JP2003230515A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JP2003230515A
JP2003230515A JP2002032936A JP2002032936A JP2003230515A JP 2003230515 A JP2003230515 A JP 2003230515A JP 2002032936 A JP2002032936 A JP 2002032936A JP 2002032936 A JP2002032936 A JP 2002032936A JP 2003230515 A JP2003230515 A JP 2003230515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
cup
suction
exhaust
electric blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002032936A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Hiroshi Yokoyama
広 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2002032936A priority Critical patent/JP2003230515A/ja
Publication of JP2003230515A publication Critical patent/JP2003230515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸込仕事率を低下させることなく、吸い込ん
だ塵埃をより確実に分離できる電気掃除機を提供するを
提供する。 【解決手段】 吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離する
吸込側ダストカップ21を電動送風機5の吸込側に取り付
ける。排気風を旋回させて塵埃を遠心分離する排気側ダ
ストカップ41を電動送風機5の排気側に取り付ける。電
動送風機5の吸込仕事率を低下させることなく、吸込側
ダストカップ21では分離しきれなかった微細な塵埃を排
気側ダストカップ41で分離できる。電動送風機5の吸込
にて吸い込んだ塵埃をより確実かつ効率良く分離でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機による
吸込風から塵埃を分離する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、重
力により塵埃を分離するいわゆるサイクロン式の電気掃
除機が知られており、この電気掃除機の掃除機本体の前
面には、本体吸込口が開口されている。また、この掃除
機本体の内部には、本体吸込口から塵埃とともに空気を
吸い込む電動送風機が収容されている。そして、この電
動送風機と本体吸込口との間には、本体吸込口から吸い
込んだ塵埃を吸込風から分離する塵埃分離部としての略
有底円筒状のダストカップが着脱可能に取り付けられて
いる。すなわち、このダストカップは、電動送風機の吸
込側における掃除機本体の内部に取り付けられている。
【0003】そして、このダストカップは、電動送風機
の駆動により吸い込んだ吸込風を旋回させて、この吸込
風とともに吸い込んだ塵埃を自重による遠心分離により
落下させる。また、このダストカップにて集塵されない
細塵は、ダストカップの排気側に取り付けられたフィル
タにて捕捉している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
電気掃除機では、電動送風機の駆動にて吸い込んだ吸込
風をダストカップ内にて旋回させて遠心分離させる際
に、比較的大きい塵埃は質量が大きいのでダストカップ
内に落下した後に再び浮き上がって上昇しないが、比較
的小さい塵埃である細塵は質量が小さいので、ダストカ
ップ内に落下した後に再び浮き上がって上昇してしま
う。
【0005】このため、このダストカップにて大きさや
質量の異なる種々の塵埃を効率良く分離することは容易
ではないから、このダストカップではある限られた塵埃
しか対応できないとともに、このダストカップのみで大
きさや質量の異なる様々な塵埃を効率良く分離するため
には、このダストカップの構成が複雑になってしまう。
【0006】また、ダストカップの排気側に取り付けた
フィルタにて、ダストカップ内での遠心分離では集塵で
きなかった細塵を捕捉しているが、このフィルタによる
細塵の捕捉により、このフィルタに目詰まりが生じる
と、電動送風機による吸込仕事率が低下してしまうとい
う問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、吸込仕事率を低下させることなく、吸い込んだ塵
