JPH10257631A - 自動車用ワイヤハーネスの保護材および該保護材で外装したワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスの保護材および該保護材で外装したワイヤハーネスの配索構造

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JPH10257631A
JPH10257631A JP9058029A JP5802997A JPH10257631A JP H10257631 A JPH10257631 A JP H10257631A JP 9058029 A JP9058029 A JP 9058029A JP 5802997 A JP5802997 A JP 5802997A JP H10257631 A JPH10257631 A JP H10257631A
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wire harness
protective material
attached
protective
engine
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Takuya Oba
卓也 大庭
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/02Energy absorbers; Noise absorbers

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン等の振動体と車体等の固定体の間に
配索するワイヤハーネスへ負荷される振動及び伸縮力を
低減する。 【解決手段】 所要の弾性および強度を有する繊維強化
ゴムあるいは繊維強化樹脂より成形され、両端開口の筒
体からなり、上記筒体にワイヤハーネスを挿通して、係
止具を介して被取付材に係止する。筒体の保護材はワイ
ヤハーネスが挿通する中空部の断面積を、ワイヤハーネ
スの外径よりも大きくして、上記中空部内にワイヤハー
ネスを遊挿するようにし、かつ、上記筒体はS字形状に
屈曲させて、筒体内でワイヤハーネスが伸縮可能として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスの保護材および該保護材で外装したワイヤハーネ
スの配索構造に関し、詳しくは、エンジンと、該エンジ
ンを囲む側方の車体ボデイ或いは前方の車体ボデイとの
間に配索するワイヤハーネスに外装し、エンジンの振動
によりエンジンと車体ボデイとの間に配索したワイヤハ
ーネスに負荷される伸縮力を軽減して、ワイヤハーネス
に損傷が発生しないようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ワイヤハーネスの外装材
として、樹脂成形品からなるプロテクタおよびルゲート
チューブ等が用いられている。これらプロテクタおよび
コルゲートチューブは外部部材がワイヤハーネスと干渉
して、ワイヤハーネスに損傷を与えるのを保護するもの
であり、ワイヤハーネスに負荷される振動を吸収して、
振動によりワイヤハーネスに負荷される伸縮力を軽減す
る機能は備えていない。
【0003】ワイヤハーネスのうち、図7に示すよう
に、自動車のエンジンと接続するワイヤハーネス1は、
エンジンボデイ2の上面2aへ、エンジンの側方の車体
ボデイ3の上面3aから配索されている。該ワイヤハー
ネス1には、所定箇所にクリップ4を直接取り付けてお
り、これらクリップ4を車体ボデイ上面3a、エンジン
ボデイ上面2aに形成した係止孔に係止して固定してい
る。よって、車体ボデイ側に固定したクリップ4Aとエ
ンジンボデイ側に固定したクリップ4Bとの間のワイヤ
ハーネス1の寸法は、一定寸法の(S)寸法となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ワイヤハーネス1
を固定した一方のエンジンボデイ2は、エンジンを始動
すると左右方向および前後方向の振動が発生し、かつ、
自動車の走行によっても車体ボデイ3よりエンジンボデ
イ2の方に大きな振動が発生する。この振動により、ワ
イヤハーネスのクリップ4Aの固定位置が移動し、車体
