JPH10247457A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
プラズマディスプレイ装置Info
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- JPH10247457A JPH10247457A JP7140198A JP7140198A JPH10247457A JP H10247457 A JPH10247457 A JP H10247457A JP 7140198 A JP7140198 A JP 7140198A JP 7140198 A JP7140198 A JP 7140198A JP H10247457 A JPH10247457 A JP H10247457A
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
/cm3 以下と低く、しかも570℃以上の温度で熱処
理しても熱収縮が小さいガラス基板を用いたプラズマデ
ィスプレイ装置を提供することである。 【解決手段】 一対のガラス基板と、ガラス基板の内側
面に配置された電極と、ガラス基板内に配置され、電極
の放電によって発光する蛍光体とを備えたプラズマディ
スプレイ装置において、前記ガラス基板が、重量百分率
で、SiO2 50%以上、Al2 O3 3.5%以
上、MgO+CaO+SrO+BaO 15%未満、B
aO 2%未満、ZrO2 3〜10%のSiO2 −A
l2 O3 −RO系ガラスからなり、2.75g/cm3
以下の密度を有することを特徴とする。
Description
装置に関するものである。
とAC型の2種類が存在する。
を示す部分断面図である。DC型プラズマディスプレイ
装置10は、一定の間隔をおいて対向して設けられた前
面ガラス基板11と、背面ガラス基板12を備えてい
る。
(陰極)13が形成され、一方、背面ガラス基板12の
内側面には、アノード(陽極)14と補助アノード15
が形成されており、絶縁体16を介して蛍光体17を備
えたリブ18が立設されている。そして前面ガラス基板
11と、背面ガラス基板12で囲まれた内部には、He
−Xeガス19が封入されている。尚、20は、抵抗を
示し、21は、アノード母線を示している。
装置を示す部分断面図である。このAC型プラズマディ
スプレイ装置22も、一定の間隔をおいて対向して設け
られた前面ガラス基板23と、背面ガラス基板24を備
えている。
25を備え、この表示電極25は、誘電体層26によっ
て埋設され、この誘電体層26の表面には、MgO膜2
7が形成されている。また背面ガラス基板24の内側面
には、アドレス電極28が形成されている。前面ガラス
基板23の内側面のMgO膜27と、背面ガラス基板2
4の内側面との間には、背面ガラス基板24から立設し
たリブ29が形成されている。このリブ29は、表面に
蛍光体30を備えている。前面ガラス基板23と、背面
ガラス基板24で囲まれた内部には、Ne−Xeガス3
1が封入されている。
のガラス基板としては、建築窓用ソーダライムガラス板
が使用され、このガラス基板表面への電極の焼き付け、
誘電体層、リブ及び蛍光体の形成は、500〜600℃
の高温で行われる。また前面ガラス基板と背面ガラス基
板をシーリングフリットで接着する時の温度も500〜
600℃の高温で行われる。
ソーダライムガラスは、歪点が500℃程度と低いた
め、上記した500〜600℃、特に570℃以上の温
度で熱処理する際の熱収縮が大きく、ガラス基板の表面
に、電極や絶縁ペーストをパターン合わせする際に位置
ずれが起こりやすいという欠点がある。
号には、歪点が600℃以上と高く、熱収縮の小さいプ
ラズマディスプレイ装置に使用するガラス基板が提案さ
れている。
基板は、ソーダライムガラスに比べて、かなり密度が高
いため、重量が大きくなるという問題がある。すなわち
プラズマディスプレイ装置は、30〜50インチ程度の
大画面で、しかも壁掛けテレビとなるため、これに用い
られるガラス基板には、できるだけ軽量であることが要
求される。ガラス基板を軽量化するためには、その厚み
を薄くすれば良いが、強度面を考慮すると、薄板化につ
いては自ずと限界がある。そこでガラス基板の軽量化を
図るためには、ガラスの密度を低くする方法を採らざる
を得ないが、特開平3−40933号には、ガラスの密
度について何ら配慮されていない。
あり、その目的とするところは、密度が2.75g/c
m3 以下と低く、しかも570℃以上の温度で熱処理し
ても熱収縮が小さいガラス基板を用いたプラズマディス
プレイ装置を提供することである。
を達成すべく、種々の実験を繰り返した結果、ガラス基
板を構成するSiO2 、Al2 O3 及びMgO、Ca
O、SrO、BaOといったRO(アルカリ土類金属)
の含有量を規制することによって、歪点を高く、密度を
低くすることができるという知見に基づいて、本発明を
提案するものである。
置は、一対のガラス基板と、ガラス基板の内側面に配置
された電極と、ガラス基板内に配置され、電極の放電に
よって発光する蛍光体とを備えたプラズマディスプレイ
装置において、前記ガラス基板が、重量百分率で、Si
O2 50%以上、Al2 O3 3.5%以上、MgO
+CaO+SrO+BaO 15%未満、BaO 2%
未満、ZrO2 3〜10%のSiO2 −Al2 O3 −
RO系ガラスからなり、2.75g/cm3 以下の密度
を有することを特徴とする。
含有量が、3.5〜12%であることを特徴とする。
上記のように限定した理由を説明する。
マーであり、ガラスの歪点を高めると共に、密度を下げ
る効果を有するため、50%以上含有させる。ただしS
iO2 量が多すぎると、熱膨張係数が小さくなりすぎ
て、ガラス基板に塗布される絶縁ペーストやシーリング
フリットの熱膨張係数(75〜95×10-7/℃)と整
合し難くなるため、65%までに抑えることが好まし
い。
に、密度を下げる効果を有するため、3.5%以上、好
