JP2014176905A - 集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸引により集塵した塵を収容する集塵袋が外部から視認可能であると共に、可搬態様にて使用することができ、更には、装置の使用時に集塵袋が外部の物と当接して破損する虞を低減することができる集塵装置を提供する。
【解決手段】集塵装置11は、含塵空気を吸引して含塵空気中から塵25を分離する本体部21と、含塵空気中から空気と分離された塵を受け入れ可能な状態で本体部に装着される集塵袋22と、本体部を本体部に装着された集塵袋を外部からの視認可能に且つ集塵袋を着脱可能にする姿勢状態にして支持可能な可搬支持具23と、を備えている。そして、可搬支持具は、本体部に装着された状態にある集塵袋の占有空間域41の外側に外縁部が位置する背板部31、支持部32及び底板部36をガード部として有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば穿孔作業等で発生する微細な塵を吸引して集塵する可搬式の集塵装置に関する。
一般に、電動ドリル等の工具を用いて穿孔作業をすると、その穿孔作業に伴い粉塵等の微細な塵が発生する。こうした塵は、それが周囲に飛散すると、作業環境を悪化させる虞があるため、その発生時において飛散させることなく集塵することが望ましい。そこで、電動ドリル等の電動工具と共に携帯することにより移動可能とされ、複数箇所で穿孔作業を行う毎に発生した微細な塵を、その電動工具と集塵袋との間を連結する集塵管を介して集塵袋内に吸引して集塵可能な可搬式の集塵装置が従来から使用されている(例えば特許文献1参照)。
実開平5−12059号公報
ところで、可搬式の集塵装置に装着される集塵袋は、その新旧交換の必要性が外部からの視認で判断される場合があり、そのような場合にはケース内に隠れるように収容されるのではなく、外部からの視認が可能な露出した状態に装着されることが多い。そのため、そのように集塵袋を露出させた集塵装置を携帯した作業者が作業中又は移動中に不用意にその集塵袋に対して外部から物を当てさせてしまうと、その集塵袋を破損させてしまい、集塵袋内に集塵していた微細な塵を周囲に飛散させてしまう虞があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸引により集塵した塵を収容する集塵袋が外部から視認可能であると共に、可搬態様にて使用することができ、更には、装置の使用時に集塵袋が外部の物と当接して破損する虞を低減することができる集塵装置を提供することにある。
上記課題を解決する集塵装置は、含塵空気を吸引して該含塵空気中から塵を分離する本体部と、前記含塵空気中から空気と分離された前記塵を受け入れ可能な状態で前記本体部に装着される集塵袋と、前記本体部を該本体部に装着された前記集塵袋を外部からの視認可能に且つ該集塵袋を着脱可能にする姿勢状態にして支持可能な可搬支持具と、を備え、該可搬支持具は、前記本体部に装着された状態にある前記集塵袋の占有空間域の外側に外縁部が位置するガード部を有している。
この構成によれば、可搬支持具を移動させることにより、集塵袋を外部から視認可能にした状態にて集塵装置を簡単に所望の位置に移動させることができる。また、そのような移動に伴って集塵袋に外部から物が当たりそうになった場合でも、その物は集塵袋に当たるよりも先にガード部の外縁部に当たる可能性の方が高い。したがって、吸引により集塵した塵を収容する集塵袋が集塵装置の可搬態様での使用時に外部の物と当接して破損する虞を低減できる。
また、上記集塵装置において、前記可搬支持具は、該可搬支持具を他部材に対して吊り下げ状態に掛止可能なフック部を有することが好ましい。
この構成によれば、フック部を例えば作業者が腰に巻くベルト等の他部材に掛止すれば、作業者は集塵装置を携帯して使用することができるので、装置使用の利便性が向上する。
また、上記集塵装置において、前記フック部は、先端側部分がフック形状をなすと共に基端側部分が前記可搬支持具に対して回動自在に支持された部材により構成されていることが好ましい。
この構成によれば、可搬支持具に対して外部から物が当たった場合でも、可搬支持具はフック部に対して回動変位することにより、柔軟に吊り下げ姿勢を変化させるので、外部から当たった物に突っかかった状態になって作業に支障が生じる虞を低減できる。
