JPH10255143A - 自動販売機の商品払出装置 - Google Patents

自動販売機の商品払出装置

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JPH10255143A
JPH10255143A JP6920897A JP6920897A JPH10255143A JP H10255143 A JPH10255143 A JP H10255143A JP 6920897 A JP6920897 A JP 6920897A JP 6920897 A JP6920897 A JP 6920897A JP H10255143 A JPH10255143 A JP H10255143A
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ejector
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vending machine
merchandise
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Takashi Kihara
敬 木原
Takashi Nishiyama
貴史 西山
Shunji Ubukata
俊二 生形
Minoru Suzuki
実 鈴木
Hidemitsu Shoda
秀光 正田
Yasushi Otani
泰史 大谷
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラントシェルフ式の商品通路を有する自動
販売機において、比較的単純な構成で、大小の商品を確
実に保持することができる自動販売機の商品払出装置を
提供する。 【解決手段】 一対の脚部13b、13cが、最後位の
商品S1の中心よりも前側の支点49に回動自在に取り
付けられ、係止バー部13aが最後位の商品S1を後ろ
側から係止する係止位置と、上方に退避して最後位の商
品S1を解放する解放位置との間で回動可能な第1エジ
ェクタ13と、最後位の次の商品S2を係止する係止位
置と、解放する解放位置との間で回動可能な第2エジェ
クタ14と、第1および第2のエジェクタ13、14
を、それらの一方が係止位置に位置するときに他方が解
放位置に位置するように連動させる連動機構と、第1エ
ジェクタ13を係止位置側に付勢する付勢手段36と、
販売時、第1エジェクタ13を解放位置側に駆動する駆
動手段15と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後ろ下がりに傾斜
した、いわゆるスラントシェルフ式の商品通路内に前後
方向に並んだ状態で収納した断面円形の複数の商品を、
販売時に最後位のものから1個ずつ払い出す自動販売機
の商品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の商品払出装置として、例
えば図11に示すものが知られている。この商品払出装
置は、商品ラックa内の商品通路bに収納した多数の商
品Sのうちの最後位の商品S1(販売商品)を係止する
ための第1エジェクタc1と、最後位の次の商品S2
(次販商品)を係止するための第2エジェクタc2を備
えている。第1エジェクタc1は、前端部が商品通路b
の下側の軸d1に回動自在に支持され、第2エジェクタ
c2は、後端部が軸d2に回動自在に支持されていて、
両者c1、c2ともに商品通路b内に出没可能に構成さ
れている。
【0003】両エジェクタc1、c2は、図示しないば
ねおよび連動機構により、常時は、図(a)に実線で示
すように、前者c1が商品通路b内に突出した位置に、
後者c2が商品通路bから退避した位置にそれぞれ保持
されている。商品Sのローディング時、図示しない前側
の商品投入口から商品Sが投入されると、次販商品S1
が第1エジェクタc1に受け止められることにより、多
数の商品Sが商品通路bに1列に並んだ状態で収納され
る。販売時には、図示しない駆動機構が作動することに
より、図(a)に2点鎖線で示すように、第2エジェク
タc2が商品通路b内に突出して次販商品S2を係止し
た後、販売商品S1の自重により第1エジェクタc1が
商品通路bから退避することによって、販売商品S1が
落下通路eから払い出される。次いで、駆動機構によ
り、実線で示すように、第1エジェクタc1を商品通路
b内に突出させた後、第2エジェクタc2を商品通路b
から退避させることにより、次販商品S2は、第1エジ
ェクタc1に斜め下方から受け止められ、次回の販売商
品になる。
【0004】また、商品通路bの上側には、通路幅規制
板eが設けられている。この通路幅規制板eは、その2
本のピンf、fを商品ラックaに形成した1組のガイド
溝g1、g2で案内することにより、上下方向に移動可
能に取り付けられ、商品通路bの幅を、同図(a)に示
す大径商品S用設定と、(b)に示す小径商品W用設定
の、2段階に切り替えるようになっている。この構成に
より、小径商品Wの収納時、次販商品W2が第2エジェ
クタc2を誤って乗り越えるのを防止する。なお、通路
幅規制板eは、商品投入口側の図示しない操作板とリン
