JPH10255213A - バイアス電流自動調整回路 - Google Patents

バイアス電流自動調整回路

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JPH10255213A
JPH10255213A JP5182297A JP5182297A JPH10255213A JP H10255213 A JPH10255213 A JP H10255213A JP 5182297 A JP5182297 A JP 5182297A JP 5182297 A JP5182297 A JP 5182297A JP H10255213 A JPH10255213 A JP H10255213A
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JP
Japan
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circuit
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bias
current
erase
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Application number
JP5182297A
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English (en)
Inventor
Masashi Kimura
昌史 木村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10255213A publication Critical patent/JPH10255213A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一の回路で音声信号電流に対し重畳すべきバ
イアス電流と磁気テープに記録された信号を消去する消
去電流とを発生する発振回路において、音声バイアス信
号をフィードバックさせてA/Cヘッドに最適バイアス
電流を与えるよう制御する場合、A/Cヘッド及び消去
ヘッドのインピーダンスのバラツキによって消去ヘッド
に流れる消去電流にバラツキが生じるのを防止するこ
と。 【解決手段】 前記消去電流のレベルを検出するレベル
検出手段を設けて、該レベル検出手段により得られるレ
ベルを比較することによって前記信号発生回路の出力レ
ベルを制御するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気記録回路に
関し、主として音声信号を磁気記録テープに記録するた
めのものに利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来例のビデオテープレコーダ
(VTR)の音声オートバイアス調整回路の回路図であ
る。
【0003】図2に示すように、(B)端から入力され
た音声信号はコンデンサー(C1)で直流成分がカット
され、REC AMP(20)で増幅されて抵抗(R
3)へ流れ込む。
【0004】(C2)はA/Cヘッド共振用のコンデン
サーで、音声信号の高域を持ち上げて記録するためのも
のである。また(R4)はダンピング抵抗で、共振のレ
ベルを決めるためのものである。(C3)は直流成分を
カットするためのコンデンサーである。
【0005】(25)はバイアス発振回路で、発振周波
数は、約70KHzで音声周波数に対し充分高い周波数
の発振動作をする。
【0006】(R3)の抵抗は、A/Cヘッド(26)
に流れるバイアス電流検出のためのものであり、(A)
のポイントより入力される信号は、記録信号にバイアス
信号が重畳したものであるため、ハイパスフィルター
(21)で音声信号のみがカットされ、更にバイアス検
出回路(22)でバイアス信号である70KHz成分の
み取り出す。この信号をレベル検波回路(23)で整流
し、直流信号に変換する。
【0007】レベル検波回路(23)には、電圧比較機
能が設けられて、前記直流信号に変換されたバイアス信
号の電圧と基準電圧とが比較され、その差分に対応した
制御電圧が可変電源回路(24)に出力される。即ち、
前記差分が生じないように、制御電圧を大きくしたり小
さくしたりする。
【0008】可変電源回路(24)では、入力された制
御電圧によりバイアス発振回路(25)のOSCコイル
(発振コイル)駆動用電源回路を制御して出力レベルを
変更する。すなわち、バイアス電流が基準値より小さい
場合にはバイアス電流を大きくするように、逆にバイア
ス電流が基準値より大きい場合にはバイアス電流が小さ
くなるよう自動的にバイアス電流を調整する。
