JPH10246242A - 連結部材 - Google Patents

連結部材

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JPH10246242A
JPH10246242A JP10042758A JP4275898A JPH10246242A JP H10246242 A JPH10246242 A JP H10246242A JP 10042758 A JP10042758 A JP 10042758A JP 4275898 A JP4275898 A JP 4275898A JP H10246242 A JPH10246242 A JP H10246242A
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diaphragm
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マテイアス・ガイスリンゲル
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 その材料及び構成に固有の特性を完全に利用
した際に、その組立及び解体のしやすさの点で優れてい
る、連結部材を提供する。 【解決手段】 機関側出力フランジ１と変速機側駆動フ
ランジ２との間のトルクを伝達する駆動結合を行なう連
結部材３は、中間管部分４及び端面側ダイヤフラム部分
５，６、出力又は駆動フランジ１，２に取付けるための
接続縁７，８を有し、かつダイヤフラム及び管部分は、
繊維強化合成物質からなる。管部分４は、軸に対して垂
直な分離平面Ｔに沿って、２つの管区間４１，４２に切
離されており、かつ両方の管区間は、外方へ突出するフ
ランジ縁９，１０を介して互いにねじ止めされており、
変速機側ダイヤフラム部分６は、頭付きねじ１３によっ
て駆動フランジ２に、かつ機関側ダイヤフラム部分５
は、頭付きねじ１２によって出力フランジ１に、固定的
にねじ止めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間管部分及び端
面側ダイヤフラム部分が設けられており、その際、ダイ
ヤフラム部分が、出力又は駆動フランジにねじ取付けす
るための接続縁を有し、かつダイヤフラム及び管部分
が、繊維強化合成物質からなる、機関側出力フランジと
変速機側駆動フランジとの間のトルクを伝達する駆動結
合を行なう連結部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】管及びダイヤフラム部分からなる連結部
材は、ほとんどの場合、軸クラッチの両方の半部分の間
の結合要素として、又は直接軸部分として、駆動系列内
に使用され、かつそのねじり強度のために支障ないトル
ク伝達を保証するだけでなく、そのダイヤフラム部分の
変形能力のために互いに連結すべき駆動部分のずれ補償
をも可能にし、その際、要求に応じて種々のダイヤフラ
ム及び管部分の形が可能であり、かつ管部分及びダイヤ
フラム部分は、個別片としてあらかじめ製造されるか、
又はユニット連結部材として製造することができる（オ
ーストリア国特許第３９１，３５５号明細書、オースト
リア国特許第３９５，９００号明細書、オーストリア国
特許第３９５，９０１号明細書、オーストリア国特許第
３５９，６３９号明細書及びオーストリア国特許第４０
１，９６３号明細書）。ただしこれら連結部材は、とり
わけ高度の弾性の要求の際、相応して所要場所に結び付
いているので、狭くなった場所状態における、例えば機
関と変速機との間の曲げ弾性的な駆動結合を行なう船舶
の駆動装置におけるその使用は、しばしば困難であり、
かつそれどころか取付けのために変速機の分解を要し、
このことは、この使用を基本的に問題にする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】それ故に本発明の課題
は、その材料及び構成に固有の特性を完全に利用した際
に、その組立及び解体のしやすさの点で優れている、初
めに述べたような連結部材を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を次
のようにして解決する。すなわちダイヤフラム部分が、
外周範囲において管部分に取付けられており、かつ内周
範囲において接続縁を形成しており、管部分が、軸に対
して垂直な分離平面に沿って、２つの管区間に切離され
ており、かつ両方の管区間が、外方へ突出するフランジ
縁を介して互いにねじ止めされており、かつなるべく変
速機側ダイヤフラム部分が、外側から頭付きねじによっ
て所属の駆動フランジに、かつ機関側ダイヤフラム部分
が、内側から頭付きねじによって所属の出力フランジ