クされており、この操作板をオペレータなどが移動操作
することによって、通路幅規制板eの切替えが行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の商品払出装
置では、斜め下がりに傾斜した商品通路bに多数の商品
Sが互いに接した状態で収納されるため、最後位の販売
商品S1を係止する第1エジェクタc1に、多数の商品
Sの重さが累積して加わる。一方、第1エジェクタc1
は、商品通路b内に斜め後方に突出した状態で販売商品
S1に接するので、後方に倒れやすく、このため、ばね
のばね力をもってしても、多数の商品Sの重さあるいは
商品Sの投入時の動的荷重に抗しきれずに、後方に倒さ
れてしまい、商品Sを誤って払い出す場合がある。ま
た、商品通路bの通路幅を切り替えるのに、通路幅規制
板eおよびこれとリンクされた操作板などが必要である
ため、構成が複雑になるという欠点もある。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、いわゆるスラントシェルフ式の
商品通路を有する自動販売機において、比較的単純な構
成で、販売待機時に大小の商品を確実に保持することが
できる自動販売機の商品払出装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、底板部および両側板部により画成される
後ろ下がりに傾斜した商品通路に複数の商品を前後方向
に並べた状態で収納する商品収納ラックから、販売時に
最後位の商品を払い出す自動販売機の商品払出装置であ
って、係止バー部およびその両端から延びる一対の脚部
を有し、これらの脚部が、商品収納ラックの両側板部に
設けられ、最後位の商品の中心よりも前側に配置された
支点に回動自在に取り付けられるとともに、係止バー部
が商品通路に臨んで最後位の商品に後ろ側から当接して
係止する係止位置と、商品通路から上方に退避して最後
位の商品を解放する解放位置との間で回動可能な第1エ
ジェクタと、商品収納ラックの両側板部間に回動自在に
取り付けられ、商品通路内に突出して最後位の次の商品
を係止する係止位置と、商品通路から退避して最後位の
次の商品を解放する解放位置との間で回動可能な第2エ
ジェクタと、第1および第2のエジェクタを、それらの
一方が係止位置に位置するときに他方が解放位置に位置
するように連動させる連動機構と、第1エジェクタを係
止位置側に付勢する付勢手段と、販売時、第1エジェク
タを解放位置側に駆動する駆動手段と、を備えているこ
とを特徴としている。
【0008】この商品払出装置によれば、商品の販売待
機時、第1エジェクタは、付勢手段の付勢により係止位
置に位置し、係止バー部が商品通路に臨み、最後位の商
品(販売商品)に当接してこれを係止することにより、
販売商品を含む多数の商品全体を商品通路内に保持す
る。第2エジェクタは、連動機構の作用により、解放位
置に位置し、商品通路から退避している。この場合、第
1エジェクタは、その脚部が販売商品の中心よりも前側
の位置で支点に回動自在に支持されるとともに、係止バ
ー部が販売商品に後ろ側から当接する。すなわち、販売
商品が、回動支点と係止バー部の間に挟まれるような位
置関係で、係止バー部に当接するので、第1エジェクタ
は、商品の重さを受けても回動しにくく、したがって、
商品を安定して保持することができる。
【0009】商品の販売時には、駆動手段が作動するこ
とにより、第2エジェクタが係止位置に回動することに
よって、商品通路内に突出し、販売商品の次の商品(次
販商品)を係止するとともに、第1エジェクタが解放位
置まで上方に回動することによって、商品通路から退避
し、販売商品を解放して、商品通路から払い出す。
【0010】この場合、商品収納ラックは、両側板部の
上縁に開口するとともに、第1エジェクタが係止位置側
に回動するときに、係止バーを下縁に当接させることに
より、第1エジェクタを係止位置に位置決めする切欠き
を有することが好ましい。
【0011】この構成によれば、第1エジェクタが係止
位置に位置するとき、係止バー部を商品通路に臨ませる
ことができるとともに、係止バー部が商品収納ラックの
切欠きの下縁に当接し、商品収納ラックで支持された状
態になるので、第1エジェクタが係止位置からさらに下
方に回動するのを阻止でき、したがって、第1エジェク
タの倒れこみを確実に防止することができる。
【0012】この場合、第1エジェクタが係止位置にあ
るとき、係止バー部が、支点と最後位の商品の中心とを
結ぶ線の延長線の下側で、最後位の商品に当接するよう
に構成されていることが好ましい。
【0013】この構成では、係止バー部が、支点と最後
位の商品の中心とを結ぶ線の延長線の下側で、最後位の
商品に当接するので、最後位の商品の係止バー部への押
圧力を、押上げ力ではなく、押下げ力として作用させる
ことができる。この押下げ力は、上述したように、係止
バー部が切欠きの下縁に当接することにより、商品収納
ラックで支持される。したがって、第1エジェクタは、
下方および上方のいずれの方向にも回動せず、係止位置
に安定して保持され、その結果、商品をより安定して保
持することができる。