【0009】従って、(R3)の抵抗に流れ込んだ音声
信号は、発振回路(25)によってバイアス信号が重畳
され、抵抗(R4)及びコンデンサー(C2)によって
高域成分が持ち上げられ、コンデンサー(C3)で直流
成分がカットされたのちA/Cヘッド(26)にて磁気
テープに記録される。
【0010】尚、(R5)は、発振のレベルを合わせる
ための抵抗であり、(S1)(S2)は録画/再生切り
替えスイッチであり、録画時は(S1)がON、(S
2)がOFF状態になり、再生時には、(S1)がOF
F、(S2)がON状態になる。
【0011】以上のように回路を構成して、音声バイア
スの自動調整を行っている発明が特開平8−27310
6号公報に記載されている。
【0012】一方、消去ヘッド(27)の消去電流は、
音声記録用の発振回路(25)をそのまま利用している
ため、消去ヘッドに流れる電流はフィードバックさず、
消去電流はA/Cヘッド(26)のバイアス電流に左右
されることになる。従って、消去ヘッド(27)及びA
/Cヘッド(26)のインピーダンスを管理して、消去
電流が常に一定範囲に入るようしなければならない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、A/Cヘ
ッド(26)に対して最適のバイアス電流を流すように
自動調整されるため、A/Cヘッド(26)のバイアス
電流は一定となる。
【0014】一方、A/Cヘッド(26)および消去ヘ
ッド(27)のインピ−ダンスは一定でなく、個々のヘ
ッドでかなりのバラツキがあるため、このバラツキによ
って消去電流が変更される。従って、消去電流が大幅に
流れすぎたり、少なすぎたりすることが発生する。
【0015】また、現在のバイアス電流の制御回路が一
定電流に補正する方式であり、A/Cヘッド(26)の
インピ−ダンスのバラツキに追随するため、A/Cヘッ
ド(26)が不良な場合には消去ヘッド(27)に大き
な電流が流れてしまうことになる。
【0016】本発明は、かかる事態を未然に防止するた
めになされたものであり、過大な消去電流により消去ヘ
ッドが発熱して、テープにダメージを与えることや消去
不良を防止するためである。
【0017】
【課題を解決するための手段】一の回路で音声信号電流
に対し重畳すべきバイアス電流と磁気テープに記録され
た信号を消去する消去電流とを発生する信号発生手段
と、該信号発生手段から発生された前記バイアス電流を
検出する手段をとを備え、該検出手段によって検出され
たバイアス電流のレベルによって前記信号発生手段の制
御電圧を制御して所望のバイアス電流を得るようにする
バイアス電流自動調整回路に前記消去電流のレベルを検
出するレベル検出手段を追加し、該レベル検出手段によ
り得られるレベルによって前記信号発生手段の制御電圧
を制御するようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について説明す
る。図1は、本発明をビデオテープレコーダの音声バイ
アス回路に使用した場合の回路図である。第2図の従来
例の回路と同一部分は同一符号を付してその説明を省略
し、異なる部分に係る回路及び動作につき詳述する。
尚、A/Cヘッド(26)部分の信号の流れは、同一で
あるため異なる部分だけ説明する。
【0019】消去ヘッド(27)に流れる消去電流を自
動調整するため、まず消去ヘッドに流れる消去電流を電
流検出抵抗(R6)で検出する。この信号をAMP
(1)で増幅してダイオード(D1)で整流し、さらに
コンデンサー(C4)で平滑してレベル検出回路(2)
に出力する。
【0020】通常、消去ヘッドに流れる消去電流は20
0mVrms程度であるため、検出抵抗(R6)を1オ
ーム程度にしなければならない。前記検出抵抗(R6)
として1オームは低すぎるのであるが、数オームにする
と消去のためのバイアス発振出力、周波数に影響を与え
ることになるからである。
【0021】レベル検出回路(2)では、この増幅さ
れ、整流され、平滑された消去信号の電圧成分を取り出
して基準電圧制御回路(3)に出力する。基準電圧制御
回路(3)では、レベル検出回路(2)から入力された
信号電圧と基準電圧(消去信号の基準電圧)とが比較さ
れ、その差分を基準生成電圧回路(4)に出力する。基
準電圧生成回路(4)では、入力された差分をレベル検
波回路(5)に出力する。
【0022】レベル検波回路(5)は、従来例のレベル
検出回路(23)のバイアス信号処理部と同一であり、
更に基準電圧生成回路(4)から出力された差分に基づ
いて制御電圧を±10%の範囲で変更する。変更された
制御電圧は、可変電源回路(24)に出力され、バイア
ス発振回路(25)の出力レベルが変更されることにな
る。
【0023】即ち、レベル検波回路(5)では、レベル
