JPH1025211A - 除草剤組成物 - Google Patents
除草剤組成物Info
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- JPH1025211A JPH1025211A JP8181020A JP18102096A JPH1025211A JP H1025211 A JPH1025211 A JP H1025211A JP 8181020 A JP8181020 A JP 8181020A JP 18102096 A JP18102096 A JP 18102096A JP H1025211 A JPH1025211 A JP H1025211A
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- Japan
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- group
- methyl
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相乗効果が発現され、殺草スペクトルが拡大
するとともに、有効薬量の低減化を図ることのできる、
ノビエを始め種々の雑草を効果的に防除しうる除草剤組
成物を提供すること。 【解決手段】 (A)一般式(I) 【化1】 (各記号は明細書に記載のとおりである)で表されるト
リアジン誘導体および/またはその塩と、(B)特定の
ノビエ用除草剤または(C)スルホニルウレア系除草剤
または(D)特定の除草活性化合物とを有効成分として
含有する除草剤組成物。
するとともに、有効薬量の低減化を図ることのできる、
ノビエを始め種々の雑草を効果的に防除しうる除草剤組
成物を提供すること。 【解決手段】 (A)一般式(I) 【化1】 (各記号は明細書に記載のとおりである)で表されるト
リアジン誘導体および/またはその塩と、(B)特定の
ノビエ用除草剤または(C)スルホニルウレア系除草剤
または(D)特定の除草活性化合物とを有効成分として
含有する除草剤組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は除草剤組成物に関
し、さらに詳しくは、相乗効果が発現し、殺草スペクト
ルが拡大するとともに、有効薬量の低減化を図ることの
できる除草剤組成物に関するものである。
し、さらに詳しくは、相乗効果が発現し、殺草スペクト
ルが拡大するとともに、有効薬量の低減化を図ることの
できる除草剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに種々の除草剤が開発され、農
作物の生産性向上および省力化に寄与してきた。しか
し、これまで開発された除草剤は、殺草スペクトルが十
分に広いとはいえず、難防除雑草が増えてきている現状
であり、より殺草スペクトルの広い除草剤が求められて
いる。また、環境に対する影響が少なく、低薬量で除草
効果の高い除草剤が求められている。
作物の生産性向上および省力化に寄与してきた。しか
し、これまで開発された除草剤は、殺草スペクトルが十
分に広いとはいえず、難防除雑草が増えてきている現状
であり、より殺草スペクトルの広い除草剤が求められて
いる。また、環境に対する影響が少なく、低薬量で除草
効果の高い除草剤が求められている。
【0003】本発明者らは、後記する一般式(I)で表
される新規なトリアジン誘導体および/またはその塩
(以下、トリアジン誘導体(I)という)が、低薬量で
除草効果が高い化合物であることを見出し、すでに特許
出願を行っている(特願平7−29124号)。
される新規なトリアジン誘導体および/またはその塩
(以下、トリアジン誘導体(I)という)が、低薬量で
除草効果が高い化合物であることを見出し、すでに特許
出願を行っている(特願平7−29124号)。
【0004】上記トリアジン誘導体(I)は、高い作物
−雑草間選択性を有するものであるが、さらに低薬量
で、より広範な雑草を防除できる除草剤が求められてい
る。
−雑草間選択性を有するものであるが、さらに低薬量
で、より広範な雑草を防除できる除草剤が求められてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、優れた殺草活性と広い殺草スペクトルを
有し、低薬量で広範な雑草を防除することができ、農作
物のさらなる生産性の向上および省力化に寄与するとと
もに、環境に対する影響の少ない除草剤を提供すること
を目的とするものである。
事情のもとで、優れた殺草活性と広い殺草スペクトルを
有し、低薬量で広範な雑草を防除することができ、農作
物のさらなる生産性の向上および省力化に寄与するとと
もに、環境に対する影響の少ない除草剤を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するために鋭意検討を重ねた結果、上記トリアジン
誘導体(I)と、特定のノビエ用除草剤、スルホニルウ
レア系除草剤またはその他の特定の除草活性化合物とを
併用することにより、相乗効果が発現し、殺草活性が向
上するとともに、殺草スペクトルが拡大し、かつ作物に
薬害を与えずに、広範な種類の雑草を極めて低薬量で防
除できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
達成するために鋭意検討を重ねた結果、上記トリアジン
誘導体(I)と、特定のノビエ用除草剤、スルホニルウ
レア系除草剤またはその他の特定の除草活性化合物とを
併用することにより、相乗効果が発現し、殺草活性が向
上するとともに、殺草スペクトルが拡大し、かつ作物に
薬害を与えずに、広範な種類の雑草を極めて低薬量で防
除できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、(A)一般式(I)
【化4】 (式中、X1は直鎖もしくは分岐C1〜C4アルキル基ま
たはハロゲン原子であり、nは0〜4の整数であり、n
が2以上の整数である場合、複数のX1は互いに同一ま
たは異なっていてもよい;R1は1〜4個のC1〜C4ア
ルコキシ基および/またはヒドロキシル基によって置換
されていてもよい直鎖または分岐C1〜C1 0アルキル基
であり、前記直鎖または分岐C1〜C10アルキル基が2
個以上のC1〜C4アルコキシ基および/またはヒドロキ
シル基で置換されている場合、複数のC1〜C4アルコキ
シ基および/またはヒドロキシル基は互いに同一または
異なっていてもよい。)で表されるトリアジン誘導体お
よび/またはその塩[トリアジン誘導体(I)]と、
(B)下記の化合物B−1〜B−16の中から選ばれた
少なくとも1種の化合物とを有効成分として含有するこ
とを特徴とする除草剤組成物(以下第一の除草剤組成物
という)を要旨とする。
たはハロゲン原子であり、nは0〜4の整数であり、n
が2以上の整数である場合、複数のX1は互いに同一ま
たは異なっていてもよい;R1は1〜4個のC1〜C4ア
ルコキシ基および/またはヒドロキシル基によって置換
されていてもよい直鎖または分岐C1〜C1 0アルキル基
であり、前記直鎖または分岐C1〜C10アルキル基が2
個以上のC1〜C4アルコキシ基および/またはヒドロキ
シル基で置換されている場合、複数のC1〜C4アルコキ
シ基および/またはヒドロキシル基は互いに同一または
異なっていてもよい。)で表されるトリアジン誘導体お
よび/またはその塩[トリアジン誘導体(I)]と、
(B)下記の化合物B−1〜B−16の中から選ばれた
少なくとも1種の化合物とを有効成分として含有するこ
とを特徴とする除草剤組成物(以下第一の除草剤組成物
という)を要旨とする。
【0008】B−1: S−ベンジル=N−1,2−ジ
メチルプロピル(エチル)チオカーバメート B−2: 2,4−ジクロロフェニル−3′−メトキシ
−4′−ニトロフェニルエーテル B−3: 2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2′,6′−ジメチルアセトアニリド B−4: 5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−
ニトロ安息香酸メチル B−5: O−3−tert−ブチルフェニル=6−メ
トキシ−2−ピリジル(メチル)チオカーバメート B−6: O−エチル−O−(3−メチル−6−ニトロ
フェニル)sec−ブチルホスホロアミドチオエート B−7: 2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2−プロポキシエチル)アセトアニリド B−8: S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエ
チルチオカーバメート B−9: 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N
−メチルアセトアニリド B−10: 2′,3′−ジクロロ−4−エトキシメト
キシベンズアニリド B−11: 3−[4−クロロ−5−(シクロペンチル
オキシ)−2−フルオロフェニル]−5−イソプロピリ
デン−オキサゾリジン−2,4−ジオン B−12: N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニ
ル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−カルボキサ
ミド B−13: n−ブチル(R)−2−[4−(2−フル
オロ−4−シアノフェノキシ)フェノキシ]プロピオネ
ート B−14: メチル=2−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエ
チル)ベンゾエート B−15: 2−[2−(3−クロロフェニル)−2,
3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−1,3
−ジオン B−16: 3−[1−(3,5−ジクロロフェニル)
−1−メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル
−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン
メチルプロピル(エチル)チオカーバメート B−2: 2,4−ジクロロフェニル−3′−メトキシ
−4′−ニトロフェニルエーテル B−3: 2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2′,6′−ジメチルアセトアニリド B−4: 5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−
ニトロ安息香酸メチル B−5: O−3−tert−ブチルフェニル=6−メ
トキシ−2−ピリジル(メチル)チオカーバメート B−6: O−エチル−O−(3−メチル−6−ニトロ
フェニル)sec−ブチルホスホロアミドチオエート B−7: 2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2−プロポキシエチル)アセトアニリド B−8: S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエ
チルチオカーバメート B−9: 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N
−メチルアセトアニリド B−10: 2′,3′−ジクロロ−4−エトキシメト
キシベンズアニリド B−11: 3−[4−クロロ−5−(シクロペンチル
オキシ)−2−フルオロフェニル]−5−イソプロピリ
デン−オキサゾリジン−2,4−ジオン B−12: N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニ
ル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−カルボキサ
ミド B−13: n−ブチル(R)−2−[4−(2−フル
オロ−4−シアノフェノキシ)フェノキシ]プロピオネ
ート B−14: メチル=2−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエ
チル)ベンゾエート B−15: 2−[2−(3−クロロフェニル)−2,
3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−1,3
−ジオン B−16: 3−[1−(3,5−ジクロロフェニル)
−1−メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル
−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン
【0009】さらに本発明は、(A)上記一般式(I)
で表されるトリアジン誘導体(I)と、(C)スルホニ
ルウレア系化合物とを有効成分として含有することを特
徴とする除草剤組成物(以下第二の除草剤組成物とい
う)を要旨とする。
で表されるトリアジン誘導体(I)と、(C)スルホニ
ルウレア系化合物とを有効成分として含有することを特
徴とする除草剤組成物(以下第二の除草剤組成物とい
う)を要旨とする。
【0010】また本発明は、(A)上記一般式(I)で
表されるトリアジン誘導体(I)と、(D)下記の化合
物D−1〜D−16の中から選ばれた少なくとも1種の
化合物とを有効成分として含有することを特徴とする除
草剤組成物(以下第三の除草剤組成物という)を要旨と
する。
表されるトリアジン誘導体(I)と、(D)下記の化合
物D−1〜D−16の中から選ばれた少なくとも1種の
化合物とを有効成分として含有することを特徴とする除
草剤組成物(以下第三の除草剤組成物という)を要旨と
する。
【0011】D−1: 5−tert−ブチル−3−
(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾリン−2−オン D−2: (RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−ト