埃をより確実に分離できる電気掃除機を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
電動送風機の吸込側に位置し吸込風を旋回させて塵埃を
遠心分離させる第1の塵埃分離部と、電動送風機の排気
側に位置し排気風を旋回させて塵埃を遠心分離させる第
2の塵埃分離部とを具備したものである。そして、電動
送風機の排気側に第2の塵埃分離部を位置させたので、
電動送風機の吸込仕事率を低下させることなく、電動送
風機の吸込側に位置させた第1の塵埃分離部では分離で
きなかった塵埃が第2の塵埃分離部にて分離されるか
ら、電動送風機により吸い込んだ塵埃がより確実に分離
される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の第1
の実施の形態を図1ないし図6を参照して説明する。
【0010】図1ないし図6において、1は掃除機本体
で、この掃除機本体1は、重力により塵埃を分離するい
わゆるサイクロン方式であり、床面を走行可能である。
また、この掃除機本体1は、中空なケース体2と、この
ケース体2の上部前側に後部が回動可能に連結して回動
によりこのケース体2の前側上部を開閉可能に覆う蓋体
3とを備えた本体ケース4を有している。さらに、ケー
ス体2の内部には、図1に示すように、駆動手段として
の電動部である電動送風機5が収容、すなわち搭載され
ている。また、このケース体2の後方には、電動送風機
5の排気側に連通した排気口6が形成されている。
【0011】そして、ケース体2の前側には、底部に旋
回輪7が旋回可能かつ回転可能に取り付けられた有底円
筒状のカップ保持部8が設けられている。このカップ保
持部8の上側は、蓋体3により覆われる。また、ケース
体2の両側には、本体ケース4の進行方向前側および後
側に沿って回転可能な一対の走行輪9がそれぞれ取り付
けられている。
【0012】さらに、蓋体3の前側には、前方に向けて
開口した本体吸込口11が設けられている。この本体吸込
口11には、可撓性を有するホース体12の基端が連通され
て着脱可能に接続されている。このホース体12の先端に
は、略く字状に屈曲した操作手段としての手許操作部13
が設けられている。そして、この手許操作部13における
屈曲する部分の基端側に面する部分には、電動送風機5
などの動作モードを設定する複数の設定ボタン14が離間
されて一列に並列されて設けられている。また、ホース
体12の手許操作部13の先端側には、伸縮可能な接続管と
しての延長管15を介してノズル体である吸込口体として
の床ブラシ16が着脱可能に連通接続されている。
【0013】また、ケース体2の後方には、図示しない
コード口が開口されており、このコード口には、電動送
風機5を駆動させる電源を外部から供給させる図示しな
いコードが外部へと引き出し可能に導出されている。ま
た、このコードの先端には、壁面などに設けられた図示
しないコンセント部に取り外し可能に差し込まれる図示
しないプラグ部が設けられている。
【0014】一方、本体ケース4のケース体2のカップ
保持部8と蓋体3との間である電動送風機5の吸込側に
は、この電動送風機5による吸込風とともに吸い込んだ
塵埃を内部で旋回させて、この塵埃を自重による遠心分
離により落下させて集塵する第1の塵埃分離部としての
集塵装置である吸込側ダストカップ21が着脱可能に取り
付けられている。この吸込側ダストカップ21は、電動送
風機5へと吸い込ませたくない比較的粒子が大きく質量
の大きな塵埃を捕捉する。
【0015】また、この吸込側ダストカップ21は、図1
および図4に示すように、電動送風機5にて吸い込まれ
た吸込風が取り込まれ、この吸込風とともに吸い込まれ
た塵埃を集塵し、一端である上端に開口部22が形成され
た有底円筒状のサイクロン集塵部としてのカップ部23を
備えている。このカップ部23の開口部22には、ケース体
2と蓋体3との間に吸込側ダストカップ21を取り付けた
際に、この蓋体3の本体吸込口11の基端側に気密に連通
する吸気口24を備えた遠心分離部としての風向制御部で
ある略円筒状のサイクロン部25が取り付けられている。
【0016】このサイクロン部25の外周部には、吸気口
24から吸い込んだ吸込風を旋回させる旋回風構成部とし
てのサイクロン構成部26が形成されている。このサイク
ロン構成部26には、このサイクロン構成部26にて旋回さ
せた旋回風をカップ部23の内部へと導く旋回風流出口27
が開口されている。この旋回風流出口27は、サイクロン
部25の外側域に位置しており、カップ部23内と吸気口24
とを連通させる。
【0017】また、サイクロン構成部26の中心部には、
旋回風流出口27から流出されてカップ部23内へと流入さ
れた旋回風が排気される旋回風排気口28が開口されてい
る。この旋回風排気口28には、カップ部23の内部での遠
心分離できなかった微細な塵埃、すなわち細塵を捕捉す
るフィルタ体としてのメッシュ体29が取り付けられてい
る。
【0018】さらに、サイクロン構成部26の上側には、
