JPH10263A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH10263A
JPH10263A JP8155712A JP15571296A JPH10263A JP H10263 A JPH10263 A JP H10263A JP 8155712 A JP8155712 A JP 8155712A JP 15571296 A JP15571296 A JP 15571296A JP H10263 A JPH10263 A JP H10263A
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Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
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Takeya Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面に表示される図柄が特定の配列になると
遊技者に特典が付与されるパチンコ機においては、図柄
が順次停止されて配列が表示されていく途中で特定の配
列になり得ないことが分かる場合が多い。これは、遊技
者を失望させるだけでなく、残りの図柄を表示する意味
を無にしてしまう。 【解決手段】 Z1、Z2、Z3の順で表示される3つ
の図柄が、全て同じになると大当りになる当該パチンコ
機では、図柄Z3に「姫」の絵柄が表示されると所定の
確率で再変動が起きる。この再変動の結果、大当りにな
ることがある。つまり当該パチンコ機によれば、本図の
ように図柄Z1と図柄Z2が異なっていても、「姫」が
表示されれば、大当りになる可能性が出て来る。従い、
期待感が図柄Z3が表示されるまで持続し、「姫」が表
示された場合には更に、この後に行なわれる変動表示に
て図柄Z2が表示するまで持続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄を表示する装
置を遊技域に備え、この装置に出力される図柄に応じ
て、遊技者に特典が付与されるパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパチンコ機は、遊技域に形成され
た入賞口への玉の入り易さが可変にされた機種が主流で
ある。入球のし易さを変化させるためには、遊技域内に
前方若しくは側方に開閉するアタッカーと呼ばれる扉を
設け、このアタッカーを開くことにより形成される大き
な開口を入賞口(以下、大入賞口と言う)とする等の方
法が行なわれている。アタッカーを開く条件は、機種に
よって様々であるが、遊技域の別箇所に設けられた始動
口にパチンコ玉(以下、単に玉とも言う)を打ち込み、
これに同期して画像表示装置にスロットマシン風に表示
(通称に倣い、以下、デジタルと言う)される図柄が、
特定の配列(例えば「999」)になったときに開かれ
る機種が代表的である。このようにアタッカーが開いた
状態は大当り等と呼ばれ、遊技者にとって極めて有利な
状態となる。従い遊技者は、パチンコ機が大当りになる
ように努力をする訳である。始動口に入賞した際に大当
りになる確率は例えば1/250程度に低くされ、大当
りになったときに大きな喜びが得られるようにされてい
る。大当りになったことは、図柄が揃うことによっても
分かるが、音や光、或は前記の図柄以外の様々な映像が
画像表示装置に出力されることにより、この幸運の到来
が派手に演出される。なお、単にアタッカーを開く以外
にも、パチンコホールの営業形態としてデジタルの配列
に応じて特典を与えることがある。例えば「888」が
表示されたら、景品玉を交換することなく持ち玉として
利用できる様にする場合がある。
【0003】また、1回の始動入賞に対する大当りにな
る確率を可変にした確率変動タイプと呼ばれるパチンコ
機が存在する。この機種は、通常時は例えば1/400
と前記の機種よりも確率が低いが、ある条件が整うと1
/80程度まで一気に確率が上昇する。このように図柄
が揃う確率が高められることを確率変動、或は略して確
変と言う。確変状態になる条件は、デジタルの図柄の配
列が用いられるものが多い。すなわち玉が始動口に入賞
し、デジタルが始動され、それが停止した際の配列が例
えば「333」のときに確率が上昇されて1/80にな
る。この確変状態は、更に1〜2回大当りになると終了
し、確率が1/400に戻る。なお、現存の機種では、
こうして確率が上昇される配列は、大当りになる配列の
中から設定されている。
【0004】この確変タイプにしてもそうでない機種に
しても、始動口に入賞してデジタルが始動すると、遊技
者は、特典が得られるように期待を掛ける。通常、デジ
タルの3つの図柄は、1図柄ずつ(例えば左、中、右の
順)停止される。そして3図柄の内、2図柄のみが停止
されその2図柄が特定の配列と共通(前記例では2図柄
が共に「9」(または「8」や「3」)になる)である
リーチ状態となれば、残る右図柄によって、特典が得ら
れるか否かが決定するので、この時点にて遊技者の期待
は最高潮に達する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術によれば、リーチ状態にならないハズレの配列、
つまり最初の図柄と2図柄目が違う場合には、ハズレで
あることが早々と分かってしまい、遊技者は失望感に襲
われる。そして、この場合に3図柄目の変動表示はまっ
たく意味の無いものになってしまう。またリーチ状態に
なった後に外れた場合にも、リーチ状態という遊技者に
とって喜ばしい状態から非常に虚しい状態へ一気に移行
させる。こうした遊技は精神的な負担が大きい。
【0006】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、変動表示に対する期待感が初期の段階で失われない
パチンコ機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明の請求項1に記載のパチンコ機は遊
技域に設けられ、3個以上の図柄を配列させて表示可能
な表示手段と、始動口に遊技玉が入ると前記表示手段に
表示するための図柄を設定する設定手段と、前記表示手
段に様々な図柄を配列させ、次々と別の図柄に変更する
変動表示を行なった後、各図柄を停止させ、前記設定手
段によって設定された前記図柄を表示させる制御手段
と、前記表示手段に表示された図柄の配列が、予め設定
された配列である場合に、当該パチンコ機の遊技者に特
典を付与する特典付与手段と、を備えたパチンコ機にお
いて、前記制御手段により、前記変動表示の後に表示さ
