6119403Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吸収式冷凍機、詳しくは高段発生器と
低段発生器、高段凝縮器と低段凝縮器及び吸収器
を備えた吸収式冷凍機に関する。
従来この種吸収式冷凍機としては、例えば特公
昭53−35663号公報に記載されており、第5図に
示す如く、発生器及び凝縮器をそれぞれ高段と低
段の2個に分割して、分割した各単一の発生器
a1,a2と凝縮器b1,b2とをそれぞれ1対として独
立した室内A,Bに設けると共に、各発生器a1
a2用の加熱流体を、先ず高段発生器a1に供給した
後、低段発生器a2に供給するものであつた。
しかしながら、溶液の温度は飽和蒸気圧が一定
の場合溶液の濃度が濃くなる程高いことから、上
記のように加熱流体を高段発生器a1から低段発生
器a2に流すようにすると、低段発生器a2では加熱
流体と溶液との温度差が小さくなりすぎて加熱不
良となる問題があつた。尚、第5図においてb1
0,b20は熱交換コイル、c1,c2は吸収器、c
10,c20は熱交換コイルである。
また、別の従来技術として例えば特開昭54−
28051号公報に記載の吸収式冷凍機があるが、こ
れも加熱流体は高段発生器へ流通させた後低段発
生器へ供給するものであつて、加熱流体の温度が
溶液温度に対し十分高い場合には問題はないもの
の加熱流体の温度をそれほど高くとれない場合に
前記と同様加熱不良となる問題があつた。
本考案は以上の如き実情に鑑み考案したもの
で、目的とするところは、高段発生器と低段発生
器に供給する加熱流体の流し方に工夫をこらすこ
とにより、加熱流体の温度と低段発生器の溶液温
度との温度差を十分とることができるようにする
点にある。
しかして本考案の構成は、前記吸収器91の溶
液を前記高段発生器32へ流入させる配管路と前
記高段発生器32の溶液を前記低段発生器42へ
流入させる配管路とを設ける一方、前記両発生器
32,42に加熱流体を前記低段発生器42から
前記高段発生器32へ流通させる通路を設けるこ
とにより、低段発生器の溶液温度と加熱流体の温
度との温度差を十分とることができるようにした
ものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
1は箱形の胴体で、該胴体1の天板11に仕切
壁2を垂設し、該仕切壁2を挟んで水平方向両側
を高段室3と低段室4と成す一方、前記高段室3
には高段凝縮器31を、前記低段室4には低段凝
縮器41をそれぞれ配設する。また、第1図に示
したものは、これら凝縮器31,41の下方に、
高段発生器32と低段発生器42とを設け、前記
高段発生器32を前記低段発生器42の上方に位
置せしめると共に、前記高段発生器32に貯溜す
る溶液が一定深さ以上になると、第3図に示す如
くの液封機構5を介して前記低段発生器42側に
流入する如く成している。そして前記高段発生器
32を前記高段室3に、前記低段発生器42を前
記低段発生器4にそれぞれ開口させているのであ
る。
また第2図に示す如く前記仕切壁2の下端近く
に流通孔21を設けて、高段室3から低段室4へ
の凝縮液の流れを可能にすると共に、前記流通孔
21の低段室4側に、前記流通孔21形成位置よ
りも高さの高い堰6を設ける一方、冷媒液管7を
前記低段室4に接続するのである。尚、高段室3
及び低段室4の底壁22は高段室3側から低段室
4の底壁22は高段室3側から低段室4側に下向
きに傾斜しており、凝縮液の排出を良好としてい
る。
また、蒸発器81,82及び吸収器91,92
を配置する断面円形の胴体10は、壁体10aに
より上下に分割し、上部に低段蒸発器82と低段
吸収器92とを並列状に配置すると共に、下部に
高段蒸発器81と高段吸収器91とを並列状に配
置しており、前記冷媒配管7を、前記低段蒸発器
82側に開口している。そして、前記胴体10に
おける壁体10aの蒸発器側と吸収器側とには、
それぞれ高段側に開口する流通管10b,10b
を設け、該流通管10b,10bの下端部に受体
10c,10cを取付けて、液封機構を形成して
おり、これら各液封機構を介して、前記各蒸発器
82,81及び各吸収器92,91を連通してい
るのである。
尚、第1図において、83は冷媒ポンプ、93
は溶液ポンプ、94は熱交換器であり、Cは冷水
配管である。
しかして本実施例のものでは、前記高段発生器
32と低段発生器42とに配設する温水管Dは連
続させており、前記低段発生器42から高段発生
器32へ温水が流通する如く成して低段発生器4
2の溶液温度と温水温度との温度差を十分とるこ
