JPH10254759A - コンカレントエンジニアリング支援装置及びコンカレントエンジニアリング支援方法 - Google Patents

コンカレントエンジニアリング支援装置及びコンカレントエンジニアリング支援方法

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JPH10254759A
JPH10254759A JP5765197A JP5765197A JPH10254759A JP H10254759 A JPH10254759 A JP H10254759A JP 5765197 A JP5765197 A JP 5765197A JP 5765197 A JP5765197 A JP 5765197A JP H10254759 A JPH10254759 A JP H10254759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスモデルやグローバルスキーマの記述
で扱い切れない、非定型かつ後戻り工程が頻繁に発生す
る状況において、不確定性を持つデータの扱いを容易に
する柔軟なコンカレントエンジニアリング支援装置を提
供すること。 【解決手段】 データベースと該データベースを操作す
るための複数のエンジニアリングツールを備えたシステ
ムによるエンジニアリングをコンカレントに支援するコ
ンカレントエンジニアリング支援装置において、不確定
なデータとして登録すべき旨の指定を受付ける手段と、
不確定として指定されたデータに関する情報を保持する
手段と、前記情報をもとにして不確定とされたデータの
内容を確定させるための処理を行う手段とを備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンカレントなエ
ンジニアリングを支援するコンカレントエンジニアリン
グ支援装置及びコンカレントエンジニアリング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のユーザが協調して1つのシ
ステムの設計等を行うことが多くなっている。そのた
め、分散データベース/知識ベース環境における協調的
なエンジニアリングを支援するためのシステムが幾つか
提案されている。
【0003】分散データベース/知識ベース環境下での
協調的なエンジニアリングを支援するものとして、例え
ば、図21に示すようなグローバルスキーマによる共有
データベースを持たせる方法がある。この方法によれ
ば、各エンジニアリングツールはそのデータベースの一
部または全体を用いて各々の作業を進めることができ、
データを一元的に管理することで整合性の保持を可能と
している。しかしながら、この方法を実際に使うために
は予めデータのスキーマを全て定義しておく必要があ
り、さらに意味的に等しいデータの重複を許さないとい
う前提が必要となるため、種々のエンジニアリングを支
援するための大規模な統合データベース環境を構築する
ことは困難である。
【0004】そこで、マルチデータベースと呼ばれる技
術やアクティブデータベースと呼ばれる技術が注目され
ている。マルチデータベースでは、相互の一貫性を保証
する処理機能を設けたもので(図22参照)、既存のデ
ータベースがある程度自律的に設計・運用され、意味的
に等しいデータの重複が許されるようにしている。ま
た、アクティブデータベースでは、データ自体に変更の
波及に対する制約や手続きを記述するようにしている。
【0005】その他にも、エンジニアリングのプロセス
(設計等の作業の流れ)を記述したプロセスモデルを持
たせて、作業の流れを制御することで、複数の利用者の
協調した作業を支援するワークフローなどのような技術
も提案されている(図23参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の技術で、例えばプラントエンジニアリン
グのように大規模な対象を扱い、その業務内容も多岐に
渡るような分野に対する協調的なエンジニアリングの支
援を行おうとしても、以下のような不具合が発生する。
【0007】1)各工程での作業の内容が多岐に渡るた
め、統一的なスキーマの定義が困難である。
【0008】2)作業のプロセスが非定型的であり、頻
繁な後戻りの工程などを本質的に内包しているため、そ
のモデル化が極めて難しい。
【0009】3)エンジニアリングのためのデータが作
業の開始の段階で不確定なものを含んでおり、全体の作
業のサイクルを通じて除々に詳細化されていく。
【0010】4)上流工程の些細な変更が下流では何十
倍もの変更に膨れ上がるため、誤ったデータの入力によ
って整合性が保持されてしまった場合のダメージが甚大
である。
【0011】このため、従来の技術では、大規模な対象
を扱い、その業務内容も多岐に渡るような分野に対して
は、協調的なエンジニアリングの支援は実際上困難であ
った。
【0012】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、プロセスモデルやグローバルスキーマの記述で扱
い切れない、非定型かつ後戻り工程が頻繁に発生する状
況において、あるデータの変更に対して他の作業に与え
る影響の大きさを容易に把握でき、また不確定性を持つ
データの扱いを容易にする柔軟なコンカレントエンジニ
アリング支援装置及びコンカレントエンジニアリング支
援方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
データベースと該データベースを操作するための複数の
エンジニアリングツールを備えたシステムによるエンジ
ニアリングをコンカレントに支援するコンカレントエン
ジニアリング支援装置において、不確定なデータとして
登録すべき旨の指定を受付ける手段と、不確定として指
定されたデータに関する情報を保持する手段と、前記情
報をもとにして不確定とされたデータの内容を確定させ
るための処理を行う手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】本発明(請求項2)は、データベースと該
データベースを操作するための複数のエンジニアリング
ツールを備えたシステムによるエンジニアリングをコン
カレントに支援するコンカレントエンジニアリング支援
装置において、データ間の依存関係とデータベース間の
依存関係とを示すデータベースリレーション情報を保持
する手段と、前記エンジニアリングツールによる変更の
対象となるデータに対して依存関係を持つ他のデータを
前記データベースリレーション情報から検索する手段
と、前記検索結果に基づき指定されたデータを、不確定
性を持つデータとして登録する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0015】本発明(請求項3)は、データベースと該
データベースを操作するための複数のエンジニアリング
ツールを備えたシステムによるエンジニアリングをコン
カレントに支援するコンカレントエンジニアリング支援
装置において、データ間の依存関係とデータベース間の
依存関係とを示すデータベースリレーション情報を保持
する手段と、あるユーザにより前記エンジニアリングツ
ールを用いて変更されたデータの一覧情報を、少なくと
も前記ユーザ以外の他のユーザ側に通知する手段と、前
記一覧情報の中から指定されたデータに対して依存関係
を持つ他のデータを前記データベースリレーション情報
をもとに検索する手段と、前記検索結果に基づいて指定
されたデータを、不確定性を持つデータとして登録する
手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明(請求項4)は、データベースと該