【0014】これらの場合、第1エジェクタの係止バー
部の前面に着脱自在に取り付けられる所定厚さのスペー
サをさらに備えていることが好ましい。
【0015】商品通路に収納する商品の径が小さくなる
と、次販商品がより後ろ側の位置に収納されるようにな
るため、販売時に、次販商品が第2エジェクタを乗り越
えて、販売商品と一緒に誤って払い出される、いわゆる
商品の2本出しが生じやすくなる。この構成によれば、
小径の商品を収納する場合、第1エジェクタの係止バー
部の前面にスペーサを取り付けるだけで、スペーサの厚
さの分だけ、次販商品を第2エジェクタで適正に係止で
きるような前側の位置にずらすことができるので、商品
の2本出しを簡単かつ確実に防止することができる。
【0016】これらの場合、第1エジェクタの一対の脚
部の一方に、支点の上方に配置された被駆動長孔と、こ
の被駆動長孔の後方に配置され且つ支点を中心として上
下方向に延びる円弧状のガイド孔とが形成され、駆動手
段は、販売時に前方に移動する可動部材を有し、この可
動部材が、脚部の被駆動長孔に係合して第1エジェクタ
を駆動する駆動ピンと、ガイド孔に係合して第1エジェ
クタの回動を案内するガイドピンとを有していることが
好ましい。
【0017】この構成では、商品の販売時、駆動手段の
可動部材が前方に移動し、第1エジェクタは、その被駆
動長孔を介して可動部材の駆動ピンにより駆動され、支
点を中心に上方に回動するとともに、ガイド孔および可
動部材のガイドピンにより、解放位置まで円滑に案内さ
れる。このように、可動部材に設けた駆動ピンおよびガ
イドピンと、第1エジェクタに設けた被駆動長孔および
ガイド孔との係合によって、駆動手段を比較的、単純に
構成することができる。
【0018】この場合、第1エジェクタのガイド孔は、
その上端部から後方に延び、第1エジェクタが係止位置
に移動したときに、可動部材のガイドピンが係合するロ
ック孔部を有していることが好ましい。
【0019】この構成では、第1エジェクタが係止位置
にあるとき、そのガイド孔の上端部から後方に延びるロ
ック孔部に可動部材のガイドピンが係合した状態になっ
ている。このため、例えば、収納する商品が小径の場
合、販売商品が第1エジェクタの下側にもぐり込んで、
これを上方に回動させるように作用しても、ガイド孔の
ロック孔部の下縁が可動部材のガイドピンに当接するこ
とによって、第1エジェクタの上方への回動を阻止する
ことができる。その結果、商品が小径の場合でも、販売
商品を確実に係止でき、商品の誤った払出しを確実に防
止できる。
【0020】これらの場合、連動機構が、第1エジェク
タの前記一方の脚部に形成された駆動長孔と、第2エジ
ェクタに設けられ、駆動長孔に係合する被駆動ピンとを
有していることが好ましい。
【0021】この構成によれば、第1エジェクタの回動
に伴い、第2エジェクタは、第1エジェクタの駆動長孔
に係合する被駆動ピンを介して駆動されて回動する。こ
のように、第1および第2のエジェクタを、前者の駆動
長孔と後者の被駆動ピンとの係合のみによって連動させ
ることができるとともに、第1エジェクタの駆動長孔
が、被駆動長孔やガイド孔と一緒に一方の脚部にまとめ
て設けられるので、連動機構を単純かつコンパクトに構
成することができる。
【0022】この場合、第1エジェクタの一方の脚部の
被駆動長孔、ガイド孔および駆動長孔にそれぞれ嵌合可
能なカラー付きの複数の孔を有し、これらのカラーを被
駆動長孔、ガイド孔および駆動長孔にそれぞれ嵌合した
状態で、第1エジェクタの一方の脚部に着脱自在に取り
付けられるアダプタをさらに備えていることが好まし
い。
【0023】この構成によれば、可動部材の駆動ピンお
よびガイドピンならびに第2エジェクタの被駆動ピン
が、第1エジェクタの被駆動長孔、ガイド孔および駆動
長孔に、アダプタのカラーを介して、それぞれ係合す
る。したがって、第1エジェクタの各孔が駆動ピンなど
の摺動で摩耗することがなくなる。また、アダプタのカ
ラーが摩耗した場合には、アダプタだけを新しいものと
交換すればよく、その場合、はめ込みによって交換を簡
単に行うことができる。
【0024】この場合、アダプタが、耐摩耗性のプラス
チックで構成されていることが好ましい。
【0025】この構成では、カラー付きのアダプタをプ
ラスチックの一体成形によって、簡単かつ安価に製造で
きるとともに、プラスチックが耐摩耗性を有することか
ら、アダプタの寿命を伸ばすことができる。
【0026】これらの場合、駆動手段および付勢手段が
互いのはめ込みにより駆動ユニットとして組み立てられ
るとともに、第1および第2のエジェクタおよび組み立
てた駆動ユニットが、商品収納ラックにはめ込みにより
取付け可能に構成されていることが好ましい。
【0027】この構成によれば、駆動手段および付勢手
段がはめ込みにより駆動ユニットとして組み立てられる
とともに、第1および第2のエジェクタならびに駆動手
段および付勢手段を含む駆動ユニットが、はめ込みによ
って商品収納ラックに取り付けられるので、商品払出装
置の組立てを、ねじや工具などを用いることなく、簡単
