JPH10247899A - シリアル伝送方法及びその同期誤り検出方法 - Google Patents

シリアル伝送方法及びその同期誤り検出方法

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JPH10247899A
JPH10247899A JP4881697A JP4881697A JPH10247899A JP H10247899 A JPH10247899 A JP H10247899A JP 4881697 A JP4881697 A JP 4881697A JP 4881697 A JP4881697 A JP 4881697A JP H10247899 A JPH10247899 A JP H10247899A
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flag
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JP4881697A
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Inventor
Tetsuya Nagayama
哲也 長山
Yofumi Kurisu
栗栖  与文
Tadashi Okamoto
正 岡本
Koyo Murata
幸洋 村田
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ビットの同期フラグのみで誤り検出を行っ
ており、ノイズが発生すると同期誤りを検出できず、同
期誤りのチエック抜けが発生する。 【解決手段】 正規アドレス201、正規データ20
2、正規アドレス201及正規データ202の論理値を
反転させた反転アドレス204及び反転データ205を
1つのフレームに含む伝文にして送信系から送信し、こ
の伝文を受信系で受信し、前記フレームの前半と後半を
受信した順に相互に反転したデータであることを確認し
たとき、正規データ201を受信データとして扱うシリ
アル伝送方法にあって、同期誤りを検出するための同期
ビットの機能を持つスタートフラグ209、エンドフラ
グ210、スタートフラグ211、エンドフラグ212
の各々は複数のビットで構成され、これらは前記フレー
ムの所定位置に挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば制御用計算
機とプロセス入出力装置間でシリアル通信を行うための
シリアル伝送方法及びその同期誤り検出方法に係り、特
に、伝送の信頼性が要求されるシステムに用いて好適な
シリアル伝送方法及びその同期誤り検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リモートI/O(入/出力)通
信システムにおいては、送信側では伝送する正規データ
と同期ビット及びこれらデータの論理値を反転させた反
転データを1フレームとし、或る時間間隔をもってフレ
ーム単位の送出を行い、受信側では受信データを送信側
の送信クロックと同じ速度で取り込み、フレームの前半
と後半が受信した順に相互に反転(正規データにおける
“1”を“0”にし、“0”を“1”にする処理)した
データであることを確認した場合、その時の正規データ
を受信データとして正式に処理する反転二連送方式のシ
リアル伝送が用いられている。
【0003】このような反転二連送方式のシリアル伝送
においては、正規データ及び反転データの各々の中に同
期ビットとして1ビットの固定パターンを設けて同期誤
りを検出している。この詳細について、以下、図面を用
いて説明する。
【0004】図4は従来の反転二連送方式の伝送フォー
マットである。送信側からは、正規アドレス201、正
規データ202、正規同期ビット203、反転アドレス
204、反転データ205、反転同期ビット206の順
に伝送が行われる。反転アドレス204及び反転データ
205は、正規アドレス201及び正規データ202の
信号を反転、すなわち正規側で“1”であったものは
“0”にし、“0”であったものは“1”に変換したも
のである。受信側では、送信側からの情報に対し、前半
の正規データ202と後半の反転データ205の反転チ
ェックを行い、かつ同期ビットの1ビットが合っていれ
ば、正しく伝送が行われたものと見なし、正規データ2
02の取り込みを行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のシリアル伝送方法によると、1ビットの同期フラグの
みで誤り検出を行っているため、ノイズが発生すると正
規データ及び反転データの中の1ビットが同期フラグと