とができるように成す一方、前記高段凝縮器3
1、低段凝縮器41、高段吸収器91及び低段吸
収器92内にそれぞれ熱交換コイル31a,41
a,91a及び92aを配設し、これら熱交換コ
イル31a,41a,91a及び92aのうち、
前記低段凝縮器41内に配設した熱交換コイル4
1aの入口側に、冷却水源に連通の冷却水配管
E1を接続すると共に、前記熱交換コイル41a
の出口側と、前記高段吸収器91内に配設した熱
交換コイル91aの入口側とを冷却水配管E2
より連通させ、そして、前記熱交換コイル91a
の出口側と前記熱交換コイル92aの入口側とを
連通せしめ、さらに該熱交換コイル92aの出口
側と前記高段凝縮器31内に配設した熱交換コイ
ル31aの入口側とを冷却水配管E3により連通
せしめ、かつ、前記熱交換コイル31aの出口側
を冷却水配管E4に接続したのである。そして斯
かる如く熱交換コイル41a,91a,92a及
び31aを直列的に接続することにより、まず冷
却水の全量は前記低段凝縮器41側に流通し、順
次高段吸収器91側、低段吸収器92側、高段凝
縮器31側へと流通するのである。
しかして、前記発生器32,42で濃溶液とな
つた溶液は、濃溶液F及び前記熱交換器94を介
して前記低段吸収器92側に流入し、前記液封機
構から前記高段吸収器91を経て、前記溶液ポン
プ93及び熱交換器94を介して前記高段発生器
32に返還される一方、前記発生器32,42に
おいて発生した冷媒ガスは、前記凝縮器31,4
1において凝縮し、前記冷媒液管7を介して前記
低段蒸発器82側に流入して蒸発すると共に、前
記液封機構を構成する前記連通管10b及び受体
10cを介して流下し、前記高段蒸発器81に供
給されて蒸発し、未蒸発の冷媒液は前記冷媒ポン
プ83を介して前記低段蒸発器82側に散布され
蒸発する。
そして前記それぞれの蒸発器81,82で蒸発
した冷媒ガスは、前記各吸収器91,92で前記
濃溶液に吸収されるのである。
また、冷却水は前記したごとく、前記吸収器9
1,92の熱交換コイル91a,92aに分流す
ることなく、全量がまず前記低段凝縮器41の熱
交換コイル41aに供給され、該低段凝縮器41
における冷媒の凝縮温度・圧力を従来のものより
も十分低くした後、前記高段吸収器91、低段吸
収器92及び高段凝縮器31の各熱交換コイル9
1a,92a及び31aに順次流通していくので
ある。
また、以上説明した溶液の状態変化のサイクル
を示したのが第4図であつて、まず、G点の状態
で高段発生器32に流入した溶液は、前記温水器
D中を流れる入口温度約85℃の温水により加熱さ
れ、溶液中の冷媒は蒸発気化し、この冷媒の気化
により加熱され、溶液中の冷媒は高くなり、G点
はH点へと移行してゆく。そして前記高段発生器
32を流出して前記低段発生器42に流入するこ
とにより、飽和蒸気温度・圧力ともに下がり、H
点よりI点に移行する。そしてこの低段発生器4
2においても溶液は温水により加熱されて冷媒を
気化し、濃度はさらに高くなり、I点よりJ点へ
と移行してゆく。斯かるJ点の状態で前記低段発
生器42を流出した溶液は前記熱交換器94にお
いて冷却され、J点よりK点に移行した後、前記
低段吸収器92に供給され、該低段吸収器92に
おいて前記低段蒸発器82よりの冷媒を吸収して
K点よりL点に移行し、さらに前記高段吸収器9
1においても冷媒を吸収することにより溶液濃度
は低下してM点よりN点に移行する。そして該N
点の状態で前記高段吸収器91を流出した溶液
は、前記熱交換器94において高温の前記低段発
生器42よりの溶液と熱交換してG点の状態とな
つて再び前記高段発生器32側へと流入してゆく
サイイクルを形成するのである。
一方、従来例における溶液の状態変化のサイク
ルを示すのが第4図中の鎖線であつて、この従来
例のものにくらべ、本実施例のものでは、前記低
段凝縮器41側を流通する冷却水量がほぼ2倍に
なつているので、該低段凝縮器41をよく冷却さ
せることができ、もつて冷媒の凝縮温度・圧力を
より下げることができるのであつて、凝縮温度の
低下により前記低段発生器42における冷媒の発
生がさかんになり、溶液の出口側濃度を第4図に
おいて鎖線で示した従来例のJ点に対しJ点まで
高めることができるのである。
因みに冷媒としては水を使用した臭化リチウム
水溶液についての測定結果を説明すると、本考案
の場合前記記低段発生器42における溶液の飽和
蒸気温度は33.85℃、溶液濃度は60.4%(重量
%)となるのに対し、従来例のものでは、溶液の
飽和蒸気温度は34.5℃、溶液濃度は60%となり、
濃度にして約0.4%増加しており、全体の濃度変
