JPH10258359A - 溶接接合フレーム及びその接合用部材 - Google Patents

溶接接合フレーム及びその接合用部材

Info

Publication number
JPH10258359A
JPH10258359A JP9061484A JP6148497A JPH10258359A JP H10258359 A JPH10258359 A JP H10258359A JP 9061484 A JP9061484 A JP 9061484A JP 6148497 A JP6148497 A JP 6148497A JP H10258359 A JPH10258359 A JP H10258359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
welded
joining member
joining
profiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9061484A
Other languages
English (en)
Inventor
Mihaya Imamura
美速 今村
Kazuo Yonezawa
和男 米澤
Toru Hashimura
徹 橋村
Takahito Fujii
孝人 藤井
Tadayuki Kurokawa
忠行 黒川
Fujio Nakamura
藤雄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP9061484A priority Critical patent/JPH10258359A/ja
Publication of JPH10258359A publication Critical patent/JPH10258359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結節部材を使用せずに形材同士を直接溶接接
合する溶接構造物の製造法の利点を生かしつつ、角筒状
形材のセッティング作業を容易且つ迅速にし、そのセッ
ティング作業性を向上させることができる溶接接合フレ
ーム及びその接合用部材を提供する。 【解決手段】 溶接接合フレームは角筒状をなし、端部
が、その長手方向に垂直な面において、その長手方向に
対して傾斜した第1端面47と、第1端面57に対して
更に後方に傾斜した第2端面48とを有する。その接合
用部材は溶接接合フレーム41、42の端面が所定の角
度で突合されたときにその180°以下の角度をなして
交差する内側の側板の外面に倣う角度決め部32と、角
度決め部32から分岐して延出し角度決め部32とによ
り構成されるU字形部分で溶接接合フレーム41、42
に係合する係止部33、34と、溶接接合フレーム4
1、42の第2端面48と整合する整合板36とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、アルミニウム又は
アルミニウム合金(以下、総称してアルミニウム材とい
う)からなる角筒状の形材を溶接してトラック等の自動
車の車体フレーム等を構成する溶接構造体として使用さ
れる溶接接合フレーム及びその接合に使用される接合用
部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来トラック等の自動車及び輸送機等の
車体は、成形した鋼板端部を重ねて、その部位を抵抗ス
ポット溶接によって接合している。このようにして組立
てられたモノコック構造がトラック等の一般的な車体構
造である。
【0003】しかし、この方法は、組立の自動化が容易
であるという利点はあるものの、重ね部分が多く、構造
形成上、無駄な部分がかなりあり、スリムでないことに
加え、成形部材の形状が複雑で重量の増加も生じるとい
う欠点がある。
【0004】これに対し、アーク溶接又はビーム溶接等
により、フレームを突き合わせ溶接することにより車体
を組み立てれば、構造的にスリムになるものの、溶接前
のフレームの突合せ精度が溶接品質に大きく影響する。
例えば、フレーム間にギャップが生じると溶接品質が著
しく低下する。このため、フレームを押さえて組み立て
状態に保持するための治具が必要であり、またフレーム
自体も高精度の機械加工が必要である。従って、組立の
自動化が困難である。
【0005】また、近時、車体の軽量化のために、車体
をアルミニウム材で製作しようとする試みがなされてい
る。この場合に、アルミニウム材はスポット溶接性が低
く、モノコック構造においては、数千点の溶接をする必
要があるが、その場合に電極の消耗が大きいという難点
がある。また、板材の成形性もアルミニウム材は鋼材よ
りも悪いという難点がある。
【0006】そこで、トラック等の自動車及び輸送機等