見なされ、同期誤りを検出できずにチェック抜けが発生
する場合がある。
【0006】図5は図4の従来の伝送フォーマットにお
いて、ビット207がノイズにより反転して同期誤りが
発生し、誤りデータが取り込まれた場合を示している。
【0007】正規アドレス201の前部及び反転同期ビ
ット206の後部の各ビットは、通常“1”であるが、
ノイズ207のために正規アドレス201の前部のビッ
トは“0”に変化している。この場合の1フレームは、
ノイズ207から反転同期ビット206までである。正
規側はノイズ207から正規データ202の最終ビット
208までであるため、反転側は正規側の“0”・・・
“1”の配列を反転した“1”・・・“0”の配列にな
る。この結果、正規アドレス201はノイズ207の部
分から始まったと見なされ、反転同期ビット206が反
転データ205の最終ビットに位置すると見なされる。
したがって、図5の下段に図示の様に、正規同期ビット
203は正規データ202の最終ビット208と見なさ
れる。
【0008】この時、正規データ202の「0・・・
1」と、これを反転した反転データ205の「1・・・
0」の元の配列「0・・・1」が一致するので、アドレ
ス及びデータの正常を判定する。更に、同期ビットのチ
ェックが行われる。ここでは、正規同期ビット203と
見なされた最終ビット208が“1”で、これを反転し
た反転同期ビット206が“0”であるため、この元の
値“1”は最終ビット208の“1”に一致したことに
なる。以上により、反転チェック及び同期ビットの各チ
ェックが正常(即ち、誤り無し)という判定になる。こ
の結果、実際にはノイズ207で同期誤りが生じている
にもかかわらず、同期誤りを検出できないことがわか
る。
【0009】本発明の目的は、ノイズによる同期誤りが
発生しても、確実に同期誤りを検出することのできるシ
リアル伝送方法及びその同期誤り検出方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、正規データとこの正規データの論理値を
反転させた反転データを1つのフレームに含む伝文にし
て送信系から送信し、この伝文を受信系で受信し、その
フレームの前半と後半が受信した順に相互に反転したデ
ータであることを確認したとき、その正規データを受信
データとして扱うシリアル伝送方法において、同期誤り
を検出するための同期ビットの機能を持つ同期フラグ
が、複数のビット構成により前記フレームの所定位置に
挿入することを特徴としている。
【0011】この方法によれば、同期誤りを検出するた
めの同期フラグが、複数のビット構成になっているた
め、ノイズがあってもその影響を受け難く、確実に同期
誤りを検出することができる。したがって、送信側から
の伝文を誤りなく受信することができる。
【0012】また、本発明は、正規データとこの正規デ
ータの論理値を反転させた反転データを1つのフレーム
に含む伝文にして送信系から送信し、この伝文を受信系
で受信し、そのフレームの前半と後半が受信した順に相
互に反転したデータであることを確認したとき、その正
規データを受信データとして扱うシリアル伝送方法にお
いて、複数のビット構成による複数個の同期フラグを前
記フレームの所定位置に挿入して伝送し、前記受信系で
は複数の同期フラグのパターンを相互に比較し、そのパ
ターン不一致から同期誤りを判定するシリアル伝送にお
ける同期誤り検出方法を特徴としている。
【0013】この方法によれば、複数のビット構成によ
る複数個の同期フラグをフレーム内に設けて送信し、受
信時に同期フラグ間のパターンを相互比較し、その一致
の有無から同期誤りを判定する。この結果、同期誤りの
有無を確実に判定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
をもとに説明する。図1は本発明によるシリアル伝送方
法を示す伝送フォーマットである。本発明の伝送フォー
マットは、正規アドレス201(例えば、6ビット)と
正規データ202(例えば、16ビット)に対し、同期
フラグとしてのスタートフラグ209及びエンドフラグ
210で挟み込む構成にしている。同様に、反転アドレ
ス204と反転データ205は、スタートフラグ211
及びエンドフラグ212で挟み込んでいる。このような
フォーマットのフレームの伝文を送信側から受信側に向
けてスタートフラグ209からエンドフラグ212まで
を順に伝送する。
【0015】受信側では、1フレームの伝文を通信線路
等を通した後、スタートフラグ209とエンドフラグ2
10のパターンチェック及びスタートフラグ211とエ
ンドフラグ212のパターンチェックを行うと共に、ア
ドレス及びデータの反転チェックを行う。パターンチェ
