JPH10255220A - 磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッド及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH10255220A JPH10255220A JP5728697A JP5728697A JPH10255220A JP H10255220 A JPH10255220 A JP H10255220A JP 5728697 A JP5728697 A JP 5728697A JP 5728697 A JP5728697 A JP 5728697A JP H10255220 A JPH10255220 A JP H10255220A
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- head
- core
- inner core
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層型金属ヘッドにおいて、面取り加工を行
なうには、加工性の異なるセラミックス基板と金属磁気
コアを、同時に加工しなければならず、砥石が偏摩耗
し、加工形状が加工時間とともに変化するため、内側コ
ア稜線部と磁気ギャップに平行な部分が生じ、疑似信号
を再生し、主信号と干渉を起こすことにより、ノイズが
生じる。 【解決手段】 内側コアテープ摺動面から側面にかけて
の面取り部６を、凹状の円弧状にすることにより、磁気
ギャップ３と内側コア稜線部５の各部分の方線方向は不
平行となり、疑似信号と主信号の干渉がなく、優れた画
質が再生でき、加工形状は常に一定で、量産性に優れ、
高性能な磁気ヘッドが得られる。
なうには、加工性の異なるセラミックス基板と金属磁気
コアを、同時に加工しなければならず、砥石が偏摩耗
し、加工形状が加工時間とともに変化するため、内側コ
ア稜線部と磁気ギャップに平行な部分が生じ、疑似信号
を再生し、主信号と干渉を起こすことにより、ノイズが
生じる。 【解決手段】 内側コアテープ摺動面から側面にかけて
の面取り部６を、凹状の円弧状にすることにより、磁気
ギャップ３と内側コア稜線部５の各部分の方線方向は不
平行となり、疑似信号と主信号の干渉がなく、優れた画
質が再生でき、加工形状は常に一定で、量産性に優れ、
高性能な磁気ヘッドが得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に使用される磁気ヘッド及びその製造方法に関するもの
である。
に使用される磁気ヘッド及びその製造方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＶＴＲ等の磁気記録再生装置にお
いて、高画質化に伴い、磁気ヘッドにおいても、高密度
記録あるいは、再生感度のよい再生を行なうために、磁
気テープと磁気ヘッド間との接触を密にするヘッド構造
や、磁気ギャップの精密加工、又、磁気ギャップ近傍の
コアの磁気飽和が生じにくい高飽和磁束密度コア材料が
要求されている。この要求に伴い、製造されている磁気
ヘッドの内、例えば１個のベース板上に２個の磁気ヘッ
ドチップを貼着して構成されるダブルアジマスヘッドの
場合においては、特に磁気テープと磁気ヘッド間との接
触を密にするヘッド構造、磁気ギャップ位置等が重要な
課題となっている。磁気テープと磁気ヘッドとの接触が
密になると、内側コアの稜線部への接触も強くなり、稜
線部からの再生出力は、大きくなる。
いて、高画質化に伴い、磁気ヘッドにおいても、高密度
記録あるいは、再生感度のよい再生を行なうために、磁
気テープと磁気ヘッド間との接触を密にするヘッド構造
や、磁気ギャップの精密加工、又、磁気ギャップ近傍の
コアの磁気飽和が生じにくい高飽和磁束密度コア材料が
要求されている。この要求に伴い、製造されている磁気
ヘッドの内、例えば１個のベース板上に２個の磁気ヘッ
ドチップを貼着して構成されるダブルアジマスヘッドの
場合においては、特に磁気テープと磁気ヘッド間との接
触を密にするヘッド構造、磁気ギャップ位置等が重要な
課題となっている。磁気テープと磁気ヘッドとの接触が
密になると、内側コアの稜線部への接触も強くなり、稜
線部からの再生出力は、大きくなる。
【０００３】従来のダブルアジマスヘッドの一例を図
５、図６に示す。従来のダブルアジマスヘッドは、図５
のようにベース板（図示せず）の所定位置に２個の磁気
ヘッドチップを張り合わせた状態で構成されており、磁
