JPH10252964A - 埋設管の耐震・伸縮型接続装置 - Google Patents

埋設管の耐震・伸縮型接続装置

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Publication number
JPH10252964A
JPH10252964A JP7045797A JP7045797A JPH10252964A JP H10252964 A JPH10252964 A JP H10252964A JP 7045797 A JP7045797 A JP 7045797A JP 7045797 A JP7045797 A JP 7045797A JP H10252964 A JPH10252964 A JP H10252964A
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JP
Japan
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rubber
pipe
flexible tubular
flat
tubular joint
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Pending
Application number
JP7045797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Muranishi
泰行 村西
Koshiro Motai
浩司郎 茂田井
Hiroaki Tomimoto
裕昭 富本
Masakazu Kido
雅和 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASABA SEISAKUSHO KK
Mitsui Chemicals Inc
Asaba Manufacturing Co Ltd
Misawa Hobas Co Ltd
Original Assignee
ASABA SEISAKUSHO KK
Mitsui Chemicals Inc
Asaba Manufacturing Co Ltd
Misawa Hobas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地下埋設管の接続部が地震等により振動変位を
受けた場合に撓み伸縮可能に構成して接続部の漏水、損
壊を防ぐ。 【解決手段】埋設管A、Bの管端部1A、1Bに複数個
のゴムリング2を嵌め、両管端の対向端面間の間隙を環
状充填体3で充填し、ゴムリング2の外周面上にゴムチ
ューブ4を被せ、前記ゴムチューブ4と環状充填体3の
外周をFRP製の半割り可撓筒形継手5で囲み、この半
割り可撓筒形継手5の平板状フランジ部7とその内側の
ゴムチューブ4の間に細長当て板10を介在させ、その
相対向する両平板状フランジ部7の間に薄平板状ゴムパ
ッキン11を挟み、両平板状フランジ部7をボルト9で
締め付けて、埋設管の耐震・伸縮型接続装置を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管その他の地
下埋設管の続装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の下水管等の地下
埋設管の管端の接続は、硬質材の短筒状の管継手を接続
される両管端の周囲に嵌着して接続しているが、管端の
伸縮変位に対しては管継手の僅かな伸縮代で対応してい
るために、大地震等により埋設管が大なる振動変位を受
けた場合は対応しきれず、接続部が損なわれるという問
題点があった。
【0003】本発明は、前記の課題を解決し、下水管や
その他の地下に埋設されている管の接続部が大地震等に
より大なる振動変位を受けても、管端接続部が損なわれ
ることなく管端の伸縮変位に対応することができる埋設
管の耐震・伸縮型接続装置を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の埋設管の耐震・伸縮型接続装置は、 (1)埋設管A、Bの接続すべき両管端部1A、1Bの
外周面上に間隔を空けて複数個のゴムリング2を嵌挿
