JPH10254660A - 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH10254660A
JPH10254660A JP9060650A JP6065097A JPH10254660A JP H10254660 A JPH10254660 A JP H10254660A JP 9060650 A JP9060650 A JP 9060650A JP 6065097 A JP6065097 A JP 6065097A JP H10254660 A JPH10254660 A JP H10254660A
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Takashi Yamaguchi
宇 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置から受信するコマンドに対する
ステイタス応答のためのデータ通信に伴って印刷情報の
蓄積処理が遅延する状態を確実に回避することである。 【解決手段】 アドレス比較器103が監視する前記印
刷情報の蓄積容量に基づいてパラレル/シリアル変換器
106がコマンド格納レジスタ104に記憶されたコマ
ンドデータを印刷部17に転送し、該転送されたコマン
ドデータに対して印刷部17から応答されるステータス
データをステータス格納レジスタ108に格納する構成
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して情報処理装置と通信可能な印刷制御装置および印
刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログ
ラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置が印刷可能な状態である
か、または何等かの障害により印字不能な状態であるか
等の情報を収集するためにはホストコンピュータが印刷
装置に対して情報収集のためのコマンドを発行し、印刷
装置はそのコマンドの内容に対応したステータスを返す
ことで実現していた。
【0003】また、近年、このコマンド/ステータス通
信によって収集した印刷装置の状態をホストコンピュー
タのモニタ上で表示することで、使用者が印刷装置の状
態をモニタ上で確認することが可能な印刷システムが普
及してきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このコマン
ド/ステータス通信は印刷装置が印字動作中の状態を使
用者に知らせることが必要なため、コマンドを発行後も
対応したステータスの応答があってから次の印字データ
を送出するというシーケンスが必要であった。
【0005】そのため、ホストコンピュータが送出する
印字データがビットマップなどのデータ量が多いデータ
で構成されている場合や、印刷装置の印字スピードが早
く、印刷スループットに対するデータ転送スピードのマ
ージンが十分ない場合には、コマンド/ステータス通信
にかかるタイムロスが無視できなくなり、印刷装置の印
字スピードに間に合わず印刷スループットの低下を招い
たり、1ページ分の画像メモリを持たないバンドメモリ
タイプのプリンタの場合はプリントオーバランを起こし
てしまうという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、情報処理装置から受
信するコマンドデータを印刷情報の蓄積状態に基づいて
印刷部に自動的に発行してステータスデータを取得する
ことにより、情報処理装置から受信するコマンドに対す
るステータス応答のためのデータ通信に伴って印刷情報
の蓄積処理が遅延する状態を確実に回避でき、印刷スル
ープットの低下と印刷オーバランの発生を防止できる印
刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定のインタフェースを介してデータ処理装置と通
信可能な印刷制御装置であって、前記情報処理装置から
発行されるコマンドデータを記憶する第1の記憶手段
と、前記情報処理装置から受信する印刷情報を記憶する
第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶される前
記印刷情報の蓄積容量を監視する監視手段と、前記監視
手段が監視する前記印刷情報の蓄積容量に基づいて前記
第1の記憶手段に記憶された前記コマンドデータを印刷
部に転送する転送手段と、前記転送手段に転送された前
記コマンドデータに対して前記印刷部から応答されるス
テータスデータを記憶する第3の記憶手段とを有するも
のである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、前記第2の記
憶手段は、所定バンド単位に印刷情報を記憶するもので
ある。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記転送手段
は、前記監視手段が監視する前記印刷情報の蓄積容量が
所定容量となった時点で、前記第1の記憶手段に記憶さ
れた前記コマンドデータを印刷部に転送するものであ
る。
【0010】本発明に係る第4の発明は、前記所定容量
は、前記情報処理装置が転送する前記印刷情報の転送速
度から導出して設定されるものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、所定のインタ
フェースを介してデータ処理装置と通信可能な印刷制御
方法であって、前記情報処理装置から発行されるコマン
ドデータを第1のレジスタに格納する第1の格納工程
と、前記情報処理装置から受信する印刷情報が蓄積され
