JPH10258677A - オートレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具 - Google Patents
オートレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具Info
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- JPH10258677A JPH10258677A JP9068410A JP6841097A JPH10258677A JP H10258677 A JPH10258677 A JP H10258677A JP 9068410 A JP9068410 A JP 9068410A JP 6841097 A JP6841097 A JP 6841097A JP H10258677 A JPH10258677 A JP H10258677A
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- adjusting device
- axis adjusting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高効率高精度の光軸調整。部品点数の軽減。
【解決手段】 モータMの回転力がピニオン7を介して
噛合歯132及び可動リフレクタ13に伝達され、可動
リフレクタ13がブラケット7及びランプハウジング1
0に対して水平軸部材71回りに上下方向に回動する。
モータMの回転運動がピニオン72の回転運動を介して
噛合歯132及び可動リフレクタ13に伝達されるの
で、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うことができ、
また可動リフレクタ13の回転運動に伴ってピニオン7
2が変位することがないので、ピニオン72の変位を吸
収するための別部材が不要である。
噛合歯132及び可動リフレクタ13に伝達され、可動
リフレクタ13がブラケット7及びランプハウジング1
0に対して水平軸部材71回りに上下方向に回動する。
モータMの回転運動がピニオン72の回転運動を介して
噛合歯132及び可動リフレクタ13に伝達されるの
で、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うことができ、
また可動リフレクタ13の回転運動に伴ってピニオン7
2が変位することがないので、ピニオン72の変位を吸
収するための別部材が不要である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のヘ
ッドランプ(前照灯)やフォグランプ(補助前照灯)等
の車両用灯具であって、オートレベラーのモータドライ
ブにより被調整体の光軸が上下方向に調整され、また光
軸調整装置の手動操作により被調整体の光軸が上下方向
にまた左右方向に調整されるオートレベラーと光軸調整
装置が装備された車両用灯具に係り、特にモータドライ
ブによる光軸調整において、効率良くかつ精度良く光軸
調整を行うことができ、また被調整体の回動(回転運
動)に伴う動力伝達手段の変位を吸収するための別部材
が不要であるオートレベラーと光軸調整装置が装備され
た車両用灯具に関するものである。
ッドランプ(前照灯)やフォグランプ(補助前照灯)等
の車両用灯具であって、オートレベラーのモータドライ
ブにより被調整体の光軸が上下方向に調整され、また光
軸調整装置の手動操作により被調整体の光軸が上下方向
にまた左右方向に調整されるオートレベラーと光軸調整
装置が装備された車両用灯具に係り、特にモータドライ
ブによる光軸調整において、効率良くかつ精度良く光軸
調整を行うことができ、また被調整体の回動(回転運
動)に伴う動力伝達手段の変位を吸収するための別部材
が不要であるオートレベラーと光軸調整装置が装備され
た車両用灯具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のオートレベラーと光軸調整
装置が装備された車両用灯具を、図7乃至図10を参照
して説明する。この例は、リフレクタ可動タイプの自動
車用前照灯について説明する。図7及び図8において、
1はオートレベラーと光軸調整装置が装備されたリフレ
クタ可動タイプの自動車用前照灯である。この自動車用
前照灯1は、取付体としてのランプハウジング10の前
面開口部に前面レンズ11が配設されていて、その前面
レンズ11及びランプハウジング10により灯室12が
画成形成されている。この灯室12内には被調整体とし
ての可動リフレクタ13が配設されており、その可動リ
フレクタ13は前記ランプハウジング10に、ピボット
軸受機構14及び上下方向用の光軸調整装置(オートレ
ベラーのモータドライブ機構103が装備されている)
15及び左右方向用の光軸調整装置16により上下方向
にまた左右方向にそれぞれ回動可能に取り付けられてい
る。
装置が装備された車両用灯具を、図7乃至図10を参照
して説明する。この例は、リフレクタ可動タイプの自動
車用前照灯について説明する。図7及び図8において、
1はオートレベラーと光軸調整装置が装備されたリフレ
クタ可動タイプの自動車用前照灯である。この自動車用
前照灯1は、取付体としてのランプハウジング10の前
面開口部に前面レンズ11が配設されていて、その前面
レンズ11及びランプハウジング10により灯室12が
画成形成されている。この灯室12内には被調整体とし
ての可動リフレクタ13が配設されており、その可動リ
フレクタ13は前記ランプハウジング10に、ピボット
軸受機構14及び上下方向用の光軸調整装置(オートレ
ベラーのモータドライブ機構103が装備されている)
15及び左右方向用の光軸調整装置16により上下方向
にまた左右方向にそれぞれ回動可能に取り付けられてい
る。
【0003】上述のピボット機構14及び上下方向用の
光軸調整装置15及び左右方向用の光軸調整装置16の
配置は、例えば図7に示すように、自動車用前照灯1の
正面から見て、ピボット機構14は右上に、また上下方
向用の光軸調整装置15は右下に、さらに左右方向用の