かつ効率良く行うことができ、製造コストの削減を図れ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を適用した自動販売機の商品払出装置について説明す
る。図1および図2に示すように、この自動販売機1
は、缶飲料やびん飲料などの断面円形の商品を販売する
ものであり、販売機本体2と、その前面を開閉するメイ
ンドア3を備えている。販売機本体2の内部には、前面
に透明断熱ドア4を有する商品収納庫5が左右に4列、
並設されており、各商品収納庫5内には、上下方向に配
列された13段のスラントシェルフ式の商品収納ラック
7、7、……が設けられている。
【0029】各商品収納ラック7は、折り曲げた鉄板な
どで構成され、底板部8aおよびその両端から延びる左
右の側板部8b、8bを有する断面U形のラック本体8
と、ラック本体8の前部に取り付けられた、プラスチッ
クなどから成る投入口アダプタ9とを備え、これらの内
部空間が商品通路11を構成する。また、ラック本体8
の後端部には、本発明に係る商品払出装置12が設けら
れている。投入口アダプタ9の前端の投入口9aから横
倒し状態で投入された商品Sは、商品通路11内を転動
しながら後方に移動し、最後位の商品Sが商品払出装置
12に係止されることにより、前後方向に1列に並んだ
状態で、商品通路11内に収納される。また、販売時
に、商品払出装置12が作動することにより、最後位の
商品Sが商品通路11から1個、払い出される。
【0030】商品払出装置12は、図3に示すように、
商品通路11に出没して最後位の商品(販売商品)S1
およびその次の商品(次販商品)S2を、それぞれ係止
および解放するための第1および第2のエジェクタ1
3、14と、両エジェクタ13、14を駆動する駆動機
構(駆動手段)15などを備えている。
【0031】第1エジェクタ13は、例えば鉄製のもの
であり、図4などに示すように、係止バー部13aと、
その両端から延びる一対の脚部13b、13cとで構成
されている。第1エジェクタ13は、両脚部13b、1
3cの前端部にそれぞれ形成された回動孔17、17
を、ラック本体8の側板部8b、8bに互いに対向して
形成した軸孔18、18にはめ込み、脚部13bの回動
孔17および軸孔18に後述の回動ピン49(図7参
照)を通すことによって、ラック本体8に回動自在に取
り付けられている。また、ラック本体8の各側板部8b
の後端部には、切欠き8cが形成されていて、第1エジ
ェクタ13は、図中時計方向への回動時、係止バー部1
3aが切欠き8cの下縁に当接する。
【0032】この構成により、第1エジェクタ13は、
係止バー部13aが切欠き8cに当接し、商品通路11
に臨んで、販売商品S1に後ろ側から当接してこれを係
止する係止位置(図3(a)の位置)と、係止バー部1
3aが商品通路11から上方に退避して、販売商品S1
を解放する解放位置(図3(c)の位置)との間で、回
動可能である。また、第1エジェクタ13の回動支点で
ある回動ピン49は、第1エジェクタ13に係止された
販売商品S1よりも前側に位置しており、この状態にお
いて、係止バー部13aと販売商品S1との当接点A
が、回動ピン49と販売商品S1の中心Cとを結ぶ線の
延長線の若干下側に位置するようになっている(図3
(a)参照)。
【0033】また、第1エジェクタ13は、一方の脚部
13bを介して、第2エジェクタ14および駆動機構1
5と連結される。このため、この一方の脚部13bは、
他方の脚部13cよりも幅広く形成されるとともに、脚
部13bには、上述した回動孔17に加えて、駆動機構
15により駆動され、案内される被駆動長孔19および
ガイド孔20や、第2エジェクタ14を連動させるため
の駆動長孔21などが、形成されている。図3(a)に
おいて、被駆動長孔19は、回動孔17の上方に位置し
て前後方向に延び、駆動孔21は、脚部13bの下端部
に位置して斜め後方に延びている。また、ガイド孔20
は、被駆動長孔19の後方に配置され、回動孔17を中
心とする円弧に沿って上下方向に延びており、また、そ
の上端部から後方に延びるロック孔部20aを有してい
る。
【0034】そして、これらの被駆動長孔19およびガ
イド孔20に、駆動機構15の後述する駆動ピン46お
よびガイドピン47が係合することによって、第1エジ
ェクタ13が駆動機構15により駆動されるとともに、
駆動長孔21に第2エジェクタ14の後述する被駆動ピ
ン28が係合することによって、第2エジェクタ14が
第1エジェクタ13と連動して駆動される(図3など参
照)。すなわち、本実施形態では、第1エジェクタ13
の駆動長孔21および第2エジェクタ14の被駆動ピン
28によって、連動機構が構成されている。
【0035】また、図3および図4に示すように、第1
エジェクタ13の一方の脚部13bの外側面には、アダ
プタ22が着脱自在に取り付けられている。このアダプ
タ22は、硬質の耐摩耗性のプラスチック、例えばポリ
アセタールなどから板状に形成され、第1エジェクタ1
3の回動孔17、被駆動長孔19、ガイド孔20および
駆動長孔21にそれぞれ対応する形状および寸法の複数
の孔23を有している。これらの孔23には、それらを
縁取るように、カラー23aが突出して形成されてい
る。
【0036】アダプタ22は、これらのカラー23aを