データベースを操作するための複数のエンジニアリング
ツールを備えたシステムによるエンジニアリングをコン
カレントに支援するコンカレントエンジニアリング支援
装置において、データを変更したユーザ側から入力され
た該データを不確定として登録すべき指定入力に応じて
または該データの変更の通知を受けた他のユーザ側から
入力された該データを不確定として登録すべき指定入力
に応じて、少なくとも該データの識別情報と該データに
ついて指定をしたユーザの識別情報とを対応つけて不確
定データ情報として登録する手段と、指定されたデータ
に対応して登録されているユーザを前記不確定データ情
報から検索して表示する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0017】本発明(請求項5)は、データベースと該
データベースを操作するための複数のエンジニアリング
ツールを備えたシステムによるエンジニアリングをコン
カレントに支援するコンカレントエンジニアリング支援
装置において、データの変更履歴を作成する手段と、デ
ータを変更したユーザ側から入力された該データを不確
定として登録すべき指定入力に応じてまたは該データの
変更の通知を受けた他のユーザ側から入力された該デー
タを不確定として登録すべき指定入力に応じて、少なく
とも該データの識別情報と該データについて指定をした
ユーザの識別情報とを対応つけて不確定データ情報とし
て登録する手段と、指定されたデータに対応して登録さ
れているユーザを前記不確定データ情報から検索して表
示する手段と、更新され不確定として登録されたデータ
の不確定とされる直前の内容を前記更新履歴から検出し
て表示する手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明(請求項6)は、データベースと該
データベースを操作するための複数のエンジニアリング
ツールを備えたシステムによるエンジニアリングをコン
カレントに支援するコンカレントエンジニアリング支援
装置において、データを変更したユーザ側から入力され
た該データを不確定として登録すべき指定入力に応じて
または該データの変更の通知を受けた他のユーザ側から
入力された該データを不確定として登録すべき指定入力
に応じて、少なくとも該データの識別情報と該データに
ついて指定をしたユーザの識別情報とを対応つけて不確
定データ情報として登録する手段と、更新され不確定と
して登録されたデータのさらに次の更新後の内容と、該
データの不確定として登録される直前の内容との差分を
求める手段と、求められた差分の情報を、該データが不
確定とされた際に該データを更新したもの以外で該デー
タを不確定としたユーザ側に通知する手段とをさらに備
えたことを特徴とする。
【0019】本発明(請求項7)は、請求項6に記載の
コンカレントエンジニアリング支援装置において、前記
差分の情報を通知した後、前記ユーザ側にデータの確定
についての問い合わせを行う手段と、前記問い合わせに
対する返答が該データを確定させる旨のものであった場
合、前記不確定データ情報から、該データの識別情報と
該ユーザの識別情報の組に対応する部分を削除する手段
とをさらに備えたことを特徴とする。
【0020】本発明(請求項8)は、請求項4ないし7
のいずれか1項に記載のコンカレントエンジニアリング
支援装置において、前記データを不確定として登録する
にあたっては、該データがその変更者によって不確定と
された場合には該データの属性として保留を対応付けて
登録し、該データがその変更者ではない者によって不確
定とされた場合には該データの属性として拒否を対応付
けて登録することを特徴とする。
【0021】本発明(請求項9)は、請求項1ないし8
のいずれか1項に記載のコンカレントエンジニアリング
支援装置において、前記データを不確定として登録する
にあたっては、入力された不確定性の度合いを該データ
の属性として該データに対応付けて登録することを特徴
とする。
【0022】本発明(請求項10)は、複数のユーザが
夫々の使用する端末装置からデータベースを操作して行
うエンジニアリングをコンカレントに支援するコンカレ
ントエンジニアリング支援方法において、前記端末装置
から指定のデータについて不確定なデータとして登録す
べき旨の要求を受付け、前記端末装置からの前記要求に
応答して、前記データに関する情報を不確定データ情報
として登録し、前記端末装置からの所定の要求に応じ
て、不確定データ情報として登録された前記データの内
容を確定させるための支援となる処理を行うことを特徴
とする。
【0023】本発明(請求項11)は、複数のユーザが
夫々の端末装置からデータベースを操作して行うエンジ
ニアリングをコンカレントに支援するコンカレントエン
ジニアリング支援方法において、データ間の依存関係と
データベース間の依存関係とを示すデータベースリレー
ション情報を保持し、前記端末装置での操作において変
更の対象となったデータに対して依存関係を持つ他のデ
ータを前記データベースリレーション情報から検索し、
前記検索結果に基づき指定されたデータを、不確定性を
持つデータとして登録することを特徴とする。
【0024】本発明(請求項12)は、複数のユーザが
夫々の端末装置からデータベースを操作して行うエンジ
ニアリングをコンカレントに支援するコンカレントエン
ジニアリング支援方法において、データ間の依存関係と
データベース間の依存関係とを示すデータベースリレー
ション情報を保持し、あるユーザにより変更されたデー
タの一覧情報を、少なくとも前記ユーザ以外の他のユー
ザの使用する端末装置側に通知し、前記一覧情報の中か
ら指定されたデータに対して依存関係を持つ他のデータ
を前記データベースリレーション情報をもとに検索し、
前記検索結果に基づき指定されたデータを、不確定性を
持つデータとして登録することを特徴とする。
【0025】本発明(請求項13)は、複数のユーザが
夫々の端末装置からデータベースを操作して行うエンジ
ニアリングをコンカレントに支援するコンカレントエン
ジニアリング支援方法において、データを変更したユー
ザの使用する端末装置側からの該データを不確定として
登録すべき旨の要求に応じてまたは該データの変更に関
する通知を受けた他のユーザの使用する端末装置側から
の該データを不確定として登録すべき要求に応じて、少
なくとも該データの識別情報と該データについて指定を
したユーザの識別情報とを対応つけて不確定データ情報
として登録し、いずれかの前記端末装置からの要求に応
じて、指定されたデータに対応して登録されているユー
ザに関する情報を前記不確定データ情報から検索して該
端末装置側に表示させることを特徴とする。
【0026】本発明(請求項14)は、請求項13に記
載のコンカレントエンジニアリング支援方法において、
データが変更された場合、該データの変更直前の内容を
変更履歴として蓄積しておき、いずれかの前記端末装置
からの要求に応じて、更新され不確定として登録された
データの不確定とされる直前の内容を前記更新履歴から
検出して該端末装置側に表示させることを特徴とする。
【0027】本発明(請求項15)は、請求項13に記
載のコンカレントエンジニアリング支援方法において、
データが変更された場合、該データの変更直前の内容を
変更履歴として蓄積しておき、更新され不確定として登
録されたデータについてさらに次の更新があった場合、
該データのその更新後の内容と、該データの不確定とし
て登録される直前の内容との差分を求め、求められた差
分の情報を、該データが不確定とされた際に該データを
更新したユーザ以外で該データを不確定としたユーザの