の車体に中空のパイプ状フレームを適用するスペースフ
レーム構造が提案されている。図16は一般のトラック
に使用されるものとして提案されたスペースフレーム構
造を示す模式図である。図16に示すように、角筒状の
アルミニウム材製形材51を、トラックのキャビンの形
状に組み立て、各角筒状形材51同士を溶接により接合
して形材51同士が固着される。これにより、所謂スペ
ースフレーム構造が形成され、このスペースフレーム5
0を覆うように構造板が取り付けられて自動車ボディが
完成する。
【0007】このアルミニウム材製角筒状形材を使用し
て自動車の車体フレームを組み立てる場合に、鋳鍛造に
より製造した結節部材を介して形材同士を結合する方法
が提案されている(特開昭60−135375号公
報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術においては、結節部材の形状が複雑であり、部品
点数が多くなるため、製造コストが高くなるという欠点
がある。
【0009】そこで、本願出願人は、結節部材を使用せ
ずに、形材同士を直接溶接接合する溶接構造物の製造方
法を提案した(未公開:特願平8-143152号)。
この技術においては、 形材同士を直接溶接接合した状
態で良好な溶接部を得るために、溶接ビードに対して左
右対称形状となるように、形材の端部を結合角度(形材
同士がなす角度)に応じて斜めに切断して突き合せるも
のである。
【0010】しかし、このように形材端部を斜めに切断
して接合する場合、以下のような作業上の問題点があ
る。先ず、枠状のフレーム等を組み立てるとき、所定の
角度で突き合せてセッティングし、クランプによる固定
又は溶接による仮止めを実施するが、結合角度が所定の
角度に一致しにくく、また突合わせ部がずれやすい。こ
のため、作業に時間と手間がかかる。
【0011】この難点を解決するために、本願出願人
は、更に、形材同士間の所定の結合角度と一致する部分
を有し、この形材に係合される係止部を有する接合用部
材(未公開:特願平8-236988号)及びこの接合
用部材に補強機能を兼ね備えた接合用部材(未公開:特
願平8-236980号)を提案した。図11は特願平
8-236980号の技術に係る接合用部材を示す断面
図であり、図12は同じくその側面図である。図11及
び12に示すように、この技術においては、接合用部材
11は、角度決め部8と、形材1及び2の接合端部に係
合される係止部9及び10とを有する。角度決め部8は
形材1と形材2とが所定の角度で突合わされたときにそ
の180°以下の角度をなして交差する内側の側板の内
面に倣う倣い部分8a及び8bを有し、係止部9及び1
0は角度決め部8から分岐して延出し倣い部分8a及び
8bとにより構成されるU字形部分で夫々形材1及び2
に係合される。また、連結板12は係止部9及び10の
端部間を連結し、連結板13は連結板12と角度決め部
8の内側板8cとを連結する。
【0012】更に、これらの接合用部材と共に使用さ
れ、端部にエンドミルによる1工程の機械加工により円
形の切欠部を形成された溶接接合フレーム用形材(未公
開:特願平8-237001号)を提案した。図13は
特願平8-237001号の技術に係る溶接接合フレー
ム用形材を示す斜視図であり、図14は同じくその平面
図である。図13及び14に示すように、この技術にお
いては、角筒状をなす溶接接合フレーム用形材1及び2
において、この形材1及び2は、突出した側の第1側板
22と、この第1側板22に平行の第2側板21と、第
1側板22と第2側板21とを連絡しその先端縁25が
長手方向に対して傾斜した第3及び第4側板23及び2
4から構成される。従って、この形材1及び2はその端
面が長手方向に傾斜しており、第2側板21の先端部に
はエンドミル加工により切欠き26が形成されている。
【0013】図15は特願平8-236980号の技術
に係る接合用部材により特願平8−237001号の技
術に係る形材を連結した状態を示す正面図である。これ
らの技術を組み合わせた溶接構造体の製造方法は、接合
用部材11の係止部9及び10に形材1及び2の円形の
切欠き26を嵌め込み溶接することにより、形材1と形
材2とを所定の結合角度で溶接接合するものである。
【0014】しかし、形材端部を斜めに切断し、エンド
ミルを用いて切欠部を形成して、形材同士の突合わせ部
に位置決めようと接合用部材を配置して接合する場合、
形材の端部を加工する際に、突合わせのための切断加工
に加えて、接合用部材を嵌め込む切欠部のためのエンド
ミルによる高精度の機械加工を行わなければならず、工
程が複雑になると共に製造コストが高くなるという問題
点がある。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、結節部材を使用せずに形材同士を直接溶接
