JPH10250487A - 車両用の収納ボックス - Google Patents

車両用の収納ボックス

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JPH10250487A
JPH10250487A JP5819497A JP5819497A JPH10250487A JP H10250487 A JPH10250487 A JP H10250487A JP 5819497 A JP5819497 A JP 5819497A JP 5819497 A JP5819497 A JP 5819497A JP H10250487 A JPH10250487 A JP H10250487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
lid
storage
opening
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP5819497A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Sugimoto
光良 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH10250487A publication Critical patent/JPH10250487A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中の振動等によりガタツキ音を発生した
り収納物が破損するのを阻止する。収納物の出し入れを
容易にする。 【解決手段】 この収納ボックス10は、助手席の前方
に設けられた金属からなる略箱形の本体12と、本体1
2の手前側側部12b上方に形成された開口部14下方
で開閉可能に支持される蓋18と、本体12内部に撓ん
だ状態で釣支される収納布20と、を有している。収納
物は収納布20内で保持されるので、本体12内面に接
触してガタツキ音を生じたり損傷することはない。蓋1
8を開いたときには、収納布20がワイヤ24を介して
上昇するため、収納物を容易に出し入れすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運転席ある
いは助手席の前方に設置される収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】産業車両のような車両では、一般に、エ
マージェンシーボックスと呼ばれる収納ボックスが運転
席や助手席の前方に設置されている。このような収納ボ
ックスは、金属からなる略箱形の本体と、この本体の手
前側の側部上方に形成された開口部を開閉する蓋とを有
しており、この蓋を開いて赤色緊急灯,電池,バインダ
等の収納物を本体内部に収納したり本体内部から取り出
すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の収納ボック
スにあっては、収納物が金属からなる本体内面と直接接
触するため、走行中の振動等によりガタガタという騒音
が発生したり、あるいは収納物への衝撃が大きくなるこ
とから、バインダに挟んであった紙が外れたり、さらに
は緊急灯の電球切れのように、内部に収納された収納物
が損傷する虞がある。
【0004】また、収納ボックスが運転席や助手席に着
席する乗員と干渉することのないように上下方向に長尺
に形成されている場合、本体の開口部から底部までの距
離が長くなり、本体底部に位置する収納物を取り出し難
いといった問題がある。またこのようなものでは、本体
内に収納物を入れる際に、収納物が本体底部へ衝突する
ときの衝撃が大きくなり、収納物が損傷する虞がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1の発明
に係わる車両用の収納ボックスは、車両の運転席または
助手席の前方に設けられ、手前側の側部上方に開口部が
形成された略箱形の本体と、開口部下方で本体に開閉可
能に支持される蓋と、本体内部に撓んだ状態で釣支さ
れ、蓋の開動作に連動して開口部側へ移動する収納布
と、を有することを特徴としている。
【0006】また、請求項2の発明は、上記収納布が、
一方の端縁部が本体または蓋の手前側の側部内面に沿う
とともに、他方の端縁部が本体の奥側の側部内面に沿っ
ており、少なくとも一方の端縁部が、蓋開閉時に揺動す
る蓋の上部にワイヤを介して連結され、蓋の開閉動作に
応じて本体の側部内面に沿って移動することを特徴とし
ている。
【0007】請求項3の発明は、上記収納布が、上記蓋
が閉じているとき、本体内の下部空間を埋めるように、
その底部が本体の底部内面に近接していることを特徴と
している。
【0008】請求項4の発明は、上記車両が産業車両で
あり、上記本体が金属により形成されていることを特徴
としている。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、柔らかい布材
からなる収納布により収納物が保持されるので、これら
収納物を有効に保護することができる。具体的には、収
納物と本体内面とが直接的に干渉することが阻止される
ので、走行時に振動が加わるような場合であっても、ガ
タガタといった騒音が生じたり収納物が損傷することは
ない。また、蓋の開動作に連動して収納布が開口部側へ
移動し、つまり本体開口部側へ近づいてくるので、収納
物の出し入れが容易となる。
【0010】さらに請求項2の発明によれば、収納布の
端縁部がワイヤを介して蓋の上部に機械的に連結されて
