JPH08178157A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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- JPH08178157A JPH08178157A JP6328261A JP32826194A JPH08178157A JP H08178157 A JPH08178157 A JP H08178157A JP 6328261 A JP6328261 A JP 6328261A JP 32826194 A JP32826194 A JP 32826194A JP H08178157 A JPH08178157 A JP H08178157A
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- JP
- Japan
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- pipe
- ring
- locking piece
- joint body
- joint
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
- F16L21/02—Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L33/00—Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
- F16L33/22—Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses with means not mentioned in the preceding groups for gripping the hose between inner and outer parts
- F16L33/227—Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses with means not mentioned in the preceding groups for gripping the hose between inner and outer parts the hose being introduced into or onto the connecting member and automatically locked
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/08—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
- F16L37/084—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
- F16L37/092—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector
- F16L37/0925—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector with rings which bite into the wall of the pipe
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
- F16L37/08—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
- F16L37/084—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
- F16L37/092—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector
- F16L37/0927—Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector the wedge element being axially displaceable for releasing the coupling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造し易い構成であり、爪部が管の外壁に必
要以上にくい込むことを防止できる管継手を提供するこ
と。 【構成１】 管４２が挿入可能な継手本体１０と、複数
の係止片３８の内側に挿通された管４２の外壁にくい込
む爪部４６が突設されたコレットリング３４と、継手本
体１０の内壁に形成され、継手本体１０内の奥側方向へ
拡径するテーパ内面４０と、継手本体１０内の内周面と
挿入される管４２の外周面との間をシールする弾性体リ
ング６４と、継手本体１０内のコレットリング３６と弾
性体リング６４との間に軸線方向に移動可能に嵌装さ
れ、テーパ内面４０のテーパ角度よりも大きい角度で且
つ継手本体１０内に奥側方向へ拡径するテーパ外面５６
を有し、係止片３８が所定以上に内側へ反ることを阻止
するようテーパ外面５６の内周縁に内周係止部６８を備
える傾斜リング５４とを具備する。
要以上にくい込むことを防止できる管継手を提供するこ
と。 【構成１】 管４２が挿入可能な継手本体１０と、複数
の係止片３８の内側に挿通された管４２の外壁にくい込
む爪部４６が突設されたコレットリング３４と、継手本
体１０の内壁に形成され、継手本体１０内の奥側方向へ
拡径するテーパ内面４０と、継手本体１０内の内周面と
挿入される管４２の外周面との間をシールする弾性体リ
ング６４と、継手本体１０内のコレットリング３６と弾
性体リング６４との間に軸線方向に移動可能に嵌装さ
れ、テーパ内面４０のテーパ角度よりも大きい角度で且
つ継手本体１０内に奥側方向へ拡径するテーパ外面５６
を有し、係止片３８が所定以上に内側へ反ることを阻止
するようテーパ外面５６の内周縁に内周係止部６８を備
える傾斜リング５４とを具備する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は管継手に関するものであ
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】流体を移送するための管を接続する管継
手には、種々のものがある。例えば、図６に示すような
管継手が提案されており、次のような構成からなる。８
０は継手本体であり、この継手本体８０の管４２の接続
口に軸方向に移動自在にコレットリング８２の先端側が
嵌入されている。コレットリング８２は、内部に管４２
が挿入可能な基本的に筒状をなすと共に、接続口奥側に
対応する部位が周方向に複数に分割されて内面に爪部８
４を有するコレット式の係止片８６を備えている。この
コレットリング８２には、接続口の出口方向に引かれる
ことによって継手本体８０の内壁ガイド部にガイドされ
て各係止片８６の先端部が内側に移動してすぼまり、爪
部８４が管の外壁にくい込むように、係止片８６の外側
に接続口奥側へ向かって拡開するように傾斜する傾斜面
８８が形成されている。また、係止片８６の先端部に対
応する継手本体８０には軸方向に延びる透孔９０が形成
されている。そして、各係止片８６には、透孔９０内へ
突出すると共に、管への爪部８４のくい込みを解除して
管を抜き出すべく、コレットリング８２を押動した際、
対応する継手本体８０の透孔壁面９２に乗り上げて係止
片８６を外方に広げる突部９４が形成されている。
手には、種々のものがある。例えば、図６に示すような
管継手が提案されており、次のような構成からなる。８
０は継手本体であり、この継手本体８０の管４２の接続
口に軸方向に移動自在にコレットリング８２の先端側が
嵌入されている。コレットリング８２は、内部に管４２
が挿入可能な基本的に筒状をなすと共に、接続口奥側に
対応する部位が周方向に複数に分割されて内面に爪部８
