JPH1026069A - 点火装置 - Google Patents

点火装置

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JPH1026069A
JPH1026069A JP19531896A JP19531896A JPH1026069A JP H1026069 A JPH1026069 A JP H1026069A JP 19531896 A JP19531896 A JP 19531896A JP 19531896 A JP19531896 A JP 19531896A JP H1026069 A JPH1026069 A JP H1026069A
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JP
Japan
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signal
unit
igniter
self
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP19531896A
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English (en)
Inventor
Masakazu Tokui
正和 徳井
Masayuki Nishimura
雅之 西村
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Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】信号線を削減でき、且つ小型化が可能で安価な
点火装置を提供する。 【構成】点火コイルと、自己故障診断回路と、イグナイ
タ部と、当該イグナイタ部を駆動させるためのドライブ
回路と、前記イグナイタ部からの自己故障診断信号を処
理する回路を有したエンジン制御部と、当該エンジン制
御部からのイグナイタ駆動信号でイグナイタ部を作動さ
せ点火栓を点火動作させる点火装置において、前記自己
故障診断回路が点火コイルの1次コイルの状態を監視す
る2つの比較器と所定の値を有する定電圧電源とから構
成され、この自己故障診断回路からの出力に基づき自己
故障診断信号とイグナイタ駆動信号とを区別する比較器
を設け、前記自己故障診断信号とイグナイタ駆動信号と
が一つの信号線に重畳されて通信を行うことを特徴とす
る点火装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自己故障診断回路を有す
る自動車用点火装置において、特にイグナイタ部とエン
ジン制御部との間の信号通信手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車用の点火装置では、点火
装置上で不具合や故障等の異常が発生した場合に、自動
的に異常を検出するいわいる自己故障診断回路を採用し
たものが提案されている。このような自己故障診断回路
を点火コイルのイグナイタ部300に採用している点火装
置を図3に示す。
【0003】図3における点火装置は、点火コイル10を
有し、この点火コイル10の1次コイル側にはトランジス
タ40と、このトランジスタ40に点火信号を出力するドラ
イブ回路30と、点火装置の異常駆動を監視する自己故障
診断回路500とを備え、自己故障診断回路500等に必要な
電流を検出するために、被検出電流通路には抵抗90が直
列接続されている。以上のトランジスタ40とドライブ回
路30、自己故障診断回路500、抵抗90および12V電源入力
部50とがイグナイタ部300を形成している。また、前記
点火コイル10の2次コイル側には点火栓20が接続されて
いる。
【0004】上述したドライブ回路30と自己故障診断回
路500は、それぞれイグナイタ駆動信号線と自己故障診
断信号線といった2本の信号線を通してエンジン制御部
100に接続されている。このエンジン制御部100は、イグ
ナイタ部300に出力する点火信号等を作り出すトランジ
スタ140と、このトランジスタ140のスイッチングのタイ
ミングを作り出すVIGT入力部170と、前記自己故障診断
回路500からの信号を出力するVIGF出力部180とから構成
されている。またエンジン制御部100には、5V電源入力
部190と、これに接続される抵抗130と抵抗132も備えて
いる。
【0005】上記における各部分での出力波形を図4に
示し、この波形に基づき上記構成の動作を説明すると、
VIGT入力部170から5V(High信号)が出力されている間
は、トランジスタ140がショート状態となりドライブ回
路30が停止することでトランジスタ40が停止し、点火コ
イル10の1次コイルに電流が流れないので点火栓20にお
いては点火動作が行われない。
【0006】次にVIGT入力部170から0V(Low信号)が出
力されたときには、トランジスタ140がオープン状態と
なり、5V電源入力部190からの電源は抵抗132−イグナイ
タ駆動信号線−ドライブ回路30に流れる。すなわちトラ
ンジスタ140がオープンし、ドライブ回路30が動作する
ことでトランジスタ40も動作し、点火コイル10の1次コ