気テープと接する部分に設けた、極めて狭い幅の磁気ギ
ャップ３と、内側コア角部の稜線部５が平行状態の位置
関係で構成されているため、内側コア稜線部５で再生さ
れた疑似信号が磁気ギャップ３で再生された主信号との
間で干渉をおこし、ノイズとなる。
５、図６に示す。従来のダブルアジマスヘッドは、図５
のようにベース板（図示せず）の所定位置に２個の磁気
ヘッドチップを張り合わせた状態で構成されており、磁
気テープと接する部分に設けた、極めて狭い幅の磁気ギ
ャップ３と、内側コア角部の稜線部５が平行状態の位置
関係で構成されているため、内側コア稜線部５で再生さ
れた疑似信号が磁気ギャップ３で再生された主信号との
間で干渉をおこし、ノイズとなる。
【０００４】このようなダブルアジマスヘッドにおける
問題を解消するために、例えば、実公平３−１９０５２
号公報に示すようなダブルアジマスヘッドが提案されて
いる。この提案に示すダブルアジマスヘッドにおいて
は、ダブルアジマスヘッドを構成する２個の磁気ヘッド
チップは、内側コアと外側コアとで、１対に成して形成
され、それぞれの内側コアには、テープ摺動面から側面
にかけて面取り面が設けられている。これらの面取り面
と磁気テープ摺動面との稜線部と磁気ギャップが不平行
となっており、面取り面角部の稜線部は、磁気ヘッドの
回転方向に対して、垂直となるようにすることで、稜線
部での再生出力が小さく、信号の干渉を防止するように
している。しかしながら、信号の干渉という問題におい
ては、稜線部の傾き方向が、磁気ヘッドの回転方向の垂
直方向を基準として、磁気ギャップの傾き方向に対し
て、反対方向にする方が、良好な効果を得ることが明ら
かになっている。
問題を解消するために、例えば、実公平３−１９０５２
号公報に示すようなダブルアジマスヘッドが提案されて
いる。この提案に示すダブルアジマスヘッドにおいて
は、ダブルアジマスヘッドを構成する２個の磁気ヘッド
チップは、内側コアと外側コアとで、１対に成して形成
され、それぞれの内側コアには、テープ摺動面から側面
にかけて面取り面が設けられている。これらの面取り面
と磁気テープ摺動面との稜線部と磁気ギャップが不平行
となっており、面取り面角部の稜線部は、磁気ヘッドの
回転方向に対して、垂直となるようにすることで、稜線
部での再生出力が小さく、信号の干渉を防止するように
している。しかしながら、信号の干渉という問題におい
ては、稜線部の傾き方向が、磁気ヘッドの回転方向の垂
直方向を基準として、磁気ギャップの傾き方向に対し
て、反対方向にする方が、良好な効果を得ることが明ら
かになっている。
【０００５】特開平７−１８２６１７号公報に示すよう
にダブルアジマスヘッドでは、磁気ヘッドチップを構成
する内側コアの角部に対して、テープ摺動面から側面に
かけて面取りを施す場合は、磁気ヘッドチップのそれぞ
れの磁気ギャップの傾き方向とは、反対方向にすること
が提案されている。一般的に、金属磁性膜を１対の基板
により、膜厚方向から挟み込んでなる１対の磁気コア半
体を、金属磁性膜の端面が対向するように突き合わせて
接合一体化し、その突き合わせ面間に、磁気ギャップが
構成されている積層型金属ヘッドにおいても、同様の効
果を得るために、砥石加工により、加工を行なってい
た。
にダブルアジマスヘッドでは、磁気ヘッドチップを構成
する内側コアの角部に対して、テープ摺動面から側面に
かけて面取りを施す場合は、磁気ヘッドチップのそれぞ
れの磁気ギャップの傾き方向とは、反対方向にすること
が提案されている。一般的に、金属磁性膜を１対の基板
により、膜厚方向から挟み込んでなる１対の磁気コア半
体を、金属磁性膜の端面が対向するように突き合わせて
接合一体化し、その突き合わせ面間に、磁気ギャップが
構成されている積層型金属ヘッドにおいても、同様の効
果を得るために、砥石加工により、加工を行なってい
た。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図７、
図９に示すような、積層型金属ヘッドに面取り加工を行
なうには、セラミックスで作られた基板２と金属磁気コ
ア１を同時に加工しなければならない。硬さや粘性の違
うセラミックスと金属では、加工性が異なるため、砥石
が偏摩耗し、加工形状が加工時間と共に変化し、内側コ
ア稜線部５の形状が、図８のように、金属部が凸の形状
になってくる。加工形状が図８のようになると、磁気コ
ア１の内側コア稜線部５の方線と磁気ギャップ３が平行
な部分が生じるので同じアジマス角のため疑似信号を再
生してしまい、磁気ギャップ３による主信号と干渉を起