また、上記集塵装置において、前記可搬支持具は、前記本体部の占有空間域の外側に外縁部が位置する支持部を有し、該支持部に対して前記本体部は支持されていることが好ましい。
この構成によれば、可搬支持具の移動に伴って本体部に外部から物が当たりそうになった場合でも、その物は本体部に当たるよりも先に支持部の外縁部に当たる可能性の方が高いので、含塵空気を吸引する本体部が集塵装置の可搬態様での使用時に外部の物と当接して破損する虞を低減できる。
また、上記集塵装置は、前記本体部が吸引した前記含塵空気を清浄化して大気に排出するフィルター部材を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、本体部に吸引した含塵空気中から塵を分離した空気は清浄化された状態で大気に排出されるので、排出される空気によって作業環境が悪化する虞を低減できる。
本発明によれば、吸引により集塵した塵を収容する集塵袋が外部から視認可能であると共に、可搬態様にて使用することができ、更には、装置の使用時に集塵袋が外部の物と当接して破損する虞を低減することができる。
集塵装置を携帯した作業者が電動工具を使用して穿孔作業をする状態を示す概略斜視図。 集塵装置の斜視図。 可搬支持具の斜視図。 (a)は集塵装置の正面図、(b)は集塵装置の側面図。 集塵装置の管理ルームの内部構成を説明する概略図。 集塵袋の塵収容部分がヒートシールで密閉される状態を示す模式図。 集塵袋を展開して示す平面図。 作業者に携帯された集塵装置がその姿勢を変位させた状態を示す模式図。 変形例の集塵装置の使用状態を示す概略斜視図。 (a)(b)(c)(d)は、それぞれ各変形例の集塵装置の可搬態様を示す概略斜視図。
以下、可搬式の集塵装置の一実施形態を、その装置の運用管理システムと共に、図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の集塵装置11は電動工具12と共に作業者13が携帯して使用できる可搬式の集塵装置である。そのため、作業者13は、電動工具12を使用して穿孔作業等を行ったときに微細な塵の発生する作業箇所が複数箇所に亘る場合にも、それらの箇所で発生した塵を電動工具12と共に集塵装置11を移動させることにより適宜に集塵可能とされる。
本実施形態で例示する電動工具12は、その先端にドリル14が取り付けられた電動ドリルであって、図示しないモーターの駆動力でドリル14を回転させることにより、作業台15上に固定配置された被加工品16に穿孔作業を行うことができる。なお、被加工品16は、例えばCFRP(Carbon-Fiber-Reinforced-Plastic)材や石膏材等からなり、電動工具12を使用した穿孔作業により孔16aを形成すると、切削屑や粉塵など微細な塵が発生するものである。また、作業台15が設置された箇所には、図示しない空気ポンプから空気を圧送する弾性材からなる送気パイプ17が上方から垂下され、その送気パイプ17の下端部は、作業者13が持つ電動工具12の一部(図1では取手部分)に支持されている。
図1に示すように、電動工具12におけるドリル14の基端部周りには、ドリル14の穿孔作業によって発生した塵を取り込み可能な内部空間を有するフード部18が取り付けられている。そして、このフード部18は、フード部18側から集塵装置11側への塵の流動を可能とする弾性材からなる送塵パイプ19により集塵装置11に連結されている。また、この送塵パイプ19における集塵装置11側の端部である下流側端部と送気パイプ17の下端部との間は、送気パイプ17側から送塵パイプ19の下流側端部内を介した集塵装置11側への圧送空気の流動を可能とする通気パイプ20により連結されている。したがって、送気パイプ17から通気パイプ20及び送塵パイプ19の下流側端部を介して集塵装置11側へ圧送空気が流れると、送塵パイプ19内が負圧になるため、ドリル14の穿孔作業で発生してフード部18内に取り込まれた塵は送塵パイプ19内を通って集塵装置11に吸引される。
図2に示すように、集塵装置11は、送塵パイプ19を介して電動工具12側から含塵空気を吸引可能な内部がサイクロン構造の本体部21と、本体部21が吸引した含塵空気中から空気と分離された塵を受け入れ可能な状態で本体部21の下端部に着脱可能に装着される集塵袋22と、本体部21が支持される可搬支持具23とを備えている。また、本体部21における集塵袋22が装着された下端部とは反対側となる上端部には、フィルター部材24が着脱可能に装着されている。すなわち、送塵パイプ19の下流側端部から本体部21内に吸引された含塵空気は、本体部21内で空気と塵に分離された後、空気は上方に位置するフィルター部材24により清浄化されて大気中に排出される一方、塵はサイクロン構造が起す旋回流に従って下方に位置する集塵袋22内に受け入れられる。