し、両管端部1A、1Bの相対向する端面間に該端面間
の間隙を充填する環状充填体3を設置し、前記ゴムリン
グ2と環状充填体3の外周をFRP製の半割り可撓筒形
継手5で囲み、前記半割り可撓筒形継手5の側縁の両平
板状フランジ部7をボルト9で締め付けて前記両管端部
1A、1Bを接続したたことを特徴とするものである。
【0005】(2)前記(1)の接続装置において、半
割り可撓筒形継手5の内側の複数個のゴムリング2と環
状充填体3の外周面上にゴムチューブ4を被せ、前記半
割り可撓筒形継手5の両平板状フランジ部7とその内側
の前記ゴムチューブ4との間に細長当て板10を介在さ
せたことを特徴とするものである。
【0006】(3)また、前記(1)または(2)の接
続装置において、各半割り可撓筒形継手5の両側縁の上
下に相対向する上側の平板状フランジ部7(a)と下側
の平板状フランジ部7(b)の間に薄平板状ゴムパッキ
ン11を挟んだことを特徴とするものである。
【0007】前記(1)のように構成したことにより、
地下埋設管A、Bの両管端部1A、1Bは、FRP製の
半割り可撓筒形継手5で外周を囲まれて接続されるの
で、大地震等により両管端部1A、1Bが大なる振動変
位を受けても、FRP製の可撓筒形継手5に可撓性があ
り継手5が振動に応じて撓むので、管端相互間の振動、
伸縮変位に対応することができ、したがって管端接続部
に損壊が生じない。
【0008】また、埋設管A、Bの両管端部1A、1B
の外周面上に間隔を空けて複数個のゴムリング2を嵌挿
したので、両管端部1A、1Bの管端面の対向間隙から
管内の水が管端外周側に漏出しても、管端側の最寄りの
第1段のゴムリング2−3、2−6により水の漏出が阻
止される。かりに地震等によりこの第1段のゴムリング
が歪んでリング内周面と管外周面の密着が弛み隙間が生
じて第1段ゴムリングの背後の空間に水が漏出するよう
なことがあっても、第1段のゴムリングから間隔を空け
て離隔した第2段のゴムリング2−2、2−5が管外周
面に密着しており、この離隔した第2段のゴムリングに
は前記第1段のゴムリングの歪みは波及しないから、前
記の第1段ゴムリングの背後に漏出した水は、この第2
段のゴムリングによりその背後への漏出が阻止される。
同様にして地震等により第2段のゴムリングが歪んでそ
の背後にさらに水が漏出するようなことがあっても、そ
れから離隔した第3段のゴムリング2−1、2−4には
第2段のゴムリングの歪みは及ばないから、この第3段
ゴムリングによりその背後への漏水が阻止される。この
ようにして地震等により管端接続部が振動を受けても、
離隔して配置された複数段のゴムリング2により管内の
水の漏出が確実に阻止される。
【0009】また、両管端部1A、1Bの端面間の間隔
を大にして接続することにより、地震等により両管端部
1A、1Bの端面間隔が大きく伸縮変化してもその大な
る伸縮変化に対応させることができる。この場合両管端
部1A、1Bの対向端面間に大間隔の間隙が形成されて
も、その両管端面間の間隙を、環状充填体3が、ゴムチ
ューブ4の内面まで大なる間隙空間が形成されないよう
に充填しているので、両管端面間の間隙に埋設管内を流
れる下水のゴミ等が詰まることがない。
【0010】また、前記(2)のように構成したことに
より、ゴムチューブ4と半割り可撓筒形継手5の両平板
状フランジ部7との間に細長当て板10が介在するの
で、ゴムチューブ内面が埋設管内の水圧を受けて相対す
る平板状フランジ部7(a)、7(b)間の間隙にゴム
チューブが膨出しようとしても、細長当て板10が膨出
を阻止する。両管端部1A、1Bの外周面上の複数個の
ゴムリング2の外周面にゴムチューブ4が密着している
ので、管内の水の各ゴムリング2の外周面側へ漏出が阻
止され、さらにゴムチューブ4の外周面はFRP製の半
割り可撓筒形継手5が密接して押さえているので、漏水
防止がさらに確実になる。
【0011】また、前記(3)のように構成したことに
より、両半割り可撓筒形継手5の両側縁の相対向する両
平板状フランジ部7(a)、7(b)間の間隙を薄平板
状ゴムパッキン11により閉塞するので、両平板状フラ
ンジ部の間からの水の漏出が防止される。さらに、両平
