JPH10261140A - 自動取引システム装置 - Google Patents

自動取引システム装置

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JPH10261140A
JPH10261140A JP9067878A JP6787897A JPH10261140A JP H10261140 A JPH10261140 A JP H10261140A JP 9067878 A JP9067878 A JP 9067878A JP 6787897 A JP6787897 A JP 6787897A JP H10261140 A JPH10261140 A JP H10261140A
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JP9067878A
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Etsushi Ota
悦史 太田
Masahiro Akae
正弘 赤江
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理の対象ではない自動取引装置に対する不
当な処理を未然に防ぐことができる安全性および信頼性
にすぐれた自動取引システム装置を提供する。 【解決手段】 運用管理装置25の指示に基づき、各自
動取引装置1のうち任意の自動取引装置1における扉8
の錠9をそのATM1のキーロック部38によりロック
およびロック解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銀行窓口に代わ
り現金を預出金する銀行端末いわゆる自動取引装置(A
TM)を複数台備えた自動取引システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、不特定多数の利用者が使用する自
動機が発達している。たとえば、銀行窓口に代わり現金
を預出金する銀行端末いわゆる自動取引装置(ATM)
もその一つである。
【0003】この自動取引装置が店舗内の自動機コーナ
に複数台設置され、これら自動取引装置にLAN(ロー
カル・エリア・ネットワーク)を介して運用管理装置が
接続される。
【0004】運用管理装置は、各自動取引装置の運用た
とえば在高や稼働状態などを監視し、障害発生時の復旧
処理や内部資金不足時の現金補充処理の要求など、自動
取引装置に対する処理が必要な場合にそれを画面表示や
警告音などによって知らせる。この報知の対象は、自動
取引装置の有人稼働時は店舗内の係員であり、無人運用
時は契約している警備会社等の保守員である。
【0005】係員や保守員は、運用管理装置から処理の
要求があると、該当する自動取引装置に赴いて装置本体
の背面の扉(いわゆる後扉)を開き、必要な処理を行な
うことになる。通常、装置本体の扉には錠が付けられて
おり、その施錠および解錠のための鍵(暗証番号入力を
伴うオペカードを含む)を係員や保守員が携帯してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】扉を施錠および解錠す
るための鍵は、自動機コーナに設置された全ての自動取
引装置について共通となっている。このため、鍵を持っ
ていれば、全ての自動取引装置の扉を開けることがで
き、処理の対象ではない自動取引装置に対して不当に処
理を行なってしまう心配がある。
【0007】不慣れな係員や保守員にとっては、たとえ
運用管理装置から指定を受けていても、その指定がどの
自動取引装置であるのか戸惑うことがある。この発明は
上記の事情を考慮したもので、その目的とするところ
は、処理の対象ではない自動取引装置に対する不当な処
理を未然に防ぐことができる安全性および信頼性にすぐ
れた自動取引システム装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1)
の自動取引システム装置は、錠付の扉を有する複数台の
自動取引装置と、これら自動取引装置に設けられ、上記
錠のロックおよびロック解除を行なうキーロック手段
と、上記各自動取引装置の運用を管理するとともに、上
記各キーロック手段を制御する運用管理装置と、を備え
る。