集塵袋22は、熱可塑性材料からなる長尺筒状の袋体であって、その長さ方向の一端部(図2では下端部)が帯状に熱溶着で封止されることにより、袋体の底部22aが形成されている。そして、集塵袋22における長さ方向で塵25の収容部分22bよりも開口部22c側の部分は、蛇腹状に繰り返し折り畳まれた状態で、本体部21の下端部に対して嵌合するように装着されている。なお、この場合、集塵袋22は、その開口部22c側の端部が、ベルト部材26の締め付け力で本体部21の周面に締め付け固定される一方、塵25の収容部分22bが、蛇腹状をなす部分との境界部分に取り付けられたOリング27の締め付け力により密封構造をなすようにシールされる。
図2及び図3に示すように、可搬支持具23は、集塵装置11の本体部21に垂れ下がるように装着された集塵袋22の下端部と本体部21の上端側に装着されたフィルター部材24の上端部との間の距離寸法よりも縦方向の長さ寸法が大きい矩形状の背板部31を有している。背板部31の上方寄り位置には、鍔状をなす支持部32が背板部31から直交するように前方に向けて突設されている。支持部32には複数(図3の場合は6つ)の挿通孔33が貫通形成され、これらの各挿通孔33に各々挿通したねじ34が本体部21に形成されたねじ穴(図示略)に螺合することにより、本体部21は可搬支持具23に支持されている。なお、支持部32における各挿通孔33で取り囲まれた中央位置にはフィルター部材24を挿通可能とする大径の貫通孔35が形成されている。
また、可搬支持具23における背板部31の下端部には、支持部32と略同形状をなす底板部36が、上方の支持部32と対向するように、背板部31から前方側へ向けて突設されている。さらに、背板部31の長手方向に沿う両側部には、上端が支持部32の縁に連結されると共に下端が底板部36の縁に連結される一対の側板部37が、左右で互いに対向するように、背板部31から前方側へ向けてリブ状に突設されている。さらに、背板部31の上端部には、フック部38として機能するように先端側部分がフック形状をなすように形成された部材が、その基端側部分をピン39で軸支されることにより、背板部31に対して回動自在に支持されている。なお、フック部38は作業者13の腰に巻かれるベルト40などの他部材に対して掛止可能な形状をしている。
図4(a)(b)に示すように、可搬支持具23は、集塵装置11における本体部21の下端部に装着した集塵袋22が、背板部31に面する方向以外の他の三方向(つまり、背板部31の前方及びその両側方)から視認可能且つ着脱可能となるように、その三方向が開放された形状をしている。すなわち、背板部31の前面側で支持部32と底板部36との間の空間域は集塵袋22の占有空間域41となるが、可搬支持具23における側板部37は、その占有空間域41内の集塵袋22を側方から視認可能とするべく、その前端となる端縁部37aが支持部32や底板部36の各前端よりも後方側へ大きく後退するように抉り形成されている。そのため、本体部21に対して集塵袋22を着脱する場合には、このように開放された三方向からの着脱が可能とされる。その一方、可搬支持具23における背板部31の外縁部31a、支持部32の外縁部32a、及び底板部36の外縁部36aは、何れも本体部21に装着された集塵袋22の占有空間域41の外側に位置している。
次に、上記の集塵装置11の運用管理システムについて説明する。
図5に示すように、集塵装置11は、例えば工場内の所定区域に設けられる管理ルーム50において、その保管及びメンテナンス作業が行われるようになっている。すなわち、管理ルーム50内には、集塵装置11を保管する保管ヤード51と、集塵袋22等の消耗備品をストックする在庫ヤード52と、集塵装置11を使用する上での集塵袋22の着脱作業を含む少なくとも1つの付帯作業を実行可能な作業ヤード53とが並設されている。