板状フランジ部間に挟み込まれた薄平板状ゴムパッキン
11は、両平板状フランジ部をボルト9で締め付ける際
に、この薄平板状ゴムパッキン11が相対向する両フラ
ンジ部間の挟み付けの支点となるので、両フランジ部の
締め付け固定が確実となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1は本発明の1実施形態を管接続部の
長手方向の断面で示し、図2は管接続部の横断面を示
し、図3はその正面図であり下側の半割り可撓筒形継手
5を一部破断して内側を示した状態にして示した図であ
る。但し図1は図2の6個のゴムリング2の両側にさら
にゴムリング2、2を設けた例が図示してある。図1〜
図3において、A、Bは地下に埋設される下水管やその
他の埋設管、1A、1Bは両管A、Bの各管端部であ
り、この埋設管の両管端部1A、1Bを接続する本発明
の耐震・伸縮型接続装置は、両管端部1A、1Bの外周
に嵌挿するゴムリング2と、対向する両管端部1A、1
Bの端面間の間隙を充填するように両端面間に挟む環状
充填体3と、それらの外周上に被せるゴムチューブ4
と、このゴムチューブ4の外周に上下から被せてボルト
9で側縁の平板状フランジ部7を締め付ける1対の半割
り可撓筒形継手5と、この平板状フランジ部7とその内
側の前記ゴムチューブ4との間に介在させる細長当て板
10と、前記の上下に相対向する平板状フランジ部7間
に挟む込む薄平板状ゴムパッキン11とにより構成す
る。
【0013】前記の半割り可撓筒形継手5は、ガラス繊
維補強プラスチック(以下FRPという)たとえばガラ
ス繊維補強ポリプロピレン等からなり、筒状に湾曲せず
平板状に延ばした状態を図示した図4の平面図、図5の
端面図、図6の側面図に示したように、FRPからなる
長方形の可撓薄板部6の長手方向両側縁部に、FRPか
らなる細長薄板を多数枚重ね一体に積層して厚肉の硬い
平板状フランジ部6を形成し、この平板状フランジ部6
に複数のボルト挿通孔7を設け、この可撓薄板部6を図
2に示したように筒状に湾曲させて半割り可撓筒形継手
5を形成する。この半割り可撓筒形継手5は、前記のゴ
ムチューブ4の外周に上下から被せて両管端部1A、1
Bの接続部を上下から挟みつけるために、図2に示した
ように上下1対の上側aの半割り可撓筒形継手5(a)
と下側bの半割り可撓筒形継手5(b)を用いる。図1
のLはこの半割り可撓筒形継手5の長さである。
【0014】前記のFRP製の半割り可撓筒形継手5
は、接続された地下埋設管A、Bの両管端部1A、1B
が大地震等の大なる振動変位を受けた時に、FRP製の
可撓筒形継手5が振動に応じて撓むことにより管端相互
間の振動、伸縮変位に対応するものである。
【0015】前記の地下埋設管A、Bの両管端部1A、
1Bの外周に嵌挿するゴムリング2は、図7に示したよ
うに、合成ゴム製のリング形のゴムパッキンであり、そ
の内径r1 を前記管端部1A、1Bの外周面上にゴム弾
力で密着する径に形成する。r2 はその外径である。こ
のゴムリング2は、図1に示したように前記両管端部1
A、1Bの外周面上に間隔を空けて嵌挿するため複数個
のゴムリング2−1、2−2、2−3、2−4、2−
5、2−6・・・・を用いる。図3は、図1に図示した
ゴムリング2−1、2−4の両側のゴムリングを省略し
て6個のゴムリングを図示している。
【0016】前記のゴムリング2は、管端側の最寄りの
第1段のゴムリング2−3、2−6が、両管端部1A、
1Bの管端面の対向間隙から管内の水が管端外周側に漏
出する水を阻止する。万一、地震等により第1段のゴム
リング2−3、2−6が歪んでリング内周面と管外周面
の密着が弛み隙間が生じて第1段背後のと第2段との間
の空間に水が漏出しても、第1段のゴムリングから間隔
を空け離隔した第2段のゴムリング2−2、2−5が管
外周面に密着しており、この離隔している第2段のゴム
リングには前記の第1段のゴムリングの歪みが波及しな
いから、第1段のゴムリングの背後に漏出した水は、第
2段のゴムリングにおいて、その背後にさらに漏出しな
いように阻止される。同様に万一第2段のゴムリングが
歪んで第2段の背後にさらに水が漏出するようなことが
あっても、それから離隔した第3段のゴムリング2−
