JP4079682B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機による吸込風から塵埃を分離する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、内部に電動送風機が収容された掃除機本体を備えている。また、この掃除機本体内における電動送風機の吸込側には、この電動送風機による吸込風から塵埃を分離して集塵する本体分離部としての紙パックが収容される集塵室が区画形成されている。
【0003】
さらに、集塵室より吸込側である掃除機本体の前面には、本体吸込口が開口されており、この本体吸込口には、可撓性を有する細長円筒状のホース体が着脱可能に連通接続される。また、このホース体の吸込側には、このホース体を操作する際の操作部となる手許操作部が設けられており、この手許操作部の吸込側には、伸縮可能な細長円筒状の延長管を介して吸込口体としての床ブラシが着脱可能に連通接続される。
【0004】
そして、電動送風機を駆動させることにより、床ブラシの吸込口から空気とともに塵埃が吸い込まれる。さらに、この床ブラシの吸込口へと吸い込まれた空気は吸込風となる。また、この吸込風は、延長管、ホース体および掃除機本体の本体吸込口を順次介して、この掃除機本体の集塵室の紙パック内へと吸い込まれて、この紙パックにより吸込風から塵埃のみが分離されて集塵される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電気掃除機では、貨幣、水あるいは虫などの異物を誤って床ブラシの吸込口から吸い込んでしまった場合には、掃除機本体の集塵室から紙パックを取り出さなければ、これら貨幣あるいは虫などの異物を掃除機本体から取り出して処理することができず、また水を吸い込んだ場合には紙パックを損傷するなどという問題を有している。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、吸い込んだ異物を容易に処理できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気掃除機は、電動送風機による吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離する本体分離部を備えた掃除機本体と、可撓性を有するホース本体と把持部とを有する筒状の手許操作部を備え、掃除機本体の電動送風機の吸込側に連通された連通管と、手許操作部に設けられ、本体分離部より容積が小さく、電動送風機による吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離するとともに、前記本体分離部の塵埃分離性能よりも塵埃分離性能が低い手前分離部とを具備し、手許操作部は、吸込口体側の軸方向とホース本体側の軸方向とが鈍角状をなすように屈曲され、手前分離部は、手許操作部の下側に位置し、上流側が手許操作部の吸込口体側に接続されているとともに、下流側が手元操作部の吸込口体側とホース本体側との屈曲形状に沿ってこのホース本体側に鈍角状に接続されているものである。そして、吸込口体から吸い込まれた塵埃は、まず手許操作部の吸込口体側を介して吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離する手前分離部へと吸い込まれ、この手前分離部から、手許操作部の吸込口体側に対して鈍角状に屈曲されたホース本体側へと吸い込まれるので、この手前分離部で異物の分離が可能で、吸込口体から吸い込んだ異物の処理が容易になる。しかも、手前分離部は本体分離部よりも容積が小さいので操作性が低下しない。また、手前分離部を遠心分離にて塵埃を分離するものとすることで、比較的大きな異物の分離の手前分離部での分離の際における圧力損失が生じにくく、吸込仕事率の低下が防止される。さらに、手前分離部の塵埃分離性能を本体分離部の塵埃分離性能よりも低く設定することで、手前分離部への必要以上の塵埃の溜まりが防止され、手前分離部による吸込効率の低下が防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の一実施の形態を図1を参照して説明する。
【0009】
図1において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、吸込風を旋回させて、この吸込風から塵埃を遠心分離するサイクロン方式の電気掃除機である。また、この掃除機本体1は、ケース体2と、このケース体2の上部に後部が連結して回動により上部を開放可能に覆って取り付けられる蓋体3とを備えた本体ケース4を有している。さらに、ケース体2内の後側には、電動送風機5が収容されている。