れた図柄の中に、予め設定された第1の図柄がある場合
に、再び、前記表示手段に表示するための図柄を設定
し、該図柄を、前記変動表示を行なった後に配列させて
表示する再変動手段を備えたことを特徴とする。
【0008】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載のパチンコ機において、前記再変動手段に代え
て、前記制御手段による前記変動表示が開始されるに先
だって、所定の確率にて、該制御手段による該変動表示
と略同様の変動表示及びその停止を行ない、予め設定さ
れた第1の図柄を表示させる事前変動手段、を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】そして請求項3に記載の本発明は、請求項
2に記載のパチンコ機において、前記制御手段が、前記
変動表示を行なった後、前記設定手段によって設定され
た図柄にて停止させる際に、1つの図柄については他の
図柄よりも停止を遅らせるものであって、且つ前記事前
変動手段が、前記第1の図柄を、前記1つの図柄として
表示するものであることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項2また
は請求項3に記載のパチンコ機において、前記事前変動
手段が、前記第1の図柄に加えて、第2の図柄も表示す
るものであって、且つ、前記設定手段により設定された
図柄の配列が、前記特定の配列であるか否かに応じて予
め設定された確率にて、前記第1の図柄、若しくは前記
第2の図柄の内のいずれかを表示するもの、であること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載のパチンコ機にお
いて、始動口に遊技玉が入る(以下、始動入賞すると言
う)と、設定手段が、表示手段に表示するための図柄を
設定する。表示手段は、3個以上の図柄を表示可能にさ
れている(以下、表示できる図柄を3個として説明をす
る)。こうして設定された図柄は、制御手段によって変
動表示が行なわれた後、同じく制御手段によって停止さ
れる。
【0012】ここで変動表示とは、表示手段に様々な図
柄を配列させ、これらを次々と別の図柄に変更させるも
のである。例えば、初めに表示手段に「A26」と表示
させた後、この3つの図柄を夫々A→B→C→…、2→
3→4→…、6→7→8→…等と変動させて行く。この
変動表示を行なってから、設定手段によって設定された
図柄を表示する。例えば設定手段により、「4」と
「5」と「C]とが設定されたならば「45C」と配列
させて出力される。こうして表示された図柄の配列が、
予め設定された配列(例えば、「111」等のゾロ目。
以下、特定の配列と言う)になったときには、特典付与
手段によって遊技者に特典が与えられる。
【0013】ここで特典としては、入賞の可能性を飛躍
的に増大させたり、その増大をさせるための1条件を成
立させたりする等が考えられる。前者はいわゆる大当り
であり、遊技域に設けられたアタッカーが開放され、大
入賞口が形成されることにより可能性が増大されるもの
が代表的である。後者は権利モノにおける所謂特別遊技
に相当する。その他の特典としては、特定の配列が設定
される確率を増大させる等が挙げられる。
【0014】つまり、当該パチンコ機においては、始動
入賞時に設定される図柄の配列に応じて遊技者に特典が
付与される。そして更に、当該パチンコ機は再変動手段
を備えている。再変動手段は、制御手段により、変動表
示の後に表示された図柄の中に、予め設定された第1の
図柄がある場合に、再び、表示手段に表示するための図
柄を設定し、この図柄を、前記変動表示を行なった後に
配列させて表示する。つまり当該パチンコ機では、表示
手段に第1の図柄(仮に「X」とする)が表示される
と、再び表示図柄を設定しなおして変動表示及びその停
止を行なう。従って、もし初めの表示が特定の配列では
なくても、第1の図柄が表示手段に表示されれば、再び
変動されるので、期待感を持続させることができる。
【0015】なお配列の再設定は、再変動手段が自ら行
なっても良いが、設定手段の機能の一部を流用して行な
っても良い。変動表示及び停止についても、同様で、再
変動手段が行なっても良いし、制御手段の機能を流用し
て行なっても良い。しかし現行では、特典が付与される
か否かに関わる図柄を、1回の始動入賞に対して複数
回、設定することは禁止されている。請求項1のパチン
コ機では、設定手段がまず1回目の図柄設定を行ない、
この結果、表示手段に「X」が表示された場合には、再
変動手段が2回目の設定を行なう。つまり、現行の規制
が緩和されるか、若しくはこうした規制のない地域での
み、前記の効果を発揮できるパチンコ機となる。
【0016】ここで、請求項1に記載のパチンコ機の備
える再変動手段に代えて、次のような事前変動手段を設
けると、前記の規制に触れることなく、遊技者から見て
同様の効果を有するパチンコ機となる。すなわち事前変
動手段とは、制御手段が変動表示をするに先だって変動
表示、及びその停止を行なうものである。但し、必ず行
なうのではなく、所定の確率にて変動表示(以下、事前
変動手段が行なうものについては事前変動ともいう)を
行なう。そしてこの停止によって表示される3つの図柄
の内に必ず第1の図柄(前記例では「X」)を入れる。
【0017】なおここで「停止」とは、図柄が実際には
止まっていなくても、遊技者から見ると止まっている様
に見える状態も含む。例えば、表示手段の画面上で数m
m程度、図柄が振動していても、遊技に夢中になってい
る者には分からないので、これも「停止している」とい
う。
【0018】このように、事前変動手段による変動表
示、及びその停止がされてから制御手段による従前から
ある変動表示及びその停止を遊技者から見ると、あたか
も「X」が表示された場合には再び図柄が設定され、変
動表示が行なわれているように見える。よって請求項1
に記載のパチンコ機と同様の効果を奏する。そして事前
変動表示手段が表示する図柄は、特典の付与には関係が
無いため、規制の緩和を待たずとも実施できる。
【0019】なお、事前変動手段が変動表示を行なう
「所定の確率」は、1以下であって且つ0より大きい値
にすると良い。但し1にすると毎回、必ず事前変動及び
順次停止という過程を踏むことになり、不自然である。
これに対し、無作為に図柄を設定した場合に第1の図柄
が表示される確率に近い確率で、事前変動を行なうと、
自然である。例えば、16種類の図柄を左中右と3個な
らべて表示できる表示手段を持ち、16種類の図柄の内
の一つが第1の図柄であるパチンコ機の場合、左中右の
内、特定の1ヶ所に第1の図柄が表示される確率は約6.
