JPH10254270A - 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び定着装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH10254270A
JPH10254270A JP7455497A JP7455497A JPH10254270A JP H10254270 A JPH10254270 A JP H10254270A JP 7455497 A JP7455497 A JP 7455497A JP 7455497 A JP7455497 A JP 7455497A JP H10254270 A JPH10254270 A JP H10254270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
substrate
heat
heater
heating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7455497A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Takeda
正美 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7455497A priority Critical patent/JPH10254270A/ja
Publication of JPH10254270A publication Critical patent/JPH10254270A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱体の発する熱の熱効率を向上させた加熱
装置及び定着装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 耐熱性ガラスを内部に多数の気泡を有す
る発泡ガラスコート層9によって形成し、発熱体8の保
護と同時に断熱層としての機能を付加させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
方式のプリンター、複写機、ファクシミリなどの画像形
成装置に備えられる、シート上のトナーを定着させるた
めの定着装置に関し、特に、この定着装置に備えられる
加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の加熱装置を備えた定
着装置としては、たとえば、電子写真方式を用いたプリ
ンター、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に備
えられており、このような画像形成装置に設けられた画
像形成手段によりシート上に形成された未定着のトナー
画像をシート上に定着させるために備えられるものであ
る。
【0003】なお、画像形成装置については公知技術で
あるので、その説明は省略し、画像形成装置に備えられ
る定着装置について以下に説明する。
【0004】このような定着装置のシート上の未定着
(トナー)画像の定着方式としては熱効率、安全性が良
好な接触加熱型の定着方式が広く知られている。
【0005】特に近年では省エネルギー推進の観点か
ら、熱伝達効率が高く、装置の立上りも速い方式とし
て、熱容量の小さなフィルムを介して加熱するフィルム
加熱方式の定着方式が注目されており、特開昭63−3
13182号公報、特開平2−157878、4−44
075〜44083、4−204980〜204984
号公報等に提案されている。
【0006】フィルム加熱方式の定着方式による定着装
置の構成としては、フィルムの搬送に専用の搬送用ロー
ラと従動ローラを用いてテンションを加えながら加圧ロ
ーラとの間でフィルムを搬送する構成と、円筒形フィル
ムを加圧ローラの搬送力で駆動させる構成があり、前者
はフィルムの搬送性を高くできる利点を有し、後者は構
成を簡略化して低コストの定着器を実現できる利点があ
る。
【0007】以下、後者の加圧ローラ駆動型フィルム定
着装置を例にして、図8を参照して従来技術についてよ
り詳しく説明する。
【0008】図8は、従来技術に係る定着装置(加圧ロ
ーラ駆動型フィルム定着器)についての概略構成図であ
り、(A)は定着装置全体の概略構成断面図であり、
(B)はヒータ基板の発熱体形成面の概略図であり、
(C)はヒータホルダーの支持側の概略図及び概略断面
図である。
【0009】図に示したように、定着装置100は、概
略、ヒータ105と、ヒータ105を支持すると共に、
円筒形の定着フィルム104をガイドするヒータホルダ
ー110と、耐熱性ゴムから成る加圧ローラ103など
から構成されている。
【0010】なお、定着フィルム104は加圧ローラ1
03の回転によって摩擦力を受けてヒータホルダー11
0に沿って回転搬送される構成となっている。
【0011】そして、表面上に未定着のトナー102に
よる画像が形成された記録材であるシート101が、定
着フィルム104と加圧ローラ103とのニップ部に搬
送されることによって、総圧4〜15kgf程度に加圧
されると共に加熱されながら搬送され、トナー102に
よる画像がシート上に定着されていく。
【0012】この定着フィルム104は、通常、熱容量
を小さくしてクイックスタート性を向上するために、膜
厚を100μm以下、より好ましくは40μm以下20
μm以上の耐熱性、離型性、耐久性を兼ねたPTFE、