旋回風排気口28に連通した排気口31が開口されており、
この排気口31には、この排気口31を通過する吸込風に漂
う塵埃、すなわちメッシュ体では捕捉できなかったさら
に微細な細塵を捕捉する補助フィルタ32が取り外し可能
に取り付けられている。
【0019】そして、サイクロン構成部26の排気口31
は、蓋体3の下端面に設けられた細長凹状の連通凹部33
を介して、ケース体2の前側に開口した通気口34によ
り、このケース体2内の電動送風機5の吸込側に気密に
連通される。さらに、吸込側ダストカップ21のカップ部
23の外側面には、一端である上端が上端外周面に連続し
て設けられ他端である下端が自由端である取手部として
のハンドル部35が一体的に設けられている。
【0020】一方、電動送風機5の排気側には、この電
動送風機5からの排気風を旋回させて、この排気風に漂
う細塵を自重による遠心分離により落下させて集塵する
第2の塵埃分離部としての集塵装置である排気側ダスト
カップ41が着脱可能に取り付けられている。この排気側
ダストカップ41は、吸込側ダストカップ21内の遠心分離
では捕捉できなかった微細塵のみを捕捉する。
【0021】そして、この排気側ダストカップ41は、下
端側が開口されて開口部としての取出口42が形成された
サイクロン集塵部としてのカップ部である有底円筒状の
本体部43を備えており、この本体部43の上側の外側面に
は、ケース体2の排気口6に着脱可能に気密に連通接続
される流入口44が開口されている。
【0022】また、この本体部43の内部には、流入口44
から吸い込んだ排気風を本体部43の内部で旋回させるロ
ート状の遠心分離部としての風向制御部であるサイクロ
ン部45が形成されている。そして、このサイクロン部45
の中心部には、このサイクロン部45にて旋回させた排気
風から遠心分離した塵埃を本体部43の下側へと落下させ
る落下口46が開口されている。
【0023】さらに、このサイクロン部45より上側であ
る本体部43の内部には、この本体部43の上端面からこの
本体部43の軸方向に沿って上方に向けて突出し後側へと
屈曲した細長円筒状の排気管47が取り付けられている。
この排気管47は、サイクロン部45にて細塵が遠心分離さ
れた後の排気風を排気させる。また、この排気管47の基
端側には、ケース体2における水平側方に向けてテーパ
状に拡開した長穴状の排気開口48が形成されている。
【0024】また、排気側ダストカップ41の本体部43の
取出口42には、この取出口42を開閉可能に閉塞し、この
取出口42から取り外すことにより本体部43内に集塵され
た塵埃が取り出せる蓋部としてのキャップ体49が取り外
し可能に取り付けられている。
【0025】ここで、排気側ダストカップ41の本体部43
は、吸込側ダストカップ21のカップ部23の内径寸法より
小さい内径寸法を有し、このカップ部23より径小であ
る。このため、この本体部43内のサイクロン部45での旋
回風による遠心力は、吸込側ダストカップ21のカップ部
23内のサイクロン部45での旋回風による遠心力より大き
い。
【0026】次に、上記第1の実施の形態の作用を説明
する。
【0027】まず、図5に示すように、本体ケース4の
蓋体3をケース体2に対して回動させて、このケース体
2のカップ保持部8を開放させた後、このカップ保持部
8に吸込側ダストカップ21の底部を嵌合させる。
【0028】この状態で、図6に示すように、蓋体3を
回動させて、この蓋体3の連通凹部33を吸込側ダストカ
ップ21の排気口31に嵌合させ、この排気口31をケース体
2の通気口34に連通させるとともに、この吸込側ダスト
カップ21の吸込口24を蓋体3の本体吸込口11の基端側に
連通させる。
【0029】また、ケース体2の本体吸込口11にホース
体12の基端を連通接続させるとともに、先端に床ブラシ
16が連通接続された延長管15の基端をホース体12の先端
に連通接続させる。
【0030】そして、ケース体2の後方からコードを導
出させて、このコードのプラグ部を、壁面などに設けら
れたコンセント部に差し込む。
【0031】この後、ホース体12の手許操作部13を把持
しつつ、この手許操作部13の所定の設定ボタン14をオン
して本体ケース4内の電動送風機5を駆動させる。
【0032】すると、床ブラシ16の先端から塵埃ととも
に空気が吸い込まれる。そして、この塵埃を含んだ空気
は吸込風となり、延長管15やホース体12それぞれの内部
を順次通過して蓋体3の本体吸込口11へと吸気された
後、吸込側ダストカップ21の吸気口24へと吸い込まれ
る。
【0033】さらに、この吸気口24へと吸い込まれた吸
込風は、この吸気口24からサイクロン部25のサイクロン
構成部26へと吸い込まれて、このサイクロン構成部26の
内部で渦巻き状に回転して旋回風となった後、このサイ
クロン構成部26の旋回風流出口27を通過して、カップ部
23の内部へと吸い込まれる。
【0034】すると、このカップ部23内での吸込風の旋
