JPH10250342A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10250342A
JPH10250342A JP3644697A JP3644697A JPH10250342A JP H10250342 A JPH10250342 A JP H10250342A JP 3644697 A JP3644697 A JP 3644697A JP 3644697 A JP3644697 A JP 3644697A JP H10250342 A JPH10250342 A JP H10250342A
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outside
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外気2層流モードを有する車両用空調装置
であって、かつ、内外気吸入の切替機構を含む送風機ユ
ニット20をエンジンルーム11側に設置するものにお
いて、ダッシュパネル10に開ける内気導入用の貫通穴
10aが1つですむようにする。 【解決手段】 熱交換器44、45、デフロスタ開口部
55およびフット開口部61を有する空調ユニット40
を、車両のダッシュパネル10に対して車室12側に設
置し、送風機ユニット20をエンジンルーム11側に設
置する。送風機ユニット20には、第1空気通路50に
内気を吸入させる第1内気吸入口25と第2空気通路5
1に内気を吸入させる第2内気吸入口26とを隣接して
設け、この第1内気吸入口25と第2内気吸入口26
を、ダッシュパネル10に設けた共通の貫通穴10aを
通して車室12内に開口する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調空気の通路を
内気側の第1空気通路と外気側の第2空気通路とに区画
形成することにより、フット開口部からは暖められた高
温内気を再循環して吹き出し、一方、デフロスタ開口部
からは低湿度の外気を吹き出すようにして、暖房能力の
向上と窓ガラスの防曇性との両立を図ることができる内
外気2層流モードを有する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人においては、先に、特願平8−
116424号公報において、内外気2層流モードを有
する車両用空調装置を提案しており、この先願の装置の
概要を説明すると、車両用空調装置の空調ケースは、そ
の一端側に内気吸入口および外気吸入口が形成され、他
端側にフット開口部、デフロスタ開口部、およびフェイ
ス開口部がそれぞれ形成されている。
【0003】そして、この空調ケース内に、上記内気吸
入口から上記フェイス開口部およびフット開口部にかけ
ての第1空気通路と、上記外気吸入口から上記デフロス
タ開口部にかけての第2空気通路とを区画形成する仕切
り板が設けられている。さらに、上記両空気通路内に
は、暖房用熱交換器、この暖房用熱交換器をバイパスす
るバイパス通路、およびエアミックスドアがそれぞれ設
けられた構成となっている。なお、上記エアミックスド
アは、上記両空気通路にわたって回転可能に設けられた
1本の回転軸に、第1空気通路側のドアと第2空気通路
側のドアとがそれぞれ一体的に設けられた構成となって
いる。
【0004】そして、吹出モードとしてフェイスモード
およびバイレベルモードが選択されたときは、そのとき
の内外気モードが内気循環モードであれば、上記両空気
通路内に内気を導入し、外気導入モードであれば、上記
両空気通路内に外気を導入する。また、吹出モードとし
てデフロスタモードが選択されたときは、上記両空気通
路内に外気を導入する。
【0005】さらに、吹出モードとしてフットデフロス
タモード、フットモードが選択されたときは、第1空気
通路内に内気を導入し、第2空気通路内に外気を導入す
る2層流モードとする。こうすることによって、既に温
められている内気をフット吹出口から吹き出して車室内
を暖房できるので、暖房性能が向上できる。これと同時
に、デフロスタ吹出口からは低湿度の外気を窓ガラスへ
吹き出すので、窓ガラスの防曇性能を確保できる。
【0006】ところで、上記先願の装置では、第1空気
通路と第2空気通路の両通路に同時に内気を吸入する内
気モードにおける送風量の増加を図るために、第1空気
通路への送風用ファンの吸入口と、第2空気通路への送
風用ファンの吸入口とにそれぞれ対応して内気吸入口を
設定している。これにより、車室内空間からの内気を2
つの内気吸入口により2つのファンの吸入口に直接的に
吸入させて、内気吸入抵抗を減少し、内気送風量の増加
を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車室内におけ
る空調装置設置スペースの低減を図るために、内外気吸
入の切替機構を含む送風機ユニットをエンジンルーム側
に設置すると、2つのファンの吸入口に、内気を導くた
めの内気通路を2つ独立して設ける必要が生じる。この
ため、車室内とエンジンルームとを仕切るダッシュパネ
ルに、上記2つの内気通路を独立して形成するために、
2つの貫通穴を開ける必要が発生し、ダッシュパネルの
強度低下を招く。
【0008】また、ダッシュパネル周辺には種々な機器
が多数搭載されるので、ダッシュパネルの2箇所に内気
導入用の貫通穴を開けること自体が車両レイアウト上困
難となる場合がある。そこで、本発明は上記点に鑑み
て、内外気2層流モードを有する車両用空調装置であっ
て、かつ、内外気吸入の切替機構を含む送風機ユニット
をエンジンルーム側に設置するものにおいて、ダッシュ
パネルに開ける内気導入用の貫通穴が1つですむように
