JPH05264915A - 光学走査装置 - Google Patents

光学走査装置

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JPH05264915A
JPH05264915A JP4094907A JP9490792A JPH05264915A JP H05264915 A JPH05264915 A JP H05264915A JP 4094907 A JP4094907 A JP 4094907A JP 9490792 A JP9490792 A JP 9490792A JP H05264915 A JPH05264915 A JP H05264915A
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rotary polygon
mirror
polygon mirror
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lbb
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JP4094907A
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Yoshito Sekikawa
義人 関川
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の大型化及びコスト高を招くことなく、
高速化及び高解像度化に対応することが可能な光学走査
装置を提供することを目的とする。 【構成】 回転多面鏡の同一の鏡面に異なった入射角度
でレーザービームを照射するレーザー発生器を複数設
け、前記複数のレーザー発生器から出射される複数のレ
ーザービームを、前記回転多面鏡の同一の鏡面により異
なった偏向角度で同時に偏向走査し、複数のレーザービ
ームによって被走査媒体の表面を主走査方向に沿って分
割走査するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザービームを画
像情報に応じて被走査媒体上に走査露光することによ
り、画像を記録するレーザープリンタやデジタル複写機
等の画像記録装置に使用される光学走査装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光学走査装置としては、
例えば、図4に示すようなものがある。この光学走査装
置は、半導体レーザー100から出射されたレーザービ
ームLBを、集光レンズ群101を介して回転多面鏡1
02に照射すると共に、この回転多面鏡102に照射さ
れたレーザービームLBを、当該回転多面鏡102の回
転に伴って移動する鏡面102’によって反射させるこ
とにより、結像レンズ103を介して感光体ドラム10
4の軸方向に沿って走査露光するように構成したもので
ある。
【0003】ところで、このような光学走査装置を使用
したレーザープリンタやデジタル複写機等の画像記録装
置には、最近、高速化及び高解像度化が要求されてきて
おり、例えば、50ppm(page per minute )以上の
記録スピード、及び600spi(square per inch )
程度の解像度が1つの目標として掲げられている。上記
光学走査装置において、これらの高速化及び高解像度化
の要求に答えるためには、まず、回転多面鏡の回転数を
増加させることにより、レーザービームが感光体ドラム
上の1ラインを走査するのに要する時間を短縮し、プロ
セススピードの上昇及び高解像度化を図ることが考えら
れる。
【0004】しかし、上記回転多面鏡は、通常、駆動モ
ータによってダイレクトに回転駆動されるが、現在、こ
の種の駆動モータの回転数の上限は、軸受としてボール
ベアリングを使用した場合で20,000rpmであ
り、大幅なコストアップを招くため現実には使用し難い
空気軸受を使用したとしても40,000rpmが限度
である。そのため、回転多面鏡の回転数を増加させるこ
とによって高速化及び高解像度化を図るには、限界があ
る。
【0005】そこで、上述したような50ppm以上の
記録スピード及び600spi程度の高解像度を実現す
るためには、回転多面鏡の回転数をある程度に抑える反
面、回転多面鏡の鏡面の数を多くすることによって、回
転多面鏡が1回転あたりに走査するビームの数を増や
し、レーザービームが感光体ドラム上の1ラインを走査
するのに要する時間を短縮して、プロセススピードの上
昇及び高解像度化を図る方法が検討されている。
【0006】しかし、こうした場合には、回転多面鏡の
鏡面の数が多くなると、必然的に1つの鏡面がレーザー
ビームを走査する走査角が小さくなるため(一般的に走
査角は、(360/面数)×2×(0.6〜0.
