JPH10246542A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH10246542A
JPH10246542A JP9052810A JP5281097A JPH10246542A JP H10246542 A JPH10246542 A JP H10246542A JP 9052810 A JP9052810 A JP 9052810A JP 5281097 A JP5281097 A JP 5281097A JP H10246542 A JPH10246542 A JP H10246542A
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JP
Japan
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motor
heat exchanger
outdoor heat
voltage
output voltage
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Application number
JP9052810A
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English (en)
Inventor
Masahiro Maeda
昌弘 前田
Shigeru Morikawa
滋 森川
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房運転時に、室外熱交換器に着霜し氷結し
た霜を完全に融解し、熱交換能力の低下を防止する空気
調和機の制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 室外熱交換器1を冷却する室外ファン2
と、この室外ファン2を回転させるDCモーター3と、
このDCモーター3のモーター電圧を検出する出力電圧
検出手段5と、この出力電圧検出手段5からの電圧値と
予め規定した正常電圧範囲とを比較判断する運転電圧判
定手段6とを備え、モーター駆動手段4からの出力電圧
が予め規定した正常電圧範囲になるまで除霜運転を繰り
返すことにより、暖房時に室外熱交換器1に着霜・氷結
した霜を確実に融解し、円滑な暖房運転を行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプ機能
を有する冷媒回路を備えた空気調和機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機の制御装置
は、特開平5−26544号公報に記載されたものが知
られている。
【0003】以下、その空気調和機の制御装置について
図5を参照しながら説明する。図5に示すように、ヒー
トポンプ機能を有する冷媒回路を備えた空気調和機の制
御装置において、室外熱交換器101と室外熱交換器1
01を冷却する室外ファン102と、室外ファン102
の過電流を検出する過電流検出手段103と、室外ファ
ン102の過電流が検出されたときに強制的にデフロス
ト運転制御をする起動時デフロスト運転制御手段104
と、デフロスト運転終了後の経過時間を計測する計時手
段105と、暖房運転で室外ファン過電流時、強制的に
デフロスト運転制御に移行する異常時デフロスト運転制
御手段106を備えていた。
【0004】上記構成により、空気調和機の暖房運転起
動時、室外熱交換器101の着霜を室外ファン過電流と
して過電流検出手段103により検出すると、起動時デ
フロスト運転制御手段104により強制的にデフロスト
運転を行い室外熱交換器101の着霜を融解させてい
た。そして暖房運転で過電流検出手段103により室外
ファン102の過電流状態を検出したとき、計時手段1
05のカウント値が一定時間未満の場合は室外熱交換器
101の目詰まり異常として空気調和機を異常停止さ
せ、計時手段105のカウント値が一定時間以上の場合
は異常時デフロスト運転制御手段106により強制的に
デフロスト運転制御を行い室外熱交換器101の着霜を
融解させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機の制御装置ではデフロスト(除霜)運転終了後、
一定時間を経過していないときに、室外熱交換器101
の目詰まりにより室外ファンモーターに過電流が流れる
と、空気調和機を異常停止させており、デフロスト(除