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜6記載の発明では、フット開口部(6
1)とデフロスタ開口部(55)の両方を同時に開口す
る吹出モードにおいて、空調空気が流れる通路を、内気
が流れる第1空気通路(27、50)と外気が流れる第
2空気通路(28、51)とに区画形成して、第1空気
通路(27、50)をフット開口部(61)に連通させ
るとともに、第2空気通路(28、51)をデフロスタ
開口部(55)に連通させる車両用空調装置において、
熱交換器(44、45)、デフロスタ開口部(55)お
よびフット開口部(61)を有する空調ユニット(4
0)を、車両のダッシュパネル(10)に対して車室
(12)側に設置し、空調ユニット(40)に空調空気
を送風する送風機ユニット(20)を、車両のダッシュ
パネル(10)に対してエンジンルーム(11)側に設
置し、送風機ユニット(20)には、第1空気通路(2
7、50)に内気を吸入させる第1内気吸入口(25)
と第2空気通路(28、51)に内気を吸入させる第2
内気吸入口(26)とを隣接して設け、この第1内気吸
入口(25)と第2内気吸入口(26)を、ダッシュパ
ネル(10)に設けた共通の貫通穴(10a)を通して
車室(12)内に開口し、さらに、送風機ユニット(2
0)には、第1空気通路(27、50)および第2空気
通路(28、51)に外気を吸入させる外気吸入口(3
0、31)と、第1内気吸入口(25)、第2内気吸入
口(26)および外気吸入口(30、31)を切替開閉
する内外気切替ドア手段(32、33)と、第1空気通
路(27、50)および第2空気通路(28、51)に
それぞれ送風可能な第1送風ファン(34)および第2
送風ファン(35)とを備え、内外気切替ドア手段(3
2、33)により、 第1空気通路(27、50)および第2空気通路(2
8、51)の両方に、第1内気吸入口(25)、第2内
気吸入口(26)を通して内気を吸入させる全内気モー
ド、 第1空気通路(27、50)および第2空気通路(2
8、51)の両方に外気吸入口(30、31)を通して
外気を吸入させる全外気モード、 および第1空気通路(27、50)に第1内気吸入口
(25)を通して内気を吸入させるとともに、第2空気
通路(28、51)に外気吸入口(30、31)を通し
て外気を吸入させる内外気2層流モードを切替設定する
ことを特徴としている。
【0010】本発明によると、エンジンルーム(11)
側に送風機ユニット(20)を設置することにより、車
室(12)内における空調装置設置スペースの低減を図
る同時に、送風機ユニット(20)において、第1内気
吸入口(25)と第2内気吸入口(26)とを隣接して
設け、この両内気吸入口(25、26)を、ダッシュパ
ネル(10)に設けた共通の貫通穴(10a)を通して
車室(12)内に開口しているから、ダッシュパネル
(10)に開ける内気導入用の貫通穴(10a)が1つ
ですむ。
【0011】そのため、貫通穴の形成によるダッシュパ
ネルの強度低下を最小限に抑えることができるととも
に、両内気吸入口(25、26)を1箇所にまとめて隣
接形成できるので、空調装置の車両搭載上の自由度が増
す。特に、請求項5記載の発明では、第1内外気切替ド
ア(32)および第2内外気切替ドア(33)の2つの
ドアにより、全内気モードと、全外気モードとを切
り替える際に、その切替途中に2層流モードの状態を
経由するようにしたことを特徴としている。
【0012】これによると、2層流モードの状態を経
由するため、第1、第2の2つの内外気切替ドア(3
2、33)が時間差をもって順次作動し、2つのドアが
同時に作動することがないので、車両走行中において走
行動圧が2つのドアに加わっている場合でも、ドア操作
力を低減できる。したがって、ドア駆動源としてサーボ
モータを用いる場合であれば、モータを小型軽量化で
き、また、手動操作方式の場合であれば、小さな操作力
でドア操作を軽快に行うことができる。
【0013】そして、本発明では、請求項6のように、
駆動源(70)からの操作力により回転する出力軸(7
1)と、この出力軸(71)に一体に結合され、この出
力軸(71)とともに回動する駆動リンク(72)と、
この駆動リンク(72)の回動により回動操作され、前
記第1内外気切替ドア(32)を回動させる第1従動リ
ンク(73)と、前記駆動リンク(72)の回動により
回動操作され、前記第2内外気切替ドア(33)を回動
させる第2従動リンク(74)とを備えることにより、
請求項5によるドア切替作動を達成できる。
【0014】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明を図に示す実施形態に
ついて詳述する。 (第1実施形態)図1、図2は本発明の第1実施形態を
示すもので、図1は本実施形態における送風機ユニット
部を車室側からみた正面図であり、図2は空調装置通風
系の全体構成を示す概要側面図である。
【0016】空調装置が搭載される車両は、図2に示す
ように、ダッシュパネル10により車両前方側のエンジ
ンルーム11と、車両後方側の車室12とに仕切られて
いる。そして、空調装置通風系は図2に示すように、大
別して、送風機ユニット20と空調ユニット40の2つ
の部分に分かれており、送風機ユニット20は、ダッシ
ュパネル10の直ぐ前方のエンジンルーム11内に設置
される。
【0017】一方、空調ユニット40はダッシュパネル
10の直ぐ後方の車室12内に設置されるものであっ
て、より具体的には、車室12内の前部に設置される計
器盤(図示せず)内において車両左右方向の略中央位置
に空調ユニット40は設置される。送風機ユニット20
