JPH10246395A - 一軸拘束用キネマティック・マウント - Google Patents

一軸拘束用キネマティック・マウント

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Publication number
JPH10246395A
JPH10246395A JP4755597A JP4755597A JPH10246395A JP H10246395 A JPH10246395 A JP H10246395A JP 4755597 A JP4755597 A JP 4755597A JP 4755597 A JP4755597 A JP 4755597A JP H10246395 A JPH10246395 A JP H10246395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
kinematic mount
coupling
slide bearing
spherical
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4755597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kamisono
隆 神薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP4755597A priority Critical patent/JPH10246395A/ja
Publication of JPH10246395A publication Critical patent/JPH10246395A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重に合わせて最適な剛性の調整が可能とす
ること。 【解決手段】 球面すべり軸受1が当接されかつ該球面
すべり軸受1に設けられているハウジング3と、前記球
面すべり軸受1を囲むように前記ハウジング3に固定さ
れている固定プレート2と、前記ハウジング3及びに固
定されているカップリング5と、前記ハウジング3及び
前記カップリング5のそれぞれを外周面でネジ係合して
いるバネ調整ナット4とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搭載機器で発生し
た熱歪みを構造体に伝え難くする機能をもつ一軸拘束キ
ネマティック・マウントに属し、特に、人口衛生の構造
体に搭載機器を取り付ける際に、搭載機器で発生した熱
歪みを衛生構造体へ伝え難くする機能をもつ取付装置と
して使用される一軸拘束キネマティック・マウントに属
する。
【0002】
【従来の技術】従来の一軸拘束キネマティック・マウン
トは、図4乃至図6に示すように、台座51と、上下に
配した一対のベアリング53、54と、一対のベアリン
グ53、54を上下に所定間隔をもって支持したシャフ
ト55とを含む。
【0003】さらに、一軸拘束キネマティック・マウン
トは、上方のベアリング53に搭載機器57を嵌合して
搭載機器57を固定プレート59に固定し、シャフト5
5の上部に装着され固定プレート59に支持した第1の
スプリング61と、構造体63に台座51を支持しシャ
フト55の回りに設けられ台座51と構造体63との間
に設けた第2のスプリング65と、台座51の上面に保
持した固定プレート71とを有している。
【0004】このような構成の一軸拘束キネマティック
・マウントの剛性は、第1及び第2のスプリング61,
63の強度で決定されるため、搭載機器57のそれぞれ
の熱歪み特性に合わせる必要がある。図7は一軸拘束キ
ネマティック・マウントが変移した状態、矢印とともに
示している。
【0005】なお、その他の従来における参考となる技
術としては、特開昭62−166198号公報に、構造
物本体又は展開対象物に設けられた支軸に回転自在に取
り付けられたころがり軸受と、転がり軸受を球面座で揺
動自在に支持して、支軸に揺動自由度を与えるすべり軸
受との複合構造とした展開装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一軸拘
束キネマティック・マウントは、搭載機器57は、使用
材料などの違いによってそれぞれの熱歪み特性を有し、
一軸拘束キネマティック・マウントが搭載されているロ
ケット、及びロケットの打ち上げの軌道により打ち上げ
時の加速度荷重及び振動条件は異なるため、それらの条
件に耐え得る強度、剛性をもつように搭載機器に対して
一対一に製作する必要があることから汎用性に欠けてい
た。
【0007】それ故に本発明の課題は、構成要素を簡略
化するとともに、バネ力調整ナットによって、あらゆる
搭載機器の熱歪み特性に合わせて、最適なバネ力を得る
一軸拘束用キネマティック・マウントを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上部に
搭載機器が保持され下部が構造体に固定されて環境条件
により発生する荷重を吸収する一軸拘束用キネマティッ
ク・マウントにおいて、球面すべり軸受と、該球面すべ
り軸受の球面が当接されかつ該球面すべり軸受の回りに
設けられているハウジングと、該ハウジングの上面で前
記球面すべり軸受を囲むように前記ハウジングに固定さ
れている固定プレートと、前記ハウジングの下面に固定
されているカップリングと、前記ハウジング及び前記カ
ップリングのそれぞれを外周面でネジ係合しているバネ
調整ナットとを有していることを特徴とする一軸拘束用
キネマティック・マウントが得られる。
【0009】
【作用】一軸拘束用キネマティック・マウントは、どの
ような荷重条件下であっても、ころがり軸受と、すべり
軸受との協働によって、正確かつ確実に展開させること
ができる。また、大きな温度変化による熱変形に対して
もこの変形を許容して異常な応力集中を未然に防止す
る。
【0010】また、一軸拘束用キネマティック・マウン
トは、あらゆる搭載機器の温度変化による発生した熱歪
み特性及び、振動、衝撃レベルに合わせて、ロケットの
打ち上げ時の環境条件により発生する荷重を吸収し、必
要な最適な剛性を調整可能とするバネ力が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一軸拘束
用キネマティック・マウントの一実施の形態例を示して
いる。
【0012】図1及び図2を参照して、一軸拘束用キネ
マティック・マウントは、球形状に形成されている球面
すべり軸受1と、この球面すべり軸受1の球面が当接さ
れかつ球面すべり軸受1を側周で囲むよう球面すべり軸
受1の回りに設けられているハウジング3と、ハウジン
グ3の上面で球面すべり軸受1に離間して覆うようにハ
ウジング3の上面に固定されている固定プレート2と、
ハウジング3の下面に固定されている金属の薄肉円筒の
カップリング5と、ハウジング3及びカップリング5の
それぞれを外周面でネジ係合しているバネ調整ナット4
とを有している。
【0013】ハウジング3とカップリング5との外周面
の径寸法は同一寸法となっている。ハウジング3の外周
面には第1のネジ部3aが形成されている。カップリン
