JPH10251120A - コラーゲン組成物及びその調製方法 - Google Patents
コラーゲン組成物及びその調製方法Info
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- JPH10251120A JPH10251120A JP10076450A JP7645098A JPH10251120A JP H10251120 A JPH10251120 A JP H10251120A JP 10076450 A JP10076450 A JP 10076450A JP 7645098 A JP7645098 A JP 7645098A JP H10251120 A JPH10251120 A JP H10251120A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 実施が簡単で、その結果、高価でないコラー
ゲン組成物の調製方法及びコラーゲン組成物を提供す
る。 【解決手段】 コラーゲンの繊維を粒径10乃至100
ミクロンまで粉砕し、ゲル化するに十分な量の水と混合
することからなるコラーゲン組成物の調製方法。1乃至
2重量部のコラーゲン繊維と99乃至98重量部の水
と、所望により0.1乃至0.8重量部の多糖類を混合するこ
とが好ましい。粒径10乃至100ミクロンのコラーゲ
ン繊維を含有するコラーゲン組成物が提供され、好まし
くは、コラーゲン繊維の10乃至40重量%の多糖類を
含有する。多糖類は、グアーガム又はキサンタンガムが
好ましい。第一の容器中に水99乃至98重量部を備
え、第二の容器中に粒径10乃至100ミクロンのコラ
ーゲン繊維1乃至2重量部を備えてなるゲル調製用キッ
トの形態であってもよい。
ゲン組成物の調製方法及びコラーゲン組成物を提供す
る。 【解決手段】 コラーゲンの繊維を粒径10乃至100
ミクロンまで粉砕し、ゲル化するに十分な量の水と混合
することからなるコラーゲン組成物の調製方法。1乃至
2重量部のコラーゲン繊維と99乃至98重量部の水
と、所望により0.1乃至0.8重量部の多糖類を混合するこ
とが好ましい。粒径10乃至100ミクロンのコラーゲ
ン繊維を含有するコラーゲン組成物が提供され、好まし
くは、コラーゲン繊維の10乃至40重量%の多糖類を
含有する。多糖類は、グアーガム又はキサンタンガムが
好ましい。第一の容器中に水99乃至98重量部を備
え、第二の容器中に粒径10乃至100ミクロンのコラ
ーゲン繊維1乃至2重量部を備えてなるゲル調製用キッ
トの形態であってもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コラーゲン組成物
及びその調製方法に関する。
及びその調製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ほ乳動物を含む動物又は魚類から抽出さ
れた各種のコラーゲンを含有するスキンケアを目的とし
た処方は無数に存在する。
れた各種のコラーゲンを含有するスキンケアを目的とし
た処方は無数に存在する。
【0003】市販の化粧品としては、コラーゲンを含有
する液状又はペースト状のスキンケア製品、美容製品、
及び、衛生製品などがある。
する液状又はペースト状のスキンケア製品、美容製品、
及び、衛生製品などがある。
【0004】また、治療と化粧の双方を目的として皮膚
上で使用するようにした凍結乾燥コラーゲンマスクやフ
ェイスパックもある。
上で使用するようにした凍結乾燥コラーゲンマスクやフ
ェイスパックもある。
【0005】さらに工夫された調合品としては、より医
薬的な用途に向けられた、コラーゲン含有フィルム、ビ
ーズ、粉末等も販売されている。
薬的な用途に向けられた、コラーゲン含有フィルム、ビ
ーズ、粉末等も販売されている。
【0006】コラーゲンを製造する方法は広く知られて
おり、すなわち、コラーゲンは、動物の真皮(dermis)を
粉砕後、酸溶液で処理し、コラーゲンの溶解画分を抽出
して製造される。これは、ある場合には、繊維を得るの
に有用である。これらのゼラチン化された繊維から、凍
結乾燥によってマスクが得られる。同様に、コラーゲン
の溶解画分を架橋させることにより、凍結乾燥によって
フィルム、マスク又はフェイスパックを得ることもでき
る。
おり、すなわち、コラーゲンは、動物の真皮(dermis)を
粉砕後、酸溶液で処理し、コラーゲンの溶解画分を抽出
して製造される。これは、ある場合には、繊維を得るの
に有用である。これらのゼラチン化された繊維から、凍
