JP2000284206A - 露光記録装置 - Google Patents

露光記録装置

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JP2000284206A
JP2000284206A JP11373602A JP37360299A JP2000284206A JP 2000284206 A JP2000284206 A JP 2000284206A JP 11373602 A JP11373602 A JP 11373602A JP 37360299 A JP37360299 A JP 37360299A JP 2000284206 A JP2000284206 A JP 2000284206A
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light
polarization
optical element
sub
resolution
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JP11373602A
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English (en)
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Ichiro Miyagawa
一郎 宮川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成により、記録媒体に記録される画像
の解像度を容易に変更し、且つ、効率的に画像を記録す
ることのできる露光記録装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】半導体レーザLDから出力されたレーザビ
ームLは、集光光学系16を構成する1/2波長板30
により偏光方向が調整された後、偏光光学素子32によ
って常光Loおよび異常光Leに分離され、あるいは、
前記偏光方向によっては常光Loまたは異常光Leのい
ずれか一方とされ、記録フイルムFに導かれる。この場
合、1/2波長板30を回動制御するとともに、副走査
間隔を制御することで、解像度に応じた画像を形成する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光によ
り記録媒体を走査し画像を記録する露光記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、外周面に感光材料が装着された
ドラムを主走査方向に回転させる一方、画像に応じて変
調されたレーザビームを前記主走査方向と直交する副走
査方向に走査させることで、2次元画像を前記感光材料
に記録するようにした露光記録装置が用いられている。
【0003】従来、このような露光記録装置において、
例えば、解像度を低くして画像を記録するためには、記
録媒体上でのレーザビームのスポットを拡大するととも
に、副走査方向に対する記録ピッチを大きくし、あるい
は、スポットの大きさおよび記録ピッチはそのままとし
て同じ画像情報からなる画素を解像度を低くした分だけ
繰り返し記録する、といった方法が採られている。ま
た、解像度を高くして画像を記録する場合には、前記と
逆の方法による。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようにしてレーザビームのスポットを拡大、縮小するた
めには、駆動機構を用いて光学系のレンズ等を駆動させ
る必要があることから、装置構成が大型化するととも
に、コストが高騰してしまうという不具合がある。ま
た、例えば、同じ画像情報からなる画素を繰り返し記録
することで解像度を低くする場合には、副走査方向に対
する記録ピッチが一定であるため、記録速度を向上でき
ないという不具合がある。
【0005】本発明は、前記の不具合を考慮してなされ
たものであり、簡易な構成により、記録媒体に記録され
る画像の解像度を容易に変更し、且つ、効率的に画像を
記録することのできる露光記録装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る露光記録装
置では、光源から出力された光を集光光学系を介して記
録媒体上に集光させて画像を記録する際、記録画像の解
像度に応じ、複数集光点生成手段によって前記記録媒体
の副走査方向に分割して生成される集光点の数を制御す
ることでビームスポットの大きさを調整するとともに、
副走査方向の前記ビームスポットの記録間隔を調整する
ことにより、解像度に応じた画像を効率的に記録するこ
とができる。