４を有するコレット式の係止片８６を備えている。この
コレットリング８２には、接続口の出口方向に引かれる
ことによって継手本体８０の内壁ガイド部にガイドされ
て各係止片８６の先端部が内側に移動してすぼまり、爪
部８４が管の外壁にくい込むように、係止片８６の外側
に接続口奥側へ向かって拡開するように傾斜する傾斜面
８８が形成されている。また、係止片８６の先端部に対
応する継手本体８０には軸方向に延びる透孔９０が形成
されている。そして、各係止片８６には、透孔９０内へ
突出すると共に、管への爪部８４のくい込みを解除して
管を抜き出すべく、コレットリング８２を押動した際、
対応する継手本体８０の透孔壁面９２に乗り上げて係止
片８６を外方に広げる突部９４が形成されている。
【０００３】また、９６は係止段差であり、係止片８６
の外周部に設けられており、コレットリング８２が後方
へ移動する際に透孔９０の内壁９０ａに当接し、コレッ
トリング８２の移動を規制する。これにより、コレット
リング８２が継手本体８０から抜け出ることを阻止でき
る。なお、継手本体８０の左端側には管継手を圧力機器
（不図示）等に螺着するための螺子部９８が設けられて
いる。また、９９は弾性体リングであり、ゴム材料を用
いてリング状に形成され、挿入された管の外壁と継手本
体の内面に密着して、流体の漏れを防止する。
の外周部に設けられており、コレットリング８２が後方
へ移動する際に透孔９０の内壁９０ａに当接し、コレッ
トリング８２の移動を規制する。これにより、コレット
リング８２が継手本体８０から抜け出ることを阻止でき
る。なお、継手本体８０の左端側には管継手を圧力機器
（不図示）等に螺着するための螺子部９８が設けられて
いる。また、９９は弾性体リングであり、ゴム材料を用
いてリング状に形成され、挿入された管の外壁と継手本
体の内面に密着して、流体の漏れを防止する。
【０００４】上記従来の管継手によれば、管４２を継手
本体８０内に挿入した後、その管４２がコレットリング
８２と共に若干引き抜く方向に移動することで、コレッ
トリングの爪部８４が管４２の外壁にくい込んで管４２
が抜け出ることを阻止できる。なお、コレットリング８
２の継手本体８０内から抜け出る方向への移動は、管継
手の奥側が高圧になった際に、その高圧の作用によって
継手本体８０内から抜け出る方向に移動する弾性体リン
グ９９がコレットリング８２を押圧することでもなされ
る。また、コレットリング８２を押動することによっ
て、係止片８６が開いて爪部８４の管４２へのくい込み
が解除され、管４２の抜き出しを許容できる。
本体８０内に挿入した後、その管４２がコレットリング
８２と共に若干引き抜く方向に移動することで、コレッ
トリングの爪部８４が管４２の外壁にくい込んで管４２
が抜け出ることを阻止できる。なお、コレットリング８
２の継手本体８０内から抜け出る方向への移動は、管継
手の奥側が高圧になった際に、その高圧の作用によって
継手本体８０内から抜け出る方向に移動する弾性体リン
グ９９がコレットリング８２を押圧することでもなされ
る。また、コレットリング８２を押動することによっ
て、係止片８６が開いて爪部８４の管４２へのくい込み
が解除され、管４２の抜き出しを許容できる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の管継手では、コレットリング８２および継
手本体８０の形状が複雑である。従って、この管継手の
製造にあたって、プラスチックで成形する場合には複雑
な形状の金型を必要し、金型の成形が難しいという課題
がある。また、金属材（例えばステンレススチール）で
成形するには形状が複雑であるため、絞り加工は勿論の
こと、切削加工で成形することは実質的に不可能である
という課題がある。
ような従来の管継手では、コレットリング８２および継
手本体８０の形状が複雑である。従って、この管継手の
製造にあたって、プラスチックで成形する場合には複雑
な形状の金型を必要し、金型の成形が難しいという課題
がある。また、金属材（例えばステンレススチール）で
成形するには形状が複雑であるため、絞り加工は勿論の
こと、切削加工で成形することは実質的に不可能である
という課題がある。
【０００６】また、コレットリング８２の後方への移動
は、係止段差９６が透孔９０の内壁９０ａに当接するこ
とで規制されるが、係止片８６の先端部を直接規制して
いないため、爪部８４がさらに管４２の外壁にくい込ん
でしまい、管４２を大きく変形させることがある。この
ように管４２が大きく変形することによって、管４２の
連結にかかるシール性を悪化させるという問題や、管内
を流れる流体にかかる抵抗が増大するという問題が発生
する。また、爪部８４が管４２に必要以上にくい込んで
コレットリング８２の継手本体８０内へ挿入された挿入
部が縮径し過ぎた場合、コレットリング８２と管４２と
が一体になった状態で抜け出てしまうという、問題も発
生する。
は、係止段差９６が透孔９０の内壁９０ａに当接するこ
とで規制されるが、係止片８６の先端部を直接規制して
いないため、爪部８４がさらに管４２の外壁にくい込ん
でしまい、管４２を大きく変形させることがある。この
ように管４２が大きく変形することによって、管４２の
連結にかかるシール性を悪化させるという問題や、管内
を流れる流体にかかる抵抗が増大するという問題が発生
する。また、爪部８４が管４２に必要以上にくい込んで
コレットリング８２の継手本体８０内へ挿入された挿入
部が縮径し過ぎた場合、コレットリング８２と管４２と
が一体になった状態で抜け出てしまうという、問題も発
生する。
【０００７】そこで、本発明の目的は製造し易い構成で
あり、爪部が管の外壁に必要以上にくい込むことを防止
できる管継手を提供することにある。
あり、爪部が管の外壁に必要以上にくい込むことを防止
できる管継手を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、管が
挿入可能な継手本体と、管が挿入可能な基本的に筒状を
なし、該継手本体内へ軸線方向に移動可能に一端側が挿
入され、該挿入部は周方向に複数に分割されて形成され
た複数の係止片に形成され、該係止片の内側に挿通され
た管の外壁にくい込む爪部が突設されたコレットリング
と、前記継手本体の内壁に形成され、前記コレットリン
グを引き抜く方向に移動した際に前記挿入部の係止片に
外側から当接して該挿入部が縮径するようにガイドする
継手本体内の奥側方向へ拡径するテーパ内面と、前記継
手本体内に嵌装され、該継手本体内の内周面と挿入され
る管の外周面との間をシールし、継手本体内の奥側が高
圧になった際に管の引き抜き方向に移動する弾性体リン
グと、前記継手本体内の前記コレットリングと前記弾性
体リングとの間に軸線方向に移動可能に嵌装され、管が
挿通可能なリング状に設けられ、該コレットリングが押
し込まれた際には前記係止片の先端部に当接して該係止
片を外側へ反らせるようにガイドし、前記弾性リングに
よって引き抜き方向へ押圧移動された際には前記係止片
を前記テーパ内面との間に挟み内側へ反らせるようにガ
イドすべく、前記テーパ内面に対向して該テーパ内面の
テーパ角度よりも大きい角度で且つ継手本体内に奥側方
向へ拡径するテーパ外面を有し、前記係止片が所定以上
に内側へ反ることを阻止するよう前記テーパ外面の内周
縁に前記係止片が所定範囲で内側に反った際に前記係止
片が当接する内周係止部を備える傾斜リングとを具備す
る。
本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明は、管が
挿入可能な継手本体と、管が挿入可能な基本的に筒状を
なし、該継手本体内へ軸線方向に移動可能に一端側が挿
入され、該挿入部は周方向に複数に分割されて形成され
た複数の係止片に形成され、該係止片の内側に挿通され
た管の外壁にくい込む爪部が突設されたコレットリング
と、前記継手本体の内壁に形成され、前記コレットリン
グを引き抜く方向に移動した際に前記挿入部の係止片に
