JPH10264144A - 穿孔作業用の携帯用切削粉排出装置、ドリルビット及び回転ブラシ - Google Patents

穿孔作業用の携帯用切削粉排出装置、ドリルビット及び回転ブラシ

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JPH10264144A
JPH10264144A JP7775097A JP7775097A JPH10264144A JP H10264144 A JPH10264144 A JP H10264144A JP 7775097 A JP7775097 A JP 7775097A JP 7775097 A JP7775097 A JP 7775097A JP H10264144 A JPH10264144 A JP H10264144A
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JP
Japan
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cutting powder
pipe
cutting
drill bit
chamber
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JP7775097A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Nishiwaki
信彦 西脇
Yoshihiro Yokoyama
義博 横山
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Unika Co Ltd
Original Assignee
Unika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穿孔作業において生じる切削粉を形成してい
る穴から排出するための携帯に適した装置を提供する。 【解決手段】 一端がドリルビット12を貫通する排出
孔14の後端出口に接続される管路と、該管路内にドリ
ルビットの排出孔からの空気流を生じさせるための負圧
発生手段18と、入口及び出口を介して管路内に接続さ
れる切削粉排除室24とを有しており、切削粉排除室は
入口を通して流入した空気の流速を減速して該空気内に
含まれる切削粉をその自重により当該切削粉排除室内で
落下させるため、上記管路の流路断面に比べて大きな流
路断面を有し、また、切削粉排除室の出口は落下する切
削粉を実質的に巻き込まずに切削粉排除室から空気を排
出することができる上方位置に設けられており、負圧発
生装置18及び切削粉排除室20を携帯に適するサイズ
にすることにできるようにした切削粉排出装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートやサ
イディングボードなどの脆性材料を電動ドリルによって
穿孔するときに生じる切削粉を、穿孔中の穴から排除す
るための切削粉排出装置及びそれに関連して用いられる
ドリルビット及び回転ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】 コンクリートやサイデ
ィングボードなどの脆性材料を電動ドリルによって穿孔
するときは、大量の切削粉が生じる。この切削粉は、周
囲に飛び散るため、作業効率や作業者の健康等の作業環
境上、問題となる。
【0003】また、接着剤を用いるアンカーボルトを取
り付けるための穴を穿孔する場合には、当該穴の内面に
切削粉が付着していると、該アンカーボルトの取付け強
度が著しく低下する。
【0004】従って、切削粉を除去するための種々の試
みがなされてきたが、その1つとして、電動ドリルに取
り付けられるドリルビットの中心線に沿って貫通孔を設
け、その一端を真空掃除機のような装置に接続し、当該
ドリルビットの先端で発生した切削粉を同貫通孔を通し
て外部に吸引排出する方法が考えられている。しかし、
上記のように切削粉は大量に生じるために、そのような
装置のフィルタはすぐ目詰まりを起こし、このため、フ
ィルタの交換、掃除が必要となり、作業効率が低下する
ほか、大きな消費電力を必要とするといった問題を有し
ていた。さらに、このようなことから、フィルタは大型
のものを用いなければ実用的なものとならず、従ってま
た、フィルタを通して吸引力を発生させるための負圧発
生装置も大型のものとならざるを得なかった。従って、
当該装置は全体として大型となり、そのような装置を用
いての作業はやりにくく、作業現場が狭いところでは、
特にそうであった。
【0005】また、上記した如き従来装置において用い
られていたドリルビットは、その切削粉排出用の貫通孔
の先端が、当該ドリルビットの側面に開口するように設
けられており、ドリルビット先端の切削箇所から離れて
いるため、吸引効率が悪いという問題があった。
【0006】更に、周面に螺旋状溝の設けられるツイス
トドリルでは、基本的には、その螺旋状溝を介して切削
粉を外部に排出するようになっており、上記の如き切削
粉排出用に貫通孔をものにあっては、強度等で問題が生
じる。
【0007】本発明は、上記の如き種々の問題を解消す
るための切削粉排出装置及びそれに用いられるドリルビ
ット並びに回転ブラシを提供することを目的とする。
【0008】
【問題を解決するための手段】すなわち、本発明は、上
記の切削粉排出装置の小型化に成功し、携帯用とした切
