JP3136632B2 - デフロスト制御装置 - Google Patents

デフロスト制御装置

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JP3136632B2
JP3136632B2 JP7518891A JP7518891A JP3136632B2 JP 3136632 B2 JP3136632 B2 JP 3136632B2 JP 7518891 A JP7518891 A JP 7518891A JP 7518891 A JP7518891 A JP 7518891A JP 3136632 B2 JP3136632 B2 JP 3136632B2
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遊二 藤本
明敏 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフサイクルデフロスト
を行う空気調和装置において、デフロスト運転時間の短
縮を可能とするデフロスト制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵装置を包含する広義の冷却装置であ
る空気調和装置において、冷蔵室等空気調和対象域の温
度が2℃以上のとき、圧縮機を停止し、室内機のファン
を運転して、空気調和対象域内の空気が保有する熱量を
デフロスト熱源として利用するオフサイクルデフロスト
が多く利用されており、予め定めたインターバルでデフ
ロスト運転に切換え、また、着霜量を検知して設定量以
上になるとデフロスト運転させる等、自動デフロスト運
転を行わせるのがほとんどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デフロスト運転に切換
えるためのインターバルの設定が適正でなく、あるいは
冷蔵品の湿分が非常に高い場合、または着霜検知器が正
しく作動しなかった場合などに、過酷着霜が生じること
は避けられないが、従来は、蒸発器用のファンの風量が
固定されているため、デフロスト熱量を増大することが
できなく、その結果、デフロスト時間が長くなるかある
いは残霜する問題がある。
【0004】本発明の目的は、デフロスト運転の初期に
蒸発器用のファンの風量を定格値よりも増大させること
によって、デフロスト時間の短縮を果たさせるデフロス
ト制御装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内機を含む
空気調和装置のオフサイクル方式のデフロスト制御装置
において、この室内機は、蒸発器1の直下に間隔dを介
して、ハウジング2の一部によって形成されるドレンパ
ン3が配設されて構成され、蒸発器1よりも空気流入側
には、空気押込方式の軸流ファン4が設置され、予め定
めるデフロスト運転時間Tの初期の時間と、その後のデ
フロスト終了までの時間とを設定するタイマ6と、ファ
ン4の回転数を変化するインバータ7と、タイマ6の出
力に応答し、予め定めるデフロスト運転時間Tの前記初
期の時間では、インバータ7によって、ファン4の風量
を定格風量Aよりも増加した風量Bとし、その後の前記
デフロスト終了までの時間では、インバータ7によっ
て、ファン4の風量を定格風量Aに戻し、デフロスト終
了後、定格風量Aで冷却運転を開始させる風量制御処理
手段5とを含み、タイマ6による前記初期の時間は、蒸
発器1の霜が融けて流れ落ちる前までの期間に選ばれ、
その後の前記デフロスト終了までの時間は、霜が融けて
ドレンとして落下する時間に選ばれることを特徴とする
デフロスト制御装置である。
【0006】
【作用】本発明によれば、デフロスト運転の初期はファ
ン風量を増加させるので、たとえばフィン部の霜が融け
て流れ落ち始める前までの間、霜とファンが送る多量の
室内空気との間での熱交換を促進して、融霜を迅速に行
わせることが可能である。その結果、デフロスト運転時
間の短縮化が実現される。
【0007】フィン部の霜が流れ落ち始める時期になる
と、ファンの送風量を定格風量に戻すことによってドレ
ンの飛散を防止し得る。また、このデフロスト時期は霜
が融けて生じたドレンによって、さらに霜が融かされて
デフロスト速度が大となるとき、ファン風量を定格風量
に戻し、したがって総合的にデフロスト運転時間が短縮
される。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る空気調和装
置の室内機の略示構造図である。蒸発器1の直下にはハ
ウジング2の一部によって形成されるドレンパン3が所
要のわずかな間隔dを存して配設される。蒸発器1に対
して空気流入側には軸流型のファン4が空気押込方式で
設置される。
【0009】この室内機は冷房運転時は、ファン4によ
って送られる室内空気が蒸発器1により冷却され、冷風
となって室内に送給されることにより、冷却が成され
る。
【0010】冷却運転中に、蒸発器1の伝熱管およびフ
ィンには霜が着いて次第に成長してくるのでデフロスト
が必要であり、所定のインターバルに応じて冷却運転は
デフロストに切換えられる。このデフロストはオフサイ
クル方式によって行われる。
【0011】デフロスト運転によって霜が融けフィン部
を伝って流下する途中に飛散すなわちキャリオーバす
る。また、風圧の影響でドレンパン3にドレンが滞留し
てドレン穴から流れ落ちないような場合にもキャリオー
バされる。これらの点を考慮してファン4の送風能力が
設定される。
【0012】図2は、空気調和装置の運転時間経過とフ
ァン4の風量との関係を示す線図である。
【0013】軸流型のファンは、空気抵抗が増加するに
つれて風量が急激に減少し、消費電力は逆に増加する特
性を有する。したがって空気調和(冷蔵)運転中に霜が
付着してこれが成長してくると、一定速度で運転するフ
ァン4は線イに示すように、定格風量Aから次第に減少
してきて、デフロスト開始時点では送風能力が相当低下
する。
【0014】本発明に係る実施例は、デフロスト開始時
期からの初期、たとえばデフロスト運転時間T(10〜
15分)の半分の時間1/2Tの間は、ファン4の風量
を定格風量Aから風量Bまで増加する。これによって、
デフロスト運転の初期1/2Tは線ロで示される風量が
