JP4168212B2 - 空気調和機の制御装置および同制御装置を備えた空気調和機 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の制御装置および同制御装置を備えた空気調和機に関し、さらに詳しく言えば、室内温度(室温)、外気温度を使用者に報知し、しかも空気調和機の制御状態等を使用者に認識可能とする空気調和機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の室内機制御装置は、リモコンの操作や室内温度に応じて所定指令を室外機制御装置に送り、室外機制御装置はその所定指令に応じて冷凍サイクルを構成する四方弁や圧縮機(コンプレッサ)を駆動し、かつ室外ファンを駆動し、冷凍サイクルで得た冷媒を室内機の熱交換器に循環する。すると、室内機の熱交換器で熱交換された冷風や温風を室内に吹き出し、室内を快適環境に維持する。
【0003】
この場合、室内機には少なくとも室内温度(室温)を検出するサーミスタが備えられ、室内機制御装置はリモコンの設定操作(冷房、暖房、強風や弱風の設定)およびサーミスタによる検出温度をもとにして室外機制御装置に指令を送る一方、室内ファンを所定回転数に制御する。
【0004】
ところで、空気調和機には、室温、外気温度あるいはフィルタの目づまり等を表示する表示装置を備えたものがあり、これは、使用者等にとって当該空気調和機の状態を目視で確認できることから極めて便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記空気調和機においては、表示装置として液晶を使用していることから、コストアップになるだけなく、その駆動や制御系も複雑であり、つまり高コスト化が避けられないという欠点がある。
【0006】
したがって、本発明の課題は、液晶表示装置と比較して極めて安価な表示装置を用いて室温、外気温度を表示することができ、また、空気調和機の制御状態を報知することができるようにした空気調和機の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、室内の環境をリモコンの設定値に近付け、かつ該設定値に維持する空気調和機の制御装置において、室内温度を検出する室温検出部と、外気温度を検出する外気温度検出部と、前記室温検出部にて検出された室内温度と前記外気温度検出部にて検出された外気温度とを表示する多色発光数字表示部と、当該空気調和機の室温コントロールを行う一方、前記多色発光数字表示部の表示制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記室内温度を第1特定発光色、前記外気温度を前記第1特定発光色とは異なる第2特定発光色として、前記リモコンからの表示切替信号に基づいて、前記室内温度もしくは前記外気温度のいずれか一方の温度をその特定発光色にて前記多色発光数字表示部に選択的に表示した状態で、当該空気調和機の室温コントロール状態を監視し、前記室温コントロール状態が所定の状態になった際には、現在表示されている前記室内温度もしくは前記外気温度の発光色を前記第1および第2特定発光色とは異なる第3特定発光色に変えることを特徴としている。
【0008】
この場合、前記多色発光数字表示部は、赤色および緑色を発光色とする二色発光数字表示LEDであり、前記室内温度を表示するときには赤色もしくは緑色のいずれか一方の色を前記第1特定発光色とし、前記外気温度を表示するときにはいずれか他方の色を前記第2特定発光色とし、前記第3特定発光色を赤色,緑色の同時発光による橙色の発光色とすることが好ましい。
【0009】
また、本発明には、好ましい態様として、前記制御部は、前記室温コントロール状態を前記室内温度に基づいて判断し、前記室内温度が所定の設定範囲内に入っているときに前記温度表示の発光色を前記第3特定発光色に変える態様が含まれる。
【0010】
また、本発明には、好ましい態様として、前記制御部は、前記室温コントロール状態を圧縮機の回転数に基づいて判断し、前記圧縮機の回転数が所定値以下になったときに前記温度表示の発光色を前記第3特定発光色に変える態様が含まれる。
【0011】
