JP2006088285A - ドリル装置 - Google Patents

ドリル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006088285A
JP2006088285A JP2004278675A JP2004278675A JP2006088285A JP 2006088285 A JP2006088285 A JP 2006088285A JP 2004278675 A JP2004278675 A JP 2004278675A JP 2004278675 A JP2004278675 A JP 2004278675A JP 2006088285 A JP2006088285 A JP 2006088285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
fluid
housing
drilling
drill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004278675A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Oda
裕幸 尾田
Yukio Terunuma
由喜夫 照沼
Masayuki Ogura
政幸 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2004278675A priority Critical patent/JP2006088285A/ja
Publication of JP2006088285A publication Critical patent/JP2006088285A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

【課題】作業効率を向上させ低消費電力なドリル装置を提供する。
【解決手段】中間ハウジング5には穿孔時に発生する被削材粉を吸引する負圧吸引手段である第2ファン12が駆動軸8に同軸固定されている。中間ハウジング5は、それぞれ第2ファン12に連通するダストパック13が取付けられる排出部5Aと図示せぬ吸入部とを有している。ドリル刃18は、刃部19を有しその軸心には流体貫通路18aが形成されている。ドリル刃18の外周には、刃部19から後端に向って延びる逃がし溝18bが形成されている。逃がし溝18bには、流体貫通路18aに連通する流体排出口18cが形成されている。集塵カップ20、第1パイプ21等は刃部19と図示せぬ吸入部とを連通する連通部を構成している。図示せぬコンプレッサによって流体貫通路18a及び流体排出口18cを介して、圧縮空気が刃部19へ送られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンクリート壁等の構造体に穴を穿設するためのドリル装置に関する。
従来のドリル装置について、図5に基づいて説明する。図5はドリル装置101の構成図を示している。ドリル装置101は、コンクリート壁等に穿孔を行うドリル装置本体102、圧縮空気を後述の流体排出口119b(図6)又はスリット219b(図8)へ供給するためのコンプレッサ130及び被削材粉を集塵するための集塵機110から構成されている。そしてドリル装置本体102は、図示せぬモータと、このモータの駆動力により回転される図6に示すドリル刃118または図7及び図8に示すドリル刃218を有している(例えば、特許文献1及び2参照)。
ドリル刃118は、略円柱形状をなし、その軸心にはコンプレッサ130からの圧縮空気を流すための流体貫通路118aが形成されている。またドリル刃118は、その先端に主にダイヤモンド粉末を含有させた粉末焼結金属により構成される略円柱形状の刃部119を有している。刃部119には、その被削材に当接する面及び側面に亘って、横断溝119aが形成されている。そして、刃部119の被削材に当接する面の横断溝119aの軸心から偏心した位置には、流体貫通路118aに連通する流体排出口119bが形成されている。
図7はドリル刃218の刃部219近傍の軸心に沿った断面図、図8はドリル刃218を被削材に当接する側から見た正面図である。ドリル刃218は、刃部219以外はドリル刃118とほぼ同様の形状をしている。刃部219は、略円柱形状をなし、主にダイヤモンド粉末を含有させた粉末焼結合金により構成される。刃部219の被削材に当接する面には、その全体を曲面状に窪ませた凹部219aが形成されている。また、刃部219には、その被削材に当接する面及び側面に開口し、流体貫通路218aに連通するスリット219bが形成されている。
次に、ドリル装置101の動作について説明する。図示せぬモータを駆動させることによってドリル刃118または図7及び図8に示すドリル刃218が回転し、ドリル装置本体102を被削材に押し当て穿孔を行う。穿孔により大量の被削材粉が発生する。この被削材紛は、流体排出口119b又はスリット219bから排出される圧縮空気により穴から排出され、集塵機110により集塵される。