ック及び反転チェックが合っていれば、正規データ20
2の取り込みを実行する。
【0016】このように、本発明では、同期フラグは正
規2連送(=非反転の2連送)、伝文は反転2連送の構
成にしている。このように同期フラグを正規2連送にす
ることで、同期フラグと同一パターンのビット列が伝文
中に存在しても、これを区別することができる。そし
て、スタートフラグとエンドフラグにより複数カ所でチ
ェックできるため、同期誤りが確実に検出される。ま
た、スタートフラグ及びエンドフラグは、バーストエラ
ーを考慮して複数のビットで構成している。更に、同期
ずれ(同期誤り)を防止する手段として、スタートフラ
グとエンドフラグは非対称型の異なるビットを構成して
いる。つまり、スタートフラグ209を「00010」
にした場合、エンドフラグ210は「01000」にす
る。但し、フラグのビット数を多くしすぎると転送効率
が低下するので、必要最小限のビット数にすることが望
ましい。
【0017】図2は本発明の伝送フォーマットにあっ
て、ノイズにより反転したビット207により同期誤り
が発生し、誤りデータが取り込まれた場合を示してい
る。
【0018】まず、伝送が正常に行われている場合につ
いて説明する。図2の上側の伝送フォーマットにおい
て、ノイズが発生していない場合スタートフラグ209
より前のビットは「111・・・」であり、エンドフラ
グ212より後のビットも「111・・・」である。ま
ず、スタートフラグ209と211のチェック、すなわ
ちスタートフラグ209の5ビット「00010」とス
タートフラグ211の5ビット「00010」のチェッ
クが行われ、パターンが一致しているので同期誤り無し
が判定される。更に、エンドフラグ210と212のチ
ェックが行われ、エンドフラグ210の4ビット「01
000」とエンドフラグ212の4ビット「0100
0」のチェックが行われる。この場合もパターンが一致
しているので同期誤り無しが判定される。更に、〔正規
アドレス201+正規データ202〕と〔反転アドレス
204+反転データ205〕のチェックが行われるが、
障害が出ていないので両者は一致し、同期誤り無しとな
る(チェックに際しては、正規側を反転させて反転側と
の一致性を確認するか、逆に、反転側を再反転して正規
側と比較する)。以上により、同期誤り無しが二重に確
認されたので、正規データ202の読み込みが実行され
る。
【0019】次に、ノイズにより同期誤りが発生した場
合について説明する。最初にスタートフラグのパターン
チェックが行われる。この場合、ノイズ207でフレー
ムの開始位置がずれているので、反転側のスタートフラ
グは、エンドフラグ210の最終ビット213からが対
象になり、図2のエンドフラグ213からスタートフラ
グ最終ビットの1つ前のビットまでの5ビット「000
01」が対象になる。この5ビット「00001」と、
ノイズ207からスタートフラグ209の前から4ビッ
トまでの5ビット「00100」とが比較される。この
場合、両者のパターンが一致しないので、同期誤りとし
て判断される。
【0020】次に、2つ目の同期誤りチェックとして、
アドレス及びデータの正規側と反転側の同一性のチェッ
クが行われる。この場合、ビット列の全体を比較するわ
けであるが、ここでは、説明の便宜上、データの1ビッ
トのチェックで判定する。すなわち、正規データ202
の開始ビットに相当するスタートフラグ209の最終ビ
ット“0”と、反転データ205の開始ビットに相当す
るエンドフラグ211の最終ビット214について比較
する。最終ビット214が“0”であるので、これを反
転した“1”とスタートフラグ209の最終ビット
“0”をチェックすることになる。しかし、“1”と
“0”の不一致であるため、反転チェックエラーの判定
になる。
【0021】更に、3つ目の同期誤りチェックとして、
エンドフラグのパターンチェックも行われる。すなわ
ち、エンドフラグ210の「00100」とエンドフラ
グ212の「10100」のパターンチェックが行われ
るが、両者は不一致であるため、パターン不一致が判定
される。以上のように、本発明によれば、同期誤りをス
タートフラグとエンドフラグの2ヵ所で検出できるの
で、従来の1ヵ所検出に比べ確実に同期誤りを検出する
ことができる。
【0022】このように同期誤りチェックが3つとも成
立したことから、次の伝送データの受信があるまで、正
規データ202の受信データメモリへの読み込みを行わ
ないように制御する。すなわち、今回送られて来た伝文
は処理の対象としない。
【0023】図2は図1の伝送フォーマットに従って伝
文を送出する送信系と、この送信系からの伝文の同期誤
りを検出し、誤りが無いときに正規データを収得する受