こしてノイズとなる。
図９に示すような、積層型金属ヘッドに面取り加工を行
なうには、セラミックスで作られた基板２と金属磁気コ
ア１を同時に加工しなければならない。硬さや粘性の違
うセラミックスと金属では、加工性が異なるため、砥石
が偏摩耗し、加工形状が加工時間と共に変化し、内側コ
ア稜線部５の形状が、図８のように、金属部が凸の形状
になってくる。加工形状が図８のようになると、磁気コ
ア１の内側コア稜線部５の方線と磁気ギャップ３が平行
な部分が生じるので同じアジマス角のため疑似信号を再
生してしまい、磁気ギャップ３による主信号と干渉を起
こしてノイズとなる。
【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決するため
のもので、疑似信号によるノイズを発生しない面取り加
工形状を有する磁気ヘッド、及びその磁気ヘッドが常に
安定して得られる製造方法を提供することを目的とす
る。
のもので、疑似信号によるノイズを発生しない面取り加
工形状を有する磁気ヘッド、及びその磁気ヘッドが常に
安定して得られる製造方法を提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気ヘッド及びその製造方法は、内側コアの
テープ摺動面から側面にかけ面取り部を有し、面取り部
の稜線が凹形状の円弧状である構成を有し、ワイヤーソ
ーによって面取り部の面取り加工を行なうものである。
に本発明の磁気ヘッド及びその製造方法は、内側コアの
テープ摺動面から側面にかけ面取り部を有し、面取り部
の稜線が凹形状の円弧状である構成を有し、ワイヤーソ
ーによって面取り部の面取り加工を行なうものである。
【０００９】この構成によって、ワイヤーソーの特長で
ある、加工部は常に新しいワイヤーが繰り出されてくる
ことにより、砥石の偏摩耗の様なことは起こらず、面取
り部の形状は、常に一定している。又、ワイヤーソーの
ワイヤーの断面は円形状であるため、面取り加工時にワ
イヤー位置を調整することで、加工部の円弧状の各部分
の方線方向が、磁気ギャップと平行にならず、常に面取
り部の形状は一定となり、内側コアの面取り部稜線は、
どの位置をとっても磁気ギャップと非平行となり、信号
の干渉はなくなる。
ある、加工部は常に新しいワイヤーが繰り出されてくる
ことにより、砥石の偏摩耗の様なことは起こらず、面取
り部の形状は、常に一定している。又、ワイヤーソーの
ワイヤーの断面は円形状であるため、面取り加工時にワ
イヤー位置を調整することで、加工部の円弧状の各部分
の方線方向が、磁気ギャップと平行にならず、常に面取
り部の形状は一定となり、内側コアの面取り部稜線は、
どの位置をとっても磁気ギャップと非平行となり、信号
の干渉はなくなる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、１個のベース板の所定位置に、内側コアと外側コア
とを突き合わせて接合した磁気コアヘッドチップを２組
貼着して構成されたダブルアジマスヘッドであって、各
々の内側コアのテープ摺動面から側面にかけ面取り部を
有し、面取り部の稜線が凹形状の円弧状であることを特
徴とする磁気ヘッドで、特に請求項３に記載の発明は面
取り部はその円弧状稜線の方線が磁気ギャップと非平行
であることを特徴とするものであり、内側コアの面取り
部が円弧状であるため、円弧状の面取り部の方線方向が
磁気ギャップと平行になる部分がないため、疑似信号と
主信号の干渉が少なく、優れた画質が再生できる磁気ヘ
ッドを提供できる。
は、１個のベース板の所定位置に、内側コアと外側コア
とを突き合わせて接合した磁気コアヘッドチップを２組
貼着して構成されたダブルアジマスヘッドであって、各
々の内側コアのテープ摺動面から側面にかけ面取り部を
有し、面取り部の稜線が凹形状の円弧状であることを特
徴とする磁気ヘッドで、特に請求項３に記載の発明は面
取り部はその円弧状稜線の方線が磁気ギャップと非平行
であることを特徴とするものであり、内側コアの面取り
部が円弧状であるため、円弧状の面取り部の方線方向が
磁気ギャップと平行になる部分がないため、疑似信号と
主信号の干渉が少なく、優れた画質が再生できる磁気ヘ
ッドを提供できる。
【００１１】本発明の請求項３に記載の発明は、１個の
ベース板の所定位置に、内側コアと外側コアとを突き合
わせて接合した磁気コアヘッドチップを２組貼着して構
成されたダブルアジマスヘッドであって、各々の内側コ
アのテープ摺動面から側面にかけ面取り部を有し、ワイ
