JPH10253905A - 光ビーム走査光学装置 - Google Patents

光ビーム走査光学装置

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JPH10253905A
JPH10253905A JP5434197A JP5434197A JPH10253905A JP H10253905 A JPH10253905 A JP H10253905A JP 5434197 A JP5434197 A JP 5434197A JP 5434197 A JP5434197 A JP 5434197A JP H10253905 A JPH10253905 A JP H10253905A
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JP
Japan
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light
light beam
light source
light emitting
emitted
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Application number
JP5434197A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Inagaki
義弘 稲垣
Akiyoshi Hamada
明佳 濱田
Toshio Naiki
俊夫 内貴
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部を使用しないで画像密度を切り替える
ことができ、かつ、優れた画質が得られる光ビーム走査
光学装置を得る。 【解決手段】 一つの発光点51aを有したレーザダイ
オード51と二つの発光点52a,52bを有したレー
ザダイオードアレイ52とを、互いに直交方向に光ビー
ムB1とB2,B3が放射するように配置する。光ビーム
1〜B3は、その進行方向が偏光ビームスプリッタ54
によって同一方向にされる。光ビームB 1とB2の感光体
ドラム上での間隔は、600dpiの画像密度から要求
される間隔42.3μmに設定され、光ビームB1とB3
の感光体ドラム上での間隔は、400dpiの画像密度
から要求される間隔63.5μmに設定される。そし
て、レーザダイオードアレイ52の発光点52a,52
bのいずれか一方とレーザダイオード51の発光点51
aとを点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビーム走査光学
装置、詳しくはレーザプリンタやデジタル複写機の画像
書込み手段として用いられる光ビーム走査光学装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ビーム走査光学装置として、複数本の
光ビームを同時に被走査面上の異なる位置に集光させ、
一回の走査で複数ラインを同時に書き込むものが知られ
ている。そして、この種の装置において、画像密度の切
り替えをする場合、光路に沿って光ビーム結合素子より
前に配置されたプリズム等を移動して光ビームの間隔を
切り替える方法や、光源を回転させて光ビームの間隔を
切り替える方法や、画像密度の高低に合わせて発光点の
数を増減する方法等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ビーム走査光学装置にあっては、0.1μmオーダの
精度で可動部のプリズムを移動したり、光源を回転させ
る必要があり、位置制御が極めて困難であるという問題
があった。また、光源を回転させたり、画像密度の高低
に合わせて発光点の数を増減させる方法の場合には、複
数の発光点を有したレーザダイオードアレイを使用して
いるため、発光点間隔を狭くすると発光点間の熱的クロ
ストークが生じ、光ビーム間の光量ばらつきが発生する
ことがあり、画質が低下するという問題があった。逆
に、発光点間隔を広くすると、被走査面上での光ビーム
の間隔が広くなり過ぎることがあった。この場合、光学
系の倍率の設定によって被走査面上での間隔を狭くしよ
うとすれば焦点深度が極端に浅くなったり、アパーチャ
による光量損失が極端に大きくなったりする。
【0004】そこで、本発明の目的は、可動部を使用す
ることなく画像密度を切り替えることができ、かつ、優
れた画質が得られる光ビーム走査光学装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係る光ビーム走査光学装置は、一つ