結乾燥によってマスクが得られる。同様に、コラーゲン
の溶解画分を架橋させることにより、凍結乾燥によって
フィルム、マスク又はフェイスパックを得ることもでき
る。
【0007】欧州特許第0 709 101号はコラーゲンを基
本とする熱安定なゲルの調製について記載しているが、
50℃にて非常に高速な撹拌下(ターボ撹拌機)で溶解
させる必要がある。このゲルは業務用の調合物としてそ
のまま販売されている。
本とする熱安定なゲルの調製について記載しているが、
50℃にて非常に高速な撹拌下(ターボ撹拌機)で溶解
させる必要がある。このゲルは業務用の調合物としてそ
のまま販売されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらのコラーゲン組
成物の形態は総て製造に凍結乾燥を要するため、高価で
ある。本発明は、以前よりも実施が簡単で、その結果、
高価でないコラーゲン組成物の調製方法によって上述の
欠点を解消するものである。
成物の形態は総て製造に凍結乾燥を要するため、高価で
ある。本発明は、以前よりも実施が簡単で、その結果、
高価でないコラーゲン組成物の調製方法によって上述の
欠点を解消するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、コラー
ゲン繊維を粒径10乃至100ミクロンに粉砕し、これ
をゲル生成させるに十分な量の水及び所望により多糖類
と混合することからなる。このようにして、1乃至2重
量部のコラーゲンと、これに対応する99乃至98重量
部の水とを含有するゲル状のコラーゲン組成物が得られ
る。
ゲン繊維を粒径10乃至100ミクロンに粉砕し、これ
をゲル生成させるに十分な量の水及び所望により多糖類
と混合することからなる。このようにして、1乃至2重
量部のコラーゲンと、これに対応する99乃至98重量
部の水とを含有するゲル状のコラーゲン組成物が得られ
る。
【0010】上記粒径に粉砕されたコラーゲン繊維を水
に接触させた時、特に室温(4〜28℃)で15分未満
の間、手で撹拌するだけで、ゲルが形成されることを見
い出したことは予期し得ないことであった。このゲル
は、特に、ブルックフィールドモジュール5粘度計の室
温での測定で8000乃至80,000cpsの粘度を備
え、化粧品や治療用に使用することが可能なコラーゲン
マスクの迅速な形成を可能とするに十分なものである。
に接触させた時、特に室温(4〜28℃)で15分未満
の間、手で撹拌するだけで、ゲルが形成されることを見
い出したことは予期し得ないことであった。このゲル
は、特に、ブルックフィールドモジュール5粘度計の室
温での測定で8000乃至80,000cpsの粘度を備
え、化粧品や治療用に使用することが可能なコラーゲン
マスクの迅速な形成を可能とするに十分なものである。
【0011】0.1乃至0.8重量部の多糖類、好まし
くはグアーガムやキサンタンガム等のガムを、コラーゲ
ンに添加することが好ましく、この多糖類は、コラーゲ
ン繊維の10乃至40重量%に相当する。
くはグアーガムやキサンタンガム等のガムを、コラーゲ
ンに添加することが好ましく、この多糖類は、コラーゲ
ン繊維の10乃至40重量%に相当する。
【0012】本発明の製品は、好ましくは、コラーゲン
繊維と所望によりこれに添加された多糖類を含有する一
方の容器と、水を含有する他方の容器とからなる2つの
壺等の容器の形態で販売される。使用者は、マスクの調
合の準備ができる迄は、この2つの容器の内容物を混合
することはないため、調合されたゲルは新鮮であり、そ
の成分が経時的に分離することもない。
繊維と所望によりこれに添加された多糖類を含有する一
方の容器と、水を含有する他方の容器とからなる2つの
壺等の容器の形態で販売される。使用者は、マスクの調
合の準備ができる迄は、この2つの容器の内容物を混合
することはないため、調合されたゲルは新鮮であり、そ
の成分が経時的に分離することもない。
【0013】本発明の第一の段階は、ほ乳動物や魚類由
来の動物性コラーゲン粉末を所定の粒度まで粉砕するこ
とから成る。使用される繊維は、公知の方法に従い、原
料を曹達又はペプシン等の酵素の存在下で処理すること
により得ることができる。該繊維を所定の粒径に粉砕す
るために、ブレード型の粉砕機で粉砕してもよい。ま
た、例えば、液体窒素を用いた凍結粉砕法を使用するこ
ともできる。この段階は、工場で実施してもよい。
来の動物性コラーゲン粉末を所定の粒度まで粉砕するこ
