JP2977033B2 - マルチビーム走査装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機等において、
感光媒体に静電潜像を形成せしめるために、光源から出
射された少なくとも二つのビームを同時に偏向走査せし
めるマルチビーム走査装置に関する。
感光媒体に静電潜像を形成せしめるために、光源から出
射された少なくとも二つのビームを同時に偏向走査せし
めるマルチビーム走査装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、印刷機等に採用されるビーム
走査装置は、ビーム偏向器による主走査と、感光媒体の
移送または回転を用いた副走査により感光媒体を感光し
ている。図１は、従来のビーム走査装置の光学的配置を
示す図である。これを参照するに、ビーム走査装置は、
光を出射する光源１と、この光源１から出射されたビー
ムを偏向させるビーム偏向器４と、前記ビーム偏向器４
から偏向された光の誤差を補正するエフ−シータ（ｆ−
θ）レンズ７とを含む。
走査装置は、ビーム偏向器による主走査と、感光媒体の
移送または回転を用いた副走査により感光媒体を感光し
ている。図１は、従来のビーム走査装置の光学的配置を
示す図である。これを参照するに、ビーム走査装置は、
光を出射する光源１と、この光源１から出射されたビー
ムを偏向させるビーム偏向器４と、前記ビーム偏向器４
から偏向された光の誤差を補正するエフ−シータ（ｆ−
θ）レンズ７とを含む。
【０００３】また、前記光源１から出射された発散ビー
ムを集束させるために、前記光源１とビーム偏向器４と
の間には集束レンズ３が設けられている。そして、前記
ビーム偏向器４により偏向されたビームは反射鏡８で反
射され、感光ドラム（図示せず）に向かう。前記ビーム
偏向器４は、モータ５と、このモータ５により回転する
回転多面鏡６から成る。前記光源１から出射されたビー
ムは、前記回転する回転多面鏡６の反射面と成す角度に
よって偏向される。従って、ビームの偏向は、回転多面
鏡６の回転時に発生する揺らぎ（wobble）に敏感に影響
する。
ムを集束させるために、前記光源１とビーム偏向器４と
の間には集束レンズ３が設けられている。そして、前記
ビーム偏向器４により偏向されたビームは反射鏡８で反
射され、感光ドラム（図示せず）に向かう。前記ビーム
偏向器４は、モータ５と、このモータ５により回転する
回転多面鏡６から成る。前記光源１から出射されたビー
ムは、前記回転する回転多面鏡６の反射面と成す角度に
よって偏向される。従って、ビームの偏向は、回転多面
鏡６の回転時に発生する揺らぎ（wobble）に敏感に影響
する。
【０００４】また、カラー印刷機の場合、特定カラーに
対応するビーム走査装置を別途に具備しなければならな
いため、装置が複雑化し、且つ大型化するという問題点
があった。
対応するビーム走査装置を別途に具備しなければならな
いため、装置が複雑化し、且つ大型化するという問題点
があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みて成されたものであり、少なくとも二つのビーム
が同時に偏向走査可能になるマルチビーム走査装置を提
供するにその目的がある。
に鑑みて成されたものであり、少なくとも二つのビーム
が同時に偏向走査可能になるマルチビーム走査装置を提
供するにその目的がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るマルチビーム走査装置は、少なくとも二
つの光源と、入射ビームを回折透過させる複数のセクタ
ーが形成された偏向ディスクと前記偏向ディスクを回転
させる駆動源とを備え、前記光源から出射されたビーム
を偏向走査するビーム偏向器と、光経路上に設けられ、
前記ビーム偏向器で偏向されたビームを補正するビーム
補正手段とを含む。
の本発明に係るマルチビーム走査装置は、少なくとも二
つの光源と、入射ビームを回折透過させる複数のセクタ
ーが形成された偏向ディスクと前記偏向ディスクを回転
させる駆動源とを備え、前記光源から出射されたビーム
を偏向走査するビーム偏向器と、光経路上に設けられ、
前記ビーム偏向器で偏向されたビームを補正するビーム
補正手段とを含む。