【0007】この場合、複数の集光点は、光源からの光
を偏光方向の異なる2つの光に分離する偏光光学素子、
光を常光と異常光とに分離する偏光光学素子、あるい
は、頂点が光軸上に設定され、光を光軸を中心として副
走査方向に対称に分割するプリズムによって生成するこ
とができる。なお、プリズムを用いる場合には、分割さ
れた偏光が干渉しないように、副走査方向の一方の光を
導く面に1/2波長板を配設し、偏光方向が直交するよ
うに構成することが望ましい。
【0008】偏光光学素子を光が略平行となる部位に配
設し、偏光方向の異なる2つの光を異なる方向に射出さ
せることで分離することができる。また、偏光光学素子
を光が発散する部位または集光する部位に配設し、偏光
方向の異なる2つの光を副走査方向に対して異なる位置
から射出させることで分離することもできる。
【0009】また、集光点数の制御は、複数集光点生成
手段として偏光光学素子を用いる場合、その前段に液晶
素子やPLZT等からなる電気光学効果素子を配置し、
この素子により偏光光学素子に入射する光の偏光方向を
制御することで実現できる。なお、偏光方向を制御可能
な素子としては、光軸を中心として回転制御される1/
2波長板、1/4波長板、偏光板等を使用することがで
きる。
【0010】さらに、複数集光点生成手段を光の光路内
および光路外の2位置に変位制御することで集光点数を
制御することもできる。
【0011】さらにまた、光源を複数設け、各光源から
の光をそれぞれ複数集光点生成手段により分割して記録
媒体に同時に導くように構成すれば、記録画像の解像度
を容易に変更できるだけでなく、画像を高速に記録する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の露光
記録装置が適用されるレーザ記録装置10を示す。この
レーザ記録装置10は、露光ヘッド12から出力された
レーザビームLをドラム14上に装着された記録フイル
ムF(記録媒体)に照射することで、面積変調画像を記
録するようにしたものである。なお、記録フイルムFに
は、ドラム14が矢印X方向(主走査方向)に回転し、
露光ヘッド12が矢印Y方向(副走査方向)に移動する
ことで、2次元画像が形成される。また、面積変調画像
とは、レーザビームLをオンオフ制御することで、記録
フイルムF上に複数の画素を形成し、その画素の占める
面積によって所定の階調が得られるようにした画像であ
る。
【0013】露光ヘッド12は、略直線偏光からなるレ
ーザビームLを出力する半導体レーザLD(光源)と、
レーザビームLを記録フイルムFに集光する集光光学系
16とを備える。なお、半導体レーザLDとしては、中
心光強度が高く、中心から離れるに従って光強度が徐々
に低くなる強度分布からなる単一横モード半導体レーザ
を用いることができる。また、このような強度分布を有
するものであれば、他の光源であってもよい。
【0014】集光光学系16は、半導体レーザLD側よ
り、コリメータレンズ28、1/2波長板30(集光点
数制御手段)、偏光光学素子32(複数集光点生成手
段)、シリンドリカルレンズ34、36、38、40、
集光レンズ42が順に配列されている。なお、シリンド
リカルレンズ34および38は、レーザビームLを副走
査方向(矢印Y方向)にのみ集光する整形光学素子であ
り、シリンドリカルレンズ36および40は、レーザビ
ームLを主走査方向(矢印X方向)にのみ集光する整形
光学素子である。
【0015】1/2波長板30は、コリメータレンズ2
8によってコリメートされた略直線偏光からなるレーザ
ビームLの偏光方向を調整するもので、光学軸が1/2
波長板30の入射面に沿った方向に設定されており、図
1に示す矢印θ方向に回転制御可能に構成される。な
お、集光点数制御手段としては、1/2波長板30を用
いる代わりに、レーザビームLの偏光方向を電気的に制
御できる電気光学効果素子を用いることもできる。
【0016】偏光光学素子32は、光学軸が互いに直交
する2つの一軸性結晶44、46を張り合わせ、レーザ
ビームLを記録フイルムFの副走査方向(矢印Y方向)
に対して常光Loおよび異常光Leに分離するもの(Ro
chonプリズム)で、例えば、図3に示すように、レーザ
ビームLの入射側に配置される一軸性結晶44の光学軸
がレーザビームLの光軸に平行に設定され、レーザビー
ムLの出射側に配置される一軸性結晶46の光学軸がレ
ーザビームLの光軸および副走査方向(矢印Y方向)と
直交する方向に設定される。この場合、常光Loは、偏
光光学素子32を直進し、異常光Leは、偏光光学素子
32によって副走査方向(矢印Y方向)に屈折される。
なお、偏光光学素子32としては、一軸性結晶44の光