信系の構成を示している。
【0024】送信系は、送信制御回路1、この送信制御
回路1から読み出しアドレス2及び読み出し信号3が入
力される送信データメモリ4、送信制御回路1からの読
み出しアドレス2を反転して出力する反転回路6、送信
データメモリ4からのデータ5を反転して出力する反転
回路7、スタートフラグ209、211を発生するスタ
ートフラグ発生回路8、エンドフラグ210、212を
発生するエンドフラグ発生回路9、シフトレジスタ12
〜14、及び伝送データ20を通信線路等(受信系)へ
出力する送信回路21を備えて構成される。
【0025】上記のシフトレジスタは、送信制御回路1
から出力されるデータロード信号10と送信クロック1
1のほかエンドフラグ発生回路9からのエンドフラグを
基に所定のタイミングでエンドフラグを出力するエンド
フラグシフトレジスタ12、反転回路6の出力とエンド
フラグシフトレジスタ12の出力及びデータロード信号
10と送信クロック11を基に所定のタイミングで反転
アドレスを出力する反転アドレスシフトレジスタ13、
反転回路7の出力とシフトレジスタ13の出力及びデー
タロード信号10と送信クロック11を基に所定のタイ
ミングで反転データを出力する反転データシフトレジス
タ14、スタートフラグ発生回路8の出力とシフトレジ
スタ14の出力及びデータロード信号10と送信クロッ
ク11を基に所定のタイミングでスタートフラグを出力
するスタートフラグシフトレジスタ15、エンドフラグ
発生回路9の出力とシフトレジスタ15の出力及びデー
タロード信号10と送信クロック11を基に所定のタイ
ミングで反転側のエンドフラグを出力するエンドフラグ
シフトレジスタ16、データロード信号10と送信クロ
ック11及びシフトレジスタ16の出力と読み出しアド
レス2を基に所定のタイミングで正規アドレスを出力す
る正規アドレスシフトレジスタ17、データ5の出力と
シフトレジスタ17の出力及びデータロード信号10と
送信クロック11を基に所定のタイミングで正規データ
を出力する正規データシフトレジスタ18、エンドフラ
グ発生回路9の出力とシフトレジスタ17及びデータロ
ード信号10と送信クロック11を基に所定のタイミン
グでスタートフラグを出力するスタートフラグシフトレ
ジスタ19とより成る。
【0026】次に、受信系の構成について説明する。受
信系は、不図示の通信線路等を介して伝送データ20を
受信する受信回路23、受信回路23より出力される受
信データ24から必要な受信開始信号26を検出する受
信データ検出回路25、受信開始信号26を基に動作す
る受信制御回路27、スタート/エンドフラグのチェッ
ク及び比較を行う比較/パターンチェック回路28、受
信データを記憶する受信データメモリ29、及びシフト
レジスタ30〜37、反転回路38、及び反転回路39
を備えて構成されている。受信データメモリ29は、受
信制御回路27からデータ書き込み信号48が与えられ
ることにより受信データの書き込みが実行される。な
お、反転回路38、39はシフトレジスタ35、36側
に設ける構成にしてもよい。
【0027】シフトレジスタ30〜37は、受信制御回
路27からの受信クロック40を基に受信データ24中
のスタートフラグ209を格納するスタートフラグシフ
トレジスタ30、受信クロック40を基に受信データ2
4中の正規アドレス201を格納する正規アドレスシフ
トレジスタ31、受信クロック40を基に受信データ2
4中の正規データ202を格納する正規データシフトレ
ジスタ32、受信クロック40を基に受信データ24中
のエンドフラグ210を格納するエンドフラグシフトレ
ジスタ33、受信クロック40を基に受信データ24中
のスタートフラグ209を格納するスタートフラグシフ
トレジスタ34、受信クロック40を基に受信データ2
4中の反転アドレス204を格納する反転アドレスシフ
トレジスタ35(その出力は受信書き込みアドレス45
になる)、受信クロック40を基に受信データ24中の
反転データ205を格納する反転データシフトレジスタ
36(その出力は受信書き込みデータ46になる)、受
信クロック40を基に受信データ24中のエンドフラグ
212を格納するエンドフラグシフトレジスタ37とよ
り成る。
【0028】更に、比較/パターンチェック回路28
は、スタートフラグシフトレジスタ30からのスタート
フラグ209とスタートフラグシフトレジスタ34を比
較するフラグ比較/パターンチェック回路41、反転回
路38からのアドレスと反転アドレスシフトレジスタ3
5の反転アドレスとを比較すると共に反転回路39から
のアドレスと反転データシフトレジスタ36の反転デー
タとを比較するデータ/アドレス照合回路42、エンド