使用する端末装置側に表示させることを特徴とする。
【0028】なお、以上の各装置に係る発明は方法に係
る説明としても成立し、各方法に係る発明は方法に係る
装置としても成立する。
【0029】また、上記の発明は、相当する手順あるい
は手段をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録した機械読取り可能な媒体としても成立する。
【0030】本発明によれば、プロセスモデルやグロー
バルスキーマの記述で扱い切れない、非定型かつ後戻り
工程が頻繁に発生する状況において、あるデータの変更
に対して他の作業に与える影響の大きさを容易に把握で
き、また不確定性を持つデータの扱いを容易にする柔軟
なコンカレントエンジニアリングを支援できる。
【0031】また、不確定なデータに関する情報をデー
タベース情報として別途管理することで、設計の見直し
を容易にし、データ変更に対する他ユーザからのフィー
ドバックを得ることを可能とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0033】まず、本実施形態に係るコンカレントエン
ジニアリング支援システムにより知的で柔軟なコンカレ
ントエンジニアリング支援を行うにあたってその前提と
した基本認識について説明する。
【0034】(基本認識1)知的で柔軟なコンカレント
エンジニアリング支援には、エンジニアリング対象のデ
ータ自体よりも、むしろそのデータに付属する情報が重
要な役割を果たす。 (基本認識2)分散データベース/知識ベース環境にお
いてキーとなる要素は、 1)データベース 2)エンジニアリングツール 3)ユーザ である。
【0035】この2つの認識からコンカレントエンジニ
アリングを指向した多岐に渡る付属的な情報の中でも特
に、 1)利用者情報 2)ツール情報 3)データベース情報 の情報を適宜利用することが有益であると考えられる。
【0036】そして、必要な付属的情報を検出し、必要
に応じて付属的情報を適宜組合せて解析し、利用者に対
する通知やデータの処理を行うことで、 1)情報変更における適切で柔軟な変更の波及、通知、
影響予測 2)バージョン、リビジョン、データ承認・責任、アク
セス権利などの情報に基づいた高度なセキュリティ 3)不確定度を含むデータの操作による効率的な作業支
援 を可能にすることができる。
【0037】ここで、上記の利用者情報としては、例え
ば次のような静的データと動的データが利用できる。 静的データ:氏名、ログイン名、組織情報、部門デー
タ、役職、役割、勤務パターン、視覚、経歴、著書、趣
味等 動的データ:使用中ツール、ツールの使用履歴、使用デ
ータベース、アクセスの履歴等 また、ツール情報としては、例えば、ツール名、対象と
するデータベースの種別、発行するコマンド、ツール間
の上流下流関係等が利用できる。
【0038】また、データベース情報としては、リビジ
ョン管理情報、データの確定の度合い、データ変更履
歴、各データが他に与える影響の度合い等が利用でき
る。
【0039】次に、上記の利用者情報、ツール情報、デ
ータベース情報を利用したコンカレントエンジニアリン
グ支援装置について説明する。
【0040】図1に、本発明に係るコンカレントエンジ
ニアリング支援システムの構成を示す。分散データベー
ス/知識ベース環境では、各ユーザはそれぞれの業務に
適したエンジニアリングツール2を操作して、ネットワ
ーク11を介してエンジニアリングデータベース1をア
クセスして、データを読み込んだり、作業の結果を蓄積
したりする。実際は、図2のように複数のユーザがそれ
ぞれの業務に適した種々のエンジニアリングツールを同
期してあるいは非同期で操作し、ネットワーク11を介
して種々のデータベースへのアクセスを行っている。
【0041】ユーザがエンジニアリングツール2を操作
して所定の作業を行う間、データベース情報検出部3
は、データベースに関連する付属的情報を検出し、これ
をデータベース情報格納部4に蓄積する。図3は、ネッ
トワーク11を介して得られるデータベースに関連する
付属的な情報の一例を示す図である。図3に示すよう
に、付属的な情報として、データベースのリビジョン管
理情報、データの確定の度合い、データ変更履歴、各デ
ータが他に与える影響の度合いなどがある。
【0042】同様に、ユーザ情報検出部5は、ユーザが
エンジニアリングツール2を操作して所定の作業を行う
間、ユーザに関連する付属的情報を検出し、これをユー
ザ情報格納部6に蓄積する。図4は、ユーザに関連する
付属的な情報の一例を示す図である。図4に示すよう
に、現在操作中のユーザの動的データとして、使用中ツ
ール、発行したコマンド、ツールの使用履歴、使用デー
タベース、アクセスの履歴などがある。なお、ユーザ情
報格納部6には、ユーザの静的データとして、例えば氏
名、ログイン名、組織情報、部門データ、役職、役割、
勤務パターン、資格、経歴、著書、趣味などが予め蓄え
られているものとする。
【0043】また、エンジニアリングツール情報格納部
7には、エンジニアリングツールに関連する付属的な情
報が予め蓄えられているものとする。図5は、エンジニ
アリングツールに関連する付属的な情報の一例を示す図
である。図5に示すように、個々のエンジニアリングツ
ールの情報として、ツール名、対象とするデータベース
の種別、発行するコマンドなどがあり、またツール間の
上流下流関係を示す情報(上流側ツールと下流側ツー
ル)により個々のエンジニアリングツールの情報がリン
ク付けされている。
【0044】エンジニアリング情報解析部8は、上記し
たような分散データベース/知識ベース環境でのエンジ
ニアリングに関連する付属的情報を、ネットワーク11
を介して取り出し、解析することで、主として以下の4
つの機能を提供する。
【0045】1)情報変更における適切で柔軟な変更の
波及を行うため、必要に応じてエンジニアリングデータ
ベース1にアクセスを行う。
【0046】2)情報変更を行う場合に、変更の通知の
ための情報または変更による影響予測の通知のための情
報を生成し、エンジニアリング情報表示部10へデータ
を送る。
【0047】3)リビジョン、データ承認・責任、アク
セス権利などの情報を多次元的に用いてきめ細かいセキ
ュリティを実現するための情報を生成し、エンジニアリ
ング情報表示部10へデータを送る。
【0048】4)本質的に不確定度を含むデータの効率
的な操作を実現するための情報を生成し、エンジニアリ
ング情報表示部10へデータを送る。
【0049】なお、エンジニアリング情報解析知識ベー
ス9は、ユーザ情報の動的データから得られる作業の傾
向から導き出される知識を格納している。従って、これ
らは、結果的に、ユーザごとにカスタマイズされた機能
を提供することができる。
【0050】また、エンジニアリング情報表示部10
は、エンジニアリング情報解析部8で生成されたデータ
などを適宜ユーザに表示する。
【0051】以上が、本発明に係るコンカレントエンジ
ニアリング支援システムの基本的な考え方であり、これ
をもとに、目的に応じて、利用者情報、ツール情報、デ
ータベース情報、および他の付属的な情報のうち、任意
の1つを利用して、あるいは所定の2以上のものを利用
するとともに、それらを適宜組合せて解析することによ
り、様々な側面からのコンカレントエンジニアリングの
支援を行うことができる。
【0052】以下では、本発明のより詳細な実施形態と
して、後述するようなデータベース情報を利用して、不
確定性を持つデータの扱いに関して支援を行うコンカレ
ントエンジニアリング支援システムについて説明する。
【0053】なお、以下説明するコンカレントエンジニ