学軸がレーザビームLの光軸に直交するとともに副走査
方向(矢印Y方向)に平行に設定され、一軸性結晶46
の光学軸がレーザビームLの光軸および副走査方向(矢
印Y方向)と直交する方向に設定されるもの(Wollasto
n プリズム)であってもよい。
【0017】また、偏光光学素子32は、レーザビーム
Lを必ずしも常光Loと異常光Leとに分離させる必要
はなく、偏光方向の異なる2つの光に分離するものであ
ればよい。
【0018】ここで、上記のように構成されるレーザ記
録装置10の制御系は、図4に示すように、画像データ
に従って半導体レーザLDを駆動するLD駆動回路41
と、1/2波長板30を回動する波長板回動モータ43
と、露光ヘッド12を副走査方向(矢印Y方向)に移動
させる副走査モータ45と、前記波長板回動モータ43
および前記副走査モータ45を駆動するモータ駆動回路
47と、前記LD駆動回路41および前記モータ駆動回
路47を制御する制御回路49とを備える。この場合、
制御回路49には、記録フイルムFに記録する画像に係
る画像データおよび解像度データが供給される。
【0019】本実施形態のレーザ記録装置10は、基本
的には以上のように構成されるものであり、次に、その
作用効果につき、図5に示すフローチャートに従って説
明する。
【0020】先ず、作業者は、当該レーザ記録装置10
に対して記録する画像の解像度Sを入力する(ステップ
S1)。この解像度Sに係る解像度データおよび画像デ
ータは、制御回路49に供給され、制御回路49は、こ
れらのデータに従って調整された信号をLD駆動回路4
1およびモータ駆動回路47に供給する。この場合、本
実施形態のレーザ記録装置10では、K0(dpi)と
2・K0(dpi)の2種類の解像度Sで画像を記録で
きるものとして以下説明する。
【0021】入力された解像度Sが2・K0(dpi)
である場合(ステップS2)、モータ駆動回路47は、
波長板回動モータ43を駆動し、偏光光学素子32から
射出されるレーザビームLが常光Loのみとなるよう
に、1/2波長板30を回動させる(ステップS3)。
また、モータ駆動回路47は、副走査モータ45による
露光ヘッド12の副走査方向(矢印Y方向)に対する送
り間隔を1/(2・K0)に設定する(ステップS
4)。
【0022】すなわち、1/2波長板30の光学軸の方
向に対するレーザビームLの偏光方向をθとすると、1
/2波長板30を透過したレーザビームLの偏光方向
は、−θとなる。従って、1/2波長板30を光軸の回
りに回動制御することにより、任意の偏光方向からなる
レーザビームLを偏光光学素子32に導くことができ
る。一方、偏光光学素子32は、入射するレーザビーム
Lの偏光方向が一軸性結晶46の光学軸方向に一致して
いる場合、常光Loのみを射出する。従って、偏光方向
が一軸性結晶46の光学軸方向となるように1/2波長
板30を回動させることにより、常光Loのみを得るこ
とができる。
【0023】なお、1/2波長板30の代わりに2枚の
1/4波長板を用い、略直線偏光からなるレーザビーム
Lを前段の1/4波長板によって円偏光に変換した後、
後段に配置され光軸を中心として回動制御される1/4
波長板によって任意の偏光方向からなる直線偏光に変換
して偏光光学素子32に導くように構成することもでき
る。また、集光光学系16に供給されるレーザビームL
が略円偏光またはランダム偏光であれば、1枚の1/4
波長板を回動制御することで任意の偏光方向からなる直
線偏光を得ることができる。
【0024】前記のように調整が行われた後、LD駆動
回路41は、画像情報に応じて半導体レーザLDを制御
する(ステップS5)。半導体レーザLDより出力され
たレーザビームLは、コリメータレンズ28によって平
行光束とされた後、1/2波長板30に入射する。1/
2波長板30に入射した略直線偏光であるレーザビーム
Lは、その偏光方向が偏光光学素子32を構成する一軸
性結晶46の光学軸方向に変換された後、偏光光学素子
32に供給される。
【0025】偏光光学素子32に供給されたレーザビー
ムLは、常光Loのみが光軸に沿って透過する。次い
で、この常光Loは、シリンドリカルレンズ34、38
によって副走査方向(矢印Y方向)のみが整形される一
方、シリンドリカルレンズ36、40によって主走査方
向(矢印X方向)のみが整形され、集光レンズ42を介
してドラム14上の記録フイルムFに集光される。
【0026】この場合、記録フイルムF上には、図6に
示す常光Loによる強度分布Pからなるビームスポット
51(図8)が形成される。このビームスポット51
は、図8に示すように、露光ヘッド12が副走査方向
(矢印Y方向)に1/(2・K0)のピッチで送られる