3%、少なくとも一つ表示される確率は約17.6%となる。
従い中図柄に第1の図柄が表示されたら、再変動を起こ
しているように見せたければ、6.3%の確率で、事前変動
を行ない、左中右の内、どこに第1の図柄が表示されて
も再変動されるように見せるならば17.6%で事前変動を
行なうようにすると良い。なお、制御手段による通常の
図柄表示においても第1の図柄を表示させる(つまり設
定手段が第1の図柄を設定することがあるパチンコ機)
場合には、事前変動の後に第1の図柄が表示される確率
と、制御手段によって第1の図柄が表示される確率を加
えたものが前記の17.6%等の確率になるようにしておく
と、再変動を行なう請求項1に記載のパチンコ機と全く
見分けが付かなくなり、更に良い。
【0020】請求項3に記載のパチンコ機では、制御手
段が、変動表示の後に行なう図柄の停止を、全部一度に
行なうのではなく、1つの図柄については他の図柄より
も遅らせる。つまりこの1つの図柄は最後に停止される
図柄となる(よって以下、最後の図柄とも言う)。前記
と同様、図柄が3個の場合を例にとると、停止方法とし
ては、1図柄ずつ、時間差を置いて止めるという方法
や、2図柄を先に同時に止め、所定時間経過後に残りの
図柄を止めるという方法や、2図柄については止めたり
動かしたりを所定回数、繰り返した後に停止させ、それ
から残りの図柄を停止させるという方法等が考えられ
る。
【0021】そして、事前変動手段は、これと同様にし
て事前変動を停止させ、第1の図柄を最後の図柄として
表示する。こうすることにより、先に停止される2図柄
が、特定の図柄になり得ないもの(例えば、これら2図
柄が互いに異なる場合)であっても、最後の図柄として
第1の図柄が表示されれば、これに引き続いて行なわれ
る変動表示の結果に期待を掛けることができる。なお、
「第1の図柄を最後の図柄として表示する」とは、最後
の図柄が、再変動させるか否かの判定基準になっている
かのように、遊技者に見せるという意味である。従い、
この第1の図柄と識別可能な程度に似通った図柄を、先
に停止される2図柄に表示することは構わない。
【0022】また従来は、先に停止される2図柄が互い
に異なる場合、残りの図柄については、表示する意味は
もちろん、変動させる意味すら喪失していた。この点、
第1の図柄が表示されれば、再び変動され、特定の配列
となる可能性が出て来るので、最後の図柄を表示させる
意味を付加することができる。
【0023】なお、これと同様に、制御手段及び再変動
手段を構成しなおせば、請求項1に記載のパチンコ機で
も同様の効果を奏することができる。つまり、制御手段
を、1つの図柄については他の図柄よりも遅られて停止
させるものとし、再変動手段は、制御手段が最後に停止
させた図柄が、第1の図柄であった場合に表示手段に表
示するための図柄を設定し、変動表示(再変動)を行な
った後にこの図柄を配列させて表示するものとすれば、
遊技者から見ると請求項3に記載のパチンコ機と同様の
ものとなり、同じ効果を奏することができる。
【0024】請求項4に記載のパチンコ機では、事前変
動手段が第1の図柄だけではなく、第2の図柄も表示す
る。どちらの図柄を表示するかは、設定手段により設定
された図柄の配列が、特定の配列であるか否かに応じて
予め設定された確率に決定する。例えば、設定された配
列が特定の配列である場合には、60%の確率で第1の図
柄、40%の確率で第2の図柄を表示し、特定の配列では
ない場合には、20%の確率で第1の図柄、80%の確率で
第2の図柄を表示するようにする。
【0025】なお、請求項2に記載のように、変動表示
を行なうか否かも所定の確率で定められているので、第
1の図柄が表示される場合、第2の図柄が表示される場
合、どちらも表示されない場合の、計3つの場合がある
ことになる。これを遊技者から見ると、この3つの態様
に応じて、続いて行なわれる再変動(どちらも表示され
ない場合は行なわれない)の結果を所定の信頼度で予告
しているかのように見える。すなわち、特定の配列であ
るか否かに応じて前記のような確率が振り分けられてい
るので、第1の図柄が表示されたときには例えば50%の
確率で特定の配列が再変動後に表示され、第2の図柄が
表示されたときには10%の確率で特定の配列が表示され
る、等と遊技者が判断することができる。なお、この効
果が最大限に生かされるように、第1の図柄と第2の図
柄とが表示される確率は前記例で夫々60%、40%等とした
ように、互いに異なるようにしておくとよい。これは特
定の配列が表示されるときだが、そうでないときには、
これも前記のように夫々20%、80%等と互いに変え、且つ
前記の60%、40%の組み合せとも異なるようにするのが良
い。さもないと第1の図柄と第2の図柄との何れが表示
されても、特定の配列が表示される確率が同じになり、
両図柄間の差別化ができなくなる。
【0026】ところで、事前変動手段は、制御手段が変
動表示を開始するに先だって自らの変動表示を行なうと
記したが、これは、事前変動及びその停止を何度行なっ
ても良いことを意味している。なぜなら、事前変動及び
その停止を行なった後も「制御手段が変動表示を開始す
る前」だからである。従い、事前変動及び順次停止が終
わった後に、再び事前変動及びその停止を行なってもよ
い。これらを2回行なうと、例えば次のようになる。
【0027】「11↓」→「11X」→「29↓」→
「29X」→「77↓」→「777」 「29X」が表示される箇所までが事前変動手段による
表示、残りが制御手段による表示である。しかし現時点
では、初めの変動表示(事前変動手段によるものを含
む)が開始されてから制御手段による停止が完了するま
での時間には、上限値が定められており、その上限値内
に変動表示等を3回以上、詰め込もうとすると、1回ご
との変動時間が極めて短くなってしまうため、現実的で
はない。
【0028】また第1の図柄(前記例では「X」)は、
通常の表示を行なう図柄の中の一つとしても良いし、事
前変動手段により、最後の図柄としてのみ表示される図
柄としても良い。前者の場合には、例えば「X1A」と
いう配列が表示されたり、事前変動手段によって最後の
図柄以外の図柄として「X」が選択され「X5X」等と
表示されたりしても良い。また、特定の配列として「X
XX」が存在しても良い。
【0029】また、通常、前記のような様々な処理は、
パチンコ機の備えるマイクロプロセッサが実行するプロ
グラムにより実現される。そして制御手段と事前変動手
段とは、変動表示やその停止が互いに略同様に行なわれ
ることから、この部分に関しては、同一のプログラムを
利用して行なっても良い。この場合には、最終的に、設
定手段により設定された図柄を表示するのが制御処理、
最後の図柄として第1の図柄を表示させて、その後に再