霜)運転の時間内で完全に室外熱交換器101に着霜し
氷結した霜を融解できずに、霜の付着による目詰まりで
風路妨害が生じている場合でも異常として空気調和機を
停止させるため、円滑な暖房運転ができないという課題
があり、着霜し氷結した霜の程度に関わらず、着霜し氷
結した霜を完全に融解し、円滑な暖房運転をすることが
要求されている。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、室外熱交換器へ着霜し氷結した霜の程度
に関わらず、着霜し氷結した霜を完全に融解し、円滑な
暖房運転をすることができる空気調和機の制御装置を提
供することを目的としている。
【0007】また、従来の空気調和機の制御装置では、
暖房運転時に着霜し氷結した霜以外の風路妨害物による
目詰まりの検知機能はなく、これらの検知機能が要求さ
れている。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、暖房運転時に着霜し氷結した霜以外の風
路妨害物による目詰まりによって生じた空気調和機の熱
交換能力低下という異常を異常表示手段に表示し、知ら
せることができる空気調和機の制御装置を提供すること
にある。
【0009】また、本発明は、上記した従来の課題をよ
り能動的に解決しようとするものであり、暖房運転時に
着霜し氷結した霜によって生じた目詰まりによる風路妨
害以外で室外ファン2の逆風圧により室外熱交換器1に
貼り付いている軽量な風路妨害物による目詰まりによっ
て生じる風路妨害において、室外ファンモーターの逆回
転を行うことで目詰まりを解消させ、空調運転を継続さ
せることができる空気調和機の制御装置を提供すること
にある。
【0010】また、本発明は、冷房運転時など室外熱交
換器1の着霜のない時期の運転時においても室外ファン
の逆風圧により室外熱交換器1に貼り付いている軽量な
風路妨害物による目詰まりによって生じる風路妨害にお
いて、室外ファンモーターの逆回転を行うことで目詰ま
りを解消させ、過負荷による異常を未然に防止し、空調
運転を継続させることができる空気調和機の制御装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の空気調和機の制御装置の一つの手段は、ヒー
トポンプ機能を有する冷凍サイクル中の室外熱交換器
と、前記室外熱交換器を冷却するファン用のDCモータ
ーと、前記DCモーターを駆動するモーター駆動手段
と、前記モーター駆動手段からの出力電圧を検出する出
力電圧検出手段と、前記出力電圧検出手段からの電圧値
と予め規定した正常電圧範囲とを比較判断する運転電圧
判定手段とを備え、暖房運転時に前記モーター駆動手段
からの出力電圧が、予め規定した正常電圧範囲になるま
でデフロスト(除霜)運転を繰り返す構成としたもので
ある。
【0012】本発明によれば、室外熱交換器に着霜し氷
結した霜を完全に融解し、円滑な暖房運転を行うことが
できる。
【0013】また、他の手段は、上記手段の構成に加
え、予め規定したデフロスト(除霜)運転回数を繰り返
した時点で、一定時間、ファン用のDCモーターを逆回
転させることで逆風圧により室外熱交換器上に貼り付い
ている軽量な風路妨害物を排除するモーター駆動手段を
設けた構成としたものである。
【0014】本発明によれば、着霜し氷結した霜によっ
て生じた目詰まりによる風路妨害以外で室外ファンの逆
風圧により室外熱交換器に貼り付いている軽量な風路妨
害物による目詰まりにおいて、室外ファンモーターの逆
回転を行うことで目詰まりを解消させ、空調運転を継続
させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の空気調和機の制御装置
は、ヒートポンプ機能を有する冷凍サイクル中の室外熱
交換器と、前記室外熱交換器を冷却するファン用のDC
モーターと、前記DCモーターを駆動するモーター駆動
手段と、前記モーター駆動手段からの出力電圧を検出す
る出力電圧検出手段と、前記出力電圧検出手段からの電
圧値と予め規定した正常電圧範囲とを比較判断する運転
電圧判定手段とを備え、暖房運転時に前記モーター駆動
手段からの出力電圧が、予め規定した正常電圧範囲にな
るまでデフロスト(除霜)運転を繰り返す構成としたも
のであり、室外熱交換器へ着霜し氷結した霜の程度に関
わらず、氷結した霜の融解が完全にでき、円滑な暖房運
転ができるという作用を有する。
【0016】また、予め規定したデフロスト(除霜)運