外側から当接して該挿入部が縮径するようにガイドする
継手本体内の奥側方向へ拡径するテーパ内面と、前記継
手本体内に嵌装され、該継手本体内の内周面と挿入され
る管の外周面との間をシールし、継手本体内の奥側が高
圧になった際に管の引き抜き方向に移動する弾性体リン
グと、前記継手本体内の前記コレットリングと前記弾性
体リングとの間に軸線方向に移動可能に嵌装され、管が
挿通可能なリング状に設けられ、該コレットリングが押
し込まれた際には前記係止片の先端部に当接して該係止
片を外側へ反らせるようにガイドし、前記弾性リングに
よって引き抜き方向へ押圧移動された際には前記係止片
を前記テーパ内面との間に挟み内側へ反らせるようにガ
イドすべく、前記テーパ内面に対向して該テーパ内面の
テーパ角度よりも大きい角度で且つ継手本体内に奥側方
向へ拡径するテーパ外面を有し、前記係止片が所定以上
に内側へ反ることを阻止するよう前記テーパ外面の内周
縁に前記係止片が所定範囲で内側に反った際に前記係止
片が当接する内周係止部を備える傾斜リングとを具備す
る。
【０００９】また、前記弾性体リングの移動によって傾
斜リングを介してコレットリングが所定以上に引き抜き
方向へ移動されることを阻止して前記係止片が所定以上
に内側へ反ることを阻止すべく、前記継手本体の内壁
に、前記傾斜リングの外周縁に当接して該傾斜リングが
所定位置以上に管の引き抜き方向へ移動することを阻止
する係止部を備えることで、コレットリングの挿入部が
所定以上に縮径することを好適に規制できる。
斜リングを介してコレットリングが所定以上に引き抜き
方向へ移動されることを阻止して前記係止片が所定以上
に内側へ反ることを阻止すべく、前記継手本体の内壁
に、前記傾斜リングの外周縁に当接して該傾斜リングが
所定位置以上に管の引き抜き方向へ移動することを阻止
する係止部を備えることで、コレットリングの挿入部が
所定以上に縮径することを好適に規制できる。
【００１０】また、本発明は、管が挿入可能な継手本体
と、管が挿入可能な基本的に筒状をなし、該継手本体内
へ軸線方向に移動可能に一端側が挿入され、該挿入部は
周方向に複数に分割されて形成された複数の係止片に形
成され、該係止片の内側に挿通された管の外壁にくい込
む爪部が突設されたコレットリングと、前記継手本体の
内壁に形成され、前記コレットリングを引き抜く方向に
移動した際に前記挿入部の係止片に外側から当接して該
挿入部が縮径するようにガイドする継手本体内の奥側方
向へ拡径するテーパ内面と、前記継手本体内に嵌装さ
れ、該継手本体内の内周面と挿入される管の外周面との
間をシールし、継手本体内の奥側が高圧になった際に管
の引き抜き方向に移動する弾性体リングと、前記継手本
体内の前記コレットリングと前記弾性体リングとの間に
軸線方向に移動可能に嵌装され、管が挿通可能なリング
状に設けられ、該コレットリングが押し込まれた際には
前記係止片の先端部に当接して該係止片を外側へ反らせ
るようにガイドし、前記弾性リングによって引き抜き方
向へ押圧移動された際には前記係止片を前記テーパ内面
との間に挟み内側へ反らせるようにガイドすべく、前記
テーパ内面に対向して該テーパ内面のテーパ角度よりも
大きい角度で且つ継手本体内に奥側方向へ拡径するテー
パ外面を有する傾斜リングと、前記弾性体リングの移動
によって傾斜リングを介してコレットリングが所定以上
に引き抜き方向へ移動されることを阻止して前記係止片
が所定以上に内側へ反ることを阻止すべく、前記継手本
体の内壁に、前記傾斜リングの外周縁に当接して該傾斜
リングが所定位置以上に管の引き抜き方向へ移動するこ
とを阻止する係止部を備えることを特徴とする管継手に
もある。
と、管が挿入可能な基本的に筒状をなし、該継手本体内
へ軸線方向に移動可能に一端側が挿入され、該挿入部は
周方向に複数に分割されて形成された複数の係止片に形
成され、該係止片の内側に挿通された管の外壁にくい込
む爪部が突設されたコレットリングと、前記継手本体の
内壁に形成され、前記コレットリングを引き抜く方向に
移動した際に前記挿入部の係止片に外側から当接して該
挿入部が縮径するようにガイドする継手本体内の奥側方
向へ拡径するテーパ内面と、前記継手本体内に嵌装さ
れ、該継手本体内の内周面と挿入される管の外周面との
間をシールし、継手本体内の奥側が高圧になった際に管
の引き抜き方向に移動する弾性体リングと、前記継手本
体内の前記コレットリングと前記弾性体リングとの間に
軸線方向に移動可能に嵌装され、管が挿通可能なリング
状に設けられ、該コレットリングが押し込まれた際には
前記係止片の先端部に当接して該係止片を外側へ反らせ
るようにガイドし、前記弾性リングによって引き抜き方
向へ押圧移動された際には前記係止片を前記テーパ内面
との間に挟み内側へ反らせるようにガイドすべく、前記
テーパ内面に対向して該テーパ内面のテーパ角度よりも
大きい角度で且つ継手本体内に奥側方向へ拡径するテー
パ外面を有する傾斜リングと、前記弾性体リングの移動
によって傾斜リングを介してコレットリングが所定以上
に引き抜き方向へ移動されることを阻止して前記係止片
が所定以上に内側へ反ることを阻止すべく、前記継手本
体の内壁に、前記傾斜リングの外周縁に当接して該傾斜
リングが所定位置以上に管の引き抜き方向へ移動するこ
とを阻止する係止部を備えることを特徴とする管継手に
もある。
【００１１】また、前記傾斜リングが金属材の絞り加工
によって形成され、外周縁に管の抜き出し方向へ延出さ
れた延出部を有することで、傾斜リングが変形すること
を防止でき、傾斜リングが所定位置以上に管の引き抜き
方向へ移動することを確実に阻止することができる。
によって形成され、外周縁に管の抜き出し方向へ延出さ
れた延出部を有することで、傾斜リングが変形すること
を防止でき、傾斜リングが所定位置以上に管の引き抜き
方向へ移動することを確実に阻止することができる。
【００１２】また、前記継手本体が、他の流体通路に接
続可能なネジ部を有する接続筒体部と、前記テーパ内面
を備えるガイド筒体部とが連結されて形成されているこ
とで好適に形成することができる。
続可能なネジ部を有する接続筒体部と、前記テーパ内面
を備えるガイド筒体部とが連結されて形成されているこ
とで好適に形成することができる。
【００１３】また、前記接続筒体部には前記螺子部の反
対側に環状に延出されたスリーブ部が設けられ、該スリ
ーブ部に外嵌して前記ガイド筒体部が連結され、該スリ
ーブ部の端面と該ガイド筒体部の内壁面との間に軸線方
向に移動可能に前記傾斜リングが嵌装され、前記弾性体
リングが前記接続筒体部の開口端側の拡径部内に嵌装さ
れていることで、弾性体リングを所定の位置で往復可能
に保持でき、確実且つ好適に継手本体を形成できる。
対側に環状に延出されたスリーブ部が設けられ、該スリ
ーブ部に外嵌して前記ガイド筒体部が連結され、該スリ
ーブ部の端面と該ガイド筒体部の内壁面との間に軸線方
向に移動可能に前記傾斜リングが嵌装され、前記弾性体
リングが前記接続筒体部の開口端側の拡径部内に嵌装さ
れていることで、弾性体リングを所定の位置で往復可能
に保持でき、確実且つ好適に継手本体を形成できる。
【００１４】また、前記接続筒体部と前記ガイド筒体部
とが金属材によって形成されており、該ガイド筒体部が
外嵌することで接続筒体部に連結されていることで、本
発明にかかる管継手を容易に製造することができる。
とが金属材によって形成されており、該ガイド筒体部が
外嵌することで接続筒体部に連結されていることで、本
発明にかかる管継手を容易に製造することができる。
【００１５】また、前記継手本体が、他の流体通路の接
続口に環状に延出されたスリーブ部に外嵌して連結可能
に設けられていることで、種々の流体通路の接続口に容
易に接続することができる。
続口に環状に延出されたスリーブ部に外嵌して連結可能
に設けられていることで、種々の流体通路の接続口に容
易に接続することができる。
【００１６】また、前記ガイド筒体部は、絞り加工によ
って形成された金属材からなることで、該ガイド筒体部