とともに、ドラム14が主走査方向(矢印X方向)に回
転されることにより、解像度S=2・K0(dpi)か
らなる2次元画像が記録フイルムF上に形成される(ス
テップS6)。
【0027】次に、解像度Sが2・K0(dpi)から
K0(dpi)に変更された場合(ステップS2)につ
いて説明する。この場合、モータ駆動回路47は、波長
板回動モータ43を駆動し、偏光光学素子32から射出
されるレーザビームLが常光Loおよび異常光Leから
なり、且つ、各強度が同じとなるように、1/2波長板
30を回動させる(ステップS7)。また、モータ駆動
回路47は、副走査モータ45による露光ヘッド12の
副走査方向(矢印Y方向)に対する送り間隔を1/K0
に設定する(ステップS8)。
【0028】すなわち、1/2波長板30を光軸を中心
として回動制御し、レーザビームLの偏光方向が一軸性
結晶46の光学軸方向に対して略45゜となるように調
整する。この場合、偏光光学素子32に入射したレーザ
ビームLは、一軸性結晶44においては、レーザビーム
Lが光学軸に沿って進行するため、常光Loと異常光L
eとに分離されないが、一軸性結晶46においては、レ
ーザビームLの進行方向と光学軸とが直交し、且つ、光
学軸の方向が副走査方向(矢印Y方向)と直交する方向
に設定されているため、常光Loは直進するが、異常光
Leは副走査方向(矢印Y方向)に所定角度屈折されて
出射することになる。しかも、レーザビームLの偏光方
向が一軸性結晶46の光学軸方向に対して略45゜に設
定されているため、同じ強度に調整された常光Loおよ
び異常光Leが得られる。なお、異常光Leの屈折角度
φは、偏光光学素子32の光軸方向に対する厚みや材質
によって任意に調整することができる。
【0029】前記のように調整が行われた後、LD駆動
回路41は、画像情報に応じて半導体レーザLDを制御
する(ステップS5)。半導体レーザLDより出力され
たレーザビームLは、1/2波長板30によって偏光方
向が調整された後、偏光光学素子32によって常光Lo
および異常光Leに分割される。次いで、偏光光学素子
32を透過した常光Loおよび異常光Leは、シリンド
リカルレンズ34、38によって副走査方向(矢印Y方
向)のみが整形される一方、シリンドリカルレンズ3
6、40によって主走査方向(矢印X方向)のみが整形
され、集光レンズ42を介してドラム14上の記録フイ
ルムFに集光される。
【0030】この場合、記録フイルムF上には、図7に
示すように、常光Loによる強度分布Poと、異常光L
eによる強度分布Peとが副走査方向(矢印Y方向)に
合成され、副走査方向(矢印Y方向)に広がりを有する
強度分布Poeからなるビームスポット53(図9)が
形成される。なお、強度分布Poeは、レーザビームL
が偏光光学素子32によって常光Loおよび異常光Le
に等分されているため、常光Loのみの場合よりも強度
が低下する。従って、LD駆動回路41は、その分を考
慮して半導体レーザLDの出力を調整する。
【0031】強度分布Poeからなるビームスポット5
3は、図9に示すように、露光ヘッド12が副走査方向
(矢印Y方向)に1/K0のピッチで送られるととも
に、ドラム14が主走査方向(矢印X方向)に回転され
ることにより、解像度S=K0(dpi)からなる2次
元画像が記録フイルムF上に形成される(ステップS
6)。
【0032】このように、記録画像の解像度Sを2・K
0(dpi)からK0(dpi)に変更した場合、1/
2波長板30の回動角度を調整するだけでビームスポッ
ト51(図8)をビームスポット53(図9)に容易に
拡大することができ、しかも、副走査速度が高速化され
るので、高速で画像記録を行うことが可能となる。
【0033】同様にして、解像度SをK0(dpi)か
ら2・K0(dpi)に変更することができる。
【0034】図10は、他の実施形態のレーザ記録装置
50を示す。なお、図1および図2に示すレーザ記録装
置10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、
その詳細な説明を省略する。
【0035】レーザ記録装置50を構成する集光光学系
52は、図1および図2に示す集光光学系16を構成す
る偏光光学素子32の代わりに、シリンドリカルレンズ
36および38間のレーザビームLの発散する部位に一
軸性結晶からなる偏光光学素子54を配設して構成され
る。この場合、偏光光学素子54の光学軸の方向は、レ
ーザビームLの光軸方向と副走査方向(矢印Y方向)と
の間となるように設定される。なお、偏光光学素子54
は、集光レンズ42と記録フイルムFとの間のレーザビ
ームLが集光する部位に配設してもよい。