PFA、PPSの単層フィルムまたはポリイミド、ポリ
アミドイミド、PEEK、PES等のフィルム表面にP
TFE、PFA、FEPを離型性層としてコーティング
した複合層フィルムで構成されている。
【0013】一方、ヒータ105はセラミック等の耐熱
性絶縁材からなるヒータ基板106上に発熱体108が
パターン形成され、表面は耐熱性ガラス109で保護さ
れており、基板の裏面には温度検知素子107が配置さ
れ、定着器の温度制御をこの基板裏面の温度検知によっ
て行なう構成となっている。
【0014】また、図8(B)に示したように、このヒ
ータ基板106上には発熱体108が1本の帯状に形成
されている。
【0015】発熱体108の材質は銀パラジウム(Ag
/Pd)、RuO2 、Ta2 N等の通電発熱体で、基板
面に形成された通電電極111からの通電により発熱す
るものである。
【0016】そして、このヒータ基板106上には、ヒ
ータ105が何らかの原因によって所定温度以上に昇温
してしまった場合の火災などの問題を防止するため、安
全策として貫通孔112が基板の端部寄りに設けられて
いる。
【0017】この貫通孔112の存在により、基板温度
が過剰な温度領域に達すると、セラミック基板の熱膨張
によって貫通孔112のある部分と無い部分の境界部に
発生する応力差も大きくなり、基板端部と貫通孔112
の間の機械的強度の弱い領域を中心として基板にクラッ
クが入り、基板上に形成された発熱体108も断線され
てヒータ105の熱暴走が停止されるようになってい
る。
【0018】さらに、ヒータ基板106は、図8(C)
に示すようなヒータホルダー110の当接面に対して、
複数の接着ポイント110aの位置で熱硬化性接着剤を
用いて接着され、ヒータ当接面110bで直接当接支持
される構成と成っており、基板中央部には空隙を設ける
ことで、ヒータ裏面からホルダー側への熱の逃げを抑制
し、定着側の加熱効率を向上するような構成と成ってい
る。
【0019】以上のような定着装置を用いたプリンター
等の各種画像形成装置は、上述の通り、加熱効率の高さ
や立上りの速さによる待機中の予備加熱の不要化、待ち
時間の解消などの多くの利点を有しており、特に円筒形
フィルムを加圧ローラの搬送力で駆動させる方法は低コ
スト化に実現できるため、小型低速機への導入から始ま
り、今後、大型高速機への導入が期待されるようになっ
ている。
【0020】そして、より高速化を実現するためにはヒ
ータ基板の更なる素早い温度上昇特性が必要になるが、
これを満足させるため、近年新しいセラミック基板素材
として、窒化アルミニウム(以下、AlNと略する)が
開発されている。
【0021】図9に、AlN基板と、従来のアルミナ基
板との主要特性についての比較した図を示す。
【0022】図から分かるように、アルミナに比べてA
lNでは熱伝導率が11倍程高いため、同じ投入エネル
ギーでより速い基板の昇温や温度分布の均一化が可能で
あり、耐熱衝撃性も約2倍あるため、発熱体をより細く
して高温で使用しても急加熱による基板破損を生じ難く
なるという多くの利点が得られる。
【0023】すなわち、熱伝導率に難点のあるアルミナ
基板を用いた場合には加熱面のほぼ全面にわたって発熱
体を設けて、この発熱体が設けられた側で加熱を行う構
成とする必要があったが、AlN基板を用いれば、加熱
面の逆側の面に小面積の発熱体を設けた構成であっても
熱が短時間のうちに基板全面にいきわたり適正に加熱す
ることが可能となる。
【0024】図10を参照してAlN基板を用いた場合
の構成等についてより詳しく説明する。図10(A)は
従来技術に係る定着装置(AlN基板を用いた場合)の
概略構成断面図であり、図10(B)はその要部の拡大
図である。
【0025】AlN基板がガラスコート層よりも高い熱
伝導性を有することに着目し、図に示すように、ヒータ
基板としてAlN基板106aを用い、基板の上面(加
熱面とは逆側の面)に発熱体108、ガラスコート層と
して耐熱性ガラス109および温度検知素子107が配
置され、基板裏面の矢印方向に定着ニップを当接する裏
面加熱型AlNヒータ105aを用いることで、アルミ
ナ基板の従来ヒータより素早く立ちあがるうえ、熱伝導
性が高いために基板全体で均一に幅広く加熱することが
可能となり、高速化しても高い定着性を維持できるよう
になる。
【0026】また、長手方向の温度分布も均一化され易
くなるため、小サイズ紙を連続通紙した場合に問題とな
る非通紙部の過剰昇温も緩和する作用がある。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0028】上述したように理論的には多くの利点を有
する裏面加熱型AlNヒータも、上述の構成で実際に使
用してみると加熱効率が必ずしも高くならないことが分
かった。
【0029】オンデマンド型定着器は室温状態にある定
着器をプリント信号が与えられてから如何に素早く所望
の定着温度に到達させるかが重要であるか、この時、良
好な定着性を得るためには加熱体側の温度だけでなく、
紙裏(加圧ローラ側)からも適度な温度で熱を与えるこ
とが重要であり、このため熱容量の大きな加圧ローラの
表面温度を紙の通紙前に如何に高く上げられるかが問題
となる。
【0030】ところが、上述の構成(図10に示した構
成)で裏面加熱型AlNヒータをそのまま立ち上げても
実際には加圧ローラの表面温度の昇温特性はアルミナ基
板を使用した構成(図8に示した構成)と大差の無い結
果に終わってしまった。
【0031】この原因としては次の2つの要素が考えら
