JP2589104B2 - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機

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JP2589104B2
JP2589104B2 JP62283604A JP28360487A JP2589104B2 JP 2589104 B2 JP2589104 B2 JP 2589104B2 JP 62283604 A JP62283604 A JP 62283604A JP 28360487 A JP28360487 A JP 28360487A JP 2589104 B2 JP2589104 B2 JP 2589104B2
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heat exchanger
temperature
defrosting
compressor
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茂弥 石垣
和伸 細貝
祐治 大桑
義紀 中山
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はヒートポンプ式空気調和機の除霜装置に関す
る。
(ロ)従来の技術 従来この種の除霜装置としては、特公昭60−40774号
公報に示されたようなものが開示されている。
この内容によれば、暖房運転中に室外熱交換器に霜が
付くと、暖房運転を一時中断して、室外熱交換器へ高温
の冷媒を流してこの霜を除去する(以下除霜運転と言
う)ようにしていた。この室外熱交換器には温度センサ
ーが取り付けられており、除霜運転時に温度センサーで
室外熱交換器の温度を測定し、この温度が一定値(5
℃)以上となったらこの除霜運転を終了して暖房運転に
復帰するようにしていた。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 このような空気調和機において、暖房運転開始直後
に、この除霜運転が頻繁に行なわれると室温の変動が大
きく室温が速やかに設定温度に達しないことが考えられ
た。
本発明は暖房運転開始直後の室温の変動を小さく抑え
てこの室温を速やかに設定温度に到達させることを目的
としたものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 この目的を達成するために圧縮機、室外熱交換器、減
圧装置、室内熱交換器を有する冷凍サイクルを備え、暖
房運転時に室外熱交換器に付着した霜を、除霜運転によ
り溶かすヒートポンプ式空気調和機において、前記暖房
運転時に圧縮機の運転時間を積算する積算手段と、室内
熱交換器の温度を検出する温度センサーと、この積算手
段から出力された積算時間と温度センサーの検出した温
度とに基づいて除霜運転の時間の長さを決定する制御手
段とを備えるようにしたものである。
(ホ)作用 暖房運転中の圧縮機の積算運転時間が所定値(設定時
間)以内の時に運転が開始された時には、この除霜運転
時間を短くしてこの暖房運転が行なわれる時間を長く
し、一方圧縮機の積算運転時間が所定値(設定時間)を
超えてから除霜運転が開始された時は、除霜運転の時間
を長くして室外熱交換器に付着した霜を確実に除去する
ようにしている。
(ヘ)実施例 第1図において、1は圧縮機、2は四方弁、3は室内
熱交換器で冷房運転時並びに除霜運転時に蒸発器として
作用し暖房運転時に凝縮器として作用する。4は減圧装
置、5は室外熱交換器で冷房運転時並びに除霜運転時に
凝縮器として作用し、暖房運転時に蒸発器として作用す
る。そして、冷房運転時並びに除霜運転時は四方弁2を
実線状態にして圧縮機1から吐出された冷媒を実線矢印
のように流し、一方暖房運転時は四方弁2を破線状態に
して圧縮機から吐出された冷媒を破線矢印のように流
す。6は室内熱交換器3に接着された温度センサーで、
除霜運転時にこの室内熱交換器3内を流れる冷媒の温度
を検知するようになっている。7は圧縮機1につながれ
た制御装置で、この装置は圧縮機1の運転時間を積算す
る積算手段8と、圧縮機1の発停の有無を記憶しておく
記憶手段9と、これら両手段8,9並びに温度センサー6
からの信号を入力してこの空気調和機の運転を切り換え
る制御手段10とから構成されている。
第2図はこの制御装置7の動作を示すフローチャート
であり以下のような動作を行なう。まずステップ20では
暖房運転が行なわれる。ここで室内温度が設定温度にな
るまでは圧縮機1の運転を続け(サーモオン)、室内温
度が設定温度に達すると圧縮機1運転を停止する(サー
モオフ)。このようなサーモオン・オフの制御が暖房運
転中は続けられている。そしてステップ21ではこのよう
なサーモオンの積算時間すなわち圧縮機1の運転の積算
時間を計測して、その時間が3時間を経過するまではス
テップ22へ、そして3時間を経過したらステップ23へ移
行する。
まず、この3時間経過するまでは、温度センサー6で
室内熱交換器3の温度を6分間隔で検出して、室内熱交
換器3の下降温度勾配が設定勾配よりも小さい時には除
霜運転の必要がないと判断して暖房運転を続ける(ステ
ップ25からステップ21へ戻る)。又、その室内熱交換器
3の温度が40℃以上の場合にも除霜運転の必要がないと
判断して暖房運転を続ける(ステップ26からステップ21
へ戻る)。すなわち室内熱交換器3の温度が40℃以下で
かつこの熱交換器の温度勾配が設定勾配よりも大きい時
に除霜運転に入る(ステップ27)。
このステップ27はこの除霜運転に入る前の暖房運転時
(ステップ20)にサーモのオン・オフがあったかを判断
する。ここでサーモのオン・オフがなかった場合には、
ステップ28に移行し、ここで圧縮機の運転積算時間が90
分以下であれば除霜時間は450秒(7分30秒)と決めら
れる(ステップ29)。又90分以上であれば除霜時間は55