ボデイ3側のクリップ4Bとの間の寸法が可変し、上記
寸法(S)より伸縮する。
【0005】上記エンジンの振動によりワイヤハーネス
に負荷される伸縮力を吸収するには、クリップ4Aと4
B間のワイヤハーネスを寸法(S)以上に弛ませておけ
ばよいが、クリップ4Aと4B間の寸法は短く、よっ
て、その間のワイヤハーネスを弛ませることは困難であ
る。また、ワイヤハーネスを弛ませると、他部材と干渉
して、この干渉によりワイヤハーネスが損傷を受ける恐
れがある。
【0006】よって、従来はクリップ4Aと4Bとの間
のワイヤハーネス1は略直線状に、上記寸法(S)で配
索されている。よって、エンジンボデイ2が振動して、
車体ボデイ3より離れる方向に移動すると、ワイヤハー
ネス1に引張力が負荷され、振動の繰り返しにより、上
記引張力が繰り返し負荷されて、ワイヤハーネスを損傷
し、断線しやすい状態となる問題があった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、エンジンの振動によりワイヤハーネスに負荷される
伸縮力を軽減できるワイヤハーネスの保護材及び、該保
護材でワイヤハーネスを外装して、ワイヤハーネスに負
荷される伸縮力を軽減できるようにした配索構造を提供
することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、所要の弾性および強度を有
する繊維強化ゴムあるいは繊維強化樹脂より成形され、
両端開口の筒体あるいは長尺な基板からなり、上記筒体
にワイヤハーネスを挿通して、あるいは上記基板上にワ
イヤハーネスを支持して、該保護材を係止具を介して被
取付材に係止する構成としていることを特徴とする自動
車用ワイヤハーネスの保護材を提供している。
【0009】上記のように、ワイヤハーネスに外装する
保護材を、所要の弾性と強度を有する繊維強化ゴムある
いはエラストマー等の弾性を有する樹脂からなる繊維強
化樹脂により成形し、該保護材に係止具を取り付けて、
該係止具をエンジンボデイ及び車体ボデイ等の被取付材
に係止すると、エンジンボデイに発生する振動を保護材
自体である程度吸収し、ワイヤハーネスに負荷される振
動を軽減することができる。
【0010】なお、保護材を長尺な基板タイプとする場
合、該基板にワイヤハーネスをテープ巻きして保持す
る。円筒状或いは角筒状とした場合は、ワイヤハーネス
を筒内に挿通して保持する。いずれも場合も、弾性を有
する保護材を介してエンジンボデイ、車体ボデイ等の被
取付材に固定しているため、保護材である程度振動を吸
収することができる。
【0011】上記筒体のワイヤハーネスが挿通する中空
部の断面積は、ワイヤハーネスの外径よりも大きくし
て、上記中空部内にワイヤハーネスを遊挿するように
し、かつ、上記筒体はS字形状に屈曲させて、筒体内で
ワイヤハーネスが伸縮可能としている(請求項2)。
【0012】上記のように筒体の内部でワイヤハーネス
を遊挿し、かつ、筒体自体をS字形状に屈折させておく
と、筒体内部でワイヤハーネスがスムーズに収縮でき、
被取付部材に発生した振動による伸縮に容易に追従させ
ることができる。
【0013】さらに、本発明は、請求項3で、所要の弾
性および強度を有する材料より成形される両端開口の筒
体からなる保護材を用い、上記保護材にワイヤハーネス
を摺動自在に挿通して、該保護材の長さ方向の両端側に
係止具を取り付け、これら係止具を介して車体ボデイ
と、車体に搭載した振動体に係止し、かつ、上記保護材
の両端から外方に出たワイヤハーネスに係止具を取り付
けて、これら係止具を上記車体ボデイと上記振動体に係
止していることを特徴とする保護材で外装したワイヤハ
ーネスの配索構造を提供している。
【0014】上記のように、振動体と固定体との間に配
索するワイヤハーネスを、弾性体からなる保護材で外装
して、該保護材を固定体と振動体とに係止すると、振動
体に発生する振動を外装材である程度吸収してワイヤハ
ーネスに振動の伝達を抑制できる。かつ、該保護材の両
端から出た位置のワイヤハーネスに直接係止具を取り付
けて振動体と固定体とに係止すると、この固定点の間の
ワイヤハーネスの長さが大となり、この間のワイヤハー
ネスに負荷される振動による伸縮力が分散され、ワイヤ