れる。
【0032】まず、原因の1つとしてホルダー側へのヒ
ートリークの増大がある。
【0033】すなわち、裏面加熱型AlNヒータを上述
した構成によるホルダーに接着して基板の裏面の空隙に
よる熱の逃げを抑えようとしても、基板の熱伝導性が高
いためにヒータON後瞬時に基板端まで均一に素早く昇
温するため、基板とホルダーの当接面を急速に加熱して
しまい、ヒータ立ち上げ初期に必要な熱エネルギーがホ
ルダー側に奪われ易くなり、定着側の加熱効率が下がっ
てしまう。
【0034】また、他の原因として加熱当接面の接触熱
抵抗の増大がある。
【0035】すなわち、裏面加熱型AlNでは上述した
図10に示したようにセラミック基板の焼結した表面そ
のものを加熱面として定着フィルムに当接しており、従
来のヒータが滑らかな表面を有するガラスコート面をフ
ィルムに当接させていた場合に対し、大幅に表面粗さが
増している。このため、裏面加熱型AlNではフィルム
と基板の界面の接触熱抵抗が増大しており、ここで熱の
移動が律速され全体としてヒータの立上り速度を落して
しまうことになる。
【0036】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、発熱
体の発する熱の熱効率を向上させた加熱装置及び定着装
置及び画像形成装置を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、基板と、該基板の加熱面と反対側
の面に形成され、通電により発熱する発熱体と、該基板
の発熱体側を支持する支持部材と、を備えた加熱装置に
おいて、前記基板と支持部材との間に断熱層を介在させ
たことを特徴とする。
【0038】したがって、発熱体の発した熱の支持部材
側への逃げが抑制される。
【0039】前記断熱層は、基板よりも熱伝導性が低い
とよい。
【0040】したがって、発熱体の発した熱は基板側に
伝達される。
【0041】前記断熱層は、支持部材よりも熱伝導性が
低いとよい。
【0042】前記断熱層は、発泡性ガラスコート層を有
するとよい。
【0043】また、前記断熱層は、グラスウール層を有
することもできる。
【0044】さらに、前記断熱層は、表面上に複数の微
小凹部が加工された加工部材を有することもできる。
【0045】また、本発明にあっては、基板と、該基板
の加熱面と反対側の面に設けられ、通電により発熱する
発熱体と、該基板の発熱体側を支持する支持部材と、を
備えた加熱装置において、前記基板の加熱面側に熱抵抗
を低下させる熱抵抗低下手段を施したことを特徴とす
る。
【0046】したがって、熱抵抗低下手段が施されたこ
とにより、基板に伝達された熱は加熱面側に伝達されや
すくなる。
【0047】前記熱抵抗低下手段は、表面が平滑なフッ
素樹脂層を有するとよい。
【0048】前記フッ素樹脂層中に高熱伝導性フィラー
を分散させるとよい。
【0049】したがって、加熱面側への熱伝導性が向上
する。
【0050】前記フッ素樹脂層中に高熱伝導性であっ
て、かつ、導電性フィラーを分散させると共に、該フッ
素樹脂層を接地させるとよい。
【0051】したがって、摩擦等によって生じる静電気
などがたまってしまうことはない。
【0052】前記基板は窒化アルミニウムにより形成さ
れるとよい。
【0053】また、本発明の定着装置にあっては、上述
の加熱装置と、該加熱装置に対向する位置に設けられた
加圧部材とにより、未定着のトナー像が形成されたシー
トを加熱しながら加圧してトナー像を定着させることを
特徴とする。
【0054】さらに、本発明の画像形成装置にあって
は、シート上に未定着のトナー像を形成させる画像形成
手段と、該画像形成手段によって未定着のトナー像が形
成されたシートを上記の定着装置へ搬送する搬送手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0055】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0056】(第1の実施の形態)図1および図2に
は、本発明の第1の実施の形態に係る加熱装置及び定着
装置について示されている。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る加熱装置の概略構成図であり、図2は図1
の加熱装置を備えた定着装置の概略構成図である。
【0057】これらの加熱装置及び定着装置は画像形成
装置に備えられるものであるが、画像形成装置について
は公知技術であるので詳細については省略し、以下に簡
単に説明する。
【0058】画像形成装置は、装置内部に備えられた画
像読取手段によって読み取った画像情報(例えば、複写
機などの画像形成装置には原稿の画像を読み取る画像読
取手段が備えられている)、あるいは、外部から送られ
る画像情報(プリンタやファクシミリなどの画像形成装
置では外部から送られる画像情報を入力する装置が備え
られている)に基づいて、像担持体(感光体など)に潜
像を形成した後にトナーによって現像化し、その後、搬
送されるシート上に、このトナー画像を転写して、この
未定着のトナー画像が形成された被加熱材としてのシー
トを定着装置に搬送して、定着装置内の加熱装置により
加熱しながら、圧力をかけてトナー画像を定着させるも
のである。
【0059】以下、加熱装置及び定着装置について説明
する。
【0060】図に示したように、定着装置1は、概略、
加熱装置を構成するヒータ5と、ヒータ5を支持すると
共に、円筒形の定着フィルム4をガイドするヒータホル
