JPH10264096A - 画像記録用パンチ装置 - Google Patents

画像記録用パンチ装置

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JPH10264096A
JPH10264096A JP6767997A JP6767997A JPH10264096A JP H10264096 A JPH10264096 A JP H10264096A JP 6767997 A JP6767997 A JP 6767997A JP 6767997 A JP6767997 A JP 6767997A JP H10264096 A JPH10264096 A JP H10264096A
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JP
Japan
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punch
photosensitive material
frame
pin
drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP6767997A
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English (en)
Inventor
Hiroo Murai
宏朗 村井
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP6767997A priority Critical patent/JPH10264096A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのパンチユニットを用いて、記録ドラム
外周面上に保持した感材に複数のパンチ穴を開けること
の可能なパンチ装置を提供する。 【解決手段】 記録ドラム4の外周端部を、内側の支持
部よりも外側に突出させて環状突部4dとし、その環状
突部4dの感材配置領域内に円周方向に間隔をあけて複
数の開口13を形成し、この環状突部をはさみ込むよう
略コの字状としたパンチフレーム20と、それに、環状
突部をはさむ位置となるように取り付けられたパンチピ
ン21、ダイ23等を備えたパンチユニット16を、記
録ドラム4とは別の支持板3に取り付けて設けておき、
記録ドラム4を回転させて所望位置の開口をパンチピン
に整合させ、その状態でパンチピンを作動させて感材に
パンチ穴を開けることを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感材にパンチ穴を開
けるためのパンチ装置に関し、特に、外周面に感材を巻
き付けて保持する構成の記録ドラムを備えた画像記録装
置においてその記録ドラムに保持された感材に対してパ
ンチ穴を開けるための画像記録装置用パンチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ドラムの外周面に、印刷用の
原板フィルムや印刷版等の感材を巻き付けて保持させ、
その感材に対して画像記録を行う画像記録装置がある。
また、感材に対して後工程での位置合せのためのパンチ
穴を開けることが行われている。感材に対してパンチ穴
を開ける方法には、記録ドラムを用いて記録を行った
後、その記録ドラムから感材を取り外してパンチ穴をあ
ける方法と、記録ドラムに感材を巻き付けた状態でパン
チ穴を開ける方法との二つがある。前者は感材を記録ド
ラムから取り外し、パンチ穴を開けるために感材を位置
決めしないといけないのに対し、後者は感材を取り外さ
ないでパンチ穴を開けることができ、作業手順、スペー
スにおいて前者よりも優位な技術である。
【0003】記録ドラム上の感材にパンチ穴を開ける方
法を実施する装置が、特開平8−39492号公報に開
示されている。この公報に記載の装置は、記録ドラムの
外周端部に円周方向に間隔をあけて複数のパンチユニッ
トを取り付けており、記録ドラム外周面に保持させた感
材に対して、前記複数のパンチユニットによって複数の
パンチ穴を開けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
装置には以下のような問題点があった。 パンチユニットが記録ドラムに取り付けられている
ため、パンチユニットを駆動するための電源を確保する
には、回転する記録ドラムの軸にブラシを当てるか、ス