削粉排出装置を提供する。
【0009】すなわち、この携帯用切削粉排出装置は、
電動ドリルによってコンクリートやサイディングボード
などの脆性材料の穿孔作業を行う場合に、当該作業によ
って発生する切削粉を、電動ドリルに取り付けられたド
リルビットの先端に開口し同ドリルビットの後端に向け
て延びるように設けられた排出孔を通して外部に排出す
るための切削粉排出装置であって、一端が上記排出孔の
後端出口に連結され他端が負圧発生装置に連結される管
路と、該管路内に接続される切削粉排除手段とを有して
おり、該切削粉排除手段は管路の上記一端から伸びた当
該管路の上流部分の下流端に連結される入口と、管路の
上記他端へ伸びる当該管路の下流部分の上流端に連結さ
れる出口と、該入口及び出口との間に形成された切削粉
排除室とを有しており、切削粉排除室は上流部分からそ
の入口を通して流入した空気の流速を減速して該空気内
に含まれる切削粉をその自重により当該切削粉排除室内
で落下させるため、上流部分の流路断面に比べて大きな
流路断面を有し、また、切削粉排除手段の出口は上記落
下する切削粉を実質的に巻き込まずに切削粉排除室から
空気を排出することができる上方位置に設けられている
ことを特徴とする。
【0010】すなわち、この装置では、前述した従来装
置のようにフィルタを用いることなく、切削粉の排除を
行えるようにしている。このため、前述の従来装置のよ
うにフィルタ自体による圧力損失、また、その目詰まり
による圧力損失の増大ということがなく、従って、負圧
発生装置の容量も小さくて済むので、当該装置のサイズ
を従来のものに比べて大幅に小さくすることができる。
また、この切削粉排出装置においては、ドリルビット先
端から切削粉排除手段までの管路の流路断面が極めて小
さいので、わずかの空気流量で高速の空気流とすること
ができ、従って、そのようなわずかの空気流量でも切削
粉を十分に搬送することができるとともに、吸気流量が
少ないために、切削粉を空気流から排除するために当該
空気流を減速させるための切削粉排除室の容量も小さく
することができる。このため、本発明に係るこの切削粉
排出装置においては、装置全体を従来のものに比べては
るかに小さなものし、作業者が携帯できるようなものと
することができる。
【0011】以下に述べる実施形態の装置においては、
99%以上の切削粉回収率を得ることができたが、切削
粉排除室からの空気に巻き込まれた残りの切削粉を濾過
することが望まれる場合には、当該切削粉排除室の下流
側の管路にフィルタを設けることもできる。このように
した場合、フィルタに至る切削粉は極めて少ないため、
当該フィルタは小さなもので良く、しかも、目詰まりが
ほとんど起こらないので負圧発生装置の容量をそれほど
大きくする必要がなく、従って、当該切削粉排出装置を
携帯に適したサイズにすることができる。
【0012】具体的には、切削粉排除室がその底部に、
当該室内で落下した切削粉を排出するための排出口と、
該排出口を閉じる開閉可能な蓋とを設け、排除した切削
粉を作業終了後などの任意の時に、捨てることができる
ようにすることができる。
【0013】または、切削粉排除室がその底部に、当該
室内で落下した切削粉を排出するための排出口を有し、
切削粉排除室には、該排出口を通して排出される切削粉
を収納するための切削粉収納容器が取り付けられるよう
にすることもできる。
【0014】また、管路の上流部分の内圧を感知するた
めの圧力センサを設け、該圧力センサが内圧の急激な上
昇を感知したときにブロワの回転数を低減して発生され
る負圧を減少させるようにすることができる。このよう
にすることにより、穿孔作業終了時にドリルビットを穴
から抜き出したときに、それまで穴内にあってかけられ
ていた流路抵抗がなくなり大気圧が直接かかることによ
って、ドリルビットの排出孔に流入する空気が急激に増
大してしまい、それにより切削粉排除手段内で切削粉が
分離排除されることなくブロアを通り外部へ排出される
ような事態を回避することができる。
【0015】また、同様な観点から、電動ドリルの消費
電力の急激な減少を感知してブロワの回転数を低減し、
同ブラシによって発生される負圧を低下させるようにす
ることもできる。すなわち、この場合は、穿孔作業が終
了することに伴って、それまで掛かっていた負荷が減少
した場合、それを感知し、ブロワの回転を減少させるこ
とができる。
【0016】更に、同様な観点から、管路の上流部分
に、該管路の側面に形成された開口を介して連通された
圧力変化緩和室を設け、管路の上流端側に急激な圧力上
昇が生じた場合に、該管路を通して流れる空気を膨張さ
せることにより、切削粉排除室へ流れる空気流の流速変
化を緩和するようにすることもできる。
【0017】また、上記切削粉排除手段を、上記切削粉
排除室を画定する、中心軸線がほぼ垂直に設定される円
筒状部材から構成し、上記切削粉排除室へ空気流を導入
する入口を、空気流が当該円筒状部材に対してほぼ接線
方向で導入されるような向きにして当該円筒状部材の上
方部分に形成し、当該切削粉排除室の出口を同円筒状部
材の上端を閉じる上端壁のほぼ中心に位置するように形
成し、サイクロン遠心分離機の如く構成することもでき
る。このようにすると、空気流によって搬送される切削
粉は、単に流路断面の拡張による空気流の減速によって
落下排除されるのではなく、遠心力によって円筒状部材
の内面に接触し、もしくは、それに隣接して搬送される
ことにより、より減速が増大されて落下排除効果が増大