光軸調整装置16は左上に、それぞれ配置されている。
なお、上述のピボット機構14及び上下方向用の光軸調
整装置15及び左右方向用の光軸調整装置16の配置
は、上述の図7の例示以外に、ピボット機構14は左上
に、また上下方向用の光軸調整装置15は左下に、さら
に左右方向用の光軸調整装置16は右上に、それぞれ配
置されている場合、ピボット機構14は右下に、また上
下方向用の光軸調整装置15は右上に、さらに左右方向
用の光軸調整装置16は左下に、それぞれ配置されてい
る場合、ピボット機構14は左下に、また上下方向用の
光軸調整装置15は左上に、さらに左右方向用の光軸調
整装置16は右下に、それぞれ配置されている場合等々
がある。
光軸調整装置15及び左右方向用の光軸調整装置16の
配置は、例えば図7に示すように、自動車用前照灯1の
正面から見て、ピボット機構14は右上に、また上下方
向用の光軸調整装置15は右下に、さらに左右方向用の
光軸調整装置16は左上に、それぞれ配置されている。
なお、上述のピボット機構14及び上下方向用の光軸調
整装置15及び左右方向用の光軸調整装置16の配置
は、上述の図7の例示以外に、ピボット機構14は左上
に、また上下方向用の光軸調整装置15は左下に、さら
に左右方向用の光軸調整装置16は右上に、それぞれ配
置されている場合、ピボット機構14は右下に、また上
下方向用の光軸調整装置15は右上に、さらに左右方向
用の光軸調整装置16は左下に、それぞれ配置されてい
る場合、ピボット機構14は左下に、また上下方向用の
光軸調整装置15は左上に、さらに左右方向用の光軸調
整装置16は右下に、それぞれ配置されている場合等々
がある。
【0004】前記可動リフレクタ13には光源バルブ1
7が着脱可能に装備されており、かつその可動リフレク
タ13の前面側には光源バルブ17からの光を前方、す
なわち前記前面レンズ11側に反射させる反射面18が
設けられている。
7が着脱可能に装備されており、かつその可動リフレク
タ13の前面側には光源バルブ17からの光を前方、す
なわち前記前面レンズ11側に反射させる反射面18が
設けられている。
【0005】前記左右方向用の光軸調整装置16は、図
示していないが、ランプハウジング10に軸回りに回転
可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられたアジャ
ストスクリュウと、可動リフレクタ13に(スクリュウ
マウンティングの軸回りに回転不可能にかつスクリュウ
マウンティングの軸方向に移動不可能に)装着されてお
り、かつアジャストスクリュウがねじ込まれているスク
リュウマウンティングとから構成されている。
示していないが、ランプハウジング10に軸回りに回転
可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられたアジャ
ストスクリュウと、可動リフレクタ13に(スクリュウ
マウンティングの軸回りに回転不可能にかつスクリュウ
マウンティングの軸方向に移動不可能に)装着されてお
り、かつアジャストスクリュウがねじ込まれているスク
リュウマウンティングとから構成されている。
【0006】前記上下方向用の光軸調整装置15にはオ
ートレベラーのモータドライブ機構103が装備されて
いる。このモータドライブ機構103は、図9に示すよ
うに、ケース105と、そのケース105内に内蔵され
たモータ(図示せず)と、そのモータの回転軸に取り付
けられたウォーム(図示せず)と、前記ケース105内
に回転可能に支持され、かつ前記ウォームに噛み合うウ
ォームホイール106とから構成されている。前記ウォ
ームホイール106の中心にはねじ孔107が設けられ
ており、そのねじ孔107には後述する進退部材2のね
じ軸部22がねじ込まれており、その進退部材2が進退
可能に支持されている。このウォームホイール106が
回転すると、進退部材2が進退するものである。なお、
図中108は前記ウォームホイール106と同軸の出力
ギヤであって、この出力ギヤ1084はセンサーギヤ
(図示せず)に噛み合い、そのセンサーギヤを介してセ
ンサー機構(図示せず)と接続されている。このセンサ
ー機構は、前記センサーギヤの回転を介して前記可動リ
フレクタ13の傾動角度を検出するものである。
ートレベラーのモータドライブ機構103が装備されて
いる。このモータドライブ機構103は、図9に示すよ
うに、ケース105と、そのケース105内に内蔵され
たモータ(図示せず)と、そのモータの回転軸に取り付
けられたウォーム(図示せず)と、前記ケース105内
に回転可能に支持され、かつ前記ウォームに噛み合うウ
ォームホイール106とから構成されている。前記ウォ
ームホイール106の中心にはねじ孔107が設けられ
ており、そのねじ孔107には後述する進退部材2のね
じ軸部22がねじ込まれており、その進退部材2が進退
可能に支持されている。このウォームホイール106が
回転すると、進退部材2が進退するものである。なお、
図中108は前記ウォームホイール106と同軸の出力
ギヤであって、この出力ギヤ1084はセンサーギヤ
(図示せず)に噛み合い、そのセンサーギヤを介してセ
ンサー機構(図示せず)と接続されている。このセンサ
ー機構は、前記センサーギヤの回転を介して前記可動リ
フレクタ13の傾動角度を検出するものである。
【0007】また、前記可動リフレクタ13の背面の右
下には取付部330が一体に設けられており、その取付
部330には球凹面331を有する受部332が取り付
けられている。一方、ランプハウジング10の外側の右
下には取付ボス部100及び筒部101が一体に設けら
れている。その筒部101のランプハウジング10側の
端部の中心には例えば円形の挿通孔102が設けられて
いる。この挿通孔102の内径は、後述する進退部材2
の球部20の外形とほぼ等しいか若干大となす。このラ
ンプハウジング10の外側の取付ボス部100には上述
の上下方向用の光軸調整装置15のモータドライブ機構
103がスクリュウ等104で取り付けられている。
下には取付部330が一体に設けられており、その取付
部330には球凹面331を有する受部332が取り付