は樹脂製ケース21を有し、このケース21の上部には
ダッシュパネル10に対向する横長の略長方形の開口部
22が形成されている。この開口部22に対向するダッ
シュパネル10の部位には車室12内空気、すなわち内
気を吸入するための略長方形の貫通穴10aが開けられ
ている。そして、開口部22とダッシュパネル10の貫
通穴10aの周縁部との間にはゴム製のシール用パッキ
ン材23が介在されて、シールするようになっている。
【0018】ケース21の内部には天地方向に延びるよ
うに仕切り板24が配置されており、この仕切り板24
により開口部22の内部は車両左右方向に第1内気吸入
口25と第2内気吸入口26との2つの隣接する内気吸
入口に仕切られている。この両吸入口25、26には貫
通穴10aを通して内気が流入する。そして、ケース2
1の内部も仕切り板24により車両左右方向に第1空気
通路27と第2空気通路28とに仕切られている。第1
空気通路27は天地方向の上方から下方へ垂下した後
に、水平方向(図1左側)に屈曲した形状となってい
る。
【0019】また、ケース21の上部において車両前方
側には外気吸入ダクト29が形成されており、この外気
吸入ダクト29の下流開口部は上記仕切り板24により
車両左右方向に第1外気吸入口30と第2外気吸入口3
1との2つの外気吸入口に仕切られている。この第1外
気吸入口30は図2において紙面奥側に位置し、第2外
気吸入口31は紙面手前側に位置し、それぞれ、第1内
気吸入口25と第2内気吸入口26とに対向するよう
に、車両左右方向に並列配置されている。
【0020】そして、第1内気吸入口25と第1外気吸
入口30は第1内外気切替ドア32により切替開閉さ
れ、第2内気吸入口26と第2外気吸入口31は第2内
外気切替ドア33により切替開閉される。ここで、この
両ドア32、33はそれぞれ回転軸32a、33aを中
心として回動操作されるものであって、図示しないリン
ク機構およびサーボモータのようなアクチュエータによ
って、空調装置の内外気吸入モード制御信号に応じて連
動操作される。
【0021】そして、上記第1内気吸入口25と第1外
気吸入口30は第1空気通路27を通して第1(内気
側)ファン34の下方に開口している吸入口34aに連
通する。また、上記第2内気吸入口26と第2外気吸入
口31は第2空気通路28を通して第2(外気側)ファ
ン35の上方に開口している吸入口35aに連通する。
ここで、両ファン34、35は周知の遠心多翼ファン
(シロッコファン)からなるものであって、天地方向に
回転軸が向くようにして、上記の内外気吸入口25、2
6、30、31、両ドア32、33の下方側に配置さ
れ、1つの共通のモータ36により同時に回転駆動され
る。本例では、外気側の第2ファン35を内気側の第1
ファン34よりも大径ファンとしている。
【0022】両ファン34、35はそれぞれスクロルケ
ース34b、35b内に天地方向に積層して収容されて
おり、この両スクロルケース34b、35bの空気通路
も仕切り板37により、第1空気通路27と第2空気通
路28とに仕切られている。この両スクロルケース34
b、35bの空気出口側は空気流路断面積を徐々に拡大
する出口ダクト38に接続され、この出口ダクト38の
出口部も仕切り板37により天地方向に第1出口38a
と第2出口38bとに仕切られている。
【0023】一方、ダッシュパネル10には、前述した
貫通穴10aより下方の部位に、別の貫通穴10bが開
口しており、この貫通穴10bのエンジンルーム11側
の面には出口ダクト38が接続され、貫通穴10bの車
室12側の面には、後述する空調ユニット40の空調ケ
ース41の空気入口部42が接続されている。ここで、
貫通穴10b付近において、送風機ユニット20の仕切
り板37と空調ユニット40のケース41に一体成形さ
れた仕切り板43の先端が互いに当接して、上下2つの
空気通路の仕切りを継続している。
【0024】なお、出口ダクト38の第1出口38aお
よび第2出口38bと、ダッシュパネル10の貫通穴1
0bの周縁部との間、並びにダッシュパネル10の貫通
穴10bの周縁部と空調ユニット40のケース41の空
気入口部42との間には、それぞれ図示しないゴム製の
シール用パッキン材を介在してシールするようになって
いる。
【0025】次に、空調ユニット40部は空調ケース4
1内に蒸発器(冷房用熱交換器)44とヒータコア(暖
房用熱交換器)45とを両方とも一体的に内蔵するタイ
プのものである。以下、空調ユニット40部の具体的構
造を図2により詳述すると、空調ケース41はポリプロ
ピレンのような、ある程度の弾性を有し、強度的にも優
れた樹脂の成形品からなり、図2の上下方向(車両上下
方向)に分割面を有する複数個に分割されたケースから
なる。この分割ケースは、上記熱交換器44、45、後
述するドア等の機器を収納した後に、金属バネクリッ
プ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて、空調ケ
ース41を構成する。
【0026】空調ケース41内には上記仕切り板43の
他に仕切り板46、47、48が図2の紙面垂直方向に
延びるようにして配置されている。ここで、仕切り板4
8は連通ドア49aの回転軸49bの近傍まで連続して
形成されている。そして、回転軸49bの近傍位置から
上方へ向かう部位に連通口49が形成されており、この
連通口49は、回転軸49bにより回動自在となってい
る連通ドア49aにより開閉される。
【0027】上記した仕切り板43、46、47、48
および連通ドア49aにより空調ケース41内の空気通
路が天地方向下側(内気側)の第1空気通路50と天地
方向上側(外気側)の第2空気通路51とに仕切られて