ダー10と、耐熱性ゴムから成る加圧ローラ3などから
構成されている。
【0061】なお、定着フィルム4は加圧ローラ3の回
転によって摩擦力を受けてヒータホルダー10に沿って
回転搬送される構成となっている。
【0062】そして、表面上に未定着のトナー2による
画像が形成された記録材であるシートSが、定着フィル
ム4と加圧ローラ3とのニップ部に搬送されることによ
って、総圧4〜15kgf程度に加圧されると共に加熱
されながら搬送され、トナー2による画像がシートS上
に定着されていく。
【0063】この定着フィルム4は、通常、熱容量を小
さくしてクイックスタート性を向上するために、膜厚を
100μm以下、より好ましくは40μm以下20μm
以上の耐熱性、離型性、耐久性を兼ねたPTFE、PF
A、PPSの単層フィルムまたはポリイミド、ポリアミ
ドイミド、PEEK、PES等のフィルム表面にPTF
E、PFA、FEPを離型性層としてコーティングした
複合層フィルムで構成されている。
【0064】一方、ヒータ5は、セラミック基板素材と
して窒化アルミニウム(AlN)からなるヒータ基板6
上に発熱体8がパターン形成され、表面は耐熱性ガラス
で保護されており、基板の裏面には温度検知素子7が配
置され、定着器の温度制御をこの基板裏面の温度検知に
よって行なう構成となっている。
【0065】そして、本実施の形態においては、耐熱性
ガラスを内部に多数の気泡を有する発泡ガラスコート層
9によって形成し、発熱体8の保護と同時に断熱層とし
ての機能を付加させている。
【0066】このようにして、従来のようなガラスコー
ト層ではその熱伝導率が約4×10-3cal/cm・s
ec・degと断熱性が不十分なため、室温からの定着
器の立ち上げ時に基板上面端部の熱伝導率が6.4×1
-4cal/cm・sec・degの液晶ポリマーから
成るホルダー部との接触面からホルダー側へのヒートリ
ークが無視できなかったが、本実施の形態の発泡ガラス
コート層9の熱伝導率は約2×10-3cal/cm・s
ec・degであり、従来のガラスコート層の約2倍の
断熱性が得られるためヒートリークが改善された。
【0067】より具体的に、例えば、50μm厚のポリ
イミドフィルムを介して鉄製芯金14mm表面に3mm
肉厚のシリコンゴム層を形成した加圧ローラに当接ニッ
プ幅6.5mmとなるように加圧当接し、加圧ローラと
フィルムを毎秒1.5回転の速度で回転させた際の立ち
上げ6秒後の加圧ローラ表面温度を測定比較すると、従
来ガラスコート層を用いた場合には約75℃であり、こ
れは上述の従来技術のアルミナ基板ヒータを用いた構成
の場合と同等であったのに対し、本実施の形態の発泡ガ
ラスコート層を用いた場合には、加圧ローラ表面温度は
約78℃に上昇し、同時に紙上のトナーの定着性も明ら
かな改善が認められた。
【0068】以上のように、ヒータ基板6とヒータホル
ダー10の接触面に断熱層である発泡ガラスコート層9
を形成することでホルダー側へのヒートリークが抑制さ
れ、素早い加圧ローラ表面温度の立上げと良好な定着性
を得ることができる。
【0069】特に、本構成では、本来発熱体を保護する
ためにセラミック基板形成時に同時に一体形成されるガ
ラスコート層を、基板からのヒートリークを抑えるため
に発泡化によって断熱性を向上させて断熱材としても利
用できるようにしたものであり、新たな構成要素の追加
や組立性を悪化させることなく定着性を向上することを
可能としている。
【0070】(第2の実施の形態)図3には、本発明の
第2の実施の形態について示されている。本実施の形態
では上記第1の実施の形態の構成に、さらに断熱材を付
加した構成となっている。その他の構成および作用につ
いては第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分
については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0071】図3は本発明の第2の実施の形態に係る加
熱装置の概略構成図である。
【0072】図に示したように、本実施の形態では、上
述の第1の実施の形態の構成に加えて、ヒータホルダー
10とヒータ基板6との間にグラスウール13を介在さ
せることで、2重の断熱層としている。
【0073】より具体的にはグラスウール13はガラス
コート層よりも1桁以上熱伝導性が低く、良好な断熱性
を示す厚さ2mmのグラスウール13をホルダー側に接
着して挿入している。
【0074】このような構成により、基板からホルダー
側へのヒートリークが一層抑制され、6秒後の加圧ロー
ラ表面温度は約80℃に上昇し、同時に紙上のトナーの
定着性も更なる改善が認められた。
【0075】(第3の実施の形態)図4には、本発明の
第3の実施の形態について示されている。本実施の形態
では上記第1の実施の形態の構成に、さらに断熱材を付
加した構成となっている。その他の構成および作用につ
いては第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分
については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0076】図4(A)は本発明の第3の実施の形態に
係る加熱装置の概略構成図であり、図4(B)は(A)
の要部拡大平面図である。
【0077】図に示したように、本実施の形態では、上
述の第1の実施の形態の構成に加えて、ヒータホルダー
10とヒータ基板6との間に、多数のハニカム形状の凹