回により、この吸込風とともに吸い込まれた塵埃が自重
による遠心分離にてカップ部23内に落下して、このカッ
プ部23内に集塵される。
【0035】さらに、このカップ部23内で旋回した吸込
風は、このカップ部23の底部中央域からサイクロン構成
部26の旋回風排気口28に取り付けたメッシュ体29を通過
する。このとき、カップ部23内での遠心分離では分離で
きなかった微細な塵埃がメッシュ体29にて捕捉されて、
カップ部23内に集塵される。
【0036】この後、このメッシュ体29を通過した吸込
風は、サイクロン部25の排気口31に取り付けられた補助
フィルタ32を通過する。このとき、メッシュ体29の通過
では捕捉できなかった、さらに微細な細塵が補助フィル
タ32にて捕捉される。
【0037】そして、この補助フィルタ32を通過した吸
込風は、蓋体3の連通凹部33およびケース体2の通気口
34を介して電動送風機5の吸込側へと吸い込まれて、こ
の電動送風機5を通過して排気風となる。
【0038】この排気風は、ケース体2の排気口31から
排気側ダストカップ41の流入口44を介してこの排気側ダ
ストカップ41の本体部43内へと排気される。
【0039】そして、この流入口44から本体部43内へと
排気された排気風は、この本体部43内のサイクロン部45
により渦巻き状に旋回して旋回風となった後、この排気
風に漂うさらに微細な細塵が自重による遠心分離により
サイクロン部45の落下口46を介して本体部43の下側へと
落下して、この本体部43内に集塵される。
【0040】この後、この本体部43内で旋回した排気風
は、排気管47へと排気されて、この排気管47の排気開口
48から外部へと排気される。
【0041】次いで、吸込側ダストカップ21のカップ部
23内に集塵された塵埃を取り出す場合には、まず、ケー
ス体2に対して蓋体3を回動させる。
【0042】この後、この吸込側ダストカップ21のハン
ドル部35を把持して持ち上げて、このハンドル部35の上
端部に設けられたレバー36を移動させる。すると、この
吸込側ダストカップ21のカップ部23の底面部37が自重に
より回動して開口し、このカップ部23内に集塵された塵
埃が自重により落下する。
【0043】さらに、排気側ダストカップ41の本体部43
の内部に集塵された塵埃を取り出す場合には、この本体
部43の取出口42からキャップ体49を取り外す。すると、
この本体部43内に集塵された塵埃が自重により落下して
この本体部43から取り出せる。
【0044】上述したように、上記第1の実施の形態に
よれば、電動送風機5より吸気側に取り付けられた吸込
側ダストカップ21のみで、大きな塵埃を効率良く吸込風
から遠心分離にて分離しようとすると、小さな細塵が旋
回風の流れに乗ってしまうので、この小さな塵埃を効率
良く遠心分離にて分離することは容易ではない。
【0045】また、この吸込側ダストカップ21のみで、
質量の小さな細塵を効率よく遠心分離にて分離するため
には、細塵が旋回風の流れに乗らないように、これら各
細塵に働く遠心力を大きくする必要がある。さらに、こ
れら各細塵に働く遠心力を大きくするためには、吸込側
ダストカップ21のカップ部23の内径寸法を小さくすれば
よいが、このカップ部23の内径寸法を小さくすることに
より、このカップ部23による集塵容積が小さくなるの
で、すぐにこのカップ部23に所定量の塵埃が溜まってし
まい、余り実用的ではない。
【0046】一方、電動送風機5よりも吸込側に、複数
の吸込側ダストカップ21を設けることも考えられるが、
この場合には、これら各吸込側ダストカップ21のそれぞ
れの内部を吸込風が通過するので、電動送風機5の吸込
力が顕著に低下してしまい、この電動送風機5の吸込に
よる吸込風の圧力損失が大きくなるから、この電動送風
機5による吸込仕事率が低下してしまう。
【0047】そこで、電動送風機5より排気側では、こ
の電動送風機5へのバックプレッシャによる圧力損失が
小さいので、この電動送風機5より排気側である掃除機
本体1の後側に、吸込側ダストカップ21では分離しきれ
なかった微細な細塵を遠心分離にて分離する排気側ダス
トカップ41を取り付ければ、電動送風機5の吸込仕事率
が低下するという課題を解決しつつ、吸込側ダストパッ
ク21では分離できなかった微細な細塵を排気側ダストカ
ップ41にて分離できる。
【0048】よって、これら吸込側ダストカップ21およ
び排気側ダストカップ41にて塵埃を段階的に集塵できる
ので、これら吸込側ダストカップ21および排気側ダスト
カップ41による塵埃を分離する効率や、集塵効率を向上
できるから、電動送風機5にて吸い込んだ大きさや質量
の異なる様々な塵埃をより確実かつ効率的に分離して集
塵できる。
【0049】さらに、排気側ダストカップ41の本体部43
の高さ方向における長さ寸法を大きくして、この本体部
43を深くすることにより、この排気側ダストカップ41に
て、より大きさが小さく質量の小さい細塵をも遠心分離
にて分離できるが、この排気側ダストカップ41の高さ寸