次に、従来の他のドリル装置について、図9に基づいて説明する。図9はドリル装置301の断面詳細図を示している。以下、穿孔方向を前方として説明する。図9に示すドリル装置301は、ハウジング304を外郭としており、ハウジング304前端に穿孔箇所であるドリル刃318が設けられている。ハウジング304内には、ドリル装置301の動力となるモータ307が内蔵されている。モータ307より駆動軸308が前方に向かって延設されており、この駆動軸308にはモータ307を空冷する第1ファン309が同軸固定されている。
ハウジング304の後方下部からはハウジング304と一体のハンドル303が延設されている。ハンドル303はモータ307の駆動を制御するトリガ303Aを備えている。また、第1ファン309の前方には負圧吸引手段である第2ファン312が駆動軸308に同軸固定されている。ハウジング304の第2ファン312の半径方向外方には、第2ファン312及びハウジング304の外部に連通する排出部304Aが設けられており、排出部304Aにはダストパック313が取付けられている。また、ハウジング304の第2ファン312の半径方向外方であって排出部304Aの位置と異なる位置には、第2ファン312及び後述する吸塵ホースに連通する図示せぬ吸入部が設けられている。
ハウジング304の前方には、駆動軸308の回転を図示せぬピストンの往復運動に変換する運動変換部314A及び駆動軸308の回転を減速するための減速機構314Bが設けられている。減速機構314Bの出力側からは、図示せぬ出力軸が駆動軸308と平行に前方に向って延びている。図示せぬ出力軸は、図示せぬピストンと連結されており図示せぬピストンの往復運動と共に往復運動する。そして、図示せぬ出力軸の前端部からドリル刃318が延設されている。ドリル刃318は、その先端にロウ付け固定された超合金製で尖頭形状の刃部319を有している。またドリル刃318の外周には、刃部319から後端に向って延びる逃がし溝318bが螺旋状に形成されている。
刃部319の周囲には、刃部319及びドリル刃318の前端部を覆う集塵カップ320が設けられている。また、集塵カップ320は、互いに連通する中空状の第1パイプ321と一体に構成されている。第1パイプ321は、ハウジング304に固定された中空状の図示せぬ第2パイプの前端に嵌挿されている。図示せぬ第2パイプの後端には、図示せぬ第2パイプと連通する図示せぬ吸塵ホースが取付けられており、図示せぬ吸塵ホースの反第2パイプ側は前述の図示せぬ吸入部に取付けられている。
次に、ドリル装置301の動作について説明する。刃部319を被削材340に押し当てトリガ303Aを引くことによりモータ307に電流が流れて駆動軸308が回転する。駆動軸308の回転と共に第2ファン312も回転する。この駆動軸308の回転は、減速機構314B等を介してドリル刃318に伝達され、同時に駆動軸308の回転は、運動変換部314Aにより図示せぬピストンの往復運動に変換され、刃部319に回転力と打撃力が同時に付与され被削材340への穿孔が開始される。
そして、穿孔により大量の被削材粉が発生する。この被削材粉は、高速で回転する逃がし溝318bに沿って集塵カップ320内まで排出される。集塵カップ320内の被削材粉は、第2ファン312による負圧吸引によって、第1パイプ321の方へ流れ図示せぬ第2パイプ、図示せぬ吸塵ホース及び図示せぬ吸入部を通過して、ハウジング304内に侵入する。次に被削材粉は、第2ファン312による半径方向外方への空気の流れにより排出部304Aの方へ流れダストパック313に集塵される(例えば、特許文献3参照)。
実公平7−2179号公報 特公平5−61045号公報 実公平6−44613号公報
しかし、従来のドリル装置101では、刃部119及び刃部219は、それを構成するダイヤモンド粉末を徐々に磨耗させながら被削材を穿孔するため、穿孔作業を繰返すと横断溝119aや凹部219aが減少すると共にスリット219bの開口部も減少し、被削材粉の十分な排出能力が徐々に低下する。このため、ドリル装置本体102とは別体の集塵機110を設け被削材粉を除去していたが、作業者が移動をする場合にはドリル装置本体102、コンプレッサ130及び集塵機110の3つの装置を運ばなければならず、作業性の低下を招いていた。また、外壁工事等においては、狭い足場にコンプレッサ130及び集塵機110の両方を置くことが困難な場合があった。更に、穿孔時には上記3つの装置が同時に動作するため、作業場の電気供給量を超過して、過負荷電流保護装置(電源ブレーカ)が作動し、穿孔作業中に電力が停止される場合があった。
一方、ドリル装置301では、第2ファン312のみによって被削材粉を吸引するため、吸引力が弱く集塵カップ320内の被削材粉しか集塵することができなかった。このため、穿孔作業終了後に穿孔穴に被削材粉が残留してしまうことが多かった。穿孔穴は主にアンカー打込みや外壁補修用の樹脂を充填する目的で形成されるため、被削材粉が穿孔穴い残った場合は除去する必要がある。一日に1000個以上穿孔する外壁補修工事においては、この除去作業に多大な労力を要することとなる。