転回数を繰り返した時点で、風路妨害の発生を表示する
異常表示手段を設けたものであり、空気調和機を暖房運
転させた時に起こる室外熱交換器に着霜し氷結した霜以
外の風路妨害物による目詰まりによって風路妨害が生じ
た場合においても、室外熱交換器の目詰まりによる風路
妨害の発生を容易に知ることができるという作用を有す
る。
【0017】また、予め規定したデフロスト(除霜)運
転回数を繰り返した時点で、一定時間、ファン用のDC
モーターを逆回転させることで逆風圧により室外熱交換
器上に貼り付いている軽量な風路妨害物を排除するモー
ター駆動手段を設けたものであり、空気調和機を暖房運
転させた時に起こる室外熱交換器に着霜し氷結した霜に
よる目詰まり以外で熱交換器を冷却するファンの逆風圧
で熱交換器上に貼り付いている軽量な風路妨害物によっ
て生じる風路妨害が生じた場合においても、目詰まりを
解消させることができ、風路妨害によって異常停止する
ことなく空気調和機の運転を継続させることができると
いう作用を有する。
【0018】また、ヒートポンプ機能を有する冷凍サイ
クル中の室外熱交換器と、前記室外熱交換器を冷却する
ファン用のDCモーターと、前記DCモーターを駆動す
るモーター駆動手段と、前記モーター駆動手段からの出
力電圧を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電圧検
出手段からの電圧値と予め規定した正常電圧範囲とを比
較判断する運転電圧判定手段とを備え、冷房運転時に前
記モーター駆動手段からの出力電圧が予め規定した電圧
より高いときに、一定時間、前記ファン用のDCモータ
ーを逆回転させることで逆風圧により前記室外熱交換器
上に貼り付いている軽量な風路妨害物を排除する前記モ
ーター駆動手段を設けたものであり、冷房運転時など室
外熱交換器の着霜のない時期の運転時においても、熱交
換器を冷却するファンの逆風圧で熱交換器上に貼り付い
ている軽量な風路妨害物によって生じる風路妨害が生じ
た場合においても、目詰まりを解消させることができ、
過負荷による異常を未然に防止し、空調運転を継続させ
ることができるという作用を有する。
【0019】以下、本発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0020】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、ヒートポンプ機能を有
する冷凍サイクル中の室外熱交換器1と、この室外熱交
換器1を冷却する室外ファン2と、この室外ファン2を
回転させるためのDCモーター3と、このDCモーター
3を駆動させるモーター駆動手段4と、前記DCモータ
ー3から出力されるモーター電圧を検出する出力電圧検
出手段5を備えている。さらに出力電圧検出手段5によ
って検出された電圧値と予め規定したDCモーターの正
常電圧範囲とを比較判断する運転電圧判定手段6と、こ
の運転電圧判定手段6の情報が入力されることで前記モ
ーター駆動手段4にDCモーター3を予め設定された一
定の周波数で回転させるための駆動信号を与え、圧縮機
の運転制御、四方弁等を制御し、冷房、暖房および、デ
フロスト(除霜)運転制御を行う室外機制御手段7を備
えている。
【0021】上記構成において、空気調和機の運転を開
始すると、室外機制御手段7は、モーター駆動手段4に
DCモーター3を予め設定された一定の周波数で回転さ
せるための駆動信号を伝達する。一方、モーター駆動手
段4は室外機制御手段7により指定された一定の周波数
で回転するようにDCモーター3に電圧を印加すること
で、前記DCモーター3が一定の周波数で回転し、この
DCモーター3に接続された室外ファン2も回転し、室
外熱交換器1が冷却されるのである。
【0022】ところがDCモーター3は室外ファン2の
負荷が変動すると回転周波数が変化するためモーター駆
動手段4は回転周波数を一定に保つようにDCモーター
3に印加する電圧を可変する。このようなDCモーター
3の駆動制御を利用して、空気調和機が暖房運転され、
室外熱交換器1が着霜による氷結で目詰まりし、熱交換
能力が低下してきたとき、運転電圧判定手段6は、その
印加電圧の変化が予め設定された条件になると室外熱交
換器1の着霜による氷結で目詰まりが発生したと判断
し、室外機制御手段7に信号を送る。そして信号を受け
た室外機制御手段7は、一定時間室外熱交換器1に着霜
し氷結した霜を融解し、目詰まりを解消するためのデフ