る画像メモリの蓄積容量を監視する監視工程と、前記印
刷情報の蓄積容量に基づいて前記第1のレジスタに記憶
された前記コマンドデータを印刷部に転送する転送工程
と、該転送された前記コマンドデータに対して前記印刷
部から応答されるステータスデータを第2のレジスタに
格納する第2の格納工程とを有するものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記画像メモ
リは、所定バンド単位に印刷情報を記憶するものであ
る。
【0013】本発明に係る第7の発明は、前記転送工程
は、前記印刷情報の蓄積容量が所定容量となった時点
で、前記第1のレジスタに記憶された前記コマンドデー
タを印刷部に転送するものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、前記所定容量
は、前記情報処理装置が転送する前記印刷情報の転送速
度から導出して設定されるものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、所定のインタ
フェースを介して情報処理装置から受信した印刷情報を
処理して印刷部の印字を制御するコンピュータが読み出
し可能な記憶媒体であって、前記情報処理装置から発行
されるコマンドデータを第1のレジスタに格納する第1
の格納工程と、前記情報処理装置から受信する印刷情報
が蓄積される画像メモリの蓄積容量を監視する監視工程
と、前記印刷情報の蓄積容量に基づいて前記第1のレジ
スタに記憶された前記コマンドデータを印刷部に転送す
る転送工程と、該転送された前記コマンドデータに対し
て前記印刷部から応答されるステータスデータを第2の
レジスタに格納する第2の格納工程とを含む、コンピュ
ータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納した
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本実施形態の構成を説明する前
に、本実施形態を適用するに好適なレーザビームプリン
タおよびインクジェットプリンタの構成について図1〜
図3を参照しながら説明する。なお、本実施形態を適用
するプリンタは、レーザビームプリンタおよびインクジ
ェットプリンタに限られるものでなく、他のプリント方
式のプリンタでもよいことは言うまでもない。
【0017】図1は、本発明を適用可能な第1の印刷装
置の構成を説明する概略断面図である。
【0018】図において、1500はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される記録情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
1501は操作パネルで、操作のためのスイッチおよび
LED表示器等が配されている。1000はプリンタ制
御ユニットで、LBP本体1500全体の制御およびホ
ストコンピュータから供給される文字情報等を解析す
る。このプリンタ制御ユニット1000は、主に文字情
報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレー
ザドライバ1502に出力する。レーザドライバ150
2は半導体レーザ1503を駆動するための回路であ
り、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ150
3から発射されるレーザ光1504をオン・オフ切り換
えする。
【0019】レーザ光1504は回転多面鏡1505で
左右方向に振らされて静電ドラム1506上を走査露光
する。これにより、静電ドラム1506上には文字パタ
ーンの静電潜像が形成されることになる。この潜像は、
静電ドラム1506周囲に配設された現像ユニット15
07により現像された後、記録紙に転写される。この記
録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙はL
BP本体1500に装着した用紙カセット1508に収
納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ1510
と搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれ
て、静電ドラム1506に供給される。
【0020】また、LBP本体1500には、図示しな
いカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォ
ントに加えてオプションフォントカード,言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)を接続できる
ように構成されている。
【0021】図2は、本発明を適用可能な第2の印刷装
置の構成を示す外観図であり、例えばインクジェット記
録装置(IJRA)の場合を示す。
【0022】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはガイドレール500
3を介して矢印a,b方向に往復移動される。このキャ
リッジHCには、インクタンクIT,インクジェットヘ
ッドIJHを備えるインクジェットカートリッジIJC
が搭載されている。
【0023】5002は紙押え板であり、キャリッジ移
動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧す
る。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジ
のレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ
5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポジ
ション検知手段として機能する。5016は記録ヘッド
の全面をキャップするキャップ部材5022を指示する
部材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で
キャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復
を行う。5017はクリーニングブレードで、部材50
19により前後方向に移動可能となる。
【0024】5018は本体指示板で、上記クリーニン
グブレード5017,部材5019を指示する。501
2は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャ
リッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、
駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の
伝達手段で移動制御される。
【0025】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
来た時にリードスクリュー5005の作用によってそれ
らの対応位置で所望の処理が行えるように構成されてい
るが、周知のタイミングで所望動作を行うように構成さ
れていればよい。
【0026】図3は、図2に示した第2の印刷装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【0027】図において、1700は記録信号を入力す
るインタフェース、1701はMPU、1702は前記
MPU1701が実行する制御プログラムやホスト記録
情報等を格納するROM、1703はDRAMで、各種
データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ
等)を保存しておく。1704は記録ヘッド1708に
対する出力データの供給制御を行うゲートアレイで、イ
ンタフェース1700,MPU1701,DRAM17
03間のデータの転送制御も行う。1710は前記記録
ヘッド1708を搬送するためのキャリアモータ、17
09は記録用紙搬送のための搬送モータ、1705は前
記記録ヘッドを駆動するヘッドドライバ、1706は前
記搬送モータ1709を駆動するモータドライバ、17
07は前記キャリアモータ1710を駆動するモータド
ライバである。
【0028】このように構成された上記記録装置におい
て、インタフェース1700を介して後述するホストコ
ンピュータ100より入力情報が入力されると、ゲート
アレイ1704とMPU1701との間で入力情報がプ
リント用の出力制御に変換される。そして、モータドラ
イバ1706,1707が駆動されるとともに、ヘッド
ドライバ1705に送られた出力情報に従って記録ヘッ
ドが駆動され印字が実行される。
【0029】なお、MPU1701はインタフェース1
700を介して後述するホストコンピュータ100との
通信処理が可能となっており、DRAM1703に関す
るメモリ情報および資源データ、ROM1702内のホ
スト記録情報等を後述するホストコンピュータ100に
通知可能に構成されている。
【0030】図4は、本発明の第1実施形態を示す印刷
制御装置の構成を説明するブロック図である。ここで
は、レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明す
る。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体
の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっ
ても、LAN等のネットワークを介して処理が行われる
システムであっても本発明を適用できることは言うまで
もない。
【0031】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムバス4に接続される各デバイス
をCPU1が総括的に制御する。
【0032】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶す
る。
【0033】2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワー
クエリア等として機能する。5はキーボードコントロー
ラ(KBC)で、キーボード9や不図示のポインティン
グデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコン
トローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CR
T)10の表示を制御する。7はディスクコントローラ
(DKC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーシ
ョン,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル
等を記憶するハードディスク(HD),フロッピーディ
スク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御す
る。
【0034】8はプリンタコントローラ(PRTC)
で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)
21を介してプリンタ1500に接続された、プリンタ
1500との通信制御処理を実行する。なお、CPU1