保管ヤード51の壁面には複数(図5では5つ)の引っ掛け部54が突設されている。そして、各引っ掛け部54に対してベルト40を引っ掛けることにより、集塵装置11が吊り下げ支持されている。また、在庫ヤード52には集塵袋22及びフィルター部材24等の複数種の消耗備品が棚の上などに載置された状態でストックされている。また、作業ヤード53には、作業者13の腰高さよりも低い作業面を有する作業テーブル55が配置されている。そのため、作業者13は、集塵装置11における付帯作業である本体部21に対する集塵袋22の着脱作業等を行うときは、その作業テーブル55上で作業することが可能とされる。
また、作業ヤード53の壁面にも、保管ヤード51の壁面と同様に、集塵装置11のベルト40を引っ掛け可能な引っ掛け部54が突設されている。そして、その引っ掛け部54の突設位置の下方となる位置の作業テーブル55上には、熱可塑性材料からなる袋体である集塵袋22における塵25の収容部分22bよりも開口部22c側の部位を熱溶着で封止可能なヒートシーラーなどの封止具56が設けられている。
図6に示すように、封止具56は、上側ヒート部56aが下側ヒート部56bに対して開閉動作可能に支持された構造であり、上側ヒート部56aと下側ヒート部56bとの間に集塵袋22における塵25の収容部分22bよりも開口部22c側の部位を挟んだ状態で、その部位を帯状に熱溶着して封止するものである。すなわち、封止具56は、図5に示したように、集塵装置11に装着されている集塵袋22内に収容されている集塵量が所定量以上になっている場合に、その集塵袋22における塵25の収容部分22bよりも開口部22c側の部位を帯状に熱溶着する。
また、図5に示すように、管理ルーム50内には、長尺筒状の集塵袋22から塵25の収容部分22bに相当する部分だけ分離された袋体状の集塵袋22を廃棄するための廃棄ボックス57が設けられている。この廃棄ボックス57は、作業ヤード53を挟んで在庫ヤード52の反対側に隣接するように設けられている。したがって、作業ヤード53において封止具56により帯状の熱溶着部分が形成された後に当該熱溶着部分の幅方向の内側で切断されて袋体状に分離形成された集塵袋22は、その場から即座に廃棄口57aを介して廃棄ボックス57内へ廃棄される。
また、図5に示すように、管理ルーム50には保管ヤード51への出入口ともなる1つの出入口58が設けられている。そのため、保管ヤード51は、在庫ヤード52及び作業ヤード53よりも、管理ルーム50が有する1つの出入口58側に位置することになる。すなわち、作業者13は、出入口58を通じて管理ルーム50内に入ると、他のヤードを経由することなく、集塵装置11の保管ヤード51に入ることが可能とされる。
図7に示すように、長尺筒状の集塵袋22の表面には、その長さ方向において所定間隔をおいた複数箇所に集塵量の目安となる基準線61が印刷されている。そのため、作業者13は、塵25の集塵量が基準線61の近くまで至ったと判断した場合、その基準線61の部分を帯状に封止具56で熱溶着する。そして、その熱溶着部分の幅方向の略中間位置で集塵袋22を切断すると、その切断線を挟んで集塵袋22の底部22aと封着部22dが形成される。また、同じく長尺筒状の集塵袋22の表面において、基準線61と略対応する位置には、穿孔等される被加工品16の材料名や穿孔作業等を実行した作業者名などを記載する表記枠62が印刷されている。
そこで次に、上記の集塵装置11及びその運用管理システムの作用について説明する。
さて、図1に示すように、可搬支持具23のフック部38を作業者13の腰に巻かれたベルト40に掛止すると、作業者13は、手に持った電動工具12と共に集塵装置11を携帯して使用することが可能となる。そのため、穿孔作業を施す必要のある被加工品16の配置箇所が複数箇所に亘る場合にも、作業者13は自らが集塵装置11を携帯して移動することにより、簡便に複数箇所での穿孔作業に対応できる。
また、そのように電動工具12と集塵装置11を携帯した作業者13が移動した場合、図4(a)(b)に二点鎖線で示すように、移動する集塵袋22に対して外部に位置する物42が相対移動して、占有空間域41内の集塵袋22と当たりそうになることがある。しかし、そのような場合でも、その物42は、背板部31の外縁部31a、支持部32の外縁部32a及び底板部36の外縁部36aの何れかと当接することにより、占有空間域41への進入が阻止される。この点で、背板部31の外縁部31a、支持部32の外縁部32a、及び底板部36の外縁部36aは、当接した場合に集塵袋22に破損を生じさせる虞のある外部の物42から集塵袋22をガードするガード部として機能する。