ロスト(除霜)運転を予め設定された時間行う。さらに
このデフロスト(除霜)運転が終了し、暖房運転が再開
されると、DCモーター3のモーター電圧を出力電圧検
出手段5によって検出し、このモーター電圧が予め設定
された規格範囲内であれば室外熱交換器1に着霜し氷結
した霜が完全に融解し、霜の氷結による目詰まりが解消
したと判断し、暖房運転を継続するのである。
【0023】しかし、規格範囲外、つまりDCモーター
3の負荷変動によってモーター電圧が変動している状態
では、室外熱交換器1に着霜し氷結した霜の融解が完全
に行われておらず、室外熱交換器1の目詰まりが解消さ
れていない状態であると判断し、再度デフロスト(除
霜)運転を行う。そしてデフロスト(除霜)運転終了
後、再度DCモーター3のモーター電圧を出力電圧検出
手段5によって検出し、モーター電圧が規格範囲内にな
るまでデフロスト運転とDCモーター3のモーター電圧
の検出を繰り返すのである。
【0024】(実施例2)図2に示すように、上記実施
例1の構成に加え、室外機制御手段7Aに接続された異
常表示手段8を設けている。
【0025】上記構成において、空気調和機が暖房運転
され、室外熱交換器1が着霜による氷結で目詰まりし、
熱交換能力が低下してきたとき、運転電圧判定手段6
は、予め設定された条件になると室外熱交換器1の着霜
による氷結で目詰まりが発生したと判断し、室外機制御
手段7Aに信号を送り、信号を受けた室外機制御手段7
Aは、一定時間室外熱交換器1に着霜し氷結した霜を融
解し、目詰まりを解消するためのデフロスト(除霜)運
転を予め設定された時間行う。そして、このデフロスト
(除霜)運転が終了し、暖房運転が再開されると、DC
モーター3のモーター電圧を出力電圧検出手段5によっ
て検出し、このモーター電圧が予め設定された規格範囲
内であれば室外熱交換器1に着霜し氷結した霜が完全に
融解し、霜の氷結による目詰まりが解消したと判断し、
暖房運転を継続する。
【0026】しかし、規格範囲外、つまり、DCモータ
ー3の負荷変動によってモーター電圧が変動している状
態で、室外熱交換器1に着霜し氷結した霜の融解が完全
に行われておらず、室外熱交換器1の目詰まりが解消さ
れていない状態と判断し、再度デフロスト(除霜)運転
を行う。さらにデフロスト(除霜)運転を予め設定され
た回数繰り返し、その後も、モーター電圧が予め設定さ
れた規格範囲外であった場合、室外熱交換器1に着霜し
氷結した霜以外の風路妨害が生じている可能性が高いた
め、室外機制御手段7Aは、空気調和機の運転を停止
し、室外熱交換器1に目詰まりによる風路妨害が生じて
いることを表示するための信号を異常表示手段8に伝達
し、異常表示手段8はその異常を表示することで室外熱
交換器1の目詰まりを知らせることができる。
【0027】(実施例3)図3に示すように、上記実施
例1および2の構成に加え、正逆両方向に回転可能なD
Cモーター3Aと、このDCモーター3Aの回転方向と
回転周波数を指示する信号を出力する室外機制御手段7
Bと、この室外機制御手段7Bからの信号によって前記
DCモーター3Aを回転させるモーター駆動手段4Aを
設けている。
【0028】上記構成において、空気調和機が暖房運転
され、室外熱交換器1が目詰まりし、熱交換能力が低下
してきたとき、一定時間室外熱交換器1に着霜し氷結し
た霜を融解し、目詰まりを解消するためのデフロスト
(除霜)運転を予め設定された時間行う。このデフロス
ト(除霜)運転を予め設定された回数繰り返し、その後
もモーター電圧が予め設定された規格範囲外の場合、室
外熱交換器1に着霜し氷結した霜以外の風路妨害が生じ
ていると判断し、室外機制御手段7Bは、一定時間DC
モーター3Aの回転方向を通常の運転時とは逆方向に回
転するようにモーター駆動手段4Aに信号を伝達する。
そしてモーター駆動手段4AはDCモーター3Aを通常
の運転時とは逆方向に回転するための電圧をDCモータ
ー3Aに印加し、DCモーター3Aは逆方向に回転する
ため、このDCモーター3Aに接続されている室外ファ
ン2も逆方向に回転する。このため、室外ファン2の回
転により発生する室外熱交換器1を通過する空気の流れ
は、通常の運転時とは逆方向になり、室外ファン2の逆
風圧により室外熱交換器1に付着した軽量な風路妨害物
(例えば紙屑やポリ袋など)は、室外熱交換器1から排
除されることになる。そして一定時間DCモーター3A
を逆方向に回転させた後、DCモーター3Aが通常運転