【0009】この第1の発明では、自動取引装置の扉の
錠がキーロック手段によって適宜にロックおよびロック
解除される。第2の発明(請求項2)の自動取引システ
ム装置は、第1の発明において、各自動取引装置の扉が
装置本体の背面に設けられている。
【0010】第3の発明(請求項3)の自動取引システ
ム装置は、第1の発明において、各自動取引装置は、同
一の店舗内に設置されている。第4の発明(請求項4)
の自動取引システム装置は、第1の発明において、運用
管理装置は、店舗内に設置され、各自動取引装置にネッ
トワーク接続されている。
【0011】第5の発明(請求項5)の自動取引システ
ム装置は、第1の発明において、運用管理装置は、各自
動取引装置のいずれかに対する処理が必要になったと
き、その処理が必要な自動取引装置のキーロック手段に
対しロック解除を指示する。
【0012】第6の発明(請求項6)の自動取引システ
ム装置は、第5の発明において、各キーロック手段は、
運用管理装置からのロック解除の指示に応動し、施錠ま
たは解錠を鍵操作が適正な場合のみ許容する。
【0013】第7の発明(請求項7)の自動取引システ
ム装置は、第1の発明において、運用管理装置は、各自
動取引装置のいずれかに対する処理が必要になったと
き、その処理が必要な自動取引装置のキーロック手段に
対しロック解除を指示し、その後、自動取引装置に対す
る処理が終了して同自動取引装置の扉が閉められると、
同自動取引装置のキーロック手段に対しロックを指示す
る。
【0014】第8の発明(請求項8)の自動取引システ
ム装置は、第7の発明において、各キーロック手段は、
運用管理装置からのロック解除の指示に応動し、施錠ま
たは解錠を鍵操作が適正な場合のみ許容するとともに、
運用管理装置からのロックの指示に応動し、施錠または
解錠を禁止する。
【0015】第9の発明(請求項9)の自動取引システ
ム装置は、第5ないし第8の発明のいずれかにおいて、
さらに、各自動取引装置の扉に対し鍵操作がなされたと
き、その鍵操作がなされた自動取引装置のキーロック手
段にロック解除の指示が与えられていない場合、施錠ま
たは解錠が不可能な旨を報知する報知手段を備えてい
る。
【0016】第10の発明(請求項10)の自動取引シ
ステム装置は、第5ないし第8の発明のいずれかにおい
て、さらに、各自動取引装置の扉に対し鍵操作がなされ
たとき、その鍵操作が不適正であれば、施錠または解錠
が不可能な旨を報知する報知手段を備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図2において、1は自動取
引装置(ATM)の本体で、前面に、垂直部2aと水平
部2bからなるL字形の接客操作盤部2を備えている。
【0018】垂直部2aには、通帳挿入口3およびカー
ド挿入・レシート発行口4が配設される。水平2bに
は、入金口5および出金口6が設けられるとともに、表
示手段としてたとえばカラー液晶ディスプレイ10が設
けられる。
【0019】また、本体1の下部に利用者の接近を検知
するための人体センサ7が設けられる。さらに、本体1
の背面に扉(いわゆる後扉)8が開閉自在に設けられ
る。この扉8は、障害発生時の復旧処理や内部資金不足
時の現金補充処理などに際し、銀行支店の係員や警備会
社の保守員により人為的に開かれるもので、通常(非処
理時)は錠9が施錠された状態にある。錠9は、係員や
保守員が携帯している鍵(暗証番号入力を伴うオペカー
ドを含む)によって解錠することができる。
【0020】上記カラー液晶ディスプレイ10は、本体
1の自動取引処理に関する操作案内画面を表示する。操
作案内画面には、少なくとも、暗証番号や金額を入力す
るための複数の数字キーが含まれる。また、カラー液晶
ディスプレイ10の表示画面10a上には、後述のタッ
チパネルPが設けられる。
【0021】制御回路を図3に示す。装置全体を制御す
る主制御部20に、伝送制御部21、記憶部22、フロ
ッピィディスク装置23、リモートモニタ26が接続さ
れる。伝送制御部21は、LAN(ローカル・エリア・
ネットワーク)40を介して運用管理装置(パーソナル
コンピュータ)25に接続される。
【0022】記憶部22は、制御プログラムを記憶して
いる。フロッピィディスク装置23は、取引処理に関す
る各種情報を記憶する。リモートモニタ26は、保守員