される。
【0018】また、切削粉排除手段を負圧発生装置と一
体的なものとして、該切削粉排除手段を作業者によって
携帯可能とし、且つ、円筒状部材を当該排除手段の傾き
に関係なく垂直方向に向くようにに支持するため、該円
筒状部材を同手段内で垂下式に支持するようにすること
もできる。この場合は、当該切削粉排出装置を作業者が
腰や首や肩に下げて穿孔作業を行うことができ、作業効
率を上げることができる。
【0019】また、負圧発生装置を、ドリルビットと切
削粉排除手段との間の管路内に設け、ドリルビットから
切削粉排除手段へ向けた空気流が発生するようにして、
上記装置と同様の機能をもたせることもできる。
【0020】また本発明では、電動ドリルに取り付けら
れるドリルビットであって、全体的にほぼ円柱状に形成
され、当該円柱状とされたドリルビットには、その先端
に開口し同ドリルビットの後端まで貫通する排出孔と、
該排出孔の先端開口を横断するように設けられる切削刃
とを設け、先端開口が該切削刃の両側において開口する
ようにしたことを特徴とするドリルビットを提供する。
【0021】更に、上記排出孔を、ドリルビットの先端
面を横断するように設けられた細長部分と、該部分に連
通し、当該ドリルビットの中心軸線に沿って当該排出孔
の後端開口まで延びるようにした部分とから構成し、切
削刃が細長部分の長さ方向に沿って延びるように設定さ
れ、該切削刃がドリルビット本体の先端面の中心から相
互に半径方向で反対方向に延びる切削刃部分を有し、上
記細長部分は、各切削刃部分の回転方向前面側において
開口するようにしたことを細長部分が該切削刃の両側に
おいて開口するようにすることができる。
【0022】このように、排出孔の先端開口を切削刃の
両側で開口するようにすることにより、切削により生じ
た切削粉を直ちに吸引することができ、効果的に吸引作
業を行うことができる。
【0023】また、外周面に先端から後端に向けて螺旋
状の溝が形成された電動ドリルに取り付けられるツイス
トドリルビットの螺旋状溝の底部分に沿って、同溝の深
さよりも小さい直径の螺旋状管を取り付け、その先端を
切削粉吸引用口とし、他端を切削粉排出用口としたこと
を特徴とするドリルビットを提供する。このようにする
ことにより、ツイストドリルビットの強度を低下させる
ことなく、切削粉排出孔を設けることができる。
【0024】更に、本発明では、電動ドリルに連結さ
れ、同電動ドリルによって形成された孔の中に挿入され
て回転され、孔形成の際に同孔の壁面に付着した切削粉
を削り取るための回転ブラシを提供する。この回転ブラ
シは、電動ドリルによって回転駆動される細長芯部材
と、該細長芯部材の外周面に設けられた剛毛材とを有
し、細長芯部材はその中心軸線に沿って形成されて当該
部材の後端部分すなわち電動ドリルと連結される端部分
で開口する孔部分と、該孔部分から当該細長芯部分の外
面に通じる吸引口部分を有している排出孔を備え、該孔
の上記後端部分にある開口が負圧発生装置に連結され
て、削り取った切削粉を上記吸引口部分を通して上記孔
部分内に吸引し、上記負圧発生装置に向けて外部へ排出
するようになされた回転ブラシを提供する。この回転ブ
ラシは、穿孔した穴に付着している切削粉をほぼ完全に
除去することができる。
【0025】さらに本発明では、電動ドリルによってコ
ンクリートなどの脆性材料の穿孔作業を行った後に、穿
孔された穴に残る切削粉を排出するための切削粉排出装
置であって、先端が上記穴に挿入されるようになされた
切削粉吸引パイプと、一端が上記切削粉吸引パイプに、
他端が負圧発生装置に接続される管路と、該管路内に接
続される切削粉排除手段とを有しており、該切削粉排除
手段は上記管路の上記一端から伸びた当該管路の上流部
分の下流端に連結される入口と、上記管路の上記他端へ
伸びる当該管路の下流部分の上流端に連結される出口
と、該入口及び出口との間に形成された切削粉排除室と
を有しており、切削粉排除室は上記上流部分から入口を
通して流入した空気の流速を減速して該空気内に含まれ
る上記切削粉をその自重により当該切削粉排除室内で落
下させるため、上記上流部分の流路断面に比べて大きな
流路断面を有し、また、上記切削粉排除手段の出口は上
記落下する切削粉を実質的に巻き込まずに当該切削粉排
除室から空気を排出することができる上方位置に設けら
れていることを特徴とする切削粉排出装置を提供する
【0026】
【発明の実施の形態】 以下、添付図面に基づき本発明
を説明する。
【0027】図1は、第1の実施形態に係る切削粉排出
装置10を示す。図示のように、電動ドリルDに取り付
けられるドリルビット12には、その先端に設けられた
開口から後端近くまで当該ドリルビットの中心線に沿っ
て延び、同ドリルビットの外周面に開口する切削粉排出
孔14が設けられており、本発明に係る切削粉排出装置
10は、管継手16を介して、該排出孔の後端開口に流
体連結されている。この管継手16は、ドリルビット1
2の後端近くの周面に設定され、電動ドリルに対しては
相対的に静止状態とされ、内部のドリルビットが自由に
回転できるようにしている。
【0028】該切削粉排出装置10は、管継手16に接
続される一端から、負圧発生装置としてのブロワ18ま
で伸びる管路を有しており、該管路内には切削粉排除手
段としてのサイクロン式分離機20が取り付けられてい
る。
【0029】ブロワ18はモータ22によって回転され
ることにより管路内の空気を、排出口23から排出する