けられている。一方、ランプハウジング10の外側の右
下には取付ボス部100及び筒部101が一体に設けら
れている。その筒部101のランプハウジング10側の
端部の中心には例えば円形の挿通孔102が設けられて
いる。この挿通孔102の内径は、後述する進退部材2
の球部20の外形とほぼ等しいか若干大となす。このラ
ンプハウジング10の外側の取付ボス部100には上述
の上下方向用の光軸調整装置15のモータドライブ機構
103がスクリュウ等104で取り付けられている。
【0008】図8及び図9において、2は進退部材であ
る。この進退部材2は、例えば円柱形状をなし、一端側
の球部20と、他端側の小判形状の係合軸部21と、中
間のねじ軸部22とからなる。この進退部材2の球部2
0が前記受部332の球凹面131に回動可能に取り付
ける。この進退部材2のねじ軸部22が前記モータドラ
イブ機構103に進退可能にかつ回転可能に支持されて
いる。すなわち、この進退部材2は、前記ランプハウジ
ング10に後述する回転操作部材3の回転軸方向O−O
に進退可能に配置されることとなる。
る。この進退部材2は、例えば円柱形状をなし、一端側
の球部20と、他端側の小判形状の係合軸部21と、中
間のねじ軸部22とからなる。この進退部材2の球部2
0が前記受部332の球凹面131に回動可能に取り付
ける。この進退部材2のねじ軸部22が前記モータドラ
イブ機構103に進退可能にかつ回転可能に支持されて
いる。すなわち、この進退部材2は、前記ランプハウジ
ング10に後述する回転操作部材3の回転軸方向O−O
に進退可能に配置されることとなる。
【0009】図8及び図9において、3は回転操作部材
である。この回転操作部材3は、2つの部品を例えばス
プライン結合等により一体になした例えば円柱形状をな
す。この回転操作部材3の両端側の外周面に例えば円形
の鍔部30が一体に突設されている。この回転操作部材
3の一端面から他端部の途中までには非円形例えば長方
形の係合穴31が設けられている。この回転操作部材3
の他端には回転操作部材3の回転軸方向O−Oであって
灯具の後方から前記回転操作部材3を回転操作するため
の六角頭部32が一体に設けられている。前記回転操作
部材3の係合穴31中には前記進退部材2の他端の係合
軸部21が係合されており、前記進退部材2と前記回転
操作部材3とが相互に回転不可能にかつ相互に前記進退
部材2の進退方向(前記回転操作部材3の回転軸方向O
−O)に移動可能に支持されており、その回転操作部材
3が前記ランプハウジング10に後述するカバー4によ
り前記モータドライブ機構103を介して回転可能にか
つ前記進退部材2の進退方向(前記回転操作部材3の回
転軸方向O−O)に移動不可能に配置されている。
である。この回転操作部材3は、2つの部品を例えばス
プライン結合等により一体になした例えば円柱形状をな
す。この回転操作部材3の両端側の外周面に例えば円形
の鍔部30が一体に突設されている。この回転操作部材
3の一端面から他端部の途中までには非円形例えば長方
形の係合穴31が設けられている。この回転操作部材3
の他端には回転操作部材3の回転軸方向O−Oであって
灯具の後方から前記回転操作部材3を回転操作するため
の六角頭部32が一体に設けられている。前記回転操作
部材3の係合穴31中には前記進退部材2の他端の係合
軸部21が係合されており、前記進退部材2と前記回転
操作部材3とが相互に回転不可能にかつ相互に前記進退
部材2の進退方向(前記回転操作部材3の回転軸方向O
−O)に移動可能に支持されており、その回転操作部材
3が前記ランプハウジング10に後述するカバー4によ
り前記モータドライブ機構103を介して回転可能にか
つ前記進退部材2の進退方向(前記回転操作部材3の回
転軸方向O−O)に移動不可能に配置されている。
【0010】図8及び図9において、4はカバーであ
る。このカバー4は、円柱部40の中心に円形の透孔4
5が設けられている。このカバー4の円柱部40が前記
回転操作部材3の鍔部30間に水密に外嵌されていると
共に、このカバー4の円柱部40の一端側が前記モータ
ドライブ機構103にOリング等を介して水密に外嵌さ
れかつ取り付けられている。なお、図において、Z−Z
は光軸である。
る。このカバー4は、円柱部40の中心に円形の透孔4
5が設けられている。このカバー4の円柱部40が前記
回転操作部材3の鍔部30間に水密に外嵌されていると
共に、このカバー4の円柱部40の一端側が前記モータ
ドライブ機構103にOリング等を介して水密に外嵌さ
れかつ取り付けられている。なお、図において、Z−Z
は光軸である。
【0011】この従来のオートレベラーと光軸調整装置
が装備された車両用灯具は、以上の如き構成からなり、
以下その操作作動について説明する。まず、上下方向用
の光軸調整装置15のモータドライブ機構103のモー
タを駆動すると、ウォームを介してウォームホイール1
06が回転し、そのウォームホイール106の回転力が
進退部材2に伝達されるが、このとき回転操作部材3の
回転トルクがウォームホイール106の回転トルクより
大であるからその回転操作部材3は回転しないので、前
記進退部材2が回転操作部材3に対して回転せずに進退
する。この結果、可動リフレクタ13(光源バルブ17
も含む)が、オートレベラーのモータドライブにより、
ランプハウジング10に対して左右方向用の光軸調整装
置16とピボット機構14とを結ぶ水平軸H−H回りに
上下方向に回動して光軸が調整される。
が装備された車両用灯具は、以上の如き構成からなり、
以下その操作作動について説明する。まず、上下方向用
の光軸調整装置15のモータドライブ機構103のモー
タを駆動すると、ウォームを介してウォームホイール1
06が回転し、そのウォームホイール106の回転力が
進退部材2に伝達されるが、このとき回転操作部材3の
回転トルクがウォームホイール106の回転トルクより
大であるからその回転操作部材3は回転しないので、前
記進退部材2が回転操作部材3に対して回転せずに進退
する。この結果、可動リフレクタ13(光源バルブ17
も含む)が、オートレベラーのモータドライブにより、
ランプハウジング10に対して左右方向用の光軸調整装
置16とピボット機構14とを結ぶ水平軸H−H回りに