ハーネスへの損傷を減少できる。
【0015】上記保護材として、請求項1または請求項
2に記載の保護材を用いることが好ましい(請求項
4)。
【0016】上記ワイヤハーネスはエンジンと、該エン
ジンを囲む車体ボデイへと配索されるもので、上記保護
材に取り付けた一方の係止具と上記ワイヤハーネスに取
り付けた一方の係止具を上記エンジンに係止すると共
に、上記保護材の他方に取り付けた係止具と他方の係止
具とを上記車体ボデイに係止する場合に最も効果的に用
いることができる。(請求項5)。
【0017】即ち、エンジンは駆動時および自動車走行
時に車体ボデイよりも大きく振動するため、エンジンボ
デイと車体との間に配索されるワイヤハーネスには振動
による伸縮力が繰り返し負荷され、ワイヤハーネスに損
傷が発生しやすい。よって、このエンジンボデイと車体
とにワイヤハーネスに取り付けた係止具を係止するだけ
では、直接的にワイヤハーネスに振動による負荷および
振動による伸縮負荷が加わるが、弾性を有する外装材を
介してエンジンボデイおよび車体に係止すると、ワイヤ
ハーネスへの負荷を軽減できる。
【0018】上記保護材に取り付ける係止具およびワイ
ヤハーネスに取り付ける係止具としてはバンドクリップ
あるいは基板タイプのクリップが用いられる(請求項
6)。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図4は第1実施形態を示
し、ワイヤハーネス10を自動車のエンジンボデイ2の
上面2aへ、エンジンの側方の車体ボデイ3の上面3a
から配索している。該ワイヤハーネス10の車体ボデイ
3とエンジンボデイ2との間に架け渡す部分Xを、繊維
強化ゴムからなる両端開口の円筒形状の保護材11で外
装している。
【0020】上記ワイヤハーネス10の保護材11で外
装する部分Xは、エンジンボデイ2と車体ボデイ3との
間の最短距離とはせずに、エンジンボデイ2から若干前
方へと延ばして車体ボデイ上面3aへと架け渡してい
る。
【0021】上記保護材11には所要の肉厚を持たせて
強度、剛性を有すようにし、かつ、緩いS字形状に屈曲
させている。
【0022】上記円筒形状の保護材11の内部には、図
3に示すように、ワイヤハーネスが挿通する中空部11
aの断面積を、ワイヤハーネス10の外径よりも大きく
して、上記中空部内11aにワイヤハーネス10を遊挿
するようにしている。かつ、上記のように、保護材11
をS字形状に屈曲させているため、図3(B)に示すよ
うに、、筒体内でワイヤハーネス10が直線状に伸びた
り、図3(A)に示すように保護材11の形状にそって
S字状に屈曲し、保護材11を挿通する部分Xでワイヤ
ハーネス10を伸縮できるようにしている、
【0023】上記保護材11の長さ方向の両端に周知の
バンドクリップ13、14からなる係止具を巻き付けて
保護材11の外周面にバンドクリップ13、14を取り
付けている。また、上記保護材11で外装したワイヤハ
ーネス10には、保護材11の両端から所要寸法をあけ
た位置に、ワイヤハーネス10の外周部に直接バンドク
リップ15、16を巻き付けて取り付けている。これら
バンドクリップ13〜16は羽根状の係止部13a〜1
6aを基部13b〜16bより突設し、該基部13b〜
16bの一端よりバンド13c〜16cを延出させ、基
部13b〜16bに係止した係止孔13d〜16dにバ
ンド13c〜16cを通して係止する構成からなる。
【0024】上記保護材11に取り付けたバンドクリッ
プ13とワイヤハーネス10に取り付けたバンドクリッ
プ15とは、車体配索時に、図1に示すように車体ボデ
イ3側で、(a)点と(b)点とに取り付け、保護材1
1に取り付けたバンドクリップ14とワイヤハーネス1
0に取り付けたバンドクリップ16とは図1に示すよう
にエンジンボデイ2側で、(c)点と(d)点とに取り
付けている。
【0025】即ち、保護材11に取り付けたバンドクリ
ップ13は車体ボデイ上面3aに設けた係止孔(図示せ
ず)に係止部13cを挿入係止する一方、バンドクリッ
プ14をエンジンボデイ上面2aに設けた係止孔に係止
部14aを挿入係止している。この状態で、保護材11
は前後方向に緩いS字形状となっている。
【0026】保護材11の両端から所要寸法離れた位置