法が大きくなり、掃除機本体1の大きさが大きくなるの
で、余り好ましくない。
【0050】そこで、排気側ダストカップ41の本体部43
の内径寸法を吸込側ダストカップ21のカップ部23の内径
寸法より小さくして、電動送風機5へは吸い込ませたく
ない比較的大きく質量の大きな塵埃を吸込側ダストカッ
プ21にて分離させるとともに、この吸込側ダストカップ
21では分離しきれない比較的大きさが小さく質量の小さ
い細塵を排気側ダストカップ41にて分離させる構成にす
る。
【0051】この結果、吸込側ダストカップ21のカップ
部23による集塵容積が小さくなり、このカップ部23によ
る塵埃収容量が確保できないという課題を解決しつつ、
排気側ダストカップ41の本体部43内を旋回する塵埃に働
く遠心力を容易かつ確実に大きくできるから、この排気
側ダストカップ41による細塵の遠心分離をより効率良く
できる。
【0052】また、電動送風機5の排気側に排気側ダス
トカップ41を取り付けたことにより、電動送風機5を駆
動させた際に、この電動送風機5の図示しない整流子片
およびカーボンブラシ間の摺動による磨耗により発生す
るカーボンなどの細かい塵埃をも、この排気側ダストカ
ップ41にて効率良く排気風から遠心分離にて分離して集
塵できるから、この電動送風機5より排気側に図示しな
い補助フィルタなどを取り付ける必要をなくすことがで
きる。
【0053】さらに、吸込側ダストカップ21のサイクロ
ン部25の旋回風流出口27の口径を大きくすることによ
り、大きな塵埃をより効率よく吸込側ダストカップ21の
カップ部23にて集塵できる。
【0054】また、排気側ダストカップ41の本体部43の
内径を径小にしたことにより、この排気側ダストカップ
41の外径を小さくすることが可能となるから、この排気
側ダストカップ41の外径を小さくして小型化すれば、こ
の排気側ダストカップ41を掃除機本体1の後側に取り付
けやすい。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態の構成を
図7ないし図9を参照して説明する。
【0056】この図7ないし図9に示す電気掃除機は、
基本的には図1ないし図6に示す電気掃除機と同様であ
るが、排気側ダストカップ41を掃除機本体1内に取り付
けたものである。
【0057】そして、掃除機本体1の走行方向における
後側には、排気側ダストカップ41のキャップ体49を取り
外し可能に外部へと露出させる取外凹部51が設けられて
いる。この取外凹部51は、掃除機本体1の後方および下
方のそれぞれに向けて凹状に窪んだ段状に形成されてい
る。そして、この取付凹部51の下端面から排気側ダスト
カップ41のキャップ体49のみが下方に向けて突出してい
る。
【0058】さらに、この排気側ダストカップ41の排気
管47の排気開口48は、取外凹部51より上方である掃除機
本体1の後側で外部へと連通して、この掃除機本体1の
後方に向けて開口している。
【0059】したがって、排気側ダストカップ41を掃除
機本体1の後側の内部に設置したことにより、この排気
側ダストカップ41の破損、および掃除機本体1の後方を
底部としてこの掃除機本体1が立てられないという課題
を解決しつつ、吸込側ダストカップ21では分離しきれな
かった微細な細塵を排気側ダストカップ41にて排気風か
ら分離できるとともに、この排気側ダストカップ41のキ
ャップ体49が本体部43から着脱可能に取り外せるので、
図1ないし図6に示す電気掃除機と同様の作用効果を奏
することができるから、使用者の使い勝手をより向上で
きる。
【0060】次に、本発明の第3の実施の形態の構成を
図10を参照して説明する。
【0061】この図10に示す電気掃除機は、基本的に
は図1ないし図6に示す電気掃除機と同様であるが、掃
除機本体1内における電動送風機5の吸込側に設置した
吸込側ダストカップ21の代わりとして、掃除機本体1の
本体吸込口11に連通接続されるホース体12の手許操作部
13と延長管15との間に別個の吸気側ダストカップ61を取
り付けたものである。
【0062】そして、この吸気側ダストカップ61は、第
1の塵埃分離部としての集塵装置であり、排気側ダスト
カップ41に略等しい形状に形成されている。ここで、こ
の吸込側ダストカップは61、電動送風機5へは吸い込ま
せたくない比較的粒子が大きく質量の大きな塵埃を遠心
分離にて分離する。
【0063】また、この吸込側ダストカップ61は、下端
側が開口されて開口部としての取出口62が形成されたサ
イクロン集塵部としてのカップ部である有底円筒状の本
体部63を備えている。この本体部63の上側の外側面に
は、延長管15の屈曲した基端側に気密に連通接続される
流入口64が開口されている。
【0064】さらに、この本体部63の内部には、流入口
64から吸い込んだ吸込風を本体部63の内部で旋回させる
ロート状の遠心分離部としての風向制御部であるサイク
ロン部65が形成されている。そして、このサイクロン部