ように作用して負圧を発生し、ドリルビット12の排出
孔先端の開口から、切削粉を含んだ空気を吸引するよう
になっている。
【0030】サイクロン式分離機20は、切削粉除去室
を画定する円筒状部材24を有しており、該部材の円筒
状壁の上方位置には、管継手16まで延びる上記管路の
下流端に接続されて、ドリルビットの排出孔からの空気
流を当該円筒状部材内に接線方向に導入するための入口
26と、円筒状部材の上端を閉じる端壁28の中心位置
に開口し、ブロワ18に至る管路下流部分に接続された
出口30とを有している。
【0031】図示の例では、出口30は端壁28から下
方に延びる筒状に形成されている。また、円筒状部材の
下端はその中心に向けて傾斜した漏斗状の壁32が設け
られ、当該分離機内部で分離された切削粉が中心の開口
34を通して落下できるようになっており、落下した切
削粉は円筒状部材24を包むように設定されている切削
粉収納筐体36に収納されるようになっている。切削粉
収納筐体36は直方体状にされており、ブロワ18はそ
の頂面上に設定されている。また、円筒状部材24とブ
ロワ18とを連通している管路下流部分は蛇腹状のホー
ス38とされ、また、円筒状部材24とドリルビットの
排出孔とを連通している管路上流部分の当該筐体内で延
びる部分も蛇腹状のホース40とされており、本切削粉
排出装置を使用する者が、筐体36を例えば腰や首に付
けた状態で作業し、該筐体が傾斜したとしても、円筒状
部材24がほぼ垂直方向を向くように維持されるように
している。これは、サイクロン遠心分離機としての機能
を最善に保つためである。この実施形態においては、ホ
ース38とブロワ18との間には、フィルタ42が設定
されており、切削粉排除装置によって排除されなかった
微量の切削粉を、このフィルタによって濾過するように
なっている。
【0032】図1の装置においては、管路の上流部分に
圧力センサ44が取り付けられており、該センサが急激
な負圧の減少を感知したときに、その信号をブロワ18
のモータの制御手段46に伝え、制御手段は、それに応
答してモータの回転数を減少して、負圧の減少を行える
ようにしている。このようにすることにより、穿孔作業
が完了した時点で、ドリルビットを形成した穴から引き
抜いたときに、ドリルビット先端にある排出口の端部開
口が大気圧にさらされることにより、空気が急激に流入
するのを防止する。このようにしないと、排出装置内に
吸入される急激な空気流のため、切削粉排除手段内での
切削粉の排除が十分なされないままブロワの排出口から
切削粉を含む空気が排出されてしまう虞れがあるからで
ある。
【0033】図中、参照番号48は、切削粉排除手段を
作業者が装着するためのベルトを示している。また、図
示しないが、上記制御手段46は、電動ドリルの操作ス
イッチとも接続されており、穿孔作業のために該スイッ
チが入れられてドリルビットの回転が開始されたとき
に、それと同時にブロワモータも回転されるようにする
とともに、穿孔作業が終了して上記操作スイッチが切ら
れてドリルビットの回転が停止される場合には、その回
転停止よりも一定の遅れをもってブロワモータの回転を
停止するようにするのが好ましい。これは、穿孔作業の
最後において切削された切削粉を排出できるようにする
ためである。
【0034】図2は、他の本発明に係る切削粉排出装置
の他の実施形態を示しており、この装置では図1の装置
に比べて、圧力センサ44が設けられておらず、その代
わり、制御手段46の上に消費電力センサ50が取り付
けられている。該消費電力センサは、電動ドリルの消費
電力を感知し、該電力が急激に低下した場合には、それ
を制御手段に伝え、ブロワモータの回転を低下する。こ
れは、圧力センサ44と同様の機能をなすものであり、
穿孔作業が終了することにより電動ドリルに係る負荷が
低下した場合に、ブロワモータの回転を低下することに
より負圧を低下するようにしておき、穿孔した穴からド
リルビットを取り出した場合でも、空気流の急激に増大
するのを防止する。
【0035】図3も、穿孔作業終了後にドリルビットを
形成した穴から取り出したときに、空気流の急激な増大
を防止するための圧力緩和装置52を示している。すな
わち、この装置は、ドリルビットと切削粉排除手段との
間の管路部分に設けられるものであり、管路の側面に設
けられた開口54を介して同管路に連通された膨張室5
6を備える。該膨張室56は、管路の流路に比較してか
なり大きな容積を有しており、穿孔作業直後のまだ負圧
が十分に残っている状態で、ドリルビットを穴から引き
抜いたときに生じる急激な空気流の増大がある場合に、
該空気流が膨張室において膨張するようになし、それに
よって急速な空気流が直ちに切削粉排除室内に流入する
のを防止する機能を有する。
【0036】図4は、第3の実施形態に係る装置を示し
ており、第1に示す装置に比べて、切削粉排除手段とし
てのサイクロン式遠心分離機の上にブロワ18が設けら
れていない。その代わり、ブロワ18と同じ機能をなす
ブロワ60が電動ドリルと一体的に設けられている。す
なわち、このブロワ60は、図示しないが、電動ドリル
のモータによって駆動されるようになっており、該ブロ
ワは管継手からサイクロン式遠心分離機までに至る管路
内に設定されており、ドリルビットの排出孔の先端開口
から切削粉を含んだ空気を吸入して、遠心分離機62ま
で送るようになっている。
【0037】図5は、ブロワ66を切削粉排除手段68
と別体に設けた実施形態が示されている。この実施形態