とから成る。使用される繊維は、公知の方法に従い、原
料を曹達又はペプシン等の酵素の存在下で処理すること
により得ることができる。該繊維を所定の粒径に粉砕す
るために、ブレード型の粉砕機で粉砕してもよい。ま
た、例えば、液体窒素を用いた凍結粉砕法を使用するこ
ともできる。この段階は、工場で実施してもよい。
【0014】本発明の第二の段階は、上記で得られた粉
末に水を添加する段階からなり、この段階は、使用者が
家庭で好きな時に実施してもよい。所望により、水を添
加する前に、この微細な粉末を多糖類と混合してもよ
い。この多糖類は、粉末を迅速且つ均一にゼラチン化す
るように機能する。多糖類の使用量は、使用する繊維の
10乃至40重量%、好ましくは20重量%であり、理
想的には、この多糖類は工場でコラーゲン繊維に添加さ
れる。
末に水を添加する段階からなり、この段階は、使用者が
家庭で好きな時に実施してもよい。所望により、水を添
加する前に、この微細な粉末を多糖類と混合してもよ
い。この多糖類は、粉末を迅速且つ均一にゼラチン化す
るように機能する。多糖類の使用量は、使用する繊維の
10乃至40重量%、好ましくは20重量%であり、理
想的には、この多糖類は工場でコラーゲン繊維に添加さ
れる。
【0015】仕上がった粉末は活性成分を含有すること
ができ、該活性成分はスキンケア処置の際中に濃縮還元
(rehydrate)された状態で皮膚に放出される。かかる
水溶性活性成分は、例えば、水溶性ビタミン、オリゴ成
分、サポニン等の植物エキスから選択される。かかる添
加は、製品を処方又は調合する者が企てる目的に応じて
異なってもよい。
ができ、該活性成分はスキンケア処置の際中に濃縮還元
(rehydrate)された状態で皮膚に放出される。かかる
水溶性活性成分は、例えば、水溶性ビタミン、オリゴ成
分、サポニン等の植物エキスから選択される。かかる添
加は、製品を処方又は調合する者が企てる目的に応じて
異なってもよい。
【0016】上記活性成分に応じて、該組成物は、例え
ば、正常な皮膚の機能を保つように、又は、皮膚を潤す
ことによって皮膚を改善するように、保護性を備えてい
てもよい。該組成物は、とりわけ、赤み(redness)等
の美的問題やアクネ(acne)、紅斑(erythema)又は血腫(h
aematoma)等の皮膚病学的問題を治療するものであって
もよい。
ば、正常な皮膚の機能を保つように、又は、皮膚を潤す
ことによって皮膚を改善するように、保護性を備えてい
てもよい。該組成物は、とりわけ、赤み(redness)等
の美的問題やアクネ(acne)、紅斑(erythema)又は血腫(h
aematoma)等の皮膚病学的問題を治療するものであって
もよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
は該実施例のみに限定されるものではない。
は該実施例のみに限定されるものではない。
【0018】実施例1 本例では、100グラムのゼラチン質粉末を得た。ま
ず、6月齢よりも若い子牛由来の真皮1kgを出発原料
として使用した。この真皮を、公知の方法、例えば、曹
達による前処理に続いて酸性pH下で塩化ナトリウムで
沈殿させ、アセトンで繰り返し洗浄して塩を除去すると
ともに沈殿物を乾燥させることによって、繊維に転換し
た。
ず、6月齢よりも若い子牛由来の真皮1kgを出発原料
として使用した。この真皮を、公知の方法、例えば、曹
達による前処理に続いて酸性pH下で塩化ナトリウムで
沈殿させ、アセトンで繰り返し洗浄して塩を除去すると
ともに沈殿物を乾燥させることによって、繊維に転換し
た。
【0019】そして、粉砕機に直接導入した液体窒素下
で凍結粉砕された85グラムの乾燥繊維を得た。この操
作には、1リットルの窒素を要した。得られた粉末は5
0μmの平均粒径を備えていた。
で凍結粉砕された85グラムの乾燥繊維を得た。この操
作には、1リットルの窒素を要した。得られた粉末は5
0μmの平均粒径を備えていた。
【0020】そして、80グラムの細かく粉砕された粉
末状繊維を得て、これをグアーガム系のRhone-Poulenc
製のJaguar(登録商標)ガム20グラムと混合した。
末状繊維を得て、これをグアーガム系のRhone-Poulenc
製のJaguar(登録商標)ガム20グラムと混合した。
【0021】この粉末1グラムを、99mlの水を添加
することによりゼラチン化した。このゲル状の調製品
は、処置室(cubicle)内で治療対象の顔や体の部分を
被覆するのに使用することができる。