【0010】
また、ケース体2の両側には、電動送風機5の排気側に連通して開口した図示しない複数の排気口が穿設されている。さらに、本体ケース4の蓋体3の上面には、ハンドル8が設けられている。
【0011】
さらに、ケース体2の両側後部下側に位置して走行輪11がそれぞれ回転可能に軸支されている。また、ケース体2の底面部の前側中央には、この底面部の面方向に沿って旋回可能であるとともに、この旋回方向に直交する方向に回転可能な車輪である旋回輪12が設けられている。よって、これら走行輪11および旋回輪12のそれぞれにより、掃除機本体1が被掃除面を走行可能となる。
【0012】
さらに、本体ケース4の蓋体3の前側には、前方に向けて開口した本体吸込口13が設けられている。そして、この本体吸込口13の基端側には、下方に向けて円筒を屈曲させた中空なL字状の吸気管14の吸込側が連通されている。そして、この吸気管14の排気側には、本体ケース4のケース体2内における前側に着脱可能に取り付けられた本体分離部としての第1の塵埃分離部である略有底円筒状のダストカップ21の吸込側が気密に連通されている。このダストカップ21の排気側は、蓋体3に形成された風路Aを介して電動送風機5の吸込側に気密に連通されている。
【0013】
そして、このダストカップ21は、上端部が開口されて排出口22が形成された有底円筒状のカップ部23を備えている。このカップ部23は、電動送風機5による吸気により空気とともに吸い込んだ塵埃を旋回させて、この塵埃を自重による遠心分離にて内部に落下させて集塵する。また、このカップ部23の外側面には、上端が上端外周面に連続して設けられ下端が自由端であるハンドル部24が一体的に設けられている。なお、このハンドル部24は、上面が凹状に形成されている。
【0014】
さらに、カップ部23の排出口22には、このカップ部23内に吸い込まれた吸気風をこのカップ部23内において旋回させて旋回風とするための風向制御部の機能を有する略円盤状のサイクロン部25が着脱可能に嵌合されて取り付けられている。このサイクロン部25には、このサイクロン部25をカップ部23の排出口22に嵌合させた状態で、このカップ部23を掃除機本体1に取り付けた際に、この掃除機本体1の吸気管14の排気側に気密に連通される略円筒状の吸気筒部26が設けられている。
【0015】
また、このサイクロン部25には、このサイクロン部25をカップ部23の排出口22に嵌合させた状態で、このカップ部23を掃除機本体1に取り付けた際に、この掃除機本体1内の電動送風機5の吸気側に気密に連通される略半円形の集気開口27が設けられている。この集気開口27は、吸気筒部26に対して並設されている。
【0016】
そして、この集気開口27の下側には、カップ部23内での遠心分離では集塵できなかった微細な塵埃を捕捉するメッシュ体にて略有底円筒状に形成された第1のフィルタ体28が設けられている。さらに、この集気開口27の上側には、第1のフィルタ体28にて捕捉できなかった微細な塵埃、すなわち細塵を捕捉する平板状のスポンジ体である第2のフィルタ体29が着脱可能に取り付けられている。
【0017】
一方、本体ケース4の本体吸込口13には、可撓性を有する細長円筒状のホース本体30を備えた連通管としてのホース体31の基端が着脱可能に気密に連通接続されている。このホース本体30は、電動送風機5の吸込側に気密に連通される。また、このホース本体30の先端部には、略く字状に屈曲し、床ブラシ52を移動させるための手許操作部32が設けられている。そして、この手許操作部32の軸方向における中間部の上側には、この手許操作部32の基端側に向けて分岐して突出した略円筒状の把持部33が一体的に設けられている。この把持部33は、ホース体31を操作する際に使用者が把持する。
【0018】
また、この把持部33より先端側の手許操作部32の上側面には、電動送風機5などの動作モードを設定する複数の各種の図示しない設定ボタンが互いに離間されて一列に並設されている。さらに、これら複数の設定ボタンに対向した手許操作部32の下端側には、電動送風機5による吸込にて吸い込んだ吸込風を旋回させて、この吸込風から塵埃を自重による遠心分離にて分離させる手前分離部としての第2の塵埃分離部である手許ダストカップ41が着脱可能に取り付けられている。この手許ダストカップ41は、掃除機本体1内のダストカップ21より吸気側、すなわち床ブラシ52側に取り付けられている。