【0036】解像度SをK0(dpi)に設定した場合
において、1/2波長板30により偏光方向が調整さ
れ、シリンドリカルレンズ34により副走査方向(矢印
Y方向)に発散状態とされたレーザビームLは、図11
に示すように、偏光光学素子54により常光Loおよび
異常光Leに分離される。この場合、常光Loに対する
偏光光学素子54の屈折率は、光学軸の方向によらず一
定であるため、レーザビームLの光軸上の仮想発光点f
oから射出されてシリンドリカルレンズ38に導かれ
る。一方、異常光Leに対する偏光光学素子54の屈折
率は、レーザビームLの入射方向と光学軸の方向とによ
って異なり、前記光学軸がレーザビームLの光軸方向と
副走査方向(矢印Y方向)との間に設定されているた
め、レーザビームLの光軸から副走査方向(矢印Y方
向)に所定量変位した仮想発光点feより射出されてシ
リンドリカルレンズ38に導かれる。
【0037】この結果、常光Loおよび異常光Leは、
シリンドリカルレンズ38、40および集光レンズ42
を介して記録フイルムF上の副走査方向(矢印Y方向)
に所定量ずれた位置に夫々集光されることにより、図7
に示す強度分布Poeが得られる。このようにして拡大
されたビームスポットを用いることにより、解像度S=
K0(dpi)の画像を形成することができる。
【0038】一方、解像度S=2・K0(dpi)の画
像を形成する場合には、レーザビームLの偏光方向を1
/2波長板30によって副走査方向(矢印Y方向)と直
交する方向に設定し、図6に示す強度分布Pを得るよう
に制御すればよい。
【0039】図12は、他の実施形態のレーザ記録装置
60を示す。なお、図1および図2に示すレーザ記録装
置10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、
その詳細な説明を省略する。
【0040】レーザ記録装置60を構成する集光光学系
62は、図1および図2に示す集光光学系16を構成す
る1/2波長板30および偏光光学素子32の代わり
に、シリンドリカルレンズ40と集光レンズ42との間
にプリズム64を配設して構成される。この場合、プリ
ズム64は、図13に示すように、レーザビームLの光
軸に対して副走査方向(矢印Y方向)に対称に傾斜する
出射面66a、66bを有する。
【0041】プリズム64に入射したレーザビームL
は、出射面66a、66bにおいて屈折され、副走査方
向(矢印Y方向)にずれた2組のレーザビームL1およ
びL2として記録フイルムFに導かれ、同様にして、図
7に示す強度分布Poeを得ることができる。なお、プ
リズム64の入射面側を傾斜面として構成することもで
きる。また、出射面66a、66bまたは入射面の傾斜
方向は、光軸に対して対称であればよく、例えば、プリ
ズム64を凹レンズ状に構成してもよい。このようにし
てレーザビームLを2分割することにより、解像度S=
K0(dpi)からなる画像を形成することができる。
【0042】一方、解像度S=2・K0(dpi)から
なる画像を形成する場合には、図6に示す強度分布Pが
得られるように、変位手段を用いてプリズム64をレー
ザビームLの光路外に退出させればよい。
【0043】なお、図14は、図13に示すプリズム6
4の入射面の中、レーザビームL1を生成する側に1/
2波長板68を配設したものである。この場合、1/2
波長板68の光学軸の方向を略直線偏光であるレーザビ
ームLの偏光方向に対して45゜に設定することによ
り、レーザビームL1の偏光方向をレーザビームL2の
偏光方向に対して90゜とすることができる。これによ
り、強度分布Poeを得る際、レーザビームL1および
L2が記録フイルムF上で干渉することがなく、副走査
方向(矢印Y方向)に対して矩形状となる強度分布を得
ることができる。
【0044】上述した実施形態においては、1つの半導
体レーザLDを用いて画像を記録する場合について説明
したが、複数の半導体レーザLDを用いて同時に複数画
素を記録する、いわゆる、マルチビーム記録方式のレー
ザ記録装置においても、解像度の変更に対応することが
できる。
【0045】図15は、マルチビーム記録方式のレーザ
記録装置80を示す。なお、図1に示すレーザ記録装置
10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
【0046】レーザ記録装置80は、レーザ記録装置1
0と同様に、ドラム14に装着された記録フイルムFに
対して、露光ヘッド82から出力されたレーザビームを
照射することにより、面積変調画像を記録する。この場
合、露光ヘッド82は、それぞれが複数に分割されたレ
ーザビームを出力する複数の露光ユニット84a〜84