アリング支援システムの実現のためには、前述したよう
なツール情報と利用者情報に関連する構成は備えなくて
も構わない(ここでは基本的には備えないものとす
る)。また、ここではエンジニアリング情報解析知識ベ
ースは使用せず、これも備えなくても構わない(ここで
は基本的には備えないものとする)。ただし、これらの
情報の一部または全部を必要に応じて備えても構わな
い。
【0054】以下で示すデータ等の具体例には、火力発
電プラント計装制御エンジニアリング支援に適用した場
合を用いるものとする。
【0055】図6に、本実施形態に係るコンカレントエ
ンジニアリング支援システムの構成を示す。なお、図6
にはエンジニアリングデータベースやエンジニアリング
ツールを1つとして示してあるが、実際には図2で説明
したように夫々種々のものが存在する。また、実際に
は、ネットワーク11に接続された複数のコンピュータ
あるいは端末装置(例えばエンジニアリング・ワークス
テーション等)の各々の上でエンジニアリングツール2
やエンジニアリング情報表示部10が実現されるものと
する。また、ユーザは、該エンジニアリング・ワークス
テーション等を用いて、システムとの間で必要な入出力
を行うものとする。
【0056】なお、本実施形態では、システム側は、現
在端末装置を使用しているユーザの識別情報と、その端
末装置の識別情報(例えばアドレス)と、ユーザが使用
しているエンジニアリングツールの識別情報と、ユーザ
がアクセスしているデータベースの識別情報を把握可能
であるものとする。
【0057】エンジニアリングデータベース1は、表デ
ータ1−1a、CADデータ1−2a、表データ履歴1
−1b、CADデータ履歴1−2bで構成される。
【0058】表データ1−1aは、エンジニアリングの
設計データの1つである。図7に表データの一例を示
す。この例では、表データは、各データについてのID
(識別子)、信号名称、その他の属性(系統、信号種
別、TAG−NO)を1組として構成されている。
【0059】CADデータ1−2aはそれぞれエンジニ
アリングの設計データの1つである。図8にCADデー
タの一例を示す。この例では、CADデータは、入力信
号のIDと名称、出力信号のIDと名称、回路のデータ
(素子間の接続関係や素子と入力信号や出力信号の接続
関係も含む)、シート番号から構成されている。
【0060】表データ履歴1−1bは表データの更新の
履歴を保持しており、CADデータ履歴1−2bはCA
Dデータの更新の履歴を保持している。図9に表データ
履歴1−1bやCADデータ履歴1−2bの履歴データ
の一例を概念的に示す。この例では、履歴データは、更
新があったデータの更新直前の内容を記録したレコード
に、更新日(更新した年月日)、履歴日付(更新直前の
内容に更新した年月日)、更新種別(新規/追加、変
更、削除)を付加したものを1組として構成されてい
る。
【0061】エンジニアリングツール2には、表データ
編集ツール2−1とCADデータ編集ツール2−2が含
まれる。
【0062】表データ編集ツール2−1は、ネットワー
ク11を介して表データ1−1aに対する変更/追加/
削除を行うためのものである。
【0063】CADデータ編集ツール2−2は、ネット
ワーク11を介してCADデータ1−2aに対する変更
/追加/削除を行うためのものである。
【0064】データベース情報検出部3は、この実施形
態で用いるデータベースに関連する付属的情報すなわち
DBリレーション情報4−1と不確定データリビジョン
情報4−2をエンジニアリングデータベース1やユーザ
の操作(操作により発生したイベント等)から検出して
データベース情報格納部4に格納する。
【0065】DBリレーション情報4−1は、データベ
ース間、データ間の依存関係を格納している。図10に
DBリレーション情報4−1の一例を示す。
【0066】フィールド「シート番号」は、図8の例に
あるようなCADデータの図面を管理しているシート番
号を示す。
【0067】フィールド「ID」は、図7の例にあるよ
うな表データ中の各データのユニークなIDを示す。
【0068】フィールド「部品」は、CADデータが示
す図面上の部品を示す。
【0069】フィールド「ターミナル」は、フィールド
「ID」で識別されるデータがフィールド「部品」で示
される部品に対して入力となるか出力となるか等の接続
情報を示す。
【0070】例えば図10の例では、シート番号が「T
A001」の図面は、図7のIDが「MV001」、
「MV002」、「MV003」、「MV004」であ
るデータと「NOT」、「AND」、「AND2」の部
品で構成され、「MV001」は「AND2」の出力で
あり、「MV002」は「NOT」の入力である。
【0071】また、例えば図10の例によれば、シート
番号が「TA001」の図面において、IDが「MV0
01」のデータとIDが「MV004」のデータは「A
ND2」の部品に対する入力と出力という関係にあるこ
とや、シート番号が「TA001」の図面とシート番号
が「TA002」の図面は、ともにIDが「MV00
2」のデータを含むという関係にあることなどの情報を
得ることができる。
【0072】不確定データリビジョン情報4−2は、あ
るデータの更新者が更新に際して保留しておきたいと思
った場合におけるそのデータの情報あるいはあるデータ
の更新に対して他ユーザから異議(非承認)があった場
合におけるそのデータの情報を格納している。図11に
不確定データリビジョン情報4−2の一例を示す。
【0073】フィールド「キー」は、対象となるデータ
のキーとなる値(例えばデータのユニークなID)を示
す。
【0074】フィールド「日付」は、データ更新があっ
た日付を示す。
【0075】フィールド「ユーザ」は、対象データのデ
ータ更新に対して保留あるいは異議を行ったユーザ名を
示す。
【0076】フィールド「不確定状態」は、保留あるい
は拒否の状態フラグを示す。
【0077】図11の例では、キーが「MV002」で
あるデータの「96−08−28」に行われた更新に対
して、「yumiko」は「保留」、「itohs」は
「拒否」、「mizoro」は「拒否」をしている。
【0078】エンジニアリング情報解析部8は、影響予
測部8−1、変更通知部8−2、差分検出部8−3、不
確定データ処理部8−4、リビジョンビュー処理部8−
5を有する。
【0079】影響予測部8−1は、データベース情報格
納部4に格納されたDBリレーション情報4−1を参照
してあるデータの変更に対して影響がでると思われる他
のデータを検索する。
【0080】変更通知部8−2は、変更のあったデータ
の一覧を各ユーザに通知する。なお、この変更通知は、
ユーザからの要求に応じて行うようにしても良いし、ユ
ーザがエンジニアリング・ワークステーションにログイ
ンしたタイミング等の所定のタイミングで自動的に通知
するようにしても良いし、データの変更が発生する都度
通知するようにしても良い。
【0081】変更通知は、少なくともあるデータを変更
したユーザ以外の他のユーザに通知するのが好ましい。
また、当該あるデータを変更したユーザ自身にも変更時
あるいは一定時間経過後あるいは一定時間経過毎あるい
は次以降にログインした際等に通知するようにしても良
い。
【0082】また、通知するデータの範囲としては、最
新の所定期間(例えば最新の1週間)に変更されたデー
タを対象とする方法など様々な指定の仕方が考えられ
る。
【0083】また、変更通知では、すべてのデータの変
更をすべてのユーザに通知しても良いが、変更されたデ
ータに関連するデータベースを操作中のユーザあるいは
操作した記録のあるユーザのみを対象としても良い。な
お、この場合、少なくとも操作中ユーザとアクセス中デ