【０００７】前記セクターは、前記偏向ディスクに等間
隔をもって形成されたパターンで構成され、前記セクタ
ーは、前記偏向ディスクの回転により入射ビームを回折
透過させ、一つの走査ライン単位にビームを走査せしめ
る。また、前記光源は、これより出射されたビームが一
直線上に前記偏向ディスクに入射されるよう設けられ
る。
隔をもって形成されたパターンで構成され、前記セクタ
ーは、前記偏向ディスクの回転により入射ビームを回折
透過させ、一つの走査ライン単位にビームを走査せしめ
る。また、前記光源は、これより出射されたビームが一
直線上に前記偏向ディスクに入射されるよう設けられ
る。
【０００８】なお、前記光源は、前記出射ビームが前記
偏向ディスクの同一のセクターに入射されるよう設けら
れる。本発明の他の実施例によるに、前記光源は、前記
出射ビームが前記偏向ディスクの相異なるセクターに入
射されるよう設けられる。この場合、前記光源の中少な
くとも一方は、その出射ビームが前記偏向ディスクの一
つのセクターに入射されるよう設けられ、少なくとも他
方の光源はその出射ビームが前記一方のセクターと対称
のセクターに入射されるよう設けられることが好まし
い。
偏向ディスクの同一のセクターに入射されるよう設けら
れる。本発明の他の実施例によるに、前記光源は、前記
出射ビームが前記偏向ディスクの相異なるセクターに入
射されるよう設けられる。この場合、前記光源の中少な
くとも一方は、その出射ビームが前記偏向ディスクの一
つのセクターに入射されるよう設けられ、少なくとも他
方の光源はその出射ビームが前記一方のセクターと対称
のセクターに入射されるよう設けられることが好まし
い。
【０００９】前記偏向ディスクは、少なくとも二つ以上
から成り、前記偏向ディスクの相互隣接するセクターに
入射する出射ビームが相互交差するよう前記光源が配置
される。
から成り、前記偏向ディスクの相互隣接するセクターに
入射する出射ビームが相互交差するよう前記光源が配置
される。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて本発
明の好適な実施例につき説明する。図２を参照するに、
本発明の一実施例によるマルチビーム走査装置は、光を
生成出射する少なくとも二つの光源１０ａ、１０ｂ、１
０ｃ、１０ｄと、前記光源１０ａ〜１０ｄから出射され
たビームを偏向走査させるビーム偏向器２０と、前記偏
向されたビームを補正するビーム補正手段３０とを含ん
で成る。前記光源１０ａ〜１０ｄは、レーザ光を出射す
る半導体レーザであり、選択的に駆動できる。
明の好適な実施例につき説明する。図２を参照するに、
本発明の一実施例によるマルチビーム走査装置は、光を
生成出射する少なくとも二つの光源１０ａ、１０ｂ、１
０ｃ、１０ｄと、前記光源１０ａ〜１０ｄから出射され
たビームを偏向走査させるビーム偏向器２０と、前記偏
向されたビームを補正するビーム補正手段３０とを含ん
で成る。前記光源１０ａ〜１０ｄは、レーザ光を出射す
る半導体レーザであり、選択的に駆動できる。
【００１１】前記ビーム偏向器２０は、駆動モータ２１
と、前記駆動モータ２１の回転軸２１ａに設けられ、入
射ビームを回折偏向させる複数のセクター２４ａ〜２４
ｆから成る偏向ディスク２３とを含む。前記偏向ディス
ク２３は、各セクター２４ａ〜２４ｆに等分される。前
記セクター２４ａ〜２４ｆには、前記偏向ディスク２３
の回転により入射ビームを回折透過させ、一つの走査ラ
イン単位に偏向走査させるようパターンが形成されてい
る。
と、前記駆動モータ２１の回転軸２１ａに設けられ、入
射ビームを回折偏向させる複数のセクター２４ａ〜２４
ｆから成る偏向ディスク２３とを含む。前記偏向ディス
ク２３は、各セクター２４ａ〜２４ｆに等分される。前
記セクター２４ａ〜２４ｆには、前記偏向ディスク２３
の回転により入射ビームを回折透過させ、一つの走査ラ
イン単位に偏向走査させるようパターンが形成されてい
る。
【００１２】前記光源１０ａ〜１０ｄは、出射ビームが
偏向ディスク２３の相異なるセクター２４ａ、２４ｂを
回折透過するよう配置される。例えば、前記二つの光源
１０ａ、１０ｂは、その出射ビームがセクター２４ａに
入射するようビーム偏向器２０の一側部に配置され、他
の二つの光源１０ｃ、１０ｄは、その出射ビームが前記