リップリングを取り付ける必要があり、回転する軸に当
接するため部材が摩耗してしまう。 回転する軸に極性を持たせるため、特殊な加工が必
要である。 感材に対して複数のパンチ穴を開けるには、パンチ
穴の個数に応じたパンチユニットを設ける必要があり、
コストアップの原因となる。 パンチユニットを記録ドラムに取り付けているた
め、記録ドラムの重量が重たくなり、記録ドラムを回転
させるための大きなトルクが必要となる。 パンチユニットが記録ドラムに取り付けられている
ため、感材に対するパンチ穴開け位置が定まっており、
感材に対するパンチ穴開け位置を変更するには記録ドラ
ムに対するパンチユニットの取付位置の変更が必要とな
り、このため、感材のパンチ穴位置を簡易に変更できな
い。 記録ドラムとパンチユニットが一緒に回転している
ため、パンチカスを回収するには、記録ドラムを各パン
チユニットがパンチカス回収位置となる位置で停止させ
る必要があり、パンチカス回収動作が面倒である。 回転する記録ドラムにパンチユニットが取り付けら
れているため、そのパンチユニットの記録ドラム外周面
より突出する部分が一緒に回転し、その部分には記録ヘ
ッド等を近付けることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、感材
を巻き付けて保持する記録ドラムの感材配置領域を含む
外周端部に形成された環状突起部と、この環状突起部に
円周方向に間隔をあけて形成された少なくとも1つ以上
の開口と、前記感材にパンチ穴を開けるパンチピンとそ
のパンチピンを往復移動させるピン駆動手段とから成り
前記記録ドラムとは別の回転しない部材に保持されたパ
ンチユニットと、前記開口部に前記パンチピンが整合す
る位置に前記記録ドラムを位置決めするドラム位置決め
手段と、このドラム位置決め手段によりドラムを位置決
めしたあと、前記ピン駆動手段を制御する制御手段を備
えたものである。
【0006】この構成の装置において、ドラム位置決め
手段が、前記記録ドラムを、その記録ドラムの外周面に
保持している感材のパンチ穴を開けるべき部分に位置し
ている一つの開口がパンチピンに整合する位置に位置決
めして停止させ、次いでピン駆動手段がパンチピンを感
材に向かって移動させることにより、感材を貫通してパ
ンチ穴を開けることができる。そして、この動作を繰り
返すことで、一つの感材に対して複数のパンチ穴を開け
ることができる。
【0007】ここで、感材に対してパンチピンによって
パンチ穴を開けるには、パンチピンが挿入される孔を備
えたダイを用いることが好ましい。このダイとして、環
状突部に形成した開口を用いることが可能であり、その
場合には開口の大きさをパンチピンに対するダイとして
作用する大きさとし且つパンチピンを環状突部の外側に
配置すればよい。環状突部の開口とは別に、ダイを設け
る場合には、そのダイをパンチピンとは環状突部をはさ
んだ反対側に配置すればよく、また、この場合には開口
の大きさはパンチピンよりもかなり大きくしてもよい。
【0008】請求項2の発明は、請求項1のパンチ装置
に設けたパンチユニットを、前記記録ドラムの環状突部
をはさみ込むように配置され、その環状突部の内外に位
置する内側フレーム部と外側フレーム部を備えたパンチ
フレームと、このパンチフレームの内側フレーム部に、
前記環状突部の開口を形成した領域の内周面に対向する
ように設けられたパンチピンと、そのパンチピンを往復
動させるピン駆動手段と、前記パンチフレームの外側フ
レーム部に前記パンチピンに対向するように設けられ、
前記パンチピンを挿入させる孔を備えたダイを有する構
成としたものである。
【0009】この構成により、パンチピンを引っ込めた
状態では、パンチピンとダイとの間に位置する環状突部
が自在に回転できるので、記録ドラムを回転させ、その
記録ドラムの外周面に保持している感材のパンチ穴を開
けるべき部分に位置している一つの開口を、パンチピン
及びダイに整合する位置に位置決めして停止させ、次い
でピン駆動手段がパンチピンをダイに向かって移動させ
ることにより、ダイと共同して感材にパンチ穴をきれい
に開けることができる。そして、この動作を繰り返すこ
とで、一つの感材に対して所望の位置に複数のパンチ穴
を開けることができる。この場合、環状突部に形成する
開口は、ダイの孔のようにパンチピンにほぼ等しいもの
とする必要はなく、それよりも大きくできるので、開口
をパンチピンに整合する位置に位置決めする際の精度が
多少悪くても、支障なくパンチ孔を開けることができ
る。