いる。但し、連通ドア49aが連通口49を開くと、こ
の連通口49を通して両空気通路50、51がヒータコ
ア45の下流側にて連通する。
【0028】前記した空気入口部42は、空調ケース1
1の、最も車両前方側の部位に形成され、この空気流入
口42直後の部位に蒸発器44が第1、第2空気通路5
0、51の全域を横切るように配置されている。この蒸
発器44は周知のごとく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱
を空調空気から吸熱して、空調空気を冷却するものであ
る。ここで、蒸発器44は図2に示すように、車両前後
方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で
空調ケース41内に設置されている。
【0029】なお、蒸発器44は周知の積層型のもので
あって、アルミニュウム等の金属薄板を2枚張り合わせ
て構成した偏平チューブをコルゲートフィンを介在して
多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。蒸発器
44内部はコルゲートフィンのフィン面または偏平チュ
ーブの偏平面によって前記仕切り板43の延長線上で空
気通路を仕切ることができ、これにより蒸発器44内部
でも第1空気通路50と第2空気通路51とを区画形成
することができる。
【0030】そして、蒸発器44の空気流れ下流側(車
両後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア45が隣
接配置されている。このヒータコア45は、蒸発器44
を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に
高温のエンジン冷却水(温水)が流れ、この温水を熱源
として空気を加熱するものである。このヒータコア45
も蒸発器44と同様に、車両前後方向には薄型で、車両
上下方向に長手方向が向く形態で空調ケース41内に設
置されている。
【0031】但し、ヒータコア45は垂直より若干の角
度だけ車両前方側へ傾斜して配置されており、また、空
調ケース41内で、ヒータコア45の下方側には、ヒー
タコア45をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風バ
イパス通路52が形成され、この冷風バイパス通路52
は最大冷房時に冷風バイパスドア53により開放され
る。なお、本例における空調ユニット40は、ヒータコ
ア45への温水流量または温水温度を調整する温水弁4
5aを備え、この温水弁45aの開度調整によりヒータ
コア45での加熱量を調整して、吹出空気温度を制御す
る構成となっている。
【0032】ヒータコア45も周知のものであって、ア
ルミニュウム等の金属薄板を溶接等により断面偏平状に
接合してなる偏平チューブをコルゲートフィンを介在し
て多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。ヒー
タコア45の内部においても、コルゲートフィンのフィ
ン面または偏平チューブの偏平面によって仕切り板4
6、47に沿って第1空気通路50と第2空気通路51
とを区画形成することができる。
【0033】また、ヒータコア45の空気下流側で、か
つ第1空気通路50内に位置する部位に補助電気ヒータ
54が配置されている。この補助電気ヒータ54は、所
定温度にて抵抗値が急激に増加する正の抵抗温度特性を
有する抵抗体(PTCヒータ)からなるものであって、
エンジン始動直後のように温水温度が低いときなどにこ
の補助電気ヒータ54への通電により車室内を即効暖房
するようになっている。
【0034】空調ケース41の上面部には第2空気通路
51と直接連通するデフロスタ開口部55が開口してい
る。このデフロスタ開口部55は図示しないデフロスタ
ダクトおよびデフロスタ吹出口を介して、車両窓ガラス
内面に向けて風を吹き出す。デフロスタ開口部55はデ
フロスタドア56により開閉され、このデフロスタドア
56は回転軸57により回動自在なバタフライ状になっ
ている。
【0035】空調ケース41の最も車両後方側(乗員寄
り)の部位には第1空気通路50と直接連通するフェイ
ス開口部58が開口している。このフェイス開口部58
は図示しないフェイスダクトを介して計器盤上方部のフ
ェイス吹出口より乗員頭部に向けて風を吹き出す。この
フェイス開口部58はフェイスドア59により開閉さ
れ、このフェイスドア59は回転軸60により回動自在
なバタフライ状になっている。
【0036】また、空調ケース41の下面のうち、車両
後方側の部位には、第1空気通路50と直接連通するフ
ット開口部61が開口している。このフット開口部61
は図示しないフットダクトを介して乗員足元に温風を吹
き出す。このフット開口部61はフットドア62により
開閉され、このフットドア62は回転軸63により回動
自在なバタフライ状になっている。
【0037】なお、連通ドア49a、デフロスタドア5
6、フェイスドア59、およびフットドア62は吹出モ
ード切替用のドア手段であって、図示しないリンク機構
に連結されて、サーボモータのようなアクチュエータに
より、空調装置の吹出モード制御信号に応じて、連動操
作されるようになっている。また、温水弁45aおよび
冷風バイパスドア53は温度調整手段であって、図示し
ないリンク機構に連結されて、サーボモータのようなア
クチュエータにより、空調装置の温度制御信号に応じ
て、連動操作されるようになっている。
【0038】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明すると、車両用空調装置は、周知のように、空調