は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへの
アウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実
行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としてい
る。
【0035】また、CPU1は、CRT10上の不図示
のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登
録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を
実行する。
【0036】プリンタ1500において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶さ
れた制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接
続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御
し、印刷部インタフェース16を介して接続される印刷
部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信
号を出力する。また、このROM13のプログラム用R
OMにはCPU12の制御プログラム等を記憶する。R
OM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成す
る際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13
のデータ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ1
4がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で
利用される情報等を記憶している。
【0037】CPU12は入力部18を介してホストコ
ンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ
内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に
構成されている。19はCPU12の主メモリ,ワーク
メモリ等として機能するRAMで、図示しない増設ポー
トに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡
張することができるように構成されている。
【0038】なお、RAM19は、出力情報展開領域,
環境データ格納領域,NVRAM等に用いられる。前述
したハードディスク(HD),ICカード等の外部メモ
リ14は、ディスクコントローラ(DKC)20により
アクセスを制御される。外部メモリ14は、オプション
として接続され、フォントデータ,エミュレーションプ
ログラム,フォームデータ等を記憶する。また、入力部
18には前述した操作パネルで操作のためのスイッチお
よびLED表示器等が配されている。
【0039】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプ
リンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0040】図5は、図4に示した印刷部インタフェー
ス16の構成の一例を示すブロック図である。
【0041】図において、101はアドレスカウンタ
で、画像メモリとしてのRAM19に書き込む印字デー
タのアドレスをカウントする。102はバンドアドレス
設定レジスタで、ホストコンピュータ3000が設定可
能な任意のデータ量を1バンドとするバンド転送方式に
おいて、1バンド転送を終了するたびに後述するアドレ
ス比較器103の結果がアクティブとなるように比較値
を設定する。
【0042】この設定値はホストコンピュータ3000
が1バンド転送終了直後にステータス情報を得ることを
可能にするため、アドレスデコード回路は1バンド分の
データ量よりも前の値をバンドアドレス設定レジスタ1
02に設定する必要がある。その設定値は1バンドにN
バイト転送する場合、ホストコンピュータと印刷装置間
のデータ転送スピードをP(MBytes/sec)、コマンド/
ステータス通信の1回のハンドシェークにかかる時間を
Q(μsec )とすると、コマンドを発行するアドレスは
N−P×Qで表すことができる。このデータ転送スピー
ドPの値はホストコンピュータ3000がテストプリン
ト等を行って実際にデータ転送にかかった時間から算出
して設定することが可能であるし、規定されるホストイ
ンタフェースの最大転送スピードに設定してもよい。
【0043】アドレス比較器103はアドレスカウンタ
101の値がバンドアドレス設定レジスタ102の値と
等価になった場合にアクティブになりフリップフロップ
105をアクティブにし、パラレル/シリアル変換器1
06が起動して印刷部17へコマンドの送出を行う。パ
ラレル/シリアル変換器106は印刷部17へのコマン
ド送出が終了すると、フリップフロップ105の初期化
を行う。
【0044】104はコマンド格納レジスタで、ホスト
インタフェース21を通じてホストコンピュータ300
0から発行されたコマンドデータを格納する。109は
コマンドイネーブル信号で、ホストコンピュータ300
0からコマンドが発行された時にパラレル/シリアル変
換器106を起動する。
【0045】107はシリアル/パラレル変換器で、送
出したコマンドデータに対応するステータスをパラレル
データに変換する。110はステータスイネーブル信号
で、印刷部17からのステータス信号が有効な時にアク