第1エジェクタ13の各孔17、19、20および21
にそれぞれはめ込んだ状態で、その爪22aを脚部13
bの中央部に形成されたアダプタ取付孔13dにスナッ
プ嵌めすることにより、第1エジェクタ13に取り付け
られる。したがって、回動ピン49、駆動機構15の駆
動ピン46およびガイドピン47、ならびに第2エジェ
クタ14の被駆動ピン28は、第1エジェクタ13の各
孔17、19、20および21に、それぞれカラー23
aを介して係合することになる。
【0037】第2エジェクタ14は、図5および図6に
示すように、第2エジェクタユニット24として、組み
立てられる。この第2エジェクタユニット24は、プラ
スチックの成形などにより形成された平らな矩形のケー
ス25と、このケース25にはめ込みによりそれぞれ取
り付けられた、上記第2エジェクタ14、売切れ検出レ
バー26および売切れ検出スイッチ27などで構成され
ている。
【0038】第2エジェクタ14は、エジェクタ本体1
4aと、エジェクタ本体14aの一端部に固定され、両
端部がケース25に回動自在に取り付けられた軸部14
bとで構成されている。エジェクタ本体14aの一側部
には、第1エジェクタ13の駆動長孔21に係合する被
駆動ピン28が、側方に突出して形成されている。売切
れ検出レバー26は、ねじりコイルばね29により上方
に付勢された状態で、ケース25に回動自在に取り付け
られている。また、売切れ検出スイッチ27は、売切れ
検出レバー26の上下動に応じてON/OFFするマイ
クロスイッチなどで構成されている。
【0039】第2エジェクタユニット24は、このよう
にして組み立てられた後、図6に示すように、商品収納
ラック7のラック本体8の底板部8aから下方に突出す
る複数の爪30に、ケースの対応する縁をはめ込むこと
によって、ラック本体8に取り付けられる。また、この
取り付けた状態で、第2エジェクタ14のエジェクタ本
体14aおよび売切れ検出レバー26が、ラック本体8
の底板部に形成した開口31から、商品通路11に臨め
るようになっている(図3参照)。なお、図6に示すよ
うに、第2エジェクタユニット24は、第1エジェクタ
13の取付け前に、ラック本体8に取り付けられるよう
になっており、第1エジェクタ13を取り付ける際に、
その駆動長孔21が、第2エジェクタ14の被駆動ピン
28に係合される。
【0040】図7および図8に示すように、駆動機構1
5は、ソレノイド34およびスライダ35(可動部材)
などで構成されており、コイルばね36(付勢手段)と
一緒に、駆動ユニット32として、あらかじめ組み立て
られる。この駆動ユニット32は、駆動機構15などを
はめ込みにより収容する長方形のプラスチック製のケー
ス33と、ケース33に複数の爪37を介してスナップ
嵌めにより取り付けられ、ケース33を覆うプラスチッ
ク製のカバー38などで構成されている。
【0041】ソレノイド34は、励磁時に前方(図7の
左方)に駆動されるプランジャ40を備えている。スラ
イダ35は、プラスチック製の板状のものであり、ケー
ス33内に前後方向にスライド自在に設けられるととも
に、前端部がプランジャ40の後端部に連結ピン42を
介して連結されている。また、スライダ35に形成され
た長溝43内にコイルばね36が収容されており、コイ
ルばね36は、後端部が長溝43の後縁から突出する突
部に嵌合するとともに、前端は、長溝43に対応するカ
バー38の長溝44の前縁に当接している。したがっ
て、スライダ35は、ソレノイド34の消磁時には、コ
イルばね36のばね力により、後方に位置する一方、ソ
レノイド34の励磁時には、駆動されるプランジャ40
に引っ張られ、コイルばね36のばね力に抗して、前方
にスライドする。
【0042】また、スライダ35に形成された孔45に
駆動ピン46が通されるとともに、スライダ35の内側
面にはガイドピン47が突出して形成されており、これ
らの駆動ピン46およびガイドピン47は、ケース33
に形成された開口48から内方に突出している。さら
に、回動ピン49がケース33の孔33aに通され、内
方に突出するようになっている。
【0043】このように構成された駆動ユニット32
は、図8に示すように、カバー38の上下に形成した複
数の爪50を、ラック本体8の側板部8bの上下に形成
した複数の係合孔51にスナップ嵌めすることによっ
て、ラック本体8の側板部8bに取り付けられる。ま
た、この取付けの際、回動ピン49が第1エジェクタ1
3の回動孔17に、駆動ピン46が被駆動長孔19に、
ガイドピン47がガイド孔20に、それぞれ係合され
る。
【0044】以上のように、本実施形態の商品払出装置
12では、第1エジェクタ13と、第2エジェクタ14
などをはめ込みにより組み立てた第2エジェクタユニッ
ト24と、ソレノイド34やスライダ35を含む駆動機
構15を、コイルばね36などとともにはめ込んで組み
立てた駆動ユニット32とを、爪30、50などを利用
してラック本体8にはめ込むことによって、商品払出装
置12が組み立てられる。したがって、商品払出装置1
2の組立てを、ねじや工具などを用いることなく、簡単
かつ効率良く行うことができ、製造コストの削減を図る