【0010】請求項3の発明は、上記したパンチ装置に
おいて、前記パンチフレームを環状突部の半径方向に移
動可能とし、更に、そのパンチフレームを、前記外側フ
レーム部が前記環状突部の外周面上の感材に非接触な待
機位置から前記感材を前記環状突部に押し付けて固定す
る作動位置に移動させるフレーム駆動手段を設けたもの
である。この構成により、感材に対してパンチ穴を開け
る際には、フレーム駆動手段がパンチフレームを作動位
置に移動させて外側フレーム部で感材を固定し、その状
態でパンチピンが作動して感材にパンチ穴を開けること
ができ、一層正確な位置にきれいなパンチ穴を開けるこ
とができる。
【0011】請求項4の発明は、上記したパンチ装置に
おいて、前記ピン駆動手段とフレーム駆動手段の駆動源
として共通の回転軸を設け、その回転軸が回転した際、
フレーム駆動手段がパンチフレームを移動させて前記外
側フレーム部で前記感材を前記環状突部に押圧固定し、
その後パンチピンがその感材を貫通するように前記ピン
駆動手段とフレーム駆動手段の作動タイミングを定めた
ものである。この構成により、単一の回転軸の回転で、
自動的にパンチフレームの外側フレーム部で感材を押圧
固定した後、パンチピンを感材に貫通させてパンチ穴を
開けるというタイミングを採ることができ、駆動源の共
有化とあいまってローコストで装置を構成することがで
きる。
【0012】請求項5の発明は、上記した構成のパンチ
装置において、前記環状突部の各開口に対応して且つ感
材配置領域外に位置決め溝又は穴を形成し、且つ、前記
パンチフレームの外側フレーム部に前記位置決め溝又は
穴に嵌合可能な突起部を形成したものである。この構成
により、感材に対するパンチ穴開け動作に先立って、パ
ンチフレームを移動させて、突起部を環状突部に形成し
た位置決め溝又は穴に嵌合させることで、記録ドラムを
所定の位置に回転しないように位置決めして固定でき、
感材に対して一層正確な位置にパンチ穴を開けることが
できる。
【0013】請求項6の発明は、上記のパンチ装置にお
いて、前記ダイの近傍に先端を位置させたパンチカス回
収ホースと、そのパンチカス回収ホースを介して空気吸
引によりパンチカスを回収する空気吸引手段とを有する
パンチカス回収装置を設けたものである。この構成によ
り、パンチカスをパンチカス回収ホースを通じて吸引、
回収でき、簡単にパンチカスの回収ができる。
【0014】請求項7の発明は、上記のパンチ装置にお
いて、前記パンチカス回収ホースを、1個の空気吸引手
段から複数個所に設けている前記ダイに分岐して取り付
けるという構成としたものである。この構成により、複
数個所のダイからのパンチカスを単一の空気吸引手段で
回収することができ、装置構成を簡略化できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例によるパ
ンチ装置を備えた画像記録装置を示す概略斜視図、図2
はその概略平面図、図3はその概略断面図、図4はその
画像記録装置の記録ドラム及びその近傍を、一部を断面
で示す概略側面図である。図1〜図4において、1は画
像記録装置全体、2はベッド、3はベッド2に固定され
た支持板、4はその支持板3に回転自在に保持され、外
周面に感材を巻き付けて保持する構成の記録ドラム、5
はその記録ドラム4を回転させるサーボモータ、6は記
録ドラム4の回転位置を検出するためのエンコーダ、7
は記録ドラム4の外周面上の感材に対して画像記録を行
う記録ヘッド、8は記録ヘッド7を記録ドラム4の軸線
に平行に移動させるリニアモータである。この画像記録
装置では、記録ドラム4の外周面上に原板フィルム等の
感材を真空吸着等で保持させ、回転させながら、記録ヘ
ッド7でその感材に画像記録を行っている。
【0016】この画像記録装置1において、記録ドラム
4の両端近傍にそれぞれ、パンチ装置11が設けられて
いる。図5、図6はこれらのパンチ装置11を設けた部
分を、一部を破断して且つ異なる作動状態で示す概略側
面図、図7(a)、(b)、(c)は、図5のA−A矢
視断面をそれぞれ異なる作動状態で示す概略断面図であ
る。図1〜図7において、記録ドラム4は、感材を保持
するための外周面を備えた円筒部4aと、その円筒部4
aを支持するドラムフランジ4bと、ドラムフランジ4
bに固定されたドラム軸4cを備えているが、このドラ
ムフランジ4bは、円筒部4aの外周面の感材配置領域
の端部よりも内側に配置されている。従って、円筒部4
aの感材配置領域を含む端部4dは、ドラムフランジ4