ータベースの対応の情報や各ユーザのアクセスしたデー
タベースの履歴情報等がシステム中に存在し入手可能で
あるものとする。
【0084】差分検出部8−3は、データ間の差分を検
出する。
【0085】不確定データ処理部8−4は、不確定デー
タリビジョン情報4−2をもとにした処理を行う。な
お、不確定データリビジョン情報4−2に対する不確定
データの登録や非承認ユーザの検索等は、データベース
情報検出部3で行う。
【0086】リビジョンビュー処理部8−5は、ユーザ
に所望のリビジョンビュー表示を提供する。
【0087】エンジニアリング情報表示部10は、変更
通知、影響予測結果、差分検出結果不確定データ一覧
表、非承認ユーザ一覧表等をそれぞれのユーザに表示す
る。
【0088】図12(a)に変更通知の表示例を、図1
2(b)に影響予測の表示例を示す。
【0089】本システムを使用した際の画面イメージの
例を図13に示す。ユーザはエンジニアリング情報を見
ながらエンジニアリング(表データの編集やCADデー
タの編集)を行う。
【0090】以下では、具体例をまじえながらさらに詳
しく本実施形態を説明する。
【0091】ここでは、図6に示すコンカレントエンジ
ニアリング支援システムにおいてDBリレーション情報
4−1と不確定データリビジョン情報4−2を用いて行
う処理の例として、(1)不確定なデータのリビジョン
管理を行うケース、(2)不確定データの非承認ユーザ
の検出を行うケース、(3)不確定データを考慮したリ
ビジョンビューの表示を行うケース、(4)不確定デー
タの更新を行うケースを順番に説明する。
【0092】(1)不確定データのリビジョン管理 ここでは、次の2つの処理の手順について説明する。
【0093】1つは、データ更新者の不確定データの取
り扱いについてである。この処理では、データを更新す
るユーザが図12(b)の例のような影響予測結果を参
照し、その結果、その更新を取り消すことができるよう
にするとともに、ユーザが更新はそのままにするが不確
定なデータとして保留したい場合に不確定データとして
不確定データリビジョン情報4−2に登録できるように
する。不確定データを別途管理することで、自身も他ユ
ーザも不確定なデータとしたものを後から容易に検出し
検討することができる。
【0094】もう1つは、変更通知された他ユーザによ
る不確定データの取り扱いについてである。この処理で
は、ユーザが図12(a)の例のような変更通知を受
け、図12(b)の例のような影響予測結果を見るなど
した結果、その更新に対して異議等がある場合に不確定
データリビジョン情報4−2にその旨を登録できるよう
にする。また、必要に応じてその旨を更新者に通知する
できるようにする。この処理によりデータの更新者は他
ユーザからのフィードバックを得ることができる。
【0095】(1.1)データ更新者の不確定データの
取り扱い まず、データ更新者の不確定データの取り扱いにつて説
明する。
【0096】図14にシステムの処理の手順を示す。
【0097】本例では、ユーザ「yumiko」が図7
に示す表データのうち、IDが「MV002」のデータ
を削除するものとする。DBリレーション情報4−1は
図10のようであるとする。
【0098】まず、ユーザが所定のエンジニアリングツ
ール2を用いてカレントDB(Data Base)の
データ更新を行う(ステップS1)。なお、カレントD
Bは最新のエンジニアリングデータベースを意味する。
本例ではカレントDBは表リストである。なお、このデ
ータ更新により図9のような履歴DBに更新前のデータ
に所定の属性情報を付加したものが登録される。
【0099】次に、影響予測部8−1により、更新され
たデータに対する影響予測処理が行われる。なお、ここ
での影響予測処理は、データ更新に応答して常に実行さ
れるようにしても良いし、ユーザからの明示的な要求に
応答して実行するようにしても良い。
【0100】影響予測処理が実行されると、その影響予
測結果は、例えば図12(b)のように、エンジニアリ
ング情報表示部10に表示される(ステップS2)。
【0101】本例の場合、影響予測部8−1は、図10
のDBリレーション情報4−1から、シート番号が「T
A001」であるCADデータの部品NOTに対する入
力が消滅すること、シート番号が「TA002」である
CADデータの部品ANDの入力が消滅することを予測
し、その結果が図12(b)のように表示される。
【0102】ここで、ユーザはエンジニアリング情報表
示部10に表示された影響予測結果を確認し、先程行っ
た更新に対する妥当性を検討する。例えばユーザ「yu
miko」は図12(b)に示す画面を見て妥当であっ
たか否かを判断する。
【0103】もしユーザが妥当でないと判断し、ロール
バックの指示が入力されたならば(ステップS3)、更
新した内容を元に戻して(ステップS4)、終了する。
なお、この処理はエンジニアリングツール2側で行うも
のとする。
【0104】もしユーザがデータ更新について一応は妥
当であると判断し、一方で不確定なデータとして保留し
ておき後に再検討すべきと判断した場合、保留するため
の指示を入力する。本例では、不確定の項目にフラグ
「1」を立てるものとする。
【0105】保留するための指示が入力されたならば
(ステップS5)、不確定データ処理部8−4により、
保留することが指示されたデータのキーとなる属性値、
ユーザ名、日付、不確定状態を不確定データリビジョン
情報4−2に格納する(ステップS6)。
【0106】本例でユーザ「yumiko」は後に再検
討するために保留するものとすると、例えば図14のよ
うにキーとなる属性値(ID)にMV002、ユーザ名
にyumiko、日付に96−8−28、不確定状態に
保留が登録される。
【0107】もしユーザが当該データ更新は妥当であり
かつデータ更新を確定すると判断したならば(ステップ
S5)、ユーザはなにもしない。
【0108】なお、上記では、ステップS1で実際にデ
ータを更新し、ロールバックの指示があったら更新した
内容を元に戻すようにしたが、その代わりに、ステップ
S1では実際にはデータを更新せず、更新後のデータを
一旦保持しておき、ステップS3でロールバックの指示
があったら一旦保持している更新後のデータを破棄し、
ステップS5でユーザから保留の指示または決定の指示
が入力された場合に、初めてデータを更新するようにし
ても良い。
【0109】(1.2)変更通知に対する不確定データ
の取り扱い 次に、変更通知に対する不確定データの取り扱いについ
て説明する。
【0110】図15に、システムの処理の手順を示す。
【0111】本例では、ユーザ「itohs」が、先の
具体例におけるステップS1でのデータ変更についての
変更通知を受け(図12(a))、その更新に対する影
響予測結果(図12(b))をエンジニアリング情報表
示部10で確認するものとする。
【0112】まず、変更通知部8−2によりユーザの操
作しているエンジニアリング・ワークステーション(端
末)等に変更通知が行われる(ステップS11)。
【0113】ユーザは自分が関係するデータベースに関
わるデータの更新による変更通知をエンジニアリング情
報表示部10で確認する。この例では図12(a)に示
す表示となる。
【0114】次に、ユーザは表示されたデータの中から
影響予測を確認したいものを選択入力する。
【0115】ユーザにより影響予測を確認したいデータ
が選択されると、影響予測部8−1は選択されたデータ
に関して影響予測を行い、エンジニアリング情報表示部
10に表示する(ステップS12)。ここでは図12
(b)に示す表示となる。
【0116】次に、ユーザはエンジニアリング情報表示