を容易に製造することができる。
って形成された金属材からなることで、該ガイド筒体部
を容易に製造することができる。
【００１７】
【作用】本発明の管継手によれば、管を連結するために
管の外壁にくい込む爪部が内側へ突設されたコレットリ
ングと、爪部を管の外壁にくい込ませるために作用する
テーパ内面を備える継手本体と、管をシールして軸線方
向に移動可能な弾性体リングと、爪部による係止を解除
するために作用するテーパ外面を備える傾斜リングとに
よって形成されている。このように各部材に、管を継手
本体へ着脱するための機能を好適に分散させているか
ら、各部材の形状に関しては単純化が可能である。従っ
て、この構成によれば、管継手の製造を容易化すること
が可能であり、絞り加工によって形成された金属材を用
いることも可能となる。また、傾斜リングには、爪部の
内側への移動を規制するために作用する内周係止部が設
けられ、形状を複雑化することなく爪部の内側への移動
も好適に規制できる。これにより、爪部が管の外壁に必
要以上にくい込むことを防止できる。
管の外壁にくい込む爪部が内側へ突設されたコレットリ
ングと、爪部を管の外壁にくい込ませるために作用する
テーパ内面を備える継手本体と、管をシールして軸線方
向に移動可能な弾性体リングと、爪部による係止を解除
するために作用するテーパ外面を備える傾斜リングとに
よって形成されている。このように各部材に、管を継手
本体へ着脱するための機能を好適に分散させているか
ら、各部材の形状に関しては単純化が可能である。従っ
て、この構成によれば、管継手の製造を容易化すること
が可能であり、絞り加工によって形成された金属材を用
いることも可能となる。また、傾斜リングには、爪部の
内側への移動を規制するために作用する内周係止部が設
けられ、形状を複雑化することなく爪部の内側への移動
も好適に規制できる。これにより、爪部が管の外壁に必
要以上にくい込むことを防止できる。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。 （第１実施例）図１は本発明にかかる管継手の一実施例
を示す断面図であり、中心線より上側には管が挿入され
ていない状態を示し、中心線より下側には管が挿入され
た状態を示している。また、図２は図１の実施例の一部
を切り欠いた分解斜視図である。１０は継手本体であ
り、接続筒体部１２とガイド筒体部１４とから構成さ
れ、内部に軸線方向に貫通する流路１６を備える。接続
筒体部１２の左端側（図１上）の外周面には管継手１０
自体を圧力機器（不図示）等に螺着するための螺子部１
８（雄螺子）が形成されている。また、右端側（図１
上）には、環状に延出されたスリーブ部２０が設けられ
ている。このスリーブ部２０の外周面には周溝２２がル
ープ状に形成されている。なお、螺子部１８とスリーブ
部２０の間の部分は六角形のボルト頭部２４に形成され
ている。また、接続筒体部１２内の流路１６は螺子部１
８側からスリーブ部２０側へ二段階に拡径されており、
一段階目に拡径する第１段差面２６と、二段階目に拡径
する第２段差面２８を備える。なお、本実施例では、接
続筒体部１２は切削加工で形成された金属材からなる。
例えば、切削性の良い黄銅、或いは耐腐食のあるステン
レススチールを用いることができる。なお、使用条件に
耐える強度等の仕様を備えれば、合成樹脂材料を用いて
も良い。
面と共に詳述する。 （第１実施例）図１は本発明にかかる管継手の一実施例
を示す断面図であり、中心線より上側には管が挿入され
ていない状態を示し、中心線より下側には管が挿入され
た状態を示している。また、図２は図１の実施例の一部
を切り欠いた分解斜視図である。１０は継手本体であ
り、接続筒体部１２とガイド筒体部１４とから構成さ
れ、内部に軸線方向に貫通する流路１６を備える。接続
筒体部１２の左端側（図１上）の外周面には管継手１０
自体を圧力機器（不図示）等に螺着するための螺子部１
８（雄螺子）が形成されている。また、右端側（図１
上）には、環状に延出されたスリーブ部２０が設けられ
ている。このスリーブ部２０の外周面には周溝２２がル
ープ状に形成されている。なお、螺子部１８とスリーブ
部２０の間の部分は六角形のボルト頭部２４に形成され
ている。また、接続筒体部１２内の流路１６は螺子部１
８側からスリーブ部２０側へ二段階に拡径されており、
一段階目に拡径する第１段差面２６と、二段階目に拡径
する第２段差面２８を備える。なお、本実施例では、接
続筒体部１２は切削加工で形成された金属材からなる。
例えば、切削性の良い黄銅、或いは耐腐食のあるステン
レススチールを用いることができる。なお、使用条件に
耐える強度等の仕様を備えれば、合成樹脂材料を用いて
も良い。
【００１９】本実施例のガイド筒体部１４は、一端側
（図１上の左端側）に接続筒体部１２のスリーブ部２０
に外嵌する外嵌部３０を備え、筒状に形成されている。
外嵌部３０の内周面には接続筒体部１２に設けられた周
溝２２と嵌合する環状の突出部３２が内方に突出して全
周に亘り形成されている。なお、この突出部３２や前述
した周溝２２は必ずしも全周に亘り形成する必要はな
く、一部のみに形成されていても良い。また、接続筒体
部１２へのガイド筒体部１４の連結は、外嵌部３０内へ
接続筒体部１２のスリーブ部２０を圧入すれば良い。
（図１上の左端側）に接続筒体部１２のスリーブ部２０
に外嵌する外嵌部３０を備え、筒状に形成されている。
外嵌部３０の内周面には接続筒体部１２に設けられた周
溝２２と嵌合する環状の突出部３２が内方に突出して全
周に亘り形成されている。なお、この突出部３２や前述
した周溝２２は必ずしも全周に亘り形成する必要はな
く、一部のみに形成されていても良い。また、接続筒体
部１２へのガイド筒体部１４の連結は、外嵌部３０内へ
接続筒体部１２のスリーブ部２０を圧入すれば良い。
【００２０】また、ガイド筒体部１４には、その内壁
に、後述するコレットリング３４を引き抜く方向に移動
した際にその挿入部３６の係止片３８に外側から当接し
て挿入部３６が縮径するようにガイドする継手本体１０
内の奥側方向へ拡径するテーパ内面４０が形成されてい
る。なお、このテーパ内面４０は、コレットリング３４
を継手本体１０内の奥側へ押し込んだ際には挿入部３６
が拡径するように係止片３８が外側へ反ることを許容す
るように拡開している。また、本実施例では、ガイド筒
体部１４は、絞り加工によって形成された金属材（例え
ばステンレススチール）からなる。ガイド筒体部１４
は、一方に段階的に拡開している形状であるため、容易
に絞り加工（プレス加工）でき、ひいては製造コストを
低減できる。
に、後述するコレットリング３４を引き抜く方向に移動
した際にその挿入部３６の係止片３８に外側から当接し
て挿入部３６が縮径するようにガイドする継手本体１０
内の奥側方向へ拡径するテーパ内面４０が形成されてい
る。なお、このテーパ内面４０は、コレットリング３４
を継手本体１０内の奥側へ押し込んだ際には挿入部３６
が拡径するように係止片３８が外側へ反ることを許容す
るように拡開している。また、本実施例では、ガイド筒
体部１４は、絞り加工によって形成された金属材（例え
ばステンレススチール）からなる。ガイド筒体部１４
は、一方に段階的に拡開している形状であるため、容易
に絞り加工（プレス加工）でき、ひいては製造コストを
低減できる。
【００２１】３４はコレットリングであり、管４２が挿
入可能な基本的に筒状をなし、継手本体１０内へ軸線方
向に移動可能に一端側（挿入部３６）が挿入され、挿入
部３６は周方向に複数に分割されて形成された複数の係
止片３８に形成されている。この係止片３８の内側に
は、挿通された管４２の外壁にくい込む爪部４６が突設
されている。爪部４６は管４２の外壁にくい込んで管４
２を抜け止めするもので、先端が尖鋭に形成されると共
に、図２に示すように正面形状が管４２の外壁形状にな
らった円弧形状をなす。また、係止片３８の先端部４８
は、その後方側のストレート部５０に比べ外方に突出し