型加工を施した加工部材としての凹型加工層13aを介
在させることで、2重の断熱層としている。
【0078】より具体的には、凹型加工層13aである
加工部材には、一つの六角形の対角線の長さが1mmで
溝の深さも1mm、各溝の間の隔壁の厚さが0.2mm
の多数のハニカム形状の凹型加工を施している。
【0079】このような構成により、ヒータ基板6とヒ
ータホルダー10との接触面積を大幅に軽減して直接的
な熱の伝搬を抑制すると共に当接部に多数の空隙を設け
ることで断熱性を高めており、新たな部材を用いたり、
組立性を悪化させることなく、特にハニカム形状を用い
ることで機械的強度も維持したまま、全体として基板か
らホルダー側へのヒートリークを抑制でき、更なる定着
性の向上や定着速度の高速化が可能となる。
【0080】(第4の実施の形態)図5には、本発明の
第4の実施の形態について示されている。本実施の形態
では上記第3の実施の形態の構成に、さらに熱抵抗低下
手段を付加した構成となっている。その他の構成および
作用については第3の実施の形態と同一なので、同一の
構成部分については同一の符号を付して、その説明は省
略する。
【0081】図5は本発明の第4の実施の形態に係る加
熱装置の概略構成図である。
【0082】図に示したように、本実施の形態では、上
述の第3の実施の形態の構成に加えて、熱抵抗低下手段
として、加熱面のセラミック基板表面に厚さ5μmのフ
ッ素樹脂コート層14を形成している。
【0083】より具体的には、ヒータ加熱面のセラミッ
ク基板表面に厚さ5μmのフッ素樹脂コート層14を形
成し、その表面粗さがJIS規格の10点平均粗さで約
0.3μmとなるように表面の平滑性を調整している。
【0084】上述した従来技術に係る裏面加熱型AlN
ヒータの構成ではセラミック基板の地肌そのものを加熱
面として用いて定着直接フィルムに当接さえており、そ
の焼結されたセラミック基板の表面粗さRzが約3μm
にも達している。
【0085】これは、従来技術のアルミナヒータの構成
のように加熱面側にガラスコート層がある場合に比べて
1桁程度表面粗さが粗いことになる(ガラスコート表面
の表面粗さRzは約0.2μmである)。
【0086】以下に、接触面の粗さが及ぼす影響などに
ついて簡単に説明する。
【0087】異なる物質を当接させて熱を伝えようとす
るときの熱伝導性は単に個々の物質の熱伝導性の和にな
るのではなく、むしろ両者の接触する界面の接触熱抵抗
によって大きく左右される。
【0088】接触面の表面粗さが粗くなると界面に生じ
る微小な空隙の割合が増えて接触熱抵抗が増大する。こ
のため、セラミック基板の地肌をそのまま当接させる裏
面加熱型AlNヒータの接触熱抵抗は従来のガラスコー
ト面を当接させる場合の接触熱抵抗よりも大きくなり易
く、この部分で熱伝導性が律速され、AlN基板本来の
熱伝導性を活用できなくなる。
【0089】そこで、本実施の形態のようにセラミック
基板の地肌に薄層のフッ素樹脂コート層を形成すること
で基板表面の微小な凹部を埋めて表面を平滑化し、定着
フィルムとの密着性が増すので接触熱抵抗が低下でき、
AlN基板本来の熱伝導性を有効に活用できるようにな
る。
【0090】このような構成としたことで、上述と同様
に装置の立ち上がりから6秒後の加圧ローラ表面温度を
測定すると、約83℃に達しており、同時に紙上のトナ
ーの定着性も大幅に向上することができた。
【0091】(第5の実施の形態)図6には、本発明の
第5の実施の形態について示されている。本実施の形態
では上記第4の実施の形態の構成に、さらに熱抵抗低下
手段の熱伝導性を高めた構成となっている。その他の構
成および作用については第4の実施の形態と同一なの
で、同一の構成部分については同一の符号を付して、そ
の説明は省略する。
【0092】図6は本発明の第5の実施の形態に係る加
熱装置の概略構成図である。
【0093】本実施の形態では、上述の第4の実施の形
態で示したフッ素樹脂コート層に熱伝導性フィラーを分
散させた熱伝導改良フッ素樹脂コート層14aを基板加
熱面に形成している。
【0094】すなわち、フッ素樹脂自体の熱伝導性は必
ずしも高くなく、ホルダー当接面に形成しているガラス
コート層のガラスの熱伝導性よりも1桁程度低くなって
しまうため、熱の移動を加熱面側に集中させるためには
フッ素樹脂層の厚みをガラスコート層に比して十分薄く
する必要があるが、余り薄くしてしまうと基板表面の表
面粗さを緩和する割合が低くなって接触熱抵抗が増加し
てしまう。
【0095】そこで、本実施の形態のように、熱伝導性
フィラーを樹脂中に分散させることで、基板表面の表面
粗さを十分緩和できる厚みでもガラスコート層以上の熱
伝導性を得られるようにしている。
【0096】なお、例えば熱伝導性フィラーとして、高
い熱伝導性を有する窒化アルミニウムの微粒子を用いた
場合には上述と同様に、装置の立ち上がりから6秒後の
加圧ローラ表面温度を測定すると、約85℃に達してお
り、同時に紙上のトナーの定着性も更に向上することが
できた。
【0097】(第6の実施の形態)図7には、本発明の
第6の実施の形態について示されている。上述の第5の
実施の形態では熱伝導性フィラーとして窒化アルミニウ
ムの微粒子を用いた場合の構成であったが、本実施の形
態では、熱伝導性フィラーとして導電性微粒子を用いた
場合の構成となっている。その他の構成および作用につ
いては第5の実施の形態と同一なので、同一の構成部分
