JPH10246371A - 離脱防止継手 - Google Patents

離脱防止継手

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JPH10246371A
JPH10246371A JP4997197A JP4997197A JPH10246371A JP H10246371 A JPH10246371 A JP H10246371A JP 4997197 A JP4997197 A JP 4997197A JP 4997197 A JP4997197 A JP 4997197A JP H10246371 A JPH10246371 A JP H10246371A
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JP
Japan
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lock ring
spigot
diameter
receiving port
socket
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Pending
Application number
JP4997197A
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English (en)
Inventor
Masayuki Sakaguchi
眞幸 坂口
Yorinobu Akaishi
▲頼▼信 赤石
Yoshiki Yamada
良樹 山田
Atsushi Maki
厚 槇
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 受口16の内面に形成されるテーパ面24の
縮径方向において、ロックリング22の先端側の第2端
面28に係合する受口当たり面30を設ける。差口32
と受口16とを離脱させる力が作用すると、差口32の
差口当たり面36がロックリング22の第1端面26に
係合し、ロックリング22を受口16の先端方向へ移動
させ、ロックリング22の第2端面28が受口16の受
口当たり面30に係合されてロックリング22の先端方
向への移動が規制される。 【効果】 簡単な構造においてロックリングの過剰な縮
径を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は離脱防止継手に関し、
特にたとえば管路の接続部に用いられ、受口に形成され
るテーパ面に配置されるロックリングの作用により、管
の受口から差口が離脱するのを防止する離脱防止継手に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から管の受口に差口を差し込む継手
において、受口に形成されるテーパ面にロックリングを
配置し、差口と受口とを離脱させる力が作用したときに
ロックリングをテーパ面に拘束させて縮径し離脱防止を
図る継手が多数知られている。このようなロックリング
を用いる離脱防止継手において、ロックリングが過剰に
縮径したときには、差口に変形を生じるかあるいは受口
が拡径してしまうという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】差口が変形する問題を
解決する1つの方法が特開平7−280146号に開示
され(図5)、受口が拡径する問題を解決する方法が特
願平8−69726号に提案されている(図6)。しか
し、図5に示す離脱防止継手1では、ロックリング2が
過剰に縮径するのを防止するために留めピース3を付加
する必要があるので、ロックリング2の装着が面倒であ
り、また、図6に示す離脱防止継手4では、受口5に拡
径防止リング6を付加する必要があるので、受口5の成
形が面倒であった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単な構造においてロックリングが過剰に縮径しない、離
脱防止継手を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、受口に形成
されかつ受口の先端から奥部へ向けて拡径するテーパ面
と、テーパ面に収容されるロックリングと、受口に差し
込まれる差口と、差口に形成されロックリングの奥部側
の第1端面に係合する差口当たり面とを備え、差口と受
口とを離脱させる力が作用したとき差口当たり面がロッ
クリングの第1端面に係合してロックリングを先端方向
へ移動させかつロックリングがテーパ面に拘束されるこ
とによって離脱を防止する離脱防止継手において、テー
パ面の縮径方向においてロックリングの先端側の第2端
面に係合する受口当たり面を設け、受口当たり面がロッ
クリングの先端方向への移動を規制するようにした、離
脱防止継手である。
【0006】
【作用】差口と受口とを離脱させる力が作用したとき、
差口に形成される差口当たり面がロックリングの第1端
面に係合される。ロックリングは受口の先端側へ移動す
るとともに受口に形成されるテーパ面に拘束されて縮径
し、より確実に差口当たり面に係合される。差口当たり
面に係合されたロックリングの先端側の第2端面は、受
口に設けられる受口当たり面に係合され、ロックリング
がさらに先端方向へ移動するのが規制され、ロックリン
グはそれ以上縮径されない。
【0007】また、従来技術のようにロックリングの周
辺に留めピースや拡径防止リングを付加する必要がな
く、簡単な構造である。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な構造において
ロックリングの過剰な縮径を防止できるので、継手部分
の変形や破損を防止でき、管の離脱をより確実に防止で
きる。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴およ
び利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説
明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1に示すこの実施例の離脱防止継手10
は、ポリエチレン等の合成樹脂からなる2つの管12と
14とを接続するためのものであり、管12と同質の樹
脂からなりかつ管12の管端にバット融着等して接続さ
れる拡径受口16を含む。受口16は、射出成形等で形
成され、その内面には、開口端側からゴム輪18を収容
するゴム輪溝20およびロックリング22を収容するか
つ受口16の先端から奥部へ向けて拡径するテーパ面2
4が形成される。テーパ面24に収容されるロックリン
グ22は、加工性に優れた変性PPO(ノリル樹脂)等
からなり、図2からよくわかるように、受口16のテー
パ面24に沿う外面および管12や14の外径とほぼ等
しい内径を有するC字状に拡径および縮径可能に形成さ
れる。テーパ面24の径大部側にロックリング22の第
1端面26が、径小部側に第2端面28が配置される。
そして、受口16のテーパ面24の径小部分の所定位置
にはロックリング22の第2端面28を係合する受口当
たり面30が設けられる。また、テーパ面24の径大部
分よりさらに奥部は、管12に接続するために縮径して
形成され、内面の所定位置には軸方向から見て放射状に