bよりも外側に突出しており、記録ドラムの、感材配置
領域を含む外周端部に形成された環状突部となってい
る。この環状突部4dには、感材配置領域内の軸線方向
の同一位置に、円周方向に適当な間隔をあけて、感材に
開けるべきパンチ穴以上の大きさの複数の開口13が形
成され、且つ環状突部4dの先端の各開口13に対応し
た位置には位置決め溝14が形成されている。開口13
の形成位置、個数は、複数種類の感材に形成すべきパン
チ穴の位置に対応するように定めている。これらの環状
突部4d、開口13、位置決め溝14等はパンチ装置1
1の一部を構成する。
【0017】パンチ装置11は更に、記録ドラム4とは
別の回転しない部材である支持板3に取り付けられたパ
ンチユニット16を備えている。このパンチユニット1
6は、支持板3に固定されたパンチベース18と、その
パンチベース18に、環状突部4d(記録ドラム4)に
対して半径方向に延びるように取り付けられた一対のガ
イドロッド19と、そのガイドロッド19に移動可能に
保持された略コの字型のパンチフレーム20を備えてい
る。このパンチフレーム20は、記録ドラム4の環状突
部4dをはさみ込むように配置され、その環状突部の内
外に位置する内側フレーム部20aと外側フレーム部2
0bを備えている。パンチユニット16は更に、パンチ
フレーム20の内側フレーム部20aに、環状突部4d
の開口13を形成した領域の内周面に対向するように設
けられたパンチピン21と、そのパンチピン21を往復
動させるピン駆動手段22と、パンチフレーム20の外
側フレーム部20bにパンチピン21に対向するように
設けられ、パンチピン21を挿入させる孔を備えたダイ
23等を備えている。
【0018】ここで、図7から良く分かるように、環状
突部4dの外周面に面するパンチフレーム20の外側フ
レーム部20bは、環状突部4dの外周面と同様な湾曲
面を有しており、これを、図7(b)、(c)に示すよ
うに環状突部4dの外周面上の感材に押し付けることに
より、感材及び環状突部4dを動かないように押圧、固
定することができる。更に、図5及び図7(b)に示す
ように、パンチフレーム20の外側フレーム部20bに
は、環状突部4dの先端部に面する位置に、環状突部4
dに向かって突出した突起部25が設けられている。こ
の突起部25は先端のテーパ面とその後ろの円筒面を有
しており、外側フレーム20bを環状突部4dに向かっ
て移動させた時、環状突部4dの先端の位置決め溝14
に嵌合して環状突部4dを所定の回転角度位置に規制す
ることができる構成となっている。なお、環状突部4d
に形成している位置決め溝14に代えて突起部25を嵌
合させる位置決め穴を用いてもよい。
【0019】図5〜図7において、パンチユニット16
は更に、パンチフレーム20を、環状突部4d及びその
外周面上の感材に非接触な待機位置〔図5及び図7
(a)に示す位置〕から、外側フレーム部20bが感材
を環状突部4dに押圧し固定する作動位置〔図6及び図
7(b)に示す位置〕に移動させるフレーム駆動手段2
7を備えている。このフレーム駆動手段27は、パンチ
ベース18に取り付けられた駆動モータ28と、その駆
動モータ28で回転駆動される回転軸29と、その回転
軸29に取り付けられ、外周にカム面30aを形成した
カム30と、パンチフレーム20に回転自在に保持され
且つカム面30aに接触するカムフォロワ31と、パン
チフレーム20を環状突部4dの半径方向内方に付勢す
るコイルばね32を備えている。パンチピン21を駆動
するための前記したピン駆動手段22は、駆動源とし
て、フレーム駆動手段27の回転軸29を共用してお
り、その回転軸29に取り付けたカム30の側面の回転
中心から離れた位置に取り付けられたリンク軸34と、
そのリンク軸34とパンチピン21の後端とを連結する
リンク35を備えている。
【0020】ここで、カム30のカム面30aの形状並
びにリンク35のカム30に対する連結位置は、次の動
作を行うことができるように定められている。すなわ
ち、回転軸29(及びカム30)が図7(a)に示す位
置に停止している時、カム30がパンチフレーム20を
コイルばね32の付勢力に抗して持ち上げ、パンチフレ
ーム20を環状突部4dに非接触な待機位置に保持し、
リンク35はパンチピン21を最も引っ込んだ位置に保
持しており、この位置から回転軸29が図7(b)に矢
印で示すように反時計方向に回転を始めると、パンチフ
レーム20の下降が可能となってコイルばね32によっ
て押し下げられ、そのパンチフレーム20の外側フレー