することによりゼラチン化した。このゲル状の調製品
は、処置室(cubicle)内で治療対象の顔や体の部分を
被覆するのに使用することができる。
【0022】実施例2 本例では、実施例1に準じて、粉末状の魚類コラーゲン
すなわち海洋性コラーゲンを得た。これは、温かい水中
に生息する魚であるしたびらめ(soles)の皮から製造し
たので、耐熱性に優れている。まず、したびらめの皮を
粉砕して、リン酸緩衝溶液で洗浄し、ペプシンで酵素処
理し、pH5未満でNaClによって沈殿させ、その後、5
0/50の水/アセトン混合液で洗浄し、乾燥機で乾燥
し、実施例1に準じて凍結粉砕することによって得た。
収率は10%であった。この粉末1乃至2gを99乃至
98mlの水でゼラチン化した。
すなわち海洋性コラーゲンを得た。これは、温かい水中
に生息する魚であるしたびらめ(soles)の皮から製造し
たので、耐熱性に優れている。まず、したびらめの皮を
粉砕して、リン酸緩衝溶液で洗浄し、ペプシンで酵素処
理し、pH5未満でNaClによって沈殿させ、その後、5
0/50の水/アセトン混合液で洗浄し、乾燥機で乾燥
し、実施例1に準じて凍結粉砕することによって得た。
収率は10%であった。この粉末1乃至2gを99乃至
98mlの水でゼラチン化した。
【0023】実施例3 剥離性のマスクを調製した。これは、実施例1の粉末に
2gのセルロース繊維を添加することによって調製し
た。
2gのセルロース繊維を添加することによって調製し
た。
【0024】実施例4 実施例1又は2で得られたゲルに、バイカルキンポウゲ
(lesser celandine)から得られたサポニンをゲルの2
重量%の量だけ添加した。得られた製品は、皮膚の日焼
けを防止するように処方されたものである。
(lesser celandine)から得られたサポニンをゲルの2
重量%の量だけ添加した。得られた製品は、皮膚の日焼
けを防止するように処方されたものである。
【0025】実施例5 サポニンの代わりに5%のアルニカチンキのスプレー
(arnica spray)を用いた以外、実施例4と同様の初期
方法によって、ゲルを調製した。このゲルは、血腫の充
血を緩和するために処方された。
(arnica spray)を用いた以外、実施例4と同様の初期
方法によって、ゲルを調製した。このゲルは、血腫の充
血を緩和するために処方された。
【0026】実施例6 この粉末は、5%の水性アロエエキスとともにゼラチン
化した。この調製品は皮膚の湿潤化に使用した。
化した。この調製品は皮膚の湿潤化に使用した。
【0027】実施例7 本例では、”耐劣化”性の処方を行った。下記活性エキ
スを実施例1又は9の基本処方に添加した: 2% 海洋性エラスチン(elastin) 0.08% ヒアルロン酸 0.5% 水溶性ビタミン 2% 銀杏(ginkgo biloba)
スを実施例1又は9の基本処方に添加した: 2% 海洋性エラスチン(elastin) 0.08% ヒアルロン酸 0.5% 水溶性ビタミン 2% 銀杏(ginkgo biloba)
【0028】実施例8 本例では、”赤みを拡散させる(diffuse redness)”処
方を行った。下記植物エキスを実施例1又は9の基本処
方に添加した: 3% センテラアジアチカ(Centella Asiatica)
エキス 2% ルスカス(Ruscus)エキス 1.5% ハイドラスチス(Hydrastis)エキス
方を行った。下記植物エキスを実施例1又は9の基本処
方に添加した: 3% センテラアジアチカ(Centella Asiatica)
エキス 2% ルスカス(Ruscus)エキス 1.5% ハイドラスチス(Hydrastis)エキス
【0029】実施例9 ガムを添加することなく実施例1を繰り返した。得られ
たゲルは、顔を被覆するために使用することができる。
たゲルは、顔を被覆するために使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598039172 15 Galerie Vivienne 75002 Paris, France (72)発明者 イザベラ ボッレ フランス国、69003 リヨン、リュ レオ ン ジョーホー 63
Claims (8)
- 【請求項1】 コラーゲンの繊維を粒径10乃至100
ミクロンまで粉砕し、ゲル化するに十分な量の水と混合
することからなるコラーゲン組成物の調製方法。 - 【請求項2】 1乃至2重量部のコラーゲン繊維と99
乃至98重量部の水とを混合することからなる請求項1