ヤーソーによって面取り部の面取り加工を行なうことを
特徴とする磁気ヘッドの製造方法であり、面取り加工を
ワイヤーソーで行なうことにより、面取り加工を施す部
分は、常に新しいワイヤーが繰り出されてくるため、砥
石の偏摩耗も起こらず、面取り部の形状は、常に一定し
ており、かつワイヤーソーを多数本設けることによっ
て、同時に多数チップの加工ができるという効果を有す
る。
ベース板の所定位置に、内側コアと外側コアとを突き合
わせて接合した磁気コアヘッドチップを２組貼着して構
成されたダブルアジマスヘッドであって、各々の内側コ
アのテープ摺動面から側面にかけ面取り部を有し、ワイ
ヤーソーによって面取り部の面取り加工を行なうことを
特徴とする磁気ヘッドの製造方法であり、面取り加工を
ワイヤーソーで行なうことにより、面取り加工を施す部
分は、常に新しいワイヤーが繰り出されてくるため、砥
石の偏摩耗も起こらず、面取り部の形状は、常に一定し
ており、かつワイヤーソーを多数本設けることによっ
て、同時に多数チップの加工ができるという効果を有す
る。
【００１２】以下、本発明の実施の形態について、図１
〜図４を用いて説明する。 （実施の形態１）図３に本発明の加工概念図、図４に本
発明の加工部拡大図を示す。図３に示すように、内側コ
ア８のテープ摺動面から側面にかけ、凹形状の円弧状の
面取りを行なうため、外側コア７を下側にし、面取り加
工する内側コア８を上側にして、積層型金属ヘッドのギ
ャップドバーを加工治具１０の上に４本ならべ、固定し
た。この、加工治具１０は、ギャップドバーを４５°傾
けて固定する構造となっているため、面取り部の傾斜は
４５°となる。又、並べる際、各ギャップドバーは、図
４に示すようなワイヤー９と磁気コア１の位置関係にな
るように、位置決めをした。図３の加工治具１０に、位
置決めし固着された４本のギャップドバーの内側コア８
にワイヤーソーのワイヤー９を当接し、砥粒は、ＧＣ＃
２０００を使用して、加工を行なった。加工深さは、内
側コア８側面の稜線位置が、磁気ギャップ深さと同様、
あるいはそれ以上深くなるよう設定した。
〜図４を用いて説明する。 （実施の形態１）図３に本発明の加工概念図、図４に本
発明の加工部拡大図を示す。図３に示すように、内側コ
ア８のテープ摺動面から側面にかけ、凹形状の円弧状の
面取りを行なうため、外側コア７を下側にし、面取り加
工する内側コア８を上側にして、積層型金属ヘッドのギ
ャップドバーを加工治具１０の上に４本ならべ、固定し
た。この、加工治具１０は、ギャップドバーを４５°傾
けて固定する構造となっているため、面取り部の傾斜は
４５°となる。又、並べる際、各ギャップドバーは、図
４に示すようなワイヤー９と磁気コア１の位置関係にな
るように、位置決めをした。図３の加工治具１０に、位
置決めし固着された４本のギャップドバーの内側コア８
にワイヤーソーのワイヤー９を当接し、砥粒は、ＧＣ＃
２０００を使用して、加工を行なった。加工深さは、内
側コア８側面の稜線位置が、磁気ギャップ深さと同様、
あるいはそれ以上深くなるよう設定した。
【００１３】面取り加工を行なった後の、本発明のチッ
プコアの斜視図を図１に、本発明チップコアのテープ摺
動面側の正面図を図２に示す。非磁性基板２に、挟持さ
れた磁気コア１は、面取り部６に示すように、内側コア
稜線部５を形成し、その形状は、ワイヤーソーが円形で
あるため、凹形状の円弧状となっている。
プコアの斜視図を図１に、本発明チップコアのテープ摺
動面側の正面図を図２に示す。非磁性基板２に、挟持さ
れた磁気コア１は、面取り部６に示すように、内側コア
稜線部５を形成し、その形状は、ワイヤーソーが円形で
あるため、凹形状の円弧状となっている。
【００１４】図４のようなワイヤー９と、磁気コア１の
関係にすることにより、ギャップアジマス角度θと、内
側コア稜線部５の円弧状の方線方向の角度αは、図２に
示すようにヘッド回転方向の垂直方向を基準として逆に
なり、内側コア稜線部５での再生による疑似信号は小さ
く、したがって、主信号との干渉もない。なお、本発明
の磁気ヘッド及びその製造方法は、積層タイプのヘッド
に限定されず、フェライトヘッドやＭＩＧヘッドにも、
適用可能である。
関係にすることにより、ギャップアジマス角度θと、内
側コア稜線部５の円弧状の方線方向の角度αは、図２に
示すようにヘッド回転方向の垂直方向を基準として逆に
なり、内側コア稜線部５での再生による疑似信号は小さ
く、したがって、主信号との干渉もない。なお、本発明
の磁気ヘッド及びその製造方法は、積層タイプのヘッド