1、2−4には第2段ゴムリングの歪みは及ばないか
ら、この第3段によりこのゴムリングを越えてさらにそ
の背後に漏水しないように阻止される。このようにして
地震等により管端接続部が振動を受けても、離隔して配
置された複数段のゴムリング2により管内の水の漏出が
確実に阻止される。
【0017】前記の相対向する両管端部1A、1Bの端
面間の間隙を充填するように両端面の間に挟んで置く環
状充填体3は、図8に示したように、発泡プラスチック
等で環状に形成したものであり、その内径r3 を前記管
端部1A、1Bの管内径とほぼ同径に形成し、環状充填
体3の外径r4 は、前記の管端部1A、1Bの外周面上
に嵌挿したゴムリング2の外径r2 とほぼ同径に形成
し、環状体の巾dを接続される両管端部1A、1Bの端
面間の間隔とほぼ同じに形成する。
【0018】前記の両管端部1A、1Bの相対向する端
面間の間隙を充填する環状充填体3は、両管端面からゴ
ムチューブ4の内面までの間隙に空間が形成されないよ
うに充填するので、その間隙に埋設管内の下水のゴミ等
が詰まるのを防止する。
【0019】前記のゴムリング2と環状充填体3の外周
上に被せるゴムチューブ4は、合成ゴム等で筒状に形成
し、図9に示したように、内径は前記管端部1A、1B
の外周面上に嵌挿したゴムリング2の外周面上にゴム弾
力で密着する径に形成し、長さL1 は、前記の管端部1
A、1Bの外周面上に間隔を空けて嵌挿した複数のゴム
リング2の両側のゴムリング2−1〜2−6にわたって
覆う長さに形成する。このゴムチューブ4の長さL1 は
前記の半割り可撓筒形継手5の長さLとほぼ同じであ
る。
【0020】前記の半割り可撓筒形継手5の側縁の平板
状フランジ部7とその内側のゴムチューブ4との間に介
在させる細長当て板10は、図10に示したように、前
記ゴムチューブ4の外周面に当接するように撓んでわず
かに湾曲する可撓性を有するプラスチック製等の薄板か
らなり、その長さL2 は、前記ゴムチューブ4の長さL
1 とほぼ同じ長さに形成する。この長さL2 は前記半割
り可撓筒形継手5の長さLすなわち側縁の平板状フラン
ジ部7の長さLとほぼ同じ長さである。この細長当て板
10の巾Wは、前記の両管端部1A、1Bの接続部を挟
む1対の半割り可撓筒形継手5(a)、5(b)の側縁
において上下に相対向する平板状フランジ部7(a)、
7(b)の間隔よりも大に形成する。
【0021】前記の1対の半半割り可撓筒形継手5の側
縁の平板状フランジ部7とその内側のゴムチューブ4と
の間に介在する細長当て板10は、ゴムチューブ4が、
埋設管内の水圧を受けて相対向する平板状フランジ部7
(a)、7(b)間の間隙内に局部的に膨出するのを阻
止する。また、複数のゴムリング2の外周面上に密着し
たゴムチューブ4は、その外周面をFRP製の半割り可
撓筒形継手5が密接して押さえているので、漏水防止が
確実になる。
【0022】前記の薄平板状ゴムパッキン11は、図2
に示したように両管端部1A、1Bの接続部を上下から
挟む1対の半割り可撓筒形継手5(a)、5(b)の両
側の側縁で上下に相対向する平板状フランジ部7
(a)、7(b)間に挟む込むもので、図11に示した
ように、合成ゴム等からなる薄肉、細長のゴム板であ
り、その長さL3 は前記平板状フランジ部7の長さLと
ほぼ同じ長さに形成する。なおこの薄平板状ゴムパッキ
ン11の片側に図11に破線で図示したようにボルト挿
通孔12を設けてもよい。このボルト挿通孔12は、図
2に示したように相対向する上側の平板状フランジ部7
(a)と下側の平板状フランジ部7(b)の間に薄平板
状ゴムパッキン11を挟み込んでボルト9で締め付ける
際にボルト9を挿通する孔である。
【0023】前記の上下に相対向する平板状フランジ部
7(a)、7(b)間に挟み込んだ薄平板状ゴムパッキ
ン11は、フランジ部をボルト9で締め付ける際に、こ
の薄平板状ゴムパッキン11が相対向する両フランジ部
間の挟み付けの支点となり、両フランジ部7(a)、7
(b)の締め付け固定が確実となる。さらに、上下両フ
ランジ部間が薄平板状ゴムパッキン11により塞がれ、
かつ、上下の半割り可撓筒形継手5の内周面がゴムチュ