に記載の方法。 - 【請求項3】 0.1乃至0.8重量部の多糖類を前記コラー
ゲン繊維と混合する請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 粒径10乃至100ミクロンのコラーゲ
ン繊維を含有するコラーゲン組成物。 - 【請求項5】 前記コラーゲン繊維の10乃至40重量
%の多糖類を含有する請求項4に記載の組成物。 - 【請求項6】 前記多糖類が、グアーガム又はキサンタ
ンガムである請求項5に記載の組成物。 - 【請求項7】 第一の容器中に水99乃至98重量部を
備え、第二の容器中に粒径10乃至100ミクロンのコ
ラーゲン繊維1乃至2重量部を備えてなるゲル調製用キ
ット。 - 【請求項8】 前記第二の容器が0.1乃至0.8重量部の多
糖類を含有する請求項7に記載のゲル調製用キット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9703006A FR2760644B1 (fr) | 1997-03-13 | 1997-03-13 | Composition a base de collagene, son procede de preparation et ses applications |
FR9703006 | 1997-03-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10251120A true JPH10251120A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=9504710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10076450A Pending JPH10251120A (ja) | 1997-03-13 | 1998-03-11 | コラーゲン組成物及びその調製方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5972908A (ja) |
EP (1) | EP0864321A1 (ja) |
JP (1) | JPH10251120A (ja) |
CA (1) | CA2231743A1 (ja) |
FR (1) | FR2760644B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100381741B1 (ko) * | 1999-05-19 | 2003-04-26 | 꼴레띠까 | 저취성 및 개선된 기계적 성질을 갖는 해산물 유래콜라겐을 함유한 콜라겐 제품, 화장용 또는 약학적 조성물또는 제품으로서의 그 용도 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6309454B1 (en) | 2000-05-12 | 2001-10-30 | Johnson & Johnson Medical Limited | Freeze-dried composite materials and processes for the production thereof |
EA023884B1 (ru) | 2005-05-19 | 2016-07-29 | Аква Био Текнолоджи Аса | Содержащая желатин композиция для наружного применения и способы ее использования |
DE102009035113A1 (de) * | 2009-07-29 | 2011-02-03 | Philipps-Universität Marburg | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von kurzen Fasern |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR6652M (ja) * | 1966-12-28 | 1969-01-27 | ||
US3632350A (en) * | 1970-02-02 | 1972-01-04 | Fmc Corp | Food compositions containing microcrystalline collagen |
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