び変動表示が開始されるのが事前変動手段となる。
【0030】また、請求項4の事前変動手段を更に発展
させて、第3の図柄や第4の図柄も最後の図柄として表
示可能にしても良い。これらに対しても、夫々の図柄に
応じて特定の配列になる確率を割り振るとよい。例え
ば、第2の図柄が出たときに当りになる確率を50%にす
ると良いと記したが、第3の図柄が出たら25%、第4の
図柄が出たら5%というようにする。これは、最後の図
柄を当りに対する予報動作と見なし、その予報の信頼度
を第1〜第4の図柄に、この順序で割り振ったことに相
当する。
【0031】このように多くの図柄を最後の図柄として
表示可能にすると、図柄に応じて付与される特典が複数
あるパチンコ機(例えば確率変動機)に適用した場合に
便利である。この場合は、その図柄を識別可能に報知す
る。具体的には、第1の図柄が表示された場合は、必ず
確変図柄で当り、第2の図柄が表示された場合は、50%
の確率で確変図柄、50%の確率でその他の図柄で当り、
第3の図柄が表示された場合は、50%の確率でその他の
図柄で当り、50%の確率で外れ、第4の図柄が表示され
た場合は、25%の確率でその他の図柄で当り、75%の確
率で外れるというようにしても良い。
【0032】また、第2の図柄は第1の図柄とは異なる
と記したが、これは第1の図柄が「X」で第2の図柄が
「Y」というように全く異なっている必要はなく、その
差が遊技者に判別できる程度、あれば良い。例えば、同
じ「X」で色のみが異なったり、或は同じ犬の絵で、第
1の図柄はじっと座っている様子、第2の図柄は走って
いる様子を動画で表しても良い。
【0033】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面と共に
説明する。まず図1は本発明の一実施例であるパチンコ
機2の前面を表す構成図である。本図に示すように、パ
チンコ機2では、遊技盤面に設けられた遊技域4の中央
上部に、様々な画像を表示する、表示手段としての特別
図柄表示装置6が配設されている。遊技域4の下方には
変動入賞装置8が配設されており、変動入賞装置8が備
えるアタッカー9が開くと、大入賞口が形成される。本
図はアタッカー9が閉じた状態を表している。
【0034】アタッカー9は、特別図柄表示装置6に表
示される図柄の配列が、ゾロ目になると所定期間、開
く。特別図柄表示装置6に図柄を表示させるには、特別
図柄表示装置6と変動入賞装置8との間に設けられた始
動口10a及び変動入賞装置8自身の左右に設けられた
始動口10b、10cの何れかに遊技球が入賞(以下、
始動入賞とも言う)すると、横方向に並列された3つの
図柄(パチンコ機2では1〜15の数字及び「姫」の計1
6種類の図柄)を次々と変動させて表示する変動表示を
行ない、所定時間経過後にある配列にて順次停止させ
る。この様子を図2に示す。図2は、特別図柄表示装置
6の画面のみを示したもので、図柄Z1が停止されて
「1」、図柄Z2が停止されて「2」、図柄Z3が停止
されて「3」が表示された様子を示している。各図柄Z
1〜Z3の変動は、図柄Z1→図柄Z2→図柄Z3の順
で停止される。
【0035】図1に戻り、特別図柄表示装置6の上部に
は4つのLED12が設けられている。これは、既に図
柄Z1〜Z3が変動されている等の理由で、始動入賞し
たにも拘らず、即座に変動表示を開始できない場合に、
始動入賞があったことを示すものである。パチンコ機2
ではLEDを4つ備えており、4つまで始動入賞を記憶
できる。当該パチンコ機2では、表示される図柄Z1〜
Z3は始動入賞が発生した直後に決定する。従い、保留
が例えば3つあるということは、近い将来、特別図柄表
示装置6に表示される図柄が3組、記憶されていること
を意味する。そしてその図柄の組を表示するための変動
が開始されると、LED12は一つ消灯される。このと
き4つのLED12の内、1つでも点灯していれば、再
び変動表示が行なわれる。
【0036】なおパチンコ機2では、任意の図柄のゾロ
目(つまり「111」「101010」等)が表示されると、
変動入賞装置8の備えるアタッカー(後述)が開くよう
にされており、開くと入賞のし易さが増大する。以下、
これらのゾロ目の配列を当り配列とも言う。そして、特
に「111」「333」「555」「777」「姫姫
姫」の計5つの当り配列については、アタッカーが開く
だけでなく、ゾロ目のでる確率が高い状態(以下、確率
変動状態、或は略して確変状態と呼ぶ)に移行する。以
下、これら5種類の配列を確変図柄、その他の当り配列
を低確率図柄と言う。なお「姫」とは漢字ではなく、女
性の絵柄である(詳しくは後述)。
【0037】特別図柄表示装置6の上部には天入賞口1
4が、また変動入賞装置8の左右やや上方には袖入賞口
16a、16bが設けられている。特別図柄表示装置6
の左右にあるのはゲート18a、18bで、ここを玉が
通過すると、変動入賞装置8に設けられた普通図柄表示
装置20が動作する。普通図柄表示装置20は、2桁の
7セグメント表示装置を備えており、ゲート18a、1
8bを玉が通過するとここに「33」「44」「55」
「66」「77」「88」の6種類の数字を高速で次々
と入れ換えて表示する。この表示が30秒(但し確変時
には5秒)続けられた後、5種類の内のどれかを表示し
て停止する。この数字が「77」であれば、始動口10
aに設けられた突起22a、22bが左右に開き、始動
口10aに入賞し易くする。つまり始動口10aは、い
わゆる電動チューリップとなっている。突起22a、2
2bは0.3秒(確変時には2秒)開くと閉じられ、本
図ではこれらが開いた状態を示している。
【0038】ゲート18a、18bの各上方、並びに左
右やや下方には風車24a〜24dが設けられており、
発射された玉によって自らは転動され同時にその玉を不
規則に運動させる。発射ハンドル26は、遊技域4に対
してパチンコ玉を発射するために回動操作されるもので
あり、パチンコ機2に内蔵された発射装置によって1分
間に100個の割合でパチンコ玉が発射されるように設
定されている。上部受け皿28は、遊技域4へ発射する
パチンコ玉を貯留する箇所であると共に入賞に応じた数
の賞球が排出される箇所となっている。
【0039】次に、パチンコ機2の遊技盤裏面に設けら
れた制御装置34について、図3を用いて説明する。制
御装置34は、始動口10a〜10cに入賞した発射玉
を検出する始動入賞スイッチ36、ゲート18a、18
bを玉が通過したことを検出するゲート通過センサ3
7、大入賞口30に入賞した発射玉を検出する大入賞口
用カウントスイッチ38、大入賞口30のVゾーンを通
過した発射玉を検出する継続入賞スイッチ40、及び発
射ハンドル26が回動操作されてパチンコ玉が発射され
ているときにオンする発射ハンドルスイッチ42、から