操作パネルに設けられた各種操作部材からの操作信号お
よび空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力さ
れる電子制御装置(図示せず)を備えており、この制御
装置の出力信号により各ドア32、33、49a、5
3、56、59、62の位置および温水弁45aの開度
が制御される。
【0039】以下、吹出モード別に作動を説明する。 (1)フット吹出モード 暖房始動時のごとく、最大暖房状態を設定するときは、
2層流モードを設定する。この場合は、フットドア62
はフット開口部61を開放し、フェイスドア59はフェ
イス開口部58を閉塞する。デフロスタドア56はデフ
ロスタ開口部55を少量開放する。なお、2層流モード
であっても、後述の理由から、連通ドア49aは連通口
49を全開または少量開く小開度の位置に操作される。
【0040】また、最大暖房状態であるため、温水弁4
5aが全開して、ヒータコア45に最大流量の温水が流
れるとともに、冷風バイパスドア53は冷風バイパス路
52を閉塞する。一方、送風機ユニット1において、第
1内外切替ドア32が第1内気吸入口25を開放し、第
1外気吸入口30を閉塞する。また、第2内外切替ドア
33が第2内気吸入口26を閉塞し、第2外気吸入口3
1を開放する。
【0041】これにより、第1ファン34は、内気をダ
ッシュパネル10の貫通穴10aから第1内気吸入口2
5、第1空気通路27、吸入口34aを経て吸入する。
これと同時に、第2ファン35は、外気を外気ダクト2
9から第2外気吸入口31、第2空気通路28、吸入口
35aを経て吸入する。そして、第1ファン34により
送風される内気は、出口ダクト38の第1出口38aか
らダッシュパネル10の別の貫通穴10bを通って、空
調ユニット40の第1空気通路50を流れる。また、第
2ファン35により送風される外気は、出口ダクト38
の第2出口38bからダッシュパネル10の別の貫通穴
10bを通って、空調ユニット40の第2空気通路51
を流れる。
【0042】従って、内気は、第1空気通路50の蒸発
器44を通過した後、ヒータコア45にて加熱されて、
温風となり、フット開口部61を経て車室内の乗員足元
に吹き出す。これと同時に、外気は、第2空気通路51
の蒸発器44を通過した後、ヒータコア45にて加熱さ
れて、温風となり、デフロスタ開口部55を経て車両窓
ガラス内面に吹き出す。この場合、外気に比して高温の
内気を再循環してヒータコア45で加熱しているので、
乗員足元への吹出温風温度が高くなり、暖房効果を向上
できる。一方、デフロスタ開口部55からは、内気に比
して低湿度の外気を加熱して吹き出しているので、窓ガ
ラスの曇り止めを良好に行うことができる。
【0043】また、フット吹出モードでは、通常、デフ
ロスタ開口部55からの吹出風量を20%程度、フット
開口部61からの吹出風量を80%程度の風量割合に設
定するので、第2空気通路51側の外気温風を全開また
は小開度の連通穴49を通して第1空気通路51側の内
気温風の中に混入することにより、上記風量割合を達成
することができる。
【0044】次に、車室内温度が上昇して、暖房負荷が
減少すると、吹出空気温度制御のため、温水弁45aを
全開位置(最大暖房状態)から中間開度位置に操作し、
ヒータコア45に流入する温水流量を減少させる。この
とき、連通ドア49aは上記した全開または小開度の位
置に維持されたままである。中間温度制御域では、最大
暖房能力を必要としていないため、内外気吸入モード
は、通常、第1、第2の内気吸入口25、26をともに
閉塞し、第1、第2外気吸入口30、31をともに開放
する全外気モードに設定する。しかし、乗員の手動操作
よる設定にて、第1、第2外気吸入口30、31を閉塞
して、第1、第2の内気吸入口25、26をともに開放
する全内気モードとしたり、前述のように内気と外気と
を同時に導入する内外気2層流モードとすることもでき
る。
【0045】(2)フットデフロスタ吹出モード フットデフロスタ吹出モードでは、フット開口部61か
らの吹出風量と、デフロスタ開口部55からの吹出風量
とを略同等(50%づつ)とするため、デフロスタドア
56がデフロスタ開口部55を全開するするるととも
に、連通ドア49aを連通口49の全閉位置に操作す
る。
【0046】これにより、連通口49からフット開口部
61側へ流入する外気温風の流れがなくなるので、フッ
ト開口部61には第1空気通路50の内気温風が全量流
入し、また、デフロスタ開口部55には第2空気通路5
1の外気温風が全量流入する。これにより、フット開口
部61からの吹出風量と、デフロスタ開口部55からの
吹出風量とを略同等にすることが可能となる。
【0047】温水弁45aを全開する最大暖房時には、
内外気の2層流モードを設定し、暖房効果の向上と窓ガ
ラスの防曇性の確保との両立を図ることができるという
点はフット吹出モードと同じである。また、温水弁45
aの開度調整により所望の中間温度制御が可能であり、
また、中間温度制御域では、通常、全外気モードに設定
するが、乗員の手動操作よる設定にて、全内気モードと
したり、内外気2層流モードとすることもできる。
【0048】(3)フェイス吹出モード フェイス吹出モードにおいては、フェイスドア59がフ
ェイス開口部58を全開し、デフロスタドア56がデフ
ロスタ開口部55を、またフットドア62がフット開口
部61をそれぞれ全閉する。連通ドア49aは連通口4
9を全開する。従って、第1、第2空気通路50、51
はいずれもフェイス開口部58に連通する。
【0049】そのため、蒸発器44により冷却された冷
風がヒータコア45により再加熱されて、温度調整され
た後、すべてフェイス開口部58側へ吹き出す。このと