ティブになりステータスデータを取り込むとして機能す
る。108はステータス格納レジスタで、受信したステ
ータスを格納する。
【0046】以下、本実施形態の特徴的構成について、
図5等を参照して説明する。
【0047】上記のように構成された印刷制御装置にお
いて、すなわち、所定のインタフェース21を介してデ
ータ処理装置(ホストコンピュータ3000)と通信可
能な印刷制御装置(プリンタ制御ユニット1000)で
あって、前記情報処理装置から発行されるコマンドデー
タを記憶する第1の記憶手段(コマンド格納レジスタ1
04)と、前記情報処理装置から受信する印刷情報を記
憶する第2の記憶手段(画像メモリとしてのRAM1
9)と、前記第2の記憶手段に記憶される前記印刷情報
の蓄積容量を監視する監視手段(バンドアドレス設定レ
ジスタ102,アドレス比較器103,フリップフロッ
プ105等)と、前記監視手段が監視する前記印刷情報
の蓄積容量に基づいて前記第1の記憶手段に記憶された
前記コマンドデータを印刷部に転送する転送手段(パラ
レル/シリアル変換器106)と、前記転送手段に転送
された前記コマンドデータに対して前記印刷部17から
応答されるステータスデータを記憶する第3の記憶手段
(ステータス格納レジスタ108)とを有するので、情
報処理装置から転送される印刷情報の蓄積処理を中断す
ることなく、印刷部に所定のコマンドデータを自動的に
発行して、印刷部から応答されるステータスデータを取
り込むことができる。
【0048】また、画像メモリとしてのRAM19は、
所定バンド単位に印刷情報を記憶するので、所定バンド
毎に印刷部に所定のコマンドデータを自動的に発行し
て、印刷部から応答されるステータスデータを取り込む
ことができる。
【0049】さらに、パラレル/シリアル変換器106
は、アドレス比較器103が監視する前記印刷情報の蓄
積容量に設定された値(アドレスカウンタ101の値)
が所定容量(バンドアドレス設定レジスタ102に設定
される)となった時点で、前記第1の記憶手段に記憶さ
れた前記コマンドデータを印刷部に転送するので、所定
バンド毎に印刷部に所定のコマンドデータを適切なタイ
ミングで自動的に発行して、印刷部から応答されるステ
ータスデータを取り込むことができる。
【0050】また、前記所定容量は、前記情報処理装置
が転送する前記印刷情報の転送速度から導出(上記演算
N−P×Qにより導出される)して設定されるので、デ
ータ処理能力に対応した適切なタイミングで自動的に発
行して、印刷部から応答されるステータスデータを取り
込むことができる。
【0051】図6は、本発明に係る印刷制御装置のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図5に
示した各部の動作処理に対応する。なお、(1)〜
(6)はステップを示す。
【0052】ホストコンピュータ3000からコマンド
指令がなされると、コマンド格納レジスタ104にコマ
ンドデータが格納され(1)、コマンドデータが送出さ
れる(2)。次にコマンドに対応したステータスデータ
の取り込みを行い(3)、ステータス格納レジスタ10
8に格納する(4)。この間にもホストコンピュータ3
000から印字指令がなされると、画像メモリには印字
データが格納されアドレスカウンタ101はカウントア
ップを行いアドレスカウンタ101の値がバンドアドレ
ス設定レジスタ102の値と等価かどうかの比較を行い
(5)、等しいと判定された場合にはステップ(2)に
戻り、コマンド/ステータス通信を再度行い、等しくな
いと判定された場合にはステップ(6)に進み、次のコ
マンド指令(新しいコマンド指令)が行われたかどうか
を判定して、NOならばステップ(5)へ戻り、YES
ならば、処理を終了する。
【0053】これにより、情報処理装置が印刷装置に印
字データを送出する場合に、データ量の任意の単位毎に
行っていたコマンドの発行をしなくても、印字装置内の
画像メモリに格納された印字データ量があらかじめ設定
された値になった場合に記憶手段に記憶されたコマンド
データを自動的に発行するので、印刷装置の情報を収集
でき、コマンド発行にかかるタイムロスを防止すること
ができる。
【0054】以下、本実施形態の特徴的な工程について
図6を参照して説明する。
【0055】所定のインタフェースを介してデータ処理
装置と通信可能な印刷制御方法であって、あるいは所定
のインタフェースを介して情報処理装置から受信した印
刷情報を処理して印刷部の印字を制御するコンピュータ
が読み出し可能な記憶媒体であって、前記情報処理装置
(ホストコンピュータ3000)から発行されるコマン
ドデータを第1のレジスタに格納する第1の格納工程
(図6のステップ(1))と、前記情報処理装置から受
信する印刷情報が蓄積される画像メモリの蓄積容量を監
視する監視工程(図6のステップ(5))と、前記印刷
情報の蓄積容量に基づいて前記第1のレジスタに記憶さ
れた前記コマンドデータを印刷部に転送する転送工程
(図6のステップ(2))と、該転送された前記コマン
ドデータに対して前記印刷部から応答されるステータス
データを第2のレジスタに格納する第2の格納工程(図
6のステップ(3),(4))とを有するので、情報処
理装置から転送される印刷情報の蓄積処理を中断するこ
となく、印刷部に所定のコマンドデータを自動的に発行
して、印刷部から応答されるステータスデータを取り込
むことができる。
【0056】また、前記画像メモリは、所定バンド単位
に印刷情報を記憶するので、所定バンド毎に印刷部に所
定のコマンドデータを自動的に発行して、印刷部から応
答されるステータスデータを取り込むことができる。
【0057】さらに、前記転送工程は、前記印刷情報の