に対する保守用データを表示する。なお、24は装置全
体の動作電圧を出力する電源部である。
【0023】運用管理装置25は、本体1の運用たとえ
ば在高や稼働状態などを監視し、本体1における障害発
生時の復旧処理や内部資金不足時の現金補充処理の要求
など、本体1に対する処理が必要な場合にそれを画面表
示や警告音などによって知らせるもので、たとえばパー
ソナルコンピュータが使用される。この報知の対象は、
本体1の有人稼働時は店舗内の係員であり、無人運用時
は契約している警備会社等の保守員である。
【0024】また、主制御部20に、カードリーダ・レ
シートプリンタユニット31、通帳プリンタユニット3
2、紙幣入出金ユニット33、硬貨入出金ユニット3
4、タッチパネル式入力装置35、音声案内ユニット3
6、内部モニタ37、およびキーロック部38が接続さ
れる。
【0025】カードリーダ・レシートプリンタユニット
31は、カード挿入・レシート発行口4に挿入される磁
気カードを受入れてその磁気カード上の磁気情報を読取
るとともに、取引内容に応じたレシートを発行し、それ
をカード挿入・レシート発行口4の外に送出する。
【0026】通帳プリンタユニット32は、通帳挿入口
3に挿入される通帳を受入れてその通帳上の磁気情報の
読取るとともに、取引内容を通帳に印字し、それを通帳
挿入口3の外に送出する。
【0027】紙幣入出金ユニット33および硬貨入出金
ユニット34は、入金口5および出金口6と対応する位
置へのセットおよびリセットが可能で、出金一時集積
部、入金一時集積部、装填庫、入金庫、金種別金庫、監
査部などを備える。
【0028】音声案内ユニット36は、利用者に対する
案内情報を音声出力する。内部モニタ37は、係員用に
設けられており、障害が発生したときにその障害の内容
を表示したり、障害の発生に伴う係員への注意事項など
を表示する。
【0029】キーロック部38は、扉8における錠9の
ロックおよびロック解除を行なうもので、運用管理装置
25からのロック解除の指示に応動し、錠9の施錠およ
び解錠を鍵操作が適正な場合のみ許容するとともに、そ
れ以外は錠9をロックしてその施錠および解錠を禁止す
る。
【0030】タッチパネル式入力装置35は、図4に示
すように、カラー液晶ディスプレイ10の表示画面10
a上に設けられるタッチパネルPを有し、さらに、CP
U11、キー表示ドライバ12、メモリ13、およびキ
ー入力部14を有する。
【0031】タッチパネルPは、表示画面10aを透過
する。キー表示ドライバ12は、CPU11からの指示
に応じた操作案内画面を表示画面10aで表示せしめ
る。メモリ13は、動作制御用のプログラムを記憶して
おり、さらに、入力データの一時記憶などを行う。
【0032】キー入力部14は、タッチパネルPに対す
る利用者のタッチ操作およびその位置を検知する。この
検知が入力情報として取込まれる。主制御部20は、主
要な機能手段として、タッチパネル式入力装置35で取
り込まれる入力データに応じて現金に関する各種自動取
引を実行する取引手段を備える。
【0033】このような構成の自動取引装置の本体(以
下、ATMと称する)1が、図1に示すように、同一の
店舗内に複数台設置される。店舗内には、さらに上記運
用管理装置25が設置されており、その運用管理装置2
5と各ATM1がLAN40で接続される。LAN40
には店舗の外の監視センタ50も接続され、監視センタ
50には警備会社60が通信線接続される。
【0034】つぎに、上記の構成の作用を説明する。各
ATM1で行なわれる取引、係員処理、障害などの各種
データがLAN40により運用管理装置25や監視セン
タ50に必要に応じて送られる。運用管理装置25は、
これらデータから各ATM1の在高状況や稼働状態を監
視する。
【0035】また、運用管理装置25は、各ATM1か
ら受信したデータの内容を解析して、各ATM1に対し
て人的な処理が必要かどうか判断する。例えば、各AT
M1のいずれかからの受信データが障害であった場合、
運用管理装置25では警告音を鳴らし、係員に対して復
旧処理を促す。このときの復旧処理の対象となるATM
1および運用管理装置25の作用を図5に示す。
【0036】すなわち、各ATM1のいずれかで障害が
発生すると(ステップ101 )、その障害の発生したAT