さらに、図8に示すように、集塵装置11を携帯した作業者13が腰を落とした姿勢で穿孔作業をするような場合もあり得る。こうした場合、フック部38が背板部31に対して回動自在に支持された構造ではなく、回動不能に固定された構造であると、可搬支持具23の下端部が床面などの他部材に突っかかった状態になって作業に支障が生じる虞がある。しかし、本実施形態のフック部38は、背板部31に回動自在に支持されているため、図8に示すように、ピン39を回動中心にして背板部31を傾斜姿勢となるように回動変位させる。
また、そのように可搬支持具23が傾斜姿勢となったり移動したりすると、本体部21に対して外部から物が当たりそうになることがあり得る。しかし、そのような場合でも、その物は、背板部31の外縁部31a、支持部32の外縁部32a、及び底板部36の外縁部36aの何れかと当接することにより、占有空間域41への進入が阻止され、本体部21に外部から物が当たる可能性を低下させる。
なお、集塵装置11の運用管理面では、被加工品16に穿孔作業をする場合、作業者13は、管理ルーム50内に出入口58から入り、保管ヤード51に保管されている集塵装置11を管理ルーム50から持ち出して使用する。そして、その持ち出しの際に、例えば集塵袋22の新旧交換が必要と判断すると、集塵装置11から旧い集塵袋22を分離すると共に在庫ヤード52から新しい集塵袋22を取り出し、新旧の集塵袋22の交換という付帯作業を実行する。そのため、かかる付帯作業(集塵袋22の着脱作業)を作業ヤード53で実行済みの集塵装置11を管理ルーム50から持ち出して穿孔作業等に使用するようにすれば、その作業の途中で集塵袋22の着脱等という付帯作業が必要となる可能性も低くなる。なお、この点は、集塵装置11の持ち出しの際に同じく消耗備品の一種であるフィルター部材24の交換の判断及びその着脱交換をした場合も同様である。
一方、集塵装置11の持ち出しにあたり、集塵袋22やフィルター部材24の着脱等の付帯作業は必要なしと判断される場合は、保管ヤード51から出入口58を介して即座に管理ルーム50外へと出ることが可能とされる。なお、保管ヤード51で手にした集塵装置11の集塵袋22の集塵量が基準線61近くまで至っている場合は、既述したように、その集塵袋22における塵25の収容部分22bよりも開口部22c側の部位が封止具56により帯状に熱溶着される。そして、その帯状の熱溶着部分の幅方向の内側が切断されることにより、袋体状に集塵袋22が分離されて廃棄ボックス57に廃棄される。
上記の実施形態によれば、以下のような効果を享受できる。
(1)可搬支持具23を移動させることにより、集塵袋22を外部から視認可能にした状態にて集塵装置11を簡単に所望の位置に移動させることができる。また、そのような移動に伴って集塵袋22に外部から物42が当たりそうになった場合でも、その物42は集塵袋22に当たるよりも先にガード部として機能する底板部36等の各外縁部31a,32a,36aに当たる可能性の方が高い。したがって、吸引により集塵した塵25を収容する集塵袋22が集塵装置11の可搬態様での使用時に外部の物42と当接して破損する虞を低減できる。
(2)フック部38を例えば作業者13が腰に巻くベルト40等の他部材に掛止すれば、作業者13は集塵装置11を携帯して使用することができるので、装置使用の利便性が向上する。
(3)可搬支持具23に対して外部から物が当たった場合でも、可搬支持具23はフック部38に対して回動変位することにより、柔軟に吊り下げ姿勢を変化させるので、外部から当たった物に突っかかった状態になって作業に支障が生じる虞を低減できる。
(4)可搬支持具23の移動に伴って本体部21に外部から物が当たりそうになった場合でも、その物は本体部21に当たるよりも先に支持部32の外縁部32aに当たる可能性の方が高いので、含塵空気を吸引する本体部21が集塵装置11の可搬態様での使用時に外部の物と当接して破損する虞を低減できる。
(5)本体部21に吸引した含塵空気中から塵25を分離した空気は清浄化された状態で大気に排出されるので、排出される空気によって作業環境が悪化する虞を低減できる。