時の回転方向である正方向に回転するように、室外機制
御手段7Bはモーター駆動手段4Aに信号を伝達する。
そしてモーター駆動手段4AはDCモーター3Aを正方
向に回転するための電圧をDCモーター3Aに印加し、
DCモーター3Aは通常運転時の回転方向である正方向
に回転し、この時のDCモーター3Aのモーター電圧を
出力電圧検出手段5により検出し、予め設定されたモー
ター電圧の規格範囲内であれば、室外機制御手段7Bは
室外熱交換器1に付着した風路妨害物が排除されたと判
断し、空気調和機の運転を継続する。また、予め設定さ
れたモーター電圧の規格範囲外であれば、室外機制御手
段7Bは室外熱交換器1に付着した風路妨害物は室外フ
ァン2の逆回転では排除できないと判断し、空気調和機
の運転を停止し、室外熱交換器1に風路妨害物による目
詰まりによって風路妨害が発生していることを表示する
ための信号を異常表示手段8に伝達し、この異常表示手
段8によってその異常を表示するため室外熱交換器1の
目詰まりを知らせることができる。
【0029】(実施例4)図4に示すように、ヒートポ
ンプ機能を有する冷凍サイクル中の室外熱交換器1と、
この室外熱交換器1を冷却する室外ファン2と、この室
外ファン2を正逆両方向に回転させるDCモーター3A
と、このDCモーター3Aを駆動するモーター駆動手段
4Aと、DCモーター3Aの出力電圧を検出する出力電
圧検出手段5と、この出力電圧検出手段5からの電圧値
と予め規定したDCモーター3Aの正常電圧範囲とを比
較判断する運転電圧判定手段6と、モーター駆動手段4
AにDCモーター3Aを予め設定された一定の周波数で
回転させるための駆動信号を与える室外機制御手段7C
と、室外機制御手段7Cに接続され、出力電圧検出手段
5によって検出されたDCモーター3Aのモーター電圧
が予め設定された規格範囲外である場合、室外熱交換器
1に目詰まりによる風路妨害が生じていると表示する異
常表示手段8を設けている。
【0030】上記構成において、冷房運転時など室外熱
交換器の着霜のない時期の運転時において空気調和機が
冷房運転されても、熱交換能力が低下し、モーター電圧
が予め設定された規格範囲外となった場合は一義的に風
路妨害が生じていると判断し、室外機制御手段7Cは、
除霜運転指令は出さず、DCモーター3Aの回転方向を
通常の運転時とは逆方向に回転させ、室外ファン2の逆
風圧により室外熱交換器1に付着した軽量な風路妨害物
は、室外熱交換器1から排除するのである。
【0031】そして出力電圧検出手段5によりモーター
電圧を検出し、予め設定されたモーター電圧の規格範囲
内であれば、室外機制御手段7Cは室外熱交換器1に付
着した風路妨害物が排除されたと判断し、空気調和機の
運転を継続するが、規格範囲外であれば、室外機制御手
段7Cは室外熱交換器1に付着した風路妨害物は室外フ
ァン2の逆回転では排除できないと判断し、空気調和機
の運転を停止し、室外熱交換器1に目詰まりによる風路
妨害が発生していることを表示するための信号を異常表
示手段8に伝達し、この異常表示手段8でその異常を表
示することで室外熱交換器1の目詰まりを知らせること
ができる。
【0032】なお、本実施例では、出力電圧検出手段5
によってDCモーター3Aのモーター電圧を検出するこ
とで室外熱交換器1に風路妨害物による目詰まりが生じ
ているかを判断したが、DCモーター3Aの駆動制御の
方法によっては、負荷変動によりモーター電流、または
モーター回転数の方が大きく変化する。したがってこの
ような場合は上記モーター電圧の検出に代えてモーター
電流、またはモーター回転数を検出することで室外熱交
換器1に風路妨害物による目詰まりが生じているかの有
無を判断できることは言うまでもなく、その場合は図1
〜図4の回路の類似構成となるものの、同様に実施可能
である。
【0033】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、モーター電圧を出力電圧検出手段によって
検出し、暖房運転時に室外熱交換器に着霜し氷結した霜
を氷結の程度に関わらず、モーター電圧が規格範囲内と
なるまでデフロスト(除霜)運転を繰り返すことにより
完全に融解できるので、熱交換能力の低下による暖房運
転効率の低下を抑制できる空気調和機の制御装置を提供
できる。
【0034】また、異常表示手段により室外熱交換器に
発生した風路妨害を表示するため、室外熱交換器に風路
妨害物が付着し、熱交換能力が低下した場合において