接合する溶接構造物の製造法の利点を生かしつつ、角筒
状形材のセッティング作業を容易且つ迅速にし、そのセ
ッティング作業性を向上させることができる溶接接合フ
レーム形材及びその接合用部材を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接接合フ
レームは、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり
角筒状をなす溶接接合フレームにおいて、その端部は、
その長手方向に垂直な面において、その長手方向に対し
て傾斜した第1端面と、この第1端面に対して更に後方
に傾斜した第2端面とを有することを特徴とする。
【0017】本発明に係る溶接構造体の接合用部材は、
アルミニウム又はアルミニウム合金からなり角筒状をな
し、端部が、その長手方向に垂直な面において、その長
手方向に対して傾斜した第1端面と、この第1端面に対
して更に後方に傾斜した第2端面とを有する1対の溶接
接合フレームを溶接接合する際に使用される接合用部材
において、前記1対の溶接接合フレームの端面が所定の
角度で突合されたときにその180°以下の角度をなし
て交差する内側の側板の外面に倣う角度決め部と、この
角度決め部から分岐して延出し前記角度決め部とにより
構成されるU字形部分で前記1対の溶接接合フレームに
係合する係止部と、前記1対の溶接接合フレームの第2
端面と整合する整合板とを有することを特徴とする。
【0018】本発明においては、所定の角度で傾斜する
角度決め部を有する接合用部材に係合させて溶接するこ
とにより連結される1対の溶接接合フレームの端面が、
互いに突合されるための平面である第1端面と接合用部
材に整合するための平面である第2端面とにより構成さ
れているので、切断加工のみにより溶接接合フレームを
形成することができる。このため、著しくコストを削減
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明
の実施例に係る溶接接合フレーム用形材を示す正面図、
図2は同じくその上面図、図3は同じくその右側面図、
図4は同じく接合用部材を示す断面図、図5は同じく接
合用部材を用いて本発明の実施例に係る溶接接合フレー
ム用形材を連結した状態を示す斜視図、図6は同じくそ
の断面図である。角筒状の第1のアルミニウム材製形材
41と、第2のアルミニウム材製形材42とがその端面
を長手方向に傾斜させて切断されている。そして、両形
材41及び42をその端面で突き合せると、形材41及
び42は所定の角度(図示例は90°)をなして交差す
る。この所定の角度が結合角度である。そして、形材4
1及び42の内角側側板に接合用部材31が取り付けら
れる。なお、内角側側板とは形材41及び42における
180°以下の角度をなして交差する内側の側板であ
る。
【0020】本実施例に係る溶接接合フレーム用形材4
1及び42は、図1乃至3に示すように、その端面が傾
斜しており、突出した側板43と、この側板43に平行
に対向する側板44と、側板43を側板44とを連絡す
る1対の側板45及び46とにより構成されている。そ
して、側板45及び46の先端縁には側板43側から側
板44側に向けて直線的に側板43と結合角度の半分の
角度(図示例は45°)をなして傾斜する第1端面47
が形成されている。更に、この傾斜した先端縁が側板4
4に達する手前で更に後方に傾斜することにより第2端
面48が形成されている。このようにして、本実施例に
係る形材41及び42には、側板43の端部から側板4
4にかけて2段階に傾斜した先端縁が形成されている。
この第1端面47及び第2端面48は通常の切断加工を
行うことにより形成することができる。このように、先
端縁の加工を通常の切断加工のみで行えば、極めて容易
かつ迅速に第1端面47及び第2端面48を所望の形状
に形成することができる。
【0021】本実施例に係る接合用部材31は、図4に
示すように、前記結合角度で屈曲した帯板状の角度決め
部32と、この角度決め部32から両先端部方向に延出
した第1及び第2の係止部33及び34とを有する。角
度決め部32は形材41及び42の180°以下の角度
をなして交差する内側の側板の外面、即ち、形材の内角
側側板の外面にあてがわれて倣う倣い部分35a及び3
5bを有する。このとき、倣い部分35aの延出方向と
倣い部分35bの延出方向とが前記結合角度をなしてい
る。一方、各係止部33及び34はこの角度決め部32
からL字形に、角度決め部32の両端部方向に延出し、
角度決め部32と平行な面を有する。そして、この係止
部33と倣い部分35aとにより、及び係止部34と倣
い部分35bとにより構成されるU字形部分に形材41