8))、回転多面鏡から一定の距離だけ離れた位置の走
査幅は、走査角の減少に伴って短くなる。そのため、回
転多面鏡から所定の距離だけ離れた位置に配置される感
光体ドラム上で、従来と同じ走査幅を確保するには、図
5に示すように、回転多面鏡102から感光体ドラム1
04までの距離Lを大きくする必要がある。そして、こ
の場合には、走査露光されるレーザビームの光路長が長
くなり、回転多面鏡から感光体ドラムまでの距離が従来
に比べ大幅に大きくなるため、光学走査装置の大型化を
招くという問題点があった。
【0007】そこで、上記光学走査装置の高速化及び高
解像度化に伴う装置の大型化を防止可能な技術として
は、特開昭58−105117号公報や特開昭58−1
27912号公報に示すように分割走査する方法が既に
提案されている。
【0008】特開昭58−105117号公報に開示さ
れた光走査装置は、回転多面鏡と走査用レンズ系を有
し、前記回転多面鏡に入射する平行光線を像面上に走査
結像させる光走査装置において、前記回転多面鏡の周囲
に個々の光源を具備する2個の走査用レンズ系を配置す
ると共に、前記各走査用レンズ系の後方にそれぞれ反射
鏡を設置して、これらの反射鏡から像面上に投射される
照射光の像面上における走査方向が実質的に相互に平行
となるように前記各反射鏡を配列し、これによって前記
各走査用レンズ系のもつ走査幅をそれぞれL1とL2と
するとき走査光学系全体の走査幅LがほぼL=L1+L
2になるように構成したものである。
【0009】また、特開昭58−127912号公報に
開示された光走査方式は、1個の回転多面鏡とその相異
なるN個の鏡面に光を入射させるN個の光源と、各鏡面
がからの反射光を同一走査線上に反射するN個の平面鏡
とその反射光を走査線上に結像させるN個の結像光学系
を有し、全走査幅をN分割した各部分領域を部分走査領
域とし、各鏡面からのN個の反射光が相異なるN個の部
分走査領域を走査する場合に、光学的オーバーラップ領
域を設け、該オーバーラップ領域を境界領域とし、該境
界領域内で隣接する部分走査の境界点を無作為に設定す
る走査を介挿するように構成したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記提案に係る光走査装置等は、いずれも回転多面
鏡は1つで済むものの、レーザービームを走査させるた
めの走査用レンズ系や、この走査用レンズ系によって走
査されるレーザービームを像面上に反射させるための反
射鏡等が、全て2個ずつ必要となるため、部品点数が大
幅に増加し、光学走査装置の大幅なコストアップを招く
という問題点を有している。また、像面を2本のレーザ
ービームによって分割走査するため、回転多面鏡と像面
との距離は従来と比較して短縮することができるが、回
転多面鏡の周囲には、上述したように、走査用レンズ系
や反射鏡を全て2個ずつ配置する必要があるため、回転
多面鏡の側方には、これらの部材を配置するためのスペ
ースが必要となり、装置の十分な小型化を達成すること
ができないという問題点をも有している。さらに、上記
提案に係る光走査装置等は、回転多面鏡の異なった鏡面
に2本のレーザービームをそれぞれ照射して、分割走査
するものであるため、2本のレーザービームの走査タイ
ミングを同期させるなど複雑な制御が必要となるという
問題点をも有している。
【0011】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、装置の大型化及びコスト高を招くことなく、高
速化及び高解像度化に対応することが可能な光学走査装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
この発明に係る光学走査装置では、画像情報に応じて変
調されたレーザービームを発生するレーザー発生器と、
前記レーザー発生器から出射されたレーザービームを被
走査媒体上に偏向走査する回転多面鏡と、前記回転多面
鏡によって偏向走査されたレーザービームを被走査媒体
上に結像する結像レンズとを備えた光学走査装置におい
て、前記回転多面鏡の同一の鏡面に異なった入射角度で
レーザービームを照射するレーザー発生器を複数設け、
前記複数のレーザー発生器から出射される複数のレーザ
ービームを、前記回転多面鏡の同一の鏡面により異なっ
た偏向角度で同時に偏向走査し、複数のレーザービーム
によって被走査媒体の表面を主走査方向に沿って分割走
査するように構成されている。
【0013】上記回転多面鏡の同一の鏡面に異なった入
射角度でレーザービームを照射するレーザー発生器は、
たとえば、2個設けられるが、これに限定されるわけで
はなく、3個以上であっても良いことは勿論である。
【0014】
【作用】この発明においては、被走査媒体の表面を複数
のレーザービームによって分割走査するように構成され
ているため、回転多面鏡の鏡面の数を多くして高速化及
び高解像度化を可能とし、1本のレーザービームの走査
角度が小さくなって走査距離が短くなった場合でも、被