に、固定的にねじ止めすることができる。ダイヤフラム
部分の外周に取付けられた管部分によって、ダイヤフラ
ム部分は、その半径方向内側にある接続縁にもかかわら
ず、曲げ弾性に関する所望の要求を満たすために、十分
に大きな寸法にすることができ、その際、ダイヤフラム
部分の波型のプロファイル及び外方に向かって減少する
壁厚が提供される。さらに相応して大きな管部分直径に
よって、連結部材内に十分な中空空間が形成され、この
中空空間は、内側から取付けねじを置くことを可能にす
る。その上さらに管部分が、２つの軸線方向管区間に切
離されており、かつ部分が、外側からねじ止め可能であ
る場合、少なくとも一方の管区間が、所属のダイヤフラ
ム部分を介しかつ外側からアクセス可能な頭付きねじに
よって、所属のフランジに取付けられていれば、連結部
材は、区間ごとに組立又は解体することができる。ほと
んどの場合、変速機側において、機関側よりも大きな自
由空間が存在し、ここにおいて過給装置、フィルタ装置
等のような収容すべき機関付属品のため、相応する場所
の欠乏が存在し、かつ出力フランジの軸のすぐ近くに存
在するフライホイールに基づいて、取付けねじを置く余
地はほとんど残っていないので、なるべく変速機側の連
結部材取付けは、外側からアクセス可能である。したが
ってこの時、駆動フランジの範囲における頭付きねじ及
び両方の管区間の間の結合ねじをねじ外しした後に、変
速機側の管区間を、所属のダイヤフラム部分とともに機
関側の管区間から取り外し、かつそれ自体解体する可能
性が存在し、このことは、連結部材全体に対してこの連
結部材部分の相応して小さい寸法のためわけなく可能で
あり、それからこの時、他方の管区間の中空空間がアク
セスでき、かつ機関側のダイヤフラム部分のフランジ取
付けのために頭付きねじがねじ外しできるので、第２の
管区間も、接続されたダイヤフラム部分とともに困難な
く解体することができる。連結部材の組立又は挿入は、
まず一方の、ほとんどの場合機関側の管区間をそのダイ
ヤフラム部分とともに内側から出力フランジにねじ止め
し、それから変速機側の管区間をそのダイヤフラム部分
とともに加え、かつ管区間を互いに、かつダイヤフラム
部分を駆動フランジに外側からねじ止めすることによっ
て、逆の様式で行なわれる。ダイヤフラム部分自体は、
この解体によって手を付けられておらず、かつその曲げ
弾性及びねじり能力において害を受けず、かつ管部分に
対して管区間の分割及びフランジ縁を介する相互の結合
によって、トルク伝達に役立つ補強が行なわれる。分離
平面は、その都度の組込み状態にしたがってその軸線方
向位置について最適化することができ、その際、ほとん
どの場合、中央の分離は、完全に目標に至り、かつ両方
の連結部材半部分の同一の構成を可能にする。
【０００５】ダイヤフラム部分及び接続された管区間
を、それぞれ個別部分としてあらかじめ製造し、かつ続
いて接着又はねじ止めにより構造ユニットになるように
結合することは、それ自体全く可能である。しかし管区
間が、ダイヤフラム部分とともに、合理的に製造可能で
ありかつ容易に取扱うことができるそれぞれ１つのユニ
ット構成部分を形成していると、目的に合っている。
【０００６】管区間が、フランジ縁の方へ円錐形に先細
になっているので、一方において外側に突出したフラン
ジ縁が、半径方向にダイヤフラム部分の外周範囲を越え
て突出する必要はなく、かつ他方において管区間の円錐
形により補強作用が達成され、それにより管部分にとっ
て比較的薄い一様な壁厚で十分であると望ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】図面において、軸線方向断面によ
り概略的に、本発明による連結部材の実施例が詳細に図
解されている。
【０００８】機関側の出力フランジ１と変速機側の駆動
フランジ２との間の駆動結合のために、中間管部分４及
び端面側ダイヤフラム部分５、６を備えたねじりに対し
て剛体であるが曲げに対して弾性的な連結部材３が設け
られており、その際、管部分４及びダイヤフラム部分
５、６は、繊維強化合成物質からなる。
【０００９】連結部材３を狭い場所状態の際にも良好に
取付け可能にするために、ダイヤフラム部分５、６は、
内周範囲において、駆動及び出力フランジ１、２にねじ
取付けするためにそれぞれ１つの接続縁７、８を形成し
ており、かつ外周範囲において管部分４に移行してお
り、この管部分は、他方において軸に対して垂直な分離
平面Ｔに沿って、２つの管区間４１、４２に切離されて
いる。これら両方の管区間４１、４２は、分離平面Ｔに
向かって円錐形に先細になっており、かつ周にわたって
分配された取付けねじ１１により、外方へ突出するフラ
ンジ縁９、１０を介して互いにねじ止めされている。所
属の駆動又は出力フランジ１、２にダイヤフラム部分