(6)保管ヤード51に保管されている集塵装置11を管理ルーム50から持ち出して使用するにあたり、例えば集塵袋22の新旧交換が必要と判断される場合には、集塵装置11から旧い集塵袋22が分離される。そして、それに続けて、在庫ヤード52から新しい集塵袋22を取り出して、新旧の集塵袋22の交換という付帯作業を、保管ヤード51に並設された作業ヤード53において即座に実行できる。そして、かかる付帯作業を作業ヤード53で実行済みの集塵装置11を管理ルーム50から持ち出して穿孔作業等に使用するようにすれば、その作業の途中で集塵袋22の着脱等という付帯作業が必要となって穿孔作業等を中断させてしまう虞を小さくできる。したがって、消耗備品の着脱交換など集塵装置11を使用する上で実行される付帯作業の効率的な実行を可能にでき、集塵装置11の運用コストを低減することができる。
(7)管理ルーム50が有する1つの出入口58を通じて管理ルーム50内に入ると、他のヤードを経由することなく、集塵装置11の保管ヤード51に入ることができ、その時点では持ち出そうとする集塵装置11に関して付帯作業は必要なしと判断した場合、即座に、出入口58から管理ルーム50外へ集塵装置を持ち出すことができる。したがって、最短の動線にて集塵装置11の持ち出し作業を行うことができ、この点でも集塵装置11の運用コストを低減することができる。
(8)管理ルーム50内の作業ヤード53で集塵装置11から分離した集塵袋22内に塵25が基準線61の近くまで収容されている場合、その集塵袋22を管理ルーム50の外に持ち出すことなく、管理ルーム50内の廃棄ボックス57に廃棄できるので、管理ルーム50の外へ微細な塵25が飛散する虞を低減できる。したがって、そのような塵25が管理ルーム50の外へ飛散した場合に必要となる除塵作業のコストが不要になる点でも、集塵装置11の運用コストの低減に寄与できる。
(9)集塵装置11から内部に塵25を収容した集塵袋22を分離して中身の塵25と共に廃棄する際に、集塵袋22内から塵25が漏出しないように、前もって集塵袋22の開口部22c付近を封止することができる。したがって、管理ルーム50内に集塵袋22から塵25が漏出して飛散する虞を低減できるので、そのような塵25が管理ルーム50内で飛散した場合に必要となる除塵作業のコストが不要になる点でも、集塵装置11の運用コストの低減に寄与できる。
(10)集塵袋22における開口部22c側の帯状に熱溶着された部分の幅方向の内側を切断すると、新たな集塵袋22の底部22a及び旧い集塵袋22の封着部22dが形成される。そして、その熱封着部分の切断時には塵25が落下することもないので、そのような落下した塵25の除塵作業コストが不要になる点でも、集塵装置11の運用コストの低減に寄与できる。
なお、上記実施形態は、以下のような変形例に変更してもよい。
・図9に示すように、作業台15上に複数(この場合は3つ)の被加工品16を所定の間隔をおいて横並びに配置すると共に、それらの各配置箇所の上方に行き渡るようにワイヤー43を架設する。そして、そのワイヤー43に対して集塵装置11における可搬支持具23のフック部38を掛止するようにしてもよい。このようにした場合は、作業者13が携帯しなくても、集塵装置11はワイヤー43に沿ってフック部38を摺動させることで、穿孔作業が行われる複数個所へ移動される。
・また、図10(a)に示すようにフック部38をワイヤー43に掛止して摺動させる形態以外に、図10(b)に示すように、フック部38の内側に滑車44を設け、この滑車44がワイヤー43に沿って転動するようにしてもよい。このようにすれば、より円滑に集塵装置11を可搬支持具23と共に移動させることができる。なお、上記構成に係る図10(a)のフック部38と図10(b)の滑車44があるフック部38との着脱交換も可能であって、そのような交換作業は集塵装置11における付帯作業の1つとして管理ルーム50の作業ヤード53で行われる。また、このような着脱交換に供される複数種のフック部38は管理ルーム50の在庫ヤード52にストックされている。
・また、図10(c)に示すように、背板部31の裏面(後面)側にフック部38とは別に断面逆L字状の掛止部45を設け、この掛止部45を長尺帯板状のレール46に掛け止めてもよい。このようにした場合も、集塵装置11をレール46に沿って移動させることが可能である。
・さらに、図10(d)に示すように、可搬支持具23をキャスター47付きのベース板48上へ立設状態に載置固定し、ベース板48を移動させることにより、集塵装置11を移動させるようにしてもよい。このようにした場合も集塵装置11を所望の位置へ移動させることが可能である。
・集塵装置11においてフィルター部材24は必ずしもなくてよい。