部10に表示された影響予測結果を確認し、通知された
データの更新に対する妥当性について検討する。
【0117】もしユーザが通知されたデータの更新を承
認する場合には(ステップS13)、ユーザはなにもし
ない。
【0118】もしユーザが通知されたデータの更新を承
認しない場合には(ステップS13)、非承認を登録す
るための指示を入力する。本実施形態では、図12
(a)の不確定の項目にフラグ「1」を立てるものとす
る。
【0119】ここではユーザ「itohs」は図12
(a)に示す画面を見て承認できないと判断し、不確定
の項目に「1」のフラグを立てるものとする。
【0120】非承認を登録するための指示が入力された
ならば(ステップS13)、不確定データ処理部8−4
により、非承認を指示されたデータのキーとなる属性
値、ユーザ名、日付、不確定状態を不確定データリビジ
ョン情報4−2に格納する(ステップS14)。
【0121】本例では、例えば図14のようにキーとな
る属性値(ID)にMV002、ユーザ名にitoh
s、日付に96−8−28、不確定状態に拒否が登録さ
れる。次に、ユーザは当該更新を行ったユーザに対して
妥当でないと判断した旨を通知したいかどうか選択入力
する。
【0122】通知すべき入力があった場合には(ステッ
プS15)、更新を行ったユーザに対してメール等で妥
当でないと判断した旨を通知する(ステップS16)。
なお、この場合には、少なくとも静的データとして各ユ
ーザのメール・アドレス等の情報がシステム中に存在し
入手可能であるものとする。
【0123】なお、データを変更したユーザ自身にも変
更通知を行うようにした場合、データを変更したユーザ
自身が変更通知を受けた際の手順も、基本的には上記と
同様である。ただし、この場合、非承認を登録するため
の指示ではなく、保留するための指示となり、ステップ
S13で保留するための指示が入力されたならば、ステ
ップS14では不確定状態に非承認ではなく保留が登録
される。また、ステップS15,S16の更新を行った
ユーザに対する通知に関する処理は行われない。
【0124】(2)不確定データの非承認ユーザの検出 図16にシステムの処理の手順を示す。
【0125】本処理では、不確定データに対して非承認
であるユーザを検出する。また、不確定データを一覧し
エンジニアリングの進行状況を見渡す作業の手助けを行
う。本例ではユーザ「yumiko」が不確定データで
あるIDが「MV002」である信号リストのデータに
対して非承認であるユーザを検出するものとする。不確
定データリビジョン情報4−2は図11のようであると
する。
【0126】まず、不確定データ処理部8−4により、
不確定データリビジョン情報4−2をもとにしてエンジ
ニアリング情報表示部10に不確定データの一覧表を表
示し、ユーザが確認したいデータの選択入力を受付ける
(ステップS21)。
【0127】ユーザは不確定データのリストから確認し
たいデータを選択する。本例ではキーが「MV004」
すなわちIDが「MV004」である信号リストのデー
タを選択する。
【0128】次に、不確定データ処理部8−4により、
選択されたデータに対して非承認であるユーザを不確定
データリビジョン情報4−2から検索し、その結果をエ
ンジニアリング情報表示部10に表示する(ステップS
21)。本例では非承認ユーザである「itohs」と
「mizoro」が表示される。
【0129】(3)不確定データを考慮したリビジョン
ビューの表示 図17にシステムの処理の手順を示す。
【0130】本実施形態ではリビジョン管理は日付やリ
ビジョンで行っているので、日付あるいはリビジョンを
指定して過去のデータに戻ることが可能である。本処理
では、ユーザからの指定があれば、それぞれ異なる日付
で作成された不確定データ(保留や非承認)を取り除い
たリビジョンビューを各ユーザに提供する。
【0131】本例では図11に示す不確定データリビジ
ョン情報4−2を保持し、ユーザ「yumiko」が他
ユーザから非承認であった不確定データを非承認を受け
る前のデータに戻してエンジニアリングを始めるものと
する。
【0132】まず、表示すべき条件の入力を受付ける
(ステップS31)。
【0133】ユーザは不確定データを考慮したリビジョ
ンのビュー名を選択する。本例では、図18のようにユ
ーザ「yumiko」は他のユーザが非承認であったデ
ータに関してだけ更新前のデータを表示するように指定
する。
【0134】次に、リビジョンビュー処理部8−5によ
り、非確定データリビジョン情報4−2を参照してステ
ップS31で選択されたビューを表示する。該当するデ
ータを表示するために、カレントDBからではなく、履
歴DBに記述されているデータから「不確定データリビ
ジョン情報の日付」と「履歴DBの更新日」が一致する
ものを検索して表示する(ステップS32)。
【0135】本例では、図11に示す不確定データリビ
ジョン情報4−2を参照し、信号リストのIDが「MV
002」のデータについて、カレントDBからではな
く、履歴DBから更新日が96−8−28であるものを
検索して表示する。
【0136】(4)不確定データの更新 図19にシステムの処理の手順を示す。
【0137】本処理では、不確定データリビジョン情報
4−2に記録された情報に関して変更がなされたとき
に、確定したと思われるデータを不確定データリビジョ
ン情報4−2から削除する。本例では先の(1)不確定
データのリビジョン管理の説明で用いたデータ変更の例
(すなわちIDがMV002のデータの削除)の後に、
再びIDがMV002であるデータを追加するものとす
る。不確定データリビジョン情報は図11であるものと
する。
【0138】まず、ユーザが所定のエンジニアリングツ
ール2を用いてカレントDB(Data Base)の
データ更新を行う(ステップS41)。ここでは、先に
削除した「MV002」のデータを追加する。ただし、
図7の[MV002]のデータの信号名称についてはも
との「循環水ポンプ出口MV減指令」ではなく「循環水
ポンプ出口MV減指令1」と変えて追加するものとす
る。
【0139】次に、不確定データ処理部8−4により、
更新したデータについて非承認を登録しているユーザを
不確定データリビジョン情報4−2から検索する(ステ
ップS42)。本例の場合、「yumiko」「ito
hs」「mizoro」が検索される。
【0140】次に、ステップS42で検索されたユーザ
の全てに対してステップS44〜ステップS46の処理
を行う(ステップS43)。
【0141】差分検出部8−3により非承認前のデータ
とステップS41で更新したデータとの差分を検出し、
この差分を非承認ユーザに通知する(ステップS4
4)。ここでは、図11の日付96−8−28の変更前
のデータとステップS41での更新したデータとの差分
が通知される。例えば、図20(a)に示すように変更
通知がなされ、(b)に示すように非承認前のデータと
の差分が表示される。さらに、(c)に(b)による影
響予測結果が示される。
【0142】次に、通知した変更について承認するかど
うかを非承認ユーザに問い合わせる(ステップS4
5)。
【0143】ステップS45においてそのユーザから承
認する旨の返答があった場合、不確定データ処理部8−
4により、不確定データリビジョン情報4−2から該当
するレコードを消去する(ステップS46)。例えば、
ユーザ「mizoro」が承認とした場合、キーが「M
V002」でユーザが「mizoro」であるレコード
が消去される。
【0144】なお、図19の手順では、ステップS44
〜ステップS46の処理を一人のユーザごとに順次行っ
ているが、ステップS44〜ステップS46の処理を複