セクター２４ａと対称のセクター２４ｂに入射するよう
ビーム偏向器２０の他側部に配置される。この場合、図
に示すように、前記光源１０ａ〜１０ｄから出射された
ビームは、一直線Ｌ上で前記偏向ディスク２３に入射さ
れることが好ましい。
偏向ディスク２３の相異なるセクター２４ａ、２４ｂを
回折透過するよう配置される。例えば、前記二つの光源
１０ａ、１０ｂは、その出射ビームがセクター２４ａに
入射するようビーム偏向器２０の一側部に配置され、他
の二つの光源１０ｃ、１０ｄは、その出射ビームが前記
セクター２４ａと対称のセクター２４ｂに入射するよう
ビーム偏向器２０の他側部に配置される。この場合、図
に示すように、前記光源１０ａ〜１０ｄから出射された
ビームは、一直線Ｌ上で前記偏向ディスク２３に入射さ
れることが好ましい。
【００１３】前記ビーム補正手段３０は、光経路上に設
けられ、前記偏向ディスク２３により偏向走査されたビ
ームを補正する。前記ビーム補正手段３０としては、ビ
ームの焦点位置及び走査幅を補正するエフ−シータレン
ズが具備される。このエフ−シータレンズは、前記偏向
ディスク２３の回転により主走査方向に走査されるビー
ムの数回を補正し、かつ、ビームを整形する。
けられ、前記偏向ディスク２３により偏向走査されたビ
ームを補正する。前記ビーム補正手段３０としては、ビ
ームの焦点位置及び走査幅を補正するエフ−シータレン
ズが具備される。このエフ−シータレンズは、前記偏向
ディスク２３の回転により主走査方向に走査されるビー
ムの数回を補正し、かつ、ビームを整形する。
【００１４】また、前記ビーム補正手段３０として、後
述される図６に示すように、前記ビーム偏向器２０によ
り偏向されたビームを集束反射させる複数の反射部材１
３１と、前記反射されたビームを回折透過させるホログ
ラム素子１３３とが具備できる。本実施例のマルチビー
ム走査装置において、偏向ディスク２３を回転させるに
伴い、光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームが映像
面（図示せず）上に相異なる四つの走査ラインを形成す
る。
述される図６に示すように、前記ビーム偏向器２０によ
り偏向されたビームを集束反射させる複数の反射部材１
３１と、前記反射されたビームを回折透過させるホログ
ラム素子１３３とが具備できる。本実施例のマルチビー
ム走査装置において、偏向ディスク２３を回転させるに
伴い、光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームが映像
面（図示せず）上に相異なる四つの走査ラインを形成す
る。
【００１５】本発明によるに、前記光源１０ａ〜１０ｄ
は、その光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームが前
記偏向ディスク２３の同一セクター２４ｂに入射するよ
う配置できる。即ち、図３に示すように、前記光源１０
ａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄは、ビーム偏向器２０の一
側部に配置され、このとき、光源１０ａ〜１０ｄから出
射されたビームは、前述した実施例と同様に、一直線上
で前記偏向ディスク２３に入射される。
は、その光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームが前
記偏向ディスク２３の同一セクター２４ｂに入射するよ
う配置できる。即ち、図３に示すように、前記光源１０
ａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄは、ビーム偏向器２０の一
側部に配置され、このとき、光源１０ａ〜１０ｄから出
射されたビームは、前述した実施例と同様に、一直線上
で前記偏向ディスク２３に入射される。
【００１６】本発明の他の実施例に係るマルチビーム走
査装置について、図４を参照して説明する。ここで、前
に示す図面と同一符号は同一部材を示す。図示の如く、
本実施例のマルチビーム走査装置は、光源１０ａ〜１０
ｄと、前記光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームを
回折偏向させる第１及び第２のビーム偏向器４０、５０
と、前記偏向されたビームを補正するビーム補正手段３
０とを含む。
査装置について、図４を参照して説明する。ここで、前
に示す図面と同一符号は同一部材を示す。図示の如く、
本実施例のマルチビーム走査装置は、光源１０ａ〜１０
ｄと、前記光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームを
回折偏向させる第１及び第２のビーム偏向器４０、５０
と、前記偏向されたビームを補正するビーム補正手段３
０とを含む。
【００１７】前記第１及び第２の偏向器４０、５０は、
入射ビームを回折偏向させる、上記した実施例と同様
に、複数のセクターから成る第１及び第２の偏向ディス
ク４３、５３と、この第１及び第２の偏向ディスク４
３、５３を回転させる第１及び第２の駆動モータ４１、
５１とを各々具備する。前記光源１０ａ〜１０ｄは、そ
の各々から出射されたビームが前記第１及び第２の偏向
ディスク４３、５３の相異なるセクター４４ａ、４４
ｂ、５４ａ、５４ｂに入射するよう設けられる。例え
ば、前記第１及び第２の偏向ディスク４３、５３の相互
隣接するセクター４４ｂ、５４ａにそれぞれ入射される
ビームが相互交差するよう前記光源１０ｂ、１０ｃを配
置すれば、前記第１及び第２の偏向ディスク４３、５３
の配置間隔を狭めるので、装置のコンパクト化を図るこ
とができる。前記第１及び第２の偏向ディスク４３、５
３により偏向されたビームは、映像面３５上に相異なる
走査ラインを形成する。
入射ビームを回折偏向させる、上記した実施例と同様
に、複数のセクターから成る第１及び第２の偏向ディス
ク４３、５３と、この第１及び第２の偏向ディスク４
３、５３を回転させる第１及び第２の駆動モータ４１、
５１とを各々具備する。前記光源１０ａ〜１０ｄは、そ
の各々から出射されたビームが前記第１及び第２の偏向
ディスク４３、５３の相異なるセクター４４ａ、４４
ｂ、５４ａ、５４ｂに入射するよう設けられる。例え
ば、前記第１及び第２の偏向ディスク４３、５３の相互
隣接するセクター４４ｂ、５４ａにそれぞれ入射される
ビームが相互交差するよう前記光源１０ｂ、１０ｃを配
置すれば、前記第１及び第２の偏向ディスク４３、５３
の配置間隔を狭めるので、装置のコンパクト化を図るこ
とができる。前記第１及び第２の偏向ディスク４３、５
３により偏向されたビームは、映像面３５上に相異なる
走査ラインを形成する。
【００１８】本発明によるに、前記偏向ディスクは複数
採用可能である。即ち、図５に示すように、マルチビー
ム走査装置は複数の偏向ディスク４３、５３、６３と、
前記偏向ディスク４３、５３、６３に対応した光源１０
ａ〜１０ｆとを含む。ここで、前記偏向ディスク４３、
５３、６３の相互隣接するセクターにその出射ビームが
入射される光源１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ、１０ｅは、そ
の出射ビーム及び偏向されたビームが相互交差するよう
適宜配置できる。
採用可能である。即ち、図５に示すように、マルチビー
ム走査装置は複数の偏向ディスク４３、５３、６３と、
前記偏向ディスク４３、５３、６３に対応した光源１０
ａ〜１０ｆとを含む。ここで、前記偏向ディスク４３、
５３、６３の相互隣接するセクターにその出射ビームが
入射される光源１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ、１０ｅは、そ
の出射ビーム及び偏向されたビームが相互交差するよう
適宜配置できる。
【００１９】以上のようなマルチビーム走査装置は、多
数の走査ラインにビームを偏向走査できることから、電
子写真方式カラー印刷機のみならず、ディスプレー装置
等にも適用可能である。図６は、更に他の実施例に係る
マルチビーム走査装置を示す図である。ここで、前に示
す図面と同一符号は同一部材を示す。図面を参照する
に、光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームは、コリ
メーティングレンズ１１ａ〜１１ｄによって平行光に変
わり、且つ第１及び第２の偏向ディスク４３、５３に入
射される。
数の走査ラインにビームを偏向走査できることから、電