の発光点を有する第1光源と、複数の発光点を有する第
2光源と、前記第1光源及び前記第2光源からそれぞれ
放射された光ビームの進行方向を同一にする光ビーム結
合素子と、画像密度を切り替えるために前記第2光源の
発光点のうちから一つの発光点を選択して発光させる発
光点切り替え手段と、前記光ビーム結合素子から出射さ
れた光ビームを偏向走査する偏向器と、光ビームが照射
される被走査面と、前記偏向器から出射した光ビームを
前記被走査面上にライン状に走査させる走査光学素子と
を備えたことを特徴とする。以上の構成により、発光点
切り替え手段によって、可動部を用いることなく発光点
が切り替えられ、光ビーム間隔が変更される。
【0006】また、本発明に係る光ビーム走査光学装置
は、副走査方向に対して第1光源から放射された光ビー
ムの被走査面上での集光位置が、前記第2光源から放射
された複数の光ビームの集光位置の間にあることを特徴
とする。以上の構成より、発光点間隔が見掛け上狭くな
る。
【0007】さらに、本発明に係る光ビーム走査光学装
置は、光ビーム結合素子として偏光特性を有するフィル
タミラーを用い、第1光源又は第2光源のいずれか一方
と前記フィルタミラーとの間に更に光ビームの偏光方向
を略90゜回転させる光学素子を配置している。以上の
構成により、第1光源及び第2光源からそれぞれ放射さ
れた光ビームが、少ない光量損失で同一方向に結合され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ビーム走査
光学装置の実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0009】図1において、光ビーム走査光学装置は、
概略、光源ユニット1と、シリンドリカルレンズ11と
ポリゴンミラー12と3枚のfθレンズ13,14,1
5及びシリンドリカルレンズ16と、平面ミラー17
と、感光体ドラム25とで構成されている。
【0010】図2に示すように、光源ユニット1は、1
つの発光点51aを有するレーザダイオード51と、二
つの発光点52a,52bを有するレーザダイオードア
レイ52と、偏光素子53と、ビーム結合素子54と、
コリメータレンズ5とで構成されている。レーザダイオ
ード51とレーザダイオードアレイ52は、ビーム結合
素子から出射したレーザダイオード51の光ビームB1
及びレーザダイオードアレイ52の光ビームB2,B3
偏光方向が直交するように配置されている。本実施形態
の場合、光ビームB1と光ビームB2,B3が互いに直交
する方向に放射されるようにレーザダイオード51とレ
ーザダイオードアレイ52を配置した。
【0011】発光点51aから放射された光ビームB1
は、例えば1/2波長板等の偏光素子53によってその
偏光方向を90゜回転された後、ビーム結合素子54に
導かれる。ビーム結合素子54は二つのプリズムを偏光
特性を有するフィルタ膜を介して接合したもの(偏光ビ
ームスプリッタ)であり、偏光された光ビームB1はフ
ィルタ膜で直角に反射され、コリメータレンズ5によっ
て平行光(又は収束光)とされる。発光点52a,52
bから放射された光ビームB2,B3はビーム結合素子5
4のフィルタ膜を透過して直進し、コリメータレンズ5
によって平行光(又は収束光)とされる。
【0012】ここで、ビーム結合素子54のフィルタ膜
の偏光特性について若干説明する。この実施形態では、
ビーム結合素子54に、副走査方向と平行な方向に振動
する直線偏光特性を有する光ビームは透過し、この方向
と直交する方向に振動する直線偏光特性を有する光ビー
ムはすべて反射するようなフィルタ膜を設け、発光点5
1a〜51cから放射される光ビームB1〜B3をすべて
副走査方向と平行な方向に振動する直線偏光としてい
る。この構成により、各発光点51a,51b,51c
から放射される光ビームB1〜B3は、損失されることな
く画像形成に利用されるため、光源であるレーザダイオ
ード51とレーザダイオードアレイ52の駆動電圧を低
く設定することができ、電力消費や発熱等の点で有利で
ある。光ビームB1〜B3はビーム結合素子54で同一進
行方向に結合されるが、互いに副走査方向に不等間隔で
近接して進行する。このとき、光ビームB2とB3の間に
光ビームB1が配置される。
【0013】コリメータレンズ5から出射された光ビー
ムB1〜B3は、シリンドリカルレンズ11を介してポリ
ゴンミラー12に到達する。シリンドリカルレンズ11
は光ビームB1〜B3をポリゴンミラー12の反射面近傍
に主走査方向に長い線状に集光する。ポリゴンミラー1