ましくは4.1%以上含有させる。ただしAl2 O3 量
が多すぎると、ガラスが失透しやすく、成形が困難とな
るため、12%までに抑えることが好ましい。すなわち
ガラスが失透しやすいと、失透物の発生を抑えるため溶
融温度を高くする必要があるが、溶融温度を高くする
と、成形時のガラスが軟らかくなる。その結果、ガラス
板の表面にうねりが発生したり、寸法精度が低下しやす
くなり、高い表面精度や寸法精度が要求されるプラズマ
ディスプレイ装置の基板として使用することが不可能と
なるからである。
ラスの密度に大きく影響を与える成分であり、これらの
合量を15%未満、BaO量を2%未満に抑えなけれ
ば、ガラスの密度が高くなるため、軽量化を図ることが
困難となる。ただしこれらの成分の合量が少なすぎる
と、熱膨張係数が小さくなりすぎるため、10%以上含
有させることが好ましい。
向上させる目的で、ZrO2 を3〜10%含有する。
目的でLi2 O、Na2 O及びK2Oを合量で25%以
下、ガラスの紫外線による着色を防止する目的でTiO
2 を5%以下、清澄剤としてAs2 O3 、Sb2 O3 、
SO3 、Cl等の成分を1%以下、着色剤としてFe2
O3 、CoO、Cr2 O3 、NiO、CeO2 等の成分
を1%以下含有させることが可能である。
実施例に基づいて詳細に説明する。
1〜7)と、比較例のガラス基板(試料No.8、9)
を示すものである。因に試料No.9は、一般の建築窓
用ソーダライムガラスである。
た。
調合し、これを白金坩堝に入れた後、電気炉中で145
0〜1550℃の温度で4時間溶融し、この溶融ガラス
をカーボン上に流し出して板状に成形した。次いで、こ
のガラス板の両面を光学研磨することによってガラス基
板を作製した。
歪点、液相温度及び熱膨張係数を調べた。
o.1〜7の各試料は、密度が2.70g/cm3 以下
であるため、軽量化を図ることが可能であり、歪点が5
72℃以上であるため、熱収縮が小さいことが明らかで
ある。またいずれの試料も、液相温度が1020℃以下
であるため、失透し難いものと考えられ、熱膨張係数が
80〜89×10-7/℃であり、絶縁ペーストやシーリ
ングフリットのそれと整合していた。
は、密度が2.88g/cm3 と高いため軽量化が困難
である。またNo.9の試料は、歪点が500℃と低い
ため、熱収縮が大きいものと判断される。
によって測定し、歪点は、ASTMC336−71の方
法に基づいて測定し、液相温度は、白金ボートに297
〜500μmの粒径を有するガラス粉末を入れ、温度勾
配炉に48時間保持した後の失透観察によって求めたも
のである。
って30〜380℃における平均熱膨張係数を測定した
ものである。
レイ装置は、密度が2.75g/cm3 以下と低く、歪
点の高いガラス基板を使用するため、軽量化を図ること
ができ、しかも570℃以上の温度で熱処理してもガラ
ス基板の熱収縮が少ないという長所を有している。
面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一対のガラス基板と、ガラス基板の内側
面に配置された電極と、ガラス基板内に配置され、電極
の放電によって発光する蛍光体とを備えたプラズマディ
スプレイ装置において、前記ガラス基板が、重量百分率
で、SiO250%以上、Al2 O3 3.5%以上、
MgO+CaO+SrO+BaO15%未満、BaO
2%未満、ZrO2 3〜10%のSiO2 −Al2 O
3−RO系ガラスからなり、2.75g/cm3 以下の
密度を有することを特徴とするプラズマディスプレイ装
置。 - 【請求項2】 Al2 O3 の含有量が、3.5〜12%
であることを特徴とする請求項1記載のプラズマディス
プレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7140198A JP3814814B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | プラズマディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7140198A JP3814814B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | プラズマディスプレイ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8208773A Division JPH1040820A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | プラズマディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247457A true JPH10247457A (ja) | 1998-09-14 |
JP3814814B2 JP3814814B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=13459469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7140198A Expired - Fee Related JP3814814B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | プラズマディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3814814B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP7140198A patent/JP3814814B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3814814B2 (ja) | 2006-08-30 |
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