イルに電流が流れ出し点火栓20において点火動作が行わ
れる。このときのトランジスタ40のエミッタに流れる電
流を図4のIcとし、抵抗90にこのIcが流れる際に発生す
る電圧降下分の波形を図4のVXで示す。ここで自己故障
診断回路500内には2つの比較器(図示なし)があり、
ここで所定の電流範囲と、前記Icとの比較を行ってい
る。前記の「所定の電流範囲」とは、図4におけるIf1
とIf2とを指す。自己故障診断回路500は、If1−If2間の
み5V(High信号)出力を行い、他の部分は0V(Low信
号)出力を行っており、したがってVIGF出力部180には
図4のVIGFに示すような波形が出力される。以上のよう
にして形成されるVIGF波形を基に、点火コイル10および
イグナタ部300の内部回路の異常を検知している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の点火装置で
は、エンジン制御部100とイグナイタ部300との間の通信
は、イグナイタ部300を駆動させる信号と、点火装置に
異常がないかを判断する信号との2通りの信号通信を行
わなければならないが、それぞれの信号は共に0Vと5Vの
2種類の信号の組み合わせで動作するために、1つの信
号線に双方の信号を重畳させて通信することが不可能で
ある。したがって、従来の自己故障診断装置を備え、エ
ンジン1気筒に対し1つの点火コイルと1つのイグナイ
タ部を有する点火装置では、信号線の数は少なくとも気
筒数の2倍以上必要となり、例えば4気筒であれば8本
の信号線、6気筒であれば12本の信号線(コード)が
必要となる。このように信号線が増加すると、エンジン
ルーム内での配線配置が困難になり、また、エンジン駆
動時や整備中において他の部品に挟み(噛み)込まれコ
ードに破損が生じるといったことがある。特に近年の自
動車のエンジンルームではデザインの都合等により内容
積が少なく、部品点数の削減が望まれている。
【0008】また信号線が多いことから信号線の終端で
あるイグナイタ部300あるいはコネクタ等の電極数が多
くなり、ユニットの小型化が拒まれる原因にもなってい
る。
【0009】本発明は上記課題に鑑み、信号線を削減で
き、且つ小型化が可能で安価な点火装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、点火コイルと、自己故障診断回路と、イ
グナイタ部と、当該イグナイタ部を駆動させるためのド
ライブ回路と、前記イグナイタ部からの自己故障診断信
号を処理する回路を有したエンジン制御部と、当該エン
ジン制御部からのイグナイタ駆動信号でイグナイタ部を
作動させ点火栓を点火動作させる点火装置において、前
記自己故障診断回路が点火コイルの1次コイルの状態を
監視する2つの比較器と所定の値を有する定電圧電源と
から構成され、この自己故障診断回路からの出力に基づ
き自己故障診断信号とイグナイタ駆動信号とを区別する
比較器を設け、前記自己故障診断信号とイグナイタ駆動
信号とが一つの信号線に重畳されて通信を行うことを特
徴とする点火装置とする。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1を基に説明する。図1
における点火装置は、点火コイル10を有し、この1次コ
イル側にはトランジスタ40と、このトランジスタ40に点
火信号を出力するドライブ回路30と、点火装置の異常駆
動を監視する自己故障診断回路200と電流検知用の抵抗9
0とによりイグナイタ部300を形成している。また、前記
点火コイル10の2次コイル側には点火栓20が接続され、
これらの電源は+12V電源部50から供給されている。次
に自己故障診断回路200は、点火コイル10の1次コイル
の状態を2つの比較器230と240とのそれぞれに入力し、
また、これらの比較器230、240には個別に所定の値を有
する定電圧電源が設けてあり、これらそれぞれの比較器
の出力がダイオード210を介してドライブ回路30と後述
のエンジン制御部100と+12V電源部50(バツテリ電源)
とに接続されている。
【0012】上記イグナイタ部300は、イグナイタ駆動
信号線と自己故障診断信号線とを一本にした信号線を通
してエンジン制御部100に接続されている。このエンジ
ン制御部100は、イグナイタ部300に出力する点火信号等
をつくるトランジスタ140と、このトランジスタ140のス
イッチングのタイミングをつくるVIGT入力部170と、イ
グナイタ部300からの信号と5V電源部190からの情報とを
比較する比較器120と、この比較器120の情報を出力する
VIGF出力部180とから構成されている。
【0013】上記構成の動作および作用を図2を参考に
しながら説明する。図2には図1の各部分における出力
波形を示している。VIGT入力部170から5V(High信号)
が出力されている間は、トランジスタ140がショート状
態となりドライブ回路30が停止することでトランジスタ
40停止し、点火コイル10の1次コイルに電流が流れない
ので点火栓20においては点火動作が行われない。これに
より、自己故障診断回路200内のVo部分、およびVIGF出
力部180からは0V(Low信号)が出力される。