ム部20bが図7(b)に示すように環状突部4dの外
周面上の感材上面に押し付けられ、その後の回転軸29
及びカム30の所定の回転角度範囲内では、カムフォロ
ワ31がカム30のカム面30aから離れた状態となっ
ていて、パンチフレーム20の外側フレーム部20bが
感材を環状突部4dの外周面に押圧、固定した状態に保
持され、その間に、パンチピン21がリンク35によっ
て押し上げられ、先端が開口13、感材を貫通してダイ
23の孔内に挿入し、感材にパンチ穴を開け〔図7
(c)参照〕、次いで、パンチピン21が下降してダイ
23、感材及び開口13から引き抜かれ、その途中から
並行してカム30がカムフォロワ31を介してパンチフ
レーム20を押し上げ、その後、回転軸29(及びカム
30)が図7(a)で示す位置に戻り、それに応じてパ
ンチフレーム20とパンチピン21も図7(a)で示す
位置に戻るようになっている。
【0021】図1、図4において、記録ドラム4を回転
駆動するサーボモータ5には記録ドラム4の回転を制御
する制御装置(図示せず)が連結されており、記録時に
記録ドラム4の回転をエンコーダ6からの信号を基にし
て制御する構成となっている。更に、この制御装置は、
感材に対するパンチ穴開け時に、記録ドラム4の端部の
環状突部に形成した複数の開口13のうち、所望の開口
13がパンチピン21及びダイ23に整合する位置とな
るように記録ドラム4を位置決めして停止させるよう
に、サーボモータ5を制御する機能を備えている。従っ
て、このサーボモータ5、エンコーダ6及び制御装置
は、記録ドラムを、開口がパンチピン及びダイに整合す
る位置に位置決めして停止させるドラム位置決め手段を
構成する。更に、この制御装置はサーボモータ5を制御
するのみならず、パンチユニット16の駆動モータ28
を制御する機能も備えており、後述するパンチ穴あけ動
作を行うようサーボモータ5及び駆動モータ28を制御
する。
【0022】図4〜図6において、パンチユニット16
のダイ23の近傍に、空気吸引によりパンチカスを回収
するパンチカス回収ホース40の先端が配置されてい
る。このパンチカス回収ホース40は図示しない空気吸
引装置に接続され、パンチカス回収装置を構成してい
る。なお、このパンチカス回収装置は、単一の空気吸引
装置から、複数のパンチカス回収ホース40を分岐して
おり、その複数のパンチカス回収ホース40の先端を複
数個所に設けているダイ23にそれぞれ位置させてい
る。かくして、共通の空気吸引装置を用いて、複数個所
のダイ23からパンチカスを除去して回収することがで
き、装置の簡略化が図られている。
【0023】次に、上記構成のパンチ装置について動作
を説明する。回転軸29及びカム30は、通常は図7
(a)に示す位置に停止しており、図5及び図7(a)
に示すように、パンチフレーム20(突起部25を含
む)は記録ドラム4の端部の環状突部4dに非接触な待
機位置を占め、パンチピン21は環状突部4dの内面よ
りも内側に引っ込んだ状態となっている。従って、記録
ドラム4は自在に回転できる。この状態で記録ドラム4
の外周面に感材が巻き付け状態で保持され、記録ヘッド
7(図1参照)による画像記録が行われる。ここで、記
録ドラム4の外周面に取り付けられる感材の端縁は、図
5において、環状突部4dの先端の位置決め溝14と開
口13の間に位置しており、従って、感材が位置決め溝
14を覆うことはないが開口13は覆っている。
【0024】記録ドラム4に保持させた感材に対してパ
ンチ穴を開ける場合には、まず、サーボモータ5が記録
ドラム4を回転させ、感材に対してパンチ穴をあけるべ
き位置にある開口13がパンチピン21に整合する位置
となるように記録ドラム4の回転方向の位置を位置決め
して停止させる。次いで、パンチユニット16の駆動モ
ータ28が回転軸29を、図7(a)で反時計方向に回
転させ、カム30を回転させる。これによって、パンチ
フレーム20が環状突部4dに対して半径方向の内側に
移動し、まず、突起部25が環状突部4d先端の位置決
め溝14内に嵌合して、環状突部4d(及び回転ドラム
4)の回転方向の位置を正確に位置決めし、次いで、パ
ンチフレーム20の外側フレーム部20bが感材を環状
突部4dに押し付けて固定し〔図7(b)参照〕、その
状態でパンチピン21が上昇して感材を貫通してダイ2
3内に挿入し、感材にパンチ穴を開ける。その後、パン
チピン21が下降し、且つパンチフレーム20も元の位
置に戻り、感材及び環状突部4dの拘束を解除する。駆