に係る装置では、例えば、切削粉排除手段とブロワとを
作業者が腰のベルトにそれぞれ取り付けて作業すること
ができる。
【0038】図6は、上述の如き切削粉排出装置におい
て使用されるドリルビットの先端部分の縦断面及び端面
を示している。すなわち、このドリルビットは、全体的
に円柱状とされたドリルビット本体70と該本体の先端
に取り付けられた切削刃72とを有しており、切削粉を
吸引排出するための排出孔74は、断面が円形とされて
おり、ドリルビット本体の先端部分に形成された大径部
分76と該大径部分に連通され、当該ドリルビットの後
端近くの出口開口まで延びる小径部分78とを有してい
る。ドリルビット本体の先端に取り付けられる切削刃は
大径部分76を横断するように取り付けられており、該
大径部分は、当該切削刃72の両側で開口するようにな
っている。従って、該ドリルビットが回転されて切削粉
が生じた場合には、その切削箇所に開口している排出孔
の大径部分76によって切削粉が吸引されるので効率良
く吸引を行うことができる。
【0039】図7は、他の実施形態に係るドリルビット
の先端部分を示しており、該ドリルビットでは、排出孔
80が当該ドリルビット先端に設けられた中心から、相
互に半径方向で反対方向に延びている細長部分82と、
該細長部分と連通されて、同ドリルビットの中心軸線に
そって後方に延びる部分84とから構成されている。切
削刃86は、ドリルビット先端の中心を通って延びるよ
うに取り付けられており、これに対して、上記細長部分
82はそれぞれ当該切削刃86の回転方向前前面側に隣
接して開口するようにされており、切削粉を効率良く吸
引できるようにしてある。
【0040】図8は、一般的に用いられているツイスト
ドリルビットに、切削粉排出用の孔を形成したものを示
している。すなわち、該ツイストドリルビットは、その
外周面に2条の螺旋の切削屑排出用溝を有しているが、
本発明では、一方の溝の底部にそって細長い吸引管90
を取り付けている。吸引管の先端開口は、ドリルビット
先端近くに位置しており、後端開口はドリルビット後端
近傍に固定された筒状部材92の周壁に設けた開口94
に連結されている。筒状部材はドリルビットとともに回
転されるようになっており、該筒状部分の周囲には管継
手96が取り付けられている。該管継手は、電動ドリル
に対しては静止状態とされ、筒状部材92を回転自在に
保持するようになっている。管継手96は、吸引管90
の後端開口が接続された開口94に連通し外気に対して
は気密を保たれた内部室98を有しており、該内部室は
開口99を介して、本発明に係る切削粉排出装置の管路
先端に流体接続されている。
【0041】図9は、上述した本発明に係る切削粉排出
装置を電動ドリルに連結するのではなく、同装置の管路
の先端に切削粉吸引パイプ100を連結した例を示して
いる。すなわち、この装置では、切削により形成された
穴の中に切削粉吸引パイプを挿入して、同穴の中に残っ
ている切削粉を吸引排除するものである。接着剤を用い
て取り付けるアンカーボルトなどは、それを取り付ける
穴に切削粉が残っていると、接着強度が著しく低下する
ため、この装置を使用するのが好ましい。
【0042】図10は、本発明に係る切削粉排出装置
に、図9の吸引パイプと同様の目的で用いられる回転ブ
ラシ110を取り付けた例が示されている。すなわち、
この回転ブラシは、電動ドリルに連結されて回転駆動さ
れる細長芯部材112と、該細長芯部材の外周面に設け
られた剛毛材114とを有し、細長芯部材はその先端に
設けられた吸引開口から同部材の中心軸線に沿って延び
同部材の後端部分すなわち電動ドリルと連結される端部
分の近傍周面で開口する排出孔116を備え、該孔の上
記後端部分にある開口が本発明に係る装置に連結され
て、剛毛材で削り取った切削粉を上記吸引口開口を通し
て上記排出孔116内に吸引するようになっている。
【0043】図11は、本発明に係る切削粉排出装置の
他の実施形態が示されている。すなわち、この装置にお
いては、切削粉排除手段の円筒状部材120の開放底部
に蓋122が枢着されている。該蓋は図示しないバネに
よって付勢されて開放底部を閉じるようにされている。
穿孔作業が進み円筒状部材内で排除された切削粉が該蓋
上に所定量だけたまると、その重量により、該蓋は開放
され、切削粉は収集室内124に排出される。
【0044】以上に説明したように、本発明によれば、
コンクリートなどの脆性材料を穿孔した場合に発生する
切削粉を効率良く収集することができ、作業効率、作業
者の衛生管理等を大幅に改善することができる。上述し
た実施形態の装置において、直径を50mmとし、長さを
ほぼ100mmとした円筒状部材24を用いて、約99%
の切削粉補集率を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る切削粉排出装置の一実施形態を
示す一部断面側面図。
【図2】 第2の実施形態に係る装置を示す一部断面側
面図。
【図3】 本発明に係る装置における切削粉排除手段よ
りもドリルビット側の管路内に設けられる流速減少用の
膨張室を示す断面側面図。
【図4】 第3の実施形態に係る装置を示す一部断面側
面図。
【図5】 第4の実施形態に係る装置を示す一部断面側
面図。
【図6】 (a)はドリルビットの端面図、(b)は同
ドリルビットの先端部分の側面図。
【図7】 (a)は他の実施形態のドリルビットの端面