そこで、本発明は、作業効率を向上させ低消費電力なドリル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ハウジングと、該ハウジング内に収容されたモータと、該モータの回転を減速するための減速手段と、該減速手段により減速された該モータの回転を出力するための出力軸と、略円柱形状であって、一端は被削材を穿孔するための尖頭形状の刃部を有し、かつ該ハウジング外に位置し、他端は該出力軸に固定され、軸心に流体貫通路が形成され、外周の該一端から該他端に向って直線又は曲線状の逃がし溝が形成され、該刃部近傍の該逃がし溝には該流体貫通路に連通する流体排出口が形成され、該モータの駆動力により回転されるドリル刃と、該流体貫通路および該流体排出口を介して、該刃部へ流体を供給する流体供給手段と、穿孔時に発生する被削材粉を吸引する負圧吸引手段とを備え、該負圧吸引手段は、該ハウジングに内蔵され、該ハウジングには、それぞれ該負圧吸引手段に連通する吸入部及び排出部が設けられ、該刃部から該吸入部に亘って、該刃部と該吸入部とを連通する連通部が設けられ、該排出部には、集塵袋が取付けられることを特徴としている。
請求項1に記載のドリル装置によれば、穿孔時に発生する全ての被削材粉を流体供給手段からの流体と逃がし溝とによって、連通部まで排出することができるので、ハウジング内に設けられた負圧吸引手段による負圧吸引のみにより、容易に被削材粉の集塵を行うことができる。従って、集塵に必要な部材をコンパクトに構成することができ、作業者の労力低減が可能となる。また、外壁工事等では流体供給手段のみを足元に置いての作業となるので、作業性の向上を図ることができる。更に、集塵機等の集塵手段を別途設ける必要がなくなるので、ドリル装置全体の消費電力を低減することができる。
また、被削材粉は流体供給手段からの流体及び逃がし溝によって穿孔作業中に排出されるため、穿孔後に穴から被削材粉を取り除く必要がなくなるので、作業性の向上を図ることができる。また、逃がし溝をドリル刃の一端から他端に向って形成しているので、穿孔時の刃部の磨耗による逃がし溝の容積変化を僅かにすることができ、被削材粉の刃部から逃がし溝への排出性能の低下を防止することができる。また、流体排出口を刃部ではなく逃がし溝に形成しているため、刃部が磨耗しても流体排出口の開口部の面積は変化せず、排出する流体の流量を常に一定にすることができ、安定した流体の排出性能を維持することができる。
本発明の実施の形態によるドリル装置について図1乃至図3を参照しながら説明する。図1に示すドリル装置1は、ドリル装置本体2及びコンプレッサ30を主な構成としており、コンクリート躯体等にねじを取付けるためのアンカー埋設用の浅い孔を穿孔するために用いられる。ドリル装置本体2については、穿孔方向を前方向として説明する。図2にはドリル装置本体2の全体構造を示しており、後方よりハンドル3、リアハウジング4、中間ハウジング5、フロントハウジング6の順に接続されてハウジングを構成する。
リアハウジング4内には、ドリル装置本体2の動力となるモータ7が内蔵されている。モータ7より駆動軸8が前方に向って延設されており、この駆動軸8にはモータ4を冷却する第1ファン9が同軸固定されている。ハンドル3はトリガ3Aを備えており、ハンドル3内部には、トリガ3Aに連動するスイッチング回路3Bが内蔵されて、トリガ3Aの動作によりモータ7の駆動を制御している。ハンドル3の下端には、図示せぬ電源に接続された電源コード3Cが延設されている。
リアハウジング4内の第1ファン9前方には第1壁10が設けられ、中間ハウジング5の前方には第2壁11が設けられ、第1壁10及び第2壁11は軸受を介して駆動軸8を回転可能に支承している。また、駆動軸8の第1壁10の前方には、負圧吸引手段である第2ファン12が駆動軸8に同軸固定されている。中間ハウジング5の第2ファン12の半径方向外方には、第2ファン12及び中間ハウジング5の外部に連通する排出部5Aが設けられている。そして、排出部5Aには、ダストパック13が着脱可能に取付けられている。また、中間ハウジング5の第2ファン12の半径方向外方であって排出部5Aの位置と異なる位置には、第2ファン12及び後述する吸塵ホース23に連通する吸入部5B(図1)が設けられている。
フロントハウジング6内には、駆動軸8の回転を減速するための減速機構14が設けられている。減速機構14の出力側からは、出力軸15が駆動軸8と平行に前方に向って延びている。出力軸15の前端部は、フロントハウジング6より突出し、出力軸15の前方部には後述のドリル刃18に形成された雄ネジと螺合する雌ネジが形成されている。フロントハウジング6の出力軸15の延びる方向の中間には、軸受を介して出力軸15を支承する第3壁16が設けられている。出力軸15の前端部には空気通路15aが出力軸15の前端面に開口して軸方向に穿設されている。出力軸15の空気通路15aの後端付近には、外部及び空気通路15aに連通する空気供給穴15bが穿孔されている。