きも、内外気吸入モードは第1、第2内外気切替ドア3
2、33により、全内気、全外気、内外気2層流のいず
れも選択可能となる。なお、最大冷房状態では、全内気
吸入モードとし、また、温水弁45aが全閉状態とな
り、ヒータコア45への温水循環が遮断されるととも
に、冷風バイパスドア53が冷風バイパス通路52を開
くので、冷風の送風量を増加でき、冷房能力が最大とな
る。
【0050】(4)バイレベル吹出モード バイレベル吹出モードにおいては、フェイスドア59が
フェイス開口部58を全開するとともに、フットドア6
2がフット開口部61を全開する。デフロスタドア56
はデフロスタ開口部55を全閉する。また、連通ドア4
9aが連通口49を全開する。従って、フェイス開口部
58とフット開口部61を通して、車室12の上下両方
から同時に風を吹き出すことができる。
【0051】なお、バイレベル吹出モードにおいて、デ
フロスタ開口部55を微少開度開くようにしてもよい。
例えば、フェイス開口部58、フット開口部61、およ
びデフロスタ開口部55からの吹出風量の割合が、例え
ば、45:40:15となるように、各開口部58、6
1、55の開度を設定して、各開口部58、61、55
のすべてから同時に風を吹き出すようにしてもよい。
【0052】(5)デフロスタ吹出モード デフロスタ吹出モードにおいては、フェイスドア59が
フェイス開口部58を、また、フットドア62がフット
開口部61をそれぞれ全閉する。また、デフロスタドア
56がデフロスタ開口部55を全開し、連通ドア49a
が連通口49を全開する。従って、デフロスタ開口部5
5を通して窓ガラス内面にのみに風を吹き出して、曇り
止めを行う。このときは、窓ガラスの防曇性確保のため
に、全外気吸入モードとする。
【0053】(第2実施形態)図3〜5は第2実施形態
を説明するものである。上記第1実施形態において、第
1内外気切替ドア32と第2内外気切替ドア33によ
り、第1、第2の内気吸入口25、26をともに閉塞
し、第1、第2外気吸入口30、31をともに開放する
全外気モードに設定した状態から、第1、第2外気吸入
口30、31を閉塞して、第1、第2の内気吸入口2
5、26をともに開放する全内気モードに切り替える場
合には、開放状態にある第1、第2外気吸入口30、3
1を通して、車両走行により発生する走行動圧(ラム
圧)が加わっているので、特に、高速走行時には、第
1、第2内外気切替ドア32の操作のために、大きなド
ア操作力が必要となる。
【0054】そこで、第2実施形態では、上記のよう
に、内外気吸入モードを全外気モードから全内気モード
に切り替える際のドア操作力を低減するための工夫を追
加するものである。すなわち、図3〜5は第1、第2内
外気切替ドア32、33の操作のためリンク機構を示
し、図3は全外気モードを、図4は内外気2層流モード
を、図5は全内気モードをそれぞれ示す。70は内外気
切替ドア駆動用のサーボモータ(駆動源)、71はその
出力軸であり、正逆両方向に回動可能なものであり、駆
動リンク72が一体に結合されている。この駆動リンク
72は略V状に形成され、その2つの先端部に第1ピン
72a、第2ピン72bを有する。
【0055】一方、第1内外気切替ドア32の回転軸3
2aには、第1従動リンク73が一体に回動可能に連結
されており、この第1従動リンク73には第1ピン72
aが摺動可能に嵌合する第1カム溝73aが形成されて
いる。また、第2内外気切替ドア33の回転軸33aに
は、第2従動リンク74が一体に回動可能に連結されて
おり、この第2従動リンク74には第2ピン72bが摺
動可能に嵌合する第2カム溝74aが形成されている。
【0056】第2実施形態では、上記したリンク72、
73、74により、第1、第2内外気切替ドア32、3
3の操作のためリンク機構75が構成されている。そし
て、このリンク機構75では、内外気吸入モードを全外
気モードから全内気モードに切り替える際、逆に、全内
気モードから全外気モードに切り替える際のいずれにお
いても、その切替途中に内外気2層流モードの状態を必
ず経由してから、内外気吸入モードの切替を行うように
してある。
【0057】次に、第2実施形態による内外気切替作動
を説明すると、図3に示す全外気モードから、図5に示
す全内気モードに切り替える際は、サーボモータ70に
より出力軸71を図3において反時計方向に回動する。
すると、出力軸71とともに駆動リンク72が一体に反
時計方向に回動し、この回動に伴って第1ピン72aが
第1従動リンク73を回転軸32aと一体に回転軸32
aを中心として時計方向に回動させる。
【0058】すると、この回転軸32aとともに第1内
外気切替ドア32が時計方向に回動して、図4の位置に
移動する。これにより、第1内気吸入口25が開とな
り、第1外気吸入口30が閉となる。このとき、第2従
動リンク74の第2カム溝74aのうち、第2ピン72
bの回動軌跡と一致する円弧形状部を第2ピン72bが
摺動するので、第2ピン72bが回動しても、第2従動
リンク74は回動せず、アイドル状態である。従って、
第2従動リンク74および第2内外気切替ドア33は図
3の位置(第2内気吸入口26が閉で、第2外気吸入口
31が開の状態)を維持する。このため、内外気吸入モ
ードが一旦、2層流モードの状態となる。
【0059】そして、図4の状態から、サーボモータ7
0により出力軸71をさらに反時計方向に回動する。出
力軸71とともに駆動リンク72がさらに反時計方向に
回動しても、第1従動リンク73の第1カム溝73aの
うち、第1ピン72aの回動軌跡と一致する円弧形状部
を第1ピン72aが摺動するので、第1ピン72aが回
動しても、第1従動リンク73は回動せず、アイドル状