また、本発明には、好ましい態様として、前記制御部は、前記室温コントロール状態を当該空気調和機の運転電流値に基づいて判断し、前記運転電流値が所定値以下になったときに前記温度表示の発光色を前記第3特定発光色に変える態様が含まれる。また、本発明には、前記制御装置を備えた空気調和機も含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の空気調和機の制御装置は、多色発光数字表示LEDを用いて室温を表示し、あるいは室温または外気温度を表示し、さらにその発光色を種々変えて制御状態を表せば、液晶表示装置を用いた場合と同程度の機能を発揮させることができる一方、極めて低コストで実現することができることに着目したものである。
【0013】
そのため、図1に示すように、この空気調和機の室内機側には、所定箇所で室温を検出する室温検出部(サーミスタ)1と、室温あるいは後述する外気温度を所定発光色で表示する多色発光数字表示部(例えば二色発光数字表示LED;7セグメントLED)2と、当該室温コントロールに必要な処理を行う一方、多色発光数字表示部2を表示制御する室内機制御装置3と、既に公知の室内ファン4等とが備えられている。
【0014】
また、室内機制御装置3には制御部(マイクロコンピュータ)5および駆動部6が備えられ、リモコン7からのリモコン信号を受信すると、そのリモコン信号にしたがって室内ファン4を回転制御を行うとともに、必要な指令(運転周波数コード等)を室外機に転送する。なお、室温と外気温度とを切り替えて表示する場合、リモコン7は、少なくとも室温表示と外気温度の表示切り替えのための表示切替ボタンを備えている。
【0015】
室外機側には、所定箇所で外気温度を検出する外気温度検出部8と、既に公知の圧縮機9と、室外ファン10と、室外機制御装置11と、各種温度センサ(図示せず)等とが備えられている。
【0016】
室外機制御装置11には、外気温度検出部8からの検出信号により外気温度を検出して室内機制御装置3の制御部5に送信し、かつ、少なくとも制御部(マイクロコンピュータ)5からの指令にしたがって圧縮機9、室外ファン10を運転する制御部(マイクロコンピュータ)12および駆動部13,14とが備えられている。また、当該空気調和機には、冷凍サイクルを構成する室内熱交換器、四方弁お、室外熱交換器および電子膨張弁等が備えられている。
【0017】
したがって、前記室内機および室外機は、リモコン7の設定状態に応じた運転を行うことになり、これにより室内環境をその設定値に近付け、かつその設定値に維持することができる。なお、この室温コントロールについては、既に公知であることから、詳細な説明を省略する。
【0018】
次に、前記構成の空気調和機の基本的な制御動作例を図2のフローチャート図を参照して説明する。
【0019】
まず、リモコン7等により当該空気調和機の運転オン操作が行われ、室内機および室外機の制御部6,12によってリモコン7の設定状態に応じて運転が行われ、つまり室温コントロールが行われているものとする。
【0020】
このとき、室内機制御装置3の制御部5は、室温検出部1からの検出信号により室温を検出するとともに、この検出した室温を多色発光数字表示部2に発光表示処理を実行する(ステップST1)。前記多色発光数字表示部2として赤色、緑色を発光する二色発光数字表示LED(7セグメントLED)を用いる場合、例えば室温を赤色で表示する。
【0021】
続いて、表示切替ボタンが押されたか否かを判断し(ステップST2)、この表示切替ボタンが押されると、ステップST3に進み、室外機制御装置11の制御部12から転送されている外気温度を多色発光数字表示部2に発光表示処理する。この場合、室温を赤色表示としていることから、その外気温度を緑色で表示する。
【0022】
なお、ステップST2において、表示切替ボタンが押されていないと判断した場合、多色発光数字表示部2には室温が赤色で表示されたままとなる。
【0023】
続いて、再度表示切替ボタンが押されたか否かを判断し(ステップST4)、表示ボタンが押されると、ステップST1に戻り、前記ステップを繰り返す。
【0024】
なお、ステップST4において、表示切替ボタンが押されていないと判断した場合、多色発光数字表示部2には外気温度が表示されたままとなる。
【0025】
前記図2に示すルーチンにより、リモコン7の表示切替ボタンを押すごとに、多色発光数字表示部2には室温あるいは外気温度の一方が表示され、この場合、室温表示時には赤色発光とされ、外気温度表示時には緑色発光とされる。
【0026】
したがって、当該空気調和機の使用者にとっては、リモコン7の操作によって室温や外気温度を知ることができる。また、それらの情報を勘案してリモコン7の設定に反映させることができ、適切な設定(冷房や暖房のし過ぎ防止)を行うことにより室内環境の快適性を図ることができるとともに、節電効果を図ることができる。