ファン4から送り出される。
【0015】時間1/2Tが経過すると、ファン4の風
量を元の定格風量Aに戻してデフロスト運転する。この
場合、蒸発器1の着霜量の関係から、風量は線ハで示さ
れるとおりになる。霜が融けてきてドレンの時間当り発
生量が破線示のとおり増加してくるにつれて実際の風量
は増加し、デフロスト終了時点では元の定格風量Aにな
り、以後の冷蔵運転では線ニに示される送風状態にな
る。
【0016】デフロスト運転初期のファン4風量増加制
御手段を図3、図4によって説明する。図3は空気調和
装置の制御回路ブロック図、図4は図3図示の処理部5
の動作を説明するフローチャートである。
【0017】処理部5はタイマ回路6を備え、インバー
タ7に制御指令を与えてファン4のモータの回転速度を
段階的に制御する。図3図示回路の運転態様は次のとお
りである。
【0018】ステップa1で冷却運転は停止しオフサイ
クルデフロスト運転が開始する。同時にステップa2に
進めて、風量制御が行われるとともにタイマ回路6が動
作して、ファン4はインバータ7を介して高速運転にな
り、たとえば定格風量に対して1.5倍の風量に増加す
る。しかし、着霜によって空気抵抗が大きいので、実際
の風量は図2のB′の状態となる。
【0019】ファン4が高速運転を行っている間、ステ
ップa3で計時を行い、デフロスト運転時間と設定時
間、すなわち、1/2Tとを比較し該設定時間1/2T
に達した時点でステップa4に移行して風量制御が行わ
れ、ファン4はインバータ7を介して、元の定格風量A
に対応する回転数に戻される。
【0020】つづけてステップa5で計時を行い、所要
デフロスト時間Tに達した時点でステップa6に移行し
て、デフロスト運転を元の冷却運転に切換える。ここで
圧縮機が駆動することによって冷却運転が開始し、デフ
ロスト運転は終了する。
【0021】デフロスト運転初期において霜が融けて流
れ落ちる前までの期間はフィン部、前記間隔dでのドレ
ンキャリオーバが無いので、ファン4の風量を多くして
もデフロスト能力が増強されるだけで、その他装置に対
する悪影響をもたらすことは一切ない。
【0022】また、霜が融けドレンとしてフィン部から
落下し始める時期になると、風量を元に戻すようにして
いるのでドレン飛散のおそれは全くなくなる。
【0023】
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、デフロス
ト運転の初期にはファン4の風量を定格風量よりも増加
させるようにしているので、融霜が速く行われてデフロ
スト時間の短縮が可能となり、冷蔵庫等空気調和対象域
内の温度を変動幅が小さく、一定温度に維持するための
温度制御精度を高めることができる。
【0025】また、デフロスト運転でドレンキャリオー
バが発生し易い後半期には、ファンの風量が定格以下に
戻されることによって、ドレン飛散を防止して周辺が汚
損されることもなくなる。特に本発明によれば、タイマ
6によって設定される初期の時間は、蒸発器1の霜が融
けて流れ落ちる前までの期間であって、この期間では、
インバータ7によるファン4の回転数が増加されてファ
ン4の風量が定格風量Aよりも増加した風量Bに選ば
れ、これによってデフロスト時間の短縮が可能になり、
しかもドレンが飛散するおそれはなく、周辺は汚損され
ない。デフロスト運転時間Tにおけるその後のデフロス
ト終了までの時間は、霜が融けてドレンとして落下する
時間であって、このときファン4の風量を定格風量Aに
戻し、したがってデフロスト時間をできるだけ短縮する
ことができるとともに、ドレンの飛散を防止することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る空気調和装置の室内機の
略示構造図である。
【図2】図1図示空気調和装置の運転時間経過とファン
風量との関係を示す線図である。
【図3】図1図示空気調和装置の制御回路ブロック図で
ある。
【図4】図3における処理部の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 蒸発器 4 ファン 5 処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−17582(JP,A) 特開 昭59−229161(JP,A) 実公 昭43−7473(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 47/02 F25D 21/00 F24F 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機を含む空気調和装置のオフサイク
    ル方式のデフロスト制御装置において、 この室内機は、蒸発器1の直下に間隔dを介して、ハウ
    ジング2の一部によって形成されるドレンパン3が配設
    されて構成され、 蒸発器1よりも空気流入側には、空気押込方式の軸流フ
    ァン4が設置され、 予め定めるデフロスト運転時間Tの初期の時間と、その
    後のデフロスト終了までの時間とを設定するタイマ6
    と、 ファン4の回転数を変化するインバータ7と、 タイマ6の出力に応答し、予め定めるデフロスト運転時
    間Tの前記初期の時間では、インバータ7によって、フ
    ァン4の風量を定格風量Aよりも増加した風量Bとし、
    その後の前記デフロスト終了までの時間では、インバー
    タ7によって、 ファン4の風量を定格風量Aに戻し、デフロスト終了
    後、定格風量Aで冷却運転を開始させる風量制御処理手
    段5とを含み、 タイマ6による前記初期の時間は、蒸発器1の霜が融け
    て流れ落ちる前までの期間に選ばれ、 その後の前記デフロスト終了までの時間は、霜が融けて
    ドレンとして落下する時間に選ばれることを特徴とする
    デフロスト制御装置。
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JP6795454B2 (ja) * 2017-05-23 2020-12-02 フクシマガリレイ株式会社 冷却貯蔵庫
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