た形状に形成されている。先端部４８の後側には、前記
テーパ内面４０に対向する斜面５２が形成されている。
先端部４８の最先端は、爪部４６よりも継手本体１０の
奥側へ突出しており、後述する傾斜リング５４のテーパ
外面５６に当接するように傾斜して設けられた端面５８
（図３参照）を備えている。
入可能な基本的に筒状をなし、継手本体１０内へ軸線方
向に移動可能に一端側（挿入部３６）が挿入され、挿入
部３６は周方向に複数に分割されて形成された複数の係
止片３８に形成されている。この係止片３８の内側に
は、挿通された管４２の外壁にくい込む爪部４６が突設
されている。爪部４６は管４２の外壁にくい込んで管４
２を抜け止めするもので、先端が尖鋭に形成されると共
に、図２に示すように正面形状が管４２の外壁形状にな
らった円弧形状をなす。また、係止片３８の先端部４８
は、その後方側のストレート部５０に比べ外方に突出し
た形状に形成されている。先端部４８の後側には、前記
テーパ内面４０に対向する斜面５２が形成されている。
先端部４８の最先端は、爪部４６よりも継手本体１０の
奥側へ突出しており、後述する傾斜リング５４のテーパ
外面５６に当接するように傾斜して設けられた端面５８
（図３参照）を備えている。
【００２２】このコレットリング３４は、継手本体１０
の奥側へ挿入部３６を圧入させることで、係止片３８の
弾性を利用して継手本体１０内へ挿着される。すなわ
ち、挿入部３６が、ガイド筒体部１４の筒口６０で各係
止片３８が内側に反ることで縮径されてガイド筒体部１
４内に進入でき、先端部４８がテーパ内面４０に対向す
る位置まで挿入されることで拡径して、これによりコレ
ットリング３４の継手本体１０内への挿着がなされる。
なお、本実施例では、係止片３８は挿入部３６が円周方
向に六等分されて形成されている。また、コレットリン
グ３４の後端部分は、フランジ状のつば部６２に形成さ
れている。
の奥側へ挿入部３６を圧入させることで、係止片３８の
弾性を利用して継手本体１０内へ挿着される。すなわ
ち、挿入部３６が、ガイド筒体部１４の筒口６０で各係
止片３８が内側に反ることで縮径されてガイド筒体部１
４内に進入でき、先端部４８がテーパ内面４０に対向す
る位置まで挿入されることで拡径して、これによりコレ
ットリング３４の継手本体１０内への挿着がなされる。
なお、本実施例では、係止片３８は挿入部３６が円周方
向に六等分されて形成されている。また、コレットリン
グ３４の後端部分は、フランジ状のつば部６２に形成さ
れている。
【００２３】ところで、コレットリング３４は、係止片
３８、つば部６２等から一体に形成されるので、製造に
あたっては合成樹脂材或いは金属材を用いて一体に成形
することも可能である。合成樹脂材で成形する場合は、
爪部４６が管４２の外壁に好適にくい込んで抜け止めで
きるよう一定の強度と耐久性を有する素材、例えば、強
化繊維を混入させた強化プラスチックを用いることがで
きる。また、コレットリング３４を合成樹脂材で成形す
る際には、爪部４６に金属で形成された爪状部材を埋設
して管４２の外壁に確実にくい込むようにしてもよい。
また、図２に明らかなように、コレットリング３４の形
状は、従来例の形状に比較して複雑ではないため、金属
材で成形することも比較的容易にできる。なお、接続筒
体部１２およびガイド筒体部１４も、コレットリング３
４と同様に合成樹脂材で成形することも可能である。さ
らに継手本体１０として接続筒体部１２およびガイド筒
体部１４を一体に成形することも可能である。
３８、つば部６２等から一体に形成されるので、製造に
あたっては合成樹脂材或いは金属材を用いて一体に成形
することも可能である。合成樹脂材で成形する場合は、
爪部４６が管４２の外壁に好適にくい込んで抜け止めで
きるよう一定の強度と耐久性を有する素材、例えば、強
化繊維を混入させた強化プラスチックを用いることがで
きる。また、コレットリング３４を合成樹脂材で成形す
る際には、爪部４６に金属で形成された爪状部材を埋設
して管４２の外壁に確実にくい込むようにしてもよい。
また、図２に明らかなように、コレットリング３４の形
状は、従来例の形状に比較して複雑ではないため、金属
材で成形することも比較的容易にできる。なお、接続筒
体部１２およびガイド筒体部１４も、コレットリング３
４と同様に合成樹脂材で成形することも可能である。さ
らに継手本体１０として接続筒体部１２およびガイド筒
体部１４を一体に成形することも可能である。
【００２４】６４は弾性体リングであり、合成ゴム等の
弾性材料で形成され、継手本体１０内に嵌装されて継手
本体１０内の内周面と管４２の外周面との間をシールす
る。この弾性体リング６４は、継手本体１０内の奥側が
高圧になった際に管４２の引き抜き方向に移動できる。
また、弾性体リング６４は、接続筒体部１２とガイド筒
体部１４とが連結される際に継手本体１０内に装着され
るのであり、具体的には接続筒体部１２の開口端側の拡
径部６６内に嵌装される。
弾性材料で形成され、継手本体１０内に嵌装されて継手
本体１０内の内周面と管４２の外周面との間をシールす
る。この弾性体リング６４は、継手本体１０内の奥側が
高圧になった際に管４２の引き抜き方向に移動できる。
また、弾性体リング６４は、接続筒体部１２とガイド筒
体部１４とが連結される際に継手本体１０内に装着され
るのであり、具体的には接続筒体部１２の開口端側の拡
径部６６内に嵌装される。
【００２５】５４は傾斜リングであり、継手本体１０内
のコレットリング３４と弾性体リング６４との間に軸線
方向に移動可能に嵌装され、管４２が挿通可能なリング
状に設けられている。この傾斜リング５４は、テーパ内
面４０に対向してそのテーパ内面４０のテーパ角度より
も大きい角度で且つ継手本体内に奥側方向へ拡径するテ
ーパ外面５６を備えている。このテーパ外面５６によれ
ば、コレットリング３４が押し込まれた際には係止片３
８の先端部４８の端面に当接して係止片３８を外側へ反
らせるようにガイドでき、弾性体リング６４によって傾
斜リング５４が引き抜き方向へ押圧移動された際には係
止片３８をテーパ内面４０との間に挟み内側へ反らせる
ようにガイドできる。また、この傾斜リング５４は、係
止片３８が所定以上に内側へ反ることを阻止するようテ
ーパ外面５６の内周縁に係止片３８が所定範囲で内側に
反った際に係止片３８が当接する内周係止部６８を備え
ている。内周係止部６８は傾斜リング５４の内周縁が、
管の抜き抜き方向に延出して形成されている。内周係止
部６８の外径は、係止片３８がすぼまることのできる最
小径であり、この外径寸法は管４２の誤差を含む径寸法
に対応して適切に設定しておけばよい。本実施例の傾斜
リング５４は、絞り加工（プレス加工）により形成され
た金属板材であり、容易に製造することができる。な
お、使用条件に強度および耐久性等の諸仕様が適応でき
れば、合成樹脂材によって成形することもできる。
のコレットリング３４と弾性体リング６４との間に軸線
方向に移動可能に嵌装され、管４２が挿通可能なリング
状に設けられている。この傾斜リング５４は、テーパ内
面４０に対向してそのテーパ内面４０のテーパ角度より
も大きい角度で且つ継手本体内に奥側方向へ拡径するテ
ーパ外面５６を備えている。このテーパ外面５６によれ
ば、コレットリング３４が押し込まれた際には係止片３
８の先端部４８の端面に当接して係止片３８を外側へ反
らせるようにガイドでき、弾性体リング６４によって傾
斜リング５４が引き抜き方向へ押圧移動された際には係
止片３８をテーパ内面４０との間に挟み内側へ反らせる
ようにガイドできる。また、この傾斜リング５４は、係
止片３８が所定以上に内側へ反ることを阻止するようテ
ーパ外面５６の内周縁に係止片３８が所定範囲で内側に
反った際に係止片３８が当接する内周係止部６８を備え
ている。内周係止部６８は傾斜リング５４の内周縁が、
管の抜き抜き方向に延出して形成されている。内周係止
部６８の外径は、係止片３８がすぼまることのできる最
小径であり、この外径寸法は管４２の誤差を含む径寸法