動モータ28は、カム30を図7(a)に示す位置から
反時計方向に1回転させ、元の回転位置に到達すると、
停止する。これにより、再び記録ドラム4が回転自在と
なる。次に、サーボモータ5が再度記録ドラム4を回転
させて、感材に対して前回とは別のパンチ穴をあけるべ
き位置にある開口13をパンチピン21に整合する位置
とし、前回と同様の動作を行ってパンチ穴を開ける。以
下、同様の動作を繰り返すことで、感材に対して所望個
数のパンチ穴を正確に且つ単一のパンチユニット16を
用いて開けることができる。所望個数のパンチ穴を開け
終わると、記録ドラム4から感材を取り外し、次の感材
を取り付け、記録動作及びパンチ穴開け動作を行う。
【0025】なお、上記実施例では、図3に示すよう
に、円周方向には1個のパンチユニット16のみを配置
しているが、必要に応じ、複数のパンチユニットを円周
方向に適当な間隔を開けて配置する構成としてもよい。
複数のパンチユニットを用いると、一度に複数のパンチ
穴を開けることができ、パンチ穴開け動作に要する時間
を短縮できる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように、記録ドラムの感
材配置領域を含む外周端部に環状突部を設け、その環状
突部の感材配置領域に円周方向に間隔をあけて、感材に
開けるべきパンチ穴以上の大きさの複数の開口を形成し
ておき、一方、感材にパンチ穴をあけるためのパンチピ
ン及びそれを往復動させるピン駆動手段とを備えたパン
チユニットを、前記パンチピンが、環状突部の開口を形
成した領域に対向するように、記録ドラムとは別の回転
しない部材に保持させて設けるという構成としたことに
より、前記記録ドラムを、環状突部に設けている複数の
開口の任意の一つがパンチピンに整合する位置に停止さ
せ、パンチピンを環状突部上の感材に向かって突出させ
ることで、記録ドラム外周面に保持された感材にパンチ
穴を開けることができ、一つのパンチユニットを用い
て、感材に複数のパンチ穴を開けることができ、また、
その際に使用する開口の位置を選定することで、感材に
対するパンチ穴位置を適宜選定できるという効果を有す
る。更に、記録ドラムには単に環状突部と開口を設ける
のみで、パンチユニットは記録ドラムとは別に設けるの
で、記録ドラムの軽量化を図ることができると共に記録
ドラム自信にパンチピン駆動用の電源を必要としないこ
とから、パンチユニットの電源確保が容易となる。
【0027】また、パンチユニットは記録ドラムから独
立している構成のため、複数のパンチユニットを取り付
けたりすることも容易となり、また、複数のパンチユニ
ットを同時に制御することで、同時に複数のパンチ穴を
開けることも容易に可能とせしめる効果を有する。更
に、記録ドラムにはその全長に渡って、記録ヘッド等を
接近させることができ、また、パンチユニットは回転し
ないのでパンチカスの回収が容易である等の効果も有し
ている。
【0028】ここで、前記パンチユニットを、前記記録
ドラムの環状突部をはさみ込むように配置され、その環
状突部の内外に位置する内側フレーム部と外側フレーム
部を備えたパンチフレームと、このパンチフレームの内
側フレーム部に、前記環状突部の開口を形成した領域の
内周面に対向するように設けられたパンチピンと、その
パンチピンを往復動させるピン駆動手段と、前記パンチ
フレームの外側フレーム部に前記パンチピンに対向する
ように設けられ、前記パンチピンを挿入させる孔を備え
たダイを有する構成とすると、感材のパンチ穴を開ける
べき部分に位置している一つの開口を、パンチピンとダ
イの間で両者に整合する位置に位置決めして停止させ、
次いでパンチピンをダイに向かって移動させることによ
り、パンチピンとダイとによって感材にパンチ穴をきれ
いに開けることができ、しかも、環状突部に形成する開
口は、ダイの孔のようにパンチピンにほぼ等しいものと
する必要はなく、それよりも大きくできるので、開口を
パンチピンに整合する位置に位置決めした際の精度が多
少悪くても、支障なくパンチ穴を開けることができると
いう効果が得られる。
【0029】また、前記パンチフレームを、前記環状突
部の半径方向の内方に移動させ、外側フレーム部で環状
突部の外周面上の感材を環状突部に対して押し付け固定
可能な構成とすると、感材に対してパンチ穴を開ける
際、パンチフレームで感材及び環状突部を動かないよう
に押圧、固定することができ、感材の正確な位置に良好
な形状のパンチ穴を開けることができるという効果が得