・可搬支持具23における支持部32の外縁部32aは、必ずしも集塵袋22の占有空間域41の外側に位置していなくてもよい。なお、この場合は、集塵袋22の占有空間域41の外側に外部から占有空間域41に接近する物に当接可能な枠等を設けることが望ましい。
・フック部38の形状は、断面逆U字状に限定されず、ワイヤーなどを挿通可能とする筒状に形成されていてもよい。
・可搬支持具23は、背板部31の外縁部31a、支持部32の外縁部32a、及び底板部36の外縁部36aのうち、少なくとも一つが集塵袋22の占有空間域41の外側に位置していればよい。
・集塵袋22は、長尺筒状のものに限らず、塵25の収容部分22bに相当する短尺のタイプの袋体が一つずつ本体部21に着脱交換されるようにしてもよい。
・長尺筒状の集塵袋22に帯状の熱溶着部分を形成する封止具56は必ずしも必要ではない。但し、この場合は、その封止具56に代わるものとして結束具などを用意することが好ましい。
・管理ルーム50内において廃棄ボックス57は作業ヤード53の隣に限らず、任意の位置に配置可能である。
・管理ルーム50において、保管ヤード51と出入り口58との間に他のヤードが存在するようにしてもよい。
・電動工具12は、電動ドリル以外に電動砥石など穿孔作業以外に研磨作業や研削作業を行うものであってもよい。また、作業者13によって可搬式の集塵装置11と共に携帯して使用される工具は、モーターの駆動力でドリルを回転させる電動ドリル以外にエアーの圧力でドリルを回転させるエアードリル等のエアーツールであってもよい。
・集塵装置11の管理ルーム50は、保管ヤード51と在庫ヤード52と作業ヤード53とが並設されていない管理ルームであってもよい。すなわち、保管ヤード51と在庫ヤード52と作業ヤード53との間に廃棄ボックス57が配置されていたり、3つのヤード51〜53のうち1つ又は2つのヤードが省略されたりした管理ルームであってもよい。
・集塵装置11の運用管理システムは、例えば工場内で穿孔作業等が行われる作業場の所定箇所において集塵装置11の保管及びメンテナンス作業がなされる運用管理システムであってもよい。要するに、集塵装置11の保管及びメンテナンス作業を専ら行うための管理ルーム50は必ずしもなくてよい。
11…集塵装置、21…本体部、22…集塵袋(消耗備品)、22b…塵の収容部分、22c…開口部、23…可搬支持具、24…フィルター部材(消耗備品)、25…塵、31…背板部(ガード部)、32…支持部(ガード部)、36…底板部(ガード部)、31a,32a,36a…外縁部、38…フック部、41…占有空間域、50…管理ルーム、51…保管ヤード、52…在庫ヤード、53…作業ヤード、56…封止具、57…廃棄ボックス、58…出入口。

Claims (5)

  1. 含塵空気を吸引して該含塵空気中から塵を分離する本体部と、
    前記含塵空気中から空気と分離された前記塵を受け入れ可能な状態で前記本体部に装着される集塵袋と、
    前記本体部を該本体部に装着された前記集塵袋を外部からの視認可能に且つ該集塵袋を着脱可能にする姿勢状態にして支持可能な可搬支持具と、
    を備え、
    該可搬支持具は、前記本体部に装着された状態にある前記集塵袋の占有空間域の外側に外縁部が位置するガード部を有していることを特徴とする集塵装置。
  2. 請求項1に記載の集塵装置において、
    前記可搬支持具は、該可搬支持具を他部材に対して吊り下げ状態に掛止可能なフック部を有することを特徴とする集塵装置。
  3. 請求項2に記載の集塵装置において、
    前記フック部は、先端側部分がフック形状をなすと共に基端側部分が前記可搬支持具に対して回動自在に支持された部材により構成されていることを特徴とする集塵装置。
  4. 請求項1〜3のうち何れか一項に記載の集塵装置において、
    前記可搬支持具は、前記本体部の占有空間域の外側に外縁部が位置する支持部を有し、該支持部に対して前記本体部は支持されていることを特徴とする集塵装置。
  5. 請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の集塵装置において、
    前記本体部が吸引した前記含塵空気を清浄化して大気に排出するフィルター部材を更に備えることを特徴とする集塵装置。
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