【0027】
図3は、本発明の実施例を示すフローチャート図である。なお、本発明の空気調和機の制御装置は図1を参照されたい。
【0028】
まず、前記基本的な動作例と同様に、リモコン7の設定操作に応じて運転が行われ、つまり室温コントロールが行われているものとする。このとき、室内機制御装置3の制御部5は、リモコン7による設定温度Tsを内部メモリに記憶する(ステップST10)。
【0029】
続いて、室温検出部1からの検出信号により室温Trを検出し、この検出室温Trの表示データを得るとともに、設定温度Tsと室温Trとの差を算出する(ステップST11)。
【0030】
その温度差Ts−Trが所定範囲(例えば−1と+1との範囲)内に入っているか否かを判断し(ステップST12)、その範囲外であるときには多色発光数字表示部2の発光色を赤色とし(ステップST13)、つまり現室温を赤色で表示する。また、その温度差Ts−Trが−1と+1との範囲内に入ると、この例では、多色発光数字表示部2の発光色を切り替え、つまり現室温を緑色で表示する(ステップST14)。
【0031】
続いて、リモコン7によって設定温度Tsが変更されたか否かを判断し(ステップST15)、設定温度Tsの変更がなければ、ステップST11戻って前述したステップを繰り返す。また、リモコン7によって設定温度Tsが変更されると、内部メモリをクリアし(ステップST16)、しかる後ステップST10に戻って前述したステップを繰り返す。
【0032】
前述した処理により、室温コントロールが進み、室温Trが設定温度Tsに近づき維持されると、つまり、前記温度Ts−Trが−1と+1との範囲内に入った場合には、上記したようにこの例では、多色発光数字表示部2の発光色が赤色でなく、緑色になる。
【0033】
したがって、使用者にとっては、室温コントロールが落ち着いた設定状態になっていることを確認することができ、例えば、もう少し設定温度を下げよう、あるいは上げようといった当該空気調和機の制御状態を判断することができる。
【0034】
また、多色発光数字表示部2として、二色発光数字表示LEDを用いた場合、図2の基本的な動作例と図3の実施例とを組合せれば、室温、外気温度の表示に併せて、当該空気調和機の制御状態としての室温コントロール状態を報知することができる。
【0035】
例えば、室温Trを赤色発光で表示している場合、温度差Ts−Trが−1と+1との範囲外であるとき、つまり室温Trが設定温度Ts付近に達していないときには、室温を赤色発光のままとし、温度差Ts−Trが−1と+1との範囲内になったとき、つまり室温Trが設定温度Ts付近に達したときには、赤色および緑色を合わせた橙色発光に切り替えて室温を表示する。
【0036】
一方、外気温度を緑色発光で表示している場合、温度差Ts−Trが−1と+1との範囲外であるとき、つまり室温Trが設定温度Ts付近に達していないときには、外気温度を緑色発光のままとし、温度差Ts−Trが−1と+1との範囲内になったとき、つまり室温Trが設定温度Ts付近に達したときには、赤色および緑色を合わせた橙色発光に切り替えて外気温度を表示する。
【0037】
これにより、室温および外気温度だけなく、室温コントロールの状態も報知することができる。しかも、報知に際して、液晶表示装置より極めて安価な二色発光数字表示LEDで実現することができることから、当該空気調和機のコストアップを抑えることができる。
【0038】
ところで、前記実施例では前記空気調和機の制御状態として室温コントロール状態を選択しているが、例えば圧縮機9の回転数の状態を報知するようにしてもよい。
【0039】
この場合、圧縮機9の回転数が所定値以下に達したときに、発光色を切り替える。例えば、室温Trを赤色で表示しているときに、回転数が所定値以下になったときには、赤色と緑色とを重ねた橙色発光に切り替え、外気温度を緑色で表示しているときに、回転数が所定値以下になったときには同じく橙色発光に切り替える。
【0040】
前記所定値としては、例えば室温Trが設定温度Tsに近付き、室温コントロールが安定状態になっているときの値を予め決定しておく。これにより、多色発光数字表示部2の発光状態により、回転数状態(現制御状態)を知ることができ、例えば回転数により空気調和機の運転状態を判断することができる。さらに、長時間経過しているにもかかわらず、回転数が所定値以下にならないというような異常状態を判断できるばかりでなく、故障発生の可能性の有無等を判断することも可能である。
【0041】
