JPH1025284A - 1,2,5−チアジアゾール誘導体の製造法 - Google Patents

1,2,5−チアジアゾール誘導体の製造法

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JPH1025284A
JPH1025284A JP8180514A JP18051496A JPH1025284A JP H1025284 A JPH1025284 A JP H1025284A JP 8180514 A JP8180514 A JP 8180514A JP 18051496 A JP18051496 A JP 18051496A JP H1025284 A JPH1025284 A JP H1025284A
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JP
Japan
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thiadiazole
group
palladium
phenyl
thiadiazole derivative
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JP8180514A
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English (en)
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Yasuaki Hanazaki
保彰 花崎
Kimio Katsuura
公男 勝浦
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Tosoh Corp
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Tosoh Corp
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】入手容易な出発原料から、良好な収率で、しか
も任意の置換基を安全かつ簡便に導入できる1,2,5
−チアジアゾール誘導体の製造法を提供する。 【解決手段】3−クロロ−4−フェニル−1,2,5−
チアジアゾール、テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)、トリブチル(4−クロロフェニ
ル)スズをトルエン中、窒素雰囲気下120℃で12時
間撹拌したのち、反応を停止させ、精製することによ
り、3−( 4−クロロフェニル)−4−フェニル−1,
2,5−チアジアゾールを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な1,2,5−
チアジアゾール誘導体の製造法に関する。本発明によっ
て得られるチアジアゾール誘導体は、有機中間体及び医
・農薬の中間体として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】従来、特定の3,4−ジアリール−1,
2,5−チアジアゾールの製造法として次のような製造
法が公知である。例えば、3,4−ジフェニル−1,
2,5−チアジアゾールの製造法としてデオキシベンゾ
インと四硫化四窒素との反応(S. Mataka e
t al.,Synthesis,524(197
9))が報告されている。また、3−ブロモ−4−置換
−1,2,5−チアジアゾールと有機スズ反応剤との反
応が報告されている(特開平5−163258号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の製造法では四硫
化四窒素が爆発性物質のため取り扱いにくく、収率も低
いという欠点を有している。後者の製造法では、技術的
に入手が比較的困難な3−ブロモ−4−置換−1,2,
5−チアジアゾールを用いるという欠点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、1,2,
5−チアジアゾール誘導体の製造法について鋭意研究を
重ねた結果、入手容易な出発原料から良好な収率で、し
かも任意の置換基を安全かつ簡便に導入する製造法を見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】また、従来、パラジウム化合物触媒の存在
下、アリールトリブチルスズと芳香族ハロゲン化物との
反応において、芳香族ハロゲン化物としてブロモベンゼ
ンを用いた場合は反応が進行し、対応するアリールベン
ゼンが生成するが、クロロベンゼンを用いた場合は反応
が進行しないことが知られていた。しかし本発明者等
は、同様の反応において、芳香族ハロゲン化物として、
ブロモチアジアゾールを用いた場合に反応が進行するの
はもちろん、クロロチアジアゾールを用いた場合でも反
応が進行し、いずれもアリールチアジアゾールが生成す
ることを見いだし、本願を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は一般式[I]
【0007】
【化3】
【0008】[式中、R1は水素原子、(フッ素原子、
もしくは炭素数1〜3のアルコキシ基)で置換されても
よい炭素数1〜6のアルキル基、または(フッ素原子、
塩素原子、トリフルオロメチル基、炭素数1〜6のアル
キル基、もしくは炭素数1〜3のアルコキシ基)で置換
されてもよいフェニル基を示し、Xは塩素原子またはC
3SO3を示す]で表わされる1,2,5−チアジアゾ
ール誘導体を、有機スズ反応剤 Bu3SnR2 [式中、R2は(フッ素原子、塩素原子、トリフルオロ
メチル基、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1
〜3のアルコキシ基)で置換されてもよいフェニル基を
示す]と、パラジウム化合物触媒の存在下反応させるこ
とを特徴とする、一般式[II]
【0009】
【化4】
【0010】[式中、R1、R2は前記と同じである]で
表される1,2,5−チアジアゾール誘導体の製造法を