リルオキシ)プロピオンアニリド D−3: 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン D−4: S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペ
リジン−1−カルボチオアート D−5: 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−
(p−トリル)尿素 D−6: α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド D−7: 2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)
−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセ
トフェノン D−8: 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネ
ート D−9: (RS)−2−ブロモ−N−(α,α−ジメ
チルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド D−10: 2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トル
オイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキ
シ]−4′−メチルアセトフェノン D−11: 3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチ
アジアジノン−(4)−2,2−ジオキシド D−12: 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベン
ゾフラン−5−イルエタンスルフォネート D−13: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸 D−14: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸 D−15: 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸 D−16: 1−(2−ジクロロベンジル)−3−
(α,α−ジメチルベンジル)尿素
(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾリン−2−オン D−2: (RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−ト
リルオキシ)プロピオンアニリド D−3: 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン D−4: S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペ
リジン−1−カルボチオアート D−5: 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−
(p−トリル)尿素 D−6: α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド D−7: 2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)
−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセ
トフェノン D−8: 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネ
ート D−9: (RS)−2−ブロモ−N−(α,α−ジメ
チルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド D−10: 2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トル
オイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキ
シ]−4′−メチルアセトフェノン D−11: 3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチ
アジアジノン−(4)−2,2−ジオキシド D−12: 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベン
ゾフラン−5−イルエタンスルフォネート D−13: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸 D−14: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸 D−15: 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸 D−16: 1−(2−ジクロロベンジル)−3−
(α,α−ジメチルベンジル)尿素
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。(A)成分:トリアジン誘導体(I) 第一、第二および第三の除草剤組成物において、有効成
分のうちの(A)成分として用いられるトリアジン誘導
体(I)は、一般式(I)
分のうちの(A)成分として用いられるトリアジン誘導
体(I)は、一般式(I)
【化5】 によって表される化合物および/またはその塩である。
【0013】上記一般式(I)において、X1は直鎖もし
くは分岐C1〜C4アルキル基、またはハロゲン原子を示
す。
くは分岐C1〜C4アルキル基、またはハロゲン原子を示
す。
【0014】ここで、X1が直鎖または分岐C1〜C4ア
ルキル基である場合の具体例としては、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基が挙げ
られ、好ましくはメチル基である。
ルキル基である場合の具体例としては、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基が挙げ
られ、好ましくはメチル基である。
【0015】X1がハロゲン原子である場合の具体例と
しては、例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子、ヨウ
素原子が挙げられ、好ましくはフッ素原子である。
しては、例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子、ヨウ
素原子が挙げられ、好ましくはフッ素原子である。
【0016】X1の置換位置は、ベンゼン環の2〜6位
のいずれであってもよく、好ましくは3位および/また
は5位である。
のいずれであってもよく、好ましくは3位および/また
は5位である。
【0017】上記一般式(I)において、nは0〜4の
整数を示し、好ましくは0、1または2であり、特に好
ましくは1または2である。
整数を示し、好ましくは0、1または2であり、特に好
ましくは1または2である。
【0018】ここで、nが2以上の整数である場合、複
数のX1は互いに同一または異なっていてもよい。
数のX1は互いに同一または異なっていてもよい。
【0019】上記一般式(I)において、R1は1〜4個
のC1〜C4アルコキシ基および/またはヒドロキシル基
によって置換されていてもよい直鎖または分岐C1〜C
10アルキル基である。
のC1〜C4アルコキシ基および/またはヒドロキシル基
によって置換されていてもよい直鎖または分岐C1〜C
10アルキル基である。
【0020】ここで、R1がC1〜C4アルコキシ基また
はヒドロキシル基によって置換されていない、未置換の
直鎖または分岐C1〜C10アルキル基である場合の具体
例としては、例えば上記X1において説明したC1〜C4
アルキル基に加え、n−ペンチル基、i−ペンチル基、
sec−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキ
シル基、i−ヘキシル基、sec−ヘキシル基、ter
t−ヘキシル基、n−ヘプチル基、i−ヘプチル基、s
ec−ヘプチル基、tert−ヘプチル基、n−オクチ
ル基、i−オクチル基、sec−オクチル基、tert
−オクチル基、n−ノニル基、i−ノニル基、sec−
ノニル基、tert−ノニル基、n−デシル基、i−デ
シル基、sec−デシル基、tert−デシル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等
が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、i−ブチル基、n−ペンチル基、シクロヘ
キシル基である。
はヒドロキシル基によって置換されていない、未置換の
直鎖または分岐C1〜C10アルキル基である場合の具体
例としては、例えば上記X1において説明したC1〜C4
アルキル基に加え、n−ペンチル基、i−ペンチル基、
sec−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキ
シル基、i−ヘキシル基、sec−ヘキシル基、ter
t−ヘキシル基、n−ヘプチル基、i−ヘプチル基、s
ec−ヘプチル基、tert−ヘプチル基、n−オクチ
ル基、i−オクチル基、sec−オクチル基、tert
−オクチル基、n−ノニル基、i−ノニル基、sec−
ノニル基、tert−ノニル基、n−デシル基、i−デ
シル基、sec−デシル基、tert−デシル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等
が挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、i−プロピル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、i−ブチル基、n−ペンチル基、シクロヘ
キシル基である。
【0021】R1が、C1〜C4アルコキシ基および/ま
たはヒドロキシル基によって置換されている場合におけ
る置換基C1〜C4アルコキシ基の具体例としては、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プ
ロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、ter
t−ブトキシ基等が挙げられ、好ましくはメトキシ基、
tert−ブトキシ基であり、特に好ましくはメトキシ
基である。
たはヒドロキシル基によって置換されている場合におけ
る置換基C1〜C4アルコキシ基の具体例としては、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プ
ロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、ter
t−ブトキシ基等が挙げられ、好ましくはメトキシ基、
tert−ブトキシ基であり、特に好ましくはメトキシ
基である。
【0022】R1が、2個以上のC1〜C4アルコキシ基
および/またはヒドロキシ基で置換されているC1〜C
10アルキル基である場合、置換基である複数のC1〜C4
アルコキシ基および/またはヒドロキシル基は互いに同
一または異なってもよい。
および/またはヒドロキシ基で置換されているC1〜C
10アルキル基である場合、置換基である複数のC1〜C4
アルコキシ基および/またはヒドロキシル基は互いに同
一または異なってもよい。
【0023】R1が1〜4個のC1〜C4アルコキシ基お
よび/またはヒドロキシル基によって置換されている場
合の具体例としては、例えばCH3OCH2−基、CH3
OC2H4−基、CH3OC3H6−基、CH3OC4H8−
基、C2H5OCH2−基、C2H5OC2H4−基、C2H5
OC3H6−基、C2H5OC4H8−基、C2H5OC5H10
−基、HOCH2−基、HOC2H4−基、HOC3H6−
基、HOC4H8−基、(CH3O)2CH−基、(CH3
O)2C2H3−基、(CH3O)2C3H5−基、(CH
3O)2C4H7−基、CH3(OCH3)CH−基、C2H5
(OCH3)CH−基、CH3OCH2(CH3)CH−
基、CH3O(CH3)2C−基、(CH3)3COCH2−
基、CH2OH(CH3)2C−基、(CH3)2COH−
基、C2H5(OH)CH−基、メトキシ基で置換された
シクロプロピル基、メトキシ基で置換されたシクロブチ
ル基、メトキシ基で置換されたシクロペンチル基、メト
キシ基で置換されたシクロヘキシル基、エトキシ基で置
換されたシクロペンチル基、エトキシ基で置換されたシ
クロヘキシル基等が挙げられる。
よび/またはヒドロキシル基によって置換されている場
合の具体例としては、例えばCH3OCH2−基、CH3
OC2H4−基、CH3OC3H6−基、CH3OC4H8−
基、C2H5OCH2−基、C2H5OC2H4−基、C2H5
OC3H6−基、C2H5OC4H8−基、C2H5OC5H10
−基、HOCH2−基、HOC2H4−基、HOC3H6−
基、HOC4H8−基、(CH3O)2CH−基、(CH3
O)2C2H3−基、(CH3O)2C3H5−基、(CH
3O)2C4H7−基、CH3(OCH3)CH−基、C2H5
(OCH3)CH−基、CH3OCH2(CH3)CH−
基、CH3O(CH3)2C−基、(CH3)3COCH2−
基、CH2OH(CH3)2C−基、(CH3)2COH−
基、C2H5(OH)CH−基、メトキシ基で置換された
シクロプロピル基、メトキシ基で置換されたシクロブチ
ル基、メトキシ基で置換されたシクロペンチル基、メト
キシ基で置換されたシクロヘキシル基、エトキシ基で置
換されたシクロペンチル基、エトキシ基で置換されたシ
クロヘキシル基等が挙げられる。
【0024】R1は、好ましくは1〜4個のC1〜C4ア