【0014】次にVIGT入力部170から0V(Low信号)が出
力されたときには、トランジスタ140がオープン状態と
なり、5V電源入力部190からの電源は抵抗136−信号線−
ドライブ回路30に流れる。すなわちトランジスタ140が
オープンし、ドライブ回路30が動作することでトランジ
スタ40も動作し、点火コイル10の1次コイルに電流が流
れ出し点火栓20において点火動作が行われる。このとき
のトランジスタ40のエミッタに流れる電流を図2のIcと
し、抵抗90にこのIcが流れる際に発生する電圧降下分の
波形を図2のVXで示す。ここで自己故障診断回路500内
の2つの比較器230と240とが基準電源により所定の電流
範囲If1とIf2とをつくり、前記Icとの比較を行ってい
る。具体的にはIcが0Vから上昇を始めたときに比較器23
0と240の作用により、Vo部分には5V信号が出力される。
さらに比較器230と240との作用でIcがIf1からIf2間に突
入した場合には、+12V電源50と抵抗136、220の作用によ
りVo部分には6V程度の信号波形が出力されることにな
る。よってこれら5Vと6Vの信号波形を比較器120で比較
することでVIGF出力部180からは図2のVIGF波形が発生
し、この5V(High)と0V(Low)とが形成する信号波形
により、点火コイル10およびイグナタ部300の内部回路
の異常を検知している。
【0015】
【発明の効果】上記構成により、イグナイタ部300とエ
ンジン制御部100との間を結ぶ信号線は1本で済むた
め、1気筒に1つの点火コイルとイグナイタを備える点
火装置においては例えば4気筒エンジンであれば4本、
6気筒エンジンであれば6本の信号線で済み、従来と比
較して半分の信号線の数で済む。これによりコストの低
減は勿論のこと、エンジンルーム内での信号線コードの
配置、配線が容易となり、噛み込み等の危険が低減で
き、また、信号線の削減にあたり、その終端である電極
数も必然と削減でき、イグナイタ部300の形状が出力端
子の数からなる制約を受けなくなり、設計の自由度が増
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例とする点火装置の回路図を示す
【図2】図1の各部分における信号波形図を示す
【図3】従来の点火装置の回路図を示す
【図4】図3の各部分における信号波形図を示す
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 点火コイル 20 点火栓 30 ドライブ回路 40 トランジスタ 100 エンジン制御部 200 自己故障診断回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火コイルと、自己故障診断回路と、イ
    グナイタ部と、当該イグナイタ部を駆動させるためのド
    ライブ回路と、前記イグナイタ部からの自己故障診断信
    号を処理する回路を有したエンジン制御部と、当該エン
    ジン制御部からのイグナイタ駆動信号でイグナイタ部を
    作動させ点火栓を点火動作させる点火装置において、前
    記自己故障診断信号とイグナイタ駆動信号とが一つの信
    号線に重畳されて通信を行うことを特徴とする点火装
    置。
  2. 【請求項2】 自己故障診断回路が少なくとも2つの比
    較器と基準電源とからなり、エンジン制御部内には自己
    故障診断信号とイグナイタ駆動信号とを区別するための
    比較器を有していることを特徴とする請求項1記載の点
    火装置。
  3. 【請求項3】点火コイルと、自己故障診断回路と、イグ
    ナイタ部と、当該イグナイタ部を駆動させるためのドラ
    イブ回路と、前記イグナイタ部からの自己故障診断信号
    を処理する回路を有したエンジン制御部と、当該エンジ
    ン制御部からのイグナイタ駆動信号でイグナイタ部を作
    動させ点火栓を点火動作させる点火装置において、前記
    自己故障診断回路が点火コイルの1次コイルの状態を監
    視する2つの比較器と所定の値を有する定電圧電源とか
    ら構成され、この自己故障診断回路からの出力に基づき
    自己故障診断信号とイグナイタ駆動信号とを区別する比
    較器を設けたことを特徴とする請求項1記載の点火装
    置。
JP19531896A 1996-07-05 1996-07-05 点火装置 Pending JPH1026069A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002099273A1 (de) * 2001-06-06 2002-12-12 Siemens Aktiengesellschaft Zündanlage für eine brennkraftmaschine
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CN107100777A (zh) * 2016-02-19 2017-08-29 福特环球技术公司 用于检测发动机爆震和失火的系统和方法

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