態である。従って、第1従動リンク73および第1内外
気切替ドア32は図4の位置(第1内気吸入口25が開
で、第1外気吸入口30が閉の状態)を維持する。
【0060】一方、駆動リンク72の第2ピン72bが
回動することにより第2従動リンク74を回転軸33a
と一体に回転軸33aを中心として時計方向に回動させ
る。すると、この回転軸33aとともに第2内外気切替
ドア33が時計方向に回動して、図5の位置に移動す
る。これにより、第2内気吸入口26が開となり、第2
外気吸入口31が閉となる。この結果、内外気吸入モー
ドが全内気モードに切り替わる。
【0061】以上のように、内外気吸入モードを全外気
モードから全内気モードに切り替える際に、まず最初
に、第1内外気切替ドア32のみが回動操作されて、一
旦、2層流モードの状態となり、次に、第2内外気切替
ドア33のみが回動操作されるという2段階に分けて、
第1、第2内外気切替ドア32、33を回動操作するか
ら、2つの内外気切替ドア32、33が同時に回動操作
されることがない。
【0062】従って、車両走行中に、第1、第2外気吸
入口30、31を通して、第1、第2内外気切替ドア3
2、33に走行動圧が加わっていても、サーボモータ7
0によるドア操作力を、2つの内外気切替ドア32、3
3が同時に回動操作される場合に比して大幅に低減でき
る。内外気切替を手動操作する場合は、サーボモータ7
0の代わりに手動操作機構の操作力を出力軸71に作用
させることになるが、その場合には、手動の操作力を大
幅に低減できる。
【0063】なお、全内気モードから全外気モードに切
り替える際は、図5の状態から出力軸71を時計方向に
回動することにより、図4の2層流モードを経由して全
外気モードに切り替わる。 (他の実施形態)上記実施形態では、各ドア32、3
3、49a、53、56、59、62の操作をリンク機
構を介してサーボモータのようなアクチュエータにより
行う場合について説明したが、空調操作パネルに設けら
れた内外気導入設定レバー、温度制御レバー、吹出モー
ドレバー等の手動操作部材に加えられる手動操作力に
て、上記各ドアを操作するようにしてもよい。
【0064】また、空調ユニット40内に蒸発器(冷房
用熱交換器)44を配設しないタイプの空調装置にも同
様に本発明を適用できることはもちろんである。また、
2層流モードを設定する最大暖房時とは、温水弁45a
が温水の流れを完全に遮断する全閉位置に操作されてい
る場合に厳格に限定されるものでなく、若干量の温水の
流れを許容する温水弁開度位置の場合をも含むものであ
る。
【0065】また、上記実施形態では、内外気の吸入の
切替を行う内外気切替機構において、第1、第2内気吸
入口25、26に対向して、第1、第2外気吸入口3
0、31を設けているが、特開平5−124426号公
報に記載のように、外気吸入口を1つとし、この1つの
外気吸入口からの外気を第1、第2空気通路27、28
の両方に切り替えて吸入させる構成とすることもでき
る。
【0066】また、上記実施形態では、ヒータコア45
による空調空気の加熱量を調整して空気温度を調整する
温度調整手段として、ヒータコア45に流入する温水の
流量または温水の温度を調整する温水弁45aを用い
て、この温水弁45aの温水流量(または温水温度)の
調整作用により空気温度を調整する温度調整方式として
いるが、温度調整手段として、ヒータコア45をバイパ
スする冷風とヒータコア45により加熱される温風の風
量割合を調整する周知のエアミックスドアを使用し、冷
風と温風の風量割合にて吹出温度を調整するエアミック
スタイプの空調装置にも同様に本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の送風機ユニット部を車
室側からみた正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による空調装置通風系全
体の概要側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態による内外気切替ドア操
作用リンク機構の全外気モードを示す正面図である。
【図4】本発明の第2実施形態による内外気切替ドア操
作用リンク機構の内外気2層流モードを示す正面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態による内外気切替ドア操
作用リンク機構の全内気モードを示す正面図である。
【符号の説明】
10…ダッシュパネル、10a、10b…貫通穴、11
…エンジンルーム、12…車室、20…送風機ユニッ
ト、25、26…第1、第2内気吸入口、27、28…
第1、第2空気通路、30、31…第1、第2外気吸入
口、32、33…第1、第2内外気切替ドア、34、3
5…第1、第2ファン、40…空調ユニット、41…空
調ケース、44…蒸発器、45…ヒータコア、45a…
温水弁、50、51…第1、第2空気通路、55…デフ
ロスタ開口部、58…フェイス開口部、61…フット開
口部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム(11)と車室(12)
    とがダッシュパネル(10)により仕切られる車両に適
    用される空調装置であって、 空調空気の温度を調整する熱交換器(44、45)と、 この熱交換器(44、45)を通過して温度調整された
    空調空気を車室内乗員の足元に向けて吹き出すフット開
    口部(61)と、 前記熱交換器(44、45)を通過して温度調整された
    空調空気を車両窓ガラス内面に向けて吹き出すデフロス
    タ開口部(55)とを備え、 前記フット開口部(61)と前記デフロスタ開口部(5