走査媒体の表面を複数のレーザービームによって同時に
走査することができる。そのため、回転多面鏡の鏡面の
数を多くして高速化及び高解像度化を可能とした場合で
も、回転多面鏡と被走査媒体の距離を従来に比べて大き
くする必要がないので、装置の大型化を招くことがな
い。また、回転多面鏡の同一の鏡面に複数のレーザービ
ームを照射し、この回転多面鏡の同一の鏡面によって複
数のレーザービームを同時に走査するように構成されて
いるので、被走査媒体の表面を複数のレーザービームに
よって分割走査する場合でも、レーザービームを走査さ
せるための走査用レンズ系や、この走査用レンズ系によ
って走査されるレーザービームを被走査媒体上に反射さ
せるための反射鏡を、2個ずつ設ける必要がないため、
部品点数が増加することもなく、装置の大型化や大幅な
コストアップを招くこともない。
【0015】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0016】図1はこの発明に係る光学走査装置の一実
施例を適用した画像記録装置を示すものである。
【0017】図において、1a及び1bは半導体レーザ
ーをそれぞれ示すものであり、これらの半導体レーザー
1a、1bから出射されたレーザービームLBa、LB
bは、それぞれ集光レンズ群2a、2bを介して回転多
面鏡3に照射される。これらの集光レンズ群2a、2b
は、半導体レーザー1a、1bから拡散するように出射
されるレーザービームLBa、LBbを、集光するとと
もに平行光化するためのものである。
【0018】また、上記回転多面鏡3は、図示しない駆
動モータによって所定の回転数で矢印方向に回転駆動さ
れる。この回転多面鏡3は、平面形状が正多角形状に形
成されており、各側面3’、3’…がすべて鏡面となっ
ている。上記回転多面鏡3は、高速化及び高解像度化の
要求に答えるため、鏡面3’、3’…の数が従来に比べ
て多く設定されており、この鏡面3’、3’…の数は、
例えば、12〜24程度に設定されるが、これ以外の数
でもよいことは勿論である。
【0019】上記回転多面鏡3に照射されたレーザービ
ームLBa、LBbは、当該回転多面鏡3の鏡面3’に
よって反射され、結像レンズ4を介して感光体ドラム5
上に結像される。その際、上記回転多面鏡3の鏡面3’
は、当該回転多面鏡3の回転動作に伴って移動するた
め、この鏡面3’によって反射されるレーザービームL
Ba、LBbは、回転多面鏡3の回転動作に伴って感光
体ドラム5の表面に軸方向(主走査方向)に沿って走査
される。
【0020】なお、上記感光体ドラム4の表面は、図示
しない帯電器によって予め一様に帯電された後、上記の
如くレーザービームLBa、LBbが画像情報に応じて
走査露光され、静電潜像が形成される。そして、この感
光体ドラム4の表面に形成された静電潜像は、既知の電
子写真プロセスによって可視像化されて記録用紙上に転
写定着され、画像の記録が行われる。
【0021】ところで、この実施例では、回転多面鏡の
同一の鏡面に異なった入射角度でレーザービームを照射
するレーザー発生器を複数設け、前記複数のレーザー発
生器から出射される複数のレーザービームを、前記回転
多面鏡の同一の鏡面により異なった偏向角度で同時に偏
向走査し、複数のレーザービームによって被走査媒体の
表面を主走査方向に沿って分割走査するように構成され
ている。
【0022】すなわち、レーザービームを出射する半導
体レーザー1a、1bは、上記の如く2個設けられてお
り、これらの半導体レーザー1a、1bから出射された
2本のレーザービームLBa、LBbは、回転多面鏡3
の同一鏡面3’の同一位置Pに異なった入射角度で照射
されるようになっている。上記2本のレーザービームL
Ba、LBbが回転多面鏡3の鏡面3’に入射する角度
は、互いに角度αだけ異なるように設定されている。そ
して、上記回転多面鏡3に照射された2本のレーザービ
ームLBa、LBbは、上述したように、当該回転多面
鏡3の鏡面3’によって反射され、結像レンズ4を介し
て感光体ドラム5上に結像される。その際、上記回転多
面鏡3の鏡面3’は、当該回転多面鏡3の回転動作に伴
って移動するため、この鏡面3’によって反射される各
レーザービームLBa、LBbは、回転多面鏡3の回転
動作に伴って感光体ドラム4の表面に主走査方向に沿っ
て走査される。
【0023】その際、上記2本のレーザービームLB
a、LBbは、回転多面鏡3の鏡面3’に対する入射角
度が互いにαだけ異なっているため、この回転多面鏡3
の鏡面3’によって走査されるレーザービームLBa、
LBbも、互いに角度αだけ異なった状態で、感光体ド
ラム5の表面を同時に走査する。そのため、上記感光体
ドラム5の表面を走査する2本のレーザービームLB
a、LBbは、一方のレーザービームLBaが感光体ド
ラム5の主走査方向に沿った半分の距離を、他方のレー
ザービームLBbが感光体ドラム5の主走査方向に沿っ