の各検出信号を入力する入力回路44と、入力回路44
を介して取得した前記各検出信号に基づいて特別図柄表
示装置6や変動入賞装置8等を制御するための制御プロ
グラムを実行するCPU46と、CPU46が実行する
制御プログラムを格納するROM48と、CPU46が
処理するデータを一時記憶すると共に電源が切られた場
合でも記憶内容を保持可能なバックアップ機能を有する
RAM50と、CPU46が特別図柄表示装置6に表示
させる画像の画像データを格納する画像ROM52と、
CPU46からの指令に基づいて、特別図柄表示装置
6、始動記憶表示器12、普通図柄表示装置20、アタ
ッカー9や突起22a、22bを開閉させるためのソレ
ノイド54、及びパチンコ機2の遊技域4に設けられた
ランプからなる電飾装置56へ、夫々駆動信号を出力す
ると共に、図示しないホール管理コンピュータに接続さ
れた外部情報端子58へ当該パチンコ機2が大当りであ
ることや大当りの継続回数等を表す情報信号を出力する
出力回路60と、アンプ62を介してスピーカ24から
発音させるサウンドジェネレータ64と、前記各部を接
続するバス66と、を備えている。
【0040】なお、パチンコ機2の遊技盤裏面には、各
入賞口に入賞した発射玉を回収するための回収路(図示
せず)が設けられており、始動入賞スイッチ36は始動
口10a〜10cの下部に配置された回収路に設けら
れ、大入賞口用カウントスイッチ38は、変動入賞装置
8の下部に配置された回収路に取り付けられている。そ
して、継続入賞スイッチ40は、変動入賞装置8の内部
に設けられ、大入賞口の中央部に設けられたVゾーンと
呼ばれる箇所を玉が通過したか否かを検知している。
【0041】また、画像ROM52には、特別図柄表示
装置6に図柄Z1〜Z3を表示させるための図柄データ
と、特別図柄表示装置6に様々な画像を表示させるため
の画像データとが格納されている。このように構成され
た制御装置34において、CPU46は、遊技処理を実
行することにより、当該パチンコ機2の全体制御を行な
う。そこで以下、CPU46が実行する遊技処理につい
て説明する。
【0042】まず、図4は、遊技処理の内容を表すフロ
ーチャートである。なお、本図には突起22a、22b
の制御については示していない。この遊技処理の実行が
開始されると、まずステップ(以下、単にSと記す)1
10にて、始動入賞したか否かを判定する。判定結果が
NOであれば発生するまで待機する。
【0043】始動入賞が発生していれば、S120に進
んで、乱数を発生させる。乱数は、ここではCPU46
が具備するクロックに基づいて駆動される5つのループ
カウンタの値である。例えば2msec毎にタイマー割
り込みを掛け、その都度、第1のループカウンタ(以
下、第1カウンタと言う)の値を1増加させ、値が40
0になる毎に0に戻されて、0〜399の値を出力させ
る。残る4つのループカウンタは16になる毎に0に戻
されて1〜15の値を出力させる(4つの乱数を夫々第
2カウンタ、第3カウンタ、第4カウンタ、第5カウン
タと言う)。第2カウンタは大当り配列を決定するのに
用いられ、第3カウンタ〜第5カウンタは、ハズレ時に
図柄Z1〜Z3の図柄を夫々決定するのに用いられる。
第4カウンタは第3カウンタが0になる毎にカウントア
ップされ、第5カウンタは第4カウンタが0になる毎に
カウントアップするようにされている。これら第3カウ
ンタ〜第5カウンタの値と図柄の関係を[表1]に示
す。
【0044】
【表1】
【0045】つまりこれら5つの乱数出力も、CPU4
6が実行するプログラムにて行なわれるが、ここではそ
の説明を省略する。そして第1カウンタが「7」のとき
に、アタッカー9が開かれ、パチンコ機2は大当りにさ
れる(但し確変時には第1カウンタが「50」「10
0」「150」「200」「250」「300」「35
0」のときにも大当りにされる。そしてこのように、確
変状態になると第1カウンタが「7」の場合に加え、こ
れら50の倍数の場合にもアタッカー9が開かれるよう
にする処理が、本発明の特典付与手段に相当する)。そ
してこのときに特別図柄表示装置6に表示される図柄
は、第2カウンタによって決定される。ここで第2カウ
ンタの値と大当り配列の関係を[表2]に示す。
【0046】
【表2】
【0047】従いパチンコ機2では、第1カウンタが
「7」であって(確変中は50の倍数でも可)且つ第2
カウンタが「0」「1」「3」「5」「7」のときに確
率が上昇される。以上、第1カウンタの値、並びに[表
1][表2]に示した対応関係によって特別図柄表示装
置6に表示される図柄が決定される(S130)。S1
10からS130までの処理が、本発明の設定手段とし
ての処理に相当する。
【0048】こうして表示すべき図柄が設定されるとS
140に進み、その図柄を配列にして特別図柄表示装置
6に表示するための処理を行なう。なお特別図柄表示装
置6に対して行なわれる図柄の変動表示を、通称に倣
い、デジタルと呼び、S140にて行なわれる処理をデ
ジタル表示処理と呼ぶ。デジタル表示処理の内容を図5
に示す。
【0049】図5はデジタル表示処理を示すフローチャ
ートである。本処理は、S130にて設定された図柄
を、変動表示した後、順次停止させるという、従来より
行なわれているデジタルの処理と、それに先駈けて行な
われる事前変動表示を行なう処理とに大きく分けられて
いる。本処理が起動されるとまずS210にて事前変動
を何回行なうかを決定する。ここで事前変動とは、従来
より行なわれているデジタルと似通ったもので、パチン
コ機2では図柄Z1〜Z3を夫々上から下へスクロール
させ、図柄Z1、図柄Z2、図柄Z3の順にて順次停止
させる。しかし次の3点が異なる。1点目は、3つの図
柄の内、最後に停止される図柄Z3は必ず「姫」が出る
点であり、2点目は図柄Z1、Z2については完全に停
止させるのではなく、わずかに移動させる点であり、3
点目は、当り配列には決してならない点である。「姫」
を図柄Z3として表示するのは、この後にデジタルが再
始動することを遊技者に告げるためである。図柄Z1、
Z2をわずかに動かすのは、一旦停止させた図柄は再び
動かしてはならない旨の規制に該当しないようにするた
めである。ハズレにするのは、事前変動により当り配列
が表示された後に、それを再始動させた結果、外れる
と、遊技者の怒りを買う虞があるからである。
【0050】なお、事前変動の後に、従来よりある変動
が行なわれる様子を、遊技者から見ると、3図柄目に姫
が表示された後、デジタルが再作動する様に見える。従
い、以下この再作動によりなされる変動を再変動とい
う。再変動は、S130にて設定された図柄を配列させ
て表示するもので、この配列によってアタッカー9の開
放や、確率変動が決定される。また事前変動は、再変動