数のユーザについて並列的に行っても良い。
【0145】上記した実施形態では、データの不確定性
にレベルはなく、不確定であるか(保留と非承認が登録
されている)かあるいは不確定でないかのいずれかであ
ったが、不確定の度合い(保留や非承認の度合い)を数
値でレベル化しても良い。例えば、あるユーザが非承認
の場合、可能であればその変更は取り消して欲しいが可
能でなければ承認するという程度の弱い非承認が0.1
で、承認する余地を含む中間的な非承認が0.5で、絶
対承認できないという強い非承認が1といった設定が考
えられる。
【0146】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。また、上記した各手順あるいは手
段をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した機械読取り可能な媒体として実施することもでき
る。
【0147】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0148】
【発明の効果】本発明によれば、プロセスモデルやグロ
ーバルスキーマの記述で扱い切れない、非定型かつ後戻
り工程が頻繁に発生する状況において、あるデータの変
更に対して他の作業に与える影響の大きさを容易に把握
でき、また不確定性を持つデータの扱いを容易にする柔
軟なコンカレントエンジニアリングを支援できる。
【0149】また、不確定なデータをデータベース情報
として別途管理することで、設計の見直しを容易にし、
データ変更に対する他ユーザからのフィードバックを得
ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンカレントエンジニアリング支
援システムの構成例を示す図
【図2】エンジニアリング環境を説明するための図
【図3】図1のデータベース情報格納部に蓄積されるデ
ータベース情報の一例を示す図
【図4】図1のユーザ情報格納部に蓄積されるユーザ情
報の一例を示す図
【図5】図1のエンジニアリングツール情報格納部に蓄
積されるエンジニアリングツール情報の一例を示す図
【図6】本発明の一実施形態に係るコンカレントエンジ
ニアリング支援システムの構成例を示す図
【図7】表データの一例を示す図
【図8】CADデータの一例を示す図
【図9】履歴データの一例を示す図
【図10】DBリレーション情報の一例を示す図
【図11】不確定データリビジョン情報の一例を示す図
【図12】影響予測結果の表示例を示す図
【図13】画面イメージの一例を示す図
【図14】データの更新者に係る不確定データ処理の手
順の一例を示すフローチャート
【図15】他ユーザに係る不確定データ処理の手順の一
例を示すフローチャート
【図16】非承認ユーザ検出処理の手順の一例を示すフ
ローチャート
【図17】リビジョンビュー表示処理の手順の一例を示
すフローチャート
【図18】リビジョンビュー選択表示の一例を示す図
【図19】不確定データ更新処理の手順の一例を示すフ
ローチャート
【図20】画面イメージの一例を示す図
【図21】従来のグローバルスキーマによる共有データ
ベースの構成を示す図
【図22】従来のマルチデータベースの構成を示す図
【図23】従来のプロセスモデルを持ったシステムの構
成を示す図
【符号の説明】
1…エンジニアリングデータベース 1−1a…表データ 1−1b…表データ履歴 1−2a…CADデータ 1−2b…CADデータ履歴 2…エンジニアリングツール 2−1…表データ編集ツール 2−2…CADデータ編集ツール 3…データベース情報検索部 4…データベース情報格納部 4−1…DBリレーション情報 4−2…不確定データリビジョン情報 5…ユーザ情報検出部 6…ユーザ情報格納部 7…エンジニアリングツール情報格納部 8…エンジニアリング情報解析部 8−1…影響予測部 8−2…変更通知部 8−3…差分検出部 8−4…不確定データ処理部 8−5…リビジョンビュー処理部 9…エンジニアリング情報解析知識ベース 10…エンジニアリング情報表示部 11…ネットワーク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データベースと該データベースを操作する
    ための複数のエンジニアリングツールを備えたシステム
    によるエンジニアリングをコンカレントに支援するコン
    カレントエンジニアリング支援装置において、 不確定なデータとして登録すべき旨の指定を受付ける手
    段と、 不確定として指定されたデータに関する情報を保持する
    手段と、 前記情報をもとにして不確定とされたデータの内容を確
    定させるための処理を行う手段とを備えたことを特徴と
    するコンカレントエンジニアリング支援装置。
  2. 【請求項2】データベースと該データベースを操作する
    ための複数のエンジニアリングツールを備えたシステム
    によるエンジニアリングをコンカレントに支援するコン
    カレントエンジニアリング支援装置において、 データ間の依存関係とデータベース間の依存関係とを示
    すデータベースリレーション情報を保持する手段と、 前記エンジニアリングツールによる変更の対象となるデ
    ータに対して依存関係を持つ他のデータを前記データベ
    ースリレーション情報から検索する手段と、 前記検索結果に基づき指定されたデータを、不確定性を
    持つデータとして登録する手段とを備えたことを特徴と
    するコンカレントエンジニアリング支援装置。
  3. 【請求項3】データベースと該データベースを操作する
    ための複数のエンジニアリングツールを備えたシステム
    によるエンジニアリングをコンカレントに支援するコン
    カレントエンジニアリング支援装置において、 データ間の依存関係とデータベース間の依存関係とを示
    すデータベースリレーション情報を保持する手段と、 あるユーザにより前記エンジニアリングツールを用いて
    変更されたデータの一覧情報を、少なくとも前記ユーザ
    以外の他のユーザ側に通知する手段と、 前記一覧情報の中から指定されたデータに対して依存関
    係を持つ他のデータを前記データベースリレーション情
    報をもとに検索する手段と、 前記検索結果に基づいて指定されたデータを、不確定性
    を持つデータとして登録する手段とを備えたことを特徴
    とするコンカレントエンジニアリング支援装置。
  4. 【請求項4】データベースと該データベースを操作する
    ための複数のエンジニアリングツールを備えたシステム
    によるエンジニアリングをコンカレントに支援するコン
    カレントエンジニアリング支援装置において、 データを変更したユーザ側から入力された該データを不
    確定として登録すべき指定入力に応じてまたは該データ
    の変更の通知を受けた他のユーザ側から入力された該デ
    ータを不確定として登録すべき指定入力に応じて、少な
    くとも該データの識別情報と該データについて指定をし
    たユーザの識別情報とを対応つけて不確定データ情報と
    して登録する手段と、 指定されたデータに対応して登録されているユーザを前
    記不確定データ情報から検索して表示する手段とを備え
    たことを特徴とするコンカレントエンジニアリング支援
    装置。
  5. 【請求項5】データベースと該データベースを操作する
    ための複数のエンジニアリングツールを備えたシステム
    によるエンジニアリングをコンカレントに支援するコン