ことができる。
【0045】次に、上記構成の商品払出装置12の動作
を、図3を参照しながら、詳細に説明する。この商品払
出装置12は、商品Sの販売時以外には、図3(a)に
示すように、第1エジェクタ13は係止位置に、第2エ
ジェクタ14は解放位置に、それぞれ保持されている。
すなわち、商品Sの販売時以外では、ソレノイド34は
消磁されており、プランジャ40およびこれに連結され
たスライダ35は、コイルばね36のばね力によって、
後方に位置している。
【0046】また、第1エジェクタ13は、その被駆動
長孔19がスライダ35の駆動ピン46に係合している
ことにより、回動ピン49を中心に図中時計方向に回動
し、係止バー部13aが、ラック本体8の切欠き8cの
下縁に当接した係止位置に保持され、商品通路11に臨
むとともに、ガイド孔20のロック孔部20aがスライ
ダ35のガイドピン47に係合している。また、第2エ
ジェクタ14は、その被駆動ピン28が第1エジェクタ
13の駆動長孔21に係合していることにより、軸部1
4bを中心に反時計方向に回動した解放位置に保持さ
れ、エジェクタ本体14aが商品通路11から退避して
いる。
【0047】この状態から、商品Sが投入口9aから商
品通路11に投入されると、商品Sは、商品通路11内
を転動しながら後方に移動し、最初に投入された商品S
の背面が第1エジェクタ13の係止バー部13aに当接
して係止され、販売商品S1となり、2番目の商品S
は、販売商品S1に接して停止し、次販商品S2とな
り、さらに以降の商品Sが順次、1列に並んだ状態で保
持される。
【0048】一方、商品Sの販売時には、ソレノイド3
4が作動し、図3(b)に示すように、プランジャ40
が前方に駆動され、スライダ35がコイルばね36のば
ね力に抗して、前方にスライドする。これに伴い、第1
エジェクタ13は、そのガイド孔20のロック孔部20
aがガイドピン47から外れた後に、上方に回動し、こ
れと連動して、第2エジェクタ14も上方に回動する。
スライダ35のスライドが進むと、同図(c)に示すよ
うに、第1エジェクタ13が解放位置に達し、係止バー
部13aが商品通路11を解放することにより、販売商
品S1が、係止バー部13aから外れて、後方に払い出
される。また、この時点で、第2エジェクタ14は係止
位置に達していて、エジェクタ本体14aが商品通路1
1に突出し、次販商品S2に当接してこれを係止する。
【0049】この商品Sの払出しの後、ソレノイド34
の作動が停止されることにより、第1エジェクタ13が
図3(a)に示す係止位置に、第2エジェクタ14が解
放位置に、それぞれ復帰し、次販商品S2は、第2エジ
ェクタ14が第2エジェクタ14から外れ、第1エジェ
クタ13に係止されて、次回の販売商品S1となる。
【0050】以上のように、本実施形態の商品払出装置
12によれば、販売商品S1は、第1エジェクタ13の
回動ピン49と係止バー部13aとの間に挟まれるよう
な位置関係で、係止バー部13aに当接するので、第1
エジェクタ13は、商品Sの重さを受けても回動しく
く、したがって、商品Sを安定して保持することができ
る。また、前述したように、係止バー部13aは、支点
18と販売商品S1の中心とを結ぶ線の延長線の若干下
側の位置(図3(a)のA点)で、販売商品S1に当接
するので、たとえ販売商品S1が係止バー部13を押圧
することにより第1エジェクタ13を回動させようとし
ても、その押圧力を、押上げ力ではなく、押下げ力とし
て作用させることができる。そして、この押下げ力を、
係止バー部13aが当接するラック本体8によって支持
するので、第1エジェクタ13を、下方および上方のい
ずれの方向にも回動させることなく、係止位置に安定し
て保持でき、商品をより安定して保持することができ
る。
【0051】さらに、第1エジェクタ13が係止位置に
あるとき、そのガイド孔20のロック孔部20aがスラ
イダ35のガイドピン47に係合しているので、万が
一、販売商品S1の押圧力が第1エジェクタ13を押し
上げるように作用した場合でも、ロック孔部20aの下
縁がガイドピン47に当接することによって、第1エジ
ェクタ13の上方への回動を確実に阻止することができ
る。
【0052】このようなロック孔20aによる第1エジ
ェクタ13のロックは、小径の商品Sを収納する場合に
特に有効である。すなわち、図示しないが、商品Sが小
径の場合には、商品Sが係止バー部13aの下側にもぐ
り込んで、第1エジェクタ13を押し上げようとする傾
向が強くなるが、そのような場合でも、上記のロック孔
20aによるロックによって、第1エジェクタ13の上
方への回動を防止し、販売商品S1を確実に係止でき
る。したがって、商品Sの大小にかかわらず、商品Sの
誤った払出しを確実に防止することができる。
【0053】また、前述したように、回動ピン49、ス
ライダ35の駆動ピン46およびガイドピン47ならび
に第2エジェクタ14の被駆動ピン28は、第1エジェ
クタ13の回動孔17、被駆動長孔19、ガイド孔20
および駆動長孔21に、アダプタ22のカラー23aを
介して、それぞれ係合している。したがって、第1エジ
ェクタ13のこれらの孔17、19、20、21が、回