については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0098】図7は本発明の第6の実施の形態に係る加
熱装置の概略構成図である。
【0099】本実施の形態では、熱伝導性フィラーとし
てカーボンや金属酸化物の導電性微粒子を用いた導電性
フッ素樹脂コート層14bを基板加熱面に形成してお
り、更にその基板表面端部を電気的に接地している。
【0100】このように構成することで、熱伝導性が向
上すると共に、導電性により接地することで摩擦等によ
り生じる静電気などを逃がす機能も有する構成となる。
【0101】したがって、熱伝導的には上述の第5の実
施の形態と同様の効果が得られ、かつ、従来から問題と
なっていた定着フィルム表面の帯電による定着静電オフ
セットと呼ばれる現象の発生を抑制することができる。
【0102】定着静電オフセットとは、定着フィルムと
加圧ローラ及びヒータホルダーとの間で回転摺擦されて
行くうちに両者の表面に摺擦帯電による電位が形成さ
れ、定着フィルム側がプラスに帯電した場合に、マイナ
スに帯電されているトナーがフィルム側に静電的に引き
付けられてフィルム表面に一部のトナー像が付着し、次
に定着部を通過する紙表面に汚れとなって現れるもの
で、画質を著しく低下させる現象である。
【0103】本実施の形態の構成を用いると、基板表面
の電位を常にGND電位に保つことができるので、フィ
ルムのヒータ側の面の電位もGNDに抑えることが可能
となり、フィルムの逆側の面であるフィルムの定着表面
に帯電することを抑制することができるので定着オフセ
ットの防止を兼ねた付加価値の高い熱伝導性向上対策が
実現できる。
【0104】なお、本実施の形態の構成では、上述と同
様に、装置の立ち上がりから6秒後の加圧ローラ表面温
度と紙上のトナーの定着性は上述の第5の実施の形態と
同レベルに達しているうえ、普通紙やOHP等の記録材
上に細かな文字パターンを低温低湿環境にて連続プリン
トしたときに2枚目以降の紙上に発生し易い、静電気的
な要因による静電オフセット汚れも発生し難くなってい
る。
【0105】実際に定着フィルムの表面電位を測定する
と、基板表面を導電化して接地していない従来定着器の
定着フィルムでは上記環境下で数十枚プリントするだけ
でもフィルム表面電位が+3kv程度に容易に帯電して
しまうのに対し、本実施の形態の構成の定着器の定着フ
ィルムの表面電位は数百枚以上プリントしても+100
v以上に帯電することはなく、定着性と共に画像品位及
びその信頼性も大幅に向上することができた。
【0106】なお、以上の各実施の形態により様々な断
熱層の形態、および、熱抵抗低下手段などの形態を示し
たが、これらの組み合わせなど自由な構成が可能であ
り、また、基板の材質としては必ずしもAlNヒータに
限定されるものではなく、例えば、従来のアルミナや他
のセラミック基板に対しても有効である。
【0107】
【発明の効果】本発明の加熱装置は、基板と支持部材と
の間に断熱層を介在させたことにより、発熱体の発した
熱の支持部材側への逃げが抑制され、熱効率が向上す
る。
【0108】断熱層は、発泡性ガラスコート層、グラス
ウール層、あるいは、表面上に複数の微小凹部が加工さ
れた加工部材により形成することができる。
【0109】また、本発明の加熱装置は、基板の加熱面
側に熱抵抗を低下させる熱抵抗低下手段を施すことによ
り、基板に伝達された熱が加熱面側に伝達されやすくす
ることで、熱効率を向上することができる。
【0110】熱抵抗低下手段は、表面が平滑なフッ素樹
脂層を有することで、接触面を平滑にして密着性を向上
させて熱抵抗を低下させることができる。
【0111】フッ素樹脂層中に高熱伝導性フィラーを分
散させれば、加熱面側への熱伝導性が向上し一層熱効率
が向上する。
【0112】また、フッ素樹脂層中に高熱伝導性であっ
て、かつ、導電性フィラーを分散させて、該フッ素樹脂
層を接地させれば、摩擦等によって生じる静電気などが
たまってしまうことを防ぐことができる。
【0113】また、本発明の定着装置、あるいは、この
定着装置を備えた画像形成装置に、上述の熱効率に優れ
た加熱装置を備えることで、定着(トナー画像の定着)
の高速化が可能となり、また、上述の導電性を有したフ
ィラーを分散させて、フッ素樹脂層を接地させた構成の
加熱装置を備えた場合には、トナーのオフセット減少を
防止して品質性に優れた画像形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係る加熱装
置の概略構成図である。
【図2】図2は図1の加熱装置を備えた定着装置の概略
構成図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態に係る加熱装
置の概略構成図である。
【図4】図4は本発明の第3の実施の形態に係る加熱装
置の概略構成図である。
【図5】図5は本発明の第4の実施の形態に係る加熱装
置の概略構成図である。
【図6】図6は本発明の第5の実施の形態に係る加熱装
置の概略構成図である。
【図7】図7は本発明の第6の実施の形態に係る加熱装
置の概略構成図である。
【図8】図8は従来技術に係る定着装置についての概略
構成図である。
【図9】図9はAlN基板とアルミナ基板との主要特性
に関する比較図である。
【図10】図10は従来技術に係る定着装置の概略構成
図である。
【符号の説明】
1 定着装置 2 トナー 3 加圧ローラ 4 定着フィルム 5 ヒータ 6 ヒータ基板 7 温度検知素子 8 発熱体 9 発泡ガラスコート層 10 ヒータホルダー 13 グラスウール 13a 凹型加工層 14 フッ素樹脂コート層 14a 熱伝導改良フッ素樹脂コート層 14b 導電性フッ素樹脂コート層 S シート