2は矢印a方向に一定角速度で回転駆動される。光ビー
ムB1〜B3はポリゴンミラー12の回転に基づいて各反
射面で等角速度に偏向走査され、fθレンズ13,1
4,15及びシリンドリカルレンズ16を透過し、平面
ミラー17で下方に反射される。その後、光ビームB1
〜B3は感光体ドラム25上で結像すると共に、矢印b
方向に走査する。
【0014】fθレンズ13,14,15はポリゴンミ
ラー12で等角速度に偏向された光ビームB1〜B3を感
光体ドラム25上での主走査速度を等速に補正(歪曲収
差補正)機能を有している。シリンドリカルレンズ16
は前記シリンドリカルレンズ11と同様に副走査方向に
のみパワーを有し、二つのレンズ11,16が協働して
ポリゴンミラーの面倒れ誤差を補正する。
【0015】感光体ドラム25は矢印c方向に一定速度
で回転駆動され、ポリゴンミラー12及びfθレンズ1
3,14,15による矢印b方向への主走査と、感光体
ドラム25の矢印c方向への副走査によって感光体ドラ
ム25上に画像(静電潜像)が書き込まれる。
【0016】次に、前記光源ユニット1を画像密度切り
替え可能な2ビーム光源ユニットとして用いた場合の、
感光体ドラム25上への画像の書き込みについて、図3
を参照して説明する。図3(A)に示すように、発光点
51a,52a,52bから放射された光ビームB1
2,B3は、感光体ドラム25上に副走査方向に不等間
隔でビームスポット58a,58b,58cを形成す
る。感光体ドラム25上でのスポット58aの集光位置
は、スポット58bと58cの集光位置の間にある。ス
ポット58aと58bの間隔は、600dpiの画像密
度から要求される光ビーム間隔42.3μmである。ス
ポット58aと58cの間隔は、400dpiの画像密
度から要求される光ビーム間隔63.5μmである。そ
して、感光体ドラム25上に画像密度400dpiの画
像を形成する際には、レーザダイオード51の発光点5
1aとレーザダイオードアレイ52の一方の発光点52
bを点灯させ、発光点52aは点灯させない。この場
合、感光体ドラム25上には、図3(B)に示すよう
に、間隔が63.5μmの二つのスポット58a,58
cが形成される。このスポット58a,58cにて、図
4に示すように、走査ラインを画像先端側から順番に走
査する。
【0017】次に、画像密度を400dpiから600
dpiへ切り替えて、600dpiの画像を形成する際
には、レーザダイオードアレイ52の一方の発光点52
bを点灯させないで、発光点52aを点灯させる。この
場合、感光体ドラム25上には、図3(C)に示すよう
に、間隔が42.3μmの二つのスポット58a、58
bが形成される。このスポット58a、58bにて走査
ラインを画像先端側から順番に走査する。
【0018】ここで、レーザダイオード51とレーザダ
イオードアレイ52の駆動回路ブロックは、図5に示す
ように、概略、画像データを記憶しておくためのRAM
61と、レーザダイオード51とレーザダイオードアレ
イ52を制御するためのコントローラ62と、発光点5
1a,52a,52bを駆動するためのドライバ63a
〜63cとで構成されている。
【0019】例えば、本実施形態の光ビーム走査光学装
置をデジタル複写機に組み込んだ場合、この複写機の操
作パネル面に画像密度切り替えスイッチを設け、この画
像密度切り替えスイッチから入力される信号によって、
光ビーム走査光学装置の画像密度を抑制することができ
る。この場合、オペレータが例えば、画像密度切り替え
スイッチによって400dpiの画像を選択したとする
と、ホストコンピュータ60から画像密度信号がコント
ローラ62に伝送される。コントローラ62は、この画
像密度信号に基づいてドライバON/OFF信号をドラ
イバ63a〜63cに伝送し、ドライバ63a,63c
をON状態にし、ドライバ63bをOFF状態にする。
次に、ホストコンピュータ60からの命令信号がインタ
ーフェース(I/F)を介してRAM61に入力される
と、RAM61に記憶されていた画像データが順に取り
出され、コントローラ62に伝送される。コントローラ
62はそれぞれの画像データをドライバ63a,63c
に振り分け、各ドライバ63a,63cは対応の発光点
51a,52bを駆動する。
【0020】以上のように、画像密度を切り替える際に
は、レーザダイオードアレイ52の2個の発光点52
a,52bを切り替えるだけでよいため、可動部を設け
る必要がなく、容易に画像密度を切り替えることができ
る。そして、光源部をレーザダイオード51とレーザダ
イオードアレイ52の2素子にて構成するようにしたの
で、レーザダイオードアレイ52の発光点52aと52
