JPH10256560A - 半導体装置の駆動方法および半導体装置 - Google Patents
半導体装置の駆動方法および半導体装置Info
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- JPH10256560A JPH10256560A JP9358848A JP35884897A JPH10256560A JP H10256560 A JPH10256560 A JP H10256560A JP 9358848 A JP9358848 A JP 9358848A JP 35884897 A JP35884897 A JP 35884897A JP H10256560 A JPH10256560 A JP H10256560A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/76—Unipolar devices, e.g. field effect transistors
- H01L29/772—Field effect transistors
- H01L29/78—Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
- H01L29/786—Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film
- H01L29/78645—Thin film transistors, i.e. transistors with a channel being at least partly a thin film with multiple gate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 制御電圧に対する閾値電圧の変化率を大きく
すること。また、閾値電圧を下げてメモリセルの蓄積電
荷量を高めること。 【解決手段】 本発明は、基板10上の埋め込み酸化膜
11を介して設けられたチャネル領域と、チャネル領域
と対応する埋め込み酸化膜11内でチャネル領域との間
に第1ゲート酸化膜20を介して設けられている第1ゲ
ート電極21と、チャネル領域を間として第1ゲート電
極21と反対側に第2ゲート酸化膜30を介して設けら
れている第2ゲート電極31とを備えている半導体装置
において、第1ゲート電極21または第2ゲート電極3
1を信号入力用とし、第2ゲート電極31または第1ゲ
ート電極21をゲート閾値制御用として駆動する方法で
ある。また、MOSトランジスタと容量素子とを備える
メモリセルにおいてMOSトランジスタのゲート閾値を
制御するゲート閾値制御手段を備えている半導体装置で
もある。
すること。また、閾値電圧を下げてメモリセルの蓄積電
荷量を高めること。 【解決手段】 本発明は、基板10上の埋め込み酸化膜
11を介して設けられたチャネル領域と、チャネル領域
と対応する埋め込み酸化膜11内でチャネル領域との間
に第1ゲート酸化膜20を介して設けられている第1ゲ
ート電極21と、チャネル領域を間として第1ゲート電
極21と反対側に第2ゲート酸化膜30を介して設けら
れている第2ゲート電極31とを備えている半導体装置
において、第1ゲート電極21または第2ゲート電極3
1を信号入力用とし、第2ゲート電極31または第1ゲ
ート電極21をゲート閾値制御用として駆動する方法で
ある。また、MOSトランジスタと容量素子とを備える
メモリセルにおいてMOSトランジスタのゲート閾値を
制御するゲート閾値制御手段を備えている半導体装置で
もある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャネル領域を挟
む状態で2つのゲート電極が設けられた半導体装置の駆
動方法および半導体装置に関する。
む状態で2つのゲート電極が設けられた半導体装置の駆
動方法および半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS−FETの閾値電圧Vthは
電源電圧VDDの1/3以下(例えば1/5)を目安に設
定されている。このようなMOS−FETにおいて、回
路の信号処理速度はMOS−FETの電流駆動能力に比
例し、電源電圧VDDと閾値電圧Vthとの差(VDD−Vt
h)が大きいほど速くなる。一方、消費電力のうちの無
駄に消費される分の主要因はMOS−FETのサブスレ
ッシュホールド電流によるリーク電流であり、Exp
(−Vth/S)に比例する。
電源電圧VDDの1/3以下(例えば1/5)を目安に設
定されている。このようなMOS−FETにおいて、回
路の信号処理速度はMOS−FETの電流駆動能力に比
例し、電源電圧VDDと閾値電圧Vthとの差(VDD−Vt
h)が大きいほど速くなる。一方、消費電力のうちの無
駄に消費される分の主要因はMOS−FETのサブスレ
ッシュホールド電流によるリーク電流であり、Exp
(−Vth/S)に比例する。
【0003】ここで、Sは閾値Vthより低いゲート電圧
Vgsの領域すなわちサブスレッシュホールド領域でのゲ
ート電圧とドレイン電流Idsとの対数の比ΔVgs/Δl
og(Ids)である。つまり、処理速度向上の観点から
は閾値電圧|Vth|をできるだけ小さくし、消費電力低
減の観点からは閾値電圧|Vth|をできるだけ大きくす
る必要が生じている。
Vgsの領域すなわちサブスレッシュホールド領域でのゲ
ート電圧とドレイン電流Idsとの対数の比ΔVgs/Δl
og(Ids)である。つまり、処理速度向上の観点から
は閾値電圧|Vth|をできるだけ小さくし、消費電力低
減の観点からは閾値電圧|Vth|をできるだけ大きくす
る必要が生じている。
【0004】近年では、ロジックの高速化とDRAMの
データ保持特性にかかわるリーク電流の減少の必要性と
を同一の閾値電圧Vthで満たすことが困難となり、DR
AM用には例えば0.7V、ロジック用には0.4Vと
いう2つの閾値電圧を設定する集積回路が使用されるよ
うになってきている。
データ保持特性にかかわるリーク電流の減少の必要性と
を同一の閾値電圧Vthで満たすことが困難となり、DR
AM用には例えば0.7V、ロジック用には0.4Vと
いう2つの閾値電圧を設定する集積回路が使用されるよ
うになってきている。
【0005】また、さらなる高速化、低電源電圧化に伴
い、ロジック用も更に低い0.2V程度の閾値電圧を設
定する場合もある。
い、ロジック用も更に低い0.2V程度の閾値電圧を設
定する場合もある。
【0006】このような閾値電圧の低下においては、D
RAMのデータ保持特性の観点のみならず総消費電力に
おけるサブスレッシュホールド領域のリーク電流成分が
無視できなくなる。
RAMのデータ保持特性の観点のみならず総消費電力に
おけるサブスレッシュホールド領域のリーク電流成分が
無視できなくなる。