図、(b)は図7(a)における線b−bに沿って見た
同ドリルビットの先端部分の一部断面側面図。
【図8】 切削粉排出用孔を取り付けたツイストドリル
ビットを示す側面図。
【図9】 ドリルビットの代わりに切削粉排出用のパイ
プを取り付けた切削粉排出装置の一部断面側面図。
【図10】 本発明に係る回転ブラシの側面図。
【図11】 本発明の他の実施形態に係る切削粉排除手
段を示す断面図。
【符号の説明】
12−−−ドリルビット; 14−−−排出孔; 18
−−−ブロワ;20−−−切削粉排除手段; 24−−
−円筒状部材;44−−−圧力センサ; 46−−−制
御手段;50−−−消費電力センサ; 52−−−圧力
緩和装置;60、66−−−ブロワ; 68−−−切削
粉排除手段;74、80−−−排出孔; 72、86−
−−切削刃;90−−−吸引管; 100−−−吸引パ
イプ;110−−−回転ブラシ; 120−−−円筒状
部材;122−−−蓋。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動ドリルによってコンクリートなどの
    脆性材料の穿孔作業を行う場合に、当該作業によって発
    生する切削粉を、電動ドリルに取り付けられたドリルビ
    ットの先端に開口し同ドリルビットの後端に向けて延び
    るように設けられた排出孔を通して外部に排出するため
    の携帯用切削粉排出装置であって、 一端が上記排出孔の後端出口に、他端が負圧発生装置に
    接続される管路と、 該管路内に接続される切削粉排除手段とを有しており、 該切削粉排除手段は上記管路の上記一端から伸びた当該
    管路の上流部分の下流端に連結される入口と、上記管路
    の上記他端へ伸びる当該管路の下流部分の上流端に連結
    される出口と、該入口及び出口との間に形成された切削
    粉排除室とを有しており、切削粉排除室は上記上流部分
    から入口を通して流入した空気の流速を減速して該空気
    内に含まれる上記切削粉をその自重により当該切削粉排
    除室内で落下させるため、上記上流部分の流路断面に比
    べて大きな流路断面を有し、また、上記切削粉排除手段
    の出口は上記落下する切削粉を実質的に巻き込まずに当
    該切削粉排除室から空気を排出することができる上方位
    置に設けられていることを特徴とする携帯用切削粉排出
    装置。
  2. 【請求項2】 上記管路の下流部分に、上記切削粉排除
    室からの空気に巻き込まれた切削粉を濾過するためのフ
    ィルタを設けたことを特徴とする請求項1に記載の携帯
    用切削粉排出装置。
  3. 【請求項3】 上記切削粉排除室がその底部に、当該室
    内で落下した切削粉を排出するための排出口と、該排出
    口を閉じる開閉可能な蓋とを有していることを特徴とす
    る請求項1もしくは2に記載の携帯用切削粉排出装置。
  4. 【請求項4】 上記切削粉排除室がその底部に、当該室
    内で落下した切削粉を排出するための排出口を有し、ま
    た、上記切削粉排除室には、上記排出口を通して排出さ
    れる切削粉を収納するための切削粉収納容器が取り付け
    られていることを特徴とする請求項1もしくは2に記載
    の携帯用切削粉排出装置。
  5. 【請求項5】 電動ドリルによってコンクリートなどの
    脆性材料の穿孔作業を行う場合に、当該作業によって発
    生する切削粉を、電動ドリルに取り付けられたドリルビ
    ットの先端に開口し、同ドリルビットの後端に向けて延
    びるよう設けられた排出孔を通して外部に排出するため
    の携帯用切削粉排出装置であって、 負圧発生装置としてのブロワと、 一端が上記排出孔の後端開口に、他端が上記ブロワに接
    続される管路と、 該管路内に接続される切削粉排除手段とを有しており、 該切削粉排除手段は上記管路の上記一端から伸びた当該
    管路の上流部分の下流端に連結される入口と、上記管路
    の上記他端へ伸びる当該管路の下流部分の上流端に連結
    される出口と、該入口及び出口との間に形成された切削
    粉排除室とを有しており、切削粉排除室は上記上流部分
    から入口を通して流入した空気の流速を減速して該空気
    内に含まれる上記切削粉をその自重により当該切削粉排
    除室内で落下させるため、上記上流部分の流路断面に比
    べて大きな流路断面を有し、上記切削粉排除手段の出口
    は上記落下する切削粉を実質的に巻き込まずに当該切削
    粉排除室から空気を排出することができる上方位置に設
    けられており、 当該切削粉排出装置が更に、上記管路の上流部分の内圧
    を感知するための圧力センサを有し、該圧力センサが上
    記内圧の急激な増大を感知したときに上記ブロワの回転
    数を低減して発生される負圧を減少させるようにしたこ
    とを特徴とする携帯用切削粉排出装置。
  6. 【請求項6】 電動ドリルによってコンクリートなどの
    脆性材料の穿孔作業を行う場合に、当該作業によって発
    生する切削粉を、電動ドリルに取り付けられたドリルビ
    ットの先端に開口し、同ドリルビットの後端に向けて延
    びるよう設けられた排出孔を通して外部に排出するため
    の携帯用切削粉排出装置であって、 負圧発生装置としてのブロワと、 一端が上記排出孔の後端開口に、他端が上記ブロワに連