に対応して適切に設定しておけばよい。本実施例の傾斜
リング５４は、絞り加工（プレス加工）により形成され
た金属板材であり、容易に製造することができる。な
お、使用条件に強度および耐久性等の諸仕様が適応でき
れば、合成樹脂材によって成形することもできる。
【００２６】次に、以上のような構成にかかる管継手を
用いる場合について説明する。継手本体１０内にコレッ
トリング３４側から管４２を挿入すると、管４２が、コ
レットリング３４の係止片３８を、その弾性力に抗しつ
つ管４２外壁面から離反するように押し広げながら移動
する。そして、管４２は、その先端が接続筒体部１２内
部に設けられた第１段差面２６に当接する所定位置まで
挿入し、若干引き抜き方向へ引っ張ることによって抜け
止めされる。詳細には、挿入位置から管４２を引っ張る
と、管４２とともにコレットリング３４が後方に移動
し、先端部４８がテーパ内面４０にガイドされて各係止
片３８が内側に反ることで挿入部３６が径方向に縮径さ
れ、爪部４６が、挿通された管４２の外壁にくい込み、
管４２が管継手に装着されるのである。
用いる場合について説明する。継手本体１０内にコレッ
トリング３４側から管４２を挿入すると、管４２が、コ
レットリング３４の係止片３８を、その弾性力に抗しつ
つ管４２外壁面から離反するように押し広げながら移動
する。そして、管４２は、その先端が接続筒体部１２内
部に設けられた第１段差面２６に当接する所定位置まで
挿入し、若干引き抜き方向へ引っ張ることによって抜け
止めされる。詳細には、挿入位置から管４２を引っ張る
と、管４２とともにコレットリング３４が後方に移動
し、先端部４８がテーパ内面４０にガイドされて各係止
片３８が内側に反ることで挿入部３６が径方向に縮径さ
れ、爪部４６が、挿通された管４２の外壁にくい込み、
管４２が管継手に装着されるのである。
【００２７】そして、継手本体１０内の奥側が高圧にな
ることで、弾性体リング６４が管の引き抜き方向に移動
されると、弾性体リング６４が、傾斜リング５４を管の
引き抜き方向へ押圧して移動させる。このように傾斜リ
ング５４が引き抜き方向へ押圧移動されると、係止片３
８の先端部４８がテーパ外面５６とテーパ内面４０との
間に挟まれた状態になり、図３に示すベクトルのように
力が作用して、係止片３８の先端部４８は内側へ反るよ
うにスライドする。詳細には、テーパ外面５６とテーパ
内面４０との間に挟圧された先端部４８に作用する反力
は、テーパ外面５６に作用する反力Ｆ１と、テーパ内面
４０とに作用する反力Ｆ２で表され、等しい。そして、
反力Ｆ１がテーパ外面５６に平行に作用する分力Ｆ３に
対して、反力Ｆ２がテーパ内面４０に平行に作用する分
力Ｆ４の方が大きい。また、分力Ｆ３に平行な分力Ｆ４
の分力Ｆ５は、分力Ｆ３よりも明らかに大きい。従っ
て、弾性体リング６４が管の引き抜き方向に移動されれ
ば、係止片３８はテーパ内面４０に沿って引き抜き方向
に移動すると同時に内側に反り、爪部４６が挿通された
管４２の外壁にくい込み、管４２が抜け出ることを阻止
できる。これは、反力Ｆ１、Ｆ２が軸線方向に作用して
おり、テーパ外面５６がテーパ内面４０のテーパ角度よ
りも大きい角度で継手本体１０内に奥側方向へ拡径して
いるためである。
ることで、弾性体リング６４が管の引き抜き方向に移動
されると、弾性体リング６４が、傾斜リング５４を管の
引き抜き方向へ押圧して移動させる。このように傾斜リ
ング５４が引き抜き方向へ押圧移動されると、係止片３
８の先端部４８がテーパ外面５６とテーパ内面４０との
間に挟まれた状態になり、図３に示すベクトルのように
力が作用して、係止片３８の先端部４８は内側へ反るよ
うにスライドする。詳細には、テーパ外面５６とテーパ
内面４０との間に挟圧された先端部４８に作用する反力
は、テーパ外面５６に作用する反力Ｆ１と、テーパ内面
４０とに作用する反力Ｆ２で表され、等しい。そして、
反力Ｆ１がテーパ外面５６に平行に作用する分力Ｆ３に
対して、反力Ｆ２がテーパ内面４０に平行に作用する分
力Ｆ４の方が大きい。また、分力Ｆ３に平行な分力Ｆ４
の分力Ｆ５は、分力Ｆ３よりも明らかに大きい。従っ
て、弾性体リング６４が管の引き抜き方向に移動されれ
ば、係止片３８はテーパ内面４０に沿って引き抜き方向
に移動すると同時に内側に反り、爪部４６が挿通された
管４２の外壁にくい込み、管４２が抜け出ることを阻止
できる。これは、反力Ｆ１、Ｆ２が軸線方向に作用して
おり、テーパ外面５６がテーパ内面４０のテーパ角度よ
りも大きい角度で継手本体１０内に奥側方向へ拡径して
いるためである。
【００２８】そして、内側に移動する係止片の先端部４
８は、テーパ外面５６の内周縁に管の抜き出し方向へ延
出された内周係止部６８に当接されて、係止片３８が所
定以上に内側へ反ることを阻止する。これにより、管４
２が所定以上に大きく変形することを防止し、管４２の
連結にかかるシール性を悪化させることを防止したり、
管４２内を流れる流体抵抗の増大を防止できる。また、
爪部４６が管４２に必要以上にくい込んで、コレットリ
ング３４の継手本体１０内へ挿入された挿入部３６が縮
径し過ぎることを防止でき、コレットリング３４と管４
２とが一体になった状態で抜け出ることを防止できる。
８は、テーパ外面５６の内周縁に管の抜き出し方向へ延
出された内周係止部６８に当接されて、係止片３８が所
定以上に内側へ反ることを阻止する。これにより、管４
２が所定以上に大きく変形することを防止し、管４２の
連結にかかるシール性を悪化させることを防止したり、
管４２内を流れる流体抵抗の増大を防止できる。また、
爪部４６が管４２に必要以上にくい込んで、コレットリ
ング３４の継手本体１０内へ挿入された挿入部３６が縮
径し過ぎることを防止でき、コレットリング３４と管４
２とが一体になった状態で抜け出ることを防止できる。
【００２９】次に、取り付けた管４２を管継手１０から
外す場合には、コレットリング３４を継手本体１０内に
押入すれば、傾斜リング５４のテーパ外面５６に係止片
３８の先端部４８の端面５８が当接し、係止片３８が外
側へ反るようにガイドされる。これにより、爪部４６の
管４２外壁への食い込みが解除されて、管４２を外すこ
とが可能となる。
外す場合には、コレットリング３４を継手本体１０内に
押入すれば、傾斜リング５４のテーパ外面５６に係止片
３８の先端部４８の端面５８が当接し、係止片３８が外
側へ反るようにガイドされる。これにより、爪部４６の
管４２外壁への食い込みが解除されて、管４２を外すこ
とが可能となる。
【００３０】（第２実施例）次に図４、図５に基づいて
第２実施例について説明する。なお、第１実施例と同一
の部材については第１実施例と同一の符号を付し、説明
を省略する。第１実施例と異なる部分は、ガイド筒体部
７０の内壁に形成された係止部７２と、傾斜リング７４
の形状である。係止部７２は、継手本体１０のガイド筒
体部７０の内壁に、傾斜リング５４の外周縁７６に当接
して、その傾斜リング５４が所定位置以上に管の引き抜
き方向へ移動することを阻止するように段差状に形成さ
れている。これにより、弾性体リング６４の移動によっ
て傾斜リング７４が押圧され、その傾斜リング７４の移
動でコレットリング３４が所定以上に引き抜き方向へ移
動されることを阻止し、係止片３８が所定以上に内側へ
反ることを阻止できる。
第２実施例について説明する。なお、第１実施例と同一
の部材については第１実施例と同一の符号を付し、説明
を省略する。第１実施例と異なる部分は、ガイド筒体部
７０の内壁に形成された係止部７２と、傾斜リング７４
の形状である。係止部７２は、継手本体１０のガイド筒
体部７０の内壁に、傾斜リング５４の外周縁７６に当接
して、その傾斜リング５４が所定位置以上に管の引き抜
き方向へ移動することを阻止するように段差状に形成さ
れている。これにより、弾性体リング６４の移動によっ
て傾斜リング７４が押圧され、その傾斜リング７４の移
動でコレットリング３４が所定以上に引き抜き方向へ移
動されることを阻止し、係止片３８が所定以上に内側へ
反ることを阻止できる。
