JPH1024525A - ガラス不織布基材積層板の製造法 - Google Patents

ガラス不織布基材積層板の製造法

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JPH1024525A
JPH1024525A JP18022496A JP18022496A JPH1024525A JP H1024525 A JPH1024525 A JP H1024525A JP 18022496 A JP18022496 A JP 18022496A JP 18022496 A JP18022496 A JP 18022496A JP H1024525 A JPH1024525 A JP H1024525A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
glass nonwoven
pressure
substrate
woven fabric
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Application number
JP18022496A
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English (en)
Inventor
Masayuki Ushida
雅之 牛田
Tatsu Sakaguchi
達 坂口
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1024525A publication Critical patent/JPH1024525A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/022Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates

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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基材としてガラス不織布のみを使用した積層板
を製造するに当たって、カスレやボイドの抑制ととも
に、端ダレおよび基材切れ防止する。 【解決手段】ガラス不織布基材として、120℃におけ
る引張り強度が単位重量100g/m2換算で2kgf/cm
以上のものを選択し、ガラス不織布基材の樹脂含有率を
35重量%以上にする。エポキシ樹脂を含浸したこのよ
うなガラス不織布の層を加熱加圧成形して積層板を製造
する。加熱加圧成形は、40〜60kgf/cm2の圧力で実
施し、また、その作業雰囲気を減圧にすることが望まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、基材としてガラス不織
布のみを使用した積層板の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス不織布基材は、コンポジッ
ト積層板(CEM−3積層板)の芯材として用いられて
きたが、近年になって、多層プリント回路板の内層回路
板の基材として用いられる場合もでてきた。熱硬化性樹
脂を含浸したガラス不織布基材のみからなる層の両面に
銅箔を配置して加熱加圧成形し、ガラス不織布基材積層
板とするような場合である。この積層板の表面の銅箔を
エッチングして回路を形成し、内層回路板とする。基材
としてガラス不織布のみを使用した上記のような積層板
は、CEM−3積層板用のガラス不織布基材を流用して
製造されているが、基材がガラス不織布のみからなるこ
とに起因して、成形性が悪く、カスレやボイドが発生す
るという問題がある。この問題を解決するため、ガラス
不織布基材にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸乾燥
してプリプレグを調製する段階で、乾燥度合いを若干少
なくして、成形時の樹脂流れを多くする方法がある。し
かし、この方法では、基材切れや端ダレ(積層板周囲の
厚さが薄くなる現象)を誘発することもあり、この技術
だけではカスレやボイドの発生を十分に抑制できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、基材としてガラス不織布のみを使用した積
層板を製造するに当たって、カスレやボイドの抑制とと
もに、端ダレおよび基材切れ防止することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る方法では、ガラス不織布基材として特定の