ーブ4に密着しているので、埋設管内の水の接続部外へ
の漏出が防止される。
【0024】前記のように構成したゴムリング2は、図
1、図3に示すように、下水管等の地下に布設埋設され
る埋設管A、Bの接続すべき両管端部1A、1Bの外周
面上に間隔を空けて複数個のゴムリング2−1、2−
2、2−3、2−4、2−5、2−6・・・・を嵌挿し
て管端部外周面に密着させ(図1はゴムリング2−1、
2−4の両側にさらにゴムリングを嵌挿した例を図示し
てある)、環状充填体3を両管端部1A、1Bの相対向
する端面間に挟んで設置することにより、この環状充填
体3が両管端部1A、1Bの端面間の間隙を空間が形成
されないように充填し、環状充填体3の外周面と前記複
数のゴムリングの外周面とが同じ外径で整列することに
なる。これらの外周面に前記のゴムチューブ4を密着し
て被せ、図2に示すように、ゴムチューブ4の外周面
を、上下から前記の1対の半割り可撓筒形継手5
(a)、5(b)で挟み、この1対の半割り可撓筒形継
手の両側縁の平板状フランジ部7とその内側のゴムチュ
ーブ4との間に細長当て板10を介在させ、上下に相対
向する上側の平板状フランジ部7(a)と下側の平板状
フランジ部7(b)の間に薄平板状ゴムパッキン11を
挟み込んで、この上下の平板状フランジ部をボルト9で
締め付けて、本発明の耐震伸縮型接続装置を構成する。
なお、前記の半割り可撓筒形継手5は、上下1対を用い
た例を示したが、大径の埋設管の場合は管円周を3〜4
分割した半割り筒形の継手を用いてもよい。また前記の
本発明の接続装置は、下水管だけでなく、その他の地下
に埋設布設されている管たとえばケーブル管等の接続に
も適用できるものである。
【0025】
【発明の効果】前記のように本発明の埋設管の耐震・伸
縮型接続装置は、埋設管の両管端部の接続部外周をFR
P製の半割り可撓筒形継手で囲み、この半割り可撓筒形
継手の側縁の両平板状フランジ部をボルトで締め付けた
ので、大地震等により両管端部が大なる振動変位を受け
ても、FRP製の半割り可撓筒形継手が振動に応じて撓
んで管端相互間の振動、伸縮変位に対応することがで
き、管端接続部の損壊を防止することができる。
【0026】また、埋設管の両管端部の外周面上に間隔
を空けて複数のゴムリングを設置したので、地震等によ
り接続部が振動を受け複数段のうちの前段のゴムリング
が歪んで隙間が生じてその背後の空間に水が漏出するよ
うなことがあっても、間隔を空けて離隔した次段のゴム
リングにより、その背後への漏水を阻止することがで
き、安全である。
【0027】また、両管端部の管端面間の間隔を、地震
等による両管端面間隔の大なる伸縮変化に対応し得るよ
うに大なる間隔にして接続しても、この大間隔の両管端
面間の間隙は環状充填体により充填されているので、こ
の間隙に埋設管内を流れる下水のゴミ等が詰まることが
ない。
【0028】また、半割り可撓筒形継手の内側の複数個
のゴムリングの外周面上にゴムチューブを被せ、半割り
可撓筒形継手の両平板状フランジ部とその内側のゴムチ
ューブの間に細長当て板を介在させたので、ゴムチュー
ブが埋設管内の水圧を受けて相対する平板状フランジ部
間の間隙にゴムチューブが局部的に膨出しようとして
も、細長当て板によりその膨出が阻止され、さらに両管
端部の外周面上の複数個のゴムリングの外周面に密着し
ているゴムチューブにより、管内の水が各ゴムリングの
外周面側へ漏出することがない。しかもゴムチューブの
外周面はFRP製の半割り可撓筒形継手が密接して押さ
えているので漏水防止が確実になる。
【0029】また、半割り可撓筒形継手の両側縁の相対
向する平板状フランジ部の間に薄平板状ゴムパッキンを
挟んだので、両平板状フランジ部間の間隙が閉塞されて
水の漏出が防止される。さらに、両平板状フランジ部間
に挟み込まれた薄平板状ゴムパッキンは相対向する両フ
ランジ部間の挟み付けの支点となり、両フランジ部の締
め付け固定が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の管接続部の長手方向の断
面図
【図2】本発明の1実施形態の管接続部の縦断面図
【図3】本発明の1実施形態の管接続部の半割り可撓筒
形継手を1部破断した正面図