M1から運用管理装置25に障害発生を表わす障害電文
(データ)が送られる(ステップ102 )。
【0037】運用管理装置25では、ATM1からの電
文の内容が解析されてATM1の状態が確認され、確認
された状態に基づき、同ATM1に対して係員による復
旧処理が必要かどうか判定される(ステップ103 )。復
旧処理が必要であれば、警告音が発せられ、係員に対し
復旧処理の実行が促されるとともに、その復旧処理の内
容が画面表示され、かつ該当するATM1の扉8につい
てのキーロック解除が決定される(ステップ104 )。こ
の決定に基づき、該当するATM1に対し、後扉開“許
可”指示(つまりロック解除の指示)を含む電文(デー
タ)が送られる(ステップ105 )。
【0038】運用管理装置25からATM1に対し後扉
開“許可”指示が出される状況としては、障害発生のほ
かに、次の例がある。 (1)ATM1において現金の補充/回収処理が必要と
判断された場合 (2)ATM1において記録媒体等の補充/回収処理が
必要と判断された場合 (3)強制的に扉8を開けるための操作がなされた場合 ATM1では、電文の内容つまり後扉開“許可”指示が
解析され(ステップ106 )、その後扉開“許可”指示に
従いキーロック解除処理が実行される(ステップ107
)。すなわち、キーロック部38によるロックが解除
されて鍵操作(鍵棒の挿入およびオペカードの使用を含
む)による錠9の解錠が許容され、係員または保守員の
鍵操作(鍵棒の挿入およびオペカードの使用を含む)に
より扉8を開くことができる。
【0039】後扉開“許可”指示が送られないATM1
では、キーロック部38によるロックが保持されて、錠
9の解錠が禁止される。よって、係員または保守員によ
る鍵操作がなされても、扉8を開くことができない。
【0040】後扉開“許可”指示が送られたATM1に
おいて扉8が開かれると、その処理結果として後扉開処
理返答の電文(データ)がATM1から運用管理装置2
5に送られる(ステップ108 )。そして、係員または保
守員による復旧処理が完了し、扉8が閉じられ、かつ鍵
操作により錠9が施錠されると、その状態がキーロック
部38によりロックされる。
【0041】ATM1におけるキーロック解除処理の具
体例を図6のフローチャートに示している。扉開が許可
されたとき(ステップ201 のYES )、係員または保守員
による鍵操作(鍵棒の挿入およびオペカードの使用を含
む)が適正であれば(ステップ202のYES )、錠9の解
錠が許容される(ステップ203 )。これにより、扉8を
開くことができる。
【0042】ただし、鍵操作が適正でない場合、たとえ
ば、挿入されたキーやオペカードが正規のものでなかっ
たり、オペカードの使用に際して入力される暗証番号が
登録のものと違っている場合(ステップ202 のNO)、錠
9の解錠は許容されず、解錠が不可能な旨、つまり扉8
を開けることが不可能な旨の案内情報が音声として音声
案内ユニット36から発せられる(ステップ204 )。
【0043】この音声による報知の例として、「扉開閉
が許可されていません」「カードが違います」「暗証番
号が違います」「ロックが解除されていません」があ
る。また、係員や保守員がATM1を間違えて、正常に
可動しているATM1に対し鍵操作を行なってしまうこ
ともある。
【0044】このように、鍵操作がなされたATM1に
おいて扉開が許可されていない場合(ロック解除の指示
が与えられていない場合)には(ステップ201 のNO、20
5 のYES )、上記同様に、扉8を開けることが不可能な
旨が音声により報知される(ステップ204 )。
【0045】このように、人的な処理が必要なATM1
においてのみ扉8の解錠を許容することにより、たとえ
は係員や保守員が不慣れであっても、処理の対象ではな
いATM1に対する不当な処理を未然に防ぐことができ
る。したがって、十分な安全性および信頼性を確保する
ことができる。間違い操作がなくなるので、処理の作業
効率が向上するという利点もある。
【0046】なお、上記実施例では、処理が完了して扉
8が閉められた後の錠9に対するロックをキーロック部
38が自動的に行なう構成としたが、運用管理装置25
からの指示で行なう構成としてもよい。