のバンドクリップ15は車体ボデイ3の外側面に係止
し、他方のバンドクリップ16はエンジンボデイ上面に
係止している。
【0027】上記のように保護材11を外装したワイヤ
ハーネス10を車体ボデイ3からエンジンボデイ2へと
架け渡した構成とすると、まず、エンジンが駆動してエ
ンジンボデイ2が振動すると、エンジンボデイ2にバン
ドクリップ13、14で係止した保護材11は振動す
る。しかしながら、ワイヤハーネス10は保護材11に
一体化しておらず、遊挿しているだけであるため、保護
材11を挿通したワイヤハーネス10の部分X、即ち、
(a)点と(c)点の間では、バンドクリップ13と1
4から保護材11に伝わる振動を直接的には受けない。
かつ、保護材11が弾性体からなるなるため、振動をあ
る程度減衰する。
【0028】一方、保護材11の両端から所要寸法離れ
た位置の(b)点と(d)点では、ワイヤハーネス10
を直接バンドクリップ15、16を介してエンジンボデ
イ2と車体ボデイ3に固定しているため、エンジンボデ
イ2が振動すると、(b)点と(d)点との間のY部分
のワイヤハーネス10は振動する。
【0029】即ち、ワイヤハーネス10の振動は、短い
寸法のX部分だけに発生するのではなく、このX部分を
含む長い寸法のY部分で発生することとなる。よって、
振動が長い寸法のY部分で分散されることとなり、ワイ
ヤハーネス10に断線が発生しにくくなるとともに、係
止位置のバンドクリップ15と16に対する負荷も低減
することができる。
【0030】さらに、エンジンボデイ2の振動により、
(d)点と(b)点間の寸法Yが増減した場合、図2
(B)に示すように保護材11内のX部分のワイヤハー
ネス10が直線となって、(d)点と(b)点間でのワ
イヤハーネス10の寸法を増加させて追従できる。ま
た、エンジンボデイの振動で(d)点と(b)点の寸法
Yが減少すると、図2(A)に示すように、保護材11
内のX部分のワイヤハーネス10は保護材11内を遊挿
していると共に、保護材11自体をS字形状としている
ため、X部分のワイヤハーネス10もS字状に弛み、
(d)点と(b)点間でのワイヤハーネス10の寸法を
減少させて追従できる。
【0031】このように、ワイヤハーネス10は長い寸
法区間のY部分では振動して伸縮するが、振動及び伸縮
は長い区間で分散されため、ワイヤハーネス10へかか
る局部的な負荷はなく、断線等が生ずるのを防止でき
る。即ち、従来、局部的に大きな振動および伸縮力を受
けていた短い寸法区間のX部分では、弾性材からなる保
護材11内にワイヤハーネス10をフリーな状態で通し
ているだけであるため、局部的な振動および伸縮作用を
受けず、しかも、保護材11で振動を減衰するため、バ
ンドクリップ13、14の締付部位を通してワイヤハー
ネス10に伝わる振動を減衰できる。
【0032】図5及び図6は第2実施形態を示し、補強
繊維含有のエラストマーでS字形状に屈曲させた平板か
らなる保護材11’を形成している。該保護材11’上
にワイヤハーネス10を沿わせてS字形状に配線し、そ
の両側にバンドクリップ13’、14’を取り付けてい
る。
【0033】上記第2実施形態においては、保護材1
1’に対してワイヤハーネス10はフリーではないが、
保護材11’により振動を吸収してワイヤハーネス10
に伝えるため、ワイヤハーネス10に負荷される振動を
減衰できる。また、保護材11’がS字形状で、図6に
示すように、直線状と屈曲状に変位して振動による伸縮
を吸収し、ワイヤハーネス10への負荷を低減できる。
【0034】なお、上記実施形態では係止具としてバン
ドクリップを用いているが、基板上にクリップを備え、
該基板をテープ巻きでワイヤハーネスおよび保護材に取
り付ける基板タイプのクリップを用いてもよいことは言
うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、エンジンと車体ボデイとの間のような、振動
体と固定体との間に架け渡すワイヤハーネスを弾性を有
する保護材で外装し、該保護材を振動体と固定体とに係
止する構成とすると、振動体より発生する振動を保護材
で吸収して、ワイヤハーネスへ伝わる振動を減衰するこ
とができる。よって、振動の負荷によるワイヤハーネス