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 該基板の加熱面と反対側の面に形成され、通電により発
    熱する発熱体と、 該基板の発熱体側を支持する支持部材と、を備えた加熱
    装置において、 前記基板と支持部材との間に断熱層を介在させたことを
    特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】前記断熱層は、基板よりも熱伝導性が低い
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】前記断熱層は、支持部材よりも熱伝導性が
    低いことを特徴とする請求項1または2に記載の加熱装
    置。
  4. 【請求項4】前記断熱層は、発泡性ガラスコート層を有
    することを特徴とする請求項1,2または3に記載の加
    熱装置。
  5. 【請求項5】前記断熱層は、グラスウール層を有するこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載の加熱装
    置。
  6. 【請求項6】前記断熱層は、表面上に複数の微小凹部が
    加工された加工部材を有することを特徴とする請求項
    1,2または3に記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】基板と、 該基板の加熱面と反対側の面に設けられ、通電により発
    熱する発熱体と、 該基板の発熱体側を支持する支持部材と、を備えた加熱
    装置において、 前記基板の加熱面側に熱抵抗を低下させる熱抵抗低下手
    段を施したことを特徴とする加熱装置。
  8. 【請求項8】前記熱抵抗低下手段は、表面が平滑なフッ
    素樹脂層を有することを特徴とする請求項7に記載の加
    熱装置。
  9. 【請求項9】前記フッ素樹脂層中に高熱伝導性フィラー
    を分散させることを特徴とする請求項8に記載の加熱装
    置。
  10. 【請求項10】前記フッ素樹脂層中に高熱伝導性であっ
    て、かつ、導電性フィラーを分散させると共に、該フッ
    素樹脂層を接地させることを特徴とする請求項8に記載
    の加熱装置。
  11. 【請求項11】前記基板は窒化アルミニウムにより形成
    されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つ
    に記載の加熱装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか一つに記載の
    加熱装置と、該加熱装置に対向する位置に設けられた加
    圧部材とにより、未定着のトナー像が形成されたシート
    を加熱しながら加圧してトナー像を定着させることを特
    徴とする定着装置。
  13. 【請求項13】シート上に未定着のトナー像を形成させ
    る画像形成手段と、該画像形成手段によって未定着のト
    ナー像が形成されたシートを請求項12に記載の定着装
    置へ搬送する搬送手段と、を備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
JP7455497A 1997-03-11 1997-03-11 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置 Withdrawn JPH10254270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7455497A JPH10254270A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7455497A JPH10254270A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10254270A true JPH10254270A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13550581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7455497A Withdrawn JPH10254270A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10254270A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102734A3 (de) * 2001-06-18 2003-02-20 Bsh Bosch Siemens Hausgeraete Beschichtung mit anorganischen schäumen zum thermischen isolieren von geräten und bauteilen
KR100856413B1 (ko) * 2006-12-06 2008-09-04 삼성전자주식회사 정착기 및 이를 포함하는 화상형성장치
KR100861130B1 (ko) * 2007-06-05 2008-09-30 삼성전자주식회사 정착장치 및 이를 구비한 화상형성장치