また、前記空気調和機の制御状態としては、当該空気調和機の運転電流値の状態を選択してもよい。この場合、運転電流値は過電流保護機能のために検出していることから、その検出電流値を用いる。
【0042】
運転電流値が所定値以下に達したときには、発光色を切り替える。例えば、室温Trを赤色で表示しているときに、運転電流値が所定値以下になったときには赤色と緑色とを重ねた橙色発光に切り替え、外気温度を緑色で表示しているときに、運転電流値が所定値以下になったときには同じく橙色発光に切り替える。
【0043】
前記所定値としては、例えば室温Trが設定温度Tsに近付き、室温コントロールが安定状態になっているときの値を予め決定しておく。これにより、多色発光数字表示部2の発光状態により、運転電流値の大小を知ることができ、また空気調和機の運転状態を知ることができ、これにより節電を心がけることもできる。さらに、例えば長時間経過しているにもかかわらず、運転電流値が所定値以下にならないというような異常状態を判断するばかりでなく、故障発生の可能性の有無等の判断することも可能である。
【0044】
なお、前述した空気調和機の制御状態により、多色発光数字表示部2の発光色を切り替えた後、制御状態が条件から外れた場合、つまり、温度差Ts−Trが−1と+1との範囲外になったとき、あるいは圧縮機9の回転数が所定値より高くなったとき、もしくは運転電流値が所定値より高くなったときには多色発光数字表示部2の発光を元の色に戻す。
【0045】
多色発光数字表示部2として、二色以上の発光数字表示LEDを用いてもよい。この場合、室温、外気温度を表示するだけなく、前述した複数の制御状態を報知ことができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によると、室内の環境をリモコンの設定値に近付け、かつ該設定値に維持する空気調和機の制御装置において、室内温度を検出する室温検出部と、外気温度を検出する外気温度検出部と、前記室温検出部にて検出された室内温度と前記外気温度検出部にて検出された外気温度とを表示する多色発光数字表示部と、当該空気調和機の室温コントロールを行う一方、前記多色発光数字表示部の表示制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記室内温度を第1特定発光色、前記外気温度を前記第1特定発光色とは異なる第2特定発光色として、前記リモコンからの表示切替信号に基づいて、前記室内温度もしくは前記外気温度のいずれか一方の温度をその特定発光色にて前記多色発光数字表示部に選択的に表示した状態で、当該空気調和機の室温コントロール状態を監視し、前記室温コントロール状態が所定の状態になった際には、現在表示されている前記室内温度もしくは前記外気温度の発光色を前記第1および第2特定発光色とは異なる第3特定発光色に変えるようにしたので、室温と外気温度を色分けして報知することができ、また空気調和機の制御状態を報知することができるため、この報知により、設定値を変更したり、電力セーブ(節電)等を図ったりすることができ、使用者にとっての利便性の向上を図ることができる。さらに、室温検出部が既に備えられ、制御部は、当該空気調和機の室内制御部のマイクロコンピュータで済ませられることから、外気温度検出部および液晶表示装置に比して極めて安価な多色発光数字表示部を付加するだけ実現できることから、当該空気調和機のコストアップを抑えることができるという効果がある。
【0047】
請求項2記載の発明によると、請求項1における多色発光数表示部は、赤色および緑色を発光色とする二色発光数字表示LEDであり、前記室温を表示するときには赤色もしくは緑色を発光色とし、前記外気温度を表示するときには緑色もしくは赤色を発光色とする一方、この室温を表示し、あるいは外気温度を表示しているときに、当該空気調和機の制御状態に応じて前記二色発光数字表示LEDを赤色、緑色の同時発光による橙色の発光色に切り替えるようにしたので、請求項1の効果に加え、二色発光数字表示LEDで実現することができるため、空気調和機のコストアップをより抑えることができるという効果がある。
【0048】
請求項3記載の発明によると、請求項1または2における空気調和機の制御状態は室温コントロール状態であり、前記室温が所定範囲内になったときには発光色を切り替えるようにしたので、請求項1または2の効果に加え、使用者にとっては、室温コントロールの状態を知ることがで、例えば、もう少し設定温度を下げよう、あるいは上げようといった室温の制御判断をすることができるという効果がある。