のように遊技者に特典を与えることを目的としていない
ので、当り配列を表示しないようにされている。
【0051】ここでは前記の第1〜第5カウンタとは異
なるカウンタを用いて事前変動の回数を0〜2回の中か
ら決定する。確率は、0回が1/2、1回が1/6、2
回が1/3である。2回に決定された場合にはS220
に進み、左図柄Z1及び中図柄Z2を設定する。この設
定には第3及び第4カウンタの値が再び使われるが両カ
ウンタの値が共に0である(つまり「姫」が表示され
る)場合は、図柄を差し替える。さもないと、図柄Z3
として意図的に「姫」を表示した際に、当り配列になっ
てしまうからである。
【0052】次にS230に進み右図柄つまり図柄Z3
の態様を決定する。図柄Z3としては「姫」を表示する
ことになっているので、設定する必要はないが、「姫」
は7種類の表示態様が用意されている。すなわち、図柄
としては女性の絵一つであるが、その女性が動いて様々
なことをするのである。これを[表3]に示す。
【0053】
【表3】
【0054】[表3]の「2回の内の1回目」の欄に
は、S230において、その態様が表示される確率を表
示している。本表に示すように、1回目では、7つの態
様は全て14.3%にされている。一方「1回 OR 2回の内
の2回目」の欄は、後述するS270にて態様を決定す
るときに用いられるため、ここでは触れない。これらの
態様の中から表示する図柄が乱数にて選択される。
【0055】S240では図2に示した3つの図柄Z1
〜Z3を上から下へスクロールさせS250にて前記の
順序で停止させる。この表示の例を図6に示す。図6
(a)はS250による順次停止が完了した直後の様子
であり、図6(b)は更にその少し後の様子である。図
6(b)に示すように順次停止が完了すると、そのとき
図柄Z3に表示されている「姫」の絵柄が拡大されて絵
柄Z3’として画面一杯に表示される。こうして拡大さ
れることにより、女性の絵が[表3]に示した7つの態
様の内どれになっているのかがはっきりと分かる(本図
ではウィンクをしている)。なおこの直前まで表示され
ていた図柄Z1〜Z3は、縮小されて図柄70として左
上に小さく示されている。
【0056】また、このような表示を行なっている際や
変動表示を行なっているときに、もしパチンコ機が確変
状態であれば、画面の背景色を変化させて、遊技者に確
変中か否かを明示するが、本図では省略している。こう
して順次停止が終了すると、S260に進む。なおS2
10で事前変動を1回のみすると決定された場合は、S
210から直接S260に進む。S260ではS220
で行なったのと同様、左図柄Z1及び中図柄Z2を設定
する。第3カウンタの値及び第4カウンタの値が共に0
の場合に、図柄を差し替えるのも同様である。
【0057】次にS270に進み、右図柄の態様を決定
する。S230では既に説明したように、「姫」の7種
類の態様の中から均等に選んだが、ここでは同表の「1
回 OR 2回の内の2回目」の欄に示された確率に従って
決定する。つまり、この欄の名は、S270にて行なう
処理のことを意味している。そして本欄にて示された確
変、低確率、リーチハス゛レ、ハス゛レ、は、何れもS130にて設
定された配列の様子を示している。つまり「確変」とは
確変図柄、「低確率」は低確率図柄、「リーチハス゛レ」は図柄
Z1と図柄Z2のみが互いに同じ場合、「ハス゛レ」はその
他の外れの場合である。もしS130にて設定された配
列が確変図柄であれば、60%の確率で「ウィンク」が設
定され、20%の確率で「Vサイン」、10%の確率で「キ
ス」、6%の確率で「尻振り」、4%の確率で「脚上
げ」が設定される。
【0058】本表の見方を変えて、「ウィンク」の欄を
横に見ると「確変」の欄のみ0でない。よってウィンク
をする姫が表示されると、再変動の結果、100%、確
変図柄が表示されることが分かる。また「Vサイン」の
欄を横に見ると、確変、低確率、リーチハス゛レ、ハス゛レの確率が
夫々20%、40%、16%、4%となっている。しかしこれ
ら4種類の図柄が設定される確率が、夫々5:11:2
40:3840であるから、これらの重みを考慮して、
確率を算出すると、Vサインをする姫が表示された場合
に、確変図柄が表示される確率は0.5%、その他の図柄の
当りになる確率が2.2%、リーチハス゛レになる確率が19.5%、
その他のハス゛レの配列になる確率が77.8%となる(但しS
250で表示される分は無視している)。
【0059】これは、遊技者には次のように見える。も
し図柄Z3としてウィンクをしている姫が表示された場
合、[表3]の例えば、S290の処理にてウィンクが
出たら100%確変し、一方、Vサインが出たら、確変す
る確率は0.5%しかないが、単なる当りならば2.2%の確
率で、なることが分かる。つまりこれらの態様を当り配
列が表示されるか否かについての予告動作と見なせば、
「確変」及び「低確率」の割合は、遊技者が抱く信頼度
に相当する。他の態様が表示された場合の信頼度を確変
に限って見ると、キスが0.2%、尻振りが0.07%、脚上げ
が0.03%、怒り顔及びアッカンヘ゛ーは共に0%である。こう
して図柄が設定されると、S280にてS240と同様
の変動表示を行なった後、S260及びS270にて決
定された図柄をS290にて表示する。これらS220
〜S290の処理は、本発明の事前変動手段に相当す
る。そしてウィンクをする姫が「第1の図柄」に、Vサ
インをする姫が「第2の図柄」に相当する。パチンコ機
2では態様が全部で7種類あり、「第1の図柄」「第2
の図柄」と同様の図柄を、第3〜第7の図柄まで設定
し、夫々に対して[表3]に示した様な確率を割り振っ
たものとなっている。
【0060】次にS300に進み、S290にて停止さ
れたときの右図柄Z3が、ハズレ態様(ここでは アッカンヘ
゛ー)か否かを判定する。NOならばS310に進み、Y
ESならば再変動をすることなく本処理を終了する。S
310では、再変動としての変動表示を開始する。そし
てS320に進み、S130にて設定された図柄にて停
止させると、本処理を終了する。このS310及びS3
20の処理が、本発明の制御手段としての処理に相当す
る。
【0061】ここで図4に戻る。以上のようにデジタル
表示処理が終了すると、S150にて図柄が揃ったか、
つまり図柄Z1〜Z3が全て同じ図柄で停止されたか否
かを判定する。揃っていない、つまりハズレならばS1
10に戻り始動口10a〜10cに再び入賞があるまで
待つ。図柄が揃ったならばS160に進み、大当り処理
を行なった後S110に戻る。
【0062】ここで大当り処理について図7を用いて説
明する。図7は大当り処理を示すフローチャートであ
る。本処理が起動されると、まずS410にて動画出力