フロントハウジング6の第3壁16より前方と出力軸15との間に画成される空間には充填部材17が配置されており、充填部材17と出力軸15とによって出力軸15の外周に空気供給穴15bを介して空気通路15aに連通する環状空間17aが画成されている。更に、フロントハウジング6の環状空間17aに対向する部分には、外部に連通するプラグ装着穴6aが形成され、充填部材17には、環状空間17a及びプラグ装着穴6aに連通するプラグ挿入穴17bが形成されている。プラグ装着穴6a及びプラグ挿入穴17bには、圧縮空気吸入プラグ31が挿入配置されている。圧縮空気吸入プラグ31には圧縮空気を供給するエアホース32が取付けられている。
ドリル刃18は、その後端の雌ねじが出力軸15の雄ネジと螺合することにより、出力軸15の前端から延設されている。ドリル刃18の軸心には、空気通路15aに連通する流体貫通路18aが形成されている。図3に示すようにドリル刃18は、その先端にロウ付け固定された超合金製で尖頭形状の刃部19を有している。またドリル刃18の外周には、刃部19から後端に向って延びる逃がし溝18bが螺旋状に形成されている。そして、逃がし溝18bの刃部19近傍には、流体貫通路18aに連通する流体排出口18cが形成されている。
刃部19の周囲には、刃部19及びドリル刃18の前端部を覆う集塵カップ20が設けられており、集塵カップ20の刃部19に対向する部分にはドリル刃19の直径よりも大きい穴が形成されている。また、集塵カップ20は、互いに連通する中空状の第1パイプ21と一体に構成されている。第1パイプ21は、フロントハウジング6に固定された中空状の第2パイプ22の前端に嵌挿され、第2パイプ22に対して図示せぬバネにより前方へ付勢されており、第2パイプ22内に後退可能である。
第2パイプ22の後端には、第2パイプ22と連通する吸塵ホース23が取付けられており、吸塵ホース23の反第2パイプ22側は前述の吸入部5Bに取付けられている。そして、集塵カップ20、第1パイプ21、第2パイプ22及び集塵ホース23によって連通部を構成している。
コンプレッサ30は、エアホース32が接続される空気吐出口33及び図示せぬ電源に接続されたコンプレッサ用電源コード34を備えている本体部35及び、圧縮空気を貯留するエアータンク36を主として構成され、容易に持ち運び可能な寸法、重量である。
次に、以上の構成による穿孔装置1の動作について説明する。コンプレッサ用電源コード34を図示せぬ電源に接続し、エアータンク36内の圧縮空気を空気排出口33、エアホース32及び空気通路15a等を介して流体排出口18cから排出させる。この状態で図1に示すように、刃部19を被削材40に押し当てトリガ3Aを引くことによりスイッチング回路3BがONとなりモータ7に電流が流れて駆動軸8が回転する。駆動軸8の回転と共に第1ファン9及び第2ファン12も回転する。この駆動軸8の回転は、減速機構14等を介してドリル刃18に伝達され、刃部19により被削材40への穿孔が開始される。この時、刃部19の先端は尖頭形状であるため、最初に押し当てた位置からずれることなく穿孔可能である。
穿孔中は流体排出口18cから排出された圧縮空気が刃部19及びドリル刃18に当たるので、穿孔時の刃部19と被削材40との摩擦による刃部19及びドリル刃18の温度上昇を防止することができる。また、穿孔が進行するにつれて刃部19及びドリル刃18等は前方へ移動し、集塵カップ20及び第1パイプ21は被削材40に当接しているため移動できないが、第1パイプと第2パイプ22との間に介装された前述の図示せぬバネの付勢力に逆らって第2パイプ22はドリル装置本体2と共に前方へ移動可能なので、穿孔作業に支障を生じることはない。
また、穿孔により大量の被削材粉が発生する。この被削材粉は、流体排出口18cから排出された圧縮空気により高速で回転する逃がし溝18bに沿って集塵カップ20内まで排出される。集塵カップ20内の被削材粉は、当該圧縮空気と第2ファン12による負圧吸引とによって、第1パイプ21の方へ流れ第2パイプ22、吸塵ホース23及び吸入部5Bを通過して、中間ハウジング5内に侵入する。次に被削材粉は、第2ファン12による半径方向外方への空気の流れにより排出部5Aの方へ流れダストパック13に集塵される。
本実施の形態では、穿孔時に発生する全ての被削材粉をコンプレッサ30の圧縮空気と逃がし溝18bによって、集塵カップ20まで排出することができるので、中間ハウジング内に設けれた第2ファン12による負圧吸引のみにより、容易に被削材粉の集塵を行うことができる。従って、集塵に必要な部材をコンパクトに構成することができ、作業者は作業時にドリル装置本体2と、コンプレッサ30との2つの装置だけを持っての移動となるので、作業者の労力低減が可能となる。また、外壁工事等ではコンプレッサ30のみを足元に置いての作業となるので、作業性の向上を図ることができる。更に、集塵機等の集塵手段を別途設ける必要がなくなるので、ドリル装置1全体の消費電力を低減することができる。
また、逃がし溝18bを刃部19からドリル刃18の後端まで形成しているので、穿孔時の刃部19の磨耗による逃がし溝18bの容積変化を僅かにすることができ、被削材粉の刃部19から逃がし溝18bへの排出性能の低下を防止することができる。また、流体排出口18cを刃部19ではなく逃がし溝18bに形成しているため、刃部19が磨耗しても流体排出口18cの開口部の面積は変化せず、排出する圧縮空気の流量を常に一定にすることができ、安定した圧縮空気の排出性能を維持することができる。