いるため、蓋の開閉動作に追従して収納布を確実に本体
の側部内面に沿って移動させることができる。
【0011】加えて請求項3の発明では、収納布が本体
内の下部空間を埋めるように、収納布の内部空間を大き
くとっているので、収納布を設けたことによる収納容積
の低下を最小限に抑えることができる。
【0012】このような本発明は、一般的な自動車に適
用することもできるが、請求項4のように、収納ボック
スの本体が、収納物が接触するときにガタツキ音が発生
したり損傷する可能性の大きい金属により形成されてい
る産業車両に特に好適に用いられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の最適な実施の形態について詳述する。
【0014】図5は、本発明に係わる収納ボックスが好
適に適用される産業車両を示す斜視図である。この産業
車両は、後部に航空荷物等をけん引するけん引装置2を
備えたトーイングトラクター1であり、運転席3や助手
席4の前方に位置するダッシュ部5には、いわゆるエマ
ージェンシーボックスと呼ばれる収納ボックス10が設
置されている。
【0015】図1〜4は上記収納ボックス10を示して
おり、図1,2は透視図、図3,4はそれぞれ図1,2
の縦断面図である。
【0016】この収納ボックス10は、金属により略箱
形に形成された本体12と、この本体12の手前側の側
部12a上方に形成された開口部14を開閉するよう
に、開口部14の下縁部で2つのヒンジ16を介して本
体12に回動可能に取り付けられた金属製の蓋18と、
本体12内部に撓んだ状態で釣支された可撓性を有する
収納布20と、を有している。
【0017】本体12は、助手席4に着座した乗員と干
渉することのないように、ダッシュ部5に沿って上下方
向に斜めに延びるとともに下方へ向けてやや先細りする
薄肉箱形に形成されている。
【0018】蓋18は、開閉時に把持されるハンドル2
2が取り付けられた手前側の側部18aと、この側部1
8aの両側から本体12側へ折曲する側片部18bとを
有する略コ字状に形成されている。側片部18bは、図
1に示すように蓋18を閉じたときには本体12の側壁
部12c内側に収納され(図1,3)、蓋18を開いた
際には開口部14との間をガイドする部材として機能す
る(図2,4)。
【0019】収納布20は、可撓性を有する柔らかい布
材により略長方形状に形成されている。この収納布20
は、端末処理が施された手前側の端縁部20aおよび奥
側の端縁部20bを上端としてU字状に撓んだ状態で本
体12内に釣支されており、その内部でエマージェンシ
ーライト(赤色緊急灯)30,電池32,および伝票等
を挟むバインダ34のような収納物を保持するようにな
っている。また収納布20は、収納物30,32,34
が収納布20から落下することのないように、その両端
縁部20a,20bがそれぞれ本体12の側部12a,
12b内面に沿っているとともに、左右両側の側縁部2
0cが本体12の側壁部12c内面に近接している。
【0020】ここで、収納布20の手前側端縁部20a
が、本体12の開口部14下縁部に沿った手前側側部1
2a内面に接着固定される一方、奥側端縁部20bは、
その両側で2本のワイヤ24を介して、蓋開閉時に揺動
する蓋18の上部に連結されており、蓋18の開閉動作
に連動して奥側側部12bに沿って昇降するようになっ
ている。詳述すると、本体12内には、奥側側部12b
の上隅部にローラ26がブラケット26aを介して回動
自在に取り付けられており、一端で収納布20の奥側端
縁部20bに取り付けられた各ワイヤ24は、本体側部
12bに沿って延びるとともに、ローラ26外周に沿っ
て折曲し、他端で蓋18の側片部18b上部に設けられ
た係止金具28に取り付けられている。
【0021】図1,3に示すように蓋18を閉じた状態
では、収納布20は、本体12内部の下部空間を埋める
ように釣支されており、その底部20dが本体12の底
部12d内面に近接している。つまり収納布20の内部
空間は十分な大きさを有しており、収納布20を設けた
ことによる収納容積の低下が最小限に抑えられている。
【0022】このとき、収納布20内に保持される収納
物30,32,34は、可撓性を有する柔らかい収納布
20によって保護されている。つまり収納物と本体12
内面とが直接的に干渉することが阻止されているため、
車両走行時に振動が入力したような場合であっても、ガ
タツキ音が生じたり、エマージェンシーライト30の電
球が切れるといったような収納物の損傷が有効に阻止さ
れている。
【0023】一方、図2,4に示すようにハンドル22
を手前側へ引いて蓋18を開ける際には、ワイヤ24が
蓋18の開動作に追従して開方向へ引っ張られ、このワ
イヤ24を介して収納布20の奥側端縁部20bが本体
12の奥側側部12bに沿って引き上げられる。この結
果、収納布20の底部20dが開口部14へ近づくよう
に移動し、開口部14から収納布20の底部20dまで
の距離が短くなるから、収納物30,32,34の出し
入れが容易となる。特にバインダ34のように長尺な収
納物は、図4に示すように手前側へ飛び出す形となるた
め、その取り出しが極めて容易となる。また、開口部1
4から収納布20の底部20dまでの距離が短くなるた
め、挿入の際の衝撃も小さくなり、収納物が損傷するこ
とはない。
【0024】そして再び蓋18を閉めると、ワイヤ24
を介して収納布20の奥側端縁部20bが下降し、収納
布20が図1,3に示す状態へと戻される。
【0025】以上のように、本実施例の収納ボックス1