    結される管路と、 該管路内に接続される切削粉排除手段とを有しており、 該切削粉排除手段は上記管路の上記一端から伸びた当該
    管路の上流部分の下流端に連結される入口と、上記管路
    の上記他端へ伸びる当該管路の下流部分の上流端に連結
    される出口と、該入口及び出口との間に形成された切削
    粉排除室とを有しており、切削粉排除室は上記上流部分
    から入口を通して流入した空気の流速を減速して該空気
    内に含まれる上記切削粉をその自重により当該切削粉排
    除室で落下させるため、上記上流部分の流路断面に比べ
    て大きな流路断面を有し、上記切削粉排除手段の出口は
    上記落下する切削粉を実質的に巻き込まずに当該切削粉
    排除室から空気を排出することができる上方位置に設け
    られており、 当該切削粉排出装置が更に、上記電動ドリルの消費電力
    の急激な減少を感知する手段を有し、該手段が急激な消
    費電力の減少を感知することに基づき、上記ブロワの回
    転数を低減し発生される負圧を低下させるようにしたこ
    とを特徴とする携帯用切削粉排出装置。
  7. 【請求項7】 電動ドリルによってコンクリートなどの
    脆性材料の穿孔作業を行う場合に、当該作業によって発
    生する切削粉を、電動ドリルに取り付けられたドリルビ
    ットの先端に開口し、同ドリルビットの後端に向けて延
    びるよう設けられた排出孔を通して外部に排出するため
    の携帯用切削粉排出装置であって、 負圧発生装置としてのブロワと、 一端が上記排出孔の後端開口に、他端が上記ブロワに連
    結される管路と、 該管路内に接続される切削粉排除手段とを有しており、 該切削粉排除手段は上記管路の上記一端から伸びた当該
    管路の上流部分の下流端に連結される入口と、上記管路
    の上記他端へ伸びる当該管路の下流部分の上流端に連結
    される出口と、該入口及び出口との間に形成された切削
    粉排除室とを有しており、切削粉排除室は上記上流部分
    から入口を通して流入した空気の流速を減速して該空気
    内に含まれる上記切削粉をその自重により当該切削粉排
    除室で落下させるため、上記上流部分の流路断面に比べ
    て大きな流路断面を有し、上記切削粉排除手段の出口は
    上記落下する切削粉を実質的に巻き込まずに当該切削粉
    排除室から空気を排出することができる上方位置に設け
    られており、 当該切削粉排出装置が更に、上記管路の上流部分に設け
    られた圧力緩和装置であって、当該管路の側面に形成さ
    れた開口を介して連通された圧力変化緩和室を有し、管
    路の上流端側に急激な圧力上昇が生じた場合に、それに
    よって該管路を通して急速に流れる空気を当該緩和室に
    よって膨張させることにより、切削粉排除室へ流れる空
    気流の流速変動を緩和するようにしたことを特徴とする
    携帯用切削粉排出装置。
  8. 【請求項8】 上記切削粉排除手段が、上記切削粉排除
    室を画定する、中心軸線がほぼ垂直に設定される円筒状
    部材を有しており、上記入口が、切削粉を含む空気を当
    該円筒状部材に対してほぼ接線方向で導入するような向
    きにして当該円筒状部材の上方部分に形成され、上記出
    口が同円筒状部材の上端を閉じる上端壁のほぼ中心位置
    に形成されていることを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれかに記載の携帯用切削粉排出装置。
  9. 【請求項9】 電動ドリルによってコンクリートなどの
    脆性材料の穿孔作業を行う場合に、当該作業によって発
    生する切削粉を、電動ドリルに取り付けられたドリルビ
    ットの先端に開口し、同ドリルビットの後端に向けて延
    びるよう設けられた排出孔を通して外部に排出するため
    の携帯用切削粉排出装置であって、 電動ドリルに一体的に取り付けられ、電動ドリルの駆動
    モータによって駆動される負圧発生装置としてのブロワ
    と、 一端が上記排出孔の後端出口に、他端が上記ブロワの吸
    引用入口に連結された第1の管路と、 ブロワの排出出口に連結された第2の管路と、 該第2の管路の先端に連結された切削粉排除手段とを有
    しており、 該切削粉排除手段は切削粉排除室を有し、該室には上記
    第2の管路の上記先端に連結された入口と、同室から空
    気を外部に排出する出口とが設けられ、同切削粉排除室
    は上記第1の管路から上記入口を通して流入した空気の
    流速を減速して該空気内に含まれる上記切削粉を装置自
    重により当該切削粉排除室内で落下させるため、該第1
    の管路の流路断面に比べて大きな流路断面を有し、出口
    は上記落下する切削粉を実質的に巻き込まずに当該切削
    粉排除室から空気を排出することができる上方位置に設
    けられていることを特徴とする携帯用切削粉排出装置。
  10. 【請求項10】 上記切削粉排除手段を作業者に装着す
    るための手段を有することを特徴とする請求項第1項な
    いし第9項のいずれかに記載の携帯用切削粉排出装置。
  11. 【請求項11】 上記負圧発生装置を上記切削粉排除手
    段と一体的に形成し、且つ、該切削粉排除手段の傾きに
    関係なく上記切削粉排除室を垂直方向を向くようにする