及び42の内角側側板の端部を嵌合することにより、角
度決め部32が形材41及び42に係合し、形材41及
び42のなす角度を決める。更に、形材41及び42の
第2端面48に整合し、角度決め部32からL字形に延
出した係止部33及び34の直角に屈曲した部分から突
出する整合板36が設けられている。
【0022】このように構成された接合用部材31を使
用し、図5及び6に示すように、形材41及び42の突
合わせ端部における内角側側板を接合用部材31の係止
部33及び34内に嵌入する。即ち、形材41及び42
の内角側の側板の接合端部を、この内角側側板の内面に
倣い部分35a及び35bを接触させて、係止部33と
倣い部分35aとにより、及び係止部34と倣い部分3
5bとにより構成されるU字形部分に嵌合する。これに
より、形材41及び42がその結合角度を所定角度に一
致させて配置される。そこで、形材41及び42の両側
面の突合せ線と、外角側の突合せ線とを溶接接合する。
また、形材41及び42の内角側においては、接合用部
材31の第1係止部33及び第2係止部34の辺縁部
と、形材41及び42の内角側の外面とを溶接接合す
る。これにより、形材41及び42が所定の角度をなし
て連結される。
【0023】本実施例においては、形材41及び42の
端部を図1乃至3に示すように切断加工すると共に、接
合用部材31を使用することにより、形材41及び42
の端面がその長手方向に対して傾斜していても、容易に
両者を位置決めすることができると共に、両者の結合角
度を所定の角度に高精度で一致させることができる。し
かも、形材41及び42の端部の切断加工は従来の切断
加工で行うことができるので、端部を加工するためのコ
ストを低減することができる。更に、セッティング作業
が極めて容易である。また、形材の内角側部分の溶接に
ついては、従来のようなすみ肉溶接が不要となり、この
部分は接合用部材31の角度決め部32の縁部と形材4
1及び42との間で溶接接合されるので、局部的に弱い
部分が生ずることを防止でき、これにより、接合部の強
度を向上させることができる。更に、接合用部材31に
は角度決め部32からL字形に延出した係止部33及び
34の直角に屈曲した部分から突出する整合板36が設
けられている。これにより、形材41及び42の第2端
面48に形成される隙間を埋め、連結部における強度の
低下を防止することができる。
【0024】図7(a)乃至(c)は接合用部材用の蓋
を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。図8は本発明の実施例に係る接
合用部材を用い本発明の実施例に係る溶接接合フレーム
用形材を連結し、この接合用部材に蓋を閉めた状態を示
す斜視図である。図7(a)乃至(c)に示すように、
接合用部材31用の蓋49は接合用部材31の連結板3
6と角度決め部32の中央部分とにより構成される二等
辺三角形状と実質的に同寸法の二等辺三角形状の蓋部分
49aと底辺部の中央部から延出し接合用部材31の側
面を覆う側面部分49bとを有し、蓋部分の厚さtは
(内角側側板の幅−接合用部材31の高さ)/2で表さ
れる。なお、接合用部材31の高さとは、係止部33及
び34の延出方向と直交する方向の長さである。そし
て、この蓋49を形材1及び12を嵌入した接合用部材
31の高さ方向の両端部に配置する。
【0025】このように構成された蓋49を接合用部材
31の高さ方向の両端部に配置して、その周囲と形材4
1及び42との突合わせ線を溶接接合する。これによ
り、図8に示すように、段差がなく、外観が優れた接合
部を形材41と42との連結部に形成することができ
る。
【0026】次に、本発明に係る第2の実施例について
説明する。図9は本発明の実施例に係る結合用部材を示
す断面図、図10は同じくその側面図である。本実施例
の接合用部材61は第1の実施例と同様に、前記結合角
度で屈曲した帯板状の角度決め部62と、この角度決め
部62から両先端部方向に延出した第1及び第2の係止
部63及び64とを有する。角度決め部62は形材41
及び42の180°以下の角度をなして交差する内側の
側板の外面、即ち、形材の内角側側板の外面にあてがわ
れて倣う倣い部分65a及び65bを有する。このと
き、倣い部分65aの進出方向と倣い部分65bの進出
方向とが前記結合角度をなしている。一方、各係止部6
3及び64はこの角度決め部62からL字形に、角度決
め部62の両先端部方向に倣い部分65a及び65bよ
り長く延出し、角度決め部62と平行な面を有する。そ
して、この係止部63と倣い部分65aとにより、及び
係止部64と倣い部分65bとにより構成されるU字形
部分に形材41及び42の内角側側板の端部を嵌合する
ことにより、角度決め部62が形材41及び42に係合