【００３１】また、本実施例の傾斜リング７４も金属材
の絞り加工によって形成されおり、外周縁７６が管の抜
き出し方向へ延出された延出部であることで、傾斜リン
グ５４が変形することを好適に防止でき、傾斜リング７
４が所定位置以上に管４２の引き抜き方向へ移動するこ
とを確実に阻止することができる。なお、ガイド筒体部
７０の右端近傍には段差７８が形成されており、この段
差によってコレットリング３４が引き出ることを防止で
きる。
の絞り加工によって形成されおり、外周縁７６が管の抜
き出し方向へ延出された延出部であることで、傾斜リン
グ５４が変形することを好適に防止でき、傾斜リング７
４が所定位置以上に管４２の引き抜き方向へ移動するこ
とを確実に阻止することができる。なお、ガイド筒体部
７０の右端近傍には段差７８が形成されており、この段
差によってコレットリング３４が引き出ることを防止で
きる。
【００３２】以上の第１および第２の実施例では、爪部
４６が管４２の外壁に所定以上にくい込むことを防止す
る構成を別々に備えるものを説明したが、両者の構成を
備えるものでもよいのは勿論である。なお、上記実施例
の管継手は機器取り付け用として一端側に固定用の螺子
部を形成したものであるが、上記係止体の構成は、固定
用の管継手に限らず、中継用の管継手、エルボ、Ｔ形、
Ｙ形等の種々のタイプの管継手に同様に適用することが
可能であり、また、係止体のサイズや形状、例えば、係
止片や爪部の配設数等は適用する管継手に合わせて適宜
変更することができる。さらに、第１および第２の実施
例の接続筒体部１２を除く構成（ガイド筒体部、コレッ
トリング、傾斜リングおよび弾性リング）をセットにし
て、そのセットを、他の流体通路接続口に環状に延出さ
れたスリーブに外嵌し、圧入或いはかしめによって接続
する管継手として利用することもできる。以上、本発明
の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明は上
述の実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸脱
しない範囲でさらに多くの改変を施し得るのはもちろん
である。
４６が管４２の外壁に所定以上にくい込むことを防止す
る構成を別々に備えるものを説明したが、両者の構成を
備えるものでもよいのは勿論である。なお、上記実施例
の管継手は機器取り付け用として一端側に固定用の螺子
部を形成したものであるが、上記係止体の構成は、固定
用の管継手に限らず、中継用の管継手、エルボ、Ｔ形、
Ｙ形等の種々のタイプの管継手に同様に適用することが
可能であり、また、係止体のサイズや形状、例えば、係
止片や爪部の配設数等は適用する管継手に合わせて適宜
変更することができる。さらに、第１および第２の実施
例の接続筒体部１２を除く構成（ガイド筒体部、コレッ
トリング、傾斜リングおよび弾性リング）をセットにし
て、そのセットを、他の流体通路接続口に環状に延出さ
れたスリーブに外嵌し、圧入或いはかしめによって接続
する管継手として利用することもできる。以上、本発明
の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明は上
述の実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸脱
しない範囲でさらに多くの改変を施し得るのはもちろん
である。
【００３３】
【発明の効果】本発明の管継手によれば、管を連結する
ために管の外壁にくい込む爪部が内側へ突設されたコレ
ットリングと、爪部を管の外壁にくい込ませるために作
用するテーパ内面を備える継手本体と、管をシールして
軸線方向に移動可能な弾性体リングと、爪部による係止
を解除するために作用するテーパ外面を備える傾斜リン
グとによって形成されている。このように各部材に、管
を継手本体へ着脱するための機能を好適に分散させてい
るから、各部材の形状に関しては簡略化が可能である。
従って、本発明によれば、管継手の製造を容易化するこ
とが可能であり、絞り加工によって形成された金属材を
用いることも可能となるという著効を奏する。また、傾
斜リングには、爪部の内側への移動を規制するために作
用する内周係止部が設けられ、形状を複雑化することな
く、爪部の内側への移動も好適に規制でき、管が所定以
上に大きく変形することを防止できるという著効を奏す
る。
ために管の外壁にくい込む爪部が内側へ突設されたコレ
ットリングと、爪部を管の外壁にくい込ませるために作
用するテーパ内面を備える継手本体と、管をシールして
軸線方向に移動可能な弾性体リングと、爪部による係止
を解除するために作用するテーパ外面を備える傾斜リン
グとによって形成されている。このように各部材に、管
を継手本体へ着脱するための機能を好適に分散させてい
るから、各部材の形状に関しては簡略化が可能である。
従って、本発明によれば、管継手の製造を容易化するこ
とが可能であり、絞り加工によって形成された金属材を
用いることも可能となるという著効を奏する。また、傾
斜リングには、爪部の内側への移動を規制するために作
用する内周係止部が設けられ、形状を複雑化することな
く、爪部の内側への移動も好適に規制でき、管が所定以
上に大きく変形することを防止できるという著効を奏す
る。
【図１】本発明に係る管継手の第１実施例を示した断面
図。
図。
【図２】図１の管継手の一部を切り欠いた分解斜視図。
【図３】コレットリングの係止片の作動原理を説明する
原理説明図。
原理説明図。
【図４】本発明に係る管継手の第２実施例を示した断面
図。
図。
【図５】図４の管継手の一部を切り欠いた分解斜視図。
【図６】従来の管継手の一例を示す断面図。
１０ 継手本体 １２ 接続筒体部 １４ ガイド筒体部 ３４ コレットリング ３６ 挿入部 ３８ 係止片 ４０ テーパ内面 ４２ 管 ４６ 爪部 ４８ 先端部 ５４ 傾斜リング ５６ テーパ外面 ６４ 弾性体リング ６８ 内周係止部
Claims (9)
- 【請求項１】 管が挿入可能な継手本体と、 管が挿入可能な基本的に筒状をなし、該継手本体内へ軸
線方向に移動可能に一端側が挿入され、該挿入部は周方
向に複数に分割されて形成された複数の係止片に形成さ
れ、該係止片の内側に挿通された管の外壁にくい込む爪
部が突設されたコレットリングと、 前記継手本体の内壁に形成され、前記コレットリングを
引き抜く方向に移動した際に前記挿入部の係止片に外側
から当接して該挿入部が縮径するようにガイドする継手
本体内の奥側方向へ拡径するテーパ内面と、 前記継手本体内に嵌装され、該継手本体内の内周面と挿
入される管の外周面との間をシールし、継手本体内の奥
側が高圧になった際に管の引き抜き方向に移動する弾性
体リングと、 前記継手本体内の前記コレットリングと前記弾性体リン
グとの間に軸線方向に移動可能に嵌装され、管が挿通可
能なリング状に設けられ、該コレットリングが押し込ま
れた際には前記係止片の先端部に当接して該係止片を外
側へ反らせるようにガイドし、前記弾性リングによって
引き抜き方向へ押圧移動された際には前記係止片を前記
テーパ内面との間に挟み内側へ反らせるようにガイドす
べく、前記テーパ内面に対向して該テーパ内面のテーパ
角度よりも大きい角度で且つ継手本体内に奥側方向へ拡
径するテーパ外面を有し、前記係止片が所定以上に内側
へ反ることを阻止するよう前記テーパ外面の内周縁に前
記係止片が所定範囲で内側に反った際に前記係止片が当
接する内周係止部を備える傾斜リングとを具備すること
を特徴とする管継手。 - 【請求項２】 前記弾性体リングの移動によって傾斜リ
ングを介してコレットリングが所定以上に引き抜き方向
へ移動されることを阻止して前記係止片が所定以上に内
側へ反ることを阻止すべく、前記継手本体の内壁に、前
記傾斜リングの外周縁に当接して該傾斜リングが所定位
置以上に管の引き抜き方向へ移動することを阻止する係
止部を備えることを特徴とする請求項１記載の管継手。 - 【請求項３】 管が挿入可能な継手本体と、 管が挿入可能な基本的に筒状をなし、該継手本体内へ軸