    カレントエンジニアリング支援装置において、 データの変更履歴を作成する手段と、 データを変更したユーザ側から入力された該データを不
    確定として登録すべき指定入力に応じてまたは該データ
    の変更の通知を受けた他のユーザ側から入力された該デ
    ータを不確定として登録すべき指定入力に応じて、少な
    くとも該データの識別情報と該データについて指定をし
    たユーザの識別情報とを対応つけて不確定データ情報と
    して登録する手段と、 指定されたデータに対応して登録されているユーザを前
    記不確定データ情報から検索して表示する手段と、 更新され不確定として登録されたデータの不確定とされ
    る直前の内容を前記更新履歴から検出して表示する手段
    とを備えたことを特徴とするコンカレントエンジニアリ
    ング支援装置。
  6. 【請求項6】データベースと該データベースを操作する
    ための複数のエンジニアリングツールを備えたシステム
    によるエンジニアリングをコンカレントに支援するコン
    カレントエンジニアリング支援装置において、 データを変更したユーザ側から入力された該データを不
    確定として登録すべき指定入力に応じてまたは該データ
    の変更の通知を受けた他のユーザ側から入力された該デ
    ータを不確定として登録すべき指定入力に応じて、少な
    くとも該データの識別情報と該データについて指定をし
    たユーザの識別情報とを対応つけて不確定データ情報と
    して登録する手段と、 更新され不確定として登録されたデータのさらに次の更
    新後の内容と、該データの不確定として登録される直前
    の内容との差分を求める手段と、 求められた差分の情報を、該データが不確定とされた際
    に該データを更新したもの以外で該データを不確定とし
    たユーザ側に通知する手段とをさらに備えたことを特徴
    とするコンカレントエンジニアリング支援装置。
  7. 【請求項7】前記差分の情報を通知した後、前記ユーザ
    側にデータの確定についての問い合わせを行う手段と、 前記問い合わせに対する返答が該データを確定させる旨
    のものであった場合、前記不確定データ情報から、該デ
    ータの識別情報と該ユーザの識別情報の組に対応する部
    分を削除する手段とをさらに備えたことを特徴とする請
    求項6に記載のコンカレントエンジニアリング支援装
    置。
  8. 【請求項8】前記データを不確定として登録するにあた
    っては、該データがその変更者によって不確定とされた
    場合には該データの属性として保留を対応付けて登録
    し、該データがその変更者ではない者によって不確定と
    された場合には該データの属性として拒否を対応付けて
    登録することを特徴とする請求項4ないし7のいずれか
    1項に記載のコンカレントエンジニアリング支援装置。
  9. 【請求項9】前記データを不確定として登録するにあた
    っては、入力された不確定性の度合いを該データの属性
    として該データに対応付けて登録することを特徴とする
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載のコンカレント
    エンジニアリング支援装置。
  10. 【請求項10】複数のユーザが夫々の使用する端末装置
    からデータベースを操作して行うエンジニアリングをコ
    ンカレントに支援するコンカレントエンジニアリング支
    援方法において、 前記端末装置から指定のデータについて不確定なデータ
    として登録すべき旨の要求を受付け、 前記端末装置からの前記要求に応答して、前記データに
    関する情報を不確定データ情報として登録し、 前記端末装置からの所定の要求に応じて、不確定データ
    情報として登録された前記データの内容を確定させるた
    めの支援となる処理を行うことを特徴とするコンカレン
    トエンジニアリング支援方法。
  11. 【請求項11】複数のユーザが夫々の端末装置からデー
    タベースを操作して行うエンジニアリングをコンカレン
    トに支援するコンカレントエンジニアリング支援方法に
    おいて、 データ間の依存関係とデータベース間の依存関係とを示
    すデータベースリレーション情報を保持し、 前記端末装置での操作において変更の対象となったデー
    タに対して依存関係を持つ他のデータを前記データベー
    スリレーション情報から検索し、 前記検索結果に基づき指定されたデータを、不確定性を
    持つデータとして登録することを特徴とするコンカレン
    トエンジニアリング支援方法。
  12. 【請求項12】複数のユーザが夫々の端末装置からデー
    タベースを操作して行うエンジニアリングをコンカレン
    トに支援するコンカレントエンジニアリング支援方法に
    おいて、 データ間の依存関係とデータベース間の依存関係とを示
    すデータベースリレーション情報を保持し、 あるユーザにより変更されたデータの一覧情報を、少な
    くとも前記ユーザ以外の他のユーザの使用する端末装置
    側に通知し、 前記一覧情報の中から指定されたデータに対して依存関
    係を持つ他のデータを前記データベースリレーション情
    報をもとに検索し、 前記検索結果に基づき指定されたデータを、不確定性を
    持つデータとして登録することを特徴とするコンカレン
    トエンジニアリング支援方法。
  13. 【請求項13】複数のユーザが夫々の端末装置からデー
    タベースを操作して行うエンジニアリングをコンカレン
    トに支援するコンカレントエンジニアリング支援方法に
    おいて、 データを変更したユーザの使用する端末装置側からの該
    データを不確定として登録すべき旨の要求に応じてまた
    は該データの変更に関する通知を受けた他のユーザの使
    用する端末装置側からの該データを不確定として登録す
    べき要求に応じて、少なくとも該データの識別情報と該
    データについて指定をしたユーザの識別情報とを対応つ
    けて不確定データ情報として登録し、 いずれかの前記端末装置からの要求に応じて、指定され
    たデータに対応して登録されているユーザに関する情報
    を前記不確定データ情報から検索して該端末装置側に表
    示させることを特徴とするコンカレントエンジニアリン
    グ支援方法。
  14. 【請求項14】データが変更された場合、該データの変
    更直前の内容を変更履歴として蓄積しておき、 いずれかの前記端末装置からの要求に応じて、更新され
    不確定として登録されたデータの不確定とされる直前の
    内容を前記更新履歴から検出して該端末装置側に表示さ
    せることを特徴とする請求項13に記載のコンカレント
    エンジニアリング支援方法。
  15. 【請求項15】データが変更された場合、該データの変
    更直前の内容を変更履歴として蓄積しておき、 更新され不確定として登録されたデータについてさらに
    次の更新があった場合、該データのその更新後の内容
    と、該データの不確定として登録される直前の内容との
    差分を求め、 求められた差分の情報を、該データが不確定とされた際
    に該データを更新したユーザ以外で該データを不確定と
    したユーザの使用する端末装置側に表示させることを特
    徴とする請求項13に記載のコンカレントエンジニアリ
    ング支援方法。
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