gにより構成される。各露光ユニット84a〜84g
は、レーザ記録装置10の露光ヘッド12と同様に構成
される。このように構成されるレーザ記録装置80で
は、各露光ユニット84a〜84gから導出されたレー
ザビームが記録フイルムFに照射され、同時に複数本の
主走査線からなる画像が形成される。
【0047】ここで、図16および図17に基づき、レ
ーザ記録装置80による解像度の変更方法について説明
する。
【0048】図16は、間隔が2εに設定された7つの
ビームスポット70a〜70gを同時に形成することの
できる露光ヘッド82を用いて、解像度S=2・K0
(dpi)の画像を記録する場合の説明図である。この
場合、各回の走査において露光ヘッド82を副走査方向
(矢印Y方向)に半分ずつ重畳させ、且つ、前回の主走
査線の間を次回の主走査線で走査するように制御するも
のとする。
【0049】次に、解像度SをK0(dpi)に変更し
た場合、偏光光学素子32等の複数集光点生成手段を用
いてビームスポット70a〜70gの集光点を副走査方
向(矢印Y方向)に対して距離εだけずらすことで夫々
2つの集光点からなるビームスポット72a〜72gを
形成するとともに、露光ヘッド82を副走査方向(矢印
Y方向)に重畳させることなく移動させるように制御す
る。このようにして、ビーム径を解像度Sに応じて拡大
し、且つ、解像度S=2・K0(dpi)の場合の1/
2の走査回数で画像記録を行うことができる。
【0050】また、上述した実施形態においては、解像
度Sを1/2とする際には、レーザビームLを常光Lo
と異常光Leとに2分割するようにしているが、解像度
Sの変更範囲は、これに限られるものではない。例え
ば、2組の偏光光学素子54を用いてレーザビームLを
4分割すれば、容易に解像度Sを1/4とすることがで
きる。また、レーザビームLの複数の集光点の副走査方
向(矢印Y方向)に対する集光位置を調整することによ
り、任意の解像度Sに対応させることも可能である。な
お、露光光学系は、上記で説明した光学系に限られるも
のではない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る露光
記録装置によれば、解像度に応じて、複数集光点生成手
段および集光点数制御手段を用いて集光点数を制御し、
且つ、副走査の記録間隔を制御することにより、簡易な
構成で記録媒体に記録される画像の解像度を容易に変更
し、且つ、効率的に画像を記録することができる。
【0052】また、光源を副走査方向に複数配列し、各
光源から出力される複数に分割された光により同時に画
像を記録することにより、記録画像の解像度を容易に変
更できるだけでなく、画像を高速に記録することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のレーザ記録装置の斜視構成図であ
る。
【図2】図1に示すレーザ記録装置の平面構成図であ
る。
【図3】図2に示す偏光光学素子の作用説明図である。
【図4】図1に示すレーザ記録装置の制御系の構成ブロ
ック図である。
【図5】解像度に対応して画像記録を行う場合の処理フ
ローチャートである。
【図6】集光点が1つの場合における強度分布の説明図
である。
【図7】集光点が2つの場合における強度分布の説明図
である。
【図8】集光点が1つの場合における記録媒体上のビー
ムスポットの説明図である。
【図9】集光点が2つの場合における記録媒体上のビー
ムスポットの説明図である。
【図10】他の実施形態に係るレーザ記録装置の平面構
成図である。
【図11】図10に示す一軸性結晶の作用説明図であ
る。
【図12】他の実施形態に係るレーザ記録装置の平面構
成図である。
【図13】図12に示すプリズムの作用説明図である。
【図14】図12に示すプリズムに1/2波長板を設け
た構成の説明図である。
【図15】マルチビーム方式によるレーザ記録装置の斜
視構成図である。
【図16】他の実施形態に係るマルチビーム記録方式を
用いたレーザ記録装置による記録媒体上でのビームスポ
ットの説明図である。
【図17】図16に示すビームスポットに対して、解像
度を1/2とした場合の記録媒体上でのビームスポット
の説明図である。
【符号の説明】
10、50、60、80…レーザ記録装置 12、82…露光ヘッド 14…ドラム 16、52、62…集光光学系 30、68…1/
2波長板 32、54…偏光光学素子 41…LD駆動回
路 43…波長板回動モータ 45…副走査モー
タ 47…モータ駆動回路 49…制御回路 64…プリズム F…記録フイルム LD…半導体レーザ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光により記録媒体を走査し画像