【0007】そこで、MOS−FETのチャネル下の基
板にバイアス電圧を印加して閾値電圧Vthを可変し、動
作時には低い閾値電圧で高速動作し、非動作時には高い
閾値電圧に変えてリーク電流を減少させる技術が考えら
れている。
板にバイアス電圧を印加して閾値電圧Vthを可変し、動
作時には低い閾値電圧で高速動作し、非動作時には高い
閾値電圧に変えてリーク電流を減少させる技術が考えら
れている。
【0008】図10(a)に示す半導体装置は、基板1
のウエル2内に形成されたソース3、ドレイン4、およ
びチャネル領域と、チャネル領域上にゲート酸化膜6を
介して設けられたゲート5とを備えており、ウエル2と
導通するウエル電極7を閾値電圧の制御端子としたバル
ク型MOSトランジスタを示している。
のウエル2内に形成されたソース3、ドレイン4、およ
びチャネル領域と、チャネル領域上にゲート酸化膜6を
介して設けられたゲート5とを備えており、ウエル2と
導通するウエル電極7を閾値電圧の制御端子としたバル
ク型MOSトランジスタを示している。
【0009】また、図10(b)に示す半導体装置は、
基板10上の埋め込み酸化膜11を介して形成されたS
i(シリコン)12にチャネル領域が形成されたSOI
型の半導体装置であり、チャネル下の空乏化していない
層(Floating Body13)を閾値電圧の制
御端子として使用する場合を示している。
基板10上の埋め込み酸化膜11を介して形成されたS
i(シリコン)12にチャネル領域が形成されたSOI
型の半導体装置であり、チャネル下の空乏化していない
層(Floating Body13)を閾値電圧の制
御端子として使用する場合を示している。
【0010】また、図11(a)は図10(a)に示す
バルク型MOSトランジスタにおいて、ウエル電極7に
接続された制御端子8をゲート5と短絡して使用する場
合、図11(b)は図10(b)に示すSOI型の半導
体装置において、ゲートに接続された制御端子8をFl
oating Body13と短絡して使用する場合を
各々示している。
バルク型MOSトランジスタにおいて、ウエル電極7に
接続された制御端子8をゲート5と短絡して使用する場
合、図11(b)は図10(b)に示すSOI型の半導
体装置において、ゲートに接続された制御端子8をFl
oating Body13と短絡して使用する場合を
各々示している。
【0011】また、近年ではDRAMのメモリ容量の増
大に伴い、1ビット線につながるセル数も増加してお
り、読み出し時にビット線を駆動するのに必要な電荷量
も大きくなってきている。
大に伴い、1ビット線につながるセル数も増加してお
り、読み出し時にビット線を駆動するのに必要な電荷量
も大きくなってきている。
【0012】セルの電荷量を確保するには、キャパシタ
容量を大きくする方法と電圧を高くする方法とがある
が、キャパシタ容量を大きくするとセル面積が大きくな
ったり、キャパシタの高さが増して配線プロセスが複雑
になってしまう。そこで、電圧を高くすることで電荷量
を確保することが望まれている。
容量を大きくする方法と電圧を高くする方法とがある
が、キャパシタ容量を大きくするとセル面積が大きくな
ったり、キャパシタの高さが増して配線プロセスが複雑
になってしまう。そこで、電圧を高くすることで電荷量
を確保することが望まれている。
【0013】このような観点から、従来では、選択ワー
ド線の電位を昇圧回路により電源より高い電位にし、H
ighレベル時のキャパシタのノード電位を電源電位に
近い電位に引き上げる、いわゆるワード線ブーストが行
われている。
ド線の電位を昇圧回路により電源より高い電位にし、H
ighレベル時のキャパシタのノード電位を電源電位に
近い電位に引き上げる、いわゆるワード線ブーストが行
われている。
【0014】また、MOSFETが逆方向の基板バイア
スを受けて、その閾値が増大しないようソースと基板
(実構造ではウェル)とを短絡することも行われてい
る。
スを受けて、その閾値が増大しないようソースと基板
(実構造ではウェル)とを短絡することも行われてい
る。
【0015】さらに、MOSFETの閾値を低く設定し
てキャパシタのノード電位を高めるようにするととも
に、スタンバイ時(非動作時)にソース電位を上げるこ
とでサブスレッシュホールド領域でのリーク電流低減を
図ることも行われている。
てキャパシタのノード電位を高めるようにするととも
に、スタンバイ時(非動作時)にソース電位を上げるこ
とでサブスレッシュホールド領域でのリーク電流低減を
図ることも行われている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな半導体装置の駆動方法および半導体装置には次のよ
うな問題がある。すなわち、図10(a)に示す例では
ドレイン−基板間に、また図10(b)に示す例ではド
レイン−Floating Body13間にバイアス
がかかるため、順バイアス状態で電流が流れださない条
件では0.6V程度しか制御用の電圧を印加できない。
これにより、閾値電圧の変化量をわずかしか得ることが
できないという問題がある。
うな半導体装置の駆動方法および半導体装置には次のよ
うな問題がある。すなわち、図10(a)に示す例では
ドレイン−基板間に、また図10(b)に示す例ではド
レイン−Floating Body13間にバイアス
がかかるため、順バイアス状態で電流が流れださない条
件では0.6V程度しか制御用の電圧を印加できない。
これにより、閾値電圧の変化量をわずかしか得ることが
できないという問題がある。
【0017】しかも、閾値電圧を高くした場合には変化
量が大きくなり、閾値電圧を小さくした場合には変化量
が小さくなるというように、閾値電圧の変化量がその大
きさに依存してしまい、閾値電圧を小さくする設定では
変化量もわずかしか得られないという問題が生じる。
量が大きくなり、閾値電圧を小さくした場合には変化量
が小さくなるというように、閾値電圧の変化量がその大
きさに依存してしまい、閾値電圧を小さくする設定では
変化量もわずかしか得られないという問題が生じる。
【0018】さらに、ドレイン−制御端子が接合分離さ
れていることで順バイアス状態では寄生容量が大きくな
ってしまうという問題がある。また、逆バイアスにする
ことで大きな閾値電圧の変化量を得ることはできるが、
大きな印加電圧が必要となり、微細パターンによって構
成されるMOSトランジスタ等では耐圧等の信頼性の問
題が生じてしまう。また、素子単位で制御電圧を変える
場合、バルク型MOS−FETではウエルを素子毎に分
離しなければならず素子の集積密度の低下を招くことに
なる。
れていることで順バイアス状態では寄生容量が大きくな
ってしまうという問題がある。また、逆バイアスにする
ことで大きな閾値電圧の変化量を得ることはできるが、
大きな印加電圧が必要となり、微細パターンによって構