    ため、該排除室を垂下式に支持する手段を有することを
    特徴とする請求項10に記載の携帯用切削粉排出装置。
  12. 【請求項12】 上記ブロワがそのモータを制御するた
    めの制御手段を有しており、該制御手段は、電動ドリル
    の操作スイッチに接続されており、該スイッチが入れら
    れて電動ドリルが始動されるのに応答してブロワのモー
    タを始動し、同スイッチが切られて電動ドリルが停止さ
    れるのに応答して、該停止よりも一定時間の遅れをもっ
    てブロワのモータを停止するようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし11のいずれかに記載の携帯用切削粉
    排出装置。
  13. 【請求項13】電動ドリルに取り付けられるドリルビッ
    トであって、全体的にほぼ円柱状に形成されたドリルビ
    ット本体と、該ドリルビット本体の先端に開口し同ドリ
    ルビット本体の後端近傍まで延び、その外周面に開口す
    るようにした排出孔と、ドリルビット本体の先端に排出
    孔の先端開口を横断するように設けられる切削刃とを有
    し、上記先端開口が該切削刃の両側において開口するよ
    うにしたことを特徴とするドリルビット。
  14. 【請求項14】 上記排出孔が、ドリルビット本体の先
    端面を横断するように設けられた細長部分と、該部分に
    連通し、当該ドリルビット本体の中心軸線に沿って当該
    排出孔の後端開口まで延びるようにした部分とを有し、
    上記切削刃が上記細長部分の長さ方向に沿って延びるよ
    うに設定され、該切削刃がドリルビット本体の先端面の
    中心から相互に半径方向で反対方向に延びる切削刃部分
    を有し、上記細長部分は、各切削刃部分の回転方向前面
    側において開口するようにしたことを特徴とする請求項
    13に記載のドリルビット。
  15. 【請求項15】 外周面に先端から後端に向けて螺旋状
    の溝が形成された電動ドリルに取り付けられるツイスト
    ドリルビットであって、上記螺旋状溝の底部分に沿っ
    て、同溝の深さよりも小さい直径の螺旋状管を取り付
    け、その先端を切削粉吸引用口とし、他端を切削粉排出
    用口としたことを特徴とするツイストドリルビット。
  16. 【請求項16】 電動ドリルに連結され、同電動ドリル
    によって形成された孔の中に挿入されて回転され、孔形
    成の際に同孔の壁面に付着した切削粉を削り取るための
    回転ブラシであって、電動ドリルによって回転駆動され
    る細長芯部材と、該細長芯部材の外周面に設けられた剛
    毛材とを有し、細長芯部材には、その先端部分に切削粉
    吸引口を備え該部材の中心軸線に沿って延びて同部材の
    後端部分すなわち電動ドリルと連結される端部分近傍で
    開口する排出口を有する孔が設けられ、排出口が負圧発
    生装置に連結されて、削り取った切削粉を上記吸引口を
    通して上記孔内に吸引し、上記負圧発生装置に向けて外
    部へ排出するようになされた回転ブラシ。
  17. 【請求項17】 電動ドリルによってコンクリートなど
    の脆性材料の穿孔作業を行った後に、穿孔された穴に残
    る切削粉を排出するための携帯用切削粉排出装置であっ
    て、 先端が上記穴に挿入されるようになされた切削粉吸引パ
    イプと、 一端が上記切削粉吸引パイプに接続される管路と、 該管路に接続されて、上記切削粉吸引パイプから当該管
    路を通る空気流を生じさせるための負圧発生装置と、 該管路内に接続される切削粉排除手段とを有しており、 該切削粉排除手段は上記空気流を受け入れる入口と、空
    気流を排出する出口と、該入口及び出口との間に形成さ
    れた切削粉排除室とを有しており、切削粉排除室は上記
    上流部分から入口を通して流入した空気の流速を減速し
    て該空気内に含まれる上記切削粉をその自重により当該
    切削粉排除室内で落下させるため、上記上流部分の流路
    断面に比べて大きな流路断面を有し、また、上記切削粉
    排除手段の出口は上記落下する切削粉を実質的に巻き込
    まずに当該切削粉排除室から空気を排出することができ
    る上方位置に設けられていることを特徴とする携帯用切
    削粉排出装置。
JP7775097A 1997-03-28 1997-03-28 穿孔作業用の携帯用切削粉排出装置、ドリルビット及び回転ブラシ Withdrawn JPH10264144A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027977A1 (ja) * 2004-09-08 2006-03-16 Max Co., Ltd. 穿孔工具
JP2008207361A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Hitachi Koki Co Ltd 集塵機構付き穿孔工具
JP2013059911A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Fukuoka Univ スクライブ装置

Cited By (4)

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