処理を行なう。ここで動画とは、大当り中に特別図柄表
示装置6に表示されるアニメーションである。そして続
くS420にて、ソレノイド54を駆動し、アタッカー
9を開放する。
【0063】次に、S430に進み、アタッカー9の開
放を中断するか否かを判定する。この判定基準は、パチ
ンコ機2では二つあり、その一つはアタッカー9が開か
れてから30秒経過したこと、もう一つは大入賞口30
に遊技球が10個入賞したこと、である。この少なくと
も一方が成立した際に、S440に進み、アタッカー9
を閉じる。どちらも成立しない場合には、S430を繰
り返し、何れかの条件が成立するのを待つ。
【0064】S440にてアタッカー9を閉じると、続
くS450及びS460にて、大当りを終了させるか否
かの判定を行なう。まずS450では継続入賞スイッチ
40に基づき、Vゾーンを遊技球が通過したかどうかを
判定し、通過していなければS470に進む。一方、通
過していれば、S460にて、この大当り処理が起動さ
れてからアタッカー9が16回開かれたかどうかを判定
する。まだ16回に達していなければS420に戻って
大入賞口30を再び形成し、16回開いたならば、S4
70に進み、動画の出力を停止させて(S470)本処
理を終了する。
【0065】つまり、大当り処理は、パチンコ機2を大
当りにし、また大当りになると、前記条件に基づいて大
当りを終わらせて通常状態に戻す、という働きがある。
なお、パチンコ機2では確変状態にて大当り処理が2
回、行なわれると、確変状態は終了される。但し、その
2回の大当り処理の一方が確変図柄により起動されたも
のである場合には改めて2回、大当りになるまで確変状
態が延長される。そしてこの延長は、確変図柄が表示さ
れることにより永遠に繰り返される。
【0066】以上のような構成からなり、図4、図5、
図7に示したような処理を行なうパチンコ機2によれ
ば、デジタルの回転動作の最中に遊技者の期待感が、初
めに図柄Z3が表示されるまで持続する。従来のパチン
コ機(パチンコ機2と同様のデジタル変動が為され且つ
同様の当り配列を有するもの)においては、図柄Z2が
表示された時点で当り配列にならない、と分かることが
極めて多かった(具体的には15/16で分かる)。こ
の点、パチンコ機2では図柄Z3に「姫」の絵柄が表示
されると、再び変動表示が再開されるため、図柄Z2が
表示された時点で期待感が終ることはなく、図柄Z3に
「姫」が表示されることに希望を残すことができる。
【0067】しかも「姫」が表示された後に行なわれる
再変動では、従来より行なわれた変動と同様に、当り配
列が表示されることもある。また、この動作を遊技者か
ら見ると、「姫」が表示されたことにより、再び図柄設
定が行なわれているように見える。事前変動を1回行な
う場合を例に取ると、計2回(2回行なう場合は計3
回)デジタルが回転しているように見えるので、1回目
が外れたら2回目は当たるのではないかという期待を遊
技者が掛ける可能性がある。つまり図柄Z3に「姫」が
表示されることにより、遊技者は、大きな期待を抱くこ
とができる。
【0068】そして更にパチンコ機2では、「姫」に7
つの態様を用意し、これらによって再変動の結果を予告
する。すなわち、姫がウィンクしたら必ず確変図柄が表
示されVサインをしたら0.5%の確率で確変図柄、2.2%の
確率で低確率図柄が表示される、というように態様によ
って信頼度を変化させている。従って、遊技者に『Vサ
インする「姫」が表示されたから、確変する可能性は0.
5%しかないけれど2.2%の確率で低確率図柄の大当りにな
ってくれる筈だ』等という、定量的な期待を抱かせるこ
とができる。
【0069】「姫」による予告の信頼度を上げるなら
「ウィンク」のみにすれば良さそうだが、こうすると
「姫」の出現頻度が極めて少なくなってしまう。例え
ば、前記のように事前変動を1/6の確率で1回、1/
3の確率で2回、行なうとすると、ウィンクをする姫が
表示される確率は、確変図柄が表示される確率の更に1
/2である。つまり、確変図柄が表示される頻度よりも
少ないのである。低確率図柄の場合にもウィンクを出し
ても、1/256×1/2=1/512=約0.2%とな
り、殆ど表示されない。これはパチンコ機が効果を発揮
できる機会が極めて少ないことを意味している。
【0070】この点、「Vサイン」や「脚上げ」といっ
た態様を導入し[表3]に示したような確率で各態様を
出力することにより、ウィンクの出現頻度自体は更に低
くなってしまうものの、リーチハス゛レやハス゛レの場合にも「Vサ
イン」や「キス」が表示されるので、「姫」の出現頻度
のトータルは高くなる。従い、遊技が楽しいものとな
る。
【0071】以上、本発明の一実施例であるパチンコ機
2について説明してきたが、本発明はこの実施例に限定
されるものではなく様々な態様で実施しうる。例えば、
「姫」の態様はパチンコ機2では、絵柄の違いのみであ
ったが、これ以外の方法で態様の違いを加えても良い。
「ヤッタネ!」「ラッキー!」等の文字を特別図柄表示
装置6に表示させたり、音声でこれらの言葉をスピーカ
24から出力させても良い。
【0072】またパチンコ機2は3つの図柄を配列して
表示するタイプであったが、4つの図柄を配列表示する
機種や、9つの図柄をマトリクス状に表示するタイプの
機種に適用しても良い。前者の場合には、2番目の図柄
や3番目の図柄の少なくとも一方が異なるだけで、当り
配列になり得ないことが分かるので、「姫」に相当する
図柄(以下、単に「姫」と記す)を持っていないと極め
て面白味に欠ける機種になってしまう。よってパチンコ
機2のように「姫」を導入すると4番目の図柄が停止さ
れるまで期待感が持続するので極めて有効である。な
お、同タイプのパチンコ機で、4個の内、連続する3図
柄が特定の配列になった場合に大当りになるものもある
が、このような機種に「姫」を導入しても、パチンコ機
2と同様の効果がある。
【0073】またマトリクス状に表示するタイプは、様
々なものがあるが、ここではパチンコ機2の各図柄Z1
〜Z3の上下各1図柄も表示可能にしたことにより3×
3のマトリクス状に表示可能にされ、更に横3列と斜め
2ラインとの計5ラインの、どのラインで並んでもアタ
ッカー9が開くようにされたものを想定する。
【0074】このタイプでは、1列しか表示しないパチ
ンコ機2のような機種に比べ、期待感が持続する可能性
は高い。例えば、横のラインは3列とも外れているが、
斜めのラインの内の1本がリーチになっているという場
合があるからである。これに「姫」を導入し、更に縦3
図柄の内、どこに「姫」が表示されても再変動するよう
にしておくと、「姫」の出現頻度が極めて高く、つまり
再変動が頻繁に行なわれる機種となる。以下、この機種
について更に述べるが、理解を容易にするために特別図