成されるMOSトランジスタ等では耐圧等の信頼性の問
題が生じてしまう。また、素子単位で制御電圧を変える
場合、バルク型MOS−FETではウエルを素子毎に分
離しなければならず素子の集積密度の低下を招くことに
なる。
【0019】また、DRAMのセルにおけるMOSFE
Tにおいてワード線ブースト技術によりキャパシタ容量
を増加させると、ワード線電位が高くなり、耐圧等の信
頼性上必要なゲート酸化膜厚も厚くなり、このようなゲ
ート酸化膜厚では他のロジック部との整合性が取れなく
なってしまう。
Tにおいてワード線ブースト技術によりキャパシタ容量
を増加させると、ワード線電位が高くなり、耐圧等の信
頼性上必要なゲート酸化膜厚も厚くなり、このようなゲ
ート酸化膜厚では他のロジック部との整合性が取れなく
なってしまう。
【0020】また、MOSFETの閾値が増大しないよ
うソースと基板とを短絡しても、閾値の増大分を抑制で
きるだけであり、キャパシタのノード電位を高めて十分
な電荷量を確保するには至らない。
うソースと基板とを短絡しても、閾値の増大分を抑制で
きるだけであり、キャパシタのノード電位を高めて十分
な電荷量を確保するには至らない。
【0021】さらに、MOSFETの閾値を低く設定し
てキャパシタのノード電位を高め、サブスレッシュホー
ルド領域でのリーク電流低減を図るため非動作時のソー
ス電位を上げる場合でも、あまり高いソース電位を設定
すると閾値変化量が増してしまう。このため、設定する
閾値をあまり低くすることができず、十分な電荷量を確
保できるほどノード電位を高くできないという問題があ
る。
てキャパシタのノード電位を高め、サブスレッシュホー
ルド領域でのリーク電流低減を図るため非動作時のソー
ス電位を上げる場合でも、あまり高いソース電位を設定
すると閾値変化量が増してしまう。このため、設定する
閾値をあまり低くすることができず、十分な電荷量を確
保できるほどノード電位を高くできないという問題があ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された半導体装置の駆動方法および
半導体装置である。すなわち、本発明の半導体装置の駆
動方法は、基板上の絶縁膜を介して設けられた半導体層
に形成されているチャネル領域と、チャネル領域と対応
する絶縁膜内でチャネル領域との間に絶縁膜による第1
ゲート絶縁膜を介して設けられている第1ゲート電極
と、チャネル領域を間として第1ゲート電極と反対側に
第2ゲート絶縁膜を介して設けられている第2ゲート電
極とを備えている半導体装置において、第1ゲート電極
または第2ゲート電極を信号入力用とし、第2ゲート電
極または第1ゲート電極をゲート閾値制御用として駆動
する方法である。
を解決するために成された半導体装置の駆動方法および
半導体装置である。すなわち、本発明の半導体装置の駆
動方法は、基板上の絶縁膜を介して設けられた半導体層
に形成されているチャネル領域と、チャネル領域と対応
する絶縁膜内でチャネル領域との間に絶縁膜による第1
ゲート絶縁膜を介して設けられている第1ゲート電極
と、チャネル領域を間として第1ゲート電極と反対側に
第2ゲート絶縁膜を介して設けられている第2ゲート電
極とを備えている半導体装置において、第1ゲート電極
または第2ゲート電極を信号入力用とし、第2ゲート電
極または第1ゲート電極をゲート閾値制御用として駆動
する方法である。
【0023】このような本発明では、チャネル領域を挟
む状態で設けられた第1ゲート電極と第2ゲート電極と
において、第1ゲート電極または第2ゲート電極を信号
入力用とし、第2ゲート電極または第1ゲート電極をゲ
ート閾値制御用として駆動することで、チャネル不純物
濃度による閾値電圧と独立してゲート閾値制御用の電圧
を設定でき、ゲート閾値制御電圧に対する閾値電圧変化
量を大きくすることができるようになる。
む状態で設けられた第1ゲート電極と第2ゲート電極と
において、第1ゲート電極または第2ゲート電極を信号
入力用とし、第2ゲート電極または第1ゲート電極をゲ
ート閾値制御用として駆動することで、チャネル不純物
濃度による閾値電圧と独立してゲート閾値制御用の電圧
を設定でき、ゲート閾値制御電圧に対する閾値電圧変化
量を大きくすることができるようになる。
【0024】また、本発明の半導体装置は、MOSトラ
ンジスタと容量素子とからメモリセルが構成されるもの
であり、MOSトランジスタのゲート閾値を制御するゲ
ート閾値制御手段を備えている。
ンジスタと容量素子とからメモリセルが構成されるもの
であり、MOSトランジスタのゲート閾値を制御するゲ
ート閾値制御手段を備えている。
【0025】このような本発明では、ゲート閾値制御手
段によってMOSトランジスタのゲート閾値を制御でき
ることから、動作時の閾値を低くしてメモリセルにおけ
るノード電位を高めて十分な電荷量を確保するととも
に、非動作時の閾値を高くしてサブスレッシュホールド
領域でのリーク電流を低減できるようになる。
段によってMOSトランジスタのゲート閾値を制御でき
ることから、動作時の閾値を低くしてメモリセルにおけ
るノード電位を高めて十分な電荷量を確保するととも
に、非動作時の閾値を高くしてサブスレッシュホールド
領域でのリーク電流を低減できるようになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体装置の駆
動方法における実施の形態を図に基づいて説明する。図
1は本実施形態の駆動方法にかかる半導体装置の構成を
説明する模式断面図である。
動方法における実施の形態を図に基づいて説明する。図
1は本実施形態の駆動方法にかかる半導体装置の構成を
説明する模式断面図である。
【0027】すなわち、この半導体装置は、基板10上
の絶縁膜である埋め込み酸化膜11を介して設けられた
シリコン等の半導体層(Si12)に形成されているチ
ャネル領域と、このチャネル領域と対応する埋め込み酸
化膜11内でチャネル領域との間にその埋め込み酸化膜
11による第1ゲート酸化膜20を介して設けられてい
る第1ゲート電極21と、チャネル領域を間として第1
ゲート電極21と反対側に第2ゲート酸化膜30を介し
て設けられている第2ゲート電極31とを備えるSOI
構造のFETとなっている。
の絶縁膜である埋め込み酸化膜11を介して設けられた
シリコン等の半導体層(Si12)に形成されているチ
ャネル領域と、このチャネル領域と対応する埋め込み酸
化膜11内でチャネル領域との間にその埋め込み酸化膜
11による第1ゲート酸化膜20を介して設けられてい
る第1ゲート電極21と、チャネル領域を間として第1
ゲート電極21と反対側に第2ゲート酸化膜30を介し
て設けられている第2ゲート電極31とを備えるSOI
構造のFETとなっている。
【0028】図2〜図3はこの半導体装置の製造工程を
順に説明する模式断面図である。先ず、図2(a)に示