ルコキシ基および/またはヒドロキシル基によって置換
されている直鎖または分岐C1〜C8アルキル基である。
より好ましくは1または2個のC1〜C4アルコキシ基で
置換されている直鎖または分岐C1〜C4アルキル基また
は1個のヒドロキシル基で置換されている直鎖または分
岐C1〜C4アルキル基である。さらに好ましくは、R1
は1個のメトキシ基または1個のヒドロキシル基によっ
て置換された、直鎖または分岐C1〜C4アルキル基であ
る。
ルコキシ基および/またはヒドロキシル基によって置換
されている直鎖または分岐C1〜C8アルキル基である。
より好ましくは1または2個のC1〜C4アルコキシ基で
置換されている直鎖または分岐C1〜C4アルキル基また
は1個のヒドロキシル基で置換されている直鎖または分
岐C1〜C4アルキル基である。さらに好ましくは、R1
は1個のメトキシ基または1個のヒドロキシル基によっ
て置換された、直鎖または分岐C1〜C4アルキル基であ
る。
【0025】トリアジン誘導体(I)には光学異性体が
存在し、通常ラセミ体として得られるが、不斉合成など
の既知の方法で対掌体の一方のみを得ることも可能であ
る。本発明で用いるトリアジン誘導体(I)は、ラセミ
体であっても、あるいは光学異性体単独であっても除草
活性を示すものである。トリアジン誘導体(I)は、上
記ラセミ体および上記それぞれの光学異性体を包含する
ものである。
存在し、通常ラセミ体として得られるが、不斉合成など
の既知の方法で対掌体の一方のみを得ることも可能であ
る。本発明で用いるトリアジン誘導体(I)は、ラセミ
体であっても、あるいは光学異性体単独であっても除草
活性を示すものである。トリアジン誘導体(I)は、上
記ラセミ体および上記それぞれの光学異性体を包含する
ものである。
【0026】さらに、トリアジン誘導体(I)は、無機
酸または有機酸の塩であっても除草活性成分として使用
しうる。
酸または有機酸の塩であっても除草活性成分として使用
しうる。
【0027】ここで、一般式(I)で表されるトリアジ
ン誘導体と塩を形成しうる酸としては、例えば、塩酸、
ヨウ化水素酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、硫酸、硝
酸、リン酸等の無機酸;および酢酸や、メタンスルホン
酸、トルエンスルホン酸などのスルホン酸等の有機酸が
挙げられる。
ン誘導体と塩を形成しうる酸としては、例えば、塩酸、
ヨウ化水素酸、臭化水素酸、フッ化水素酸、硫酸、硝
酸、リン酸等の無機酸;および酢酸や、メタンスルホン
酸、トルエンスルホン酸などのスルホン酸等の有機酸が
挙げられる。
【0028】トリアジン誘導体(I)の具体例を下記の
表1〜表6に、その物性を下記の表7〜表9に示す。
表1〜表6に、その物性を下記の表7〜表9に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】
【0038】特に好ましい化合物は、上記の表中の化合
物A−1〜A−9である。
物A−1〜A−9である。
【0039】このトリアジン誘導体(I)は、(A)成
分として1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて
用いてもよい。
分として1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて
用いてもよい。
【0040】本発明の除草剤組成物の(A)成分である
トリアジン誘導体(I)は、本願出願人により出願され
た特願平7−29124号明細書に記載された方法によ
り製造することができる。
トリアジン誘導体(I)は、本願出願人により出願され
た特願平7−29124号明細書に記載された方法によ
り製造することができる。
【0041】即ち、下記反応式
【化6】 (反応式中、X1、nおよびR1は、前記一般式(I)に
おいて定義したとおりであり、X2はハロゲン原子であ
り、R2はC1〜C4アルキル基である。)に従い、アル
キルビグアニドの塩(II)をエステル類(III)と反応
させることにより製造することができる。
おいて定義したとおりであり、X2はハロゲン原子であ
り、R2はC1〜C4アルキル基である。)に従い、アル
キルビグアニドの塩(II)をエステル類(III)と反応
させることにより製造することができる。
【0042】本反応は、触媒の存在下に行うのが好まし
く、本反応で用いることができる触媒としては、例えば
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、マグネ
シウムジエトキシド等のアルコキシド類;リン酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の無機塩基;および1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]−7−ウンデセン(DBU)、1,5−ジアザ
ビシクロ[4,3,0]−5−ノネン(DBN)、トリ
エチルアミン、ピリジン等の有機塩基が挙げられ、好ま
しくはナトリウムメトキシドおよびナトリウムエトキシ
ドである。
く、本反応で用いることができる触媒としては、例えば
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、マグネ
シウムジエトキシド等のアルコキシド類;リン酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の無機塩基;および1,8−ジアザビシクロ[5,
4,0]−7−ウンデセン(DBU)、1,5−ジアザ
ビシクロ[4,3,0]−5−ノネン(DBN)、トリ
エチルアミン、ピリジン等の有機塩基が挙げられ、好ま
しくはナトリウムメトキシドおよびナトリウムエトキシ
ドである。
【0043】用いる触媒の量は、通常アルキルビグアニ
ドの塩(II)に対して1.1〜10当量、好ましくは
1.5〜2当量である。
ドの塩(II)に対して1.1〜10当量、好ましくは
1.5〜2当量である。
【0044】本反応で用いるエステル類(III)の量
は、通常アルキルビグアニドの塩(II)に対して1〜1
0当量、好ましくは1〜2当量である。
は、通常アルキルビグアニドの塩(II)に対して1〜1
0当量、好ましくは1〜2当量である。
【0045】本反応は、溶媒の存在下に行うのが好まし
く、本反応で用いることができる溶媒としては、例えば
メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン等のケトン類;n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−
デカン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、デカリン、ア
ルキルナフタレン等の環状炭化水素類;四塩化炭素、二
塩化メチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の
塩化炭化水素類;およびテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類などが挙げられ、好ましくはアルコー
ル類であり、特に好ましくはメタノールおよびエタノー
ルである。
く、本反応で用いることができる溶媒としては、例えば
メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノン等のケトン類;n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−
デカン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、デカリン、ア
ルキルナフタレン等の環状炭化水素類;四塩化炭素、二
塩化メチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の
塩化炭化水素類;およびテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類などが挙げられ、好ましくはアルコー
ル類であり、特に好ましくはメタノールおよびエタノー
ルである。
【0046】本反応では、エステル類(III)の加水分
解を防ぐために、脱水剤を使用することができる。本発
明の方法において用いることができる脱水剤としては、
例えばモレキュラーシーブ、無水硫酸カルシウム、無水
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、酸化カルシウム、酸
化アルミニウム、硫酸マグネシウム、炭酸カリウム、酸
化バリウム等が挙げられ、モレキュラーシーブ、無水硫
酸カルシウムが特に好ましい。脱水剤の量は、アルキル
ビグアニドの塩(II)に対して10から200重量%で
あり、好ましくは50〜100重量%である。
解を防ぐために、脱水剤を使用することができる。本発
明の方法において用いることができる脱水剤としては、
例えばモレキュラーシーブ、無水硫酸カルシウム、無水
硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、酸化カルシウム、酸
化アルミニウム、硫酸マグネシウム、炭酸カリウム、酸
化バリウム等が挙げられ、モレキュラーシーブ、無水硫
酸カルシウムが特に好ましい。脱水剤の量は、アルキル
ビグアニドの塩(II)に対して10から200重量%で
あり、好ましくは50〜100重量%である。
【0047】本反応の反応温度は、通常−10〜150
℃であり、好ましくは−10〜120℃である。反応時
間は、通常2〜30時間であるが、10〜15時間程度
が好ましい。
℃であり、好ましくは−10〜120℃である。反応時
間は、通常2〜30時間であるが、10〜15時間程度
が好ましい。
【0048】反応終了後、常法に従い、反応混合物を水
に注加し、酢酸エチル等の有機溶媒で目的物を抽出し、
得られた有機層を無水硫酸ナトリウム等の脱水剤で脱水
した後、有機溶媒を減圧下に留去する等の手段により除
去する。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー等の手段により精製することにより目的のトリア
ジン誘導体を結晶として単離することができる。
に注加し、酢酸エチル等の有機溶媒で目的物を抽出し、
得られた有機層を無水硫酸ナトリウム等の脱水剤で脱水
した後、有機溶媒を減圧下に留去する等の手段により除
去する。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー等の手段により精製することにより目的のトリア
ジン誘導体を結晶として単離することができる。
【0049】第一の除草剤組成物における(B)成分 第一の除草剤組成物において、有効成分のうちの(B)
成分として用いられるノビエ用除草剤は、下記の化合物
B−1〜B−16の中から選ばれたものである。
成分として用いられるノビエ用除草剤は、下記の化合物
B−1〜B−16の中から選ばれたものである。
【0050】B−1: S−ベンジル=N−1,2−ジ
メチルプロピル(エチル)チオカーバメート B−2: 2,4−ジクロロフェニル−3′−メトキシ
−4′−ニトロフェニルエーテル B−3: 2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2′,6′−ジメチルアセトアニリド B−4: 5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−
ニトロ安息香酸メチル B−5: O−3−tert−ブチルフェニル=6−メ
トキシ−2−ピリジル(メチル)チオカーバメート B−6: O−エチル−O−(3−メチル−6−ニトロ
フェニル)sec−ブチルホスホロアミドチオエート B−7: 2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2−プロポキシエチル)アセトアニリド B−8: S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエ
チルチオカーバメート B−9: 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N
−メチルアセトアニリド B−10: 2′,3′−ジクロロ−4−エトキシメト
キシベンズアニリド B−11: 3−[4−クロロ−5−(シクロペンチル
オキシ)−2−フルオロフェニル]−5−イソプロピリ
デン−オキサゾリジン−2,4−ジオン B−12: N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニ
ル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−カルボキサ
ミド B−13: n−ブチル(R)−2−[4−(2−フル
オロ−4−シアノフェノキシ)フェノキシ]プロピオネ
ート B−14: メチル=2−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエ
チル)ベンゾエート B−15: 2−[2−(3−クロロフェニル)−2,
3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−1,3
−ジオン B−16: 3−[1−(3,5−ジクロロフェニル)
−1−メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル
−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン
メチルプロピル(エチル)チオカーバメート B−2: 2,4−ジクロロフェニル−3′−メトキシ
−4′−ニトロフェニルエーテル B−3: 2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2′,6′−ジメチルアセトアニリド B−4: 5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−