65の中心部には、このサイクロン部65にて旋回させた吸
込風から遠心分離した塵埃を本体部63の下側へと落下さ
せる落下口66が開口されている。
【0065】また、本体部63の上端中央域には、ホース
体12の手許操作部13の先端側に設けられた円筒状の吸気
管部67が気密に嵌挿されて接続されている。この吸気管
部67は、本体部63内のサイクロン部65にて塵埃が遠心分
離された後の吸込風を、ホース体12の内部へと吸い込ま
せる。さらに、この本体部63の取出口62には、この取出
口62から本体部63内の塵埃を取り出させる蓋部としての
キャップ体68が取り外し可能に気密に取り付けられてい
る。
【0066】ここで、この吸込側ダストカップ61の本体
部63は、排気側ダストカップ41の本体部43の内径寸法よ
り大きい内径寸法を有している。このため、この吸込側
ダストカップ61のサイクロン部65での旋回風による遠心
力は、排気側ダストカップ41のサイクロン部45での旋回
風による遠心力より小さい。
【0067】したがって、吸い込んだ塵埃が内部に付着
しやすいホース体12の先端側に吸込側ダストカップ61を
取り付けたので、この吸込側ダストカップ61による塵埃
の分離により、ホース体12の内部への塵埃の吸い込みが
少なくなるから、このホース体12の内部への塵埃の付着
という課題を解決しつつ、吸込側ダストカップ61では分
離しきれなかった微細な細塵を排気側ダストカップ41に
て排気風から分離できるので、図1ないし図6に示す電
気掃除機と同様の作用効果を奏することができる。
【0068】なお、上記第3の実施の形態では、掃除機
本体1内に収容される吸込側ダストカップ21の代わり
に、吸込側ダストカップ61を延長管15とホース体12の手
許操作部13との間に取り付けたが、電動送風機5の吸込
による圧力損失を考慮しなければ、これら吸込側ダスト
カップ21および吸込側ダストカップ61のそれぞれを電動
送風機5の吸込側に取り付けてもよい。
【0069】さらに、上記各実施の形態では、サイクロ
ン式のキャニスタ型の電気掃除機について説明したが、
ポット式やアップライト型などの電気掃除機であっても
対応させて用いることができる。
【0070】また、電動送風機5の吸い込み側である掃
除機本体1内、あるいはホース体12と延長管15との間に
吸込側ダストカップ21,61を取り付け、電動送風機5の
排気側である掃除機本体1の後側、あるいはこの掃除機
本体1内に排気側ダストカップ41を取り付けたが、電動
送風機5の吸込側および排気側のそれぞれに吸込側ダス
トカップ21,61および排気側ダストカップ41がそれぞれ
取り付けられていれば、上記各実施の形態と同様の作用
効果を奏することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、電動送風機の吸込側の
第1の塵埃分離部では分離できない塵埃を、電動送風機
の排気側の第2の塵埃分離部が分離するので、電動送風
機の吸込仕事率を低下させることなく、この電動送風機
にて吸い込んだ塵埃をより確実に分離できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1の実施の形態の一部
を示す断面図である。
【図2】同上電気掃除機の一部を示す後方側面図であ
る。
【図3】同上電気掃除機の一部を示す上面図である。
【図4】同上電気掃除機の第1の塵埃分離部の一部を示
す平面図である。
【図5】同上電気掃除機の一部を示す斜視図である。
【図6】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の一部
を示す断面図である。
【図8】同上電気掃除機の一部を示す後方側面図であ
る。
【図9】同上電気掃除機の一部を示す上面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の電気掃除機の一
部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 5 電動送風機 21,61 第1の塵埃分離部としての吸込側ダストカッ
プ 41 第2の塵埃分離部としての排気側ダストカップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体と、 この掃除機本体に収容された電動送風機と、 この電動送風機の吸込側に位置し、この電動送風機によ
    る吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離させる第1の塵埃
    分離部と、 前記電動送風機の排気側に位置し、この電動送風機から
    の排気風を旋回させて塵埃を遠心分離させる第2の塵埃
    分離部とを具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 【請求項2】 第2の塵埃分離部は、第1の塵埃分離部
    より径小であることを特徴とした請求項1記載の電気掃