すように、Si12の基板(例えば、725μm厚)を
用意し、図2(b)に示すように、Si12をエッチン
グして所定の凹部を形成した状態で、SiO2 12a
(例えば、0.06μm厚)とpoly−Si12b
(例えば、5μm厚)とを積層する。この際、SiO2
12aを形成した後、凸状となるSi12の上に、例え
ば300nm厚のドーピングを施したpoly−Siか
ら成る第1ゲート電極(図示せず)を形成しておく。次
いで、図2(c)に示すように、poly−Si12b
を平坦化研磨する。
順に説明する模式断面図である。先ず、図2(a)に示
すように、Si12の基板(例えば、725μm厚)を
用意し、図2(b)に示すように、Si12をエッチン
グして所定の凹部を形成した状態で、SiO2 12a
(例えば、0.06μm厚)とpoly−Si12b
(例えば、5μm厚)とを積層する。この際、SiO2
12aを形成した後、凸状となるSi12の上に、例え
ば300nm厚のドーピングを施したpoly−Siか
ら成る第1ゲート電極(図示せず)を形成しておく。次
いで、図2(c)に示すように、poly−Si12b
を平坦化研磨する。
【0029】次に、図3(a)に示すように、先の工程
で平坦化したpoly−Si12bを介して基板10を
貼り合わせる。その後、図3(b)に示すようにエッジ
の研削を行い、図3(c)に示すように、Si12の選
択研磨を行い、例えば0.03μm厚の素子形成部のみ
を残すようにする。
で平坦化したpoly−Si12bを介して基板10を
貼り合わせる。その後、図3(b)に示すようにエッジ
の研削を行い、図3(c)に示すように、Si12の選
択研磨を行い、例えば0.03μm厚の素子形成部のみ
を残すようにする。
【0030】本実施形態における半導体装置は、この素
子形成部にチャネル領域を形成するにあたり、チャネル
不純物濃度を下げる(例えば、5×1015cm-3)、ま
たはSi12の層厚を薄くして(例えば、50nm)、
ゲートとチャネルSiとのワークワンクション差でチャ
ネル領域を空乏層化した完全空乏型SOIとしている。
子形成部にチャネル領域を形成するにあたり、チャネル
不純物濃度を下げる(例えば、5×1015cm-3)、ま
たはSi12の層厚を薄くして(例えば、50nm)、
ゲートとチャネルSiとのワークワンクション差でチャ
ネル領域を空乏層化した完全空乏型SOIとしている。
【0031】このような第1ゲート電極21および第2
ゲート電極31によってチャネル領域を挟む構造によ
り、閾値電圧Vthと、その閾値電圧を制御した場合の変
化量ΔVthとを各々別個に設定できるようになる。
ゲート電極31によってチャネル領域を挟む構造によ
り、閾値電圧Vthと、その閾値電圧を制御した場合の変
化量ΔVthとを各々別個に設定できるようになる。
【0032】ここで、図1に示す半導体装置の第2ゲー
ト電極31を信号入力用、第1ゲート電極21を閾値制
御用として駆動した場合の閾値電圧Vthおよび閾値電圧
Vthの変位量ΔVthを数1および数2に示す。
ト電極31を信号入力用、第1ゲート電極21を閾値制
御用として駆動した場合の閾値電圧Vthおよび閾値電圧
Vthの変位量ΔVthを数1および数2に示す。
【0033】
【数1】
【0034】
【数2】
【0035】同様に、図1に示す半導体装置の第1ゲー
ト電極21を信号入力用、第2ゲート電極31を閾値制
御用として駆動した場合の閾値電圧Vthb および閾値電
圧Vthb の変位量ΔVthb を数3および数4に示す。
ト電極21を信号入力用、第2ゲート電極31を閾値制
御用として駆動した場合の閾値電圧Vthb および閾値電
圧Vthb の変位量ΔVthb を数3および数4に示す。
【0036】
【数3】
【0037】
【数4】
【0038】なお、上記各式においてφs はSi層表面
ポテンシャル、φsbはSOI層裏面ポテンシャル、VFB
はSi層表面フラットバンド電圧、VFBb はSOI層裏
面フラットバンド電圧、Coxは第2ゲート容量、Coxb
は第1ゲート容量、CsiはSi層容量、Toxは第2ゲー
ト酸化膜厚、Toxb は第1ゲート酸化膜厚、TsiはSi
層厚、QsiはSOI層不純物量、Vg は第2ゲート電極
印加電圧、Vgbは第1ゲート電極印加電圧、Vthは第2
ゲート電極を信号入力用とした場合の閾値電圧、Vthb
は第1ゲート電極を信号入力用とした場合の閾値電圧を
各々示している。
ポテンシャル、φsbはSOI層裏面ポテンシャル、VFB
はSi層表面フラットバンド電圧、VFBb はSOI層裏
面フラットバンド電圧、Coxは第2ゲート容量、Coxb
は第1ゲート容量、CsiはSi層容量、Toxは第2ゲー
ト酸化膜厚、Toxb は第1ゲート酸化膜厚、TsiはSi
層厚、QsiはSOI層不純物量、Vg は第2ゲート電極
印加電圧、Vgbは第1ゲート電極印加電圧、Vthは第2
ゲート電極を信号入力用とした場合の閾値電圧、Vthb
は第1ゲート電極を信号入力用とした場合の閾値電圧を
各々示している。
【0039】また、図1に示す半導体装置の第1ゲート
電極21への印加電圧Vgbに対する第2ゲート電極31
による閾値電圧Vthの変化を図4および図5に示す。図
4は第1ゲート電極21へ順方向バイアスを加えた場
合、図5は第1ゲート電極21へ逆方向バイアスを加え
た場合である。
電極21への印加電圧Vgbに対する第2ゲート電極31
による閾値電圧Vthの変化を図4および図5に示す。図
4は第1ゲート電極21へ順方向バイアスを加えた場
合、図5は第1ゲート電極21へ逆方向バイアスを加え
た場合である。
【0040】図4および図5において、横軸は第1ゲー
ト電極21への印加電圧Vgb、縦軸左側は閾値電圧Vt
h、縦軸右側は閾値電圧の変化量ΔVthである。
ト電極21への印加電圧Vgb、縦軸左側は閾値電圧Vt
h、縦軸右側は閾値電圧の変化量ΔVthである。
【0041】ここで、半導体装置の高速動作とリーク電
流低減のために必要となる閾値電圧Vthの変化量の目安
は次のようになる。 (1)high Vth …0.7(V) (2)medium Vth…0.4〜0.6(V) (3)low Vth …0.0〜0.2(V)
流低減のために必要となる閾値電圧Vthの変化量の目安
は次のようになる。 (1)high Vth …0.7(V) (2)medium Vth…0.4〜0.6(V) (3)low Vth …0.0〜0.2(V)
【0042】すなわち、高速動作を行う場合には比較的
低い閾値電圧Vthで動作させ、非動作時のリーク電流を
抑制するためには比較的高い閾値電圧Vthにしておく。
上記の目安から、この閾値電圧Vthの変化量としては
0.3(V)程度が必要となる。
低い閾値電圧Vthで動作させ、非動作時のリーク電流を
抑制するためには比較的高い閾値電圧Vthにしておく。
上記の目安から、この閾値電圧Vthの変化量としては