ニトロ安息香酸メチル B−5: O−3−tert−ブチルフェニル=6−メ
トキシ−2−ピリジル(メチル)チオカーバメート B−6: O−エチル−O−(3−メチル−6−ニトロ
フェニル)sec−ブチルホスホロアミドチオエート B−7: 2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2−プロポキシエチル)アセトアニリド B−8: S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエ
チルチオカーバメート B−9: 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N
−メチルアセトアニリド B−10: 2′,3′−ジクロロ−4−エトキシメト
キシベンズアニリド B−11: 3−[4−クロロ−5−(シクロペンチル
オキシ)−2−フルオロフェニル]−5−イソプロピリ
デン−オキサゾリジン−2,4−ジオン B−12: N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニ
ル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−カルボキサ
ミド B−13: n−ブチル(R)−2−[4−(2−フル
オロ−4−シアノフェノキシ)フェノキシ]プロピオネ
ート B−14: メチル=2−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエ
チル)ベンゾエート B−15: 2−[2−(3−クロロフェニル)−2,
3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−1,3
−ジオン B−16: 3−[1−(3,5−ジクロロフェニル)
−1−メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル
−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン
【0051】上記化合物B−1〜B−16の構造式およ
び一般名または試験名を、表10〜表13に示す。
び一般名または試験名を、表10〜表13に示す。
【0052】
【表10】
【0053】
【表11】
【0054】
【表12】
【0055】
【表13】
【0056】化合物B−1〜B−16は、第一の除草剤
組成物における(B)成分として1種用いてもよいし、
2種以上を組み合わせて用いてもよい。
組成物における(B)成分として1種用いてもよいし、
2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0057】第二の除草剤組成物における(C)成分 第二の除草剤組成物において、有効成分のうちの(C)
成分として用いられるスルホニルウレア系除草剤として
は特に制限はなく、様々なスルホニルウレア系化合物が
挙げられるが、特に下記の化合物C−1〜C−5を好ま
しく挙げることができる。
成分として用いられるスルホニルウレア系除草剤として
は特に制限はなく、様々なスルホニルウレア系化合物が
挙げられるが、特に下記の化合物C−1〜C−5を好ま
しく挙げることができる。
【0058】C−1: 1−(2−クロロイミダゾ
[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル−3−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素 C−2: エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボキシラート C−3: メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−o−トル
アート C−4: 1−{[o−(シクロプロピルカルボニル)
フェニル]スルファモイル}−3−(4,6−ジメトキ
シ−2−ピリミジニル)尿素 C−5: N−[{(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イル)アミノカルボニル}]−1−メチル−4−
(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1H
−ピラゾール−5−スルフォンアマイド
[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル−3−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素 C−2: エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボキシラート C−3: メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−o−トル
アート C−4: 1−{[o−(シクロプロピルカルボニル)
フェニル]スルファモイル}−3−(4,6−ジメトキ
シ−2−ピリミジニル)尿素 C−5: N−[{(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イル)アミノカルボニル}]−1−メチル−4−
(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1H
−ピラゾール−5−スルフォンアマイド
【0059】上記化合物C−1〜C−5の構造式および
一般名を、表14に示す。
一般名を、表14に示す。
【0060】
【表14】
【0061】これらのスルホニルウレア系化合物は、第
二の除草剤組成物における(C)成分として1種用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
二の除草剤組成物における(C)成分として1種用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0062】第三の除草剤組成物における(D)成分 第三の除草剤組成物において、有効成分のうちの(D)
成分として用いられる化合物は、下記の化合物D−1〜
D−16の中から選ばれたものである。
成分として用いられる化合物は、下記の化合物D−1〜
D−16の中から選ばれたものである。
【0063】D−1: 5−tert−ブチル−3−
(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾリン−2−オン D−2: (RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−ト
リルオキシ)プロピオンアニリド D−3: 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン D−4: S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペ
リジン−1−カルボチオアート D−5: 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−
(p−トリル)尿素 D−6: α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド D−7: 2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)
−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセ
トフェノン D−8: 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネ
ート D−9: (RS)−2−ブロモ−N−(α,α−ジメ
チルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド D−10: 2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トル
オイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキ
シ]−4′−メチルアセトフェノン D−11: 3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチ
アジアジノン−(4)−2,2−ジオキシド D−12: 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベン
ゾフラン−5−イルエタンスルフォネート D−13: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸 D−14: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸 D−15: 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸 D−16: 1−(2−ジクロロベンジル)−3−
(α,α−ジメチルベンジル)尿素
(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾリン−2−オン D−2: (RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−ト
リルオキシ)プロピオンアニリド D−3: 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン D−4: S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペ
リジン−1−カルボチオアート D−5: 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−
(p−トリル)尿素 D−6: α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド D−7: 2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)
−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセ
トフェノン D−8: 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネ
ート D−9: (RS)−2−ブロモ−N−(α,α−ジメ
チルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド D−10: 2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トル
オイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキ
シ]−4′−メチルアセトフェノン D−11: 3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチ
アジアジノン−(4)−2,2−ジオキシド D−12: 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベン
ゾフラン−5−イルエタンスルフォネート D−13: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸 D−14: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸 D−15: 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸 D−16: 1−(2−ジクロロベンジル)−3−
(α,α−ジメチルベンジル)尿素
【0064】上記化合物D−1〜D−16の構造式およ
び一般名を表15〜表18に示す。
び一般名を表15〜表18に示す。
【0065】
【表15】
【0066】
【表16】
【0067】
【表17】
【0068】
【表18】
【0069】これらの化合物D−1〜D−16は、第三
の除草剤組成物における(D)成分として1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
の除草剤組成物における(D)成分として1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0070】第一の除草剤組成物は、第一の有効成分と
しての前記(A)成分のトリアジン誘導体(I)と第二
の有効成分としての前記(B)成分の化合物との混合物
(以下、有効成分混合物と記す)を、溶媒などの液状担
体または鉱物質微粉などの固体担体と混合し、水和剤、
乳剤、粉剤、粒剤などの形態に製剤化して使用すること
ができる。また、第一の除草剤組成物は、前記第一の有
効成分および第二の有効成分を各々液状担体または固体
担体と混合して別々に製剤化した後、二つの製剤を混合
することにより製造してもよい。製剤化に際して乳化
性、分散性、展着性などを付与するために界面活性剤を
添加し得る。
しての前記(A)成分のトリアジン誘導体(I)と第二
の有効成分としての前記(B)成分の化合物との混合物
(以下、有効成分混合物と記す)を、溶媒などの液状担
体または鉱物質微粉などの固体担体と混合し、水和剤、
乳剤、粉剤、粒剤などの形態に製剤化して使用すること
ができる。また、第一の除草剤組成物は、前記第一の有
効成分および第二の有効成分を各々液状担体または固体
担体と混合して別々に製剤化した後、二つの製剤を混合
することにより製造してもよい。製剤化に際して乳化
性、分散性、展着性などを付与するために界面活性剤を
添加し得る。
【0071】第二の除草剤組成物および第三の除草剤組
成物の調製方法は、第二の有効成分としてそれぞれ
(C)成分および(D)成分を用いる以外は第一の除草
剤組成物の調製方法と同一である。
成物の調製方法は、第二の有効成分としてそれぞれ