蓄積容量が所定容量となった時点で、前記第1のレジス
タに記憶された前記コマンドデータを印刷部に転送する
ので、所定バンド毎に印刷部に所定のコマンドデータを
適切なタイミングで自動的に発行して、印刷部から応答
されるステータスデータを取り込むことができる。
【0058】また、前記所定容量は、前記情報処理装置
が転送する前記印刷情報の転送速度から導出して設定す
るので、データ処理能力に対応した適切なタイミングで
自動的に発行して、印刷部から応答されるステータスデ
ータを取り込むことができる。
【0059】以下、図7に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0060】図7は、本発明に係る印刷制御装置で読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0061】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0062】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0063】本実施形態における図6に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。
【0064】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0065】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0066】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0067】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定のインタフェースを介してデータ
処理装置と通信可能な印刷制御装置であって、前記情報
処理装置から発行されるコマンドデータを記憶する第1
の記憶手段と、前記情報処理装置から受信する印刷情報
を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記
憶される前記印刷情報の蓄積容量を監視する監視手段
と、前記監視手段が監視する前記印刷情報の蓄積容量に
基づいて前記第1の記憶手段に記憶された前記コマンド
データを印刷部に転送する転送手段と、前記転送手段に
転送された前記コマンドデータに対して前記印刷部から
応答されるステータスデータを記憶する第3の記憶手段
とを有するので、情報処理装置から転送される印刷情報
の蓄積処理を中断することなく、印刷部に所定のコマン
ドデータを自動的に発行して、印刷部から応答されるス
テータスデータを取り込むことができる。
【0070】第2の発明によれば、前記第2の記憶手段
は、所定バンド単位に印刷情報を記憶するので、所定バ
ンド毎に印刷部に所定のコマンドデータを自動的に発行
して、印刷部から応答されるステータスデータを取り込
むことができる。
【0071】第3の発明によれば、前記転送手段は、前
記監視手段が監視する前記印刷情報の蓄積容量が所定容
量となった時点で、前記第1の記憶手段に記憶された前
記コマンドデータを印刷部に転送するので、所定バンド
毎に印刷部に所定のコマンドデータを適切なタイミング
で自動的に発行して、印刷部から応答されるステータス
データを取り込むことができる。
【0072】第4の発明によれば、前記所定容量は、前
記情報処理装置が転送する前記印刷情報の転送速度から
導出して設定されるので、データ処理能力に対応した適
切なタイミングで自動的に発行して、印刷部から応答さ
れるステータスデータを取り込むことができる。
【0073】第5,第9の発明によれば、所定のインタ
フェースを介してデータ処理装置と通信可能な印刷制御
方法であって、あるいは所定のインタフェースを介して
情報処理装置から受信した印刷情報を処理して印刷部の
印字を制御するコンピュータが読み出し可能な記憶媒体
であって、前記情報処理装置から発行されるコマンドデ
ータを第1のレジスタに格納する第1の格納工程と、前
記情報処理装置から受信する印刷情報が蓄積される画像
メモリの蓄積容量を監視する監視工程と、前記印刷情報
の蓄積容量に基づいて前記第1のレジスタに記憶された
前記コマンドデータを印刷部に転送する転送工程と、該
転送された前記コマンドデータに対して前記印刷部から
応答されるステータスデータを第2のレジスタに格納す
る第2の格納工程とを有するので、情報処理装置から転
送される印刷情報の蓄積処理を中断することなく、印刷
部に所定のコマンドデータを自動的に発行して、印刷部
から応答されるステータスデータを取り込むことができ
る。
【0074】第6の発明によれば、前記画像メモリは、
所定バンド単位に印刷情報を記憶するので、所定バンド
毎に印刷部に所定のコマンドデータを自動的に発行し
て、印刷部から応答されるステータスデータを取り込む
ことができる。
【0075】第7の発明によれば、前記転送工程は、前
記印刷情報の蓄積容量が所定容量となった時点で、前記
第1のレジスタに記憶された前記コマンドデータを印刷
部に転送するので、所定バンド毎に印刷部に所定のコマ
ンドデータを適切なタイミングで自動的に発行して、印
刷部から応答されるステータスデータを取り込むことが
できる。
【0076】第8の発明によれば、前記所定容量は、前
記情報処理装置が転送する前記印刷情報の転送速度から
導出して設定するので、データ処理能力に対応した適切
なタイミングで自動的に発行して、印刷部から応答され
るステータスデータを取り込むことができる。
【0077】従って、情報処理装置から受信するコマン
ドに対するステイタス応答のためのデータ通信に伴って