動ピン49などの摺動で摩耗することがなくなる。ま
た、アダプタ22は、プラスチックの一体成形によっ
て、簡単かつ安価に製造できるとともに、耐摩耗性のプ
ラスチックで構成されていることから、摩耗しにくく、
その寿命を伸ばすことができる。さらに、アダプタ22
のカラー23aが摩耗した場合には、アダプタ22だけ
を新しいものと交換すればよく、その場合、交換をはめ
込みによって簡単に行うことができる。
【0054】図9および図10は、第1エジェクタ13
の変形例を示している。この第1エジェクタ13は、係
止バー部13aの前面にスペーサ53を着脱自在に取り
付けるように構成したものである。このスペーサ53
は、所定厚さを有する比較的軟らかいプラスチックなど
で構成されており、その左右一対の爪54、54を、係
止バー部13aに対応して形成した係合孔55、55に
係合させることによって、第1エジェクタ13に取り付
けられる。
【0055】このスペーサ53は、小径の商品Sを収納
する場合、次販商品S2を販売商品S1と一緒に誤って
払い出す、いわゆる商品Sの2本出しを防止するための
ものである。すなわち、図示しないが、商品Sの径が小
さくなると、次販商品S2が商品通路11のより後ろ側
の位置に収納されるようになるため、販売時に、次販商
品S2が、係止位置に突出した第2エジェクタ14を乗
り越えやすくなるため、商品Sの2本出しが生じやすく
なる。この変形例によれば、小径の商品Sを収納する場
合、第1エジェクタ13にスペーサ53を上記のように
取り付けるだけで、スペーサ53の厚さの分だけ、次販
商品S2を第2エジェクタ14で適正に係止できるよう
な前側の位置にずらすことができるので、商品Sが小径
の場合の2本出しを簡単かつ確実に防止することができ
る。
【0056】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態は、商品収納ラックに大小の缶飲料を
収納した場合の例であるが、大小のびん飲料を収納する
場合でも、同様の効果を得ることができる。また、第1
および第2のエジェクタや駆動機構などの構成や、これ
らを相互に連結する構成などについては、実施形態で示
した以外のものを、本発明の趣旨の範囲内で適宜、採用
することが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動販売機の商
品払出装置は、スラントシェルフ式の商品通路を有する
自動販売機において、比較的単純な構成で、販売待機時
に大小の商品を確実に保持することができるなどの効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した商品払出装置を組み込んだ自
動販売機の正面図である。
【図2】図1の自動販売機の内部構成を示す側断面図で
ある。
【図3】商品払出装置の要部の構成および動作を示す側
面図である。
【図4】商品払出装置の商品収納ラックおよび第1エジ
ェクタの構成および取付状況を示す斜視図である。
【図5】商品払出装置の第2エジェクタユニットを示す
分解斜視図である。
【図6】商品収納ラックへの第2エジェクタユニットの
取付状況を示す斜視図である。
【図7】商品払出装置の駆動ユニットを示す分解斜視図
である。
【図8】商品収納ラックへの駆動ユニットの取付状況を
示す斜視図である。
【図9】第1エジェクタの変形例を示す斜視図である。
【図10】図9の第1エジェクタの構成を示す横断面図
である。
【図11】従来の商品払出装置の側面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 7 商品収納ラック 8 ラック本体 8a 底板部 8b 側板部 8c 切欠き 11 商品通路 12 商品払出装置 13 第1エジェクタ 13a 係止バー部 13b 脚部 13c 脚部 14 第2エジェクタ 15 駆動機構 18 支点 19 被駆動長孔 20 ガイド孔 20a ロック孔部 21 駆動長孔 22 アダプタ 23 アダプタの孔 23a カラー 24 第2エジェクタユニット 28 被駆動ピン 32 駆動ユニット 34 ソレノイド 35 スライダ 36 コイルばね 40 プランジャ 46 駆動ピン 47 ガイドピン 49 回動ピン 53 スペーサ S 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 実 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 正田 秀光 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大谷 泰史 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部および両側板部により画成される
    後ろ下がりに傾斜した商品通路に複数の商品を前後方向
    に並べた状態で収納する商品収納ラックから、販売時に
    最後位の商品を払い出す自動販売機の商品払出装置であ
    って、 係止バー部およびその両端から延びる一対の脚部を有
    し、これらの脚部が、前記商品収納ラックの前記両側板