柄の数に関すること以外は、ほぼパチンコ機2と同じと
し、符号もパチンコ機2のものを流用する。
【0075】そしてこの機種では、特別図柄表示装置6
上で「姫」のリーチができている場合に、最後の図柄と
して「姫」を表示させ、再変動を行なっても良い(但し
ライン上に「姫」が並ばない位置にて最後のスクロール
を止める)。「姫」のリーチの場合、最後のスクロール
が止められる態様には、大まかに分けて3種類ある。そ
の1種類目は「姫」が並ぶ態様、2種類目は「姫」は並
ばないが特別図柄表示装置6の画面中に残る態様、3種
類目は第3の「姫」が画面外に流れ去って止まる態様で
ある(「姫」以外の図柄によるリーチにもなっている所
謂ダブルリーチを考慮すると更に態様は増えるがここで
は触れない)。なお、これら3種類の態様の内、2種類
目の態様のみ、事前変動手段に相当する処理にて行なわ
れ、残りの2種類は制御手段に相当する処理にて行なわ
れる。
【0076】1種類目なら「姫姫姫」は確変図柄なので
アタッカー9が開かれ、しかも確率が変動される。2種
類目なら再変動後に表示される図柄に期待を掛けること
ができる。3種類目は遊技者にとって残念な態様とな
る。この3種類の内、どれになるかが分からないので、
「姫」のリーチになった状態はスリルに富んだ状態とな
る。また5つのラインの何れもリーチになっていなくて
も、「姫」が最後の図柄として画面上に残ると、再変動
が行なわれるので、パチンコ機2と同様の効果を有して
いる。従って極めて面白い遊技が可能なパチンコ機とな
る。
【0077】またパチンコ機2では、再変動において
「姫姫姫」を表示する場合を除き、図柄Z3に表示する
図柄として「姫」を設定する確率を低下させると良い。
前記のように図柄Z3に表示する図柄はS130にて第
5カウンタを用いて決めるのだが、デジタル表示処理の
S250及びS290では意図的に「姫」が設定される
ので、S130にて「1」「2」等の他の図柄と同様に
「姫」を設定すると、「姫」が図柄Z3に表示される頻
度が高くなり、遊技者に違和感を抱かせる虞がある。従
い、S130にて第5カウンタの値が「0」であった場
合には所定の確率で他の図柄に差し替えると良い。この
差し替えは、差し替え後の配列がゾロ目にならないよう
に行なうのは、言うまでもない。
【0078】また「アッカンヘ゛ー 」に関し前記説明では、S
290で表示された場合には再変動をしない(S30
0)と記した。この理由は、S290で「アッカンヘ゛ー 」が
表示されると必ず外れるので意味が無いためだが、再変
動を行なっても良い。これは「アッカンヘ゛ー」 がS250に
て表示されたときには当たる場合があることによる。従
い「アッカンヘ゛ー 」は「必ず外れる態様」ではなく「最も信
頼度の低い予告動作」と評価される可能性がある。よっ
てS300を廃止し、「アッカンヘ゛ー 」の場合にも再変動を
行なうようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の前面を表す構成図であ
る。
【図2】 実施例のパチンコ機に設けられた特別図柄表
示装置の表示態様を示す説明図である。
【図3】 実施例のパチンコ機に設けられた制御装置の
構成を表すブロック図である。
【図4】 実施例のパチンコ機で実行される遊技処理を
表すフローチャートである。
【図5】 実施例のパチンコ機で実行されるデジタル表
示処理を表すフローチャートである。
【図6】 実施例のパチンコ機にて特別図柄表示装置に
出力される最後の図柄の1例を示す説明図である。
【図7】 実施例のパチンコ機で実行される大当り処理
を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…パチンコ機 4…遊技域 6…
特別図柄表示装置 8…変動入賞装置 9…アタッカー 10a
〜10c…始動口 20…普通図柄表示装置 22a、22b…突起 26
…発射ハンドル 30…大入賞口 34…制御装置 37
…ゲート通過センサ 46…CPU 48…ROM 50
…RAM 52…画像ROM 54…ソレノイド 56
…電飾装置 64…サウンドジェネレータ 66…バス Z
1、Z2、Z3…図柄

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技域に設けられ、3個以上の図柄を配
    列させて表示可能な表示手段と、 始動口に遊技玉が入ると、前記表示手段に表示するため
    の図柄を設定する設定手段と、 前記表示手段に様々な図柄を配列させ、次々と別の図柄
    に変更する変動表示を行なった後、各図柄を停止させ、
    前記設定手段によって設定された前記図柄を表示させる
    制御手段と、 前記表示手段に表示された図柄の配列が、予め設定され
    た配列である場合に、当該パチンコ機の遊技者に特典を
    付与する特典付与手段と、 を備えたパチンコ機において、 前記制御手段により、前記変動表示の後に表示された図
    柄の中に、予め設定された第1の図柄がある場合に、再
    び、前記表示手段に表示するための図柄を設定し、該図
    柄を、前記変動表示を行なった後に配列させて表示する
    再変動手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機において、 前記再変動手段に代えて、 前記制御手段による前記変動表示が開始されるに先だっ
    て、所定の確率にて、該制御手段による該変動表示と略
    同様の変動表示及びその停止を行ない、予め設定された
    第1の図柄を表示させる事前変動手段を備えたことを特
    徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパチンコ機において、 前記制御手段が、 前記変動表示を行なった後、前記設定手段によって設定
    された図柄にて停止させる際に、1つの図柄については
    他の図柄よりも停止を遅らせるものであって、且つ前記
    事前変動手段が、 前記第1の図柄を、前記1つの図柄として表示するもの
    であることを特徴とするパチンコ機。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のパチン
    コ機において、 前記事前変動手段が、 前記第1の図柄に加えて、第2の図柄も表示するもので
    あって、 且つ、前記設定手段により設定された図柄の配列が、前
    記特定の配列であるか否かに応じて予め設定された確率
    にて、前記第1の図柄、若しくは前記第2の図柄の内の
    いずれかを表示するものであることを特徴とするパチン
    コ機。
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