も、室外熱交換器に風路妨害が発生していることを容易
に知ることができるので、熱交換能力の低下による空気
調和機運転効率の低下を抑制できる空気調和機の制御装
置を提供できる。
【0035】また、室外ファンの逆回転機能を有してい
るため、暖房運転時、室外熱交換器に着霜し氷結した霜
以外で室外ファンの逆風圧により室外熱交換器に軽量な
風路妨害物が付着し、熱交換能力が低下した場合におい
ても、室外ファンの逆回転により室外熱交換器に付着し
た軽量な風路妨害物を取り除くことができるので、熱交
換能力の低下による空気調和機運転効率の低下を抑制で
きる空気調和機の制御装置を提供できる。
【0036】また、冷房運転時にも、室外熱交換器に軽
量な風路妨害物が付着し、熱交換能力が低下した場合
に、室外ファンの逆回転により室外熱交換器に付着した
軽量な風路妨害物を取り除くことができるので、熱交換
能力の低下による空気調和機運転効率の低下を抑制でき
るという効果のある空気調和機の制御装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の空気調和機の制御装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例2の空気調和機の制御装置の構
成を示すブロック図
【図3】本発明の実施例3の空気調和機の制御装置の構
成を示すブロック図
【図4】本発明の実施例4の空気調和機の制御装置の構
成を示すブロック図
【図5】従来の空気調和機の制御装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 室外熱交換器 2 室外ファン 3 DCモーター 3A DCモーター 4 モーター駆動手段 4A モーター駆動手段 5 出力電圧検出手段 6 運転電圧判定手段 7 室外機制御手段 7A 室外機制御手段 7B 室外機制御手段 7C 室外機制御手段 8 異常表示手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートポンプ機能を有する冷凍サイクル中
    の室外熱交換器と、前記室外熱交換器を冷却するファン
    用のDCモーターと、前記DCモーターを駆動するモー
    ター駆動手段と、前記モーター駆動手段からの出力電圧
    を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電圧検出手段
    からの電圧値と予め規定した正常電圧範囲とを比較判断
    する運転電圧判定手段とを備え、暖房運転時に前記モー
    ター駆動手段からの出力電圧が、予め規定した正常電圧
    範囲になるまでデフロスト(除霜)運転を繰り返す構成
    とした空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】予め規定したデフロスト(除霜)運転回数
    を繰り返した時点で、風路妨害の発生を表示する異常表
    示手段を設けた請求項1記載の空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】予め規定したデフロスト(除霜)運転回数
    を繰り返した時点で、一定時間、ファン用のDCモータ
    ーを逆回転させることで逆風圧により室外熱交換器上に
    貼り付いている軽量な風路妨害物を排除するモーター駆
    動手段を設けた請求項1および請求項2記載の空気調和
    機の制御装置。
  4. 【請求項4】ヒートポンプ機能を有する冷凍サイクル中
    の室外熱交換器と、前記室外熱交換器を冷却するファン
    用のDCモーターと、前記DCモーターを駆動するモー
    ター駆動手段と、前記モーター駆動手段からの出力電圧
    を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電圧検出手段
    からの電圧値と予め規定した正常電圧範囲とを比較判断
    する運転電圧判定手段とを備え、冷房運転時に前記モー
    ター駆動手段からの出力電圧が予め規定した電圧より高
    いときに、一定時間、前記ファン用のDCモーターを逆
    回転させることで逆風圧により前記室外熱交換器上に貼
    り付いている軽量な風路妨害物を排除する前記モーター
    駆動手段を設けた空気調和機の制御装置。
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