られる。
【0030】また、パンチピンを駆動するピン駆動手段
と、パンチフレームを移動させるフレーム駆動手段との
駆動源として共通の回転軸を用いる構成とすると、駆動
源を共有化してローコストで装置を構成することができ
るという効果が得られる。
【0031】また、前記環状突部の各開口に対応して且
つ感材配置領域外に位置決め溝又は穴を形成し、且つ、
前記パンチフレームの外側フレーム部に前記位置決め溝
又は穴に嵌合可能な突起部を形成するという構成とする
と、感材に対するパンチ穴開け動作に先立って、パンチ
フレームを移動させて、突起部を環状突部に形成した位
置決め溝又は穴に嵌合させることで、記録ドラムを所定
の位置に回転しないように位置決めして固定でき、感材
に対して一層正確な位置にパンチ穴を開けることができ
るという効果が得られる。
【0032】また、上記のパンチ装置において、前記ダ
イの近傍に先端を位置させたパンチカス回収ホースと、
そのパンチカス回収ホースを介して空気吸引によりパン
チカスを回収する空気吸引手段とを有するパンチカス回
収装置を設ける構成とすると、パンチカスをパンチカス
回収ホースを通じて吸引、回収でき、簡単にパンチカス
の回収ができるという効果が得られる。
【0033】更に、その場合、前記パンチカス回収ホー
スを、1個の空気吸引手段から複数個所に設けている前
記ダイに分岐して取り付けるという構成とすると、複数
個所のダイからのパンチカスを単一の空気吸引手段で回
収することができ、装置構成を簡略化できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパンチ装置を備えた画
像記録装置を示す概略斜視図
【図2】図1に示す画像記録装置の概略平面図
【図3】図1に示す画像記録装置の概略断面図
【図4】図1に示す画像記録装置の記録ドラム及びその
近傍を、一部を断面で示す概略側面図
【図5】図4に示す部分のうちパンチ装置11を設けた
部分を拡大して且つ一部を破断して示す概略側面図
【図6】図5に示す部分を異なる作動状態で示す概略側
面図
【図7】(a)、(b)、(c)は、図5のA−A矢視
断面をそれぞれ異なる作動状態で示す概略断面図
【符号の説明】
1 画像記録装置 3 支持板 4 記録ドラム 4a 円筒部 4d 環状突部 5 サーボモータ 7 記録ヘッド 11 パンチ装置 13 開口 14 位置決め溝 16 パンチユニット 18 パンチベース 19 ガイドロッド 20 パンチフレーム 20a 内側フレーム部 20b 外側フレーム部 21 パンチピン 22 ピン駆動手段 23 ダイ 25 突起部 27 フレーム駆動手段 28 駆動モータ 29 回転軸 30 カム 31 カムフォロワ 32 コイルばね 34 リンク軸 35 リンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感材を巻き付けて保持する記録ドラムの
    感材配置領域を含む外周端部に形成された環状突起部
    と、この環状突起部に円周方向に間隔をあけて形成され
    た少なくとも1つ以上の開口と、前記感材にパンチ穴を
    開けるパンチピンとそのパンチピンを往復移動させるピ
    ン駆動手段から成り前記記録ドラムとは別の回転しない
    部材に保持されたパンチユニットと、前記開口部に前記
    パンチピンが整合する位置に前記記録ドラムを位置決め
    するドラム位置決め手段と、このドラム位置決め手段に
    よりドラムを位置決めしたあと、前記ピン駆動手段を制
    御する制御手段を備えたことを特徴とする画像記録用パ
    ンチ装置。
  2. 【請求項2】 感材を巻き付けて保持する記録ドラムの
    感材配置領域を含む外周端部に形成された環状突起部
    と、この環状突起部に円周方向に間隔をあけて形成され
    た少なくとも1つ以上の開口と、この環状突起部の内外
    に対向して設けられた内側フレーム部と外側フレーム部
    のパンチフレームから成り、前記内側フレーム部には前
    記感材にパンチ穴を開けるパンチピンとこのパンチピン
    を駆動させるピン駆動手段と、前記外側フレームには前
    記パンチピンを挿入する孔を備えたダイとを備え、前記
    内側フレームと外側フレームを一つのユニットとし前記
    記録ドラムとは別の回転しない部材に保持されたパンチ
    ユニットと、前記開口部に前記パンチピンが整合する位
    置に前記記録ドラムを位置決めするドラム位置決め手段