また、被削材粉は圧縮空気及び逃がし溝18bによって穿孔作業中に排出されるため、穿孔後に穴から被削材粉を取り除く必要がなくなるので、作業性の向上を図ることができる。
本発明によるドリル装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、刃部19は超合金製であったが、セラミック等、その他の強固な材質であっても良い。また、出力軸15に空気供給穴15bを形成し、ここから圧縮空気を供給したが、図4に示すようにドリル刃18の後端付近に空気供給穴18dを形成しても良い。
本発明の実施の形態に係るドリル装置の構成図。 本発明の実施の形態に係るドリル装置の断面詳細図。 本発明の実施の形態に係るドリル刃の斜視図。 本発明の実施の形態に係るドリル刃の変更例の斜視図。 従来のドリル装置の構成図。 従来のドリル装置に用いられるドリル刃の斜視図。 従来のドリル装置に用いられる他のドリル刃の刃部近傍の軸方向に沿った断面図。 図7のドリル刃を被削材に当接する側から見た正面図。 従来の他のドリル装置の断面詳細図。
符号の説明
1 ドリル装置 3 ハンドル 4 リアハウジング 5 中間ハウジング
5A 排出部 5B 吸入部 6 フロントハウジング 7 モータ
12 第2ファン 13 ダストパック 14 減速機構 15 出力軸
18 ドリル刃 18a 流体貫通路 18b 逃がし溝 18c 流体排出口
19 刃部 20 集塵カップ 21 第1パイプ 22 第2パイプ
23 集塵ホース

Claims (1)

  1. ハウジングと、
    該ハウジング内に収容されたモータと、
    該モータの回転を減速するための減速手段と、
    該減速手段により減速された該モータの回転を出力するための出力軸と、
    略円柱形状であって、一端は被削材を穿孔するための尖頭形状の刃部を有し、かつ該ハウジング外に位置し、他端は該出力軸に固定され、軸心に流体貫通路が形成され、外周の該一端から該他端に向って直線又は曲線状の逃がし溝が形成され、該刃部近傍の該逃がし溝には該流体貫通路に連通する流体排出口が形成され、該モータの駆動力により回転されるドリル刃と、
    該流体貫通路および該流体排出口を介して、該刃部へ流体を供給する流体供給手段と、
    穿孔時に発生する被削材粉を吸引する負圧吸引手段と、を備え、
    該負圧吸引手段は、該ハウジングに内蔵され、
    該ハウジングには、それぞれ該負圧吸引手段に連通する吸入部及び排出部が設けられ、該刃部から該吸入部に亘って、該刃部と該吸入部とを連通する連通部が設けられ、
    該排出部には、集塵袋が取付けられることを特徴とするドリル装置。
JP2004278675A 2004-09-27 2004-09-27 ドリル装置 Withdrawn JP2006088285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004278675A JP2006088285A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 ドリル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004278675A JP2006088285A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 ドリル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006088285A true JP2006088285A (ja) 2006-04-06

Family

ID=36229739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004278675A Withdrawn JP2006088285A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 ドリル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006088285A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2067554A1 (en) 2007-12-07 2009-06-10 Hitachi Koki CO., LTD. Drilling tool with dust collector
JP2009136971A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Hitachi Koki Co Ltd 集塵装置付き穿孔工具
US7556457B2 (en) * 2004-02-19 2009-07-07 Hitachi Koki Co., Ltd. Drilling system including drilling machine and compressor
JP2010012573A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Hitachi Koki Co Ltd 穿孔工具