に限定されず、フェライトヘッドやＭＩＧヘッドにも、
適用可能である。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内側コ
アの面取り加工において、従来の砥石加工で、課題とな
った、砥石の偏摩耗による面取り部の形状変化もおこら
ず、常に一定の加工形状が得られ、又、ワイヤーをトラ
ック数と同じ数だけ設けることにより、１回ですべての
面取り加工が完了するため、量産性にすぐれ、又、高性
能な、ダブルアジマスヘッドが得られる。
アの面取り加工において、従来の砥石加工で、課題とな
った、砥石の偏摩耗による面取り部の形状変化もおこら
ず、常に一定の加工形状が得られ、又、ワイヤーをトラ
ック数と同じ数だけ設けることにより、１回ですべての
面取り加工が完了するため、量産性にすぐれ、又、高性
能な、ダブルアジマスヘッドが得られる。
【図１】本発明のチップコアの斜視図
【図２】本発明チップコアのテープ摺動面側の正面図
【図３】本発明の加工概念図
【図４】本発明の加工部拡大図
【図５】（ａ）ダブルアジマスヘッドのチップコア部の
テープ摺動面側の正面図 （ｂ）同、底面図
テープ摺動面側の正面図 （ｂ）同、底面図
【図６】従来チップコアのテープ摺動面側の正面図
【図７】従来工法の疑似信号対策済みチップコアのテー
プ摺動面側の正面図
プ摺動面側の正面図
【図８】長時間加工後の疑似信号対策済みチップコアの
テープ摺動面側の正面図
テープ摺動面側の正面図
【図９】従来加工で作成したチップコアの斜視図
１ 磁気コア ２ 基板 ３ 磁気ギャップ ４ 巻線窓 ５ 内側コア稜線部 ６ 面取り部 ７ 外側コア ８ 内側コア ９ ワイヤー １０ 加工治具 Ｔｗ トラック幅 Ｃｗ コア幅 θ ギャップアジマス角 α 内側コア稜線部アジマス角
Claims (4)
- 【請求項１】 １個のベース板の所定位置に、内側コア
と外側コアとを突き合わせて接合した磁気コアヘッドチ
ップを２組貼着して構成されたダブルアジマスヘッドで
あって、各々の前記内側コアのテープ摺動面から側面に
かけ面取り部を有し、前記面取り部の稜線が凹形状の円
弧状であることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項２】 磁気コアヘッドチップは、金属磁性膜を
１対の非磁性基板により膜厚方向から挟み込んでなる１
対の磁気コア半体を、前記金属磁性膜の端面が対向する
ように突き合わせて接合一体化し、その突き合わせ面間
に磁気ギャップが構成されてなることを特徴とする請求
項１記載の磁気ヘッド。 - 【請求項３】 面取り部はその円弧状稜線の方線が磁気
ギャップと非平行であることを特徴とする請求項２記載
の磁気ヘッド。 - 【請求項４】 １個のベース板の所定位置に、内側コア
と外側コアとを突き合わせて接合した磁気コアヘッドチ
ップを２組貼着して構成されたダブルアジマスヘッドで
あって、各々の前記内側コアのテープ摺動面から側面に
かけ面取り部を有し、ワイヤーソーによって前記面取り
部の面取り加工を行なうことを特徴とする磁気ヘッドの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5728697A JPH10255220A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5728697A JPH10255220A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10255220A true JPH10255220A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13051313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5728697A Pending JPH10255220A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 磁気ヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10255220A (ja) |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5728697A patent/JPH10255220A/ja active Pending
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