提供することにある。
【0011】次に、本発明を具体的に説明する。一般式
[I]及び[II]において炭素数1〜6のアルキル基
としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル
基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシ
ル基等の炭素数1〜6の直鎖、分枝あるいは環状アルキ
ル基を挙げることができる。炭素数1〜3のアルコキシ
基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロ
ポキシ基、イソプロポキシ基などを挙げることができ
る。
【0012】本発明の原料となる3−クロロ−4−R1
−1,2,5−チアジアゾールは、アルデヒド類から容
易に導くことができる2−アミノニトリル類(Khuo
ngMai et al.,Tetrahedron
Lett.,4583(1984)記載の方法によって
得られる)を、一塩化硫黄と反応させることにより容易
に製造することができる(L.M.Weinstock
et al.,J.Org.Chem.,32,28
23,(1967)記載の方法によって得られる)。ま
た、3−CF3SO3−4−R1−1,2,5−チアジア
ゾールは、3−ヒドロキシ−4−R1−1,2,5−チ
アジアゾール(L.M.Weinstock et a
l.,J.Org.Chem.,32,2823,(1
967)記載の方法によって得られる。)を塩基の存在
下、CF3SO2Clと反応させることにより容易に製造
することができる。
【0013】本発明の製造法において用いられるパラジ
ウム化合物触媒としては、例えばジクロロ[1,1’−
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム
(II)、ジクロロ[1,3−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)プロパン]パラジウム(II)、ジクロロ[1,
4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン]パラジウム
(II)、ジクロロ[1,2−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)エタン]パラジウム(II)、ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(II)、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)等を挙
げることができる。
【0014】また、例えば酢酸パラジウム(II)、塩
化パラジウム(II)、ジクロロビス(アセトニトリ
ル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ベンゾニトリ
ル)パラジウム(II)等のパラジウム化合物及び、ト
リエチルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリフェ
ニルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、1,
1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、1,
3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4−
ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,2−ビス
(ジフェニルホスフィノ)エタン等の含リン化合物から
反応系内でパラジウム化合物触媒を調製することもでき
る。
【0015】本発明の製造法は反応溶媒の存在下あるい
は非存在下で行うことができる。溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ヘキ
サメチルホスホリックトリアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
等の極性溶媒を挙げることができる。
【0016】溶媒を用いる場合の溶媒量は、出発原料の
少なくとも一部が溶解する量であれば特に制限はない
が、経済的理由により一般式[I]で表される1,2,
5−チアジアゾール誘導体1重量部に対して好ましくは
1〜100重量部、更に好ましくは1〜30重量部であ
る。
【0017】反応に供される反応剤の量は、一般式
[I]で表される1,2,5−チアジアゾール誘導体1
モルに対して、有機スズ反応剤(Bu3SnR2)は好ま
しくは1〜2モル、更に好ましくは1〜1.2モル、パ
ラジウム化合物触媒は好ましくは0.0001〜0.5
モル、更に好ましく0.001〜0.10モルである。
【0018】反応温度は低すぎると目的とする反応が進
行せず、一方高すぎると種々の反応が進行し目的物のみ
を選択的に製造することができない。従って、反応温度
は好ましくは40〜160℃、更に好ましくは70〜1
30℃である。
【0019】反応時間は好ましくは0.1〜72時間、
更に好ましくは1〜36時間である。反応時間が短すぎ
ると反応が完全に進行しない恐れがある。
【0020】出発原料として3−CF3SO3−4−R1
−1,2,5−チアジアゾールを用いる時は、反応系に
添加物として塩化リチウムを加えると一般に収率が向上
する。これは、添加した塩化リチウム由来のリチウム及
びCF3SO3基が、パラジウム化合物触媒へ配位するた
めと考えられる。塩化リチウムの添加量は、一般式
[I]で表される1,2,5−チアジアゾール誘導体1
モルに対して、好ましくは0.1〜100モル、更に好
ましくは1〜10モルである。
【0021】
【発明の効果】本発明の製造法は、入手容易な出発原料
から、パラジウム化合物触媒の存在下、有機スズ反応剤
と反応させることにより1,2,5−チアジアゾール誘
導体の製造を可能にした。本発明の1,2,5−チアジ
アゾール誘導体は有機中間体、医農薬中間体として有用
である。