    と、このドラム位置決め手段によりドラムを位置決めし
    たあと、前記ピン駆動手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする画像記録用パンチ装置。
  3. 【請求項3】 感材を巻き付けて保持する記録ドラムの
    感材配置領域を含む外周端部に形成された環状突起部
    と、この環状突起部に円周方向に間隔をあけて形成され
    た少なくとも1つ以上の開口と、この環状突起部の内外
    に対向して設けられた内側フレーム部と外側フレーム部
    のパンチフレームから成り、前記内側フレーム部には前
    記感材にパンチ穴を開けるパンチピンとこのパンチピン
    を駆動させるピン駆動手段と、前記外側フレームには前
    記パンチピンを挿入する孔を備えたダイと、前記パンチ
    フレームを前記記録ドラムの半径方向に移動可能に保持
    したガイド手段と、前記外側フレーム部を前記環状突起
    部に当接する方向へ駆動させる駆動フレーム駆動手段と
    を備え、前記内側フレームと外側フレームを一つのユニ
    ットとし、前記記録ドラムとは別の回転しない部材に保
    持されたパンチユニットと、前記開口部に前記パンチピ
    ンが整合する位置に前記記録ドラムを位置決めするドラ
    ム位置決め手段と、この位置決め手段により前記記録ド
    ラムを位置決めしたあと、前記フレーム駆動手段により
    前記パンチフレームをもって前記感材を押圧固定し、前
    記駆動手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
    る画像記録用パンチ装置。
  4. 【請求項4】 前記ピン駆動手段とフレーム駆動手段
    が、共通の回転軸を駆動源としており、その回転軸が回
    転した際、フレーム駆動手段がパンチフレームを移動さ
    せて前記外側フレーム部で前記感材を前記環状突部に押
    圧固定し、その後パンチピンがその感材を貫通するよう
    に前記ピン駆動手段とフレーム駆動手段の作動タイミン
    グを定めていることを特徴とする請求項3記載の画像記
    録装置用パンチ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から4のいずれか1項記載の画
    像記録装置用パンチ装置において、前記環状突部の各開
    口に対応して且つ感材配置領域外に位置決め溝又は穴が
    形成されており、前記パンチフレームの外側フレーム部
    には前記位置決め溝又は穴に嵌合可能な突起部が形成さ
    れていることを特徴とする画像記録装置用パンチ装置。
  6. 【請求項6】 前記ダイの近傍に先端を位置させたパン
    チカス回収ホースと、そのパンチカス回収ホースを介し
    て空気吸引によりパンチカスを回収する空気吸引手段と
    を有するパンチカス回収装置を備えたことを特徴とする
    請求項2乃至5記載の画像記録装置用パンチ装置。
  7. 【請求項7】 前記パンチカス回収ホースは、1個の空
    気吸引手段から複数個所に設けている前記ダイに分岐し
    て取り付けていることを特徴とする請求項6記載の画像
    記録装置用パンチ装置。
JP6767997A 1997-03-21 1997-03-21 画像記録用パンチ装置 Pending JPH10264096A (ja)

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JP6767997A JPH10264096A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 画像記録用パンチ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220487A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Komori Corp 刷版の加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009220487A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Komori Corp 刷版の加工装置

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