    部に設けられ、前記最後位の商品の中心よりも前側に配
    置された支点に回動自在に取り付けられるとともに、前
    記係止バー部が前記商品通路に臨んで前記最後位の商品
    に後ろ側から当接して係止する係止位置と、前記商品通
    路から上方に退避して前記最後位の商品を解放する解放
    位置との間で回動可能な第1エジェクタと、 前記商品収納ラックの前記両側板部間に回動自在に取り
    付けられ、前記商品通路内に突出して前記最後位の次の
    商品を係止する係止位置と、前記商品通路から退避して
    前記最後位の次の商品を解放する解放位置との間で回動
    可能な第2エジェクタと、 前記第1および第2のエジェクタを、それらの一方が前
    記係止位置に位置するときに他方が前記解放位置に位置
    するように連動させる連動機構と、 前記第1エジェクタを前記係止位置側に付勢する付勢手
    段と、 販売時、前記第1エジェクタを前記解放位置側に駆動す
    る駆動手段と、を備えていることを特徴とする自動販売
    機の商品払出装置。
  2. 【請求項2】 前記商品収納ラックは、前記両側板部の
    上縁に開口するとともに、前記第1エジェクタが前記係
    止位置側に回動するときに、前記係止バーを下縁に当接
    させることにより、前記第1エジェクタを前記係止位置
    に位置決めする切欠きを有することを特徴とする、請求
    項1に記載の自動販売機の商品払出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1エジェクタが前記係止位置にあ
    るとき、前記係止バー部が、前記支点と前記最後位の商
    品の中心とを結ぶ線の延長線の下側で、当該最後位の商
    品に当接するように構成されていることを特徴とする、
    請求項2に記載の自動販売機の商品払出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1エジェクタの前記係止バー部の
    前面に着脱自在に取り付けられる所定厚さのスペーサを
    さらに備えていることを特徴とする、請求項1ないし3
    のいずれかに記載の自動販売機の商品払出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1エジェクタの前記一対の脚部の
    一方に、前記支点の上方に配置された被駆動長孔と、こ
    の被駆動長孔の後方に配置され且つ前記支点を中心とし
    て上下方向に延びる円弧状のガイド孔とが形成され、前
    記駆動手段は、販売時に前方に移動する可動部材を有
    し、この可動部材が、前記脚部の前記被駆動長孔に係合
    して前記第1エジェクタを駆動する駆動ピンと、前記ガ
    イド孔に係合して前記第1エジェクタの回動を案内する
    ガイドピンとを有していることを特徴とする、請求項1
    ないし4のいずれかに記載の自動販売機の商品払出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1エジェクタの前記ガイド孔は、
    その上端部から後方に延び、前記第1エジェクタが前記
    係止位置に移動したときに、前記可動部材の前記ガイド
    ピンが係合するロック孔部を有していることを特徴とす
    る、請求項5に記載の自動販売機の商品払出装置。
  7. 【請求項7】 前記連動機構が、前記第1エジェクタの
    前記一方の脚部に形成された駆動長孔と、前記第2エジ
    ェクタに設けられ、前記駆動長孔に係合する被駆動ピン
    とを有していることを特徴とする、請求項5または6に
    記載の自動販売機の商品払出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1エジェクタの前記一方の脚部の
    前記被駆動長孔、前記ガイド孔および前記駆動長孔にそ
    れぞれ嵌合可能なカラー付きの複数の孔を有し、これら
    のカラーを前記被駆動長孔、前記ガイド孔および前記駆
    動長孔にそれぞれ嵌合した状態で前記第1エジェクタの
    前記一方の脚部に着脱自在に取り付けられるアダプタを
    さらに備えていることを特徴とする、請求項7に記載の
    自動販売機の商品払出装置。
  9. 【請求項9】 前記アダプタが、耐摩耗性のプラスチッ
    クで構成されていることを特徴とする、請求項8に記載
    の自動販売機の商品払出装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動手段および前記付勢手段が互
    いのはめ込みにより駆動ユニットとして組み立てられる
    とともに、前記第1および第2のエジェクタおよび当該
    組み立てた駆動ユニットが、前記商品収納ラックにはめ
    込みにより取付け可能に構成されていることを特徴とす
    る、請求項1ないし9のいずれかに記載の自動販売機の
    商品払出装置。
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