(C)成分および(D)成分を用いる以外は第一の除草
剤組成物の調製方法と同一である。
【0072】第一、第二および第三の除草剤組成物にお
いては、それぞれ(A)成分と(B)成分、(A)成分
と(C)成分および(A)成分と(D)成分との配合割
合は、作物の種類、防除対象となる雑草の種類、気候な
どの条件により適宜決定すべきであるが、好ましくは1
00:1〜1:500、より好ましくは10:1〜1:
10の範囲である。
いては、それぞれ(A)成分と(B)成分、(A)成分
と(C)成分および(A)成分と(D)成分との配合割
合は、作物の種類、防除対象となる雑草の種類、気候な
どの条件により適宜決定すべきであるが、好ましくは1
00:1〜1:500、より好ましくは10:1〜1:
10の範囲である。
【0073】第一、第二および第三の除草剤組成物を水
和剤の形態で用いる場合、通常は有効成分混合物10〜
55重量%、固体担体40〜88重量%および界面活性
剤2〜5重量%の割合で配合して組成物を調製し、これ
を用いればよい。
和剤の形態で用いる場合、通常は有効成分混合物10〜
55重量%、固体担体40〜88重量%および界面活性
剤2〜5重量%の割合で配合して組成物を調製し、これ
を用いればよい。
【0074】また、乳剤の形態で用いる場合、通常は有
効成分混合物20〜50重量%、溶剤35〜75重量%
および界面活性剤5〜15重量%の割合で配合して調製
すればよい。
効成分混合物20〜50重量%、溶剤35〜75重量%
および界面活性剤5〜15重量%の割合で配合して調製
すればよい。
【0075】また、粉剤の形態で用いる場合、通常は有
効成分混合物1〜15重量%、固体担体80〜97重量
%および界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して調製
すればよい。
効成分混合物1〜15重量%、固体担体80〜97重量
%および界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して調製
すればよい。
【0076】さらに、粒剤の形態で用いる場合は、有効
成分混合物1〜15重量%、固体担体80〜97重量%
および界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して調製す
ればよい。
成分混合物1〜15重量%、固体担体80〜97重量%
および界面活性剤2〜5重量%の割合で配合して調製す
ればよい。
【0077】ここで固体担体としては鉱物質の微粉が用
いられ、この鉱物質の微粉としては、例えばケイソウ
土、消石灰などの酸化物、リン灰石などのリン酸塩、セ
ッコウなどの硫酸塩、タルク、パイロフェライト、クレ
ー、カオリン、ベントナイト、酸性白土、ホワイトカー
ボン、石英粉末、ケイ石粉などのケイ酸塩などを挙げる
ことができる。
いられ、この鉱物質の微粉としては、例えばケイソウ
土、消石灰などの酸化物、リン灰石などのリン酸塩、セ
ッコウなどの硫酸塩、タルク、パイロフェライト、クレ
ー、カオリン、ベントナイト、酸性白土、ホワイトカー
ボン、石英粉末、ケイ石粉などのケイ酸塩などを挙げる
ことができる。
【0078】また、溶剤としては有機溶媒が用いられ、
具体的にはベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、o−クロロトルエン、トリクロロエタン、ト
リクロロエチレンなどの塩素化炭化水素、シクロヘキサ
ノール、アミルアルコール、エチレングリコールなどの
アルコール、イソホロン、シクロヘキサノン、シクロヘ
キセニル−シクロヘキサノンなどのケトン、ブチルセロ
ソルブ、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテルなど
のエーテル、酢酸イソプロピル、酢酸ベンジル、フタル
酸メチルなどのエステル、ジメチルホルムアミドなどの
アミドあるいはこれらの混合物を挙げることができる。
具体的にはベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、o−クロロトルエン、トリクロロエタン、ト
リクロロエチレンなどの塩素化炭化水素、シクロヘキサ
ノール、アミルアルコール、エチレングリコールなどの
アルコール、イソホロン、シクロヘキサノン、シクロヘ
キセニル−シクロヘキサノンなどのケトン、ブチルセロ
ソルブ、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテルなど
のエーテル、酢酸イソプロピル、酢酸ベンジル、フタル
酸メチルなどのエステル、ジメチルホルムアミドなどの
アミドあるいはこれらの混合物を挙げることができる。
【0079】さらに、界面活性剤としては、アニオン
型、ノニオン型、カチオン型あるいは両性イオン型(ア
ミノ酸、ベタインなど)のいずれを用いることもでき
る。
型、ノニオン型、カチオン型あるいは両性イオン型(ア
ミノ酸、ベタインなど)のいずれを用いることもでき
る。
【0080】第一、第二および第三の除草剤組成物に
は、上記有効成分とともに、必要に応じ他の除草活性成
分を含有させることができる。このような他の除草活性
成分としては、従来公知の除草剤、例えばジフェニルエ
ーテル系、トリアジン系、尿素系、カーバメート系、チ
オールカーバメート系、酸アニリド系、ピラゾール系、
リン酸系、スルホニルウレア系(ただし、第二の発明の
除草剤組成物における成分(C)は除く)、オキサジア
ゾン系などを挙げることができ、これらの除草剤の中か
ら適宜選択して用いることができる。
は、上記有効成分とともに、必要に応じ他の除草活性成
分を含有させることができる。このような他の除草活性
成分としては、従来公知の除草剤、例えばジフェニルエ
ーテル系、トリアジン系、尿素系、カーバメート系、チ
オールカーバメート系、酸アニリド系、ピラゾール系、
リン酸系、スルホニルウレア系(ただし、第二の発明の
除草剤組成物における成分(C)は除く)、オキサジア
ゾン系などを挙げることができ、これらの除草剤の中か
ら適宜選択して用いることができる。
【0081】さらに、第一、第二および第三の除草剤組
成物は、必要に応じて、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節
剤、肥料などを含有することができる。
成物は、必要に応じて、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節
剤、肥料などを含有することができる。
【0082】第一、第二および第三の除草剤組成物は、
例えば、雑草の発芽前又は発芽後に、雑草またはその生
育地に施用される。
例えば、雑草の発芽前又は発芽後に、雑草またはその生
育地に施用される。
【0083】施用手段は、栽培植物および使用環境によ
り異なるが、例えば、噴霧、散水、散布、注水等であり
得る。
り異なるが、例えば、噴霧、散水、散布、注水等であり
得る。
【0084】第一、第二および第三の除草剤組成物は、
例えば、イネ、コムギ、オオムギ、トウモロコシ、エン
バク、ソルガム等のイネ科植物、ダイズ、ワタ、ビー
ト、ヒマワリ、ナタネ等の広葉作物の栽培において有用
であり、その他果樹、果菜類、根菜類、葉菜類等の野菜
や芝生等にも有用である。
例えば、イネ、コムギ、オオムギ、トウモロコシ、エン
バク、ソルガム等のイネ科植物、ダイズ、ワタ、ビー
ト、ヒマワリ、ナタネ等の広葉作物の栽培において有用
であり、その他果樹、果菜類、根菜類、葉菜類等の野菜
や芝生等にも有用である。
【0085】第一、第二および第三の除草剤組成物は、
例えば、オオイヌノフグリ、スミレ、イヌタデ、ヤエム
グラ、カミツレ、オドリコソウ、ヒナゲシ、ノスズメノ
テッポウ、スズメノカタビラ、野生エンバク、イチビ、
オナモミ、アサガオ、シロザ、アオビユ、チョウセンア
サガオ、イヌホウズキ、エノコログサ、メヒシバ、シャ
ッターケーン、ノビユ、コナギ、キカシグサ、アゼナ、
ミゾハコベ、イヌホタルイ、タマガヤツリ、マツバイ、
ミズガヤツリ、ウリカワ、オモダカ等の雑草の防除に有
用である。第一の除草剤組成物は特にノビエの除草に有
効である。
例えば、オオイヌノフグリ、スミレ、イヌタデ、ヤエム
グラ、カミツレ、オドリコソウ、ヒナゲシ、ノスズメノ
テッポウ、スズメノカタビラ、野生エンバク、イチビ、
オナモミ、アサガオ、シロザ、アオビユ、チョウセンア
サガオ、イヌホウズキ、エノコログサ、メヒシバ、シャ
ッターケーン、ノビユ、コナギ、キカシグサ、アゼナ、
ミゾハコベ、イヌホタルイ、タマガヤツリ、マツバイ、
ミズガヤツリ、ウリカワ、オモダカ等の雑草の防除に有
用である。第一の除草剤組成物は特にノビエの除草に有
効である。
【0086】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0087】なお、実施例および比較例において使用し
た(A)成分のトリアジン誘導体(I)は、下記の化合
物A−2,A−6およびA−7である。
た(A)成分のトリアジン誘導体(I)は、下記の化合
物A−2,A−6およびA−7である。
【0088】A−2: 2−アミノ−4−t−ブチル−
6−[2−(3′,5′−ジメチルフェノキシ)−1−
メチル−エチルアミノ]−1,3,5−トリアジン(構
造式は表1に示す) A−6: 2−アミノ−4−(α−メトキシ−α−メチ
ルエチル)−6−[2−(3′,5′−ジメチルフェノ
キシ)−1−メチル−エチルアミノ]−1,3,5−ト
リアジン(構造式は表2に示す) A−7: 2−アミノ−4−(α−メチル−β−メトキ
シエチル)−6−[2−(3′,5′−ジメチルフェノ
キシ)−1−メチル−エチルアミノ]−1,3,5−ト
リアジン(構造式は表2に示す) これらの化合物の製造例を次に示す。
6−[2−(3′,5′−ジメチルフェノキシ)−1−
メチル−エチルアミノ]−1,3,5−トリアジン(構
造式は表1に示す) A−6: 2−アミノ−4−(α−メトキシ−α−メチ
ルエチル)−6−[2−(3′,5′−ジメチルフェノ
キシ)−1−メチル−エチルアミノ]−1,3,5−ト
リアジン(構造式は表2に示す) A−7: 2−アミノ−4−(α−メチル−β−メトキ
シエチル)−6−[2−(3′,5′−ジメチルフェノ
キシ)−1−メチル−エチルアミノ]−1,3,5−ト
リアジン(構造式は表2に示す) これらの化合物の製造例を次に示す。
【0089】参考例1(化合物A−2の製造) 特開昭63−264465号公報記載の方法を用いて合
成した2−(3’,5’−ジメチルフェノキシ)イソプ
ロピルビグアニド塩酸塩10.0g(33.4mmo
l)に室温で28%ナトリウムメトキシド−メタノール
溶液19.3g(100.2mmol)を加え、さらに
撹拌しながらピバリン酸メチル11.6g(100.2
mmol)を滴下した。7時間加熱還流したのち、析出
した食塩をを濾別し、母液をエバポレーターにより濃縮
した。得られた残渣に酢酸エチル50mlと水30ml
を加え分液した。
成した2−(3’,5’−ジメチルフェノキシ)イソプ
ロピルビグアニド塩酸塩10.0g(33.4mmo
l)に室温で28%ナトリウムメトキシド−メタノール
溶液19.3g(100.2mmol)を加え、さらに
撹拌しながらピバリン酸メチル11.6g(100.2
mmol)を滴下した。7時間加熱還流したのち、析出
した食塩をを濾別し、母液をエバポレーターにより濃縮
した。得られた残渣に酢酸エチル50mlと水30ml
を加え分液した。
【0090】酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、エバポレーターにより溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒:
ヘキサン/酢酸エチル=1/1(容量比)])により精
製し、目的の2−アミノ−4−t−ブチル−6−[2−
(3’,5’−ジメチルフェノキシ)−1−メチル−エ
チルアミノ]−1,3,5−トリアジン(化合物A−
2)9.89g(収率90%)を得た。得られたトリア
ジン化合物のNMRおよびIRデータを前掲の表7に示
す。
ムで乾燥し、エバポレーターにより溶媒を留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒:
ヘキサン/酢酸エチル=1/1(容量比)])により精
製し、目的の2−アミノ−4−t−ブチル−6−[2−
(3’,5’−ジメチルフェノキシ)−1−メチル−エ
チルアミノ]−1,3,5−トリアジン(化合物A−
2)9.89g(収率90%)を得た。得られたトリア
ジン化合物のNMRおよびIRデータを前掲の表7に示
す。
【0091】参考例2および3(化合物A−6およびA
−7の製造) ピバリン酸メチルの代わりに、2−メチル−2−メトキ
シプロピオン酸エチルおよび2−メチル−3−メトキシ
プロピオン酸エチルをそれぞれ用い、参考例1と同様に
して化合物A−6およびA−7を製造した。これらのト
リアジン化合物のNMRおよびIRデータを前掲の表7
に示す。
−7の製造) ピバリン酸メチルの代わりに、2−メチル−2−メトキ
シプロピオン酸エチルおよび2−メチル−3−メトキシ
プロピオン酸エチルをそれぞれ用い、参考例1と同様に
して化合物A−6およびA−7を製造した。これらのト
リアジン化合物のNMRおよびIRデータを前掲の表7
に示す。
【0092】[第一の除草剤組成物の実施例]第一の除
草剤組成物において、(B)成分としては、表10〜表
13に示す化合物B−1〜B−16を用いた。これらの
化合物の製法を下記に示す。
草剤組成物において、(B)成分としては、表10〜表
13に示す化合物B−1〜B−16を用いた。これらの
化合物の製法を下記に示す。
【0093】 B−1: フジグラス[日本農薬(株)製]より抽出 B−2: エックスゴーニー[日本農薬(株)製]より
抽出 B−3: クサメッツ[北興化学(株)製]より抽出 B−4: モーダウン[北興化学(株)製]より抽出 B−5: カルショット[北興化学(株)製]より抽出 B−6: ヒエトップ[日本農薬(株)製]より抽出 B−7: ソルネット[武田薬品工業(株)製]より抽