0.3(V)程度が必要となる。
【0043】図4および図5に示すように、例えば第1
ゲート酸化膜20(図1参照)、第2ゲート酸化膜30
(図1参照)ともに5nm厚とした場合には、第1ゲー
ト電極21へ印加する制御用電圧0.8(V)で閾値電
圧Vthの変化量ΔVthを0.3(V)得ることができ
る。
ゲート酸化膜20(図1参照)、第2ゲート酸化膜30
(図1参照)ともに5nm厚とした場合には、第1ゲー
ト電極21へ印加する制御用電圧0.8(V)で閾値電
圧Vthの変化量ΔVthを0.3(V)得ることができ
る。
【0044】例えば、携帯通信端末において電池1本の
電圧が1(V)であった場合、この電源の範囲で0.3
(V)の閾値電圧の変化量が得られれば実用的である。
これを満たす条件としては、 (0.333Tsi+Toxb )/Tox<3 のようになる。
電圧が1(V)であった場合、この電源の範囲で0.3
(V)の閾値電圧の変化量が得られれば実用的である。
これを満たす条件としては、 (0.333Tsi+Toxb )/Tox<3 のようになる。
【0045】ただし、この条件を満たす第1ゲート酸化
膜20の膜厚を得るにはプロセス中の熱処理の制約があ
る。そこで、本実施形態では、第1ゲート酸化膜20よ
り第2ゲート酸化膜30の膜厚の方が薄く形成しやすい
点に着目し、第2ゲート電極30へ閾値電圧制御用の電
圧を印加し、第1ゲート電極20を信号入力用として駆
動する。
膜20の膜厚を得るにはプロセス中の熱処理の制約があ
る。そこで、本実施形態では、第1ゲート酸化膜20よ
り第2ゲート酸化膜30の膜厚の方が薄く形成しやすい
点に着目し、第2ゲート電極30へ閾値電圧制御用の電
圧を印加し、第1ゲート電極20を信号入力用として駆
動する。
【0046】数4から分かるように、第1ゲート酸化膜
20の膜厚Toxb が第2ゲート酸化膜30の膜厚Toxに
比べて大きくなればなるほど、第2ゲート電極31への
印加電圧に対する第1ゲート電極21の閾値電圧Vthb
の変化率が大きくなる。この計算例を図6の一点鎖線で
示す。なお、図6では、各係数の絶対値で示している。
20の膜厚Toxb が第2ゲート酸化膜30の膜厚Toxに
比べて大きくなればなるほど、第2ゲート電極31への
印加電圧に対する第1ゲート電極21の閾値電圧Vthb
の変化率が大きくなる。この計算例を図6の一点鎖線で
示す。なお、図6では、各係数の絶対値で示している。
【0047】実用的には閾値電圧の変化量よりも電流駆
動能力の変化量の方が直接回路特性に効く。図6の破線
は、第1ゲート酸化膜20を第2ゲート酸化膜30と同
じ厚さ(例えば5nm)とした場合における特性に換算
した第1ゲート電極21での等価的閾値電圧Eq.Vth
を示すものである。
動能力の変化量の方が直接回路特性に効く。図6の破線
は、第1ゲート酸化膜20を第2ゲート酸化膜30と同
じ厚さ(例えば5nm)とした場合における特性に換算
した第1ゲート電極21での等価的閾値電圧Eq.Vth
を示すものである。
【0048】例えば、第1ゲート酸化膜20の膜厚が4
0nmであった場合、第2ゲート電極31に1(V)の
制御用電圧を印加することによって約0.6(V)の閾
値電圧の変化を得ることができる。すなわち、このよう
な等価的閾値電圧Eq.Vthb に換算しても十分な効果
が得られることが分かる。
0nmであった場合、第2ゲート電極31に1(V)の
制御用電圧を印加することによって約0.6(V)の閾
値電圧の変化を得ることができる。すなわち、このよう
な等価的閾値電圧Eq.Vthb に換算しても十分な効果
が得られることが分かる。
【0049】この等価的閾値電圧Eq.Vthを式で表す
と数5のようになる。ここで、αはショートチャネル効
果を表す定数(1≦α≦2)である。
と数5のようになる。ここで、αはショートチャネル効
果を表す定数(1≦α≦2)である。
【0050】
【数5】
【0051】なお、本実施形態ではチャネル領域にSi
を用いた例を示したが、本発明はこれに限定されず他の
半導体(例えば、GaAs)を用いたものであっても同
様である。また、本実施形態ではSOI構造の半導体装
置を駆動する例を示したが、駆動対象の半導体装置はS
OI構造に限定されず、いわゆる薄膜構造(例えば、T
FT)であっても適用可能である。
を用いた例を示したが、本発明はこれに限定されず他の
半導体(例えば、GaAs)を用いたものであっても同
様である。また、本実施形態ではSOI構造の半導体装
置を駆動する例を示したが、駆動対象の半導体装置はS
OI構造に限定されず、いわゆる薄膜構造(例えば、T
FT)であっても適用可能である。
【0052】さらに、本実施形態では主として第1ゲー
ト酸化膜20より第2ゲート酸化膜30の方が薄く、第
2ゲート酸化膜30と対応する第2ゲート電極31を閾
値電圧制御用とし、第1ゲート電極21を信号入力用と
して使用する例を示したが、本発明はこれに限定され
ず、第1ゲート電極21を閾値電圧制御用、第2ゲート
電極31を信号入力用として使用してもよい。
ト酸化膜20より第2ゲート酸化膜30の方が薄く、第
2ゲート酸化膜30と対応する第2ゲート電極31を閾
値電圧制御用とし、第1ゲート電極21を信号入力用と
して使用する例を示したが、本発明はこれに限定され
ず、第1ゲート電極21を閾値電圧制御用、第2ゲート
電極31を信号入力用として使用してもよい。
【0053】次に、本発明の半導体装置における実施の
形態を説明する。図7(a)は本実施形態の半導体装置
であるDRAMのセルを示す回路図(その1)である。
すなわち、このDRAMのセルは、MOSFET100
と、キャパシタ200とから構成され、このMOSFE
T100として先に説明した第1ゲート電極21(図1
参照)と対応する第1ゲート電極101および第2ゲー
ト電極31(図1参照)と対応する第2ゲート電極10
2の2つを備えたものが適用されている。
形態を説明する。図7(a)は本実施形態の半導体装置
であるDRAMのセルを示す回路図(その1)である。
すなわち、このDRAMのセルは、MOSFET100
と、キャパシタ200とから構成され、このMOSFE
T100として先に説明した第1ゲート電極21(図1
参照)と対応する第1ゲート電極101および第2ゲー
ト電極31(図1参照)と対応する第2ゲート電極10
2の2つを備えたものが適用されている。
【0054】なお、図7(a)に示すMOSFET10
0において、ビット線B側の電極とキャパシタ200側
の電極とは動作状態によりその電位関係が異なるが、本
実施形態では便宜上ビット線B側をドレインD、キャパ
シタ200側をソースSとする。
0において、ビット線B側の電極とキャパシタ200側
の電極とは動作状態によりその電位関係が異なるが、本
実施形態では便宜上ビット線B側をドレインD、キャパ
シタ200側をソースSとする。
【0055】MOSFET100の第1ゲート電極10