【0047】この場合の処理の対象となるATM1およ
び運用管理装置25の作用を図7に示す。すなわち、各
ATM1のいずれかで人的な処理が必要になると、該当
するATM1に対し、運用管理装置25から扉開“許
可”指示(つまりロック解除の指示)が送られる(ステ
ップ301 )。
【0048】ATM1では、後扉開“許可”指示に従い
キーロック解除処理が実行されてキーロック部38によ
るロックが解除され、錠9の解錠が許容される(ステッ
プ302 )。これにより、係員または保守員は鍵操作によ
り錠9を解錠し、扉8を開くことができる。この処理結
果として後扉開処理返答がATM1から運用管理装置2
5に送られる(ステップ303 )。
【0049】そして、実際に扉8が開かれ、係員または
保守員による復旧処理が終了すると(ステップ304 )、
その後のATM1の状態(正常稼働に復帰)が運用管理
装置25に通知される(ステップ305 )。このとき、扉
8がまだ開いていれば、後扉情報“開”もいっしょに運
用管理装置25に通知される。そして、扉8が閉じられ
ると(ステップ306 )、後扉情報“閉”が運用管理装置
25に通知される(ステップ307 )。
【0050】この後扉情報“閉”に基づき、運用管理装
置25からATM1に対し、後扉開“禁止”指示(つま
りロックの指示)が送られる(ステップ308 )。ATM
1では、後扉開“禁止”指示に従いキーロック処理が実
行され、鍵操作による錠9の施錠がキーロック部38に
よりロックされる(ステップ309 )。以後は、鍵操作が
なされても、錠9は解錠されない。この処理結果として
後扉閉処理返答がATM1から運用管理装置25に送ら
れる(ステップ310 )。
【0051】ATM1におけるキーロック処理の具体例
を図8のフローチャートに示している。ATM1が復旧
処理の実行によって正常稼働に復帰していて(ステップ
401 の正常)、しかも扉8が閉じている場合(ステップ
402 の閉)、扉開“禁止”処理として錠9がロックされ
てその解錠が禁止される(ステップ403 )。
【0052】なお、ロック解除およびロックの仕方とし
ては、運用管理装置25でのキー操作により任意のAT
M1を指定して行なう構成を加えたり、あるいは、AT
M1の扉8における鍵操作と暗証番号入力によるマニュ
アル操作によって行なう構成を加えることにより、仮
に、運用管理装置25からATM1への“許可”電文の
送受信や、ATM1のキーロック部38の処理にエラー
が発生した場合でも、あるいは、運用管理装置25の判
断とは別に支店の行員や警備会社60の保守員が整備な
どの理由で扉8を開ける必要が生じた場合でも、扉8を
開けることが可能である。
【0053】このようにマニュアル操作で扉8を開ける
場合、運用管理装置25またはATM1の少なくとも一
方で、操作ログの記録を残しておくことが望ましい。扉
8を強制的に開けたことの記録が残るため、セキュリテ
ィ効果の向上につながる。
【0054】また、運用によっては、例えば、店舗に行
員がいる場合の有人運用時はロックを解除し、店舗に行
員がいない無人運用時はロックを行なう制御を運用管理
装置25に持たせるようにしてもよい。その他、この発
明は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変え
ない範囲で種々変形実施可能である。
【0055】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、自
動取引装置の扉の錠をキーロック手段によりロックおよ
びロック解除する構成としたので、処理の対象ではない
自動取引装置に対する不当な処理を未然に防ぐことがで
きる安全性および信頼性にすぐれた自動取引システム装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体的な構成を示す図。
【図2】一実施例における自動取引装置の外観斜視図。
【図3】一実施例における自動取引装置の制御回路のブ
ロック図。
【図4】一実施例におけるタッチ式入力装置の構成を示
す図。
【図5】一実施例におけるATMと運用管理装置の作用
を説明するための図。
【図6】一実施例におけるATMのキーロック解除処理
を説明するためのフローチャート。
【図7】一実施例の変形例におけるATMと運用管理装