出 B−8: ウルフエース[日本農薬(株)製]より抽出 B−9: ウルフエース[日本農薬(株)製]より抽出 B−10: 特開昭56−73055号公報に記載の方
法に準拠 B−11: 特開平1−316305号公報に記載の方
法に準拠 B−12: 特開平2−1481号公報に記載の方法に
準拠 B−13: 特開昭64−66150号公報に記載の方
法に準拠 B−14: 特開平4−134073号公報に記載の方
法に準拠 B−15: 特開平2−304043号公報に記載の方
法に準拠 B−16: 特願平5−513094号明細書に記載の
方法に準拠
抽出 B−3: クサメッツ[北興化学(株)製]より抽出 B−4: モーダウン[北興化学(株)製]より抽出 B−5: カルショット[北興化学(株)製]より抽出 B−6: ヒエトップ[日本農薬(株)製]より抽出 B−7: ソルネット[武田薬品工業(株)製]より抽
出 B−8: ウルフエース[日本農薬(株)製]より抽出 B−9: ウルフエース[日本農薬(株)製]より抽出 B−10: 特開昭56−73055号公報に記載の方
法に準拠 B−11: 特開平1−316305号公報に記載の方
法に準拠 B−12: 特開平2−1481号公報に記載の方法に
準拠 B−13: 特開昭64−66150号公報に記載の方
法に準拠 B−14: 特開平4−134073号公報に記載の方
法に準拠 B−15: 特開平2−304043号公報に記載の方
法に準拠 B−16: 特願平5−513094号明細書に記載の
方法に準拠
【0094】実施例1〜48(第一の除草剤組成物の除
草試験例) タルク57重量部、ベントナイト40重量部、界面活性
剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重
量部を均一に粉砕混合して水和剤用の担体を得た。
草試験例) タルク57重量部、ベントナイト40重量部、界面活性
剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重
量部を均一に粉砕混合して水和剤用の担体を得た。
【0095】得られた水和剤用担体90重量部に、
(A)成分のトリアジン誘導体(I)[化合物A−1〜
A−24]の中の1種および(B)成分のノビエ用除草
剤[化合物B−1〜B−16]の中の1種を、それぞれ
10重量部ずつ混合し均一に粉砕して、(A)成分含有
水和剤および(B)成分含有水和剤を得た。
(A)成分のトリアジン誘導体(I)[化合物A−1〜
A−24]の中の1種および(B)成分のノビエ用除草
剤[化合物B−1〜B−16]の中の1種を、それぞれ
10重量部ずつ混合し均一に粉砕して、(A)成分含有
水和剤および(B)成分含有水和剤を得た。
【0096】次いで、上記(A)成分含有水和剤および
(B)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈したものを
所定比率で混合して、第一の除草剤組成物を調製し、下
記の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表19〜
表24に示す。
(B)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈したものを
所定比率で混合して、第一の除草剤組成物を調製し、下
記の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表19〜
表24に示す。
【0097】比較例1〜19 上記実施例と同様にして得た(A)成分含有水和剤およ
び(B)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈して単一
有効成分を含有する比較の除草剤組成物を調製し、下記
の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表25〜表
27に示す。
び(B)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈して単一
有効成分を含有する比較の除草剤組成物を調製し、下記
の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表25〜表
27に示す。
【0098】〈生物試験〉1/2000アールのワグナ
ルポットに、水田土壌を充填し、表層にノビエの種子を
播種し、さらに2.5葉期の稲苗を移植した。なお、湛
水深さは3cmとした。ポットを20〜25℃の温室内
において植物を育成し、水稲移植後10日目(ノビエ
1.5葉期)に、実施例、比較例で調製した水和剤の除
草剤組成物を所定量加えて処理した。薬剤処理後20日
目に、各特性、すなわち、殺草率、除草効果、水稲薬害
および混合剤の殺草率の予想値を、下記のようにして求
めた。
ルポットに、水田土壌を充填し、表層にノビエの種子を
播種し、さらに2.5葉期の稲苗を移植した。なお、湛
水深さは3cmとした。ポットを20〜25℃の温室内
において植物を育成し、水稲移植後10日目(ノビエ
1.5葉期)に、実施例、比較例で調製した水和剤の除
草剤組成物を所定量加えて処理した。薬剤処理後20日
目に、各特性、すなわち、殺草率、除草効果、水稲薬害
および混合剤の殺草率の予想値を、下記のようにして求
めた。
【0099】(1)殺草率(%) 薬剤処理区の地上部生草重および無処理区の地上部生草
重を測定し、式 殺草率(%)={1−(処理区の地上部生草重)/(無
処理区の地上部生草重)}×100 より、殺草率を算出した。
重を測定し、式 殺草率(%)={1−(処理区の地上部生草重)/(無
処理区の地上部生草重)}×100 より、殺草率を算出した。
【0100】(2)除草効果 次の判定基準に従い、除草効果を求めた。 除草効果の程度 除草効果(殺草率) 0 5%未満(ほとんど効果なし) 1 5%以上〜20%未満 2 20%以上〜40%未満 3 40%以上〜70%未満 4 70%以上〜90%未満 5 90%以上(ほとんど完全枯死)
【0101】(3)水稲薬害 次の判定基準に従い、水稲薬害を求めた。 薬害の程度 0: 作物に対する薬害は認められず 1: 作物に対する薬害はほとんど認められず 2: 作物に対する薬害が若干認められる 3: 作物に対する薬害が認められる 4: 作物に対する薬害が顕著に認められる 5: 作物はほとんど枯死
【0102】(4)混合剤の殺草率の予想値(QE) 下記のColbyの式により、混合剤の殺草率の予想値
(QE)を算出した。 QE(%)=Qa+Qb−{(Qa×Qb)/100) Qa :除草剤A[有効成分として(A)成分のみを含
む)をag/10アールの量で処理したときの殺草率 Qb :除草剤B[有効成分として(B)成分のみを含
む)をbg/10アールの量で処理したときの殺草率 この殺草率の予想値(QE)より、実測値が大きけれ
ば、除草活性に相乗作用が発現したことを意味する。
(QE)を算出した。 QE(%)=Qa+Qb−{(Qa×Qb)/100) Qa :除草剤A[有効成分として(A)成分のみを含
む)をag/10アールの量で処理したときの殺草率 Qb :除草剤B[有効成分として(B)成分のみを含
む)をbg/10アールの量で処理したときの殺草率 この殺草率の予想値(QE)より、実測値が大きけれ
ば、除草活性に相乗作用が発現したことを意味する。
【0103】
【表19】
【0104】
【表20】
【0105】
【表21】
【0106】
【表22】
【0107】
【表23】
【0108】
【表24】
【0109】
【表25】
【0110】
【表26】
【0111】
【表27】
【0112】以上の結果より、(A)成分と(B)成分
との混合物を有効成分とする第一の除草剤組成物(実施
例1〜48)は、いずれもノビエに対する除草効果に優
れ、ノビエをほとんど完全に枯死させ、しかも水稲に対
する薬害はほとんど認められない。また、殺草率の実測
値は、いずれも予想値をはるかに上回り、相乗効果が高
く発現されることが分かる。
との混合物を有効成分とする第一の除草剤組成物(実施
例1〜48)は、いずれもノビエに対する除草効果に優
れ、ノビエをほとんど完全に枯死させ、しかも水稲に対
する薬害はほとんど認められない。また、殺草率の実測
値は、いずれも予想値をはるかに上回り、相乗効果が高
く発現されることが分かる。
【0113】これに対し、(A)成分単独および(B)
成分単独を有効成分とする除草剤組成物(比較例1〜1
9)は、いずれもノビエに対する除草効果に劣る。
成分単独を有効成分とする除草剤組成物(比較例1〜1
9)は、いずれもノビエに対する除草効果に劣る。
【0114】[第二の除草剤組成物の実施例]第二の除
草剤組成物において、(C)成分としては、表14に示
す化合C−1〜C−5を用いた。これらの化合物の製法
を下記に示す。
草剤組成物において、(C)成分としては、表14に示
す化合C−1〜C−5を用いた。これらの化合物の製法
を下記に示す。
【0115】 C−1: バトル[武田薬品工業(株)製]より抽出 C−2: シリウス[日産化学(株)製]より抽出 C−3: フジグラス[日本農薬(株)製]より抽出 C−4: 特開平4−224567号公報に記載の方法
に準拠 C−5: 特開昭63−185906号公報に記載の方
法に準拠
に準拠 C−5: 特開昭63−185906号公報に記載の方
法に準拠
【0116】実施例49〜78 タルク57重量部、ベントナイト40重量部、界面活性
剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重
量部を均一に粉砕混合して水和剤用の担体を得た。
剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重
量部を均一に粉砕混合して水和剤用の担体を得た。
【0117】得られた水和剤用担体90重量部に、
(A)成分のトリアジン誘導体(I)[化合物A−1〜
A−24]の中の1種および(B)成分のスルホニルウ
レア系化合物[化合物C−1〜C−5]の中の1種を、
それぞれ10重量部ずつ混合し均一に粉砕して、(A)
成分含有水和剤および(C)成分含有水和剤を得た。
(A)成分のトリアジン誘導体(I)[化合物A−1〜
A−24]の中の1種および(B)成分のスルホニルウ
レア系化合物[化合物C−1〜C−5]の中の1種を、
それぞれ10重量部ずつ混合し均一に粉砕して、(A)
成分含有水和剤および(C)成分含有水和剤を得た。
【0118】次いで、上記(A)成分含有水和剤および
(C)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈したものを
所定比率で混合して、第二の除草剤組成物を調製し、下
記の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表28〜
表31に示す。
(C)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈したものを
所定比率で混合して、第二の除草剤組成物を調製し、下
記の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表28〜
表31に示す。
【0119】比較例20〜27 上記実施例と同様にして得た(A)成分含有水和剤およ
び(C)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈して単一
有効成分を含有する比較の除草剤組成物を調製し、下記
の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表32〜表
33に示す。
び(C)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈して単一
有効成分を含有する比較の除草剤組成物を調製し、下記
の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表32〜表
33に示す。
【0120】〈生物試験〉1/2000アールのワグナ
ルポットに水田土壌を充填し、表層にノビエ、ホタル
イ、広葉雑草(アゼナ、ミゾハコベ、コナギ)の種子を
播種し、次いでミズガヤツリ、ウリカワの塊茎を移植し
た。さらに2.5葉期の稲苗を移植した。なお、湛水深
さは3cmとした。ポットを20〜25℃の温室内にお
いて植物を育成し、播種後10日目、ノビエが1.5葉
期に育成した時期に、実施例、比較例で調製した水和剤
の除草剤組成物を所定量加えて処理した。
ルポットに水田土壌を充填し、表層にノビエ、ホタル
イ、広葉雑草(アゼナ、ミゾハコベ、コナギ)の種子を
播種し、次いでミズガヤツリ、ウリカワの塊茎を移植し
た。さらに2.5葉期の稲苗を移植した。なお、湛水深
さは3cmとした。ポットを20〜25℃の温室内にお
いて植物を育成し、播種後10日目、ノビエが1.5葉
期に育成した時期に、実施例、比較例で調製した水和剤
の除草剤組成物を所定量加えて処理した。
【0121】処理後20日目に、各特性、すなわち、殺
草率、除草効果、水稲薬害およびノビエに対する混合剤
の殺草率の予想値を下記のようにして求めた。
草率、除草効果、水稲薬害およびノビエに対する混合剤
の殺草率の予想値を下記のようにして求めた。
【0122】(1)殺草率(%) 薬剤処理区の地上部生草重および無処理区の地上部生草
重を測定し、式 殺草率(%)={1−(処理区の地上部生草重)/(無
処理区の地上部生草重)}×100 より、殺草率を算出した。
重を測定し、式 殺草率(%)={1−(処理区の地上部生草重)/(無
処理区の地上部生草重)}×100 より、殺草率を算出した。
【0123】(2)除草効果 次の判定基準に従い、除草効果を求めた。 除草効果の程度 除草効果(殺草率) 0 5%未満(ほとんど効果なし) 1 5%以上〜20%未満 2 20%以上〜40%未満 3 40%以上〜70%未満 4 70%以上〜90%未満 5 90%以上(ほとんど完全枯死)
【0124】(3)水稲薬害 次の判定基準に従い、水稲薬害を求めた。