1にはワード線Wが接続される。このワード線Wは非動
作時にはLowレベルとなり、セルへのデータ書き込み
および読み出し時にはHighレベルとなる。
1にはワード線Wが接続される。このワード線Wは非動
作時にはLowレベルとなり、セルへのデータ書き込み
および読み出し時にはHighレベルとなる。
【0056】また、ビット線Bは通常電源電圧の1/2
に保持しておき、データの書き込み時には書き込むべき
情報に対応したLowレベルまたはHighレベルの電
位となる。読み出し時にはキャパシタ200の蓄積電
荷、ビット線Bの寄生容量の蓄積電荷、ビット線Bに接
続された他のセルのMOSFETのドレイン寄生容量の
蓄積電荷を各容量で分配した電位となる。
に保持しておき、データの書き込み時には書き込むべき
情報に対応したLowレベルまたはHighレベルの電
位となる。読み出し時にはキャパシタ200の蓄積電
荷、ビット線Bの寄生容量の蓄積電荷、ビット線Bに接
続された他のセルのMOSFETのドレイン寄生容量の
蓄積電荷を各容量で分配した電位となる。
【0057】キャパシタ200の蓄積電荷は、Lowレ
ベルが書き込まれた時は「0」、一方、Highレベル
が書き込まれた時はQ=C・Vnodeとなる。ここで、Q
は蓄積電荷量、Cはキャパシタ200の容量、Vnodeは
ノードNの電位(Vnode=Highレベルの電位−MO
SFET100の閾値電圧)である。
ベルが書き込まれた時は「0」、一方、Highレベル
が書き込まれた時はQ=C・Vnodeとなる。ここで、Q
は蓄積電荷量、Cはキャパシタ200の容量、Vnodeは
ノードNの電位(Vnode=Highレベルの電位−MO
SFET100の閾値電圧)である。
【0058】このような本実施形態のDRAMのセルで
は、MOSFET100の例えば表面側である第2ゲー
ト電極102を制御線Tに接続して閾値制御用として駆
動することによって、動作時には低閾値でノードNの電
位を高めてキャパシタ200の蓄積電荷量を高め、非動
作時には高閾値でサブスレッシュホールド領域でのリー
ク電流を低減する点に特徴がある。
は、MOSFET100の例えば表面側である第2ゲー
ト電極102を制御線Tに接続して閾値制御用として駆
動することによって、動作時には低閾値でノードNの電
位を高めてキャパシタ200の蓄積電荷量を高め、非動
作時には高閾値でサブスレッシュホールド領域でのリー
ク電流を低減する点に特徴がある。
【0059】本実施形態では、MOSFET100の閾
値電圧として、キャパシタ200の電荷がMOSFET
100を介して放電し、データリテンション特性が劣化
しないような値に設定する。
値電圧として、キャパシタ200の電荷がMOSFET
100を介して放電し、データリテンション特性が劣化
しないような値に設定する。
【0060】ここで、MOSFET100のリーク電流
は、サブスレッシュホールド電流と接合リーク電流とか
らなる。接合リーク電流はMOSFET100の電極形
成のためのソース領域を形成する接合で物性定数と接合
面積とで決められる。また、サブスレッシュホールド電
流は、閾値設定で変えることができ、 Ils=I0 ・Exp(−Vth/S) で表すことができる。
は、サブスレッシュホールド電流と接合リーク電流とか
らなる。接合リーク電流はMOSFET100の電極形
成のためのソース領域を形成する接合で物性定数と接合
面積とで決められる。また、サブスレッシュホールド電
流は、閾値設定で変えることができ、 Ils=I0 ・Exp(−Vth/S) で表すことができる。
【0061】この式で、Ilsはサブスレッシュホール
ド電流、I0 は物性定数で決まる量、Sは物性定数と構
造とで決まる量、Vthは閾値電圧である。
ド電流、I0 は物性定数で決まる量、Sは物性定数と構
造とで決まる量、Vthは閾値電圧である。
【0062】Sは65mV〜100mVの値をもつた
め、閾値電圧Vthが65mV〜100mVだけ高くなる
とサブスレッシュホールド電流は1桁小さくなる。した
がって、通常閾値電圧Vthを0.7V程度に設定してお
く。
め、閾値電圧Vthが65mV〜100mVだけ高くなる
とサブスレッシュホールド電流は1桁小さくなる。した
がって、通常閾値電圧Vthを0.7V程度に設定してお
く。
【0063】そこで、電源電圧1Vの時にビット線Bか
らHighレベルの1Vを書き込む場合のノード電位を
従来技術と比べて考える。
らHighレベルの1Vを書き込む場合のノード電位を
従来技術と比べて考える。
【0064】図8は制御用電圧Vgbに対する閾値電圧V
thを示す図(逆方向バイアス)であり、チャネル不純物
濃度Naをパラメータとしたものである。この図より、
例えばチャネル不純物Naが3×1017cm-3の場合に
おいて、制御用電圧Vgbとして1Vの逆バイアスがかか
ったとき、閾値電圧は0.2V高くなることが分かる。
thを示す図(逆方向バイアス)であり、チャネル不純物
濃度Naをパラメータとしたものである。この図より、
例えばチャネル不純物Naが3×1017cm-3の場合に
おいて、制御用電圧Vgbとして1Vの逆バイアスがかか
ったとき、閾値電圧は0.2V高くなることが分かる。
【0065】キャパシタ200の必要電荷蓄積量はソフ
トエラー耐性として必要な約30fCである。また、近
年のメモリの大容量化にともない、1ビット線につなが
るセル数が増加し、読み出し時にビット線Bを駆動する
のに必要な電荷量も上記と同様な値となっている。
トエラー耐性として必要な約30fCである。また、近
年のメモリの大容量化にともない、1ビット線につなが
るセル数が増加し、読み出し時にビット線Bを駆動する
のに必要な電荷量も上記と同様な値となっている。
【0066】いま、ワード線Bの電位を電源電圧の1V
とすると、従来のセル構造におけるノード電位Vnode
は、Vnode=Highレベルの電位(電源電圧の1V)
−MOSFETの閾値電圧(0.7V)−閾値の変化量
(0.07V)より0.23Vとなり、キャパシタの十
分な電荷蓄積を得ることができない。
とすると、従来のセル構造におけるノード電位Vnode
は、Vnode=Highレベルの電位(電源電圧の1V)
−MOSFETの閾値電圧(0.7V)−閾値の変化量
(0.07V)より0.23Vとなり、キャパシタの十
分な電荷蓄積を得ることができない。
【0067】また、従来のワード線ブースト技術によっ
てノード電位を約1Vまで上げた場合には、約4倍の電
荷蓄積量を得ることができるものの、そのために必要な
ワード線の電位は、電源電圧(1V)+閾値電圧(0.
7V)+閾値の変化量(0.2V)から求まるように
1.9Vすなわち電源電圧の約2倍になってしまう。
てノード電位を約1Vまで上げた場合には、約4倍の電
荷蓄積量を得ることができるものの、そのために必要な
ワード線の電位は、電源電圧(1V)+閾値電圧(0.