子写真方式カラー印刷機のみならず、ディスプレー装置
等にも適用可能である。図６は、更に他の実施例に係る
マルチビーム走査装置を示す図である。ここで、前に示
す図面と同一符号は同一部材を示す。図面を参照する
に、光源１０ａ〜１０ｄから出射されたビームは、コリ
メーティングレンズ１１ａ〜１１ｄによって平行光に変
わり、且つ第１及び第２の偏向ディスク４３、５３に入
射される。
【００２０】前記第１及び第２の偏向ディスク４３、５
３により偏向されたビームは、光経路上に配置された複
数のミラー１１１ａ、１１１ｂ、１１２ａ、１１２ｂ、
１１３ａ、１１３ｂ、１１４ａ、１１４ｂのような光経
路変換手段によりその経路が変換される。前記光経路変
換手段により経路の変換されたビームは、ビーム補正手
段１３０、１４０、１５０、１６０により補正される。
前記ビーム補正手段１３０、１４０、１５０、１６０
は、主走査方向に進行するビームの数回を補正し、且つ
ビームを整形するものであり、各々は光経路上に配置さ
れ、入射ビームを集束反射させる反射部材１３１、１４
１、１５１、１６１と、前記反射されたビームを回折透
過させるホログラム素子１３３、１４３、１５３、１６
３とを含む。前記反射部材１３１、１４１、１５１、１
６１は、ビームを反射すると共に集束して、感光媒体、
例えば、感光ベルト６１に結ばれるよう湾曲されたミラ
ー（curved mirror）であることが好ましい。
３により偏向されたビームは、光経路上に配置された複
数のミラー１１１ａ、１１１ｂ、１１２ａ、１１２ｂ、
１１３ａ、１１３ｂ、１１４ａ、１１４ｂのような光経
路変換手段によりその経路が変換される。前記光経路変
換手段により経路の変換されたビームは、ビーム補正手
段１３０、１４０、１５０、１６０により補正される。
前記ビーム補正手段１３０、１４０、１５０、１６０
は、主走査方向に進行するビームの数回を補正し、且つ
ビームを整形するものであり、各々は光経路上に配置さ
れ、入射ビームを集束反射させる反射部材１３１、１４
１、１５１、１６１と、前記反射されたビームを回折透
過させるホログラム素子１３３、１４３、１５３、１６
３とを含む。前記反射部材１３１、１４１、１５１、１
６１は、ビームを反射すると共に集束して、感光媒体、
例えば、感光ベルト６１に結ばれるよう湾曲されたミラ
ー（curved mirror）であることが好ましい。
【００２１】前記ホログラム素子１３３、１４３、１５
３、１６３は、前記反射部材１３１、１４１、１５１、
１６１から反射されたビームを前記感光ベルト６１に対
する副走査方向、例えば、感光ベルト６１の進行方向と
交差する方向に回折透過させる。
３、１６３は、前記反射部材１３１、１４１、１５１、
１６１から反射されたビームを前記感光ベルト６１に対
する副走査方向、例えば、感光ベルト６１の進行方向と
交差する方向に回折透過させる。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るマルチ
ビーム走査装置は、複数のビーム偏向器を備えた構成に
おいて、少なくとも二つの光源が、隣り合う偏向ディス
クの相互隣接するセクターに入射する出射ビームが相互
交差するように配置してあるため、複数の光源の配置が
複数のビーム偏向器の配置を拘束せず、よって、隣り合
う偏向ディスクの間隔を狭くすることが可能であり、複
数のビーム偏向器を備えたマルチビーム走査装置を小型
に構成することが出来る。また、偏向ディスクは、少な
くとも二つ以上から成り、前記偏向ディスクの隣り合う
セクターに入射する出射ビームが相互交差するよう前記
光源が配置された構成としたため、複数のビーム偏向器
を備えたマルチビーム走査装置を小型に構成することが
出来る。
ビーム走査装置は、複数のビーム偏向器を備えた構成に
おいて、少なくとも二つの光源が、隣り合う偏向ディス
クの相互隣接するセクターに入射する出射ビームが相互
交差するように配置してあるため、複数の光源の配置が
複数のビーム偏向器の配置を拘束せず、よって、隣り合
う偏向ディスクの間隔を狭くすることが可能であり、複
数のビーム偏向器を備えたマルチビーム走査装置を小型
に構成することが出来る。また、偏向ディスクは、少な
くとも二つ以上から成り、前記偏向ディスクの隣り合う
セクターに入射する出射ビームが相互交差するよう前記