置の作用を説明するための図。
【図8】一実施例の変形例におけるATMのキーロック
処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…自動取引装置(ATM)の本体 8…扉 9…錠 25…運用管理装置 40…LAN 50…監視センタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠付の扉を有する複数台の自動取引装置
    と、 これら自動取引装置に設けられ、前記錠のロックおよび
    ロック解除を行なうキーロック手段と、 前記各自動取引装置の運用を管理するとともに、前記各
    キーロック手段を制御する運用管理装置と、 を具備したことを特徴とする自動取引システム装置。
  2. 【請求項2】 前記各自動取引装置の扉は、装置本体の
    背面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    自動取引システム装置。
  3. 【請求項3】 前記各自動取引装置は、同一の店舗内に
    設置されていることを特徴とする請求項1記載の自動取
    引システム装置。
  4. 【請求項4】 前記運用管理装置は、店舗内に設置さ
    れ、前記各自動取引装置にネットワーク接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載の自動取引システム装
    置。
  5. 【請求項5】 前記運用管理装置は、前記各自動取引装
    置のいずれかに対する処理が必要になったとき、その処
    理が必要な自動取引装置のキーロック手段に対しロック
    解除を指示することを特徴とする請求項1記載の自動取
    引システム装置。
  6. 【請求項6】 前記各キーロック手段は、前記運用管理
    装置からのロック解除の指示に応動し、施錠または解錠
    を鍵操作が適正な場合のみ許容することを特徴とする請
    求項5記載の自動取引システム装置。
  7. 【請求項7】 前記運用管理装置は、前記各自動取引装
    置のいずれかに対する処理が必要になったとき、その処
    理が必要な自動取引装置のキーロック手段に対しロック
    解除を指示し、その後、自動取引装置に対する処理が終
    了して同自動取引装置の扉が閉められると、同自動取引
    装置のキーロック手段に対しロックを指示することを特
    徴とする請求項1記載の自動取引システム装置。
  8. 【請求項8】 前記各キーロック手段は、前記運用管理
    装置からのロック解除の指示に応動し、施錠または解錠
    を鍵操作が適正な場合のみ許容するとともに、前記運用
    管理装置からのロックの指示に応動し、施錠または解錠
    を禁止することを特徴とする請求項7記載の自動取引シ
    ステム装置。
  9. 【請求項9】 前記各自動取引装置の扉に対し鍵操作が
    なされたとき、その鍵操作がなされた自動取引装置のキ
    ーロック手段にロック解除の指示が与えられていない場
    合、施錠または解錠が不可能な旨を報知する報知手段、
    を具備したことを特徴とする請求項5ないし請求項8の
    いずれかに記載の自動取引システム装置。
  10. 【請求項10】 前記各自動取引装置の扉に対し鍵操作
    がなされたとき、その鍵操作が不適正であれば、施錠ま
    たは解錠が不可能な旨を報知する報知手段、を具備した
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれかに
    記載の自動取引システム装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101159984B1 (ko) 2010-06-30 2012-06-26 한국전자금융 주식회사 자동금전입출기를 위한 온라인 도어락 관리 시스템
JP2014106792A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Teraoka Seiko Co Ltd 紙幣処理装置

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