7V)+閾値の変化量(0.2V)から求まるように
1.9Vすなわち電源電圧の約2倍になってしまう。
【0068】このため、耐圧等の信頼性を確保する上で
ゲート酸化膜を十分に厚くしなければならず、このよう
なゲート酸化膜厚では他のロジック部との整合性がとれ
なくなってしまう。
ゲート酸化膜を十分に厚くしなければならず、このよう
なゲート酸化膜厚では他のロジック部との整合性がとれ
なくなってしまう。
【0069】さらに、MOSFETのソース電極をウェ
ルとを短絡して閾値電圧変化を抑制する場合には、ノー
ド電位Vnodeとして、Vnode=Highレベルの電位
(電源電圧の1V)−MOSFETの閾値電圧(0.7
V)より0.3Vとなる。しかしながら、この程度では
先と同様キャパシタの十分な電荷蓄積量を得ることがで
きない。
ルとを短絡して閾値電圧変化を抑制する場合には、ノー
ド電位Vnodeとして、Vnode=Highレベルの電位
(電源電圧の1V)−MOSFETの閾値電圧(0.7
V)より0.3Vとなる。しかしながら、この程度では
先と同様キャパシタの十分な電荷蓄積量を得ることがで
きない。
【0070】また、このMOSFETのソース電極をウ
ェルとの短絡とともに、ワード線ブーストを行うことも
考えられるが、この場合でも、ワード線電位として電源
電圧(1V)+閾値電圧(0.7V)から1.7Vとな
る。この場合でも電源電圧1Vに対して高いワード線電
位になることから、十分にゲート酸化膜を厚くする必要
が生じ、他のロジック部との整合性が取れないことにな
る。
ェルとの短絡とともに、ワード線ブーストを行うことも
考えられるが、この場合でも、ワード線電位として電源
電圧(1V)+閾値電圧(0.7V)から1.7Vとな
る。この場合でも電源電圧1Vに対して高いワード線電
位になることから、十分にゲート酸化膜を厚くする必要
が生じ、他のロジック部との整合性が取れないことにな
る。
【0071】また、MOSFETの閾値を予め低く設定
しておき、非動作時にソース電位(または、キャパシタ
の接地電位)を上げるか、またはウェル電位を下げて見
かけ上の閾値を高くする従来技術では、電位変化を大き
くとると閾値変化量を大きくとることができるものの、
信頼性上の問題を生じる。そこで、適当な値として、電
圧変化を1Vとすると閾値変化量は0.2Vとなり、閾
値を0.5Vに設定すればオフ時に0.7Vの閾値が得
られる。
しておき、非動作時にソース電位(または、キャパシタ
の接地電位)を上げるか、またはウェル電位を下げて見
かけ上の閾値を高くする従来技術では、電位変化を大き
くとると閾値変化量を大きくとることができるものの、
信頼性上の問題を生じる。そこで、適当な値として、電
圧変化を1Vとすると閾値変化量は0.2Vとなり、閾
値を0.5Vに設定すればオフ時に0.7Vの閾値が得
られる。
【0072】つまり、この従来技術におけるノード電位
Vnodeは、電源電圧(1V)−閾値(0.5V)−閾値
の変化量(0.1V)より0.4Vとなる。しかし、こ
の程度では先と同様キャパシタの十分な電荷蓄積量を得
ることができない。
Vnodeは、電源電圧(1V)−閾値(0.5V)−閾値
の変化量(0.1V)より0.4Vとなる。しかし、こ
の程度では先と同様キャパシタの十分な電荷蓄積量を得
ることができない。
【0073】これに対し、本実施形態では、先に説明し
たように、MOSFET100の例えば表面側である第
2ゲート電極102を閾値制御用として駆動することに
よって、非動作時には高閾値でサブスレッシュホールド
領域でのリーク電流を低減し、動作時には低閾値でノー
ドNの電位を高めてキャパシタ200の蓄積電荷量を高
めるようにしている。
たように、MOSFET100の例えば表面側である第
2ゲート電極102を閾値制御用として駆動することに
よって、非動作時には高閾値でサブスレッシュホールド
領域でのリーク電流を低減し、動作時には低閾値でノー
ドNの電位を高めてキャパシタ200の蓄積電荷量を高
めるようにしている。
【0074】また、図7(b)の回路図(その2)に示
す実施形態では、第1ゲート電極101と第2ゲート電
極102とを短絡して使用している。すなわち、第1ゲ
ート電極101を短絡線Sによってワード線Wに接続す
ることで、同じくワード線Wに接続されている第2ゲー
ト電極102との短絡を構成している。この場合、第1
ゲート電極101による閾値電圧Vthb の変位量ΔVth
b は上記の数4と同様となる。
す実施形態では、第1ゲート電極101と第2ゲート電
極102とを短絡して使用している。すなわち、第1ゲ
ート電極101を短絡線Sによってワード線Wに接続す
ることで、同じくワード線Wに接続されている第2ゲー
ト電極102との短絡を構成している。この場合、第1
ゲート電極101による閾値電圧Vthb の変位量ΔVth
b は上記の数4と同様となる。
【0075】この計算例を図9に示す。この結果より、
Tox=5nm、Toxb =50nm、Tsi=25nmの場
合、ΔVthb =−4・ΔVg となる。
Tox=5nm、Toxb =50nm、Tsi=25nmの場
合、ΔVthb =−4・ΔVg となる。
【0076】つまり、Vthb を0.7Vに設定し、第1
ゲート電極と第2ゲート電極とを短絡することでVthb
が0.56V下がって0.14Vとなる。
ゲート電極と第2ゲート電極とを短絡することでVthb
が0.56V下がって0.14Vとなる。
【0077】これによって、ノードNの電位Vnodeは、
電源電圧(1V)−閾値電圧(0.14V)より、0.
86Vとなる。
電源電圧(1V)−閾値電圧(0.14V)より、0.
86Vとなる。
【0078】すなわち、ワード線電位は電源電圧と等し
い1Vのままで動作時の閾値だけを下げることができ、
ゲート酸化膜厚も他のロジックと揃えることができるよ
うになる。また、構造上の閾値電圧としては0.7Vで
あることから、サブスレッシュホールド領域でのリーク
電流も抑制することができる。さらに、動作時における
実効的な閾値を0.14Vまで下げることができ、ノー
ド電位を0.86Vまで高めてキャパシタ200の蓄積
電荷量を十分に確保することもできる。
い1Vのままで動作時の閾値だけを下げることができ、
ゲート酸化膜厚も他のロジックと揃えることができるよ
うになる。また、構造上の閾値電圧としては0.7Vで
あることから、サブスレッシュホールド領域でのリーク
電流も抑制することができる。さらに、動作時における
実効的な閾値を0.14Vまで下げることができ、ノー
ド電位を0.86Vまで高めてキャパシタ200の蓄積
電荷量を十分に確保することもできる。
【0079】なお、上記例では主として第1ゲート電極
101と第2ゲート電極102とを短絡して使用する場
合を説明したが、いずれか一方を閾値制御用として別の
制御用電圧を入力するようにしてもよい。
101と第2ゲート電極102とを短絡して使用する場
合を説明したが、いずれか一方を閾値制御用として別の
制御用電圧を入力するようにしてもよい。
【0080】また、電源電圧として1V、実効的な閾値
を0.14Vとして計算を行ったが、図9の計算例から
も分かるようにこれが限度ではなく、更に閾値を下げて
キャパシタ200の蓄積電荷量を増加させることも可能
である。
を0.14Vとして計算を行ったが、図9の計算例から
も分かるようにこれが限度ではなく、更に閾値を下げて
キャパシタ200の蓄積電荷量を増加させることも可能
である。
【0081】また、上記実施形態では、第2ゲート電極
102を閾値制御用として使用する例を示したが、反対
に第1ゲート電極101を閾値制御用として使用するよ
うにしてもよい。
102を閾値制御用として使用する例を示したが、反対
に第1ゲート電極101を閾値制御用として使用するよ
うにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の駆動方法および半導体装置によれば次のような効果
がある。すなわち、チャネル領域を挟む状態で第1ゲー
ト電極と第2ゲート電極とを設け、このうちの一方を信
号入力用、他方を閾値電圧制御用として駆動することに
より、チャネル不純物濃度による閾値電圧と独立してゲ
ート閾値制御用の電圧を設定することが可能となる。ま
た、ゲート閾値制御電圧に対して大きな閾値電圧変化率
を得ることができ、閾値制御性の向上を図ることが可能
となる。
置の駆動方法および半導体装置によれば次のような効果
がある。すなわち、チャネル領域を挟む状態で第1ゲー
ト電極と第2ゲート電極とを設け、このうちの一方を信
号入力用、他方を閾値電圧制御用として駆動することに
より、チャネル不純物濃度による閾値電圧と独立してゲ