強度を有するものを選定し、ガラス不織布に含浸する熱
硬化性樹脂の含有率を特定する。すなわち、ガラス不織
布基材として、120℃における引張り強度が単位重量
100g/m2換算で2kgf/cm以上のものを選択する。
そして、ガラス不織布基材の樹脂含有率を35重量%以
上にする。
【0005】ガラス不織布は、ガラス繊維同士を熱硬化
性樹脂等からなるバインダで結着することにより構成さ
れており、加熱加圧成形時にバインダが軟化してガラス
不織布基材の引張り強度が低下すると基材破壊である基
材切れが発生する。ガラス不織布基材の1cm幅当たりの
引張り強度を上記のように特定することにより、基材切
れを抑制することができる。また、カスレおよびボイド
の発生は、積層成形時の樹脂流れに起因するものの、ガ
ラス不織布基材の樹脂含有率と相関関係があり、樹脂含
有率が多くなる程樹脂の充填性が増し、カスレおよびボ
イドの抑制が容易になる。このような観点から、脂含有
率を35重量%以上にする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る方法においては、熱
硬化性樹脂を含浸したガラス不織布基材の層は、ガラス
不織布1枚からなっているものと複数枚からなっている
ものの両方をその概念に含む。また、積層板は、表面に
銅箔等の金属箔が一体化されている金属箔張り積層板も
その概念に含む。
【0007】熱硬化性樹脂を含浸したガラス不織布基材
の層の加熱加圧成形は、40〜60kgf/cm2の圧力で実
施することが望ましい。カスレおよびボイドを抑制しつ
つ、基材切れの発生を抑制する効果が一層顕著になる。
また、加熱加圧成形の作業雰囲気を減圧にすると、ガラ
ス不織布に含浸した樹脂中の残留揮発分の除去がしやす
くなり、カスレや微少ボイドを抑制する効果が一層顕著
になる。
【0008】
【実施例】以下に説明する例では、ガラス不織布基材と
して、ガラス繊維同士をエポキシバインダで結着した電
気絶縁用のガラス不織布a〜cを使用した。単位重量1
00g/m2換算での各ガラス不織布の120℃におけ
る引張り強度(換算熱時強度)は、表1に示すとおりで
ある。各ガラス不織布の単位重量も併せて示した。尚、
引張り強度の単位重量100g/m2換算は、比例計算
で行なった。例えば、単位重量41g/m2のガラス不
織布の実際の引張り強度がZであるとすると、単位重量
100g/m2換算の引り強度は、(Z×100÷4
1)で計算される。また、換算熱時強度の調整は、バイ
ンダ付着量を増減することにより行なった。
【0009】
【表1】
【0010】また、以下に説明する例では、ガラス不織
布基材に含浸する樹脂ワニスとして、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂ワニスを採用した。しかし、これは、熱
硬化性樹脂をエポキシ樹脂に限定することを意味するも
のではない。ガラス不織布基材に含浸する樹脂ワニスに
は、必要に応じて充填材を配合した。以下に説明する充
填材を配合した例では、充填材として水酸化アルミニウ
ムとタルクを等量で使用した。ガラス不織布基材に樹脂
ワニスを含浸乾燥してプリプレグを調製するに当たり、
プリプレグ全重量に占めるガラス不織布基材の重量をい
ずれも10%になるように調整した。さらに、積層板表
面に一体化する銅箔として、厚さ35μ電解銅箔を使用
した。
【0011】実施例1 充填材を配合しない樹脂ワニスをガラス不織布aに含浸
乾燥し、樹脂含有率90重量%のプリプレグを調製し
た。これを所定枚数重ね、その両表面には銅箔を配置し
て、圧力40kgf/cm2で加熱加圧成形して厚さ1.2mm
のガラス不織布基材積層板を得た。
【0012】実施例2 樹脂/充填材の固形重量比が5/4になるように充填材
を配合したワニスをガラス不織布aに含浸乾燥し、樹脂
含有率50重量%のプリプレグを調製した。これを所定
枚数重ね、その両表面には銅箔を配置して、圧力40kg
f/cm2で加熱加圧成形して厚さ1.2mmのガラス不織布
基材積層板を得た。
【0013】実施例3 樹脂/充填材の固形重量比が4/5になるように充填材
を配合したワニスをガラス不織布aに含浸乾燥し、樹脂
含有率40重量%のプリプレグを調製した。これを所定
枚数重ね、その両表面には銅箔を配置して、圧力40kg
f/cm2で加熱加圧成形して厚さ1.2mmのガラス不織布
基材積層板を得た。
【0014】実施例4 樹脂/充填材の固形重量比が7/11になるように充填
材を配合したワニスをガラス不織布aに含浸乾燥し、樹