【0049】
請求項4記載の発明によると、請求項1または2における空気調和機の制御状態は、圧縮機の回転数状態であり、該回転数が所定値以下になったときには発光色を切り替えるようにしたので、請求項1または2の効果に加え、回転数状態を知ることにより、例えば回転数により空気調和機の運転状態を判断することができるとともに、長時間経過しているにもかかわらず、回転数が所定値以下にならないというような異常状態や、故障発生の可能性の有無等を判断することができるという効果がある。
【0050】
請求項5記載の発明によると、請求項1または2における空気調和機の制御状態は同空気調和機の運転電流値の状態であり、該運転電流値が所定値以下になったときには発光色を切り替えるようにしたので、請求項1または2の効果に加え、運転電流値の大小を知ることができ、つまり空気調和機の現運転パワーを知ることができる。これにより、節電を心がけることができるとともに、例えば長時間経過しているにもかかわらず、運転電流値が所定値以下にならないというような異常状態や、故障発生の可能性の有無等の判断ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の制御装置の構成例を示す概略的ブロック線図。
【図2】上記制御装置の基本的な動作例を説明するための概略的フローチャート図。
【図3】本発明の制御実施例を説明するための概略的フローチャート図。
【符号の説明】
1 室温検出部(サーミスタ)
2 検知表示部(LED)
3 室内機制御装置
4 室内ファン
5 室内側制御部(マイクロコンピュータ)
6 室内ファンの駆動部
7 リモコン
8 外気温度検出部(サーミスタ)
9 圧縮機
10 室外ファン
11 室外機制御装置
12 室外側制御部(マイクロコンピュータ)
13 圧縮機の駆動部
14 室外ファンの駆動部
Claims (6)
- 室内の環境をリモコンの設定値に近付け、かつ該設定値に維持する空気調和機の制御装置において、
室内温度を検出する室温検出部と、外気温度を検出する外気温度検出部と、前記室温検出部にて検出された室内温度と前記外気温度検出部にて検出された外気温度とを表示する多色発光数字表示部と、当該空気調和機の室温コントロールを行う一方、前記多色発光数字表示部の表示制御を行う制御部とを備え、
前記制御部は、前記室内温度を第1特定発光色、前記外気温度を前記第1特定発光色とは異なる第2特定発光色として、前記リモコンからの表示切替信号に基づいて、前記室内温度もしくは前記外気温度のいずれか一方の温度をその特定発光色にて前記多色発光数字表示部に選択的に表示した状態で、当該空気調和機の室温コントロール状態を監視し、前記室温コントロール状態が所定の状態になった際には、現在表示されている前記室内温度もしくは前記外気温度の発光色を前記第1および第2特定発光色とは異なる第3特定発光色に変えることを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 前記多色発光数字表示部は、赤色および緑色を発光色とする二色発光数字表示LEDであり、前記室内温度を表示するときには赤色もしくは緑色のいずれか一方の色を前記第1特定発光色とし、前記外気温度を表示するときにはいずれか他方の色を前記第2特定発光色とし、前記第3特定発光色を赤色,緑色の同時発光による橙色の発光色とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。
- 前記制御部は、前記室温コントロール状態を前記室内温度に基づいて判断し、前記室内温度が所定の設定範囲内に入っているときに前記温度表示の発光色を前記第3特定発光色に変える請求項1または2に記載の空気調和機の制御装置。
- 前記制御部は、前記室温コントロール状態を圧縮機の回転数に基づいて判断し、前記圧縮機の回転数が所定値以下になったときに前記温度表示の発光色を前記第3特定発光色に変える請求項1または2に記載の空気調和機の制御装置。
- 前記制御部は、前記室温コントロール状態を当該空気調和機の運転電流値に基づいて判断し、前記運転電流値が所定値以下になったときに前記温度表示の発光色を前記第3特定発光色に変える請求項1または2に記載の空気調和機の制御装置。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の制御装置を備えた空気調和機。
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