上下方向に回動して光軸が調整される。
【0012】また、上下方向用の光軸調整装置15の回
転操作部材3を手動で回転させる。すると、その回転操
作部材3の回転力が係合溝31及び係合軸部21を介し
て進退部材2に伝達され、このときウォームホイール1
06はウォームやモータ等のロック作用で回転しないの
で、前記進退部材2がウォームホイール106に対して
回転しながら進退する。この結果、可動リフレクタ13
(光源バルブ17も含む)が、上下方向用の光軸調整装
置15の手動操作により、ランプハウジング10に対し
て左右方向用の光軸調整装置16とピボット機構14と
を結ぶ水平軸H−H回りに上下方向に回動して光軸が調
整される。
転操作部材3を手動で回転させる。すると、その回転操
作部材3の回転力が係合溝31及び係合軸部21を介し
て進退部材2に伝達され、このときウォームホイール1
06はウォームやモータ等のロック作用で回転しないの
で、前記進退部材2がウォームホイール106に対して
回転しながら進退する。この結果、可動リフレクタ13
(光源バルブ17も含む)が、上下方向用の光軸調整装
置15の手動操作により、ランプハウジング10に対し
て左右方向用の光軸調整装置16とピボット機構14と
を結ぶ水平軸H−H回りに上下方向に回動して光軸が調
整される。
【0013】さらに、左右方向用の光軸調整装置16の
アジャストスクリュウを手動で回転させると、スクリュ
ウマウンティングがねじ送り作用でアジャストスクリュ
ウの軸方向に進退する。この結果、可動リフレクタ13
(光源バルブ17も含む)が、左右方向用の光軸調整装
置16の手動操作により、ランプハウジング10に対し
て上下方向用の光軸調整装置15とピボット機構14と
を結ぶ垂直軸V−V回りに上下方向に回動して光軸が調
整される。
アジャストスクリュウを手動で回転させると、スクリュ
ウマウンティングがねじ送り作用でアジャストスクリュ
ウの軸方向に進退する。この結果、可動リフレクタ13
(光源バルブ17も含む)が、左右方向用の光軸調整装
置16の手動操作により、ランプハウジング10に対し
て上下方向用の光軸調整装置15とピボット機構14と
を結ぶ垂直軸V−V回りに上下方向に回動して光軸が調
整される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のオートレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯
具は、オートレベラーのモータドライブによる光軸調整
において、モータの回転運動を進退部材2の進退運動に
変換し、かつその進退部材2の進退運動を可動リフレク
タ13の回転運動に変換する必要があるので、効率上か
つ精度上問題がある。
のオートレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯
具は、オートレベラーのモータドライブによる光軸調整
において、モータの回転運動を進退部材2の進退運動に
変換し、かつその進退部材2の進退運動を可動リフレク
タ13の回転運動に変換する必要があるので、効率上か
つ精度上問題がある。
【0015】また、上述の従来のオートレベラーと光軸
調整装置が装備された車両用灯具は、図10に示すよう
に、モータドライブ機構103の進退部材2の進退方向
が回転軸方向O−Oの直線上にあり、一方、可動リフレ
クタ13のモータドライブによる上下方向の回動方向が
水平軸H−Hを中心とする円弧上にある。このために、
進退部材2の回転軸方向O−Oの直線上の進退運動と、
可動リフレクタ13の水平軸H−Hを中心とする円弧上
の回転運動に伴って、進退部材2と可動リフレクタ13
との連結部分である球部20及び受部332が距離T分
変位する。この変位を吸収するための部材を必要とす
る。
調整装置が装備された車両用灯具は、図10に示すよう
に、モータドライブ機構103の進退部材2の進退方向
が回転軸方向O−Oの直線上にあり、一方、可動リフレ
クタ13のモータドライブによる上下方向の回動方向が
水平軸H−Hを中心とする円弧上にある。このために、
進退部材2の回転軸方向O−Oの直線上の進退運動と、
可動リフレクタ13の水平軸H−Hを中心とする円弧上
の回転運動に伴って、進退部材2と可動リフレクタ13
との連結部分である球部20及び受部332が距離T分
変位する。この変位を吸収するための部材を必要とす
る。
【0016】本発明は、モータドライブによる光軸調整
において、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うことが
でき、また被調整体の回動(回転運動)に伴う動力伝達
手段の変位を吸収するための別部材が不要であるオート
レベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具を提供
することを目的とする。
において、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うことが
でき、また被調整体の回動(回転運動)に伴う動力伝達
手段の変位を吸収するための別部材が不要であるオート
レベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のオートレベラー
と光軸調整装置が装備された車両用灯具は、上記の目的
を達成するために、被調整体がブラケットに水平軸部材
を介して上下方向に回動可能に取り付けられており、こ
のブラケットが取付体にピボット機構及び光軸調整装置
を介して上下方向及び左右方向に回動可能に取り付けら
れており、前記水平軸部材を中心とする歯車の一部から
構成された噛合歯が前記被調整体に固定されており、前
記ブラケットにはオートレベラーのモータが固定されて
おり、前記モータと前記噛合歯との間には動力伝達手段
が設けられている。
と光軸調整装置が装備された車両用灯具は、上記の目的
を達成するために、被調整体がブラケットに水平軸部材
を介して上下方向に回動可能に取り付けられており、こ
のブラケットが取付体にピボット機構及び光軸調整装置
を介して上下方向及び左右方向に回動可能に取り付けら