bの間隔を、1素子だけのレーザダイオードアレイで構
成した場合の発光点間隔より広くすることができ、熱的
クロストークの影響を抑えることができる。さらに、副
走査方向に対して、レーザダイオード51から放射され
た光ビームB1の感光体ドラム25上でのビームスポッ
ト58aの副走査方向の位置が、レーザダイオードアレ
イ52から放射された光ビームB2,B3のビームスポッ
ト58b,58cの位置の間にあるので、発光点51
a,52a,52bの間隔を見掛け上狭くすることがで
きる。この結果、発光点52aと52bの間隔が比較的
広くても感光体ドラム25上での光ビームB1〜B3の間
隔を狭くすることができ、発光点52aと52b間の熱
的クロストークを更に抑えることができる。
【0021】次に、1回の走査で3ラインを同時に感光
体ドラム25上に書き込む3ビーム光ビーム走査光学装
置について、図6〜図9を参照して説明する。図6に示
す光源ユニット65は400dpiの画像を形成するも
のである。レーザダイオード51及びレーザダイオード
アレイ52の発光点51a,52a,52bから放射さ
れた光ビームB1,B2,B3は、図7に示すように、感
光体ドラム25上に副走査方向に不等間隔で光ビームス
ポット58a,58b,58cを形成する。感光体ドラ
ム25上でのスポット58aの位置は、他のスポット5
8bと58cの位置の間にある。スポット58aと58
bの間隔は254μm、スポット58aと58cの間隔
は63.5μmである。この光ビームスポット58a〜
58cにて飛び越し走査させる。すなわち、一回目の走
査では、発光点52aを点灯させないで、残りの発光点
51a,52bを点灯させる。このとき、発光点51a
は走査ライン2の画像データに基づいて駆動され、発光
点52bは走査ライン2の画像データに基づいて駆動さ
れる(図8参照)。発光点52aを点灯させなかったの
は、画像先端部に走査抜け部分を発生させないためであ
る。
【0022】二回目の走査では全ての発光点51a,5
2a,52bを点灯させる。このとき、発光点52aは
走査ライン1の画像データに基づいて駆動され、発光点
51aは走査ライン5の画像データに基づいて駆動さ
れ、発光点52bは走査ライン6の画像データに基づい
て駆動される(図8参照)。以下、三回目、四回目、…
と走査が繰り返される。こうして、三つの光ビームスポ
ット58a〜58cは、先の走査の際にスポット58
a,58cによって走査される走査ラインが、後の走査
の際にスポット58bによって走査される走査ラインを
飛び越して走査しながら、感光体ドラム25上に画像を
形成する。
【0023】図8に示すような画像データの並び替え
は、ホストコンピュータ(図5参照)によって実行され
る。すなわち、ホストコンピュータ60から画像データ
を並び替えるための命令信号がインターフェース(I/
F)を介してRAM61に入力され、RAM61に走査
ライン1から順に並べられて記憶されていた画像データ
が、走査毎に図8に示す順番で取り出され、コントロー
ラ62及びドライバ63a〜63cを介して発光点51
a,52a,52bに伝送される。
【0024】光源部をレーザダイオード51とレーザダ
イオードアレイ52の2素子にて構成するようにしたの
で、レーザダイオードアレイ52の発光点52aと52
bの間隔を、1素子だけのレーザダイオードアレイで構
成した場合の発光点間隔より広くすることができ、熱的
クロストークの影響を抑えることができる。さらに、副
走査方向に対して、レーザダイオード51から放射され
た光ビームB1の感光体ドラム25上でのビームスポッ
ト58aの位置が、レーザダイオードアレイ52から放
射された光ビームB2,B3のビームスポット58b,5
8cの位置の間にあるので、発光点51a,52a,5
2bの間隔を見掛け上狭くすることができる。この結
果、発光点52aと52bの間隔が比較的広くても感光
体ドラム25上での光ビームB1〜B3の間隔を狭くする
ことができ、発光点52aと52b間の熱的クロストー
クを更に抑えることができる。
【0025】次に図9及び図10を参照して1回の走査
で4ラインを同時に感光体ドラム25上に書き込む4ビ
ーム光ビーム走査光学装置について説明する。図9に示
す光源ユニット71は、400dpiの画像を形成する
ものである。レーザダイオードアレイ52と55は、そ
れぞれの発光点52a,52b,55a,55bから放
射されたビームB1,B2とB3,B4が直交方向になるよ
うに配置されている。ビーム結合素子54から出射され
た光ビームB2は、光ビームB3とB4の間に配置される