５、６を接続するために、頭付きねじ１２、１３が設け
られており、これらのうち変速機側の頭付きねじ１３は
外側から、かつ機関側の頭付きねじ１２は内側から置か
れており、かつそれぞれのダイヤフラム部分５、６の接
続縁７、８を、出力フランジ１と接続縁７を内側におい
て回りからつかむ圧力リング１４との間、又は駆動フラ
ンジ２と接続縁８を内側において回りからつかむフラン
ジリング１５との間に締付ける。
【００１０】外形輪郭Ｋによって暗示された機関のため
の突出した付属部分に基づいて、狭い組込み状態が存在
する場合、連結部材３は、組立又は解体のために分解す
ることができ、かつ区間ごとに組込み又は取り外すこと
ができる。このようにして解体のためにまず管区間４２
が、取付けねじ１１及び頭付きねじ１３のねじ外しによ
ってそれ自体単独で駆動フランジ２又は機関側管区間４
１から外され、かつ取り除くことができ、それから頭付
きねじ１２が、内側からねじ外すことができ、かつ機関
側の管区間４１が取り除くことができ、このことは、相
応して狭い自由空間の際にも可能である。それから組立
のため、逆の順序でまず機関側の管区間４１を、ダイヤ
フラム部分５とともに頭付きねじ１２によって内側から
出力フランジ１に取付けるだけでよいので、続いて変速
機側の管区間４２が挿入され、かつ一方においてすでに
固定された管区間４１に、他方において駆動フランジ２
に外側からねじ止めすることが可能であり、かつ連結部
材３は、正規に組込まれている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるクラッチ部材の実施例を示す概略
的軸線方向断面図である。
【符号の説明】
１ 出力フランジ ２ 駆動フランジ ３ 連結部材 ４ 管部分 ５ ダイヤフラム部分 ６ ダイヤフラム部分 ７ 接続縁 ８ 接続縁 ９ フランジ縁 １０ フランジ縁 １１ 取付けねじ １２ 頭付きねじ １３ 頭付きねじ ４１ 管区間 ４２ 管区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591258196 ドクトル・インジエニエール・ガイスリン ゲル・ウント・コンパニー・シユヴイング ングステヒニク・ゲゼルシヤフト・ミツ ト・ベシユレンクテル・ハフツング ＤＲ．ＩＮＧ．ＧＥＩＳＬＩＮＧＥＲ ＆ ＣＯ． ＳＣＨＷＩＮＧＵＮＧＳＴＥＣ ＨＮＩＫ ＧＥＳＥＬＬＳＣＨＡＦＴ Ｍ ＩＴ ＢＥＳＣＨＲＡＮＫＴＥＲ ＨＡＦ ＴＵＮＧ オーストリア国ハルヴアング／ザルツブル ク・ハルヴアンゲル・ランデスシユトラー セ３ (72)発明者 マテイアス・ガイスリンゲル オーストリア国ザルツブルク・ルードヴイ ヒ・リヒテルシユトラーセ４アー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 中間管部分及び端面側ダイヤフラム部分
    が設けられており、その際、ダイヤフラム部分が、出力
    又は駆動フランジにねじ取付けするための接続縁を有
    し、かつダイヤフラム及び管部分が、繊維強化合成物質
    からなる、機関側出力フランジと変速機側駆動フランジ
    との間のトルクを伝達する駆動結合を行なう連結部材に
    おいて、ダイヤフラム部分（５，６）が、外周範囲にお
    いて管部分（４）に取付けられており、かつ内周範囲に
    おいて接続縁（７，８）を形成しており、管部分（４）
    が、軸に対して垂直な分離平面（Ｔ）に沿って、２つの
    管区間（４１，４２）に切離されており、かつ両方の管
    区間（４１，４２）が、外方へ突出するフランジ縁
    （９，１０）を介して互いにねじ止めされており、かつ
    なるべく変速機側ダイヤフラム部分（６）が、外側から
    頭付きねじ（１３）によって所属の駆動フランジ（２）
    に、かつ機関側ダイヤフラム部分（５）が、内側から頭
    付きねじ（１２）によって所属の出力フランジ（１）
    に、固定的にねじ止めすることができることを特徴とす
    る、連結部材。
  2. 【請求項２】 管区間（４１，４２）が、ダイヤフラム
    部分（５，６）とともに、それぞれ１つのユニット構成
    部分を形成していることを特徴とする、請求項１記載の
    連結部材。
  3. 【請求項３】 管区間（４１，４２）が、フランジ縁
    （９，１０）の方へ円錐形に先細になっていることを特
    徴とする、請求項１又は２記載の連結部材。
JP04275898A 1997-02-04 1998-01-21 連結部材 Expired - Lifetime JP4099805B2 (ja)

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