た残りの半分の距離を、それぞれ同時に走査するように
なっている。
【0024】すなわち、一方のレーザービームLBaが
感光体ドラム5の主走査方向における一端部の走査を開
始したときには、他方のレーザービームLBbが感光体
ドラム5の中央部の走査を開始し、その後、一方のレー
ザービームLBaが感光体ドラム5の主走査方向におけ
る一端部から中央部に向かって走査しているときには、
他方のレーザービームLBbが感光体ドラム5の中央部
から他端部に向かって走査するようになっている。
【0025】このように、2本のレーザービームLB
a、LBbによって同時に感光体ドラム5の表面を分割
走査する場合には、2本のレーザービームLBa、LB
bが走査する線を互いに一致させる必要がある。そのた
めには、例えば、図2に示すように、感光体ドラム5の
走査露光位置の前面に細い開口部6を有するスリット7
を配設し、このスリット7を介して2本のレーザービー
ムLBa、LBbを感光体ドラム5の表面に走査するこ
とによって、2本のレーザービームLBa、LBbが主
走査方向と直交する方向(副走査方向)にずれるのを防
止することができる。その際、上記感光体ドラム5の表
面に走査露光されるレーザービームLBa、LBbの形
状を、図2に示すように、副走査方向に沿って細長い形
状としても良い。また、2本のレーザービームLBa、
LBbの主走査方向におけるずれ、すなわち2本のレー
ザービームLBa、LBbが走査する線どうしの接続
は、2本のレーザービームLBa、LBbの走査領域を
精度良く一致させることによって可能である。
【0026】また、上記2本のレーザービームLBa、
LBbが走査する線を互いに一致させるためには、2本
のレーザービームLBa、LBbが走査する平面を互い
に一致させることが望ましい。そのためには、2本のレ
ーザービームLBa、LBbを回転多面鏡3の鏡面3’
に垂直に入射させ、しかも2本のレーザービームLB
a、LBbが結像レンズ4の光軸を通過するように光学
系を高精度に組み立てる必要がある。なお、こうするこ
とによって、結像レンズ4の光軸からずれた位置をレー
ザービームが通過することによって発生する結像画像の
像面湾曲等の発生も防止することができる。この際、こ
の平面を感光体の回転速度に合わせて感光体の回転軸に
対して傾けておけば、感光体上に水平な線を書込むこと
ができる。
【0027】さらに、上記回転多面鏡3は、高速化及び
高解像度化の要求に答えるため、鏡面3’、3’…の数
が従来に比べて多く設定されているので、1つの鏡面が
レーザービームを走査する走査角、すなわち走査角=
(360/面数)×2×(0.6〜0.8)は、従来に
比べて小さくなる。しかも、回転多面鏡3の1つの鏡面
3’によって入射角の異なる2本のレーザービームLB
a、LBbを同時に走査する場合には、回転多面鏡3の
鏡面による走査条件が難しくなる。すなわち、上記回転
多面鏡3の1つの鏡面が走査する領域の端部において
は、2本のレーザービームLBa、LBbのうちの1本
のビームは、回転多面鏡3の鏡面に対して非常に大きな
入射角度(レーザービームと鏡面のなす角度は非常に小
さい)で入射するため、回転多面鏡3の鏡面によって反
射されるレーザービームに反射光量の低下等の問題が生
じるおそれがある。これに対しては、レーザービームを
回転多面鏡3の鏡面にアンダーフィルドの状態、すなわ
ちレーザービームの鏡面に対する入射角度の如何に関わ
らず、ガウス型に光量が分布するレーザービームの主要
部が常に鏡面に照射される状態で入射させるのが望まし
い。しかし、必ずしもこれに限定されるわけではなく、
回転多面鏡3の鏡面の特性等によっては、オーバーフィ
ルドの状態で使用するようにしても勿論よい。
【0028】以上の構成において、この実施例に係る光
学走査装置では、次のようにしてレーザービームが画像
情報に応じて走査露光される。すなわち、半導体レーザ
ー1a、1bからそれぞれ出射された2本のレーザービ
ームLBa、LBbは、回転多面鏡3の同一の鏡面3’
で走査され、結像レンズ4を介して感光体ドラム5の表
面に露光される。その際、上記2本のレーザービームL
Ba、LBbは、回転多面鏡3の鏡面3’に対する入射
角度が互いにαだけ異なっているため、回転多面鏡3の
鏡面3’によって走査される2本のレーザービームLB
a、LBbは、角度αだけ異なった状態で、感光体ドラ
ム5の表面を同時に分割走査する。そのため、上記半導
体レーザー1a、1bには、1ラインの画像情報が2つ
に分割された状態でそれぞれ印加され、2つの半導体レ
ーザー1a、1bは、2つに分割された画像情報に基づ
いてそれぞれ同時に変調され、レーザービームLBa、
LBbを出射する。
【0029】その結果、1本のレーザービームLBaが
角度αに渡って感光体ドラム5の表面を、主走査方向に
沿って半分の距離を走査する間に、他方のレーザービー
ムLBbが同じく角度αに渡って感光体ドラム5の表面
を、主走査方向に沿って残りの半分の距離を走査するこ