    を記録する露光記録装置において、 前記光源から出力された光を集光して記録媒体に導く集
    光光学系と、 前記光を複数に分割し、前記集光光学系による前記記録
    媒体上での集光点を、 前記記録媒体の副走査方向に対して複数生成する複数集
    光点生成手段と、 前記記録媒体に記録する画像の解像度に応じて、前記複
    数集光点生成手段により生成される集光点数を制御する
    集光点数制御手段と、 前記解像度に応じて前記副走査方向の記録間隔を制御す
    る副走査制御手段と、 を備えることを特徴とする露光記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記複数集光点生成手段は、前記光を偏光方向の異なる
    2つの光に分離する偏光光学素子であることを特徴とす
    る露光記録装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の装置において、前記偏光光
    学素子は、前記光を常光と異常光とに分離することを特
    徴とする露光記録装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の装置において、 前記偏光
    光学素子は、前記光が略平行光束となる部位に配設さ
    れ、偏光方向の異なる前記2つの光を異なる角度で射出
    することを特徴とする露光記録装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の装置において、前記偏光光
    学素子は、前記光が発散する部位または集光する部位に
    配設され、偏光方向の異なる前記2つの光を前記副走査
    方向に対する異なる位置から射出することを特徴とする
    露光記録装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の装置において、前記集光点
    数制御手段は、前記光源と前記偏光光学素子との間に配
    設され、偏光した前記光の光軸を中心として回動制御可
    能な1/2波長板または1/4波長板からなり、前記解
    像度に応じて前記偏光光学素子に入射する前記光の偏光
    方向を制御して前記集光点数を制御することを特徴とす
    る露光記録装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載の装置において、前記集光点
    数制御手段は、前記光源と前記偏光光学素子との間に配
    設され、前記光の偏光方向を前記解像度に応じて制御可
    能な電気光学効果素子からなり、前記偏光光学素子に入
    射する前記光の偏光方向を制御して前記集光点数を制御
    することを特徴とする露光記録装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載の装置において、前記集光点
    数制御手段は、前記光源と前記偏光光学素子との間に配
    設され、略円偏光またはランダム偏光の前記光の光軸を
    中心として回動制御可能な偏光板からなり、前記解像度
    に応じて前記偏光光学素子に入射する前記光の偏光方向
    を制御して前記集光点数を制御することを特徴とする露
    光記録装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の装置において、前記複数集
    光点生成手段は、前記光の光軸上に頂点が設定され、前
    記光軸を中心として前記光を前記副走査方向に分割する
    プリズムであることを特徴とする露光記録装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の装置において、前記プリ
    ズムには、前記光軸を中心として対称となる副走査方向
    の一方の面に1/2波長板が配設されることを特徴とす
    る露光記録装置。
  11. 【請求項11】請求項1または9記載の装置において、
    前記集光点数制御手段は、前記複数集光点生成手段を前
    記光の光路内および光路外の2位置に変位制御する変位
    制御手段からなることを特徴とする露光記録装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の装置において、 前記光源は、前記副走査方向に複数配列されることを特
    徴とする露光記録装置。
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