グ5はその外周面に形成されている第2のネジ部5a
と、第2のネジ部5aの間に形成されているスリ割り部
5bとを有している。バネ調整ナット4は第1及び第2
のネジ部3a,5aにネジ係合されている。
【0014】球面すべり軸受1の上下方向に設けられて
いる軸部1aには搭載機器10がボルト12によって保
持されている。カップリング5の下部のフランジ部5c
には、例えば、人口衛生の構造体20に固定されてい
る。
【0015】図3にも示すように、一軸拘束用キネマテ
ィック・マウントは、搭載機器10及び構造体20の温
度変化による熱変形や人口衛生を含むロケットの打ち上
げるときの環境によって発生する荷重に耐えるように強
度や剛性を考慮して設計されている。
【0016】図3にも示すように、カップリング5には
その外周面に円周の3等分から4等分程度の複数のスリ
割り部5bが円周方向に長い寸法で形成されている。ま
た、スリ割り部5bはカップリング5の軸方向に対して
交互に複数が形成されている。このように、スリ割り部
5bを形成することによって、図3の矢印でそれぞれ示
した横方向への傾きを可能とした構造となっている。
【0017】なお、カップリング5のスリ割り部5bが
位置している部分は、カップリング5の外径寸法よりも
小さい寸法になっている。
【0018】さらに、カップリング5及びハウジング3
の側面にはバネ力調整ナット4に適合する第1及び第2
のネジ部3a,5aが所定間隔で形成されている。この
バネ力調整ナット4は上方へ移動させることによりスリ
割り部5bが解放される。また、バネ力調整ナット4を
下方へ移動させることによりスリ割り部5bがバネ力調
整ナット4の内側にカップリング5の軸方向が多く覆わ
れるのでバネ力は拘束されバネ力が強くなる。即ち、バ
ネ力調整ナット4は軸方向の上下に移動することによっ
て環境条件により発生する荷重に合わせて最適な剛性の
調整が可能とする。
【0019】
【発明の効果】以上、実施の形態例で説明したように、
本発明の一軸拘束キネマティック・マウントによると、
構成要素を簡略化することができるとともに、バネ力調
整ナットによって、搭載機器の熱歪み特性に合わせて、
最適なバネ力が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一軸拘束キネマティック・マウントの
一実施の形態例を示しており、横半分を断面した正面断
面図である。
【図2】図1に示した一軸拘束キネマティック・マウン
トの上面図である。
【図3】図1に示した一軸拘束キネマティック・マウン
トが変移した状態を示す正面断面図である。
【図4】従来の一軸拘束キネマティック・マウントの外
観を示す斜視図である。
【図5】従来の一軸拘束キネマティック・マウントを断
面した示す正面断面図である。
【図6】図5に示した一軸拘束キネマティック・マウン
トの上面図である。
【図7】図5に示した一軸拘束キネマティック・マウン
トが変移した状態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 球面すべり軸受 2 固定プレート 3 ハウジング 3a 第1のネジ部 4 バネ調整ナット 5 カップリング 5a 第2のネジ部 5b スリ割り部 10,57 搭載機器 20,63 構造体 51 台座 53 第1のベアリング 54 第2のベアリング 55 シャフト 61 第1のスプリング 65 第2のスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に搭載機器が保持され下部が構造体
    に固定されて環境条件により発生する荷重を吸収する一
    軸拘束用キネマティック・マウントにおいて、球面すべ
    り軸受と、該球面すべり軸受の球面が当接されかつ該球
    面すべり軸受の回りに設けられているハウジングと、該
    ハウジングの上面で前記球面すべり軸受を囲むように前
    記ハウジングに固定されている固定プレートと、前記ハ
    ウジングの下面に固定されているカップリングと、前記
    ハウジング及び前記カップリングのそれぞれを外周面で
    ネジ係合しているバネ調整ナットとを有していることを
    特徴とする一軸拘束用キネマティック・マウント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一軸拘束用キネマティッ
    ク・マウントにおいて、前記カップリングはその外周面
    に形成されているネジ部と、該ネジ部の間に形成されて
    いるスリ割り部とを有していることを特徴とする一軸拘
    束用キネマティック・マウント。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一軸拘束用キネマティッ
    ク・マウントにおいて、前記スリ割り部は前記カップリ
    ングの周囲にかつ軸方向に対して交互に形成されている
    ことを特徴とする一軸拘束用キネマティック・マウン
    ト。
JP4755597A 1997-03-03 1997-03-03 一軸拘束用キネマティック・マウント Withdrawn JPH10246395A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4755597A JPH10246395A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 一軸拘束用キネマティック・マウント

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JP4755597A JPH10246395A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 一軸拘束用キネマティック・マウント

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Publication Number Publication Date
JPH10246395A true JPH10246395A (ja) 1998-09-14

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ID=12778438

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4755597A Withdrawn JPH10246395A (ja) 1997-03-03 1997-03-03 一軸拘束用キネマティック・マウント

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JP (1) JPH10246395A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4668262B2 (ja) * 2004-04-27 2011-04-13 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 支え要素付き機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511