【0019】
さらに、この手許ダストカップ41は、掃除機本体1内のダストカップ21へは吸い込ませたくない塵埃、例えば貨幣あるいは虫などの比較的大きな異物や、水などの電動送風機5の故障を引き起し得る異物などを自重による遠心分離にて効率良く分離する。また、この手許ダストカップ41に流入する風速はダストカップ21に流入する風速より遅くなるようになっており、したがって手許ダストカップ41の塵埃分離性能は、ダストカップ21による塵埃分離性能より低く設定されている。
【0020】
そして、この手許ダストカップ41は、軸方向の一端である上端部が開口されて取出口42が設けられたサイクロン集塵部としての略有底円筒状の手許カップ部43を備えている。この手許カップ部43は、有底細長円筒状に形成されており、ホース体31の手許操作部32の軸方向に軸方向を沿わせた状態で、この手許操作部32に取り付けられている。ここで、この手許カップ部43内の内径寸法は、掃除機本体1内のダストカップ21のカップ部23内の内径寸法より小さい。また、この手許カップ部43内の高さ寸法は、ダストカップ21のカップ部23内の高さ寸法より小さい。このため、この手許カップ部43内の容積は、ダストカップ21のカップ部23内の容積より小さい。
【0021】
また、この手許カップ部43の取出口42は、手許操作部32のホース体31の吸込側に連通した吸込開口35に着脱可能に気密に連通される。また、この手許カップ部43の取出口42側の上側外側面には、手許操作部32の下端面に開口された排気開口36に気密に連通される略円形状の流入口44が開口されている。
【0022】
さらに、この手許カップ部43の内部には、流入口44から吸い込んだ吸込風を、この手許カップ部43の内部にて旋回させるための風向制御部の機能を有する略円筒状の手許サイクロン部45が形成されている。この手許サイクロン部45の中心部には、手許カップ部43内へと吸い込まれた吸込風を旋回させた後に排気させる旋回風排気口46が設けられている。
【0023】
ここで、手許ダストカップ41による塵埃分離性能は、前述した流入する風速のほか、流入口44の開口角度、この流入口44の開口位置、手許カップ部43に対する手許サイクロン部45の嵌挿量などにより決定される。
【0024】
さらに、手許サイクロン部45の旋回風排気口46の開口端面には、手許カップ部43内での旋回風による遠心分離では分離できなかった塵埃を捕捉して、この手許カップ部43内に集塵させるメッシュ状の手許フィルタ体47が取り付けられている。この手許フィルタ体47は、掃除機本体1内の第1のフィルタ体28よりも目の粗いメッシュ体にて構成されている。
【0025】
一方、ホース体31の手許操作部32の先端部には、伸縮可能な接続管としての延長管51を介して吸込口体としての床ブラシ52が着脱可能に気密に連通接続されている。よって、この床ブラシ52は、ホース体31の吸込側に気密に連通される。なお、このホース体31の手許操作部32の先端部には、図示しない吸込口体としての鶴口などのノズル体などであっても着脱可能に気密に連通接続される。
【0026】
次に、上記一実施の形態の作用を説明する。
【0027】
図1に示す状態で、この手許操作部32の把持部33を把持しつつ、この手許操作部32の所定の設定ボタンをオンして掃除機本体1内の電動送風機5を駆動させる。
【0028】
すると、床ブラシ52の先端から塵埃とともに空気が吸い込まれる。そして、この塵埃を含んだ空気は吸込風となり、延長管51を介してホース体31の手許操作部32へと吸い込まれる。
【0029】
そして、この手許操作部32へと吸い込まれた吸込風は、この手許操作部32の排気開口36を介して手許ダストカップ41の流入口44から手許カップ部43の内部へと吸い込まれる。
【0030】
この後、この手許カップ部43の内部へと吸い込まれた吸込風は、この手許カップ部43内の手許サイクロン部45により渦巻き状に回転して旋回風とされ、この吸込風とともに吸い込まれた塵埃のうち、比較的比重の大きな貨幣、虫あるいは水などの異物が自重による遠心分離にて手許カップ部43の内部へと落下して、この手許カップ部43内に集塵される。
【0031】
さらに、この手許カップ部43内で旋回した吸込風は、手許サイクロン部45の旋回風排気口46に取り付けた手許フィルタ体47を通過する。このとき、手許カップ部43内での遠心分離では分離できなかった比較的小さな異物が手許フィルタ体47にて捕捉され手許カップ部43内に集塵される。