フラグシフトレジスタ33からのエンドフラグ210と
エンドフラグシフトレジスタ37からのエンドフラグ2
12をチェックするフラグ比較/チェック回路43、及
びフラグ比較/パターンチェック回路41、データ/ア
ドレス照合回路42及びフラグ比較/チェック回路43
の各出力の論理積をとるAND回路44を備えて構成さ
れる。AND回路44の出力、すなわち比較/パターン
チェック回路28の出力信号は、データ一致信号47と
して受信制御回路27に印加される。
【0029】図3の構成において、送信制御回路1より
読み出しアドレス2及び読み出し信号3が送信データメ
モリ4に入力される。送信データメモリ4は読み出しア
ドレス2に対応したデータ5を正規データシフトレジス
タ18に出力すると同時に、反転回路7により反転デー
タシフトレジスタ14に出力する。このとき、読み出し
アドレス2も正規アドレスシフトレジスタ17に出力す
ると同時に、反転回路6により反転アドレスシフトレジ
スタ13へ出力する。
【0030】更に、スタートフラグ発生回路8及びエン
ドフラグ発生回路9が、スタートフラグシフトレジスタ
15及びエンドフラグシフトレジスタ12にフラグを出
力する。送信制御回路1は、各シフトレジスタにデータ
ロード信号10を出力してデータをセット後、送信クロ
ック11及び送信開始信号20によって送信回路21を
動作させ、伝送データ22を出力する。
【0031】受信系においては、伝送データ22が受信
回路23を通って受信データ検出回路25に入力され、
受信制御回路27へ受信開始信号26を送出する。受信
制御回路27は受信クロック40を出力し、受信データ
24が受信クロック40に同期してスタートフラグシフ
トレジスタ30、正規アドレスシフトレジスタ31、正
規データシフトレジスタ32、エンドフラグシフトレジ
スタ33、スタートフラグシフトレジスタ34、反転ア
ドレスシフトレジスタ35、反転データシフトレジスタ
36、及びエンドフラグシフトレジスタ37の各々に、
スタートフラグ209、正規アドレス201、正規デー
タ202、エンドフラグ210、スタートフラグ21
1、反転アドレス204、反転データ205、及びエン
ドフラグ212の各々が格納される。
【0032】正規アドレス201と反転アドレス204
及び正規データ202と反転データ205の各々は、ス
タートフラグシフトレジスタ34でチェックが行われ、
スタートフラグ209とスタートフラグ211のチェッ
クがフラグ比較/パターンチェック回路41で行われ、
更に、エンドフラグ210とエンドフラグ212のチェ
ックがフラグ比較/チェック回路43によって行われ
る。フラグが一致し、且つパターンチェックが一致した
とき、フラグ比較/パターンチェック回路41、データ
/アドレス照合回路42、及びフラグ比較/チェック回
路43は“1”レベル(すなわち同期誤り無しを検出)
を出力する。AND回路44は3入力が同時に“1”が
入力されると出力信号を発生(“1”レベル)し、この
信号をデータ一致信号47として受信制御回路27へ送
出する。受信制御回路27はデータ一致信号30を基に
各シフトレジスタへ送出する受信クロック40を停止
し、受信データメモリ29にデータ書き込み信号48を
出力する。受信データメモリ29は、データ書き込み信
号48により受信書き込みアドレス45が指定したアド
レスに受信書き込みデータ46を書き込む。
【0033】一方、フラグ又はパターンチェックの1つ
でも不一致があると、フラグ比較/パターンチェック回
路41、データ/アドレス照合回路42、フラグ比較/
照合回路43の少なくとも1つに“0”レベル出力が生
じ、AND回路44の論理は形成されず、その出力は
“0”レベルになる。この結果、データ一致信号47は
生ぜず、データ書き込み信号48は受信データメモリ2
9に出力されず、受信書き込みデータ46の書き込みは
行われない。
【0034】なお、上記した実施の形態では、正規アド
レス201、正規データ202及び反転アドレス20
4、反転データ205の順で伝送するものとしたが、逆
に、データ、アドレスの順であってもよい。
【0035】また、同期フラグは任意のビット数にする
ことができる。更に、同期誤りチェックを3種類(〔ア
ドレス+データ〕のチェック、スタートフラグ及びエン
ドフラグの各パターンチェック)により行うものとした
が、同期誤りの検出精度が劣ってもよければ、スタート
フラグ又はエンドフラグの一方を省略してもよい。この
場合、AND回路44は2入力型を用いることになる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、同
期誤りを検出するための同期ビットの機能を持つ同期フ
ラグが、複数のビット構成により前記フレームの所定位