れており、前記水平軸部材を中心とする歯車の一部から
構成された噛合歯が前記被調整体に固定されており、前
記ブラケットにはオートレベラーのモータが固定されて
おり、前記モータと前記噛合歯との間には動力伝達手段
が設けられている。
【0018】この結果、本発明のオートレベラーと光軸
調整装置が装備された車両用灯具は、光軸調整装置を手
動操作することにより、被調整体及びブラケットが取付
体に対して上下方向にまた左右方向に回動して光軸が調
整される。一方、オートレベラーのモータを駆動するこ
とにより、そのモータの回転力が動力伝達手段を介して
噛合歯に伝達され、その噛合歯と一体の被調整体がブラ
ケット及び取付体に対して水平軸部材回りに上下方向に
回動する。
調整装置が装備された車両用灯具は、光軸調整装置を手
動操作することにより、被調整体及びブラケットが取付
体に対して上下方向にまた左右方向に回動して光軸が調
整される。一方、オートレベラーのモータを駆動するこ
とにより、そのモータの回転力が動力伝達手段を介して
噛合歯に伝達され、その噛合歯と一体の被調整体がブラ
ケット及び取付体に対して水平軸部材回りに上下方向に
回動する。
【0019】このように、モータの回転運動が動力伝達
手段の回転運動を介して噛合歯及び被調整体に伝達され
るので、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うことがで
きる。また、モータの回転運動が動力伝達手段の回転運
動を介して噛合歯及び被調整体の回転運動として伝達さ
れるので、被調整体の回動(回転運動)に伴って動力伝
達手段が変位することがなく、この動力伝達手段の変位
を吸収するための別部材が不要である。
手段の回転運動を介して噛合歯及び被調整体に伝達され
るので、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うことがで
きる。また、モータの回転運動が動力伝達手段の回転運
動を介して噛合歯及び被調整体の回転運動として伝達さ
れるので、被調整体の回動(回転運動)に伴って動力伝
達手段が変位することがなく、この動力伝達手段の変位
を吸収するための別部材が不要である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオートレベラーと
光軸調整装置が装備された車両用灯具の一実施の形態を
図1乃至図6を参照して説明する。この例はリフレクタ
可動タイプの自動車用前照灯について説明する。図中、
図7乃至図10と同符号は同一のものを示す。
光軸調整装置が装備された車両用灯具の一実施の形態を
図1乃至図6を参照して説明する。この例はリフレクタ
可動タイプの自動車用前照灯について説明する。図中、
図7乃至図10と同符号は同一のものを示す。
【0021】図において、7はブラケットである。この
ブラケット7は、正面から見てほぼロ字形状をなし、前
面側が開口し、かつ後面側が閉塞した中空状の箱体形状
をなす。このブラケット7の後面中央には円形の透孔
(光源バルブ17の入れ出し用の透孔)70が設けられ
ている。このブラケット7には可動リフレクタ13がが
水平軸部材71を介して上下方向に回動可能に取り付け
られている。すなわち、可動リフレクタ13の後側の上
部左右にアーム130の一端が固定されており、このア
ーム130の他端が上述のブラケット7の上部中央に水
平軸部材71を介して上下方向に回動可能に取り付けら
れているものである。
ブラケット7は、正面から見てほぼロ字形状をなし、前
面側が開口し、かつ後面側が閉塞した中空状の箱体形状
をなす。このブラケット7の後面中央には円形の透孔
(光源バルブ17の入れ出し用の透孔)70が設けられ
ている。このブラケット7には可動リフレクタ13がが
水平軸部材71を介して上下方向に回動可能に取り付け
られている。すなわち、可動リフレクタ13の後側の上
部左右にアーム130の一端が固定されており、このア
ーム130の他端が上述のブラケット7の上部中央に水
平軸部材71を介して上下方向に回動可能に取り付けら
れているものである。
【0022】上述のブラケット7(可動リフレクタ13
を含む)は、灯室12内において、ピボット機構14及
び上下方向用の光軸調整装置150及び左方向用の光軸
調整装置160を介してランプハウジング10に、水平
軸H−H回りに上下方向に、及び垂直軸V′−V′回り
に左右方向に回動可能に取り付けられている。
を含む)は、灯室12内において、ピボット機構14及
び上下方向用の光軸調整装置150及び左方向用の光軸
調整装置160を介してランプハウジング10に、水平
軸H−H回りに上下方向に、及び垂直軸V′−V′回り
に左右方向に回動可能に取り付けられている。
【0023】上述の上下方向用の光軸調整装置150
は、図5に示すように、ランプハウジング10に軸回り
に回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられた
アジャストスクリュウ151と、可動リフレクタ13に
(スクリュウマウンティング152の軸回りに回転不可
能にかつスクリュウマウンティング152の軸方向に移
動不可能に)装着されており、かつアジャストスクリュ
ウ151がねじ込まれているスクリュウマウンティング
152とから構成されている。
は、図5に示すように、ランプハウジング10に軸回り
に回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられた
アジャストスクリュウ151と、可動リフレクタ13に
(スクリュウマウンティング152の軸回りに回転不可
能にかつスクリュウマウンティング152の軸方向に移
動不可能に)装着されており、かつアジャストスクリュ
ウ151がねじ込まれているスクリュウマウンティング
152とから構成されている。
【0024】上述の左右方向用の光軸調整装置160
は、図2に示すように、ランプハウジング10に軸回り
に回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられた
アジャストスクリュウ161と、可動リフレクタ13に
(スクリュウマウンティング162の軸回りに回転不可