【図4】本発明の接続装置に使用する半割り可撓筒形継
手を平板状に拡げた状態の平面図
【図5】本発明の接続装置に使用する半割り可撓筒形継
手を平板状に拡げた状態の端面図
【図6】本発明の接続装置に使用する半割り可撓筒形継
手を平板状に拡げた状態の側面図
【図7】本発明の接続装置に使用するゴムリングの斜視
【図8】本発明の接続装置に使用する環状充填体の斜視
【図9】本発明の接続装置に使用するゴムチューブの斜
視図
【図10】本発明の接続装置に使用する細長当て板の斜
視図
【図11】本発明の接続装置に使用する薄平板状ゴムパ
ッキンの斜視図
【符号の説明】
A、B:埋設管 1A、1B:管端部 2、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−
6:ゴムリング 3:環状充填体 4:ゴムチューブ 5、5(a)、5(b):半割り可撓筒形継手 7、7(a)、7(b):平板状フランジ部 9:ボルト 10:細長当て板 11:薄平板状ゴムパッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂田井 浩司郎 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 富本 裕昭 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 城戸 雅和 埼玉県与野市上落合2丁目4番1号 ミサ ワホーバス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設管の接続すべき両管端部の外周面上に
    間隔をあけて複数個のゴムリングを嵌挿し、両管端部の
    相対向する端面間に該端面間の間隙を充填する環状充填
    体を設置し、前記ゴムリングと環状充填体の外周をFR
    P製の半割り可撓筒形継手で囲み、前記半割り可撓筒形
    継手の側縁の両平板状フランジ部をボルトで締め付けて
    前記両管端部を接続したことを特徴とする埋設管の耐震
    ・伸縮型接続装置。
  2. 【請求項2】半割り可撓筒形継手の内側の複数個のゴム
    リングと環状充填体の外周面上にゴムチューブを被せ、
    前記半割り可撓筒形継手の両平板状フランジ部とその内
    側の前記ゴムチューブとの間に細長当て板を介在させた
    ことを特徴とする請求項1の埋設管の耐震・伸縮型接続
    装置。
  3. 【請求項3】各半割り可撓筒形継手の両側縁の相対向す
    る平板状フランジ部の間に薄平板状ゴムパッキンを挟ん
    だことを特徴とする請求項1または2の埋設管の耐震・
    伸縮型接続装置。
JP7045797A 1997-03-07 1997-03-07 埋設管の耐震・伸縮型接続装置 Pending JPH10252964A (ja)

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JP7045797A JPH10252964A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 埋設管の耐震・伸縮型接続装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7128095B2 (en) 2003-02-17 2006-10-31 Sankei Giken Co., Ltd. Vibration damping coupling
KR100808574B1 (ko) 2006-08-25 2008-03-04 덕산콘크리트(주) 지중에 형성되는 관로의 고정수단
CN103256441A (zh) * 2013-05-23 2013-08-21 南通中正机械有限公司 新型管道柔性接头

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KR100808574B1 (ko) 2006-08-25 2008-03-04 덕산콘크리트(주) 지중에 형성되는 관로의 고정수단
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