【0032】
また、この手許フィルタ体47を通過して手許サイクロン部45の旋回風排気口46へと吸い込まれた吸込風は、手許操作部32の吸気開口35からホース体31の内部へと吸い込まれた後、掃除機本体1の本体吸込口13を介して吸気管14からダストカップ21の吸気筒部26へと吸い込まれる。
【0033】
そして、この吸気筒部26からダストカップ21のカップ部23内へと吸い込まれた吸込風は、このカップ部23内のサイクロン部25により渦巻き状に回転して旋回風とされ、この旋回風とともに吸い込まれた比較的小さな塵埃が自重による遠心分離にてカップ部23の内部へと落下して、このカップ部23内へと集塵される。
【0034】
さらに、このカップ部23内で旋回した吸込風は、サイクロン部25の第1のフィルタ体28を通過する。このとき、カップ部23内での遠心分離では分離できなかった微細な塵埃、すなわち細塵が、この第1のフィルタ体28にて捕捉されてカップ部23内に集塵される。
【0035】
この後、この第1のフィルタ体28を通過した吸込風は、第2のフィルタ体29を通過する。このとき、第1のフィルタ体28では捕捉できなかったさらに微細な細塵が、この第2のフィルタ体29にて捕捉される。
【0036】
そして、この第2のフィルタ体29を通過した吸込風は、電動送風機5へと吸い込まれて排気風とされた後、掃除機本体1の排気口から外部へと排気される。
【0037】
上述したように、上記一実施の形態によれば、吸い込ませたらすぐに取り出したい貨幣あるいは虫などの比較的大きな異物を床ブラシ52から吸い込んだ場合であっても、これら異物が掃除機本体1内のダストカップ21へと吸い込まれる前に、ホース体31の手許操作部32に取り付けた手許ダストカップ41にて分離することができる。よって、この手許ダストカップ41を手許操作部32から取り外すことにより、これら異物を容易かつ確実に取り出して処理できるから、掃除機本体1内のダストカップ21へと吸わせたくない異物の処理が確実かつ容易にできる。
【0038】
また、手許ダストカップ41を遠心分離にて塵埃を分離するサイクロン集塵部としたことにより、これら比較的大きな異物の手許ダストカップ41での分離の際における圧力損失、いわゆるパワーダウンが生じにくいから、電動送風機5による吸込仕事率の低下を防止できる。
【0039】
同時に、手許ダストカップ41をサイクロン集塵部としたことにより、電動送風機5へと吸い込ませるとこの電動送風機5の故障を引き起し得る水などの異物を吸い込んだ場合であっても、これら異物を掃除機本体1内のダストカップ21へと吸い込ませることなく、手許操作部32の手許ダストカップ41にて確実に分離できるから、掃除機本体1内の電動送風機5の故障をより確実に防止できる。このため、手許ダストカップ41にて分離できる程度の量であれば、水などの異物であっても吸い込ませて捕捉できる。
【0040】
また、手許ダストカップ41の手許カップ部43を、掃除機本体1内のダストカップ21より容積が小さい有底細長円筒状とし、ホース体31の手許操作部32の軸方向に軸方向を沿わせた状態で、この手許操作部32の把持部33に対向した下側に取り付けたので、この手許操作部32によるホース体31の操作性を低下させることなく、床ブラシ52や隙間ノズルなどから吸い込んだ異物を手許ダストカップ41にて確実かつ容易に処理できるとともに、この手許ダストカップ41にて分離した異物を容易に処理できる。
【0041】
さらに、この手許ダストカップ41をホース体31の手許操作部32に取り付けたことにより、手許操作部32に接続されるものに関わらず、すなわち先端に床ブラシ52が取り付けられた延長管51、床ブラシ52および隙間ノズルなどのいずれを手許操作部32の先端に取り付けても、これら床ブラシ52あるいは隙間ノズルなどから吸い込んだ塵埃を、手許ダストカップ41およびダストカップ21の複数段にて分離して集塵できるとともに、手許操作部32の把持部33を把持した状態で、この手許操作部32に対して手許ダストカップ41を容易に着脱できるので、この手許ダストカップ41の取り扱いを容易にできる。
【0042】
また、この手許ダストカップ41の塵埃分離性能を、掃除機本体1内のダストカップ21による塵埃分離性能より低く設定したことにより、手許ダストカップ41により比較的大きな塵埃が分離されて集塵されるとともに、ダストカップ21により比較的小さな塵埃が分離されて集塵されることとなる。
【0043】