脂含有率35重量%のプリプレグを調製した。これを所
定枚数重ね、その両表面には銅箔を配置して、圧力40
kgf/cm2で加熱加圧成形して厚さ1.2mmのガラス不織
布基材積層板を得た。
【0015】実施例5 実施例2において、加熱加圧成形の圧力を60kgf/cm2
にして、厚さ1.2mmのガラス不織布基材積層板を得
た。
【0016】実施例6 実施例2において、加熱加圧成形の圧力を20kgf/cm2
にして、厚さ1.2mmのガラス不織布基材積層板を得
た。
【0017】実施例7 実施例2において、加熱加圧成形の圧力を80kgf/cm2
にして、厚さ1.2mmのガラス不織布基材積層板を得
た。
【0018】実施例8 実施例4において、加熱加圧成形の作業雰囲気を−60
0mmHg以上の減圧にし、厚さ1.2mmのガラス不織布基
材積層板を得た。
【0019】実施例9 実施例2において、ガラス不織布aの代わりにガラス不
織布bを使用し、厚さ1.2mmのガラス不織布基材積層
板を得た。
【0020】比較例1 樹脂/充填材の固形重量比が5/4になるように充填材
を配合したワニスをガラス不織布cに含浸乾燥し、樹脂
含有率50重量%のプリプレグを調製した。これを所定
枚数重ね、その両表面には銅箔を配置して、圧力40kg
f/cm2で加熱加圧成形して、厚さ1.2mmのガラス不織
布基材積層板を得た。
【0021】比較例2 樹脂/充填材の固形重量比が1/2になるように充填材
を配合したワニスをガラス不織布aに含浸乾燥し、樹脂
含有率30重量%のプリプレグを調製した。これを所定
枚数重ね、その両表面には銅箔を配置てし、圧力40kg
f/cm2で加熱加圧成形して、厚さ1.2mmのガラス不織
布基材積層板を得た。
【0022】表2に、実施例1〜8および比較例1,2
により得た積層板のカスレ等の外観評価結果を示す。表
中の「○」、「△」、「×」、「*」の各評価は、以下
の意味で使用している。 ○:なし △:問題ない程度に発生 ×:不良 *:板厚バラツキ有り
【0023】
【表2】
【0024】実施例2,9および比較例1より、ガラス
不織布基材の熱時引張り強度は最低でも2kgf/cm以上
必要であることがわかる。実施例1〜4および比較例2
より、樹脂含有率が35%以上であればガラス不織布基
材積層板のボイドおよびカスレの発生を防止できること
もわかる。実施例2,5〜7より、加熱加圧成形の圧力
は40〜60kgf/cm2が好ましいことがわかる。基材切
れについては、耐熱性のあるバインダを使用したガラス
不織布基材等でも対策できるが、端ダレ等には効果が薄
い。また、実施例4,8を比較して、加熱加圧成形時に
その作業雰囲気を減圧にすることにより、ボイド発生を
効果的に防止できることを理解できる。これは、減圧雰
囲気によりプリプレグ中の残留揮発分が除去されること
に起因すると考えられる。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る製造法では、
カスレやボイド、基材切れや端ダレのない不織布基材積
層板を提供できる。加熱加圧成形の圧力を40〜60kg
f/cm2にすれば、カスレおよびボイドを抑制しつつ、基
材切れの発生を抑制する効果が一層顕著になる。また、
加熱加圧成形の作業雰囲気を減圧にすると、ガラス不織
布に含浸した樹脂中の残留揮発分の除去がしやすくな
り、カスレや微少ボイドを抑制する効果が一層顕著にな
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材がガラス不織布のみからなり、熱硬化
    性樹脂を含浸した当該ガラス不織布基材の層を加熱加圧
    成形する積層板の製造において、 上記基材の120℃における引張り強度が単位重量10
    0g/m2換算で2kgf/cm以上であり、 上記基材の樹脂含有率が35重量%以上であることを特
    徴とするガラス不織布基材積層板の製造法。
  2. 【請求項2】加熱加圧成形の圧力が40〜60kgf/cm2
    であることを特徴とする請求項1記載のガラス不織布基
    材積層板の製造法。
  3. 【請求項3】加熱加圧成形の作業雰囲気を減圧にするこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のガラス不織布基材
    積層板の製造法。
JP18022496A 1996-07-10 1996-07-10 ガラス不織布基材積層板の製造法 Pending JPH1024525A (ja)

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