複数のリブ31が設けられる。
【0010】一方、管14の管端には、管14と同質の
樹脂からなり、管14を延長するように短管状の差口3
2がバット融着等によって接続され、差口32の先端は
受口16内に差し込まれる。差口32は射出成形等で形
成され、その先端部の外面には周方向に連続する突条3
4が設けられ、突条34によって差口32の外面の所定
位置に、ロックリング22の奥部側の第1端面26に係
合するための差口当たり面36が形成される。また、差
口32の内面には、補強材であって、ステンレスやBC
6等の難変形材料からなる短管状のインナースリーブ3
8が挿入される。
【0011】受口16に差口32を挿入する際には、ま
ず、受口16のゴム輪溝20およびテーパ面24にゴム
輪18およびロックリング22を縮径するように変形し
て配置する。そして、差口32の突条34をゴム輪18
内に挿通し、さらにロックリング22の内面に押し当て
てテーパ面24内で拡径するように弾性変形させて挿通
し、受口16の所定位置まで挿入する。
【0012】図1および図3を参照して、差口32と受
口16とを離脱させる力が作用すると、差口32の差口
当たり面36がロックリング22の第1端面26に係合
され、ロックリング22が先端方向へ移動されるととも
に、テーパ面24によって縮径され、確実に差口32の
差口当たり面36がロックリング22の第1端面26に
係合される。そして、ロックリング22の先端側の第2
端面28が受口16の受口当たり面30に係合され、ロ
ックリング22が受口16の先端方向へ移動するのが規
制され、ロックリング22はそれ以上縮径しない。
【0013】また、ロックリング22の第2端面28が
受口当たり面30に係合したときに縮径される差口32
の外径は、たとえば以下のように算出される。すなわ
ち、縮径された差口32の外径をDとし、内径を寸法公
差内の最小内径d0 としたときの断面積が少なくとも差
口32の寸法公差内における最小断面積を確保できるよ
うにする。この関係は数1に示される。
【0014】
【数1】
【0015】ここでD0 は差口32の寸法公差内の最小
外径であり、t0 は差口32の最小厚さである。そして
数1からDを算出したものを数2に示す。
【0016】
【数2】
【0017】したがって、数2により算出されたDの値
に基づいて、ロックリング22の縮径時の内径がDの値
と等しくなるように受口当たり面30を設ける位置を決
めるのが好ましい。なお、表1に差口32を構成する一
例のポリエチレン管の寸法および縮径後の外径Dの算出
例を示す。表1において、たとえば呼径75のポリエチ
レン管の最小外径D0 は90.0であり、最小厚さt0
は8.2である。また、最小内径d0 は、最小外径D0
から最大厚さ(8.2+1.3)を2倍したものを差し
引いた値(71.0)である。
【0018】
【表1】
【0019】この実施例によれば、従来技術のような留
めピースや拡径防止リングをロックリング22に付加し
ない簡単な構造において、ロックリング22の過剰な縮
径を防止できるので、継手部分の変形や破損を防止で
き、差口32と受口16とが離脱するのを確実に防止で
きる。また、本願発明者の実験によれば、図1実施例に
おいて受口16の内面に受口当たり面30を設ける場合
と設けない場合とでは、差口32が破損等する引張荷重
にかなりの差が生じることが確認されている。たとえ
ば、差口32の外径がφ90で差口当たり面36の段差
が半径2.5mmである場合に、受口当たり面30を設け
ない場合には、差口32が4100kgfの引張荷重で破
断していたのに対して、上述の条件に加えて半径5mm程
度の段差からなる受口当たり面30を設けた場合には、
差口32が4900kgfの引張荷重で降伏するという実
験結果が得られた。
【0020】また、図1実施例では受口16内に開口端
側からゴム輪18およびロックリング22がこの順に配
置される場合を示したが、逆に図4に示す他の実施例の
離脱防止継手40のように受口42内に開口端側からロ
ックリング44およびゴム輪46をこの順に配置するよ
うにしてもよい。なお、図4実施例では、差口48の先
端部外面に設けられる突条48aは、図1実施例の場合
と比較して軸方向に長く形成され、突条48aの外面が
ゴム輪48aと密着される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】ロックリングを示す図解図である。
【図3】ロックリングの第2端面が受口の受口当たり面
に係合された状態を示す図解図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図5】従来技術を示す図解図である。
【図6】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10,40 …離脱防止継手 12,14 …管 16,42 …受口 18,46 …ゴム輪 22,44 …ロックリング 24 …テーパ面 26 …第1端面 28 …第2端面 30 …受口当たり面 32,48 …差口 36 …差口当たり面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 槇 厚 東京都中央区日本橋室町3丁目1番3号 株式会社クボタ東京本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受口に形成されかつ前記受口の先端から奥
    部へ向けて拡径するテーパ面と、前記テーパ面に収容さ
    れるロックリングと、前記受口に差し込まれる差口と、
    前記差口に形成され前記ロックリングの前記奥部側の第
    1端面に係合する差口当たり面とを備え、前記差口と前
    記受口とを離脱させる力が作用したとき前記差口当たり
    面が前記ロックリングの前記第1端面に係合して前記ロ
    ックリングを前記先端方向へ移動させかつ前記ロックリ
    ングが前記テーパ面に拘束されることによって離脱を防
    止する離脱防止継手において、 前記テーパ面の縮径方向において前記ロックリングの先
    端側の第2端面に係合する受口当たり面を設け、前記受
    口当たり面が前記ロックリングの前記先端方向への移動
    を規制するようにした、離脱防止継手。
JP4997197A 1997-03-05 1997-03-05 離脱防止継手 Pending JPH10246371A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255634A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 受口付き管体
JP2017214976A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 積水化学工業株式会社 硬質樹脂管の接続構造及び接続方法

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JP2007255634A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 受口付き管体
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