印刷情報の蓄積処理が遅延する状態を確実に回避でき、
印刷スループットの低下と印刷オーバランの発生を防止
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な第1の印刷装置の構成を説
明する概略断面図である。
【図2】本発明を適用可能な第2の印刷装置の構成を示
す外観図である。
【図3】図2に示した第2の印刷装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図5】図4に示した印刷部インタフェースの構成の一
例を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る印刷制御装置のデータ処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る印刷制御装置で読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【符号の説明】
101 アドレスカウンタ 102 バンドアドレス設定レジスタ 103 アドレス比較器 104 コマンド格納レジスタ 105 フリップフロップ 106 パラレル/シリアル変換器 107 シリアル/パラレル変換器 108 ステータス格納レジスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のインタフェースを介してデータ処
    理装置と通信可能な印刷制御装置であって、 前記情報処理装置から発行されるコマンドデータを記憶
    する第1の記憶手段と、 前記情報処理装置から受信する印刷情報を記憶する第2
    の記憶手段と、 前記第2の記憶手段に記憶される前記印刷情報の蓄積容
    量を監視する監視手段と、 前記監視手段が監視する前記印刷情報の蓄積容量に基づ
    いて前記第1の記憶手段に記憶された前記コマンドデー
    タを印刷部に転送する転送手段と、 前記転送手段に転送された前記コマンドデータに対して
    前記印刷部から応答されるステータスデータを記憶する
    第3の記憶手段と、を有することを特徴とする印刷制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶手段は、所定バンド単位
    に印刷情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の
    印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記転送手段は、前記監視手段が監視す
    る前記印刷情報の蓄積容量が所定容量となった時点で、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記コマンドデータを
    印刷部に転送することを特徴とする請求項1記載の印刷
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定容量は、前記情報処理装置が転
    送する前記印刷情報の転送速度から導出して設定される
    ことを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 所定のインタフェースを介してデータ処
    理装置と通信可能な印刷制御方法であって、 前記情報処理装置から発行されるコマンドデータを第1
    のレジスタに格納する第1の格納工程と、 前記情報処理装置から受信する印刷情報が蓄積される画
    像メモリの蓄積容量を監視する監視工程と、 前記印刷情報の蓄積容量に基づいて前記第1のレジスタ
    に記憶された前記コマンドデータを印刷部に転送する転
    送工程と、 該転送された前記コマンドデータに対して前記印刷部か
    ら応答されるステータスデータを第2のレジスタに格納
    する第2の格納工程と、を有することを特徴とする印刷
    制御方法。
  6. 【請求項6】 前記画像メモリは、所定バンド単位に印
    刷情報を記憶することを特徴とする請求項5記載の印刷
    制御方法。
  7. 【請求項7】 前記転送工程は、前記印刷情報の蓄積容
    量が所定容量となった時点で、前記第1のレジスタに記
    憶された前記コマンドデータを印刷部に転送することを
    特徴とする請求項5記載の印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記所定容量は、前記情報処理装置が転
    送する前記印刷情報の転送速度から導出して設定される
    ことを特徴とする請求項5記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 所定のインタフェースを介して情報処理
    装置から受信した印刷情報を処理して印刷部の印字を制
    御するコンピュータが読み出し可能な記憶媒体であっ
    て、 前記情報処理装置から発行されるコマンドデータを第1
    のレジスタに格納する第1の格納工程と、 前記情報処理装置から受信する印刷情報が蓄積される画
    像メモリの蓄積容量を監視する監視工程と、 前記印刷情報の蓄積容量に基づいて前記第1のレジスタ
    に記憶された前記コマンドデータを印刷部に転送する転
    送工程と、 該転送された前記コマンドデータに対して前記印刷部か
    ら応答されるステータスデータを第2のレジスタに格納
    する第2の格納工程とを含む、コンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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