光源が配置された構成としたため、複数のビーム偏向器
を備えたマルチビーム走査装置を小型に構成することが
出来る。
【図１】従来のビーム走査装置を概略的に示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】本発明の第１実施例によるマルチビーム走査装
置を概略的に示す斜視図である。
置を概略的に示す斜視図である。
【図３】本発明の第２実施例によるマルチビーム走査装
置を概略的に示す図である。
置を概略的に示す図である。
【図４】本発明の第３実施例によるマルチビーム走査装
置を概略的に示す図である。
置を概略的に示す図である。
【図５】本発明の第４実施例によるマルチビーム走査装
置を概略的に示す図である。
置を概略的に示す図である。
【図６】本発明の第５実施例によるマルチビーム走査装
置を概略的に示す図である。
置を概略的に示す図である。
１０ａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ 光源 ２０ ビーム偏向器 ２１ 駆動モータ ２１ａ 回転軸 ２３ 偏向ディスク ２４ａ、２４ｂ、２４ｃ、２４ｄ、２４ｅ、２４ｆ セ
クター ３０ 補正手段 Ｌ 一直線
クター ３０ 補正手段 Ｌ 一直線
フロントページの続き (72)発明者 ゲアリー エイチ コナーズ アメリカ合衆国，ニューヨーク 14618, ロチェスター，オールド・エイカー・レ ーン ５ (56)参考文献 特開 昭62−127820（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G02B 26/10
Claims (6)
- 【請求項１】 少なくとも二つの光源と、 入射ビームを回折透過させる複数のセクターが形成され
た偏向ディスクと前記偏向ディスクを回転させる駆動源
とを備え、前記光源から出射されたビームを偏向走査す
るビーム偏向器と、 光経路上に設けられ、前記ビーム偏向器で偏向されたビ
ームを補正するビーム補正手段とを有し、 上記光源の少なくとも一方は、その出射ビームが前記偏
向ディスクの一つのセクターに入射されるよう設けら
れ、少なくとも他方の光源はその出射ビームが前記一方
のセクターと対称のセクターに入射されるよう設けてあ
り、 且つ、前記偏向ディスクは、少なくとも二つ以上から成
り、前記偏向ディスクの隣り合うセクターに入射する出
射ビームが相互交差するよう前記光源が配置された構成
とした ことを特徴とするマルチビーム走査装置。 - 【請求項２】 前記セクターは、前記偏向ディスクに等
間隔をもって形成されたパターンから成り、前記セクタ
ーは、前記偏向ディスクの回転により入射ビームを回折
透過させ、一つの走査ライン単位にビームを走査するこ
とを特徴とする請求項１に記載のマルチビーム走査装
置。 - 【請求項３】 前記光源は、これより出射されたビーム
が一直線上に前記偏向ディスクに入射されるよう設けら
れたことを特徴とする請求項１に記載のマルチビーム走
査装置。 - 【請求項４】 前記ビーム補正手段は、 前記光経路上に配置され、入射ビームの焦点位置及び走
査幅を補正する複数のエフ−シータ（ｆ−θ）レンズで
あることを特徴とする請求項１に記載のマルチビーム走
査装置。 - 【請求項５】 前記ビーム補正手段は、 前記光経路上に配置され、前記ビーム偏向器により偏向
されたビームを集束反射させる複数の反射部材と、 前記反射部材から反射されたビームを回折透過させる複
数のホログラム素子とを具備することを特徴とする請求
項１に記載のマルチビーム走査装置。 - 【請求項６】 少なくとも二つの光源と、 入射ビームを回折透過させる複数のセクターが形成され
た偏向ディスクと前記偏向ディスクを回転させる駆動源
とを備え、前記光源から出射されたビームを偏向走査す
るビーム偏向器と、 光経路上に設けられ、前記ビーム偏向器で偏向されたビ
ームを補正するビーム補正手段とを有し、 前記偏向ディスクは、少なくとも二つ以上から成り、前
記偏向ディスクの隣り合うセクターに入射する出射ビー
ムが相互交差するよう前記光源が配置された構成とした
ことを特徴とするマルチビーム走査装置。
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