能にかつスクリュウマウンティング162の軸方向に移
動不可能に)装着されており、かつアジャストスクリュ
ウ161がねじ込まれているスクリュウマウンティング
162と、ランプハウジング10に回転操作可能に取り
付けられており、かつアジャストスクリュウ161と傘
歯車を介して連結されている操作軸163とから構成さ
れている。なお、アジャストスクリュウ161は水平方
向に配置されており、一方操作軸163は垂直方向に配
置されており、かつ操作軸163の操作部が上方に位置
する。
は、図2に示すように、ランプハウジング10に軸回り
に回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付けられた
アジャストスクリュウ161と、可動リフレクタ13に
(スクリュウマウンティング162の軸回りに回転不可
能にかつスクリュウマウンティング162の軸方向に移
動不可能に)装着されており、かつアジャストスクリュ
ウ161がねじ込まれているスクリュウマウンティング
162と、ランプハウジング10に回転操作可能に取り
付けられており、かつアジャストスクリュウ161と傘
歯車を介して連結されている操作軸163とから構成さ
れている。なお、アジャストスクリュウ161は水平方
向に配置されており、一方操作軸163は垂直方向に配
置されており、かつ操作軸163の操作部が上方に位置
する。
【0025】上述の可動リフレクタ13の後側の右下に
は噛合歯部材131がボルトナット等により一体に固定
されている。この噛合歯部材131には噛合歯132が
設けられている。この噛合歯132は、前記水平軸部材
71の中心を中心とする歯車の一部から構成されてい
る。
は噛合歯部材131がボルトナット等により一体に固定
されている。この噛合歯部材131には噛合歯132が
設けられている。この噛合歯132は、前記水平軸部材
71の中心を中心とする歯車の一部から構成されてい
る。
【0026】一方、上述のブラケット7の内側の右下に
はモータMがボルトナット等により固定されている。こ
のモータMの出力軸には動力伝達手段としてのピニオン
72が固定されている。このピニオン72が上述の噛合
歯部材131の噛合歯132に噛合している。
はモータMがボルトナット等により固定されている。こ
のモータMの出力軸には動力伝達手段としてのピニオン
72が固定されている。このピニオン72が上述の噛合
歯部材131の噛合歯132に噛合している。
【0027】また、上述の可動リフレクタ13の後側の
左下にはガイド部材133が固定されている。このガイ
ド部材133にはガイド溝134が設けられている。こ
のガイド溝134は、前記水平軸部材71の中心を中心
とする円弧の一部からなる。一方、上述のブラケット7
の内側の左下にはガイドピン73が固定されている。こ
のガイドピン73が上述のガイド溝134に係合されて
いる。
左下にはガイド部材133が固定されている。このガイ
ド部材133にはガイド溝134が設けられている。こ
のガイド溝134は、前記水平軸部材71の中心を中心
とする円弧の一部からなる。一方、上述のブラケット7
の内側の左下にはガイドピン73が固定されている。こ
のガイドピン73が上述のガイド溝134に係合されて
いる。
【0028】なお、図2中において、符号19は例えば
前面レンズ11にスクリュウ等により固定されて灯室1
2内に配置されたインナーパネルである。このインナー
パネル19は、可動リフレクタ13の周囲の隙間を覆っ
て、可動リフレクタ13の後方に配置されているピボッ
ト機構14や上下方向用の光軸調整装置150や左右方
向用の光軸調整装置160等の構成部品が前面レンズ1
1を通して外部から見えるのを防ぐ、見栄え向上のもの
である。
前面レンズ11にスクリュウ等により固定されて灯室1
2内に配置されたインナーパネルである。このインナー
パネル19は、可動リフレクタ13の周囲の隙間を覆っ
て、可動リフレクタ13の後方に配置されているピボッ
ト機構14や上下方向用の光軸調整装置150や左右方
向用の光軸調整装置160等の構成部品が前面レンズ1
1を通して外部から見えるのを防ぐ、見栄え向上のもの
である。
【0029】この実施の形態における本発明のオートレ
ベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具は、以上
の如き構成からなり、以下、光軸調整作業について説明
する。まず、モータMを駆動することにより、そのモー
タMの駆動力がピニオン72を介して噛合歯132及び
噛合歯部材131に伝達され、この結果、噛合歯部材1
31と一体に固定された可動リフレクタ13がブラケッ
ト7及びランプハウジング10に対して上述の水平軸部
材71回りに上下方向に回動して光軸調整が行われる。
ベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具は、以上
の如き構成からなり、以下、光軸調整作業について説明
する。まず、モータMを駆動することにより、そのモー
タMの駆動力がピニオン72を介して噛合歯132及び
噛合歯部材131に伝達され、この結果、噛合歯部材1
31と一体に固定された可動リフレクタ13がブラケッ
ト7及びランプハウジング10に対して上述の水平軸部
材71回りに上下方向に回動して光軸調整が行われる。
【0030】このように、モータMの回転運動が動力伝
達手段としてのピニオ72の回転運動を介して噛合歯1
32及び噛合歯部材131及び可動リフレクタ13に伝
達されるので、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うこ
とができる。また、モータMの回転運動が動力伝達手段
としてのピニオン72を介して噛合歯132及び噛合歯
部材131及び可動リフレクタ13の回転運動として伝
達されるので、図6に示すように、可動リフレクタ13
の回動(回転運動)に伴ってピニオン72が変位するこ
とがなく、このピニオン72の変位を吸収するための別
部材が不要である。
達手段としてのピニオ72の回転運動を介して噛合歯1
32及び噛合歯部材131及び可動リフレクタ13に伝
達されるので、効率良くかつ精度良く光軸調整を行うこ