    5)の両方を同時に開口する吹出モードにおいて、前記
    空調空気が流れる通路を、内気が流れる第1空気通路
    (27、50)と外気が流れる第2空気通路(28、5
    1)とに区画形成して、 前記第1空気通路(27、50)を前記フット開口部
    (61)に連通させるとともに、前記第2空気通路(2
    8、51)を前記デフロスタ開口部(55)に連通させ
    る車両用空調装置において、 前記熱交換器(44、45)、前記デフロスタ開口部
    (55)および前記フット開口部(61)を有する空調
    ユニット(40)を、前記ダッシュパネル(10)に対
    して車室(12)側に設置し、 前記空調ユニット(40)に空調空気を送風する送風機
    ユニット(20)を、前記ダッシュパネル(10)に対
    してエンジンルーム(11)側に設置し、 前記送風機ユニット(20)には、前記第1空気通路
    (27、50)に内気を吸入させる第1内気吸入口(2
    5)と前記第2空気通路(28、51)に内気を吸入さ
    せる第2内気吸入口(26)とを隣接して設け、 この第1内気吸入口(25)と第2内気吸入口(26)
    を、前記ダッシュパネル(10)に設けた共通の貫通穴
    (10a)を通して車室(12)内に開口し、 さらに、前記送風機ユニット(20)には、 前記第1空気通路(27、50)および前記第2空気通
    路(28、51)に外気を吸入させる外気吸入口(3
    0、31)と、 前記第1内気吸入口(25)、前記第2内気吸入口(2
    6)および前記外気吸入口(30、31)を切替開閉す
    る内外気切替ドア手段(32、33)と、 前記第1空気通路(27、50)および前記第2空気通
    路(28、51)にそれぞれ送風可能な第1送風ファン
    (34)および第2送風ファン(35)とを備え、 前記内外気切替ドア手段(32、33)により、 前記第1空気通路(27、50)および前記第2空気
    通路(28、51)の両方に、前記第1内気吸入口(2
    5)、前記第2内気吸入口(26)を通して内気を吸入
    させる全内気モード、 前記第1空気通路(27、50)および前記第2空気
    通路(28、51)の両方に前記外気吸入口(30、3
    1)を通して外気を吸入させる全外気モード、 および前記第1空気通路(27、50)に前記第1内
    気吸入口(25)を通して内気を吸入させるとともに、
    前記第2空気通路(28、51)に前記外気吸入口(3
    0、31)を通して外気を吸入させる内外気2層流モー
    ドを切替設定することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記送風機ユニット(20)において、
    前記第1内気吸入口(25)、前記第2内気吸入口(2
    6)、前記外気吸入口(30、31)および前記内外気
    切替ドア手段(32、33)が上方側に位置し、前記第
    1送風ファン(34)および前記第2送風ファン(3
    5)が下方側に位置していることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第1送風ファン(34)および前記
    第2送風ファン(35)は遠心多翼ファンであり、天地
    方向から吸入した空気を水平方向に送風するように構成
    されており、 前記第1送風ファン(34)および前記第2送風ファン
    (35)からの送風空気の空気出口(38a、38b)
    を、前記ダッシュパネル(10)において前記貫通穴
    (10a)よりも下方の部位に設けられた別の貫通穴
    (10b)を通して、前記空調ユニット(40)の空気
    入口部(42)に接続することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記送風機ユニット(20)において、
    前記外気吸入口は、前記第1内気吸入口(25)に対向
    して設けられた第1外気吸入口(30)と前記第2内気
    吸入口(26)に対向して設けられた第2外気吸入口
    (31)とからなり、 前記内外気切替ドア手段は、前記第1内気吸入口(2
    5)と第1外気吸入口(30)とを切替開閉する第1内
    外気切替ドア(32)と前記第2内気吸入口(26)と
    第2外気吸入口(31)とを切替開閉する第2内外気切
    替ドア(33)とからなることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記第1内外気切替ドア(32)および
    前記第2内外気切替ドア(33)により前記全内気モー
    ドと、前記全外気モードとを切り替える際に、その
    切替途中に前記2層流モードの状態を経由するように
    したことを特徴とする請求項4に記載の車両用空調装
    置。
  6. 【請求項6】 駆動源(70)からの操作力により回転
    する出力軸(71)と、 この出力軸(71)に一体に結合され、この出力軸(7
    1)とともに回動する駆動リンク(72)と、 この駆動リンク(72)の回動により回動操作され、前
    記第1内外気切替ドア(32)を回動させる第1従動リ
    ンク(73)と、 前記駆動リンク(72)の回動により回動操作され、前
    記第2内外気切替ドア(33)を回動させる第2従動リ
    ンク(74)とを備えることを特徴とする請求項5に記
    載の車両用空調装置。
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