【0022】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0023】[実施例1] 3−(4−クロロフェニル)−4−フェニル−1,2,
5−チアジアゾールの製造。
【0024】3−クロロ−4−フェニル−1,2,5−
チアジアゾール197mg、テトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム(0)36mg、トリブチル
(4−クロロフェニル)スズ442mgをトルエン中、
窒素雰囲気下120℃で12時間撹拌した。室温まで放
冷後、反応混合物をフッ化カリウム水溶液中に注ぎ反応
を停止させ、エーテルで抽出した。エーテル層を希水酸
化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順に洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を
カラムクロマトグラフィーにて精製することにより、3
−( 4−クロロフェニル)−4−フェニル−1,2,5
−チアジアゾール101mgを得た。
【0025】融点:61〜62℃1 H−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
7.3〜7.6(m)13 C−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
128.9,129.1,129.3,129.8,1
30.6,131.9,133.3,135.8,15
8.9,160.1 IR(KBr、cm-1):1500,1405,110
0,960,830,775,740,700 元素分析(%) CHNとして 実測値:C;61.45,H;3.14,N;10.5
5 計算値:C;61.65,H;3.33,N;10.2
7。
【0026】[実施例2]テトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)の代わりに、ジクロロビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)を21
mg用いる以外は実施例1と同様にして反応を行ったと
ころ、目的の3−( 4−クロロフェニル)−4−フェニ
ル−1,2,5−チアジアゾール19mgを得た。
【0027】[実施例3]3−トリフルオロメチルスル
ホニルオキシ−4−フェニル−1,2,5−チアジアゾ
ール310mg、テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)36mg、トリブチル(4−クロ
ロフェニル)スズ442mgをトルエン中、窒素雰囲気
下120℃で12時間撹拌した。室温まで放冷後、反応
混合物に水を注ぎ、エーテルで抽出した。エーテル層を
希水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水の順に洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製す
ることにより、3−( 4−クロロフェニル)−4−フェ
ニル−1,2,5−チアジアゾール153mgを得た。
【0028】[実施例4]塩化リチウム212mgを添
加する以外は実施例3と同様にして反応を行ったとこ
ろ、目的の3−( 4−クロロフェニル)−4−フェニル
−1,2,5−チアジアゾール226mgを得た。
【0029】[実施例5] 3−フェニル−4−(2,6−ジクロロフェニル)−
1,2,5−チアジアゾールの製造。
【0030】3−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
−4−(2,6−ジクロロフェニル)−1,2,5−チ
アジアゾール379mg、テトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)36mg、トリブチルフェ
ニルスズ408mg、塩化リチウム212mgをトルエ
ン中、窒素雰囲気下120℃で12時間撹拌した。室温
まで放冷後、反応混合物に水を注ぎ、エーテルで抽出し
た。エーテル層を希水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和
食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製することにより、3−フェニル−4−
(2,6−ジクロロフェニル)−1,2,5−チアジア
ゾール150mgを得た。
【0031】融点:63〜66℃1 H−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
7.25〜7.65(m)13 C−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
127.9,128.6,128.9,129.9,1
31.4,132.4,132.9,135.7,15
5.3,160.7 IR(KBr、cm-1):1560,1425,138
0,1190,960,775 元素分析(%) CHNとして 実測値:C;54.58,H;2.44,N;9.40 計算値:C;54.74,H;2.62,N;9.1
2。
【0032】[実施例6] 3−(4−トリル)−4−(2,6−ジクロロフェニ
ル)−1,2,5−チアジアゾールの製造。
【0033】3−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
−4−(2,6−ジクロロフェニル)−1,2,5−チ
アジアゾール379mg、テトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)36mg、トリブチル(4
−トリル)スズ422mg、塩化リチウム212mgを
トルエン中、窒素雰囲気下120℃で12時間撹拌し
た。室温まで放冷後、反応混合物に水を注ぎ、エーテル
で抽出した。エーテル層を希水酸化ナトリウム水溶液、
水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて精製することにより、3−(4−ト