線方向に移動可能に一端側が挿入され、該挿入部は周方
向に複数に分割されて形成された複数の係止片に形成さ
れ、該係止片の内側に挿通された管の外壁にくい込む爪
部が突設されたコレットリングと、 前記継手本体の内壁に形成され、前記コレットリングを
引き抜く方向に移動した際に前記挿入部の係止片に外側
から当接して該挿入部が縮径するようにガイドする継手
本体内の奥側方向へ拡径するテーパ内面と、 前記継手本体内に嵌装され、該継手本体内の内周面と挿
入される管の外周面との間をシールし、継手本体内の奥
側が高圧になった際に管の引き抜き方向に移動する弾性
体リングと、 前記継手本体内の前記コレットリングと前記弾性体リン
グとの間に軸線方向に移動可能に嵌装され、管が挿通可
能なリング状に設けられ、該コレットリングが押し込ま
れた際には前記係止片の先端部に当接して該係止片を外
側へ反らせるようにガイドし、前記弾性リングによって
引き抜き方向へ押圧移動された際には前記係止片を前記
テーパ内面との間に挟み内側へ反らせるようにガイドす
べく、前記テーパ内面に対向して該テーパ内面のテーパ
角度よりも大きい角度で且つ継手本体内に奥側方向へ拡
径するテーパ外面を有する傾斜リングと、 前記弾性体リングの移動によって傾斜リングを介してコ
レットリングが所定以上に引き抜き方向へ移動されるこ
とを阻止して前記係止片が所定以上に内側へ反ることを
阻止すべく、前記継手本体の内壁に、前記傾斜リングの
外周縁に当接して該傾斜リングが所定位置以上に管の引
き抜き方向へ移動することを阻止する係止部を備えるこ
とを特徴とする管継手。 - 【請求項４】 前記傾斜リングが金属材の絞り加工によ
って形成され、外周縁に管の抜き出し方向へ延出された
延出部を有することを特徴とする請求項２または３記載
の管継手。 - 【請求項５】 前記継手本体が、他の流体通路に接続可
能なネジ部を有する接続筒体部と、前記テーパ内面を備
えるガイド筒体部とが連結されて形成されていることを
特徴とする請求項１、２、３または４記載の管継手。 - 【請求項６】 前記接続筒体部には前記螺子部の反対側
に環状に延出されたスリーブ部が設けられ、該スリーブ
部に外嵌して前記ガイド筒体部が連結され、該スリーブ
部の端面と該ガイド筒体部の内壁面との間に軸線方向に
移動可能に前記傾斜リングが嵌装され、前記弾性体リン
グが前記接続筒体部の開口端側の拡径部内に嵌装されて
いることを特徴とする請求項５記載の管継手。 - 【請求項７】 前記接続筒体部と前記ガイド筒体部とが
金属材によって形成されており、該ガイド筒体部が外嵌
することで接続筒体部に連結されていることを特徴とす
る請求項６記載の管継手。 - 【請求項８】 前記継手本体が、他の流体通路の接続口
に環状に延出されたスリーブ部に外嵌して連結可能に設
けられていることを特徴とする請求項１、２、３または
４記載の管継手。 - 【請求項９】 前記ガイド筒体部は、絞り加工によって
形成された金属材からなること特徴とする請求項７また
は８記載の管継手。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6328261A JP2706629B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 管継手 |
| AU40511/95A AU675759B2 (en) | 1994-12-28 | 1995-12-18 | A tube joint |
| EP95309296A EP0719972B1 (en) | 1994-12-28 | 1995-12-20 | A tube joint |
| DE69520264T DE69520264T2 (de) | 1994-12-28 | 1995-12-20 | Rohrverbindung |
| KR1019950058788A KR0184678B1 (ko) | 1994-12-28 | 1995-12-27 | 관 죠인트 |
| SG1995002365A SG43704A1 (en) | 1994-12-28 | 1995-12-27 | A tube joint |
| CN95120945A CN1048795C (zh) | 1994-12-28 | 1995-12-28 | 管接头 |
| US08/580,394 US5758905A (en) | 1994-12-28 | 1995-12-28 | Tube joint |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6328261A JP2706629B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 管継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08178157A true JPH08178157A (ja) | 1996-07-12 |
| JP2706629B2 JP2706629B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=18208251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6328261A Expired - Lifetime JP2706629B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 管継手 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5758905A (ja) |
| EP (1) | EP0719972B1 (ja) |
| JP (1) | JP2706629B2 (ja) |
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| CN (1) | CN1048795C (ja) |
| AU (1) | AU675759B2 (ja) |
| DE (1) | DE69520264T2 (ja) |
| SG (1) | SG43704A1 (ja) |
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| KR20180047945A (ko) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 현대자동차주식회사 | 퀵 커넥터 |
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-
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- 1994-12-28 JP JP6328261A patent/JP2706629B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-12-18 AU AU40511/95A patent/AU675759B2/en not_active Expired
- 1995-12-20 DE DE69520264T patent/DE69520264T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-20 EP EP95309296A patent/EP0719972B1/en not_active Expired - Lifetime
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- 1995-12-27 KR KR1019950058788A patent/KR0184678B1/ko not_active IP Right Cessation
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