    除機。
  3. 【請求項3】 第2の塵埃分離部は、掃除機本体内に位
    置していることを特徴とした請求項1または2記載の電
    気掃除機。
JP2002032936A 2002-02-08 2002-02-08 電気掃除機 Pending JP2003230515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032936A JP2003230515A (ja) 2002-02-08 2002-02-08 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002032936A JP2003230515A (ja) 2002-02-08 2002-02-08 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003230515A true JP2003230515A (ja) 2003-08-19

Family

ID=27775907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002032936A Pending JP2003230515A (ja) 2002-02-08 2002-02-08 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003230515A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9532691B2 (en) 2014-10-22 2017-01-03 Dyson Technologies Limited Vacuum cleaner with motor between separation stages
US10016111B2 (en) 2014-10-22 2018-07-10 Dyson Technology Limited Vacuum cleaner with motor cooling
US10244912B2 (en) 2014-10-22 2019-04-02 Dyson Technology Limited Vacuum cleaner with motor between separation stages

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9532691B2 (en) 2014-10-22 2017-01-03 Dyson Technologies Limited Vacuum cleaner with motor between separation stages
US10016111B2 (en) 2014-10-22 2018-07-10 Dyson Technology Limited Vacuum cleaner with motor cooling
US10244912B2 (en) 2014-10-22 2019-04-02 Dyson Technology Limited Vacuum cleaner with motor between separation stages

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101130033B1 (ko) 집진 유니트
EP1181886A2 (en) Cyclone dust collector and vacuum cleaner using such dust collector
KR101390549B1 (ko) 전기 청소기
KR20060128387A (ko) 진공청소기
JP6230346B2 (ja) 電気掃除機
JP2011188952A (ja) 集塵装置及び電気掃除機
JP4079682B2 (ja) 電気掃除機
KR101512559B1 (ko) 집진 장치 및 이것을 구비한 전기 청소기
JP4901569B2 (ja) 集塵装置および電気掃除機
JP2003230515A (ja) 電気掃除機
JP2016182179A (ja) 塵埃分離装置および電気掃除機
CN205548457U (zh) 手持旋风式吸尘装置
JP4271204B2 (ja) 電気掃除機
JP2005218561A (ja) 電気掃除機
JP5860697B2 (ja) 電気掃除機
JP2004305230A (ja) 電気掃除機
KR20060125956A (ko) 집진 유니트
JP4783207B2 (ja) 電気掃除機の集塵装置
CN109717791B (zh) 电动吸尘器
JP2004267636A (ja) 電気掃除機
CN101904717A (zh) 吸尘器的集尘装置
JP2003153837A (ja) 電気掃除機
KR200394918Y1 (ko) 집진 유니트
JP4236605B2 (ja) 電気掃除機
KR200394919Y1 (ko) 집진 유니트