とができる。また、モータMの回転運動が動力伝達手段
としてのピニオン72を介して噛合歯132及び噛合歯
部材131及び可動リフレクタ13の回転運動として伝
達されるので、図6に示すように、可動リフレクタ13
の回動(回転運動)に伴ってピニオン72が変位するこ
とがなく、このピニオン72の変位を吸収するための別
部材が不要である。
【0031】また、上下方向用の光軸調整装置150の
アジャストスクリュウ150を手動操作で回転させるこ
とにより、可動リフレクタ13及びブラケット7がラン
プハウジング10に対して、水平軸H−H回りに上下方
向に、回動して光軸が調整される。一方、左右方向用の
光軸調整装置160の操作軸163を手動操作で回転さ
せることにより、アジャストスクリュウ161を介して
可動リフレクタ13及びブラケット7がランプハウジン
グ10に対して、垂直軸V′−V′回りに左右方向に、
回動して光軸調整が行われる。
アジャストスクリュウ150を手動操作で回転させるこ
とにより、可動リフレクタ13及びブラケット7がラン
プハウジング10に対して、水平軸H−H回りに上下方
向に、回動して光軸が調整される。一方、左右方向用の
光軸調整装置160の操作軸163を手動操作で回転さ
せることにより、アジャストスクリュウ161を介して
可動リフレクタ13及びブラケット7がランプハウジン
グ10に対して、垂直軸V′−V′回りに左右方向に、
回動して光軸調整が行われる。
【0032】なお、上述の実施の形態においては、リフ
レクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明した
が、本発明は、ランプユニット可動タイプの自動車用前
照灯にも使用できる。このランプユニット可動タイプの
場合、取付体は車体であり、被調整体はランプユニット
となる。
レクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明した
が、本発明は、ランプユニット可動タイプの自動車用前
照灯にも使用できる。このランプユニット可動タイプの
場合、取付体は車体であり、被調整体はランプユニット
となる。
【0033】また、上述の実施の形態において、上下方
向用の光軸調整装置150及び左右方向用の光軸調整装
置160以外の光軸調整装置を使用しても良い。例え
ば、取付体に、軸回りに回転可能にかつ軸方向に第1位
置と第2位置との間を移動可能に取り付けられた操作軸
と、前記取付体の前記操作軸の近傍に、相互に近接して
軸回りに回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付け
られた第1アジャストスクリュウ及び第2アジャストス
クリュウと、被調整体に相互に近接して装着されてお
り、かつ前記第1アジャストスクリュウ及び第2アジャ
ストスクリュウがそれぞれねじ込まれている第1スクリ
ュウマウンティング及び第2スクリュウマウンティング
と、前記操作軸と前記第1アジャストスクリュウ及び前
記第2アジャストスクリュウとの間にそれぞれ設けられ
ており、前記操作軸が第1位置に位置する状態で回転操
作されると、前記第1アジャストスクリュウ及び前記第
2アジャストスクリュウがそれぞれ回転し、前記被調整
体が前記取付体に対して前記第1アジャストスクリュウ
と前記第2アジャストスクリュウとを結ぶ線分と平行で
ありかつ前記ピボット機構を通る軸回りに回動し、前記
操作軸が第2位置に位置する状態で回転操作されると、
前記第2アジャストスクリュウのみが回転し、前記被調
整体が前記取付体に対して前記第1アジャストスクリュ
ウと前記ピボット機構とを結ぶ軸回りに回動するための
回転力伝達機構と、を備えた、光軸調整装置等である。
向用の光軸調整装置150及び左右方向用の光軸調整装
置160以外の光軸調整装置を使用しても良い。例え
ば、取付体に、軸回りに回転可能にかつ軸方向に第1位
置と第2位置との間を移動可能に取り付けられた操作軸
と、前記取付体の前記操作軸の近傍に、相互に近接して
軸回りに回転可能にかつ軸方向に移動不可能に取り付け
られた第1アジャストスクリュウ及び第2アジャストス
クリュウと、被調整体に相互に近接して装着されてお
り、かつ前記第1アジャストスクリュウ及び第2アジャ
ストスクリュウがそれぞれねじ込まれている第1スクリ
ュウマウンティング及び第2スクリュウマウンティング
と、前記操作軸と前記第1アジャストスクリュウ及び前
記第2アジャストスクリュウとの間にそれぞれ設けられ
ており、前記操作軸が第1位置に位置する状態で回転操
作されると、前記第1アジャストスクリュウ及び前記第
2アジャストスクリュウがそれぞれ回転し、前記被調整
体が前記取付体に対して前記第1アジャストスクリュウ
と前記第2アジャストスクリュウとを結ぶ線分と平行で
ありかつ前記ピボット機構を通る軸回りに回動し、前記
操作軸が第2位置に位置する状態で回転操作されると、
前記第2アジャストスクリュウのみが回転し、前記被調
整体が前記取付体に対して前記第1アジャストスクリュ
ウと前記ピボット機構とを結ぶ軸回りに回動するための
回転力伝達機構と、を備えた、光軸調整装置等である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオートレ
ベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具は、モー
タの回転運動が動力伝達手段の回転運動を介して噛合歯
及び被調整体に伝達されるので、効率良くかつ精度良く
光軸調整を行うことができる。また、モータの回転運動
が動力伝達手段の回転運動を介して噛合歯及び被調整体
の回転運動として伝達されるので、被調整体の回動(回
転運動)に伴って動力伝達手段が変位することがなく、
この動力伝達手段の変位を吸収するための別部材が不要
である。
ベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具は、モー
タの回転運動が動力伝達手段の回転運動を介して噛合歯
及び被調整体に伝達されるので、効率良くかつ精度良く
光軸調整を行うことができる。また、モータの回転運動
が動力伝達手段の回転運動を介して噛合歯及び被調整体