ート閾値制御用の電圧を設定することが可能となる。ま
た、ゲート閾値制御電圧に対して大きな閾値電圧変化率
を得ることができ、閾値制御性の向上を図ることが可能
となる。
【0083】また、メモリセルの書き込みにおいて、M
OSトランジスタの閾値電圧を下げることで電圧損失を
少なくすることができ、付加回路なしで容量素子への十
分な電荷蓄積量を確保することが可能となる。さらに、
ワード線電位を電源電圧よりも高める必要がないことか
ら耐圧等の信頼性が高く、またゲート酸化膜厚を他のロ
ジック回路と合わせることができ、製造上の整合性を高
めることも可能となる。
OSトランジスタの閾値電圧を下げることで電圧損失を
少なくすることができ、付加回路なしで容量素子への十
分な電荷蓄積量を確保することが可能となる。さらに、
ワード線電位を電源電圧よりも高める必要がないことか
ら耐圧等の信頼性が高く、またゲート酸化膜厚を他のロ
ジック回路と合わせることができ、製造上の整合性を高
めることも可能となる。
【図1】駆動対象となる半導体装置の構成を説明する模
式断面図である。
式断面図である。
【図2】半導体装置の製造工程を説明する模式断面図
(その1)である。
(その1)である。
【図3】半導体装置の製造工程を説明する模式断面図
(その2)である。
(その2)である。
【図4】制御用電圧Vgbに対する閾値電圧Vthを示す図
(順方向バイアス)である。
(順方向バイアス)である。
【図5】制御用電圧Vgbに対する閾値電圧Vthを示す図
(逆方向バイアス)である。
(逆方向バイアス)である。
【図6】第1ゲート酸化膜厚Toxb に対する閾値電圧
(係数)を示す図である。
(係数)を示す図である。
【図7】本実施形態における半導体装置を説明する回路
図で、(a)はその1、(b)はその2を示す回路図で
ある。
図で、(a)はその1、(b)はその2を示す回路図で
ある。
【図8】チャネル不純物濃度をパラメータとした制御用
電圧Vgbに対する閾値電圧Vthを示す図(逆方向バイア
ス)である。
電圧Vgbに対する閾値電圧Vthを示す図(逆方向バイア
ス)である。
【図9】第1ゲート酸化膜厚Toxb に対する閾値電圧変
化量(係数)を示す図である。
化量(係数)を示す図である。
【図10】従来例を説明する模式断面図(その1)であ
る。
る。
【図11】従来例を説明する模式断面図(その2)であ
る。
る。
10…基板、11…埋め込み酸化膜、12…Si、20
…第1ゲート酸化膜、21…第1ゲート電極、30…第
2ゲート酸化膜、31…第2ゲート電極、100…MO
SFET、200…キャパシタ
…第1ゲート酸化膜、21…第1ゲート電極、30…第
2ゲート酸化膜、31…第2ゲート電極、100…MO
SFET、200…キャパシタ
Claims (6)
- 【請求項1】 基板上の絶縁膜を介して設けられた半導
体層に形成されているチャネル領域と、該チャネル領域
と対応する前記絶縁膜内で該チャネル領域との間に該絶
縁膜による第1ゲート絶縁膜を介して設けられている第
1ゲート電極と、該チャネル領域を間として前記第1ゲ
ート電極と反対側に第2ゲート絶縁膜を介して設けられ
ている第2ゲート電極とを備えている半導体装置におい
て、 前記第1ゲート電極または前記第2ゲート電極のうちの
一方を信号入力用とし、他方をゲート閾値制御用として
駆動することを特徴とする半導体装置の駆動方法。 - 【請求項2】 前記第1ゲート絶縁膜と前記第2ゲート
絶縁膜とのうち、膜厚の厚い方と対応する前記第1ゲー
ト電極または前記第2ゲート電極を信号入力用とし、該
膜厚の薄い方と対応する該第2ゲート電極または該第1
ゲート電極をゲート閾値制御用として駆動することを特
徴とする請求項1記載の半導体装置の駆動方法。 - 【請求項3】 前記半導体装置は完全空乏型SOI−M
OSトランジスタから成ることを特徴とする請求項1記
載の半導体装置の駆動方法。 - 【請求項4】 MOSトランジスタと容量素子とからメ
モリセルが構成される半導体装置において、 前記MOSトランジスタはそのゲート閾値を制御するゲ
ート閾値制御手段を備えていることを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項5】 前記ゲート閾値制御手段は、前記MOS
トランジスタのチャネル領域の一方側に第1ゲート絶縁
膜を介して設けられる第1ゲート電極と、 前記チャネル領域の他方側に第2ゲート絶縁膜を介して
設けられる第2ゲート電極と、 前記第1ゲート電極と前記第2ゲート電極とを導通して
同電位にする短絡手段とを備えていることを特徴とする
請求項4記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記ゲート閾値制御手段は、前記MOS
トランジスタのチャネル領域の一方側に第1ゲート絶縁
膜を介して設けられる第1ゲート電極と、 前記チャネル領域の他方側に第2ゲート絶縁膜を介して
設けられる第2ゲート電極と、 前記第1ゲート絶縁膜と前記第2ゲート絶縁膜とのうち
膜厚の厚い方と対応する前記第1ゲート電極または前記
第2ゲート電極に接続される信号入力線と、 前記膜厚の薄い方と対応する第2ゲート電極または第1
ゲート電極と接続されるゲート閾値制御線とを備えてい
ることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9358848A JPH10256560A (ja) | 1997-01-10 | 1997-12-26 | 半導体装置の駆動方法および半導体装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP253697 | 1997-01-10 | ||
JP9-2536 | 1997-01-10 | ||
JP9358848A JPH10256560A (ja) | 1997-01-10 | 1997-12-26 | 半導体装置の駆動方法および半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10256560A true JPH10256560A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=26335937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9358848A Pending JPH10256560A (ja) | 1997-01-10 | 1997-12-26 | 半導体装置の駆動方法および半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10256560A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001023376A (ja) * | 1999-05-21 | 2001-01-26 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | Soiトランジスタを用いた回路およびsoiトランジスタの応答時間を減少させる方法 |
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US6753579B2 (en) | 2002-10-11 | 2004-06-22 | Oki Electric Industry Co, Ltd. | SOI MOSFET device having second gate electrode for threshold voltage Control |
US6903419B2 (en) | 2003-06-30 | 2005-06-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor storage device and semiconductor integrated circuit |
WO2005055326A1 (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-16 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | 二重ゲート電界効果トランジスタ |
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-
1997
- 1997-12-26 JP JP9358848A patent/JPH10256560A/ja active Pending
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