【0125】薬害の程度 0: 作物に対する薬害は認められず 1: 作物に対する薬害はほとんど認められず 2: 作物に対する薬害が若干認められる 3: 作物に対する薬害が認められる 4: 作物に対する薬害が顕著に認められる 5: 作物はほとんど枯死
【0126】(4)ノビエに対する混合剤の殺草率の予
想値(QE) 下記のColbyの式により、ノビエに対する混合剤の
殺草率の予想値(QE)を算出した。 QE(%)=Qa+Qc−{(Qa×Qc)/100) Qa :除草剤A[有効成分として(A)成分のみを含
む)をag/10アールの量で処理したときの殺草率 Qc :除草剤C[有効成分として(C)成分のみを含
む)をcg/10アールの量で処理したときの殺草率 この殺草率の予想値(QE)より、実測値が大きけれ
ば、除草活性に相乗作用が発現したことを意味する。
想値(QE) 下記のColbyの式により、ノビエに対する混合剤の
殺草率の予想値(QE)を算出した。 QE(%)=Qa+Qc−{(Qa×Qc)/100) Qa :除草剤A[有効成分として(A)成分のみを含
む)をag/10アールの量で処理したときの殺草率 Qc :除草剤C[有効成分として(C)成分のみを含
む)をcg/10アールの量で処理したときの殺草率 この殺草率の予想値(QE)より、実測値が大きけれ
ば、除草活性に相乗作用が発現したことを意味する。
【0127】
【表28】
【0128】
【表29】
【0129】
【表30】
【0130】
【表31】
【0131】
【表32】
【0132】
【表33】
【0133】以上の結果より、(A)成分と(C)成分
との混合物を有効成分とする第二の除草剤組成物(実施
例49〜63)は、(A)成分単独または(C)成分単
独を有効成分とする除草剤組成物(比較例20〜27)
に比べて、いずれも種々の雑草をほとんど完全に枯死さ
せ、殺草スペクトルが広く、しかも水稲に対する薬害は
ほとんど認められない。
との混合物を有効成分とする第二の除草剤組成物(実施
例49〜63)は、(A)成分単独または(C)成分単
独を有効成分とする除草剤組成物(比較例20〜27)
に比べて、いずれも種々の雑草をほとんど完全に枯死さ
せ、殺草スペクトルが広く、しかも水稲に対する薬害は
ほとんど認められない。
【0134】また、第二の除草剤組成物は、実施例64
〜78から分かるように、ノビエに対する殺草率の実測
値が、いずれも予想値をはるかに上回っており、相乗効
果が高く発現されている。
〜78から分かるように、ノビエに対する殺草率の実測
値が、いずれも予想値をはるかに上回っており、相乗効
果が高く発現されている。
【0135】[第三の除草剤組成物の実施例]第三の除
草剤組成物において、(D)成分としては、表15〜表
18に示す化合D−1〜D−16を用いた。これらの化
合物の製法を下記に示す。
草剤組成物において、(D)成分としては、表15〜表
18に示す化合D−1〜D−16を用いた。これらの化
合物の製法を下記に示す。
【0136】 D−1: ロンスター[日産化学(株)製]より抽出 D−2: センテ[日本農薬(株)製]より抽出 D−3: スパークスター[日産化学(株)製]より抽
出 D−4: プッシュ[北興化学(株)製]より抽出 D−5: バトル[武田薬品工業(株)製]より抽出 D−6: ウリベスト[三井東圧化学(株)製]より抽
出 D−7: ワンベスト[石原産業(株)製]より抽出 D−8: サンバード[三共(株)製]より抽出 D−9: シーゼット[三共(株)製]より抽出 D−10: シーゼット[三共(株)製]より抽出 D−11: バサグラン[住友化学工業(株)製]より
抽出 D−12: レインジャー[北興化学(株)製]より抽
出 D−13: MCP[石原産業(株)製]より抽出 D−14: MCPB[アグロカネショウ(株)製]よ
り抽出 D−15: 2,4−D[日産化学(株)製]より抽出 D−16: 特開昭60−172910号公報に記載の
方法に準拠
出 D−4: プッシュ[北興化学(株)製]より抽出 D−5: バトル[武田薬品工業(株)製]より抽出 D−6: ウリベスト[三井東圧化学(株)製]より抽
出 D−7: ワンベスト[石原産業(株)製]より抽出 D−8: サンバード[三共(株)製]より抽出 D−9: シーゼット[三共(株)製]より抽出 D−10: シーゼット[三共(株)製]より抽出 D−11: バサグラン[住友化学工業(株)製]より
抽出 D−12: レインジャー[北興化学(株)製]より抽
出 D−13: MCP[石原産業(株)製]より抽出 D−14: MCPB[アグロカネショウ(株)製]よ
り抽出 D−15: 2,4−D[日産化学(株)製]より抽出 D−16: 特開昭60−172910号公報に記載の
方法に準拠
【0137】実施例79〜174 タルク57重量部、ベントナイト40重量部、界面活性
剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重
量部を均一に粉砕混合して水和剤用の担体を得た。
剤としてのアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム3重
量部を均一に粉砕混合して水和剤用の担体を得た。
【0138】得られた水和剤用担体90重量部に、
(A)成分のトリアジン誘導体(I)[化合物A−1〜
A−24]の中の1種および(D)成分化合物(D−1
〜D−16)の中の1種を、それぞれ10重量部ずつ混
合し均一に粉砕して、(A)成分含有水和剤および
(D)成分含有水和剤を得た。
(A)成分のトリアジン誘導体(I)[化合物A−1〜
A−24]の中の1種および(D)成分化合物(D−1
〜D−16)の中の1種を、それぞれ10重量部ずつ混
合し均一に粉砕して、(A)成分含有水和剤および
(D)成分含有水和剤を得た。
【0139】次いで、上記(A)成分含有水和剤および
(D)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈したものを
所定比率で混合して、第三の除草剤組成物を調製し、下
記の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表34〜
表42に示す。
(D)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈したものを
所定比率で混合して、第三の除草剤組成物を調製し、下
記の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表34〜
表42に示す。
【0140】比較例28〜46 上記実施例と同様にして得た(A)成分含有水和剤およ
び(D)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈して単一
有効成分を含有する比較の除草剤組成物を調製し、下記
の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表43〜表
46に示す。
び(D)成分含有水和剤を、それぞれ水で希釈して単一
有効成分を含有する比較の除草剤組成物を調製し、下記
の生物試験を行い、各特性を求めた。結果を表43〜表
46に示す。
【0141】〈生物試験〉1/2000アールのワグナ
ルポットに水田土壌を充填し、表層にノビエ、ホタル
イ、広葉雑草(アゼナ、ミゾハコベ、コナギ)の種子を
播種し、次いでミズガヤツリ、ウリカワの塊茎を移植し
た。さらに2.5葉期の稲苗を移植した。なお、湛水深
さは3cmとした。ポットを20〜25℃の温室内にお
いて植物を育成し、播種後10日目、ノビエが1.5葉
期に育成した時期に、実施例、比較例で調製した水和剤
の除草剤組成物を所定量加えて処理した。
ルポットに水田土壌を充填し、表層にノビエ、ホタル
イ、広葉雑草(アゼナ、ミゾハコベ、コナギ)の種子を
播種し、次いでミズガヤツリ、ウリカワの塊茎を移植し
た。さらに2.5葉期の稲苗を移植した。なお、湛水深
さは3cmとした。ポットを20〜25℃の温室内にお
いて植物を育成し、播種後10日目、ノビエが1.5葉
期に育成した時期に、実施例、比較例で調製した水和剤
の除草剤組成物を所定量加えて処理した。
【0142】処理後20日目に、各特性、すなわち、殺
草率、除草効果、水稲薬害およびノビエに対する混合剤
の殺草率の予想値を下記のようにして求めた。
草率、除草効果、水稲薬害およびノビエに対する混合剤
の殺草率の予想値を下記のようにして求めた。
【0143】(1)殺草率(%) 薬剤処理区の地上部生草重および無処理区の地上部生草
重を測定し、式 殺草率(%)={1−(処理区の地上部生草重)/(無
処理区の地上部生草重)}×100 より、殺草率を算出した。
重を測定し、式 殺草率(%)={1−(処理区の地上部生草重)/(無
処理区の地上部生草重)}×100 より、殺草率を算出した。
【0144】(2)除草効果 次の判定基準に従い、除草効果を求めた。 除草効果の程度 除草効果(殺草率) 0 5%未満(ほとんど効果なし) 1 5%以上〜20%未満 2 20%以上〜40%未満 3 40%以上〜70%未満 4 70%以上〜90%未満 5 90%以上(ほとんど完全枯死)
【0145】(3)水稲薬害 次の判定基準に従い、水稲薬害を求めた。
【0146】薬害の程度 0: 作物に対する薬害は認められず 1: 作物に対する薬害はほとんど認められず 2: 作物に対する薬害が若干認められる 3: 作物に対する薬害が認められる 4: 作物に対する薬害が顕著に認められる 5: 作物はほとんど枯死
【0147】(4)ノビエに対する混合剤の殺草率の予
想値(QE) 下記のColbyの式により、ノビエに対する混合剤の
殺草率の予想値(QE)を算出した。 QE(%)=Qa+Qd−{(Qa×Qd)/100) Qa :除草剤A[有効成分として(A)成分のみを含
む)をag/10アールの量で処理したときの殺草率 Qd :除草剤D[有効成分として(D)成分のみを含
む)をdg/10アールの量で処理したときの殺草率 この殺草率の予想値(QE)より、実測値が大きけれ
ば、除草活性に相乗作用が発現したことを意味する。
想値(QE) 下記のColbyの式により、ノビエに対する混合剤の
殺草率の予想値(QE)を算出した。 QE(%)=Qa+Qd−{(Qa×Qd)/100) Qa :除草剤A[有効成分として(A)成分のみを含
む)をag/10アールの量で処理したときの殺草率 Qd :除草剤D[有効成分として(D)成分のみを含
む)をdg/10アールの量で処理したときの殺草率 この殺草率の予想値(QE)より、実測値が大きけれ
ば、除草活性に相乗作用が発現したことを意味する。
【0148】
【表34】
【0149】
【表35】
【0150】
【表36】
【0151】
【表37】
【0152】
【表38】
【0153】
【表39】
【0154】
【表40】
【0155】
【表41】
【0156】
【表42】
【0157】
【表43】
【0158】
【表44】
【0159】
【表45】
【0160】
【表46】
【0161】以上の結果より、(A)成分と(D)成分
との混合物を有効成分とする第三の除草剤組成物(実施
例79〜126)は、(A)成分単独および(D)成分
単独を有効成分とする除草剤組成物(比較例28〜4
6)に比べて、いずれも種々の雑草をほとんど完全に枯
死させ、殺草スペクトルが広く、しかも水稲に対する薬
害はほとんど認められない。
との混合物を有効成分とする第三の除草剤組成物(実施
例79〜126)は、(A)成分単独および(D)成分
単独を有効成分とする除草剤組成物(比較例28〜4
6)に比べて、いずれも種々の雑草をほとんど完全に枯
死させ、殺草スペクトルが広く、しかも水稲に対する薬
害はほとんど認められない。
【0162】また、第三の除草剤組成物は、実施例12
7〜174から分かるように、ノビエに対する殺草率の
実測値が、いずれも予想値をはるかに上回っており、相
乗効果が高く発現されている。
7〜174から分かるように、ノビエに対する殺草率の
実測値が、いずれも予想値をはるかに上回っており、相
乗効果が高く発現されている。
【0163】
【発明の効果】本発明の第一の除草剤組成物は、有効成
分として、特定のトリアジン誘導体と特定のノビエ用除
草活性化合物を含有することにより、予想を大きく上回
る極めて顕著な相乗効果が発現され、1回の散布で、一
年生雑草、特に水田の強害雑草であるノビエに対して、
高い除草効果を示すようになった。そのため、この除草
剤組成物は、水田の強害雑草であるノビエに対し、有効
薬量の大幅な低減化を図ることができる。また、本発明
の第二および第三の除草剤組成物は、有効成分として、
特定のトリアジン誘導体とスルホニルウレア系化合物又
は特定の除草活性化合物を含有することにより、殺草ス
ペクトルの広い優れた除草効果を示す。この除草剤組成
物は、雑草の発生前、発生後のいずれでも効果を発揮
し、雑草に対する処理適期幅が拡大される。さらに、こ
の除草剤組成物は、1回の散布で全雑草の防除を可能で
あり、有効薬量の低減化を図ることができる。
分として、特定のトリアジン誘導体と特定のノビエ用除
草活性化合物を含有することにより、予想を大きく上回
る極めて顕著な相乗効果が発現され、1回の散布で、一
年生雑草、特に水田の強害雑草であるノビエに対して、
高い除草効果を示すようになった。そのため、この除草
剤組成物は、水田の強害雑草であるノビエに対し、有効
薬量の大幅な低減化を図ることができる。また、本発明
の第二および第三の除草剤組成物は、有効成分として、
特定のトリアジン誘導体とスルホニルウレア系化合物又
は特定の除草活性化合物を含有することにより、殺草ス
ペクトルの広い優れた除草効果を示す。この除草剤組成
物は、雑草の発生前、発生後のいずれでも効果を発揮
し、雑草に対する処理適期幅が拡大される。さらに、こ
の除草剤組成物は、1回の散布で全雑草の防除を可能で
あり、有効薬量の低減化を図ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (A01N 43/68 33:22)
Claims (10)
- 【請求項1】 (A)一般式(I) 【化1】 (式中、X1は直鎖もしくは分岐C1〜C4アルキル基ま
たはハロゲン原子であり、nは0〜4の整数であり、n