検出回路(22)から出力された信号を整流して直流信
号に変更し、この信号と基準電圧(バイアス信号の基準
電圧)とを比較し、その差分に対応した制御電圧を発生
すると共に、基準電源回路(4)から出力される差分に
基づいて制御電圧を±10%の範囲で変更する。更にこ
の変更された制御電圧を可変電源回路(24)に出力す
る。
【0024】従来例のレベル検波回路(23)では、基
準電圧と音声記録バイアス電流から検出した電圧の差分
のみを検出して、バイアス発振回路(25)の電源電圧
を制御していた。本発明の場合、さらに消去電流から検
出した電圧の差分により制御電圧を変更して、可変電源
回路(24)でバイアス発振回路(25)の出力レベル
を制御するようにする。
【0025】従って、消去ヘッド(27)の消去電流が
小さい場合には、バイアス発振回路(25)の出力レベ
ルを大きくして消去電流を大きくするようにする。逆に
消去電流が大きい場合には、バイアス発振回路(25)
の出力レベルを小さくし、消去電流を小さくするように
する。これによって、消去電流の流れ過ぎ、および少な
過ぎを防ぐことができる。
【0026】A/Cヘッド(26)のバイアス電流は、
これまでの一定電流ではなく、消去ヘッド(27)の消
去電流によって若干変動する(±10%)が、消去ヘッ
ド(27)の消去電流を一定範囲内に抑えることができ
る。A/Cヘッド(26)に流れるバイアス電流は若干
変動するが、許容範囲にあるため問題ない。
【0027】尚、本発明の実施例については、音声信号
のグランド方向にバイアス信号を付加することによって
行っていたが、音声信号とバイアス信号をミックスして
行う場合も同様である。
【0028】
【発明の効果】消去ヘッドの消去電流が発振回路(2
5)にフィードバックされるため、消去ヘッド(27)
及び音声記録(A/C)ヘッド(26)のインピーダン
スのバラツキによって生ずる消去ヘッド(27)の発熱
によるテープダメージや消去波形のひずみを防止するこ
とができる。
【0029】また、消去ヘッドの消去電流が少なすぎる
ため発生する磁気テープの消去不良も防止できることに
なる。
【0030】さらに、上記テープダメージ等を防止する
ために行っていたヘッド(26、27)のインピーダン
ス管理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をビデオテープレコーダの音声バイアス
回路に使用した場合の回路図である。
【図2】従来例のビデオテープレコーダの音声オートバ
イアス調整回路の回路図である。
【符号の説明】
A………バイアス信号検出ポイント B………音声信号入力ポイント C1〜C4……コンデンサ D1……ダイオード R1〜R6……抵抗 S1〜S2……スイッチ 1………本発明の消去ヘッド検出電流のアンプ 2………本発明のレベル検出回路 3………本発明の基準電圧制御回路 4………本発明の基準電圧生成回路 5………本発明のレベル検波回路 21……ハイパスフィルター(H.P.F.) 22……バイアス検出回路 23……従来例のレベル検波回路 24……可変電源回路 25……バイアス発振回路 26……A/Cヘッド 27……消去ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号電流に対し重畳すべきバイアス
    電流と磁気テープに記録された信号を消去する消去電流
    とを発生する信号発生手段と、該信号発生手段から発生
    された前記バイアス電流を検出する手段をとを備え、該
    検出手段によって検出されたバイアス電流のレベルによ
    って前記信号発生手段の制御電圧を制御して所望のバイ
    アス電流を得るようにするバイアス電流自動調整回路に
    おいて、前記消去電流のレベルを検出するレベル検出手
    段を有し、該レベル検出手段により得られるレベルによ
    って前記信号発生手段の制御電圧を制御することを特徴
    とするバイアス電流自動調整回路。
  2. 【請求項2】 上記バイアス電流自動調整回路は、ビデ
    オテープレコーダの音声信号記録回路に使用されること
    を特徴とする請求項1のバイアス電流自動調整回路。
  3. 【請求項3】 第1項記載のバイアス電流自動調整回路
    を使用したテープレコーダの音声信号記録回路。
  4. 【請求項4】 第1項記載のバイアス電流自動調整回路
    を使用したビデオテープレコーダの音声信号記録回路。
JP5182297A 1997-03-06 1997-03-06 バイアス電流自動調整回路 Pending JPH10255213A (ja)

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