とによって、感光体ドラム5の表面には、1ラインの画
像情報に対応した画像露光が行われる。
【0030】このように、感光体ドラムの表面を2本の
レーザービームLBa、LBbによって分割走査するよ
うに構成されているため、回転多面鏡3の鏡面3’の数
を多くして高速化及び高解像度化を可能とし、1本のレ
ーザービームの走査角度が小さくなって走査距離が短く
なった場合でも、感光体ドラム5の表面を2本のレーザ
ービームLBa、LBbによって同時に走査することが
できる。そのため、回転多面鏡3の鏡面3’の数を多く
して高速化及び高解像度化を可能とした場合でも、回転
多面鏡3と感光体ドラム5の距離を従来に比べて大きく
する必要がないので、装置の大型化を招くことがない。
また、回転多面鏡3の同一の鏡面3’に2本のレーザー
ビームLBa、LBbを照射し、この回転多面鏡3の同
一の鏡面3’によって2本のレーザービームLBa、L
Bbを同時に走査するように構成されているので、感光
体ドラム5の表面を2本のレーザービームLBa、LB
bによって分割走査する場合でも、レーザービームを走
査させるための走査用レンズ系や、この走査用レンズ系
によって走査されるレーザービームを感光体ドラム上に
反射させるための反射鏡を、2個ずつ設ける必要がない
ため、部品点数が増加することもなく、装置の大型化や
大幅なコストアップを招くこともない。
【0031】そのため、従来例を示す図5と比較して、
回転多面鏡の面数を倍とした場合には、駆動モータの回
転数は従来と同じであるが、結像レンズの焦点距離は従
来の1/2とすることができ、画像情報を印字するため
のビデオレートも従来の1/2とすることができる。但
し、半導体レーザーの数は、従来の2倍つまり2個必要
となる。
【0032】図3はこの発明の他の実施例を示すもので
あり、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付して
説明すると、この実施例では、図3(a)に示すよう
に、2個の半導体レーザーが回転多面鏡のそれぞれ反対
側に配置されるとともに、走査ビームLBa、LBbの
走査する平面と干渉しないようにビームの走査面に対し
て垂直方向にオフセットして設けられ、これらの半導体
レーザーから回転多面鏡の同一の鏡面に2本のレーザー
ビームを反対側から照射するようになっている(図3
(b))。また、図3(c)に示すように、結像レンズ
4を介して照射するようにしてもよい。
【0033】その他の構成及び作用は前記実施例と同一
であるので、その説明を省略する。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、装置の大型化及びコスト高を招くことなく、
高速化及び高解像度化に対応することが可能な光学走査
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る光学走査装置の一実施
例を適用した画像記録装置を示す構成図である。
【図2】 図2は上記光学走査装置の変形例を示す要部
構成図である。
【図3】 図3(a)〜(c)はこの発明の他の実施例
をそれぞれ示す構成図である。
【図4】 図4は従来の光学走査装置を示す構成図であ
る。
【図5】 図5は従来の他の光学走査装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1a,1b 半導体レーザー、2 集光レンズ群、3
回転多面鏡、3’ 鏡面、4 結像レンズ、5 感光体
ドラム、LBa,LBb レーザービーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて変調されたレーザービ
    ームを発生するレーザー発生器と、前記レーザー発生器
    から出射されたレーザービームを被走査媒体上に偏向走
    査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向走査
    されたレーザービームを被走査媒体上に結像する結像レ
    ンズとを備えた光学走査装置において、前記回転多面鏡
    の同一の鏡面に異なった入射角度でレーザービームを照
    射するレーザー発生器を複数設け、前記複数のレーザー
    発生器から出射される複数のレーザービームを、前記回
    転多面鏡の同一の鏡面により異なった偏向角度で同時に
    偏向走査し、複数のレーザービームによって被走査媒体
    の表面を主走査方向に沿って分割走査することを特徴と
    する光学走査装置。
JP4094907A 1992-03-23 1992-03-23 光学走査装置 Pending JPH05264915A (ja)

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Cited By (6)

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