が2以上の整数である場合、複数のX1は互いに同一ま
たは異なっていてもよい;R1は1〜4個のC1〜C4ア
ルコキシ基および/またはヒドロキシル基によって置換
されていてもよい直鎖または分岐C1〜C1 0アルキル基
であり、前記直鎖または分岐C1〜C10アルキル基が2
個以上のC1〜C4アルコキシ基および/またはヒドロキ
シル基で置換されている場合、複数のC1〜C4アルコキ
シ基および/またはヒドロキシル基は互いに同一または
異なっていてもよい。)で表されるトリアジン誘導体お
よび/またはその塩と、(B)下記の化合物B−1〜B
−16の中から選ばれた少なくとも1種の化合物とを有
効成分として含有することを特徴とする除草剤組成物。 B−1: S−ベンジル=N−1,2−ジメチルプロピ
ル(エチル)チオカーバメート(一般名:エスプロカル
ブ) B−2: 2,4−ジクロロフェニル−3′−メトキシ
−4′−ニトロフェニルエーテル(一般名:クロメトキ
シニル) B−3: 2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2′,6′−ジメチルアセトアニリド(一般名:
テニルクロール) B−4: 5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−
ニトロ安息香酸メチル(一般名:ビフェノックス) B−5: O−3−tert−ブチルフェニル=6−メ
トキシ−2−ピリジル(メチル)チオカーバメート(一
般名:ピリブチカルブ) B−6: O−エチル−O−(3−メチル−6−ニトロ
フェニル)sec−ブチルホスホロアミドチオエート
(一般名:ブタミホス) B−7: 2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(2−プロポキシエチル)アセトアニリド(一般名:プ
レチラクロール) B−8: S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエ
チルチオカーバメート(一般名:ベンチオカーブ) B−9: 2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N
−メチルアセトアニリド(一般名:メフェナセット) B−10: 2′,3′−ジクロロ−4−エトキシメト
キシベンズアニリド(一般名:エトベンザニド) B−11: 3−[4−クロロ−5−(シクロペンチル
オキシ)−2−フルオロフェニル]−5−イソプロピリ
デン−オキサゾリジン−2,4−ジオン(一般名:ペン
トキサゾン) B−12: N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニ
ル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−カルボキサ
ミド(一般名:カフェンストロール) B−13: n−ブチル(R)−2−[4−(2−フル
オロ−4−シアノフェノキシ)フェノキシ]プロピオネ
ート(一般名:シハロホップブチル) B−14: メチル=2−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエ
チル)ベンゾエート B−15: 2−[2−(3−クロロフェニル)−2,
3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−1,3
−ジオン B−16: 3−[1−(3,5−ジクロロフェニル)
−1−メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル
−5−フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン - 【請求項2】 (A)成分と(B)成分との配合割合が
重量比100:1〜1:500である請求項1記載の除
草剤組成物。 - 【請求項3】 (A)一般式(I) 【化2】 (式中、X1は直鎖もしくは分岐C1〜C4アルキル基ま
たはハロゲン原子であり、nは0〜4の整数であり、n
が2以上の整数である場合、複数のX1は互いに同一ま
たは異なっていてもよい;R1は1〜4個のC1〜C4ア
ルコキシ基および/またはヒドロキシル基によって置換
されていてもよい直鎖または分岐C1〜C1 0アルキル基
であり、前記直鎖または分岐C1〜C10アルキル基が2
個以上のC1〜C4アルコキシ基および/またはヒドロキ
シル基で置換されている場合、複数のC1〜C4アルコキ
シ基および/またはヒドロキシル基は互いに同一または
異なっていてもよい。)で表されるトリアジン誘導体お
よび/またはその塩と、(C)スルホニルウレア系化合
物とを有効成分として含有することを特徴とする除草剤
組成物。 - 【請求項4】 (C)成分のスルホニルウレア系化合物
が、下記の化合物C−1〜C−5の中から選ばれた少な
くとも1種の化合物である請求項3記載の除草剤組成
物。 C−1: 1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピ
リジン−3−イルスルホニル−3−(4,6−ジメトキ
シピリミジン−2−イル)尿素(一般名:イマゾスルフ
ロン) C−2: エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボキシラート(一般名:ピラゾ
スルフロンエチル) C−3: メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−o−トル
アート(一般名:ベンスルフロンメチル) C−4: 1−{[o−(シクロプロピルカルボニル)
フェニル]スルファモイル}−3−(4,6−ジメトキ
シ−2−ピリミジニル)尿素(一般名:シクロスルファ
ムロン) C−5: N−[{(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イル)アミノカルボニル}]−1−メチル−4−
(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1H
−ピラゾール−5−スルフォンアマイド(一般名:アジ
ムスルフロン) - 【請求項5】 (A)成分と(C)成分との配合割合が
重量比100:1〜1:500である請求項3または4
記載の除草剤組成物。 - 【請求項6】 (A)一般式(I) 【化3】 (式中、X1は直鎖もしくは分岐C1〜C4アルキル基ま
たはハロゲン原子であり、nは0〜4の整数であり、n
が2以上の整数である場合、複数のX1は互いに同一ま
たは異なっていてもよい;R1は1〜4個のC1〜C4ア
ルコキシ基および/またはヒドロキシル基によって置換
されていてもよい直鎖または分岐C1〜C1 0アルキル基
であり、前記直鎖または分岐C1〜C10アルキル基が2
個以上のC1〜C4アルコキシ基および/またはヒドロキ
シル基で置換されている場合、複数のC1〜C4アルコキ
シ基および/またはヒドロキシル基は互いに同一または
異なっていてもよい。)で表されるトリアジン誘導体お
よび/またはその塩と、(D)下記の化合物D−1〜D
−16の中から選ばれた少なくとも1種の化合物とを有
効成分として含有することを特徴とする除草剤組成物。 D−1: 5−tert−ブチル−3−(2,4−ジク
ロロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オ
キサジアゾリン−2−オン(一般名:オキサジアゾン) D−2: (RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−ト
リルオキシ)プロピオンアニリド(一般名:クロメプロ
ップ) D−3: 2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−
(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン
(一般名:ジメタメトリン) D−4: S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペ
リジン−1−カルボチオアート(一般名:ジメピペレー
ト) D−5: 1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−
(p−トリル)尿素(一般名:ダイムロン) D−6: α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド
(一般名:ナプロアニリド) D−7: 2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)
−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセ
トフェノン(一般名:ピラゾキシフェン) D−8: 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネ
ート(一般名:ピラゾレート) D−9: (RS)−2−ブロモ−N−(α,α−ジメ
チルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド(一般
名:ブロモブチド) D−10: 2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トル
オイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキ
シ]−4′−メチルアセトフェノン(一般名:ベンゾフ
ェナップ) D−11: 3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチ
アジアジノン−(4)−2,2−ジオキシド(一般名:
ベンタゾン) D−12: 2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベン
ゾフラン−5−イルエタンスルフォネート(一般名:ベ
ンフレセート) D−13: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸
(一般名:MCP) D−14: 2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸
(一般名:MCPB) D−15: 2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(一般
名:2,4−D) D−16: 1−(2−ジクロロベンジル)−3−
(α,α−ジメチルベンジル)尿素(一般名:クミルロ
ン) - 【請求項7】 (A)成分と(D)成分との配合割合が
重量比100:1〜1:500である請求項6記載の除
草剤組成物。 - 【請求項8】 (A)成分の一般式(I)において、X1
がメチル基またはフッ素原子である請求項1〜7のいず
れかに記載の除草剤組成物。 - 【請求項9】 (A)成分の一般式(I)において、n
が1または2である請求項8記載の除草剤組成物。 - 【請求項10】 (A)成分の一般式(I)において、
X1の置換位置がフェノキシ基の3位および/または5
位である請求項9記載の除草剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8181020A JPH1025211A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 除草剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8181020A JPH1025211A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 除草剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1025211A true JPH1025211A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16093362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8181020A Withdrawn JPH1025211A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 除草剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1025211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102150665A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-08-17 | 陕西韦尔奇作物保护有限公司 | 一种含氰氟草酯与三嗪类的除草组合物 |
WO2016017547A1 (ja) * | 2014-07-30 | 2016-02-04 | 日産化学工業株式会社 | 固形農薬組成物 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP8181020A patent/JPH1025211A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102150665A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-08-17 | 陕西韦尔奇作物保护有限公司 | 一种含氰氟草酯与三嗪类的除草组合物 |
WO2016017547A1 (ja) * | 2014-07-30 | 2016-02-04 | 日産化学工業株式会社 | 固形農薬組成物 |
JPWO2016017547A1 (ja) * | 2014-07-30 | 2017-04-27 | 日産化学工業株式会社 | 固形農薬組成物 |
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