リル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−1,2,
5−チアジアゾール160mgを得た。
【0034】融点:122〜126℃1 H−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
2.35(s,3H),7.14(d,J=7.9H
z,2H),7.3〜7.5(m,5H)13 C−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
127.8,128.6,129.6,131.3,1
33.0,135.7,140.0,155.2,16
0.7 IR(KBr、cm-1):1560,1430,138
0,1195,960,820,790,775 元素分析(%) CHNとして 実測値:C;55.89,H;2.95,N;9.00 計算値:C;56.09,H;3.14,N;8.7
2。
【0035】[実施例7] 3−(4−クロロフェニル)−4−tert−ブチル−
1,2,5−チアジアゾールの製造。
【0036】3−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
−4−tert−ブチル−1,2,5−チアジアゾール
0.87g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム(0)0.10g、トリブチル(4−クロロフ
ェニル)スズ1.33g、塩化リチウム636mgをト
ルエン中、窒素雰囲気下120℃で12時間撹拌した。
室温まで放冷後、反応混合物に水を注ぎ、エーテルで抽
出した。エーテル層を希水酸化ナトリウム水溶液、水、
飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製することにより、3−(4−クロロ
フェニル)−4−tert−ブチル−1,2,5−チア
ジアゾール0.45gを得た。
【0037】融点:49〜51℃1 H−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
1.29(s,9H),7.31(d,J=8.7H
z,2H),7.43(d,J=8.7Hz,2H)13 C−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
30.6,36.6,128.6,131.0,13
5.0,135.3,160.1,170.8 IR(KBr、cm-1):2960,1500,139
5,1145,1090,990,825,815 元素分析(%) CHNとして 実測値:C;56.82,H;5.00,N;11.3
6 計算値:C;57.02,H;5.18,N;11.0
8。
【0038】[実施例8] 3−( 4−メトキシフェニル)−4−フェニル−1,
2,5−チアジアゾールの製造。
【0039】3−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
−4−フェニル−1,2,5−チアジアゾール310m
g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)36mg、トリブチル(4−メトキシフェニル)
スズ437mg、塩化リチウム212mgをトルエン
中、窒素雰囲気下120℃で12時間撹拌した。室温ま
で放冷後、反応混合物に水を注ぎ、エーテルで抽出し
た。エーテル層を希水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和
食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製することにより、3−( 4−メトキシフ
ェニル)−4−フェニル−1,2,5−チアジアゾール
220mgを得た。
【0040】融点:66〜67℃1 H−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
3.85(s,3H),6.90(d,J=9.0H
z,2H),7.35〜7.60(m,7H)13 C−NMR(溶媒:CDCl3、単位:δppm):
55.5,114.2,125.9,128.8,12
9.3,129.5,130.7,133.8,15
9.90,159.91,160.7 IR(KBr、cm-1):1610,1520,140
0,1300,1260,1245,1170,825 元素分析(%) CHNとして 実測値:C;66.94,H;4.32,N;10.7
2 計算値:C;67.14,H;4.51,N;10.4
4。
【0041】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 [式中、R1は水素原子、(フッ素原子、もしくは炭素
    数1〜3のアルコキシ基)で置換されてもよい炭素数1
    〜6のアルキル基、または(フッ素原子、塩素原子、ト
    リフルオロメチル基、炭素数1〜6のアルキル基、もし
    くは炭素数1〜3のアルコキシ基)で置換されてもよい
    フェニル基を示し、Xは塩素原子またはCF3SO3を示
    す]で表わされる1,2,5−チアジアゾール誘導体
    を、有機スズ反応剤 Bu3SnR2 [式中、R2は(フッ素原子、塩素原子、トリフルオロ
    メチル基、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1
    〜3のアルコキシ基)で置換されてもよいフェニル基を
    示す]と、パラジウム化合物触媒の存在下反応させるこ
    とを特徴とする、一般式[II] 【化2】 [式中、R1、R2は前記と同じである]で表される1,
    2,5−チアジアゾール誘導体の製造法。
JP8180514A 1996-07-10 1996-07-10 1,2,5−チアジアゾール誘導体の製造法 Pending JPH1025284A (ja)

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