し、形材41及び42のなす角度を決める。
【0027】また、形材41及び42の第2端面48に
整合し、角度決め部62からL字形に延出した係止部6
3及び64の直角に屈曲した部分から突出する整合板6
6が設けられている。更に、係止部63と平行に延びる
補強板67a及び係止部64と平行に延びる補強板67
bにより構成されるL字形の補強板67が係止部63及
び係止部64の外角側に設けられている。更に、係止部
63と補強板67aとを連結する連結板68a及び68
b、係止部64と補強板67bとを連結する連結板68
c及び68d並びに連結板66の屈曲部と補強板67の
屈曲部とを連結する連結板69が設けられている。
【0028】本実施例においても第1の実施例と同様
に、形材41及び42の内角側の接合端部を、内角側側
板の外面に倣い部分65a及び65bを接触させて、倣
い部分65aと係止部63とにより、及び倣い部分65
bと係止部64とにより構成されるU字形部分に嵌入す
る。これにより、形材41及び42がその結合角度を所
定の角度に一致させ形材41と42とを結合して配置さ
れる。そこで、接合用部材61の第1係止部63及び第
2係止部64の辺縁部と、形材41及び42の内角側の
外面とを溶接接合する。
【0029】このように構成された本実施例の接合用部
材61も、第1の実施例と同様に形材41及び42を容
易に位置決めすることができる。更に、角度決め部62
の倣い部分65a及び65bの背面に連結板68a、6
8b、68c及び68dが垂直に固定され、連結板66
の頂角部分に連結板69が固定され、各連結板68a、
68b、68c、68d及び69が補強板67に固定さ
れているので、本実施例の角度決め部62の剛性が高
い。このため、溶接時の熱の影響を受けた場合に、その
変形が防止される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接合用部材に嵌入されて溶接接合される1対の溶接接合
フレームの端面が、互いに突合されるための平面である
第1端面と接合用部材に整合するための平面である第2
端面とにより構成されているので、切断加工のみにより
溶接接合フレームを形成することができる。このため、
著しくコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係る溶接接合フレーム
用形材を示す正面図である。
【図2】図2は同じくその上面図である。
【図3】図3は同じくその右側面図である。
【図4】図4は同じく接合用部材を示す断面図である。
【図5】図5は同じく接合用部材を用いて本発明の実施
例に係る溶接接合フレーム用形材を連結した状態を示す
斜視図である。
【図6】図6は同じくその断面図である。
【図7】接合用部材用の蓋を示す図であり、(a)は上
面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図8】本発明の実施例に係る接合用部材を用い本発明
の実施例に係る溶接接合フレーム用形材を連結し、この
接合用部材に蓋を閉めた状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施例に係る結合用部材を示す断面図
である。
【図10】同じくその側面図である。
【図11】特願平8-236980号の技術に係る接合
用部材を示す断面図である。
【図12】同じくその側面図である
【図13】特願平8-237001号の技術に係る溶接
接合フレーム用形材を示す斜視図である。
【図14】同じくその平面図である。
【図15】特願平8-236980号の技術に係る接合
用部材により形材を連結した状態を示す正面図である。
【図16】一般のトラックに使用されるものとして提案
されたスペースフレーム構造を示す模式図である。
【符合の説明】
31、61;接合用部材 32、62;角度決め部 33、34、63、64;係止部 35a、35b、65a、65b;倣い部分 36、66;整合板 67、67a、67b;補強板 68a、68b、68c、68d、69;連結板 41、42;形材 43、44、45、46;側板 47;第1端面 48;第2端面 49;蓋 49a;蓋部分 49b;側面部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 33/06 B62D 33/06 B (72)発明者 藤井 孝人 山口県下関市長府港町14番1号 株式会社 神戸製鋼所長府製造所内 (72)発明者 黒川 忠行 山口県下関市長府港町14番1号 株式会社 神戸製鋼所長府製造所内 (72)発明者 中村 藤雄 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