置に挿入したので、送信側からの伝文を誤りなく受信す
ることができる。更に、本発明によれば、複数のビット
構成による複数個の同期フラグを前記フレームの所定位
置に挿入して伝送し、受信系では複数の同期フラグのパ
ターンを相互に比較し、そのパターン不一致から同期誤
りを判定するようにしたので、同期誤りの有無を確実に
判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシリアル伝送方法を示す伝送フォ
ーマット図である。
【図2】本発明においてノイズで反転したビットにより
同期誤りが発生し、誤りデータが取り込まれた場合を示
す伝送フォーマット図である。
【図3】本発明方法を達成する送信系及び受信系の構成
を示すブロック図である。
【図4】従来の反転二連送方式の伝送フォーマットであ
る。
【図5】図4の伝送フォーマットにおいてノイズにより
同期誤りが発生し、誤りデータが取り込まれた場合を示
す伝送フォーマットである。
【符号の説明】
28 比較/パターンチェック回路 41 フラグ比較/パターンチェック回路 42 データ/アドレス照合回路 43 フラグ比較/チェック回路 44 AND回路 201 正規アドレス 202 正規データ 204 反転アドレス 205 反転データ 209、211 スタートフラグ 211、212 エンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗栖 与文 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 岡本 正 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 村田 幸洋 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鈴木 啓之 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正規データとこの正規データの論理値を
    反転させた反転データを1つのフレームに含む伝文にし
    て送信系から送信し、この伝文を受信系で受信し、その
    フレームの前半と後半が受信した順に相互に反転したデ
    ータであることを確認したとき、その正規データを受信
    データとして扱うシリアル伝送方法において、同期誤り
    を検出するための同期ビットの機能を持つ同期フラグ
    が、複数のビット構成により前記フレームの所定位置に
    挿入することを特徴とするシリアル伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記同期フラグは、“1”及び“0”の
    両方を少なくとも1ビットを含み、前記同期フラグは、
    スタートフラグとエンドフラグから成り、両者は非対称
    のビット配列パターンであることを特徴とする請求項1
    記載のシリアル伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記スタートフラグ及び前記エンドフラ
    グは、正規二連送であることを特徴とする請求項2記載
    のシリアル伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記スタートフラグ及び前記エンドフラ
    グは、前記正規データと前記反転データの各々を前後か
    ら挟むように配設されることを特徴とする請求項2記載
    のシリアル伝送方法。
  5. 【請求項5】 正規データとこの正規データの論理値を
    反転させた反転データを1つのフレームに含む伝文にし
    て送信系から送信し、この伝文を受信系で受信し、その
    フレームの前半と後半が受信した順に相互に反転したデ
    ータであることを確認したとき、その正規データを受信
    データとして扱うシリアル伝送方法において、複数のビ
    ット構成による複数個の同期フラグを前記フレームの所
    定位置に挿入して伝送し、前記受信系では複数の同期フ
    ラグのパターンを相互に比較し、そのパターン不一致か
    ら同期誤りを判定することを特徴とするシリアル伝送に
    おける同期誤り検出方法。
  6. 【請求項6】 前記同期フラグはスタートフラグとエン
    ドフラグから成り、前記スタートフラグ同士及び前記エ
    ンドフラグ同士をそのパターンで比較することを特徴と
    する請求項5記載のシリアル伝送における同期誤り検出
    方法。
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