ように設定される。光ビームB1,B2,B3,B4は、図
10に示すように、感光体ドラム25上に副走査方向に
不等間隔で光ビームスポット72a,72b,72c,
72dを形成する。感光体ドラム25上でのスポット7
2bの位置は、スポット72cと72dの位置の間にあ
る。各スポット72a〜72dの間隔は63.5μmで
ある。
【0026】光源部をレーザダイオードアレイ52,5
5の2素子にて構成するようにしたので、四つの発光点
52a〜55bの間隔を、1素子だけのレーザダイオー
ドアレイで構成した場合の発光点間隔より広くすること
ができ、熱的クロストークの影響を抑えることができ
る。さらに、副走査方向に対して、レーザダイオードア
レイ55から放射された光ビームB2の感光体ドラム2
5上でのビームスポット72bの位置が、レーザダイオ
ードアレイ52から放射された光ビームB3,B4のビー
ムスポット72c,72dの位置の間にあるので、発光
点52a,52b,55a,55bの間隔を見掛け上狭
くすることができる。この結果、発光点52aと52b
の間隔及び発光点55aと55bの間隔が比較的広くて
も、感光体ドラム25上での光ビームB1〜B4の間隔を
狭くすることができ、発光点52aと52b間及び発光
点55aと55b間の熱的クロストークを更に抑えるこ
とができる。
【0027】なお、本発明に係る光ビーム走査光学装置
は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変更することができる。図11に示すよう
に、例えばシアン用、マゼンタ用、イエロー用及びブラ
ック用のそれぞれの感光体503C,503M,503
Y,503Bkを転写ベルトに対向させて一列に配置し
たタンデム方式の光ビーム走査光学装置にも本発明は有
効に適用される。図11において、500は転写ベルト
である。
【0028】さらに、図12に示すように、転写ドラム
505と、感光体ドラム506、この感光体ドラム50
6の周囲に配置されたシアン用、マゼンタ用、イエロー
用及びブラック用のそれぞれの現像器507C,507
M,507Y,507Bkを備えたタイプの光ビーム走
査光学装置にも、本発明は有効に適用される。光ビーム
結合素子は、偏光特性を有するフィルタミラーの他に、
無偏光ハーフミラー等であってもよい。この場合は、光
ビームの偏光方向を回転させる光学素子は不要となる。
また、第1光源から放射された光ビームの被走査面上で
の集光位置が、第2光源から放射された複数の光ビーム
の集光位置の間に必ずしも配置されている必要はない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、一つの発光点を有する第1光源と複数の発光点
を有する第2光源とを備え、画像密度を切り替える際に
は、第2光源の発光点を切り替えることによって光ビー
ム間隔を変更することができ、可動部を設けることなく
容易に画像密度を切り替えることができる。
【0030】また、光源部を第1光源と第2光源にて構
成するようにしたので、一つの光源だけで構成した場合
と比較して、発光点間隔を広くすることができ、熱クロ
ストークの影響を抑えることができる。さらに、副走査
方向に対して、第1光源から放射された光ビームの被走
査面上での集光位置を、第2光源から放射された複数の
光ビームの集光位置の間に配置することにより、発光点
間隔を見掛け上狭くすることができる。従って、発光点
の間隔が比較的広くても被走査面上での光ビーム間隔を
狭くすることができ、発光点間の熱的クロストークを更
に抑えることができる。
【0031】さらに、光ビーム結合素子として偏光特性
を有するフィルタミラーを用い、第1光源又は第2光源
のいずれか一方と前記フィルタミラーとの間に更に光ビ
ームの偏光方向を略90゜回転させる光学素子を配置す
ることにより、第1光源及び第2光源からそれぞれ放射
された光ビームを、少ない光量損失で同一方向に結合す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ビーム走査光学装置の一実施形
態を示す概略構成図。
【図2】光源ユニットの構成を示す側面図。
【図3】(A)は感光体ドラム上のビームスポット間隔
を示した説明図で、(B)は400dpiの画像を形成
する場合の説明図、(C)は600dpiの画像を形成
する場合の説明図。
【図4】400dpiの画像を形成する場合の走査を示
す説明図。
【図5】発光点の駆動回路ブロック図。
【図6】光源ユニットの別の構成を示す側面図。
【図7】図6に示された光源ユニットから放射された光
ビームの走査を示す説明図。