化が54%〜60%であるところから、溶液の濃度変
化に対する割合としては約7%の濃度増加となつ
ているのである。従つて前記低段発生器42にお
ける出口溶液濃度を高めることができるのである
から、前記各吸収器91,92における冷媒の吸
収能力を高めることができ、換言すれば前記各蒸
発器81,82における冷媒の蒸発をさかんにし
て冷凍能力を高めることができるのである。
しかも前記各凝縮器31,41及び各吸収器9
1,92には、従来例のほゞ2倍の量の冷却水が
流通するため、これら各機器31,42及び9
1,92内に配設する前記各熱交換コイル31
a,41a,91a及び92aのパス数を少なく
することができ、このパス数の減少により構造が
簡単になり、コストダウンも図れるのである。
また、本実施例の場合、前記温水管Dに流通さ
せる温水の入口側温度は従来例のものにくらべ特
に高くしなくとも、前記溶液には十分な熱量が供
給できるのである。即ち、冷媒の凝縮温度・圧力
が下がり冷媒の気化がさかんになり、より多くの
気化熱が溶液から奪われるわけであるが、前記溶
液の飽和蒸気温度が下がる結果、溶液と温水との
温度差は増大し、よつて、温水の溶液への熱伝達
率は向上し、たとえ流通させる温水の入口温度を
一定にしても溶液には、より多くの熱量を与える
ことができるのである。
以上の説明により明らかな如く、本構造の吸収
式冷凍機は、前記吸収器91の溶液を前記高段発
生器32へ流入させる配管路と前記高段発生器3
2の溶液を前記低段発生器42へ流入させる配管
路とを設ける一方、前記両発生器32,42に加
熱流体を前記低段発生器42から前記高段発生器
32へ流通させる通路を設けたので、低段発生器
42の溶液温度と加熱流体の温度との温度差を十
分とることができるので、従来例のように加熱不
良となる問題が解消でき、もつて該低段発生器4
2における溶液の出口側濃度を高めることがで
き、よつて冷凍機としての冷凍能力の向上を図る
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す配管系統図、第
2図及び第3図は部分拡大断面図、第4図は溶液
サイクル図、第5図は従来例を示す配管系統図で
ある。 31……高段凝縮器、32……高段発生器、4
2……低段発生器、41……低段凝縮器、91,
92……吸収器、31a,41a,91a,92
a……熱交換コイル、E1,E2……冷却水配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高段発生器32と低段発生器42、高段凝縮器
    31と低段凝縮器41及び吸収器91を備えた吸
    収式冷凍機において、前記吸収器91の溶液を前
    記高段発生器32へ流入させる配管路と前記高段
    発生器32の溶液を前記低段発生器42へ流入さ
    せる配管路とを設ける一方、前記両発生器32,
    42に加熱流体を前記低段発生器42から前記高
    段発生器32へ流通させる通路を設けたことを特
    徴とする吸収式冷凍機。
JP4835982U 1982-04-03 1982-04-03 吸収式冷凍機 Granted JPS58150754U (ja)

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JP4835982U JPS58150754U (ja) 1982-04-03 1982-04-03 吸収式冷凍機

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JPS58150754U JPS58150754U (ja) 1983-10-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0760031B2 (ja) * 1988-03-14 1995-06-28 株式会社日立製作所 二重効用多段圧式吸収式冷凍機及びそのシステム
JPH0730970B2 (ja) * 1988-09-16 1995-04-10 株式会社日立製作所 吸収式冷凍機
JP2016031174A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 荏原冷熱システム株式会社 冷凍機

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JPS58150754U (ja) 1983-10-08

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