0秒(9分10秒)と決められる(ステップ30)。一方、
サーモオン・オフがあった場合には、ステップ31で、圧
縮機1の運転積算時間すなわちサーモオンとなって圧縮
機1が運転した積算時間が90分以上か以下かを判断し、
90分以上であれば除霜時間620秒(10分20秒)とし、90
分以下であれば除霜時間を500秒(8分20秒)と決める
(ステップ32,33)。このように暖房運転を開始してか
ら3時間以内に除霜運転が行なわれる場合には後述する
3時間後に除霜運転が行なわれる場合と比較して一般に
除霜運転時間が短かくして暖房運転の中断時間を少なく
抑えている。
しかも除霜運転が行なわれる前の暖房運転時のサーモ
オン・オフの有無や圧縮機1の運転時間に応じてこの除
霜運転時間を4通りに設定している。まず、サーモオン
・オフがあった場合は、なかった場合よりも一般的に除
霜運転時間長くしている(ステップ29,30とステップ32,
33)。これは次の理由によるものである。暖房運転中サ
ーモオンからサーモオフになると、冷媒の圧力が低い室
外熱交換器5へ高温の冷媒が減圧装置4や圧縮機1のク
リアランスを介して流れ込みこれによって室外熱交換器
5の温度が多少上昇して、この熱交換器のフィンに付着
していた霜が溶かされる。ここで十分に霜が溶かしきれ
ないうち、もしくは溶かされてもドレン水がフィンに付
着している状態でサーモオンとなると、暖房運転が再開
され、このドレン水は凍る。このようなサーモオン・オ
フが繰り返されると室外熱交換器5に付着する霜は凍っ
て高密度のものとなる。一方、暖房運転中にサーモオフ
がない場合は、室外熱交換器5に付着する霜は上述の場
合(サーモオンオフが繰り返された場合)よりも低密度
のものとなる。このようにサーモオン・オフがあった場
合には室外熱交換器5に付着する霜が高密度となるため
除霜時間を長くして(ステップ32とステップ33)、サー
モオン・オフがなかった場合には室外熱交換器5に付着
する霜が低密度となるため除霜時間を短くしている(ス
テップ29とステップ30)。更に、ステップ29,31では上
述のいずれの場合にも圧縮機1の運転時間を積算してそ
の時間が90分以上の場合は90分以下の場合よりも除霜時
間を長くしている(ステップ29とステップ30,ステップ3
2とステップ33)。これは圧縮機1の運転時間の長い場
合の方が短い場合よりも室外熱交換器5の着霜量が多い
と判断したからである。
次に圧縮器1の運転の積算時間が3時間を経過した後
は、ステップ23によって、温度センサー6で検知した温
度が40℃以上であれば除霜運転する必要がないと判断し
て暖房運転を続ける(ステップ23からステップ21へ戻
る)。一方その温度が40℃以下であれば除霜運転が必要
と判断してステップ34へ移行する。このステップ34では
再び温度センサー6で検知した温度に基づいて、その温
度が35℃以下であればステップ35へ移行し、除霜時間は
720秒(12分)と決められ、その温度が35℃以上であれ
ばステップ36へ移行し除霜時間は600秒(10分)と決め
られる。このように暖房運転を開始してから3時間経過
後に除霜運転にはいった場合には、3時間経過前に除霜
運転にはいった場合よりも多少除霜運転時間を長くとっ
ている。すなわち暖房運転を開始してから3時間経過ま
では室温が設定温度に達していない場合が多いので、除
霜時間(暖房運転の中断時間)を短かくして、室温の変
動を小さく抑えて室温の設定温度にできるだけ早く達す
るようにしている。一方暖房運転を開始してから3時間
経過後は室温が設定温度に達している場合が多いので、
除霜時間を前述の場合よりも多少長くしても支障は少な
く、除霜時間を長くすることによって霜を確実に除去す
るようにしている。
(ト)発明の効果 以上述べたように本発明の除霜装置によれば、室内熱
交換器の温度に加えて、暖房運転中の圧縮機の運転時間
を積算してこの時間が所定値以内の時に除霜運転が開始
された時には、この除霜運転時間を短く抑えて暖房運転
時間をできるだけ長くとるようにしたから、室温の変動
を小さく抑えてこの室温を設定温度に早く達するように
することができる。又圧縮機の運転積算時間が所定値を
超えてから除霜運転が開始された時には、除霜運転時間
を長くとったので霜残りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示したもので、第1図はヒート
ポンプ式空気調和機の冷媒回路図、第2図はこの空気調
和機の除霜装置の動作を示すフローチャートである。 1……圧縮機、8……積算手段、10……制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 義紀 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−190661(JP,A) 特開 昭60−235961(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、室外熱交換器、減圧装置、室内熱
    交換器を有する冷凍サイクルを備え、暖房運転時に室外
    熱交換器に付着した霜を、除霜運転により溶かすヒート
    ポンプ式空気調和機において、前記暖房運転時に圧縮機
    の運転時間を積算する積算手段と、室内熱交換器の温度
    を検出する温度センサーと、この積算手段から出力され
    た積算時間と温度センサーの検出した温度とに基づいて
    除霜運転の時間の長さを決定する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。
JP62283604A 1987-11-10 1987-11-10 ヒートポンプ式空気調和機 Expired - Lifetime JP2589104B2 (ja)

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