の回転運動として伝達されるので、被調整体の回動(回
転運動)に伴って動力伝達手段が変位することがなく、
この動力伝達手段の変位を吸収するための別部材が不要
である。
【図1】本発明のオートレベラーと光軸調整装置が装備
された車両用灯具の一実施の形態を示し、前面レンズを
除いた状態の正面図である。
された車両用灯具の一実施の形態を示し、前面レンズを
除いた状態の正面図である。
【図2】前面レンズを組み付けた状態の図1におけるI
I−II線断面図である。
I−II線断面図である。
【図3】可動リフレクタとブラケットとの組み付け状態
の図1におけるIII−III線断面図である。
の図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】可動リフレクタとブラケットとの組み付け状態
の図1におけるIV−IV線断面図である。
の図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】前面レンズを組み付けた状態の図1におけるV
−V線断面図である。
−V線断面図である。
【図6】モータの回転運動が動力伝達手段としてのピニ
オンの回転運動を介して噛合歯及び噛合歯部材及び可動
リフレクタに段立つされている状態を示した説明図であ
る。
オンの回転運動を介して噛合歯及び噛合歯部材及び可動
リフレクタに段立つされている状態を示した説明図であ
る。
【図7】従来のオートレベラーと光軸調整装置が装備さ
れた車両用灯具の正面図である。
れた車両用灯具の正面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線断面図であ
る。
る。
【図9】図8におけるモータドライブ機構の断面図であ
る。
る。
【図10】進退部材の直線上の進退運動と可動リフレク
タの円弧上の回転運動に伴って球部及び受部が変位して
いる状態を示した説明図である。
タの円弧上の回転運動に伴って球部及び受部が変位して
いる状態を示した説明図である。
1…自動車用前照灯、10…ランプハウジング、11…
前面レンズ、12…灯室、13…可動リフレクタ、13
0…アーム、131…噛合歯部材、132…噛合歯、1
33…ガイド部材、134…ガイド溝、14…ピボット
機構、150…上下方向用の光軸調整装置、160…左
右方向用の光軸調整装置、17…光源バルブ、18…反
射面、19…インナーパネル、7…ブラケット、70…
透孔、71…水平軸部材、72…ピニオン、73…ガイ
ドピン、M…モータ、H−H…水平軸、V′−V′…垂
直軸、Z−Z…光軸。
前面レンズ、12…灯室、13…可動リフレクタ、13
0…アーム、131…噛合歯部材、132…噛合歯、1
33…ガイド部材、134…ガイド溝、14…ピボット
機構、150…上下方向用の光軸調整装置、160…左
右方向用の光軸調整装置、17…光源バルブ、18…反
射面、19…インナーパネル、7…ブラケット、70…
透孔、71…水平軸部材、72…ピニオン、73…ガイ
ドピン、M…モータ、H−H…水平軸、V′−V′…垂
直軸、Z−Z…光軸。
Claims (1)
- 【請求項1】 光源バルブ及び前記光源バルブからの光
を前方に反射させる反射面を有する被調整体と、 前記被調整体が水平軸部材を介して上下方向に回動可能
に取り付けられたブラケットと、 前記ブラケットがピボット機構及び光軸調整装置を介し
て上下方向及び左右方向に回動可能に取り付けられた取
付体と、 前記被調整体に固定され、前記水平軸部材を中心とする
歯車の一部から構成された噛合歯と、 前記ブラケットに固定されたオートレベラーのモータ
と、 前記モータと前記噛合歯との間に設けられた動力伝達手
段とを備え、 前記モータを駆動することにより、前記被調整体がモー
タドライブで前記ブラケット及び前記取付体に対して前
記水平軸部材回りに上下方向に回動し、前記光軸調整装
置を操作することにより、前記被調整体及び前記ブラケ
ットが手動で前記取付体に対して上下方向にまた左右方
向に回動して光軸が調整される、ことを特徴とするオー
トレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9068410A JPH10258677A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | オートレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9068410A JPH10258677A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | オートレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258677A true JPH10258677A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13372889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9068410A Pending JPH10258677A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | オートレベラーと光軸調整装置が装備された車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232142A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用灯具のエイミング装置 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP9068410A patent/JPH10258677A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232142A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用灯具のエイミング装置 |
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