    なり角筒状をなす溶接接合フレームにおいて、その端部
    は、その長手方向に垂直な面において、その長手方向に
    対して傾斜した第1端面と、この第1端面に対して更に
    後方に傾斜した第2端面とを有することを特徴とする溶
    接接合フレーム。
  2. 【請求項2】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
    なり角筒状をなし、端部が、その長手方向に垂直な面に
    おいて、その長手方向に対して傾斜した第1端面と、こ
    の第1端面に対して更に後方に傾斜した第2端面とを有
    する1対の溶接接合フレームを溶接接合する際に使用さ
    れる接合用部材において、前記1対の溶接接合フレーム
    の端面が所定の角度で突合されたときにその180°以
    下の角度をなして交差する内側の側板の外面に倣う角度
    決め部と、この角度決め部から分岐して延出し前記角度
    決め部とにより構成されるU字形部分で前記1対の溶接
    接合フレームに係合する係止部と、前記1対の溶接接合
    フレームの第2端面と整合する整合板とを有することを
    特徴とする溶接接合フレームの接合用部材。
JP9061484A 1997-03-14 1997-03-14 溶接接合フレーム及びその接合用部材 Pending JPH10258359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9061484A JPH10258359A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 溶接接合フレーム及びその接合用部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9061484A JPH10258359A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 溶接接合フレーム及びその接合用部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10258359A true JPH10258359A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13172413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9061484A Pending JPH10258359A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 溶接接合フレーム及びその接合用部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10258359A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1029060A (ja) パネル構造体及びパネル構造体連結接合体とその製造法
CN1320978C (zh) 焊接方法及使用该方法接合的构造体
JPH101068A (ja) フレーム車体の部材結合構造
WO2015182401A1 (ja) 骨格構造体及びその製造方法
JPH10258359A (ja) 溶接接合フレーム及びその接合用部材
JP3361937B2 (ja) 溶接構造体の接合用部材
JPH10258360A (ja) 溶接接合フレーム、その接合用部材及び接合方法
JP3330825B2 (ja) 溶接接合フレーム用形材
JPH10202379A (ja) 溶接構造
JPH05177373A (ja) レーザによるt形溶接方法
JP4626987B2 (ja) 接合用部材
JP3664204B2 (ja) 接合用部材
JP3361936B2 (ja) 溶接構造体の接合用部材
JP2012076686A (ja) 車体フレームの製造方法
JP4124034B2 (ja) 車体フレーム材の結合方法および結合構造
CN218799983U (zh) 焊接结构、驾驶室框架及作业机械
JP4626988B2 (ja) フレーム形材
JP3378150B2 (ja) 溶接構造体の接合用部材
JP4698199B2 (ja) 閉断面溶接構造体及びその製造方法
JP3205781B2 (ja) 中空パネルの突合せ溶接方法
JPH07251761A (ja) フロントフロアパネル構造
JP3525315B2 (ja) 2枚の鋼板の接合構造
JP2002302037A (ja) 鉄道車両の車体フレームの側梁と横梁との接合構造
JP2003072886A (ja) 中大型容器の構成方法及び中大型容器
JP2557762Y2 (ja) スチール製筐体の接合溶接部構造