の損傷及び断線の発生を低減することができる。
【0036】さらに、上記弾性体からなる保護材を筒形
状としてワイヤハーネスをフリーな状態で挿通させる
と、保護材を挿通するワイヤハーネスには振動及び振動
により発生する伸縮力は作用せず、より一層ワイヤハー
ネスに負荷を与えないようにすることができる。
【0037】さらに、上記振動体と固定体とに係止した
保護材を通したワイヤハーネスを、保護材の両端より所
要寸法離れた位置でクリップを介して振動体と固定体と
に係止すると、これらクリップ間に発生する振動と伸縮
力を分散させることができ、ワイヤハーネスへ局部的に
負荷がかかるのを防止して、ワイヤハーネスの損傷発生
及び断線の可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の概略斜視図である。
【図2】 図1の要部拡大断面図である。
【図3】 (A)(B)は第1実施形態の保護材の作用
を示す概略断面図である。
【図4】 第1実施形態の被取付材への寸法関係を示す
説明図である。
【図5】 第2実施形態の概略斜視図である。
【図6】 第2実施形態の保護材の作用を示す概略斜視
図である。
【図7】 従来例の概略斜視図である。
【符号の説明】
2 エンジンボデイ 3 車体ボデイ 10 ワイヤハーネス 11 保護材 13〜16 バンドクリップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の弾性および強度を有する繊維強化
    ゴムあるいは繊維強化樹脂より成形され、両端開口の筒
    体あるいは長尺な基板からなり、 上記筒体にワイヤハーネスを挿通して、あるいは上記基
    板上にワイヤハーネスを支持して、該保護材を係止具を
    介して被取付材に係止する構成としていることを特徴と
    する自動車用ワイヤハーネスの保護材。
  2. 【請求項2】 上記筒体のワイヤハーネスが挿通する中
    空部の断面積は、ワイヤハーネスの外径よりも大きくし
    て、上記中空部内にワイヤハーネスを遊挿するように
    し、かつ、上記筒体はS字形状に屈曲させて、筒体内で
    ワイヤハーネスが伸縮可能としている請求項1に記載の
    自動車用ワイヤハーネスの保護材。
  3. 【請求項3】 所要の弾性および強度を有する材料より
    成形される両端開口の筒体からなる保護材を用い、 上記保護材にワイヤハーネスを摺動自在に挿通して、該
    保護材の長さ方向の両端側に係止具を取り付け、これら
    係止具を介して車体ボデイと、車体に搭載した振動体に
    係止し、かつ、上記保護材の両端から外方に出たワイヤ
    ハーネスに係止具を取り付けて、これら係止具を上記車
    体ボデイと上記振動体に係止していることを特徴とする
    保護材で外装したワイヤハーネスの配索構造。
  4. 【請求項4】 上記保護材として、請求項1または請求
    項2に記載の保護材を用いている請求項3に記載の保護
    材で外装したワイヤハーネスの配索構造。
  5. 【請求項5】 上記ワイヤハーネスはエンジンと、該エ
    ンジンを囲む車体ボデイへと配索されるもので、上記保
    護材に取り付けた一方の係止具と上記ワイヤハーネスに
    取り付けた一方の係止具を上記エンジンに係止すると共
    に、上記保護材の他方に取り付けた係止具と他方の係止
    具とを上記車体ボデイに係止している請求項3または請
    求項4に記載の保護材で外装したワイヤハーネスの配索
    構造。
  6. 【請求項6】 上記保護材に取り付ける係止具およびワ
    イヤハーネスに取り付ける係止具としてバンドクリップ
    あるいは基板タイプのクリップを用いている請求項3乃
    至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配
    索構造。
JP9058029A 1997-03-12 1997-03-12 自動車用ワイヤハーネスの保護材および該保護材で外装したワイヤハーネスの配索構造 Withdrawn JPH10257631A (ja)

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