よって、手許ダストカップ41への必要以上な塵埃の溜りを防止できるとともに、これら手許ダストカップ41およびダストカップ21による吸込効率の低下を効率良く防止でき、電動送風機5の吸込による吸込風から様々な大きさの塵埃を確実に分離して集塵できる。このため、これら手許ダストカップ41およびダストカップ21による集塵効率をより確実に向上できる。
【0044】
さらに、手許ダストカップ41の手許フィルタ体47を、掃除機本体1内のダストカップ21の第1のフィルタ体28より目を粗くするとともに、この第1のフィルタ体28より排気側の第2のフィルタ体29を第1のフィルタ体28より目を細かくしたので、これら手許フィルタ体47、第1のフィルタ体28および第2のフィルタ体29それぞれの目の粗さが吸込風路に沿って細かくなる。
【0045】
このため、これら手許フィルタ体47、第1のフィルタ体28および第2のフィルタ体29それぞれの塵埃捕捉効率を向上させることができるとともに、これら手許フィルタ体47、第1のフィルタ体28および第2のフィルタ体29それぞれにおける偏った目詰まりを簡単な構成で確実かつ容易に防止できる。
【0046】
なお、上記一実施の形態では、サイクロン式のキャニスタ型の電気掃除機について説明したが、ポット式やアップライト型などの電気掃除機であっても対応させて用いることができる。
【0047】
また、掃除機本体1内の集塵部を、サイクロン集塵部であるダストカップ21としたが、この掃除機本体1内の集塵部を紙パックが取り付けられる集塵室とすることもできる。そして、この集塵室に紙パックを取り付けた場合には、ホース体31の手許操作部32に取り付けた手許ダストカップ41により紙パックへの水や針などの異物の侵入を確実に防止できるので、この紙パックによる塵埃分離性能の低下および破損を確実かつ容易に防止できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、吸込口体から吸い込まれた塵埃は、まず手許操作部の吸込口体側を介して吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離する手前分離部へと吸い込まれ、この手前分離部から、手許操作部の吸込口体側に対して鈍角状に屈曲されたホース本体側へと吸い込まれるので、この手前分離部で異物の分離が可能で、吸込口体から吸い込んだ異物の処理を容易にでき、しかも手前分離部は本体分離部よりも容積が小さいので操作性が低下しない。また、手前分離部を遠心分離にて塵埃を分離するものとすることで、比較的大きな異物の分離の手前分離部での分離の際における圧力損失が生じにくく、吸込仕事率の低下を防止できる。さらに、手前分離部の塵埃分離性能を本体分離部の塵埃分離性能よりも低く設定することで、手前分離部への必要以上の塵埃の溜まりを防止でき、手前分離部による吸込効率の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す説明断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
5 電動送風機
21 本体分離部としてのダストカップ
30 ホース本体
31 連通管としてのホース体
32 手許操作部
33 把持部
41 手前分離部としての手許ダストカップ
52 吸込口体としての床ブラシ

Claims (1)

  1. 電動送風機、およびこの電動送風機による吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離する本体分離部を備えた掃除機本体と、
    可撓性を有するホース本体と把持部とを有する筒状の手許操作部を備え、前記掃除機本体の電動送風機の吸込側に連通された連通管と、
    この連通管の吸込側に連通される吸込口体と、
    前記手許操作部に設けられ、前記本体分離部より容積が小さく、前記電動送風機による吸込風を旋回させて塵埃を遠心分離するとともに、前記本体分離部の塵埃分離性能よりも塵埃分離性能が低い手前分離部とを具備し
    前記手許操作部は、前記吸込口体側の軸方向と前記ホース本体側の軸方向とが鈍角状をなすように屈曲され、
    前記手前分離部は、前記手許操作部の下側に位置し、上流側が前記手許操作部の前記吸込口体側に接続されているとともに、下流側が前記手元操作部の前記吸込口体側と前記ホース本体側との屈曲形状に沿ってこのホース本体側に鈍角状に接続されている
    ことを特徴とした電気掃除機。
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