KR101045777B1 (ko) 2008-09-26 2011-07-04 은 호 박 원터치 타이어수리 에어드릴장치
JP2014176905A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Uht Corp 集塵装置
CN110153471A (zh) * 2019-06-13 2019-08-23 陈烁 具有钻头冷却功能的手电钻

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7556457B2 (en) * 2004-02-19 2009-07-07 Hitachi Koki Co., Ltd. Drilling system including drilling machine and compressor
EP2067554A1 (en) 2007-12-07 2009-06-10 Hitachi Koki CO., LTD. Drilling tool with dust collector
EP2067553A1 (en) 2007-12-07 2009-06-10 Hitachi Koki CO., LTD. Drilling tool with dust collector
JP2009136971A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Hitachi Koki Co Ltd 集塵装置付き穿孔工具
US8342782B2 (en) 2007-12-07 2013-01-01 Hitachi Koki Co., Ltd. Drilling tool with dust collector
US8529169B2 (en) 2007-12-07 2013-09-10 Hitachi Koki Co., Ltd. Drilling tool with dust collector
JP2010012573A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Hitachi Koki Co Ltd 穿孔工具
KR101045777B1 (ko) 2008-09-26 2011-07-04 은 호 박 원터치 타이어수리 에어드릴장치
JP2014176905A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Uht Corp 集塵装置
CN110153471A (zh) * 2019-06-13 2019-08-23 陈烁 具有钻头冷却功能的手电钻

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2376279T3 (es) Taladradora con recogedor de polvo.
JP4200918B2 (ja) 穿孔機
JP4986260B2 (ja) 電動工具
JP2008229850A (ja) 集塵機構付き穿孔工具
EP2324944B1 (en) Electric tool with dust suction function
JP2006088285A (ja) ドリル装置
WO2003002320A1 (fr) Outil, dispositif et procede de forage
JP5463464B2 (ja) 穿孔装置
JP5499280B2 (ja) 手持式穿孔装置
US7556457B2 (en) Drilling system including drilling machine and compressor
JP5194957B2 (ja) 穿孔工具
JP2006076092A (ja) 穿孔工具
JPS63200905A (ja) ドリル装置
JP5368780B2 (ja) 工作機械
JP2009220215A (ja) 集塵アダプタ付き電動工具
JP6610212B2 (ja) 集塵装置及び穿孔機
JP2009241158A (ja) 穿孔工具
JP2019089261A (ja) 携帯用カンナ
JP2001038622A (ja) 圧縮空気式工具及び圧縮空気式工具用付属装置
US20040060719A1 (en) Universal suction attachment for pneumatic power tools
JP5277729B2 (ja) 穿孔工具
CN210820027U (zh) 具有吸尘装置的锯子
US11872665B2 (en) Integrated dust extractor and power tool
JP2009066721A (ja) 電動工具
JP2009091914A (ja) 吸引パイプ及び携帯型送風機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070312

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20090206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761