0では、収納布20で収納物を保持するようにしたの
で、収納物と本体12内面とが直接干渉することはな
く、ガタツキ音の発生や収納物の損傷を効果的に阻止す
ることができる。また蓋18を開いたときに収納布20
が上昇して開口部14へ近づくため、収納物30,3
2,34の出し入れが容易となる。
【0026】図6,7は、第2実施例の収納ボックス4
0を示している。なお、上記第1実施例と同一構成部分
には同一参照符号を付して重複する構成および効果の説
明を適宜省略する。
【0027】この収納ボックス40では、収納布20の
奥側端縁部20bを本体12の奥側側部12bに溶接固
定してあるとともに、手前側端縁部20aをワイヤ24
を介して揺動する蓋18の上部に連結してあり、蓋18
の開閉動作に連動して手前側端縁部20aが昇降するよ
うに構成してある。
【0028】詳述すると、蓋開閉時に揺動する蓋18の
手前側側部18a内面の上部両側には、2つのローラ4
2が回転自在に固定されており、一端で収納布20の手
前側端縁部20aに取り付けられた各ワイヤ24は、蓋
18の手前側側部18aに沿って延びるとともに、ロー
ラ42の外周に沿って折曲し、他端で本体12の奥側側
部12b内面上方に設けられた係止金具44に取り付け
られている。
【0029】このような第2実施例の収納ボックス40
によれば、第1実施例と同様、収納布20で収納物を保
持することができるので、収納物と本体12内面とが直
接的に干渉することはなく、ガタツキ音の発生や収納物
の損傷を効果的に阻止することができる。また蓋18を
開くと、収納布20の手前側端縁部20aがワイヤ24
を介して蓋18の手前側側部18a内面に沿って上昇
し、第1実施例と同様に開口部14側へと近づくため、
収納物の出し入れが容易となる。
【0030】なお、本発明は上記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば上記実施例では収納布20の
両端縁部20a,20bのうち、いずれか一方をワイヤ
24を介して蓋18と連結するように構成してあるが、
両端縁部20a,20bの両方をワイヤ24を介して蓋
18へ連結し、これら両端縁部20a,20bが蓋18
の開閉動作に追従して昇降するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる車両用収納ボック
スを示す透視図。
【図2】図1の収納ボックスを示し、蓋が開いた状態を
示す透視図。
【図3】図1の縦断面図。
【図4】図2の縦断面図。
【図5】図1の収納ボックスが適用される車両の斜視
図。
【図6】第2実施例の収納ボックスを示す断面図。
【図7】図6の収納ボックスを示し、蓋が開いた状態を
示す断面図。
【符号の説明】
10,40…収納ボックス 12…本体 12a…手前側側部 12b…奥側側部 14…開口部 18…蓋 18a…手前側側部 20…収納布 20a…手前側端縁部 20b…奥側端縁部 20d…底部 24…ワイヤ 30,32,34…収納物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転席または助手席の前方に設け
    られ、手前側の側部上方に開口部が形成された略箱形の
    本体と、開口部下方で本体に開閉可能に支持される蓋
    と、本体内部に撓んだ状態で釣支され、蓋の開動作に連
    動して開口部側へ移動する収納布と、を有することを特
    徴とする車両用の収納ボックス。
  2. 【請求項2】 上記収納布は、一方の端縁部が本体また
    は蓋の手前側の側部内面に沿うとともに、他方の端縁部
    が本体の奥側の側部内面に沿っており、少なくとも一方
    の端縁部が、蓋開閉時に揺動する蓋の上部にワイヤを介
    して連結され、蓋の開閉動作に応じて本体の側部内面に
    沿って移動することを特徴とする請求項1に記載の車両
    用の収納ボックス。
  3. 【請求項3】 上記収納布は、上記蓋が閉じていると
    き、本体内の下部空間を埋めるように、その底部が本体
    の底部内面に近接していることを特徴とする請求項2に
    記載の車両用の収納ボックス。
  4. 【請求項4】 上記車両が産業車両であり、上記本体が
    金属により形成されていることを特徴とする請求項1〜
    3に記載の車両用の収納ボックス。
JP5819497A 1997-03-13 1997-03-13 車両用の収納ボックス Pending JPH10250487A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197114A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社豊田自動織機 牽引車

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197114A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社豊田自動織機 牽引車
CN107416050A (zh) * 2016-04-28 2017-12-01 株式会社丰田自动织机 牵引车
EP3238999B1 (en) * 2016-04-28 2021-03-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Towing vehicle

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