KR100884399B1 (ko) * 2007-04-04 2009-02-17 삼성전자주식회사 정착장치 및 이를 구비한 화상형성장치
JP2019091028A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
US11029631B2 (en) 2019-09-02 2021-06-08 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Heating device, image processing apparatus, and method for manufacturing the heating unit

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102734A3 (de) * 2001-06-18 2003-02-20 Bsh Bosch Siemens Hausgeraete Beschichtung mit anorganischen schäumen zum thermischen isolieren von geräten und bauteilen
KR100856413B1 (ko) * 2006-12-06 2008-09-04 삼성전자주식회사 정착기 및 이를 포함하는 화상형성장치
KR100884399B1 (ko) * 2007-04-04 2009-02-17 삼성전자주식회사 정착장치 및 이를 구비한 화상형성장치
US7773930B2 (en) 2007-04-04 2010-08-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Fixing device and image forming apparatus having the same
KR100861130B1 (ko) * 2007-06-05 2008-09-30 삼성전자주식회사 정착장치 및 이를 구비한 화상형성장치
US7769333B2 (en) 2007-06-05 2010-08-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Fusing device and image forming apparatus having the same
JP2019091028A (ja) * 2017-11-10 2019-06-13 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
US11029631B2 (en) 2019-09-02 2021-06-08 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Heating device, image processing apparatus, and method for manufacturing the heating unit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6865362B2 (en) Heater having metallic substrate and image heating apparatus using heater
JPH1184919A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JPH1116667A (ja) ヒータ、加熱装置及び画像形成装置
JP2003287970A (ja) ベルト式定着装置
JP2003076178A (ja) 画像形成装置
JP4672850B2 (ja) 定着装置
JPH10254270A (ja) 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置
JP2000206809A (ja) 加熱定着装置および画像形成装置
JP6766237B2 (ja) 画像加熱装置
JP2017120334A (ja) 熱伝導シート部材、像加熱装置及び画像形成装置
JP5617259B2 (ja) 加熱伝導体とこれを有する定着装置および画像形成装置
JPH10321352A (ja) ヒータ、加熱装置及び画像形成装置
JP2004252301A (ja) 画像形成装置
JP3576760B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH10319753A (ja) 加熱用ヒータ、加熱装置及び画像形成装置
JPH1074003A (ja) 定着装置
JPH10260599A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP5991756B2 (ja) 像加熱装置
JP2003263044A (ja) 画像形成装置
JPH0772752A (ja) 熱定着装置
JPH10186911A (ja) 加熱定着装置
JP2003282220A (ja) 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置
JPH10247027A (ja) 加熱装置及び定着装置及び画像形成装置
JP2000105515A (ja) 定着装置および画像形成装置
JPH10154571A (ja) 加熱体、加熱体の製造方法、加熱装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511