【図8】発光点に伝送される画像データを示す説明図。
【図9】光源ユニットのさらに別の構成を示す側面図。
【図10】図9に示された光源ユニットから放射された
光ビームの感光体ドラム上での間隔を示す説明図。
【図11】本発明に係る光ビーム走査光学装置の別のタ
イプを示す概略構成図。
【図12】本発明に係る光ビーム走査光学装置のさらに
別のタイプを示す概略構成図。
【符号の説明】
1…光源ユニット 5…コリメータレンズ 12…ポリゴンミラー 13,14,15…走査レンズ 25…感光体ドラム 51…レーザダイオード 52,55…レーザダイオードアレイ 51a,52a,52b,55a,55b…発光点 54…ビーム結合素子 58a〜58c,72a〜72d…ビームスポット 60…ホストコンピュータ 61…RAM 62…コントローラ 63a〜63c…ドライバ B1,B2,B3,B4…光ビーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの発光点を有する第1光源と、 複数の発光点を有する第2光源と、 前記第1光源及び前記第2光源からそれぞれ放射された
    光ビームの進行方向を同一にする光ビーム結合素子と、 画像密度を切り替えるために前記第2光源の発光点のう
    ちから一つの発光点を選択して発光させる発光点切り替
    え手段と、 前記光ビーム結合素子から出射された光ビームを偏向走
    査する偏向器と、 光ビームが照射される被走査面と、 前記偏向器から出射した光ビームを前記被走査面上にラ
    イン状に走査させる走査光学素子と、 を備えたことを特徴とする光ビーム走査光学装置。
  2. 【請求項2】 副走査方向に対して、前記第1光源から
    放射された光ビームの前記被走査面上での集光位置が、
    前記第2光源から放射された複数の光ビームの集光位置
    の間であることを特徴とする請求項1記載の光ビーム走
    査光学装置。
  3. 【請求項3】 一つの発光点を有する第1光源と、 複数の発光点を有する第2光源と、 前記第1光源及び前記第2光源からそれぞれ放射された
    光ビームの進行方向を同一にする光ビーム結合素子と、 前記光ビーム結合素子から出射された光ビームを偏向走
    査する偏向器と、 光ビームが照射される被走査面と、 前記偏向器から出射した光ビームを前記被走査面上にラ
    イン状に走査させる走査光学素子とを備え、 副走査方向に対して、前記第1光源から放射された光ビ
    ームの前記被走査面上での集光位置が、前記第2光源か
    ら放射された複数の光ビームの集光位置の間であること
    を特徴とする光ビーム走査光学装置。
  4. 【請求項4】 複数の発光点を有する第1光源と、 複数の発光点を有する第2光源と、 前記第1光源及び前記第2光源からそれぞれ放射された
    光ビームの進行方向を同一にする光ビーム結合素子と、 前記光ビーム結合素子から出射された光ビームを偏向走
    査する偏向器と、 光ビームが照射される被走査面と、 前記偏向器から出射した光ビームを前記被走査面上にラ
    イン状に走査させる走査光学素子とを備え、 副走査方向に対して、前記第1光源から放射された光ビ
    ームの少なくとも一つの光ビームの前記被走査面上での
    集光位置が、前記第2光源から放射された複数の光ビー
    ムの集光位置の間であることを特徴とする光ビーム走査
    光学装置。
  5. 【請求項5】 前記光ビーム結合素子が偏光特性を有す
    るフィルタミラーであると共に、 前記第1光源又は前記第2光源のいずれか一方と前記フ
    ィルタミラーとの間に更に光ビームの偏光方向を略90
    ゜回転させる光学素子を配置したことを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の光ビーム
    走査光学装置。
  6. 【請求項6】 前記光ビーム結合素子が偏光特性を有す
    るフィルタミラーであると共に、前記フィルタミラーか
    ら出射した前記第1光源の光ビーム及び前記第2光源の
    光ビームの偏光方向が直交するように、前記第1光源及
    び前記第2光源を配置したことを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3又は請求項4記載の光ビーム走査光
    学装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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